JP2534163B2 - 放射線モニタ用サンプラ - Google Patents
放射線モニタ用サンプラInfo
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- JP2534163B2 JP2534163B2 JP2314517A JP31451790A JP2534163B2 JP 2534163 B2 JP2534163 B2 JP 2534163B2 JP 2314517 A JP2314517 A JP 2314517A JP 31451790 A JP31451790 A JP 31451790A JP 2534163 B2 JP2534163 B2 JP 2534163B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、測定容器内に導入した被測定試料に含ま
れる放射線を、備え付けの放射線検出器により検出し、
測定監視信号として出力する放射線モニタ用サンプラに
関するものである。
れる放射線を、備え付けの放射線検出器により検出し、
測定監視信号として出力する放射線モニタ用サンプラに
関するものである。
第2図は従来の放射線モニタ用サンプラを示す断面図
であり、図において、1は放射線検出器、2はこの放射
線検出器1を収納する検出器保護筒、3は放射線検出器
1を遮へい体内から取り出すときに開放される検出器取
出蓋、4は被測定試料を貯留する測定容器、5は被測定
試料を測定容器4内に導入する入口ノズル、6はこの被
測定試料を排出する出口ノズル、7は測定容器4を囲む
ように配置した遮へい体である。
であり、図において、1は放射線検出器、2はこの放射
線検出器1を収納する検出器保護筒、3は放射線検出器
1を遮へい体内から取り出すときに開放される検出器取
出蓋、4は被測定試料を貯留する測定容器、5は被測定
試料を測定容器4内に導入する入口ノズル、6はこの被
測定試料を排出する出口ノズル、7は測定容器4を囲む
ように配置した遮へい体である。
次に動作について説明する。
まず、入口ノズル4から導入された被測定試料は、測
定容器4に入り一時的に貯留される。この被測定試料に
含まれた放射能から出る放射線は、測定容器4の中心部
に位置する検出器保護筒2内に置かれた放射線検出器1
に入射し、検知される。また、この放射線検出器1から
出力される検出信号は、検出器取出蓋3を貫通するケー
ブル8を介して図示しない信号処理部に送られ、測定監
視される。また、検出操作が終った被測定試料は、出口
ノズル6を通じてサンプラ外部に排出される。なお、測
定容器4の外周には、鉛などからなる上記遮へい体7が
設置されているので、サンプラ外部から入射する環境放
射線を減衰させて、放射線検出器1のバックグラウンド
を下げ、高感度に被測定試料の放射能を検知できるよう
にしている。
定容器4に入り一時的に貯留される。この被測定試料に
含まれた放射能から出る放射線は、測定容器4の中心部
に位置する検出器保護筒2内に置かれた放射線検出器1
に入射し、検知される。また、この放射線検出器1から
出力される検出信号は、検出器取出蓋3を貫通するケー
ブル8を介して図示しない信号処理部に送られ、測定監
視される。また、検出操作が終った被測定試料は、出口
ノズル6を通じてサンプラ外部に排出される。なお、測
定容器4の外周には、鉛などからなる上記遮へい体7が
設置されているので、サンプラ外部から入射する環境放
射線を減衰させて、放射線検出器1のバックグラウンド
を下げ、高感度に被測定試料の放射能を検知できるよう
にしている。
従来の放射線モニタ用サンプラは以上のように構成さ
れているので、被測定試料の放射線を高感度に検知する
場合には、測定容器4を大きくすることが必要となるた
め、被測定試料の入れ替えに長時間を要し、かつ被測定
試料の放射能濃度の変化に対する応答性が悪くなるなど
の課題があった。また逆に、応答性の早い放射線の測定
検知が必要となる場合には、測定容器4を小形にして、
被測定試料の入れ替え時間を短くしなければならず、こ
の場合には放射線の検知感度が悪化するなどの課題があ
った。そして、これらの2つの矛盾から、一般には目的
に応じて、サンプラ構造を変えなければならないなどの
課題があった。
れているので、被測定試料の放射線を高感度に検知する
場合には、測定容器4を大きくすることが必要となるた
め、被測定試料の入れ替えに長時間を要し、かつ被測定
試料の放射能濃度の変化に対する応答性が悪くなるなど
の課題があった。また逆に、応答性の早い放射線の測定
検知が必要となる場合には、測定容器4を小形にして、
被測定試料の入れ替え時間を短くしなければならず、こ
の場合には放射線の検知感度が悪化するなどの課題があ
った。そして、これらの2つの矛盾から、一般には目的
に応じて、サンプラ構造を変えなければならないなどの
課題があった。
なお、近似技術のして実公平1−34138号公報,実公
昭60−27980号公報に記載されたものがある。
昭60−27980号公報に記載されたものがある。
この発明は上記のような課題を解消するためになされ
たもので、高感度で、かつ放射能濃度の変化に対する早
い応答性をもたせながら放射線を迅速に検知できる放射
線モニタ用サンプラを得ることを目的とする。
たもので、高感度で、かつ放射能濃度の変化に対する早
い応答性をもたせながら放射線を迅速に検知できる放射
線モニタ用サンプラを得ることを目的とする。
この発明に係る放射線モニタ用サンプラは、放射線検
出器を設置した内側測定容器を包むように外側測定装置
を配置して、これに上記内側測定容器から移行した上記
被測定試料を収納したものである。
出器を設置した内側測定容器を包むように外側測定装置
を配置して、これに上記内側測定容器から移行した上記
被測定試料を収納したものである。
この発明における放射線モニタ用サンプラは、内側測
定容器および外側測定容器の複数の測定容器で構成され
ているので、上記の小形の内側測定容器内の被測定試料
の放射線検出を早い応答性をもって実施可能にし、外側
測定容器による十分な量の被測定試料を収容によって、
放射線の高感度検知を行えるようにする。
定容器および外側測定容器の複数の測定容器で構成され
ているので、上記の小形の内側測定容器内の被測定試料
の放射線検出を早い応答性をもって実施可能にし、外側
測定容器による十分な量の被測定試料を収容によって、
放射線の高感度検知を行えるようにする。
以下、この発明の一実施例を図について説明する。
第1図において、1は放射線検出器、2は放射線検出
器1を収納する検出器保護筒、3は検出器保護筒2内に
放射線検出器1を出し入れするための検出器取出蓋、4a
は検出器保護筒2を取り囲む位置に配置した内側測定容
器、4bは内側測定容器4aと同心的にその外側に配置した
外側測定容器、5は内側測定容器4aの下部に接続した入
口ノズル、6は外側測定容器4bの下部に接続した出口ノ
ズル、7は内側測定容器4aおよび外側測定容器4bを囲む
ように外側測定容器4bの外周に配置された遮へい体であ
る。
器1を収納する検出器保護筒、3は検出器保護筒2内に
放射線検出器1を出し入れするための検出器取出蓋、4a
は検出器保護筒2を取り囲む位置に配置した内側測定容
器、4bは内側測定容器4aと同心的にその外側に配置した
外側測定容器、5は内側測定容器4aの下部に接続した入
口ノズル、6は外側測定容器4bの下部に接続した出口ノ
ズル、7は内側測定容器4aおよび外側測定容器4bを囲む
ように外側測定容器4bの外周に配置された遮へい体であ
る。
次に動作について説明する。
まず、入口ノズル5から導入された被測定試料は、最
初の内側測定容器4aに底部から流入し、放射線検出器1
に近接した周囲に沿って、上方へ移行し、この内側測定
容器4aの上部開放端から、外側測定容器4bに流入する。
被測定試料は一時的に外側測定容器4bに貯留された後、
出口ノズル6を経由して流出する。ここで内側測定容器
4aは強度を保持できる範囲で放射線の減衰効果を小さく
するように、プラスチック,アルミニウム等の低密度材
料で形成する。
初の内側測定容器4aに底部から流入し、放射線検出器1
に近接した周囲に沿って、上方へ移行し、この内側測定
容器4aの上部開放端から、外側測定容器4bに流入する。
被測定試料は一時的に外側測定容器4bに貯留された後、
出口ノズル6を経由して流出する。ここで内側測定容器
4aは強度を保持できる範囲で放射線の減衰効果を小さく
するように、プラスチック,アルミニウム等の低密度材
料で形成する。
いま、被測定試料に放射能が含有されている場合に
は、まず、内側測定容器4aに試料が流入した時点で、そ
こから出る放射線が放射線検出器1に入射し、検知され
る。その後、外側測定容器4bに流入した段階で、被測定
試料から放出された放射線は低密度材料で作られた内側
測定容器4aを透過して、放射線検出器1に入射し、検知
される。検出された信号は、検出器取出蓋3を貫通する
ケーブルにより、信号処理部に送られ、測定監視され
る。また、外側測定容器4bの周囲に配置した鉛などによ
る遮へい体7は、外部から入射する放射線を減衰させ、
放射線検出器1のバックグラウンドを低下させ、高感度
に被測定試料の放射能を検知可能にする。
は、まず、内側測定容器4aに試料が流入した時点で、そ
こから出る放射線が放射線検出器1に入射し、検知され
る。その後、外側測定容器4bに流入した段階で、被測定
試料から放出された放射線は低密度材料で作られた内側
測定容器4aを透過して、放射線検出器1に入射し、検知
される。検出された信号は、検出器取出蓋3を貫通する
ケーブルにより、信号処理部に送られ、測定監視され
る。また、外側測定容器4bの周囲に配置した鉛などによ
る遮へい体7は、外部から入射する放射線を減衰させ、
放射線検出器1のバックグラウンドを低下させ、高感度
に被測定試料の放射能を検知可能にする。
つまり、小形の内側測定容器内の被測定試料の放射線
検出を、この被測定試料の濃度変化に対して迅速に対応
して実行でき、しかも外側測定容器内の十分な被測定試
料量により、放射線の測定感度を上げることができるこ
とになる。
検出を、この被測定試料の濃度変化に対して迅速に対応
して実行でき、しかも外側測定容器内の十分な被測定試
料量により、放射線の測定感度を上げることができるこ
とになる。
なお、上記実施例では測定容器を内側測定容器4aおよ
び外側測定容器4bの2重構造とし、これらを放射線検出
器1と同心的に配置したものを示したが、測定容器の構
成を3重以上の多重構造としてもよい。
び外側測定容器4bの2重構造とし、これらを放射線検出
器1と同心的に配置したものを示したが、測定容器の構
成を3重以上の多重構造としてもよい。
まだ、内側測定容器4aには被測定試料の入れ替えを早
めるための仕切りを設けてもよい。
めるための仕切りを設けてもよい。
以上のように、この発明によれば放射線検出器を設置
した内側測定容器を包むように外側測定装置を配置し
て、これに上記内側測定容器から移行した上記被測定試
料を収容する構成にしたので、試料の放射能濃度の変化
に対し早い応答性が得られ、かつ高感度の放射能測定を
実施できるものが得られる効果がある。
した内側測定容器を包むように外側測定装置を配置し
て、これに上記内側測定容器から移行した上記被測定試
料を収容する構成にしたので、試料の放射能濃度の変化
に対し早い応答性が得られ、かつ高感度の放射能測定を
実施できるものが得られる効果がある。
第1図はこの発明の一実施例による放射線モニタ用サン
プラを示す断面図、第2図は従来の放射線モニタ用サン
プラを示す断面図である。 1は放射線検出器、4aは内側測定容器、4bは外側測定容
器、5は入口ノズル、6は出口ノズル、7は遮へい体。 なお、図中、同一符号は同一、または相当部分を示す。
プラを示す断面図、第2図は従来の放射線モニタ用サン
プラを示す断面図である。 1は放射線検出器、4aは内側測定容器、4bは外側測定容
器、5は入口ノズル、6は出口ノズル、7は遮へい体。 なお、図中、同一符号は同一、または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】低密度材料で管状に形成されるとともに被
測定試料を導入する入口ノズルに接続され、かつ内部に
同心的に放射線検出器を設置した内側測定容器と、該内
側測定容器を同心的に包むように配置されて、該内側測
定容器から移行した上記被測定試料を収容する管状の該
側測定容器と、該外側測定容器内の被測定試料を排出す
る出口ノズルと、上記外側測定容器とともに上記放射線
検出器を包み、外部からの環境放射線を減衰させる遮へ
い体とを備えた放射線モニタ用サンプラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2314517A JP2534163B2 (ja) | 1990-11-20 | 1990-11-20 | 放射線モニタ用サンプラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2314517A JP2534163B2 (ja) | 1990-11-20 | 1990-11-20 | 放射線モニタ用サンプラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04184288A JPH04184288A (ja) | 1992-07-01 |
JP2534163B2 true JP2534163B2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=18054239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2314517A Expired - Fee Related JP2534163B2 (ja) | 1990-11-20 | 1990-11-20 | 放射線モニタ用サンプラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2534163B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7354425B2 (en) | 2001-05-22 | 2008-04-08 | Uni-Charm Corporation | Interlabial pad |
US7601146B2 (en) | 2001-05-22 | 2009-10-13 | Uni-Charm Corporation | Interlabial pad individual packaging vessel |
US7686793B2 (en) | 2001-05-22 | 2010-03-30 | Uni-Charm Corporation | Interlabial pad and wrapping body |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5421823B2 (ja) * | 2010-03-03 | 2014-02-19 | 三菱電機株式会社 | 放射性ガスモニタ |
JP6411245B2 (ja) * | 2015-03-06 | 2018-10-24 | 株式会社環境総合テクノス | 放射能測定装置及び放射能測定方法 |
JP6109277B2 (ja) * | 2015-11-19 | 2017-04-05 | 三菱電機株式会社 | 放射能測定方法および放射能測定容器 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5254894A (en) * | 1975-10-29 | 1977-05-04 | Nippon Atom Ind Group Co Ltd | High sensitive monitor for waste water |
JPS5578969U (ja) * | 1978-11-24 | 1980-05-30 |
-
1990
- 1990-11-20 JP JP2314517A patent/JP2534163B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7354425B2 (en) | 2001-05-22 | 2008-04-08 | Uni-Charm Corporation | Interlabial pad |
US7601146B2 (en) | 2001-05-22 | 2009-10-13 | Uni-Charm Corporation | Interlabial pad individual packaging vessel |
US7686793B2 (en) | 2001-05-22 | 2010-03-30 | Uni-Charm Corporation | Interlabial pad and wrapping body |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04184288A (ja) | 1992-07-01 |
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JPH0414318B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |