JP2534936Y2 - 移動式シェルタ - Google Patents
移動式シェルタInfo
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- JP2534936Y2 JP2534936Y2 JP1990048287U JP4828790U JP2534936Y2 JP 2534936 Y2 JP2534936 Y2 JP 2534936Y2 JP 1990048287 U JP1990048287 U JP 1990048287U JP 4828790 U JP4828790 U JP 4828790U JP 2534936 Y2 JP2534936 Y2 JP 2534936Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、移動式シェルタに関する。すなわち、レー
ダー装置や無線通信装置のような機器等を収容し、車輛
等に積載して移動され目的地で設置使用される、移動式
シェルタに関するものである。
ダー装置や無線通信装置のような機器等を収容し、車輛
等に積載して移動され目的地で設置使用される、移動式
シェルタに関するものである。
「従来の技術」 このような移動式シェルタは、トラックの荷台等での
車載移動時において、道路交通法その他の法規の規制対
象となり、その大きさつまり幅,奥行き,高さや重量等
が規制される。そしてこのような制約のため、そのまま
では内部において、機器等の収容空間、および設置使用
時に機器等の操作,調整,点検等を行う作業空間や居住
空間等が狭く、それらの確保に困難を伴うことも多い。
車載移動時において、道路交通法その他の法規の規制対
象となり、その大きさつまり幅,奥行き,高さや重量等
が規制される。そしてこのような制約のため、そのまま
では内部において、機器等の収容空間、および設置使用
時に機器等の操作,調整,点検等を行う作業空間や居住
空間等が狭く、それらの確保に困難を伴うことも多い。
そこで従来より、折り畳み・展開構造の移動式シェル
タやスライド入れ子構造の移動式シェルタが、開発使用
されていた。すなわち、このような移動式シェルタでは
車載移動時に、その拡大部が本体部に折り畳み収納又は
押し込み収納されて縮小し法規の制約を充足し、他方、
設置使用時には、拡大部が本体部から展開拡張又は引き
出され拡大して作業空間や居住空間が内部中央に確保さ
れていた。なお、展開拡張又は引き出されて拡大した状
態では、拡大部は風雨等の浸入を十分防止できるよう構
成されていた。
タやスライド入れ子構造の移動式シェルタが、開発使用
されていた。すなわち、このような移動式シェルタでは
車載移動時に、その拡大部が本体部に折り畳み収納又は
押し込み収納されて縮小し法規の制約を充足し、他方、
設置使用時には、拡大部が本体部から展開拡張又は引き
出され拡大して作業空間や居住空間が内部中央に確保さ
れていた。なお、展開拡張又は引き出されて拡大した状
態では、拡大部は風雨等の浸入を十分防止できるよう構
成されていた。
「考案が解決しようとする課題」 ところで、このような折り畳み・展開構造の移動式シ
ェルタやスライド入れ子構造の移動式シェルタにあって
は、次の問題が指摘されていた。
ェルタやスライド入れ子構造の移動式シェルタにあって
は、次の問題が指摘されていた。
すなわち、前述した車載移動時の制約に基づき、1台
に収容できる機器等に限度があった。つまり、例え設置
使用時に拡大されたとしても、1台の移動式シェルタ当
りの機器等の収容空間には限度があり、1台に積み込め
る機器等の大きさ,数量,総重量等が制限されていた。
そこで従来は、1台の移動式シェルタ単位では、各種多
様,高密度高速,その他広範囲高機能な通信等を実現で
きないという問題があり、このような場合には設置使用
時に、各移動式シェルタ間に分散された機器等をケーブ
ル等で接続するとともに、機器等の操作,調整等の作業
のため、各移動式シェルタ毎に作業員を配することを要
し、効率が悪い等の難点があった。従来例では、このよ
うな点が指摘されていた。
に収容できる機器等に限度があった。つまり、例え設置
使用時に拡大されたとしても、1台の移動式シェルタ当
りの機器等の収容空間には限度があり、1台に積み込め
る機器等の大きさ,数量,総重量等が制限されていた。
そこで従来は、1台の移動式シェルタ単位では、各種多
様,高密度高速,その他広範囲高機能な通信等を実現で
きないという問題があり、このような場合には設置使用
時に、各移動式シェルタ間に分散された機器等をケーブ
ル等で接続するとともに、機器等の操作,調整等の作業
のため、各移動式シェルタ毎に作業員を配することを要
し、効率が悪い等の難点があった。従来例では、このよ
うな点が指摘されていた。
本考案は、このような実情に鑑み、上記従来例の問題
点を解決すべくなされたものであって、所定の拡大連結
部等を備え2台を1組として使用することにより、内部
に形成された一連で一体的な連結空間で、機器等の各種
多様,高密度高速,その他広範囲高機能な利用が実現で
きる、移動式シェルタを提案することを目的とする。こ
れとともに、更に所定の連結渡し板を備えてなることに
より、両拡大連結部が完全に対向一致しない場合にも容
易に対応できる、移動式シェルタを提案することも目的
とする。
点を解決すべくなされたものであって、所定の拡大連結
部等を備え2台を1組として使用することにより、内部
に形成された一連で一体的な連結空間で、機器等の各種
多様,高密度高速,その他広範囲高機能な利用が実現で
きる、移動式シェルタを提案することを目的とする。こ
れとともに、更に所定の連結渡し板を備えてなることに
より、両拡大連結部が完全に対向一致しない場合にも容
易に対応できる、移動式シェルタを提案することも目的
とする。
「課題を解決するための手段」 この目的を達成する本考案の技術的手段は、次のとお
りである。すなわちこの移動式シェルタは、機器等を収
容し車輛等に積載して移動される。そして2台を1組と
して使用され、それぞれ箱状をなし一側面に開口を備え
た本体部と、上記本体部の開口に対し折り畳み収納可能
かつ展開拡張可能に設けられた拡大連結部と、を有して
なる。
りである。すなわちこの移動式シェルタは、機器等を収
容し車輛等に積載して移動される。そして2台を1組と
して使用され、それぞれ箱状をなし一側面に開口を備え
た本体部と、上記本体部の開口に対し折り畳み収納可能
かつ展開拡張可能に設けられた拡大連結部と、を有して
なる。
該拡大連結部は、上記本体部の開口に各々枢着された
天井板と床板と両端面板とを備え、これらは、折り畳み
収納状態では上記本体部の開口を閉鎖可能であり、展開
拡張状態では上記本体部の開口を開放して保持される。
又、該拡大連結部の展開拡張状態の保持用のステーが、
上記本体部の開口と該天井板や床板との間に、それぞれ
介装されている。
天井板と床板と両端面板とを備え、これらは、折り畳み
収納状態では上記本体部の開口を閉鎖可能であり、展開
拡張状態では上記本体部の開口を開放して保持される。
又、該拡大連結部の展開拡張状態の保持用のステーが、
上記本体部の開口と該天井板や床板との間に、それぞれ
介装されている。
かつ、両移動式シェルタの該拡大連結部は、展開拡張
状態では上記本体部の開口を開放すべく展開拡張され
て、開放された側面どうしが対向位置決めされるととも
に、その間が上下の下記連結渡し板にて連結され、更に
外側がシート体を用いて覆われ閉鎖可能となっている。
状態では上記本体部の開口を開放すべく展開拡張され
て、開放された側面どうしが対向位置決めされるととも
に、その間が上下の下記連結渡し板にて連結され、更に
外側がシート体を用いて覆われ閉鎖可能となっている。
又、少なくとも一方の移動式シェルタについて、該拡
大連結部の天井板と床板に連結用の該連結渡し板が枢着
されている。そして該連結渡し板は、該拡大連結部の折
り畳み収納状態では、各々該天井板と床板に沿って折り
畳まれ、又、該拡大連結部の展開拡張状態では、上記対
向位置決めされた他方の拡大連結部に向け掛け渡され、
その間に展開,介装可能となっている。そして、この展
開拡張状態において該天井板側の連結渡し板は、該シー
ト体にて覆われるとともに該シート体を支持するように
なっている。
大連結部の天井板と床板に連結用の該連結渡し板が枢着
されている。そして該連結渡し板は、該拡大連結部の折
り畳み収納状態では、各々該天井板と床板に沿って折り
畳まれ、又、該拡大連結部の展開拡張状態では、上記対
向位置決めされた他方の拡大連結部に向け掛け渡され、
その間に展開,介装可能となっている。そして、この展
開拡張状態において該天井板側の連結渡し板は、該シー
ト体にて覆われるとともに該シート体を支持するように
なっている。
もって両移動式シェルタは、このような該拡大連結部
の展開拡張状態において、両方の該本体部と拡大連結部
を通じ内部に一連で一体的な連結空間を形成可能となっ
ていること、を特徴とする。
の展開拡張状態において、両方の該本体部と拡大連結部
を通じ内部に一連で一体的な連結空間を形成可能となっ
ていること、を特徴とする。
「作用」 本考案は、このような手段よりなるので、次のごとく
作用する。機器等が収容された両移動式シェルタは、そ
れぞれ車載移動時においては、拡大連結部が本体部に折
り畳み収納されて縮小し、拡大連結部の天井板,床板等
により本体部側面の開口は閉鎖されている。
作用する。機器等が収容された両移動式シェルタは、そ
れぞれ車載移動時においては、拡大連結部が本体部に折
り畳み収納されて縮小し、拡大連結部の天井板,床板等
により本体部側面の開口は閉鎖されている。
又、設置使用時においては、拡大連結部が本体部から
展開拡張されて拡大し、拡大連結部の天井板,床板,両
端面板は、展開されて所定姿勢でステーにて保持され、
本体部の開口が開放される。そして両移動式シェルタ
は、このように開放された両本体部の開口どうしが対向
位置決めされるとともに、両開口間の両拡大連結部の開
放された側面どうしが、対向位置決めされ、上下の連結
渡し板にて連結されるとともに、その外側がシート体に
て覆われ閉鎖される。
展開拡張されて拡大し、拡大連結部の天井板,床板,両
端面板は、展開されて所定姿勢でステーにて保持され、
本体部の開口が開放される。そして両移動式シェルタ
は、このように開放された両本体部の開口どうしが対向
位置決めされるとともに、両開口間の両拡大連結部の開
放された側面どうしが、対向位置決めされ、上下の連結
渡し板にて連結されるとともに、その外側がシート体に
て覆われ閉鎖される。
さて両移動式シェルタは、設置使用時にこのように2
台を1組として連結使用され、両方の本体部と拡大連結
部とを通じ、内部に一連で一体的、つまり板で囲われた
ほぼ同構造の連結空間が形成される。そこで、このよう
に形成された連結空間により、両方に収容された機器等
を手近で容易に共に活用でき、拡大連結部の内部の連結
空間自体も収容空間,作業空間,居住空間等として活用
でき、機器等の各種多様,高密度高速,その他広範囲高
機能な利用が実現できるようになる。
台を1組として連結使用され、両方の本体部と拡大連結
部とを通じ、内部に一連で一体的、つまり板で囲われた
ほぼ同構造の連結空間が形成される。そこで、このよう
に形成された連結空間により、両方に収容された機器等
を手近で容易に共に活用でき、拡大連結部の内部の連結
空間自体も収容空間,作業空間,居住空間等として活用
でき、機器等の各種多様,高密度高速,その他広範囲高
機能な利用が実現できるようになる。
又、少なくとも一方の移動式シェルタは、更に連結渡
し板を備えてなるので、設置使用時にその拡大連結部が
展開拡張された際、連結渡し板が、他方の拡大連結部と
の間に掛け渡され,展開,介装される。もって、隙間,
傾斜,段差,その他のずれにより、両拡大連結部が完全
に対向一致しない場合でも、連結渡し板により、容易に
対応可能となる。
し板を備えてなるので、設置使用時にその拡大連結部が
展開拡張された際、連結渡し板が、他方の拡大連結部と
の間に掛け渡され,展開,介装される。もって、隙間,
傾斜,段差,その他のずれにより、両拡大連結部が完全
に対向一致しない場合でも、連結渡し板により、容易に
対応可能となる。
すなわち、目的地での設置使用場所は平坦でないこと
も多く、展開拡張された両拡大連結部間、つまり両拡大
連結部の開放された側面どうし間に、例えば左右方向の
ずれたる隙間、前後方向のずれたる隙間、角度のずれた
る傾斜、上下方向のずれたる段差、その他の各種ずれが
存したまま、両移動式シェルタが設置使用されることも
多いが、回動されて両者間に掛け渡され,展開,介装さ
れた連結渡し板により、このようなずれに容易に対応可
能であり、シート体も確実に支持され床も確実に形成さ
れる。
も多く、展開拡張された両拡大連結部間、つまり両拡大
連結部の開放された側面どうし間に、例えば左右方向の
ずれたる隙間、前後方向のずれたる隙間、角度のずれた
る傾斜、上下方向のずれたる段差、その他の各種ずれが
存したまま、両移動式シェルタが設置使用されることも
多いが、回動されて両者間に掛け渡され,展開,介装さ
れた連結渡し板により、このようなずれに容易に対応可
能であり、シート体も確実に支持され床も確実に形成さ
れる。
「実施例」 以下本考案を、図面に示すその実施例に基づいて、詳
細に説明する。図面は、本考案の実施例を示す斜視図で
ある。そして、第1図はその展開拡張状態を、第2図は
展開拡張に至る途中の状態を、第3図はその一方の折り
畳み収納状態をそれぞれ示す。
細に説明する。図面は、本考案の実施例を示す斜視図で
ある。そして、第1図はその展開拡張状態を、第2図は
展開拡張に至る途中の状態を、第3図はその一方の折り
畳み収納状態をそれぞれ示す。
まずその構成等について、この移動式シェルタの概
要、その拡大連結部、シート体、連結渡し板の順に説明
する。
要、その拡大連結部、シート体、連結渡し板の順に説明
する。
移動式シェルタの概要は次のとおり。移動式シェルタ
は、機器等を収容し車輛等に積載して移動される。すな
わち移動式シェルタは、内部にレーダー装置,無線通信
装置等の電子機器やその他の機器更に機材等を収容搭載
し、トラック等の自動車や鉄道車輛その他の輸送手段の
荷台に積載されて目的地まで移動運搬され、目的地にお
いて設置使用される。そして、この移動式シェルタは2
台を1組として使用され、それぞれ箱状をなし一側面に
開口1を備えた本体部2と、開口1に対し折り畳み収納
可能かつ展開拡張可能に設けられた拡大連結部3とを、
有してなる。
は、機器等を収容し車輛等に積載して移動される。すな
わち移動式シェルタは、内部にレーダー装置,無線通信
装置等の電子機器やその他の機器更に機材等を収容搭載
し、トラック等の自動車や鉄道車輛その他の輸送手段の
荷台に積載されて目的地まで移動運搬され、目的地にお
いて設置使用される。そして、この移動式シェルタは2
台を1組として使用され、それぞれ箱状をなし一側面に
開口1を備えた本体部2と、開口1に対し折り畳み収納
可能かつ展開拡張可能に設けられた拡大連結部3とを、
有してなる。
まず本体部2は、天井部4と床部5と前後壁6と側壁
7とを備え箱状をなし、これらは例えば、金属製で直交
するフレーム枠にハニカムサンドイッチパネルを壁とし
て組み付けて構成されている。側壁7と対向する一側面
全面は開放された開口1とされ、このような本体部2の
側方向の幅が、例えばトラックの荷台に積載可能な寸法
に設定されている。図中8は、前後壁6に付設された出
入用の扉である。移動式シェルタの概要は、このように
なっている。
7とを備え箱状をなし、これらは例えば、金属製で直交
するフレーム枠にハニカムサンドイッチパネルを壁とし
て組み付けて構成されている。側壁7と対向する一側面
全面は開放された開口1とされ、このような本体部2の
側方向の幅が、例えばトラックの荷台に積載可能な寸法
に設定されている。図中8は、前後壁6に付設された出
入用の扉である。移動式シェルタの概要は、このように
なっている。
次に拡大連結部3について述べる。拡大連結部3は、
本体部2の開口1に各々枢着された天井板9と床板10と
両端面板11とを備え、これらは、折り畳み収納状態(第
3図参照)では開口1を閉鎖可能であり、又、展開拡張
状態(第1図,第2図参照)では開口1を開放して保持
される。
本体部2の開口1に各々枢着された天井板9と床板10と
両端面板11とを備え、これらは、折り畳み収納状態(第
3図参照)では開口1を閉鎖可能であり、又、展開拡張
状態(第1図,第2図参照)では開口1を開放して保持
される。
これらについて詳述すると、まず天井板9は、その基
端が本体部2の天井部4の開口端に回動自在に螺着さ
れ、図示例では、本体部2の側壁7の約半分程度の大き
さよりなる。床板10は、その基端が本体部2の床部5の
開口端に回動自在に螺着され、図示例では、上記天井板
9と略同じ大きさよりなる。前後の両端面板11は、それ
ぞれその基端が本体部2の前後壁6の開口端に回動自在
に螺着され、前後壁6とほぼ同程度の高さおよび所定の
幅よりなり、前後のものが同じ大きさよりなっている。
なお天井板9,床板10,両端面板11等は、図示例によら
ず、それぞれより大きく、つまりそれらの幅をより長く
形成するようにしてもよい。
端が本体部2の天井部4の開口端に回動自在に螺着さ
れ、図示例では、本体部2の側壁7の約半分程度の大き
さよりなる。床板10は、その基端が本体部2の床部5の
開口端に回動自在に螺着され、図示例では、上記天井板
9と略同じ大きさよりなる。前後の両端面板11は、それ
ぞれその基端が本体部2の前後壁6の開口端に回動自在
に螺着され、前後壁6とほぼ同程度の高さおよび所定の
幅よりなり、前後のものが同じ大きさよりなっている。
なお天井板9,床板10,両端面板11等は、図示例によら
ず、それぞれより大きく、つまりそれらの幅をより長く
形成するようにしてもよい。
そして、拡大連結部3の折り畳み収納状態では、まず
両端面板11が、前後から内側に例えば90度回動されて折
り畳まれた後、天井板9と床板10が、上下から内側に90
度回動され本体部2の側壁7と対向するまで折り畳まれ
て、本体部2の開口1が閉鎖される。そして、このよう
な折り畳み収納状態は、拡大連結部3側の天井板9,床板
10,両端面板11等と、本体部2側の天井部4,床部5,前後
壁6等とに対応して設けられた保持手段(図示せず)に
て、保持される。
両端面板11が、前後から内側に例えば90度回動されて折
り畳まれた後、天井板9と床板10が、上下から内側に90
度回動され本体部2の側壁7と対向するまで折り畳まれ
て、本体部2の開口1が閉鎖される。そして、このよう
な折り畳み収納状態は、拡大連結部3側の天井板9,床板
10,両端面板11等と、本体部2側の天井部4,床部5,前後
壁6等とに対応して設けられた保持手段(図示せず)に
て、保持される。
又、拡大連結部3の展開拡張状態では、まず天井板9
と床板10が、上下へ外側に90度回動された後、両端面板
11が、前後の外側に例えば90度回動される。もって天井
板9が、本体部2の天井部4と略面一、床板10が、本体
部2の床部5と略面一、両端面板11が、本体部2の前後
壁6と略面一となる。そして、本体部2の開口1が開放
されると共に、展開拡張された連結拡大部3の側面も開
放される。又、このような拡大連結部3の展開拡張状態
は、適宜設けられた保持手段にて保持される。例えば、
第2図に示した上下のステー12が係る保持手段として用
いられ、この上下のステー12は、一端が、本体部2の前
後壁6の開口端縁にピン等にて枢着され、他端が、拡大
連結部3の天井板9および床板10の端縁にそれぞれピン
等にて枢着され、かつ、傾斜した杆状の全体が、伸縮可
能又は中央で枢着され回動折曲可能となっている。拡大
連結部3は、このようになっている。
と床板10が、上下へ外側に90度回動された後、両端面板
11が、前後の外側に例えば90度回動される。もって天井
板9が、本体部2の天井部4と略面一、床板10が、本体
部2の床部5と略面一、両端面板11が、本体部2の前後
壁6と略面一となる。そして、本体部2の開口1が開放
されると共に、展開拡張された連結拡大部3の側面も開
放される。又、このような拡大連結部3の展開拡張状態
は、適宜設けられた保持手段にて保持される。例えば、
第2図に示した上下のステー12が係る保持手段として用
いられ、この上下のステー12は、一端が、本体部2の前
後壁6の開口端縁にピン等にて枢着され、他端が、拡大
連結部3の天井板9および床板10の端縁にそれぞれピン
等にて枢着され、かつ、傾斜した杆状の全体が、伸縮可
能又は中央で枢着され回動折曲可能となっている。拡大
連結部3は、このようになっている。
次に、シート体13について述べる。さて、このような
両移動式シェルタの両拡大連結部3は、展開拡張状態で
は、上述により開放された側面どうしが対向位置決めさ
れるとともに(勿論、両本体部2の開放された開口1ど
うしも、このような両拡大連結部3を介し対向位置決め
される)、その間が次に述べる連結渡し板19にて連結さ
れると共に、外側が、シート体13を用いて覆われ閉鎖可
能となっている(第1図参照)。
両移動式シェルタの両拡大連結部3は、展開拡張状態で
は、上述により開放された側面どうしが対向位置決めさ
れるとともに(勿論、両本体部2の開放された開口1ど
うしも、このような両拡大連結部3を介し対向位置決め
される)、その間が次に述べる連結渡し板19にて連結さ
れると共に、外側が、シート体13を用いて覆われ閉鎖可
能となっている(第1図参照)。
これらについて詳述すると、シート体13は例えば防水
キャンバスよりなり、拡大連結部3の展開拡張状態にお
いては、これとともに展開使用され、又、拡大連結部3
の折り畳み収納状態では、これとともに折り畳み収納さ
れる(第3図参照)。シート体13の大きさは、展開使用
時に上述の開放された側面を中心に、両方の拡大連結部
3の天井板9,前後の端面板11,床板10の一部又は全部等
を、それぞれ側方向に適宜幅で覆うに足る寸法よりな
る。又、シート体13は、両方の移動式シェルタつまり両
方の拡大連結部3にそれぞれ折り畳み収納される方式、
その一方のみに折り畳み収納される方式、更にこのいず
れでもなく、完全に着脱自在で両者から取り外されて別
途折り畳み収納される方式、等が考えられる。
キャンバスよりなり、拡大連結部3の展開拡張状態にお
いては、これとともに展開使用され、又、拡大連結部3
の折り畳み収納状態では、これとともに折り畳み収納さ
れる(第3図参照)。シート体13の大きさは、展開使用
時に上述の開放された側面を中心に、両方の拡大連結部
3の天井板9,前後の端面板11,床板10の一部又は全部等
を、それぞれ側方向に適宜幅で覆うに足る寸法よりな
る。又、シート体13は、両方の移動式シェルタつまり両
方の拡大連結部3にそれぞれ折り畳み収納される方式、
その一方のみに折り畳み収納される方式、更にこのいず
れでもなく、完全に着脱自在で両者から取り外されて別
途折り畳み収納される方式、等が考えられる。
そして図示例のシート体13は、上述の両方に折り畳み
収納される方式よりなる。すなわち、このシート体13は
第1図等に示すごとく2分割されたものよりなり、それ
ぞれ中央部の側方向の基端が拡大連結部3の天井板9の
外側に、当て板14を介しビス15にて取り付け固定されて
いる。そして展開使用時には、2分割されていたシート
体13は、対向する先端に設けられた防水ファスナー16に
て、全面的かつ一体的に結合されるとともに、展開垂下
された左右部の基端が、拡大連結部3の端面板11の外側
にフック17等の係止手段にて取り付け閉鎖され、かつ、
折曲されたその端縁が、拡大連結部3の床板10の下側に
適宜係止手段(図示せず)にて取り付け閉鎖される。
収納される方式よりなる。すなわち、このシート体13は
第1図等に示すごとく2分割されたものよりなり、それ
ぞれ中央部の側方向の基端が拡大連結部3の天井板9の
外側に、当て板14を介しビス15にて取り付け固定されて
いる。そして展開使用時には、2分割されていたシート
体13は、対向する先端に設けられた防水ファスナー16に
て、全面的かつ一体的に結合されるとともに、展開垂下
された左右部の基端が、拡大連結部3の端面板11の外側
にフック17等の係止手段にて取り付け閉鎖され、かつ、
折曲されたその端縁が、拡大連結部3の床板10の下側に
適宜係止手段(図示せず)にて取り付け閉鎖される。
又、このシート体13は、折り畳み収納時には、例えば
第3図に示すごとくなる。すなわち、第1図の状態から
防水ファスナー16を外し、フック17も外し更に床板10と
の係止手段も外した後、2分割されたシート体13につい
て、それぞれ展開垂下されていた左右部を天井板9上の
中央部上に折り畳み、巻回してから止め金18にて天井板
9上に掛け止めすることにより、第2図に示すごとく両
拡大連結部3に収納され、しかる後、拡大連結部3つま
り天井板9の折り畳み収納に伴い、第3図に示したごと
くなる。シート体13は、このようになっている。
第3図に示すごとくなる。すなわち、第1図の状態から
防水ファスナー16を外し、フック17も外し更に床板10と
の係止手段も外した後、2分割されたシート体13につい
て、それぞれ展開垂下されていた左右部を天井板9上の
中央部上に折り畳み、巻回してから止め金18にて天井板
9上に掛け止めすることにより、第2図に示すごとく両
拡大連結部3に収納され、しかる後、拡大連結部3つま
り天井板9の折り畳み収納に伴い、第3図に示したごと
くなる。シート体13は、このようになっている。
次に、連結渡し板19について述べる。少なくとも一方
の移動式シェルタにおいて、その拡大連結部3の天井板
9と床板10には、連結用の連結渡し板19がそれぞれ枢着
されている。
の移動式シェルタにおいて、その拡大連結部3の天井板
9と床板10には、連結用の連結渡し板19がそれぞれ枢着
されている。
これらについて詳述すると、まず連結渡し板19は、両
方の移動式シェルタの所定箇所にそれぞれ設けるように
してもよいが、図示例ではその一方のみに設けられてい
る。すなわち、一方の拡大連結部3の天井板9と床板10
の先端には、それぞれ連結渡し板19の基端が、回動自在
に枢着されている。図示の連結渡し板19は3分割された
ものが用いられているが、その他の態様にて分割されて
もよく、更に分割されない一体物としてもよい。
方の移動式シェルタの所定箇所にそれぞれ設けるように
してもよいが、図示例ではその一方のみに設けられてい
る。すなわち、一方の拡大連結部3の天井板9と床板10
の先端には、それぞれ連結渡し板19の基端が、回動自在
に枢着されている。図示の連結渡し板19は3分割された
ものが用いられているが、その他の態様にて分割されて
もよく、更に分割されない一体物としてもよい。
そして、この連結渡し板19は、拡大連結部3の前述し
た折り畳み収納状態では、各々天井板9と床板10側に回
動されこれらに沿って折り畳まれ(第3図参照)、マグ
ネット等の保持手段(図示せず)にてその状態を保持さ
れる。又、連結渡し板19は、拡大連結部3の前述した展
開拡張状態では、対向位置決めされた他方の拡大連結部
3に向け、その間に回動されて展開可能で、展開された
先端が、他方の天井板9と床板10にそれぞれ掛け渡され
る。連結渡し板19は、このようになっている。以上が、
構成等の説明である。
た折り畳み収納状態では、各々天井板9と床板10側に回
動されこれらに沿って折り畳まれ(第3図参照)、マグ
ネット等の保持手段(図示せず)にてその状態を保持さ
れる。又、連結渡し板19は、拡大連結部3の前述した展
開拡張状態では、対向位置決めされた他方の拡大連結部
3に向け、その間に回動されて展開可能で、展開された
先端が、他方の天井板9と床板10にそれぞれ掛け渡され
る。連結渡し板19は、このようになっている。以上が、
構成等の説明である。
以下、作動等について説明する。すなわち、この移動
式シェルタの作動等について、(1)連結使用等、
(2)連結渡し板19の作動、等の順に説明する。
式シェルタの作動等について、(1)連結使用等、
(2)連結渡し板19の作動、等の順に説明する。
(1)連結使用等については、次のとおり。すなわち、
無線通信装置のような機器等が本体部2の内部に収容さ
れた両移動式シェルタは、それぞれトラック等による車
載移動時においては、拡大連結部3が本体部2に折り畳
み収納されて縮小し、拡大連結部3の天井板9,床板10等
により、本体部2側面の開口1は閉鎖されている(第3
図参照)。
無線通信装置のような機器等が本体部2の内部に収容さ
れた両移動式シェルタは、それぞれトラック等による車
載移動時においては、拡大連結部3が本体部2に折り畳
み収納されて縮小し、拡大連結部3の天井板9,床板10等
により、本体部2側面の開口1は閉鎖されている(第3
図参照)。
又、目的地での設置使用時においては、両移動式シェ
ルタの拡大連結部3が、本体部2からそれぞれ展開拡張
されて拡大し、両拡大連結部3の天井板9,床板10,両端
面板11は、側方向に展開されて所定姿勢で保持され、本
体部2の開口1が開放される。なお天井板9と床板10
は、それぞれステー12にてその上下位置が保持されるこ
とにより所定姿勢で保持され、両端面板11は、それぞれ
ステー12に側方から当接することによりその左右位置に
て保持され、所定姿勢で保持される(第2図を参照)。
そして両移動式シェルタは、このように開放された両本
体部2の開口1どうしが対向位置決めされると共に、両
開口1間の両拡大連結部3の開放された側面どうしが、
対向位置決めされた後(第2図参照)、両者間が上下の
連結渡し板19にて連結されると共に、その外側が、シー
ト体13にて覆われて閉鎖され、もって風雨等の浸入が防
止される(第1図参照)。
ルタの拡大連結部3が、本体部2からそれぞれ展開拡張
されて拡大し、両拡大連結部3の天井板9,床板10,両端
面板11は、側方向に展開されて所定姿勢で保持され、本
体部2の開口1が開放される。なお天井板9と床板10
は、それぞれステー12にてその上下位置が保持されるこ
とにより所定姿勢で保持され、両端面板11は、それぞれ
ステー12に側方から当接することによりその左右位置に
て保持され、所定姿勢で保持される(第2図を参照)。
そして両移動式シェルタは、このように開放された両本
体部2の開口1どうしが対向位置決めされると共に、両
開口1間の両拡大連結部3の開放された側面どうしが、
対向位置決めされた後(第2図参照)、両者間が上下の
連結渡し板19にて連結されると共に、その外側が、シー
ト体13にて覆われて閉鎖され、もって風雨等の浸入が防
止される(第1図参照)。
なお、目的地における移動式シェルタの設置使用は、
通常ジャッキ等によりトラック等の車輛から地上に降ろ
した状態で行われるが、他方、停止したトラック等の車
輛に積載されたままの状態で行われることもある。又、
両拡大連結部3は完全に対向一致し、開放された側面ど
うしが当接して設置使用されるケースもあるが、他方、
完全に対向一致せず、開放された側面どうし間に隙間そ
の他のずれが存して設置使用されるケースも多い。
通常ジャッキ等によりトラック等の車輛から地上に降ろ
した状態で行われるが、他方、停止したトラック等の車
輛に積載されたままの状態で行われることもある。又、
両拡大連結部3は完全に対向一致し、開放された側面ど
うしが当接して設置使用されるケースもあるが、他方、
完全に対向一致せず、開放された側面どうし間に隙間そ
の他のずれが存して設置使用されるケースも多い。
さてこの移動式シェルタは、設置使用時においてこの
ように2台を1組として連結使用され、両方の本体部2
および展開拡張された拡大連結部3を通じ、内部に一連
で一体的な連結空間が形成される。つまり、一方の本体
部2,その開口1,拡大連結部3,その開放された側面から、
他方の開放された側面を介し,その拡大連結部3,開口1,
本体部2等がすべて連通され、もって、板で囲まれたほ
ぼ同構造よりなる連結空間が、一体的に形成される。そ
こで、このように形成された連結空間により、両方の移
動式シェルタの本体部2に収容された無線通信装置のよ
うな機器等を、手近で即容易に共に活用でき、拡大連結
部3の内部の連結空間自体も、収容空間,作業空間,居
住空間等として活用でき、もって、機器等の各種多様,
高密度高速,その他広範囲高機能な利用、例えば無線通
信機能が実現できるようになる。
ように2台を1組として連結使用され、両方の本体部2
および展開拡張された拡大連結部3を通じ、内部に一連
で一体的な連結空間が形成される。つまり、一方の本体
部2,その開口1,拡大連結部3,その開放された側面から、
他方の開放された側面を介し,その拡大連結部3,開口1,
本体部2等がすべて連通され、もって、板で囲まれたほ
ぼ同構造よりなる連結空間が、一体的に形成される。そ
こで、このように形成された連結空間により、両方の移
動式シェルタの本体部2に収容された無線通信装置のよ
うな機器等を、手近で即容易に共に活用でき、拡大連結
部3の内部の連結空間自体も、収容空間,作業空間,居
住空間等として活用でき、もって、機器等の各種多様,
高密度高速,その他広範囲高機能な利用、例えば無線通
信機能が実現できるようになる。
(2)連結渡し板19の作動等については、次のとおり。
すなわち、前述のごとく、少なくとも一方の移動式シェ
ルタは、更に連結用の連結渡し板19を備えてなるので、
次のごとくなる。
すなわち、前述のごとく、少なくとも一方の移動式シェ
ルタは、更に連結用の連結渡し板19を備えてなるので、
次のごとくなる。
設置使用時に、その拡大連結部3が展開拡張された
際、この連結渡し板19が、他方の拡大連結部3との間に
掛け渡され、展開,介装される。そこで、目的地での設
置使用場所が平坦でない等の理由により、展開拡張され
た両拡大連結部3間に各種のずれ、例えば左右方向のず
れたる隙間、前後方向のずれたる隙間、角度のずれたる
傾斜(平行でないずれ)、上下方向のずれたる段差、そ
の他のずれが生じた場合にも、容易に対応可能となる。
際、この連結渡し板19が、他方の拡大連結部3との間に
掛け渡され、展開,介装される。そこで、目的地での設
置使用場所が平坦でない等の理由により、展開拡張され
た両拡大連結部3間に各種のずれ、例えば左右方向のず
れたる隙間、前後方向のずれたる隙間、角度のずれたる
傾斜(平行でないずれ)、上下方向のずれたる段差、そ
の他のずれが生じた場合にも、容易に対応可能となる。
つまり設置使用時に、両移動式シェルタの展開拡張さ
れた拡大連結部3が完全に対向一致せず、開放された側
面どうしに隙間その他各種のずれが存したまま設置使用
された場合でも、両者間に展開,介装された連結渡し板
19により、このようなずれに対し容易に対応可能であ
る。そして、シート体13も、天井板9側の連結渡し板19
により支持され、例えばその垂れ下がりおよび風雨雪等
による変位は防止され、又、床板10側の連結渡し板19に
より床も確実に形成される。特に、両移動式シェルタを
地上に降ろさず、トラック等の車輛に積載したまま設置
使用つまり連結使用するケースでは、両者を完全に対向
一致させることは極めて困難であり、両者の展開拡張さ
れた拡大連結部3間に隙間,傾斜,段差,その他のずれ
が生じやすいので、拡大連結部3の果たす役割は大き
い。
れた拡大連結部3が完全に対向一致せず、開放された側
面どうしに隙間その他各種のずれが存したまま設置使用
された場合でも、両者間に展開,介装された連結渡し板
19により、このようなずれに対し容易に対応可能であ
る。そして、シート体13も、天井板9側の連結渡し板19
により支持され、例えばその垂れ下がりおよび風雨雪等
による変位は防止され、又、床板10側の連結渡し板19に
より床も確実に形成される。特に、両移動式シェルタを
地上に降ろさず、トラック等の車輛に積載したまま設置
使用つまり連結使用するケースでは、両者を完全に対向
一致させることは極めて困難であり、両者の展開拡張さ
れた拡大連結部3間に隙間,傾斜,段差,その他のずれ
が生じやすいので、拡大連結部3の果たす役割は大き
い。
ところで、図示例によらず両方の移動式シェルタの拡
大連結部3に、それぞれ連結渡し板19を備えた例にあっ
ては、設置使用時に両者間に段差つまり上下のずれが生
じた場合、次のように、連結渡し板19を使用することも
考えられる。すなわち、一方側つまり低い側の連結渡し
板19は、その天井板9および床板10に沿って折り畳まれ
たままとし、他方側つまり高い側の連結渡し板19のみを
展開して、このような一方側の連結渡し板19を介し、そ
の一方側の天井板9および床板10上に掛け渡すようにす
ると、簡単容易に段差に対応できるようになる。
大連結部3に、それぞれ連結渡し板19を備えた例にあっ
ては、設置使用時に両者間に段差つまり上下のずれが生
じた場合、次のように、連結渡し板19を使用することも
考えられる。すなわち、一方側つまり低い側の連結渡し
板19は、その天井板9および床板10に沿って折り畳まれ
たままとし、他方側つまり高い側の連結渡し板19のみを
展開して、このような一方側の連結渡し板19を介し、そ
の一方側の天井板9および床板10上に掛け渡すようにす
ると、簡単容易に段差に対応できるようになる。
なお、例えば第3図に示すごとく、両移動式シェルタ
を完全な対称形に構成しておくと、このような移動式シ
ェルタが2台そろうとすべて連結使用可能であり、作業
コスト面および製造コスト面にも優れる、という利点が
ある。以上が作動等の説明である。
を完全な対称形に構成しておくと、このような移動式シ
ェルタが2台そろうとすべて連結使用可能であり、作業
コスト面および製造コスト面にも優れる、という利点が
ある。以上が作動等の説明である。
「考案の効果」 本考案は、以上説明したところに基づき次の効果を発
揮する。まず、この移動式シェルタは、所定の拡大連結
部等を備え2台を1組として使用することにより、内部
に形成された一連で一体的、つまり板で囲まれたほぼ同
構造の連結空間で、機器等の各種多様,高密度高速,そ
の他広範囲高機能な利用が実現できる。例えば、このよ
うな機器等間の通信が容易に実現でき、従来例のごとく
移動式シェルタ間をケーブル等で接続したり、各々に作
業員を配したりすることを要せず、設置使用時の機器等
の操作,調整,点検等の作業が容易化され、作業員数も
削減できる等、効率的である。
揮する。まず、この移動式シェルタは、所定の拡大連結
部等を備え2台を1組として使用することにより、内部
に形成された一連で一体的、つまり板で囲まれたほぼ同
構造の連結空間で、機器等の各種多様,高密度高速,そ
の他広範囲高機能な利用が実現できる。例えば、このよ
うな機器等間の通信が容易に実現でき、従来例のごとく
移動式シェルタ間をケーブル等で接続したり、各々に作
業員を配したりすることを要せず、設置使用時の機器等
の操作,調整,点検等の作業が容易化され、作業員数も
削減できる等、効率的である。
更に、所定の連結渡し板を備えてなることにより、設
置使用時に隙間,傾斜,段差,その他のずれにより、両
拡大連結部間が完全に対向一致しない場合でも容易に対
応でき、両者が確実に連結使用できるようになる。この
ように、この種従来例に存した問題点が一掃される等、
本考案の発揮する効果は、顕著にして大なるものがあ
る。
置使用時に隙間,傾斜,段差,その他のずれにより、両
拡大連結部間が完全に対向一致しない場合でも容易に対
応でき、両者が確実に連結使用できるようになる。この
ように、この種従来例に存した問題点が一掃される等、
本考案の発揮する効果は、顕著にして大なるものがあ
る。
図面は、本考案に係る移動式シェルタの実施例を示す、
斜視図である。そして第1図は、その展開拡張状態を、
第2図は、展開拡張に至る途中の状態を、第3図は、そ
の一方の折り畳み収納状態をそれぞれ示す。 1……開口 2……本体部 3……拡大連結部 9……天井板 10……床板 11……端面板 12……ステー 13……シート体 19……連結渡し板
斜視図である。そして第1図は、その展開拡張状態を、
第2図は、展開拡張に至る途中の状態を、第3図は、そ
の一方の折り畳み収納状態をそれぞれ示す。 1……開口 2……本体部 3……拡大連結部 9……天井板 10……床板 11……端面板 12……ステー 13……シート体 19……連結渡し板
Claims (1)
- 【請求項1】機器等を収容し車輛等に積載して移動され
る移動式シェルタであって、2台を1組として使用さ
れ、それぞれ箱状をなし一側面に開口を備えた本体部
と、上記本体部の開口に対し折り畳み収納可能かつ展開
拡張可能に設けられた拡大連結部と、を有してなり、 該拡大連結部は、上記本体部の開口に各々枢着された天
井板と床板と両端面板とを備え、これらは、折り畳み収
納状態では上記本体部の開口を閉鎖可能であり、展開拡
張状態では上記本体部の開口を開放して保持され、又、
該拡大連結部の展開拡張状態の保持用のステーが、上記
本体部の開口と該天井板や床板との間にそれぞれ介装さ
れており、 かつ、両移動式シェルタの該拡大連結部は、展開拡張状
態では上記本体部の開口を開放すべく展開拡張されて、
開放された側面どうしが対向位置決めされるとともに、
その間が上下の下記連結渡し板にて連結され、更に外側
がシート体を用いて覆われ閉鎖可能となっており、 又、少なくとも一方の移動式シェルタについて、該拡大
連結部の天井板と床板に連結用の該連結渡し板が枢着さ
れており、 該連結渡し板は、該拡大連結部の折り畳み収納状態で
は、各々該天井板と床板に沿って折り畳まれ、又、該拡
大連結部の展開拡張状態では、上記対向位置決めされた
他方の拡大連結部に向け掛け渡され、その間に展開,介
装可能となっており、この展開拡張状態において該天井
板側の連結渡し板は、該シート体にて覆われるとともに
該シート体を支持するようになっており、 もって両移動式シェルタは、このような該拡大連結部の
展開拡張状態において、両方の該本体部と拡大連結部を
通じ内部に一連で一体的な連結空間を形成可能となって
いること、を特徴とする移動式シェルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990048287U JP2534936Y2 (ja) | 1990-05-09 | 1990-05-09 | 移動式シェルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990048287U JP2534936Y2 (ja) | 1990-05-09 | 1990-05-09 | 移動式シェルタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH046449U JPH046449U (ja) | 1992-01-21 |
JP2534936Y2 true JP2534936Y2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=31564959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990048287U Expired - Fee Related JP2534936Y2 (ja) | 1990-05-09 | 1990-05-09 | 移動式シェルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2534936Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100917980B1 (ko) * | 2008-11-27 | 2009-09-18 | 홍경삼 | 지붕형 확장 컨테이너 |
JP7307016B2 (ja) * | 2020-03-24 | 2023-07-11 | ミサワホーム株式会社 | 連結スペースの被覆構造 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5397531U (ja) * | 1977-01-11 | 1978-08-08 | ||
JPS60188555A (ja) * | 1984-03-05 | 1985-09-26 | 三品 貞夫 | 折畳み式ハウス |
-
1990
- 1990-05-09 JP JP1990048287U patent/JP2534936Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH046449U (ja) | 1992-01-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |