JP2534090B2 - フィラメント切断時の作業再開方法 - Google Patents

フィラメント切断時の作業再開方法

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JP2534090B2 JP63028944A JP2894488A JP2534090B2 JP 2534090 B2 JP2534090 B2 JP 2534090B2 JP 63028944 A JP63028944 A JP 63028944A JP 2894488 A JP2894488 A JP 2894488A JP 2534090 B2 JP2534090 B2 JP 2534090B2
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    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
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    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
    • C03B37/02Manufacture of glass fibres or filaments by drawing or extruding, e.g. direct drawing of molten glass from nozzles; Cooling fins therefor
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ブッシング底部に設けた多数の小孔から流
出する熱軟化材料溶融物の引延しを高速の正規速度で行
なってフィラメントを製造する採糸作業においてフィラ
メントの切断が他のフィラメントに波及するのを防止し
フィラメント切断時の作業再開を自動的に、簡単に行な
うことを可能ならしめるフィラメント切断時の作業再開
方法に関するものである。
[従来の技術] ガラス繊維のような熱軟化材料よりなるフィラメント
3は、ブッシング1の底部に設けた多数の小孔2から流
出する該熱軟化材料溶融物の引延しを所望のフィラメン
トの径等に応じて定められる高速の正規速度で行なう採
糸作業によって製造される。(第1図参照) ガラス繊維の場合0.5〜1.5mmφ程度の小孔2を有する
ブッシング1が使用され、得られたガラスフィラメント
に集束剤を附与して集束することにより繊維束が製造さ
れるが、何等かの原因によりフィラメント3の切断(一
次切断)が生ずることがある。
第2図に示すようにフィラメント3が切断すると小孔
2に溶融物よりなるほぼ球状の球状ビード4が発生し、
重力作用で第5図に示すように引延され、紡錐状の引延
された紡錐状ビード5が生成する。
このまま採糸作業を継続すると引延された紡錐状ビー
ド5は第5図,第6図に示すように他のフィラメント3
と次々に接触してフィラメントの新たな切断(二次切
断)が生ずる。
このように、フィラメントの切断は次々に波及し遂に
は全てのフィラメントが切断してしまう。
従来、フィラメントの切断が生じた場合、採糸作業を
中断し手作業でビードと未切断のフィラメントを引張っ
て引延すことによって作業を再開していたが、人手によ
る作業の再開は多くの時間を必要とし、人件費を増大さ
せ、生産性を低下させる問題点があった。
ブッシング1に設けられた小孔2,2′を2個づつ対を
なして近接して配設し、一方の小孔2から得られるフィ
ラメント3が切断した場合、小孔2,2′から流出する溶
融ガラスを合体させ、他方の小孔2′から得られるフィ
ラメントで、この合体した溶融ガラスを引延す方法も提
案されているが(特開昭62−187136号公報参照)、この
方法は次のような難点を有する。
二つの小孔から流出した溶融ガラスが合体して引延さ
れ、一本のフィラメントとなるため製品中に太いフィラ
メントが混在することとなり、特に合体直後のフィラメ
ントの径は大きくなり、品質上好ましくない。
又二つの小孔を近接して配設するため、一度合体して
一本となったフィラメントを正規の2本に分離、復帰さ
せる作業が困難である。
[発明が解決しようとする課題] 従来の作業再開方法は次のような問題点を有する。
人手によるため、作業の再開に長時間を要し、この間
にフィラメント切断は次々に波及してしまい、作業再開
の手間が増大し、生産性が低下する。
又フィラメントの全面切断が生ずると、ブッシングか
らの溶融物の流出量が減少するため、ブッシング内の溶
融物の温度が急激に変化し、作業再開時のフィラメント
径が変動し、フィラメント強度も均一にならないという
問題点があった。
本発明は、このような従来技術の問題点を解消し、フ
ィラメントの切断の波及を防止し、人力によることなく
自動的に作業を再開し、均質な径のフィラメントを得る
新たな方法を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記課題を解決すべくなされたものであり、
ブッシング底部に設けた多数の小孔から流出する熱軟化
材料溶融物の引延しを高速の正規速度で行なってフィラ
メントを製造する採糸作業において、 a)フィラメントの切断によって生ずる上記溶融物のビ
ードを検出して信号として取出す手段。
b)上記信号に応じて引延し速度を低下させ、低い速度
で引延されたフィラメントを、重力の作用で引延された
ビードに接触させてビードを引延して径の大きいフィラ
メントとし、この間正規品製造を中断する手段。
c)フィラメントの引延し速度を正規速度迄増加させる
手段。
とを含むことを特徴とするフィラメント切断時の作業再
開方法を提供するものである。
次に本発明を第1〜4図に就いて更に具体的に説明す
る。
ブッシング1の小孔2,2,…から流出した溶融ガラスは
300〜1,000m/min程度の高速の正規速度で引延され3〜2
0μ程度のフィラメントが生成される。これらのフィラ
メントには公知の方法に従ってバインダーが附与され、
集束装置(図示せず)で集束されて繊維束となり、高速
で回転する巻取り装置で巻取られ、ガラス繊維束が製造
される。この高速巻取りによりフィラメントは上記の正
規速度で引延され採糸が行なわれる。
繊維束はプリングホイールとの接触によって引張られ
ることもあり、この場合引張力によって溶融ガラスは引
延される。
このフィラメント3の切断によって生ずる球状ビード
4を検出し、信号として取出す。球状ビード4はフィラ
メント3に比してその直径が500〜2,000倍程度であり、
例えばイメージセンサー等を用いて球状ビードの生成を
検出することができ、検出手段に特に限定はない。
検出された球状ビードの生成を信号として取出し、こ
の信号により引延し速度を正規速度の1/3〜1/50、好ま
しくは1/6〜1/30に低下させる。
この速度が上記範囲より大きいとフィラメントの径が
充分大きくならず、この未切断のフィラメントが以下述
べる引延された紡錐状ビード5と接触した場合、フィラ
メントの切断が生じ易くなる。
この速度が上記範囲より小さいとこのフィラメントの
径が大きくなり過ぎ、繊維束が折れ易くなり、又作業再
開迄の時間が過大となる。
引延し速度は巻取り装置の回転数を低下させることに
よって低下させるのが実際的であるが、別のプルロール
を用い、低速で繊維束を引張ることもでき、この間正規
品を製造する採糸作業を中断する。
なお巻取り装置の回転数を低下させる場合、この太い
大径フィラメントよりなる繊維束は正規速度で巻取られ
る繊維束とは別に巻取るのが好ましく、フィラメントの
切断面に正規速度で巻取った繊維束を所望の製品として
使用することが可能となる。
二つの繊維束を別に巻取るため、例えば、ターレット
ワインダを好適に使用することができる。
このようにして低い速度で引延された太い大径フィラ
メント6を、重力の作用で引延された紡錐状ビード5に
接触させ(第3図参照)て引延ばすことにより、紡錐状
ビード5は太い大径フィラメント6と同一速度で引延さ
れて径の大きいフィラメントとなり、ビード5は消滅す
る。
球状ビード4が重力の作用により引延された紡錐状ビ
ード5が生成し、この紡錐状ビード5が他のフィラメン
トに接触し、フィラメントの二次切断が発生する迄の時
間は、溶融ガラスの粘度、小孔2の径等によって定ま
り、通常1〜10sec程度であり、この時間内にフィラメ
ントの引延し速度を上記範囲迄低下させる必要がある。
ついで、フィラメントの引延し速度を正規速度迄上昇
させることによって採糸作業が再開される。
フィラメントの引延し速度の上昇はビードの消滅を検
出装置で確認した後に行なってもよく、或は引延し速度
を低下させてから経験的に定められる所定時間経過後に
行なってもよい。
なお、フィラメントを低い速度で引張っている際に
は、バインダー塗布装置(図示せず)を後退させ、該装
置をフィラメントと接触させないようにするのが好まし
い。
上述の説明はガラスフィラメントに就いて行なった
が、本発明の方法は熱可塑性プラスチックスのような熱
軟化材料溶融物からフィラメントを製造する工程にも使
用することができる。
[作 用] 熱軟化材料溶融物を低い速度で引延すことによって得
られる径の大きい大径フィラメントを、重力の作用で引
延された紡錐状ビートと接触させて引延すことにより、
フィラメントの二次切断を防止し、自動的作業再開を可
能ならしめる。
[実施例] ブッシング底部に設けられた小孔から溶融ガラスを流
出せしめ、10m/secの正規速度で引延し、10μのガラス
フィラメントを製造した。
このフィラメントの切断によって生ずるビードの生成
をイメージセンサーで検出し、取出した信号によりフィ
ラメントの引延し速度を1m/secに低下させ、ガラスフィ
ラメントの太さ33μとし、正規製品を製造するための採
糸作業をこの間中断した。
フィラメントの引延し速度を低下させる迄の時間は約
3secであり、この大径フィラメントに重力の作用で引延
されたビードを接触せしめて引延して同径のフィラメン
トとした。
次いでフィラメントの引延し速度を正規速度迄上昇さ
せることにより紡糸作業を再開した。作業再開に必要な
時間は8secであった。
[発明の効果] フィラメントの全面切断が生ずるのを防止し、フィラ
メントの切断が生じた際自動的に作業を再開でき、フィ
ラメントの径のバラツキを防止しうる。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本発明の方法を説明するための部分拡大切
断端面図、第5,6図は従来の例を示す部分拡大切断端面
図である。 図中、1はブッシング、2は小孔、3はフィラメント、
4は球状ビード、5は紡錐状ビード、6は大径フィラメ
ントを示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブッシング底部に設けた多数の小孔から流
    出する熱軟化材料溶融物の引延しを高速の正規速度で行
    なってフィラメントを製造する採糸作業において、 a)フィラメントの切断によって生ずる上記溶融物のビ
    ードを検出して信号として取出す手段。 b)上記信号に応じて引延し速度を低下させ、低い速度
    で引延されたフィラメントを、重力の作用で引延された
    ビードに接触させてビードを引延して径の大きいフィラ
    メントとし、この間正規品製造を中断する手段。 c)フィラメントの引延し速度を正規速度迄増加させる
    手段。 とを含むことを特徴とするフィラメント切断時の作業再
    開方法。
JP63028944A 1988-02-12 1988-02-12 フィラメント切断時の作業再開方法 Expired - Lifetime JP2534090B2 (ja)

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DE8989102358T DE68901540D1 (de) 1988-02-12 1989-02-10 Verfahren zum wiederstarten der operationen zum herstellen von fasern aus thermoplastischen materialien nach einem bruchunfall.
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US4925471A (en) 1990-05-15
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