JP2537259Y2 - テープ用ガイドローラの位置調整装置 - Google Patents

テープ用ガイドローラの位置調整装置

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JP2537259Y2
JP2537259Y2 JP5832390U JP5832390U JP2537259Y2 JP 2537259 Y2 JP2537259 Y2 JP 2537259Y2 JP 5832390 U JP5832390 U JP 5832390U JP 5832390 U JP5832390 U JP 5832390U JP 2537259 Y2 JP2537259 Y2 JP 2537259Y2
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guide roller
shaft
bearing
nut
tape
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JP5832390U
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JPH0416637U (ja
Inventor
正治 緒方
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フォステクス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、テープのガイドローラの位置調整機構に関
する。
(従来の技術) 次に図面を用いて従来例を説明する。第2図は従来例
の一例として磁気テープのガイドローラの位置調整装置
を説明する断面構成図である。
図において、1は装置のベース、2はベース上に立設
されたシャフトである。このシャフト2の上端面にはめ
ねじ穴2aが形成されている。
3は下端部がベース1と当接し、シャフト2に嵌装さ
れた予圧スプリングである。
4は走行するテープ5が当接するガイドローラであ
る。このガイドローラ4の外筒面には、フランジ4aが形
成され、走行するテープ5の上下方向に移動を規制する
ようになっている。そして、内筒面の上部及び下部には
大径部分4b,4c、略中央部には小径部分4dが段差状に形
成されている。更に、外筒面の上部にはねじ部4eが形成
されている。
6は内輪にシャフト2が挿通し、内輪の下面には予圧
スプリング3が押圧し、外輪の上面はガイドローラ4の
小径部4dの下側段差壁面に当接し、ガイドローラ4を回
転可能に支持する第1のベアリングである。
また、7は内輪にシャフト2が挿通し、内輪の下面が
ガイドローラ4の小径部4dの上側段差壁面に当接し、ガ
イドローラ4を回転可能に支持する第2のベアリングで
ある。
尚、第1及び第2のベアリング6,7の内輪とシャフト
2との嵌合は、隙間ばめとなっている。
8はシャフト2のめねじ穴2aに螺合し、ワッシャ9及
びスリーブ10を介して第2のベアリング7の内輪を押圧
するねじである。
11はガイドローラ4のねじ部4eに螺合するキャップで
ある。
次に、上記構成の作動を説明する。予圧スプリング3
は第1のベアリング6の内輪を上方向に付勢している。
よって、この付勢力は外輪に伝達され、外輪はガイドロ
ーラ4の小径部4dの下側段差壁面を上方向に押圧する。
よって、ガイドローラ4は上方に付勢され、スリーブ10
を介してワッシャ9がねじ8の頭に当接するまで、移動
する。
一方、ねじ8を締める/緩めることにより、ねじ8の
頭の位置が上下方向に移動する。
よって、ねじ8の締め具合を調節することにより、ガ
イドローラ4の上下方向の位置調整を行うことができ
る。
(考案が解決しようとする課題) 上記構成の従来例において、ねじ8は振動により、緩
みやすく、一旦調整したガイドローラ4の位置が再び移
動してしまう。よって、接着剤等によりねじを固着し、
緩み止めを行わなければならないという問題点がある。
また、ガイドローラ4の外筒面上部に、ねじ部4eを形
成しなければならないが、このねじ加工が非常に困難で
あるという問題点もある。
更に、このねじ部4eに螺合するキャップ11も振動等に
より緩んでしまうという問題点がある。
一方、このほかにもさまざまな構造があるが、いずれ
も部品点数が多く、コストが高く、ガイドローラの位置
調整後の固定が不十分であるという問題点がある。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目
的は、加工が簡単で、簡単な構造で、しかも、位置調整
後の振動による移動を禁止できるテープ用ガイドローラ
の位置調整装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決する本考案は、ベース上に立設され、
円筒面の上部にはおねじ部が形成され、上端面には前記
おねじ部よりもピッチの小さなめねじ穴が形成されたシ
ャフトと、下端部が前記ベースと当接し、前記シャフト
に嵌装された予圧スプリングと、外筒面はテープに当接
し、走行するテープの上下方向に移動を規制し、内筒面
の上部及び下部には大径部分、略中央部には小径部分が
段差状に形成されたフランジ付ガイドローラと、 内輪に前記シャフトが挿通し、内輪の下面には前記予
圧スプリングが押圧し、外輪の上面は前記ガイドローラ
の小径部の下側段差壁面に当接し、前記ガイドローラを
回転可能に支持する第1のベアリングと、内輪に前記シ
ャフトが挿通し、内輪の下面が前記ガイドローラの小径
部の上側段差壁面に当接し、前記ガイドローラを回転可
能に支持する第2のベアリングと、前記シャフトのおね
じ部に螺合し、下面が前記第2のベアリングの内輪を押
圧し、前記ガイドローラの上方向の移動規制用のナット
と、前記シャフトのめねじ穴に螺合するおねじ部を有
し、前記ナットの上面を押圧するキャップと、からなる
ものである。
(作用) 本考案のテープ用ガイドローラの位置調整装置におい
て、ナットの締め具合を調整することにより、ガイドロ
ーラは上下方向に移動する。
また、ナットはピッチの異なるキャップによって押圧
されているので、緩みにくい。
(実施例) 次に図面を用いて本考案の一実施例を説明する。第1
図は本考案の一実施例を説明するテープのガイドローラ
の位置調整装置を説明する断面構成図である。
図において、21は装置のベース、22はベース上に立設
されたシャフトである。このシャフト22の円筒面の上部
にはおねじ部22aが形成されている。更に、このシャフ
ト22の上端面にはめねじ穴22bが形成されている。そし
て、めねじ穴22bのねじのピッチは、おねじ部22aのねじ
のピッチよりも小さく設定されている。
23は下端部がベース21と当接し、シャフト22に嵌装さ
れた予圧スプリングである。
24は走行するテープ25が当接するガイドローラであ
る。このガイドローラ24の外筒面には、フランジ24aが
形成され、走行するテープ25の上下方向に移動を規制す
るようになっている。そして、内筒面の上部及び下部に
は大径部分24b,24c、略中央部には小径部分24dが段差状
に形成されている。
26は内輪にシャフト22が挿通し、内輪の下面には予圧
スプリング23が押圧し、外輪の上面はガイドローラ24の
小径部24dの下側段差壁面に当接し、ガイドローラ24を
回転可能に支持する第1のベアリングである。
また、27は内輪にシャフト22が挿通し、内輪の下面が
ガイドローラ24の小径部24dの上側段差壁面に当接し、
ガイドローラ24を回転可能に支持する第2のベアリング
である。
尚、第1及び第2のベアリング26,27の内輪とシャフ
ト22との嵌合は、隙間ばめとなってる。
28はシャフト22のおねじ部22aに螺合し、下面が第2
のベアリング27の内輪を押圧し、ガイドローラ24の上方
向の移動を規制するナットである。
29はシャフト22のめねじ穴22bに螺合するおねじ部29a
が形成され、ワッシャ30を介して、ナット28の上面を押
圧するキャップである。
次に、上記構成の作動を説明する。予圧スプリング23
は第1のベアリングの内輪を上方向に付勢している。よ
って、この付勢力は外輪に伝達され、外輪はガイドロー
ラ24の小径部24dの下側段差壁面を押圧する。よって、
ガイドローラ24は上方に付勢され、第2のベアリング27
の内輪がナット28の下面に当接するまで、移動する。
一方、ナット28を締める/緩めることにより、ナット
28の位置が上下方向(シャフト22の軸方向)に移動す
る。
よって、ナット28の締め具合を調節することにより、
ガイドローラ24は上下方向に移動する。
上記構成によれば、簡単な構成で、ナット28の締め具
合を調整することにより、ガイドローラ24の上下方向の
位置調整を行うことができる。
また、ナット28のねじのピッチは、キャップ29とのね
じのピッチより大きいので、ナット28とキャップ29とが
一緒に回転することがない。また、ナット28はキャップ
29によって下方向に押圧され、予圧スプリング23の付勢
力によって、上方向に付勢されているので、ナット22は
緩みにくく、ガイドローラ24の振動による移動を防止す
ることができる。
更に、キャップ29とガイドローラ24とナット28との相
互の位置関係は、不変なので、キャップ29とガイドロー
ラ24との隙間Iは、ガイドローラ24の上下方向の位置調
整を行っても変わらず、意匠上好ましい。
また、従来例では、キャップはガイドローラと共に回
転していたが、本実施例では、キャップ29は回転しない
ので、キャップ29近傍でのワークが行いやすい。
そして、シャフト22のおねじ部22a及びめねじ穴22bは
特別な形状をしていないので、加工が容易で、コストダ
ウンとなる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、ベース上に立設
され、円筒面の上部にはおねじ部が形成され、上端面に
は前記おねじ部よりもピッチの小さなめねじ穴が形成さ
れたシャフトと、下端部が前記ベースと当接し、前記シ
ャフトに嵌装された予圧スプリングと、外筒面はテープ
に当接し、走行するテープの上下方向に移動を規制し、
内筒面の上部及び下部には大径部分、略中央部には小径
部分が段差状に形成されたフランジ付ガイドローラと、
内輪に前記シャフトが挿通し、内輪の下面には前記予圧
スプリングが押圧し、外輪の上面は前記ガイドローラの
小径部の下側段差壁面に当接し、前記ガイドローラを回
転可能に支持する第1のベアリングと、内輪に前記シャ
フトが挿通し、内輪の下面が前記ガイドローラの小径部
の上側段差壁面に当接し、前記ガイドローラを回転可能
に支持する第2のベアリングと、前記シャフトのおねじ
部に螺合し、下面が前記第2のベアリングの内輪を押圧
し、前記ガイドローラの上方向の移動規制用のナット
と、前記シャフトのめねじ穴に螺合するおねじ部を有
し、前記ナットの上面を押圧するキャップとを設けるよ
うにした。
よって、加工が簡単で、簡単な構造で、しかも、位置
調整後の振動による移動を禁止できるテープ用ガイドロ
ーラの位置調整装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を説明するテープのガイドロ
ーラの位置調整装置を説明する断面構成図、 第2図は従来例の一例として磁気テープのガイドローラ
の位置調整装置を説明する断面構成図である。 これらの図において、 21……ベース、22……シャフト 22a……おねじ部、22b……めねじ部 23……予圧スプリング 24……ガイドローラ、24b,24c……大径部 24c……小径部、25……テープ 26……第1のベアリング 27……第2のベアリング 28……ナット、29……キャップ 29a……おねじ部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース(21)上に立設され、円筒面の上部
    にはおねじ部(22a)が形成され、上端面には前記おね
    じ部(22a)よりもピッチの小さなめねじ穴(22b)が形
    成されたシャフト(22)と、 下端部が前記ベース(21)と当接し、前記シャフト(2
    1)に嵌装された予圧スプリング(23)と、 外筒面はテープ(25)に当接し、走行するテープ(25)
    の上下方向に移動を規制し、内筒面の上部及び下部には
    大径部分(24b,24c)、略中央部には小径部分(24d)が
    段差状に形成されたフランジ付ガイドローラ(24)と、 内輪に前記シャフト(22)が挿通し、内輪の下面には前
    記予圧スプリング(23)が押圧し、外輪の上面は前記ガ
    イドローラ(24)の小径部(24d)の下側段差壁面に当
    接し、前記ガイドローラ(24)を回転可能に支持する第
    1のベアリング(26)と、 内輪に前記シャフト(22)が挿通し、内輪の下面が前記
    ガイドローラ(24)の小径部の上側段差壁面に当接し、
    前記ガイドローラ(24)を回転可能に支持する第2のベ
    アリング(27)と、 前記シャフト(22)のおねじ部(22a)に螺合し、下面
    が前記第2のベアリング(27)の内輪を押圧し、前記ガ
    イドローラ(24)の上方向の移動規制用のナット(28)
    と、 前記シャフト(22)のめねじ穴(22b)に螺合するおね
    じ部(29a)を有し、前記ナット(28)の上面を押圧す
    るキャップ(29)と、からなることを特徴とするテープ
    用ガイドローラの位置調整装置。
JP5832390U 1990-05-31 1990-05-31 テープ用ガイドローラの位置調整装置 Expired - Lifetime JP2537259Y2 (ja)

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