JP2533994B2 - 固体状の薄い化学発光装置 - Google Patents

固体状の薄い化学発光装置

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JP2533994B2
JP2533994B2 JP3244244A JP24424491A JP2533994B2 JP 2533994 B2 JP2533994 B2 JP 2533994B2 JP 3244244 A JP3244244 A JP 3244244A JP 24424491 A JP24424491 A JP 24424491A JP 2533994 B2 JP2533994 B2 JP 2533994B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】化学的手段を通して発光させることので
きる装置の製造は本分野でよく知られている。例えば、
ライトスティックが、米国特許番号3,539,794中
に教示されている一方、他の構造物もまた数多くの米国
特許、例えば3,749,620;3,808,414;
3,893,938の主題であった。追加的な最近の特許
には、米国特許番号4,635,166および米国特許番
号4,814,949が含まれる。
【0002】本発明の装置は、米国特許番号3,893,
938の図5および米国特許番号3,539,794の図
5および8に示されている装置を改良したものである。
本技術で公知のこの種類の装置は数多くの理由で失敗に
終わっており、その理由には少なくとも、要求される期
間に渡って光を発することができないこと、少ない量の
光を発する傾向にあること、焦点もしくは均一な領域に
光を集中させることができないことなどが含まれる。例
えば、上記2つの特許の装置は、活性化剤溶液からの揮
発性成分(この活性化剤溶液は、透明もしくは半透明の
透過性を示す表面を有する区分室中に含まれている)の
消失による劣化を回避することができない。更に、活性
化剤溶液を吸収させるために用いられている材料は、そ
れが存在している場合、この装置が活性化されたとき完
全には成功しないことが確かめられた、何故ならば、そ
れは該活性化剤溶液を均一に吸収することができなく、
従って、この装置中に全く光っていないか或は弱い光を
発する領域と明るい光を発する領域とを生じさせるから
である。
【0003】
【発明の要約】本発明は、積層された金属はくのバック
シートと、該バツクシートに対して端においてヒートシ
ールされた2つの構成要素から成るフロントシートを具
備し、該フロントシートの第一構成要素は過酸化水素の
逃散を防止できる積層された金属はくであり、その第二
構成要素は光透過性のポリオレフインシートであり、上
記第一および第二構成要素はそれらの隣接する横端で互
いにヒートシールされており、そして上記フロントシー
トの表面積の約20%〜約50%が上記第一構成要素で
構成されており;化学発光装置の内部頒域を2つの区分
室に分割するように位置させた一時的分離手段を具備
し、上記区分室の各々は上記2つの構成要素の各々の下
にあり、上記第二構成要素の下の区分室は化学発光化合
物および任意にフルオレサーから成る溶媒溶液を含有し
ている吸収性材料をその中に有しており、上記第一構成
要素の下の区分室は活性化剤溶液を含んでいることを特
徴とする、柔軟で薄い長方形の化学発光装置に関する。
【0004】
【好適な具体例を含む発明の詳細な記述】市販の化学的
照明装置の大部分はプラスチック製の管状のものであ
る。これらの装置は発光の点においては極めて有効であ
るが、一方それらは比較的かさ高く、それらが円い断面
を有している結果、一方向に焦点を合わせるというより
はむしろ全ての方向に光を発する傾向にある。従って、
薄く平らで柔軟であり、安定で使い易くそして1つの方
向に光を発するところの、化学的点灯装置の製造に対す
る必要性が存在していた。
【0005】化学発光装置に関する上述した困難さの多
くは、全体が金属はく積層板の区分室中に活性化剤溶液
を保存している本発明によって克服された。この金属は
くは、その非透過性のため、該活性化剤溶液の活性を保
持させることを可能にする。更に、好適な具体例におい
て、吸収性を示す材料は、この材料が薄い構造物中で用
いられることを可能にしそして蛍光反応から生じる光を
吸収することのない滑らかで均一な表面を生じさせると
ころの、ユニークなポリマー構造で構成されている。
【0006】該吸収性を示す材料を、反射する薄膜裏材
を有するところの、光を発する窓の備わっている装置の
区分室中に入れ、そして活性化剤溶液を、全体がその裏
材と同じ薄膜でできている区分室中に入れたとき、優れ
た装置が得られることを見い出した。
【0007】本発明のこのバックシートおよび2つの構
成要素から成るフロントシートの薄膜部材の両方共、積
層された金属はく、好適にはアルミニウムであり、これ
は、追加的関係において、1)厚さが約0.0001〜
約0.002インチのアルミニウムはくおよび2)厚さ
が約0.0005〜約0.005インチの低〜中密度の
ポリエチレンまたは鎖状の低〜中密度ポリエチレンから
成っている。
【0008】この低密度ポリエチレンを、アクリル酸共
重合体接着剤で、該アルミニウムはくの内側に接着させ
る。
【0009】この得られるアルミニウムはくの積層板
は、本発明の装置に、A)活性化剤溶液の揮発性成分の
透過性を低下させるか或はなくさせること、B)熱安定
性、C)非劣化性、D)バックシートと2つの構成要素
から成るフロントシートとの間のはく離をなくさせるこ
と、E)ヒートシール性を悪化させないこと、F)化学
発光成分の安定性、およびG)貯蔵安定性、を与える。
更に、この積層板は自己粘着性接着剤を受け入れ易い。
【0010】このアルミニウムはく積層板の全厚は約
0.001〜約0.01インチの範囲である。
【0011】該アクリル酸共重合体接着剤は公知であ
り、そして一般にエチレンとの共重合体からなってい
る。この接着剤は約10重量%のアクリル酸を含有して
いる。これはPrimacoreRの商標でDow Chemical Company
により市販されている。積層薄膜は、該積層板の層1)
または2)の間に該接着剤の熱層を押出すか、或は該薄
膜上に接着剤を押出した後、この接着剤をコートした薄
膜上に層2)を押出すか、或はアクリル酸共重合体接着
剤と溶融状態の層3)を混合した後、この混合物をその
表面を均一に覆っている該薄膜上に塗布することによっ
て製造できる。
【0012】その上にポリエチレンを有する向かい合っ
ている該薄膜の片側は、その上に強度を与えるコーティ
ング、例えば配向ポリエチレン、ナイロンなどを有して
いてもよいか、或は装飾、印刷などがなされていてもよ
い。
【0013】この2つの構成要素から成るフロントシー
トは、ポリオレフィン樹脂、例えば透明もしくは半透明
ポリエチレン、ポリプロピレンなどから成る第一構成要
素、および該バックシートと同様のアルミニウムはく積
層板から成る第二構成要素から作られている。このフロ
ントシートの2つの構成要素は、それらの隣接する横端
で互いにヒートシールされている。このアルミニウムは
く積層板は、該フロントシートの全表面積の約20〜約
50%を構成している。このフロントシートの厚さは約
0.001〜約0.01インチである。
【0014】この装置はその種々の構成要素を一緒にヒ
ートシールすることによって作られているのが好適であ
るが、音波溶接などによってこの装置を製造することも
可能である。
【0015】この装置は、一時的な分離手段、例えば破
断可能なシール、クランプ、気密折りたたみなどを用い
て、2つの区分室に分離されており、この分離手段の主
要目的は、混合したとき化学光を生じるところの、化学
発光する化学薬品を分離することである。好適な手段
は、付随する図に示されているようなクランプ、および
本分野で公知のクランプである。
【0016】該バックシートの後側は、好適には、この
装置をいかなる基質に対しても、或はラップアラウンド
様式でそれ自身に対しても、粘着させ得るように、それ
に塗布された自己粘着性接着剤を有している。
【0017】上述したように、該ポリオレフィンで構成
されているフロントシートの構成要素の下にある区分室
には、しゅう酸エステルの溶媒溶液および任意にフルオ
レサー(fluorescer)から成る化学発光しゅ
う酸エステル溶液を吸収させ、そしてまた、この装置が
活性化されたとき第二区分室から放出される活性化剤溶
液を吸収させるため、その中に吸収性を示す材料、例え
ばスポンジ、パッド、マット、多孔質ポリマーなどが入
っている。上記吸収性を示す材料のいずれをも使用でき
るが、最も好適な材料は、これと同時出願の共出願連続
番号07/632,844中に開示されており請求され
ているものである。最も好適な材料は、A)全ポリマー
の約0.5〜約15.0重量%を構成しているところ
の、分子量が約100,000〜約500,000のハ
ロゲン化ビニルまたはハロゲン化ビニリデンポリマーか
ら成る非微粒子相、B)1)全ポリマーの約85.0〜
約99.5重量%の、直径が約25〜約125ミクロン
でありそして分子量が約50,000〜約120,00
0のハロゲン化ビニルまたはハロゲン化ビニリデンポリ
マーの粒子または上記粒子の混合物、或は2)全ポリマ
ーの約45〜約98.5重量%の、直径が約25〜約1
25ミクロンでありそして分子量が約50,000〜約
120,000のハロゲン化ビニルまたはハロゲン化ビ
ニリデンポリマーの粒子または上記粒子の混合物、およ
び全ポリマーの約1〜約40重量%の、直径が約130
〜約225ミクロンでありそして分子量が約100,0
00〜約225,000のハロゲン化ビニルまたはハロ
ゲン化ビニリデンポリマーの粒子、のいずれかから成る
凝集した粒子相、およびC)上記両相の全体に渡って分
散している化学発光化合物および任意にフルオレサーの
溶媒溶液から成る可塑剤、から構成されている多孔質の
柔軟な構造物である。
【0018】これらの構造物の製造において有益なハロ
ゲン化ビニルまたはハロゲン化ビニリデンポリマー類は
本分野でよく知られている。それらには、ポリハロゲン
化ビニル、例えばポリ塩化ビニルおよびポリフッ化ビニ
ル;ポリハロゲン化ビニリデン、例えばポリ塩化ビニリ
デンおよびポリフッ化ビニリデン;ハロゲン化ビニルお
よび/またはハロゲン化ビニリデンと炭化水素類、例え
ばポリマーの全重量を基準にして約25%以下の量、好
適には同じ基準で5〜15重量%のエチレン、プロピレ
ンなどとの共重合体;ハロゲン化ビニルの共重合体、例
えば塩化ビニル/フッ化ビニル共重合体;ハロゲン化ビ
ニリデンの共重合体、例えば塩化ビニリデンとフッ化ビ
ニリデン;ハロゲン化ビニルとハロゲン化ビニリデンと
の共重合体、例えば塩化ビニルと塩化ビニリデン;ハロ
ゲン化ビニルとハロゲン化ビニリデンとのターポリマー
類、例えば塩化ビニルとフッ化ビニルと塩化ビニリデン
とのターポリマー;上記ハロゲン化ビニルポリマー類と
ハロゲン化ビニリデンポリマー類との混合物;ハロゲン
化ビニルまたはハロゲン化ビニリデンポリマー類と炭化
水素ポリマー類との混合物、例えばポリ塩化ビニルとポ
リマー類の全重量を基準にして約25%以下のポリエチ
レン、好適には同じ基準で約5〜15%の炭化水素ポリ
マーとのポリマー類の混合物が含まれる。
【0019】塩化ビニルのホモポリマー類およびコポリ
マー類が好適である。
【0020】有益な可塑剤溶媒は、フタル酸のジアルキ
ルエステル、エチレングリコールエーテル、クエン酸エ
ステル、または安息香酸アルキル、例えば安息香酸エチ
ル、安息香酸ブチルなどから選択され、そしてハロゲン
化ビニルまたはハロゲン化ビニリデンポリマー1部当た
り約0.5〜約3.0部の可塑剤の量で存在している。
好適な可塑剤溶媒はフタル酸ジブチルであり、そしてこ
れは、好適には、ポリマーの約1.4部〜約1.0部の
比率で用いられる。
【0021】有益な化学発光化合物は、3−アミノフタ
ルヒドラジド、2,4,5−トリフェニルイミダゾー
ル、10,10′−ジアルキル−9,9′−ビアクリジ
ニウム塩、塩化9−クロロカルボニル−10−メチルア
クリジニウムから選択され、そしてしゅう酸ビス(置換
フェニル)は、しゅう酸ビス(2−ニトロフェニル)、
しゅう酸ビス(2,4−ジニトロフェニル)である。有
益なしゅう酸エステルには、例えばしゅう酸ビス(2,
6−ジクロロ−4−ニトロフェニル)、しゅう酸ビス
(2,4,6−トリクロロフェニル)、しゅう酸ビス
(3−トリフルオロメチル−4−ニトロフェニル)、し
ゅう酸ビス(2−メチル−4,6−ジニトロフェニ
ル)、しゅう酸ビス(1,2−ジメチル−4,6−ジニ
トロフェニル)、しゅう酸ビス(2,4−ジクロロフェ
ニル)、しゅう酸ビス(2,5−ジニトロフェニル)、
しゅう酸ビス(2−ホルミル−4−ニトロフェニル)、
しゅう酸ビス(ペンタクロロフェニル)、ビス(1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−1−ピリジル)グリオキザ
ル、しゅう酸ビス−N−フタルミジル、しゅう酸ビス
(2,4,5−トリクロロ−6−カルボペントキシフェ
ニル)、しゅう酸ビス(2,4,5−トリクロロ−6−
カルボブトキシフェニル)、またはしゅう酸ビス(2,
4,6−トリクロロフェニル)、しゅう酸ビス(2,
4,5−トリクロロ−6−カルボペントキシフェニ
ル)、しゅう酸ビス(2,4,5−トリクロロ−6−カ
ルボブトキシフェニル)およびしゅう酸ビス(2,4,
6−トリクロロフェニル)が含まれる。この化学発光化
合物は、該構造物製造中、該可塑剤溶媒と一緒にに溶液
として加えられ、そして該可塑剤溶液の約10重量%〜
約15重量%の量で存在している。好適な化学発光化合
物は、可塑剤溶媒、好適にはジブチルフタレート中約1
2%濃度のしゅう酸ビス(2,4,5−トリクロロ−6
−カルボペントキシフェニル)である。
【0022】有益なフルオレサーは、置換されているア
ントラセン類、例えば9,10−ビスフェニルエチニル
アントラセン、1−クロロ−9,10−ビスフェニルエ
チニルアントラセンまたは2−クロロ−9,10−ビス
(パラメトキシフェニル)アントラセンであり、そして
該可塑剤溶液の約0.1重量%〜約2.0重量%、好適
には約0.1重量%〜約0.3重量%の濃度で用いら
れ、そして該構造物製造中にそれと一緒に加えられる。
【0023】上で考察した構造物は、可塑剤中の樹脂粒
子から成る均一なスラリーを生じさせ、このスラリーを
ある形に成型した後、この成型したスラリーを約5〜約
50分間約80〜約150℃の温度に加熱することから
成る方法で製造される。
【0024】該構造物を製造するための好適な方法は、
ハロゲン化ビニルまたはハロゲン化ビニリデンポリマー
の粒子の少量、即ち約0.5〜約3.0重量%を最初に
単独で該可塑剤(これは任意に該フルオレサーを含有し
ていてもよい)中でスラリー化した後、このスラリーを
約5〜約20分間約80〜約150℃に加熱して溶液を
生じさせ、これに残りのハロゲン化ビニルもしくはハロ
ゲン化ビニリデンポリマーの粒子を加えた後、混合して
均一なスラリーを生じさせる。次に、この均一なスラリ
ーを、厚さが約0.1mm〜約10mm、好適には厚さ
が約1.0mm〜約3.0mmのシート状に成型した
後、上記シートを、約5分〜約50分間約80℃〜約1
50℃、好適には約10〜40分間約110〜130
℃、或は過剰の溶融が生じないように、加熱する。
【0025】この構造物は、例えば該スラリーの鋳込
み、成型、押出しまたはブロー成型などによって成型さ
れてもよい。
【0026】この化学発光ポリマー構造物の望ましい特
性は下記の通りである: (1) 適度な強度と柔軟性。
【0027】(2) 該PVC構造物を活性化剤溶液に
接触させることで化学発光反応が開始されるように良好
な吸収性。
【0028】(3) 均一な表面外観。
【0029】(4) この構造物は化学発光反応を阻害
するものであってはならない。
【0030】(5) 良好な貯蔵安定性。
【0031】(6) この化学発光構造物は半透明であ
るべきである。
【0032】このポリマー構造物のこれらの特性の大部
分は下記の因子で決定される: (1) 該ポリマー構造物中に吸収された化学発光溶液
の量。
【0033】(2) 使用する該ポリマー粒子の粒子サ
イズ分布および分子量分布。
【0034】(3) 鋳込み中に用いる加熱速度および
加熱時間。
【0035】(4) 該化学発光溶液中に溶解させるポ
リマーの量。
【0036】この構造物は、化学発光反応の1種以上の
成分を含有している。この化学発光反応の成分は、いか
なる数多くの手段で該構造物中に組み込まれてもよい
が、好適な方法は、ハロゲン化ビニルもしくはハロゲン
化ビニリデンポリマーを膨潤させる化学発光反応成分を
溶媒に溶解させることであり、そしてこの目的に好適な
溶媒はジブチルフタレートである。該ポリマーを膨潤さ
せるために用いられる化学発光溶液の量は約5〜90重
量%の間で変化させることができ、好適な量は約25〜
80重量%、最も好適には約55〜60重量%である。
該シートの母体材料と適合し得るいかなる化学発光反応
も使用でき、好適な化学発光反応はペルオキシ−しゅう
酸エステル反応であり、好適にはしゅう酸エステルはカ
ルボペントキシフェニルオクザレートである。この化学
発光反応に好適なフルオレサーは置換されているアント
ラセン類である。この構造物は、化学発光反応を開始さ
せるための活性化剤溶液を吸収することができる。この
構造物は、少なくとも1等量の活性化剤溶液を吸収する
必要がある、しかしこの構造物は3等量の活性化剤溶液
を吸収するのが好ましい。二者択一的に、この構造物を
該成分の溶液中に単に浸漬することによりこの構造物の
孔中に該成分を吸収させることによってこの構造物を成
型した後、この化学発光成分をその構造物中に組み入れ
ることもできる。
【0037】良好な表面の外観を有し、吸収性を示し多
孔質で柔軟な強いハロゲン化ビニルもしくはハロゲン化
ビニリデン製ポリマー構造物を製造するには、微細な、
中程度な、および大きい粒子サイズの粉体から選択され
る2種類、または好適には3種類のハロゲン化ビニルも
しくはハロゲン化ビニリデンポリマー粉体(ここで、こ
の粉体の少なくとも1種は微細な粒子状の粉体である)
が必要であることを見い出した。上述した方法から大き
く逸脱すると、活性化剤溶液を有効には吸収することが
できないか、或は物理的に許容されない、即ち薄片状で
あるか或は溶融しすぎていて使用できないような、構造
物を生じさせる。
【0038】図、特に図3の分解図を参考すると、積層
されたアルミニウムはくのバックシート1を、2、3お
よび4の地点で、該積層アルミニウムはくのシート6お
よび光透過性ポリオレフインのシート5から成る2つの
構成要素の構造物を含むフロントシートにヒートシール
する。吸収性を示す材料7をシート1および5の間に入
れ、これは固化したとき区分室8を形成し、一方、シー
ト1および6を固化することによってこの装置を製造し
たとき区分室9が生じる。活性化剤溶液の入っている区
分室9を示す。層1の反対側に接着剤層10を置き、そ
してカバーシートをはがすことによる損傷もしくは時期
尚早の粘着から保護する。クランプ11は、この区分室
を分離するための手段として示されており、そして迎接
部材12、および図2で更に良く理解されるように摩擦
により部材12中に保持させるピン13で構成されてい
る。図1には、ヒートシールされた部分が斜線で示され
ている。
【0039】単に説明の目的で下記の実施例を示し、そ
してこれらは、付随する特許請求の範囲中に挙げるもの
を除き本発明の範囲を限定するものではないと解釈す
る。全ての部およびパーセントは特に明記されていない
限り重量である。
【0040】化学構造、分析試験および他の繰り返して
用いられる言葉を示すため、下記の省略形を時として用
いる。
【0041】PVC: ポリ塩化ビニル、微細な粒子のPVC : 分子量が約303,000であ
り平均粒子サイズが0.20〜1.5ミクロンの、中間
粘度PVC樹脂の粉状の白色粉体、中程度な粒子のPVC : 分子量が約98,000であ
り平均粒子サイズが70〜75ミクロンの、塊重合で製
造したPVC樹脂の白色粉末、大きい粒子のPVC : 分子量が約205,000であ
り平均粒子サイズが150ミクロンのPVC樹脂の白色
粉末、CPPO : しゅう酸ビス(2,4,5−トリクロロ−
6−カルボペントキシフェニル)、即ち化学光反応で用
いられるしゅう酸エステル、BPEA : 緑色の化学光反応で用いられるフルオレサ
ーは9,10−ビス(フェニルエチニルアントラセン)
である、CBPEA : 黄色のしゅう酸エステル溶液で用いられ
るフルオレサーは1−クロロ−9,10−ビス(フェニ
ルエチニルアントラセン)である、 BPEN : 青色のしゅう酸エステル溶液で用いられる
フルオレサーは2−クロロ−9,10−ビス(P−メト
キシフェニル)アントラセンである、 活性化剤 : 過酸化水素およびサリチル酸ナトリウムの
ジメチルフタレート溶液、スポットメーター : 経時的化学光反応の光出力強度を
測定するために用いる装置、この装置は、Kollmorgen C
orporation製造のモデルUBD1/4である、TLOP : 全光出力、グロータイム : 構造物によって作り出される全光の9
0%を出すに必要な時間、LDPE : 低密度ポリエチレン、OPP : 配向ポリプロピレン、EAA : エチレン/アクリル酸共重合体(90/1
0)、LLDPE : 鎖状、低密度ポリエチレン。
【0042】全光出力測定 以下に示す方法は、サンプルの全光出力を測定するため
にここで用いた標準試験である。このサンプルを調製し
た後、1″x21/2″片に切断する。これらの試験片
を、内側が13/8″x33/4″で厚さが1.5ミル
のポリプロピレン製バッグ中に入れる。次に、これらの
バッグの開口部を、そこに入っているサンプルの上方で
ヒートシールして、スポットメーターの前部にそれを吊
すため、該ポリエチレンバッグの端に穴を開けるための
タブを残す。このポリプロピレン製のバッグ中にシリン
ジを用いて活性化剤溶液を注入することによって、該試
験片を活性化する。使用する活性化剤の量は、このサン
プルの厚さに依存している。通常、3〜4mm厚のサン
プルに対しては1.5mLの活性化剤が必要である。試
験中このバッグを垂直に吊し、このバッグの上部近くに
該シリンジの針を挿入する。
【0043】3インチから1フィートの距離で、そのバ
ッグの中心にスポットメーターの照準を合わせる。8個
以下のサンプルが、それらを8個の回転盤ホルダー上に
置くことで同時に試験できる。この回転盤およびスポッ
トメーターをコンピューターで制御して、このスポット
メーターの前部に配置したサンプルのデータ取得および
制御を可能にする。
【0044】このサンプルは別々に10秒間活性化させ
た後、第一サンプルが活性化されてから2分後にデータ
の取得を開始する。サンプルを10秒毎に変えるように
コンピューターをセットする。実験時間および最大スポ
ットメーター目盛りは、その活性化剤溶液中の触媒の濃
度に依存している。0.0043重量%のサリチル酸ナ
トリウム触媒を含有している活性化剤に関する通常の設
定は、6時間の期間でありそして0〜199フィート・
ランバート(緑色および黄色の試験サンプルに関しては
101のスポットメーター設定であり、そして青色の試
験サンプルに関しては100のスポットメーター設定で
ある)である。
【0045】光を放っている間の表面の外観、並びに全
光出力、グロータイム、機械強度、および吸収性は、化
学発光品の最適な状態にあるものを考慮する必要があ
る。活性化剤溶液中の触媒濃度を変化させると、活性化
された構造物のグロータイムが30分〜6時間の間で変
化する。グロータイムが約4時間のとき、最良の光出力
が得られる。この構造物の活性化には、構造物1部当た
り約0.2〜0.25部の活性化剤溶液が必要である。
この構造物の明るさはその厚さに依存している。反射の
助けがなければ、この明るさは、厚さが増すにつれて増
大する。厚い構造物の明るさは、反射する裏材を有する
ところの、より薄い構造物を用いても得ることができ
る。良好な試験用の厚さは、この構造物のフロントシー
トに面している反射性裏材を用いたとき約3〜4mmで
ある。
【0046】
【実施例】実施例A しゅう酸エステル溶液の製造 頭頂撹拌機、熱電対温度計、窒素導入アダプターおよび
加熱用マントルの備わっている、窒素パージした適切な
乾燥容器中にジブチルフタレート(864部)を入れ
る。この溶媒仕込み物を50℃に加熱する。フルオレサ
ーを加えた後、温度を50℃に保持しながらこの混合物
を30分間撹拌する。CPPO(133部)を加えた
後、この溶液を更に2時間50℃で撹拌する。この混合
物を室温に冷却した後、中間フリット焼結したガラスロ
ートを用いて窒素雰囲気下で濾過する。
【0047】この構造物中に適用するためのしゅう酸エ
ステル調剤を下記の表に示す。
【0048】
【表1】 調 剤 青色 12重量% CPPO. 0.2重量%BPEN 緑色 12重量% CPPO. 0.15重量%BPEA 黄色 12重量% CPPO. 0.25重量%CBPEA このしゅう酸エステル溶液の活性成分が上の表中に示し
た量で存在するように、この材料の相対的純度を考慮し
て、フルオレサーおよびCPPOの量を調整する。
【0049】実施例1 積層アルミニウムはく 以下に示す薄膜を調製した後、試験を行う。この積層板
の層を列挙するが、ここで、本発明に従い装置に作り上
げたとき、最初に挙げる材料はこの装置の外側の層にな
り、そして最後に挙げる層はこの装置の内面に配置す
る。各々の薄膜積層板を用いたときの試験結果を示す。
【0050】構造 積層板1 75ゲージのOPP(配向ポリプロピレ
ン)(0.00075″)−任意;強度を与える 1.5ポンド/3000平方フィートのLamal白色接着
剤(0.0001″) Alはく(0.00035″) 10ポンド/3000平方フィートのEAA(Primacor
R3440)(0.00067″) LDPE(0.001″) 全厚=0.0029″最適密封条件 :活性化剤に暴露する前、1.0秒インパ
ルス加熱、2.5秒冷却、および密封中のシール領域へ
の圧力30psigを用いて密封したとき、加熱シール
の剥離力は、一次インチ当たり7ポンドである。室温で
一晩活性化剤に暴露した後、0.5秒インパルス加熱、
2.0秒冷却、および密封中のシール領域への圧力30
psigを用いて密封したとき、加熱シールの剥離力
は、一次インチ当たり4ポンドである。これらは最適の
密封条件である。
【0051】積層剥離試験:密封条件は0.8秒インパ
ルス加熱、2秒冷却、および密封中のシール領域への圧
力20psigである。140度Fと150度Fで31
日後、いかなる膨れもしくは積層剥離の徴候もなし。
【0052】密封強度:密封条件は0.8秒インパルス
加熱、2秒冷却、および密封中のシール領域への圧力2
0psigである。活性化剤に暴露する前のシールの剥
離強度は一次インチ当たり7.3ポンドである。活性化
剤に室温で一晩暴露した後のシールの剥離強度は一次イ
ンチ当たり4.0ポンドである。
【0053】2″x3バッグに対するバースト試験
使用密封条件は0.8秒インパルス加熱、2秒冷却、お
よび密封中のシール領域への圧力20psigである。
活性化剤への暴露なしのバッグは、18.6psigで
破裂。薄膜積層板が破損し、ヒートシールは破損なし。
活性化剤に室温で一晩暴露した後のバッグは18.3p
sigで破裂。ヒートシールは破損なし、薄膜積層板は
ヒートシールの内側が破損。140度Fおよび150度
Fで活性化剤に31日暴露した後のバッグは15psi
gで破裂。
【0054】結果:この積層板は全ての厳格な試験に合
格。
【0055】構造 積層板2 48ゲージのPE(ポリエステル)(0.
00048″)−強度のため 1.5ポンド/3000平方フィートの接着剤(0.0
001″) Alはく(0.00035″) 10ポンド/3000平方フィートのEAA(Primacor
R3440)(0.0067″) LLDPE(鎖状低密度ポリエチレン)(0.002
5″) 全厚=0.0041″最適密封条件 :1.0秒インパルス加熱、1.5秒冷
却、および密封中のシール領域への圧力20psig。
【0056】積層剥離試験:最適条件を使用。140度
Fと150度Fで4日後のこれらのサンプルに対して積
層剥離を記録。PrimacorR層からポリエチレンヒートシ
ール層を分離するとき積層剥離が発生。
【0057】密封強度:最適密度条件を使用。活性化剤
に暴露する前のシールの剥離強度は一次インチ当たり1
9.2ポンドである。活性化剤に室温で一晩暴露した後
のシールの剥離強度は一次インチ当たり14.8ポンド
である。
【0058】2″x3″バッグに対する破裂試験:最適
密封条件を使用。活性化剤への暴露前のバッグは41.
2psigで破裂。活性化剤にその試験温度で6日間暴
露した後のバッグは34psig(140度F)と43
psig(150度F)で破裂。
【0059】結果:活性化剤溶液中4日後積層剥離が生
じたことより、この積層板は不充分である。
【0060】構造 積層板3 60ゲージのナイロン(0.0006″)
−強度のため LDPE(0.00125″) Alはく(0.00035″) LDPE(0.00325″) 全厚=0.00055″積層剥離試験 :110度Fで1日後積層剥離のいくらか
徴候あり。110度Fで14日後完全な積層剥離。15
0度Fで1日後完全な積層剥離。
【0061】2″x3″バッグに対する破裂試験:この
試験のためのバッグを下記の条件下で密封:1.25秒
インパルス加熱、5秒冷却、および密封中のシール領域
への圧力40psig。活性化剤溶液への暴露前のバッ
グは平均46.4psigで破裂。活性化剤溶液に室温
で一晩暴露した後のバッグは平均13.2psigで破
裂。
【0062】結果:この積層板は積層剥離によって不合
格。
【0063】構造 積層板4 48ゲージのポリエステル(0.004
8″)−強度のため Alはく(0.00035″) 4ポンド/3000平方フィートのPrimacorR3440
(0.00027″) 18ポンド/3000平方フィートのLDPE(0.0
012″) 全厚=0.0023″ 注:PrimacorRおよびLDPEを共押出し。
【0064】積層剥離試験:密封条件は1.25秒イン
パルス加熱、5秒冷却、および密封中のシール領域への
圧力44psigである。150度Fで25日後水膨
れ。150度Fで61日後積層剥離なし。
【0065】密封強度:1.5秒インパルス加熱、5秒
冷却、および密封中のシール領域への圧力40psi
g。剥離強度=一次インチ当たり5.5ポンド(活性化
剤への暴露なし)。
【0066】積層剥離:一次インチ当たり1.1ポンド
(活性化剤への暴露なし)。
【0067】50,000フィート暴露:47と54日
に不合格:61日後合格 。
【0068】結果:この積層板は許容できない。活性化
剤溶液に暴露後のシールは不合格。
【0069】構造積層板5 100ゲージの二軸配向
ナイロン(0.001″)−強度のため 7ポンド/3000平方フィートのLDPE接着剤
(0.00047″) Alはく(0.00035″) 4ポンド/3000平方フィートのPrimacorR3440
(0.00027″) 18ポンド/3000平方フィートのLDPE(0.0
0012″) 全厚=0.00033″ 注:PrimacorRおよびLDPEを共押出し。
【0070】最適密封条件:1.5秒インパルス加熱、
4.0秒冷却、および密封中のシール領域への圧力30
psig。
【0071】積層剥離試験:密封条件は1.25秒イン
パルス加熱、5.0秒冷却、および密封中のシール領域
への圧力40psigである。150度Fで64日後水
膨れ発生せず。150度Fで64日後積層剥離なし。
【0072】密封強度:最適密封条件を使用。活性化剤
に暴露する前のシールの剥離強度は一次インチ当たり
7.1ポンドである。活性化剤に室温で一晩暴露した後
のシールの剥離強度は一次インチ当たり0.8ポンドで
ある。
【0073】積層剥離:一次インチ当たり0.75ポン
ド(活性化剤への暴露なし)。
【0074】50,000フィート暴露:51日後に不
合格であるが、35、59および64日後合格であるよ
うに、変化する結果を示している。
【0075】2″x3″バッグに対する破裂試験:最適
密封条件を使用。活性化剤への暴露なしのバッグは2
2.7psigで破裂。シールの内側の端の積層が破
損。活性化剤に室温で一晩暴露した後のバッグは5.0
psigでシール中の破損により破裂。
【0076】結果:活性化剤溶液に接触させたときのヒ
ートシールの劣化によりこの積層板も不合格。
【0077】実施例2 化学発光装置を下記のようにして組み立てる:47/8
インチ×2インチの透明なポリエチレンシートを1つの
端(ヒートシールのための重なりは1/8インチ)でヒ
ートシールして、実施例1に示すような37/8インチ
×2インチの形材から成る積層板1のシートを製造す
る。この得られる81/2インチ×2インチのシート
を、次に、その上部と底の縦方向の端で密封して、81
/2インチ×2インチのシートから成る積層板1を作
り、これを用いて、各々の端に1/8インチのヒートシ
ール部を有する長い開口部を有する管状物を製造し、こ
こで、この管状物のバックシートおよびフロントシート
両方用として、この管状物の内側にこの薄膜積層板の低
密度ポリエチレン(LDPE)層が存在している。この
管状物のこの裏材の上に、剥離紙で覆った粘着裏材を置
く。
【0078】この透明なポリエチレン製フロントシート
を有する該管状物の端に、しゅう酸エステルと黄色フル
オレサーを含有しているところの、大きさが15/1
6″×41/2″×3mmの吸収材料を入れる。この管
状物の端の1/8インチをヒートシールして密封する。
フロントおよびバックシートの両方が薄膜積層板である
この管状物の一部を横切って、残りの開口部分から31
/8インチ離れた所に圧縮シールクリップおよびピンを
取り付けて、該吸収材料を適切な位置に保持させる。こ
の管状部分の残りの部分に、3.5mLの活性化剤溶液
を入れる。この管状部分の端の1/8インチをヒートシ
ールして密封する。このようにすることで、完全に薄膜
積層板から成る袋中に該活性化剤溶液を密封する。該圧
縮シールクリップおよびピンは、この圧縮シールを取り
外すときまで、該活性化剤と吸収材料とが混合するのを
完全に阻止する。
【0079】この得られる装置を活性化することによっ
て61.6フィート・ランバート・時(ft.−la
m.−hrs.)の全光出力が作り出される。この光片
は、大部分の固体表面に取り付けることができそして化
学光源として有益な、平らで柔軟であり安定な光源であ
る、利点を有している。保護なしで6カ月間保存した後
も、同様な非活性化装置の活性化剤溶液に関していかな
る劣化も生じていない。 実施例3 細かい目の網ふるいを用いて微細粒子サイズのPVCを
ふるいにかけ、大きい粒子を除去する。次に、この微細
粒子サイズのPVC(10部)を実施例Aのしゅう酸エ
ステル溶液の少量と充分に混合して濃厚なペーストを生
じさせる。この濃厚なペーストを、激しく撹拌している
残りの268部のしゅう酸エステル溶液にゆっくりと加
える。大気中の水分から該スラリーを保護するため、そ
れの上に窒素雰囲気を保持しながら、このスラリーを約
5〜10分で迅速に100〜110℃に加熱した後、こ
の温度で10〜15分間保持する。このPVCは溶解
し、そしてこの得られる溶液は更に高粘度となる。この
溶液を50〜60℃に冷却した後、撹拌しながら270
部のしゅう酸エステルを加える。粉末用ロートを通し
て、288部の中間粒子サイズのPVCおよび86.1
部の大きい粒子サイズのPVCを加える。このスラリー
は非常に濃厚になり、スパチュラを用いて滑らかな混合
物になるように手で撹拌する。
【0080】この混合物の90部を5×8インチのガラ
ス底の鋳型に注ぎ込み、110〜120℃のオーブン中
で10分間加熱し、このオーブンから取り出した後、室
温に冷却する。この冷却した構造物はその鋳型から容易
にはがれ、試験用サンプルに切断する。この構造物の厚
さは約4mmである。下記の実施例Bの活性化剤溶液を
加えて、化学発光の光を生じさせる。
【0081】実施例B 活性化剤溶液 81.4部のフタル酸ジメチル、13.3部の第三ブチ
ルアルコール、5.29部の90%過酸化水素水溶液お
よび0.043部のサリチル酸ナトリウムを一緒にし
て、完全な溶液になるまで撹拌することで活性化剤溶液
を製造する。
【0082】実施例4 14部のしゅう酸エステル溶液と、2.0部の大きい粒
子のPVC、7.5部の中間粒子のPVCおよび0.5
部の微細粒子のPVCから成るPVC粒子混合物が10
部入っている変化させた量のフルオレサーと、を一緒に
してスラリーを生じさせることによって構造物を調製す
る。各々のスラリーを120℃のオーブン中10分間焼
き、得られる構造物を室温に冷却した後、1×3インチ
の片に切断し、そしてこれをポリプロピレン製バッグ中
に密封する。実施例Bの活性化剤溶液1.6部をこのバ
ッグ中に注入した後混合することによって、この構造物
を活性化させる。このバッグ中の活性化した構造物を、
3インチの距離でスポットメーターの前に置く。活性化
2分後データの収集を開始する。その結果を以下の表I
に列挙する。
【0083】
【表2】 表 I フルオレサー TLOP (重量%) (フィート・ランバート時) 黄色 0.25 71.1 黄色 0.30 67.9 黄色 0.35 73.6 緑色 0.15 47.9 緑色 0.20 46.3 青色 0.07 7.09 青色 0.11 8.87 青色 0.14 9.40 青色 0.20 10.08 青色 0.25 13.51実施例5 CPPO濃度に対するTLOP 実施例4に記述したのと同様に構造物を調製する。この
実施例で用いたしゅう酸エステル溶液は異なる量のCP
POを含有している。フルオレサー濃度は、青色のしゅ
う酸エステルに関して0.1重量%のBPEN、緑色の
しゅう酸エステルに関して0.11重量%のBPEA、
そして黄色のしゅう酸エステルに関して0.26重量%
のCBPEAである。この構造物を活性化した後、上述
したようにTLOPを測定する。その結果を以下の表I
Iに示す。
【0084】
【表3】 表 II CPPO TLOP (重量%) (フィート・ランバート時) 黄色 8 39.6 黄色 11 46.2 黄色 15* 71.1 黄色 17 66.8 緑色 4 8.98 緑色 7.8 15.2 緑色 12 27.4 緑色 15* 26.2 青色 3.7 2.35 青色 7.7 6.47 青色 11.7 8.87 青色 14.2* 7.80 *このしゅう酸エステル溶液からCPPOが徐々に沈澱。
【0085】実施例6 しゅう酸エステル:PVCの比に対するTLOP 適切な容器中で直接、変化させた量の黄色フルオレサー
しゅう酸エステル溶液とPVC粉末(10部)とを一緒
にしてスラリーにすることによって構造物を調製する。
このPVC粉末混合物は、大きい粒子サイズのPVC
(2.0部)、中間粒子サイズ(7.5部)、および微
細粒子サイズのPVC(0.5部)から成っている。こ
れらのスラリーを120℃のオーブン中10分間焼く。
この焼いたPVCを室温に冷却した後、1×3インチの
片に切断し、そしてこれをポリプロピレン製バッグ中に
密封する。1.6部の活性化剤溶液をこのポリプロピレ
ン製バッグ中に注入することによって、この片を活性化
させる。このバッグを3インチの距離でスポットメータ
ーの前に置く。活性化2分後このスポットメーターから
のデータの収集を開始する。この試験の結果を以下の表
IIIに示す。
【0086】光出力が上昇した後、約1.4:1の比率
のとき一定になる。この構造物は強く、そして製造の焼
込れ段階中またはその後も崩壊を生じない。より低いし
ゅう酸エステル/PVC比を用いたとき、得られる構造
物は薄片状になり、取り扱うことができない。より高い
しゅう酸エステル/PVC比を用いると、過剰に可塑化
されそして活性化剤溶液に対する吸収性が非常に劣った
構造物が得られる。
【0087】
【表4】 表 III しゅう酸エス 活性化剤 テル/PVC TLOP (部) 比(重量:重量) (フィート・ランバート時) 9 0.9:1 28.2 10 1.0:0 29.2 11 1.1:1 31.1 12 1.2:1 30.8 13 1.3:1 34.8 14 1.4:1 40.7 15 1.5:1 38.6 17 1.7:1 38.9実施例7 STL厚さに対するTLOP 実施例3と同様にして、黄色フルオレサーしゅう酸エス
テル溶液から構造物を調製する。この構造物の厚さを、
異なる鋳型を用い、使用するスラリー量を変化させて調
節する。用いた鋳型、スラリーの重量、および焼込れ後
の構造物の得られる厚さを表IVに示す。
【0088】
【表5】 表 IV スラリー重量 厚さ (部) 鋳型 (mm) 10 90mm盤 1.3 45 5×8インチ 1.9 15 90mm盤 2.3 67.5 5×8インチ 2.9 20 90mm盤 3.4 90 5×8インチ 3.7 25 90mm盤 4.2 35 90mm盤 5.1 40 90mm盤 7.0 この構造物を1x21/2インチの片に切断し、実施例
Bの活性化剤溶液で活性化した後、それらのTLOPを
測定する。使用する活性化剤の量をこの構造物の厚さに
比例させる。その結果を表Vに示す。
【0089】
【表6】 表 V STLパッド 明るさ TLOP 厚(mm) (フィート・ランバート) (フィート・ランバート時) 1.9 57.5 36.0 2.9 68.1 41.4 3.4 59.0 44.4 3.7 ―― 56.0 4.2 62.6 51.9 5.1 69.6 66.6 7.0 93.3 78.8 また、反射するアルミニウムはく裏材の有り無しで、同
じ厚さを有する構造物に対する構造物のTLOPを測定
する。結果を表VIに示す。
【0090】
【表7】 表 VI 明るさ TLOP 厚さ 薄腹裏材の (フィート・ (フィート・ (mm) 有り無し ランバート) ランバート時) 1.9 有り 70.2 46.1 1.9 無し 57.5 36.0 2.9 有り 96.7 61.6 2.9 無し 68.1 41.4 3.4 有り 62.1 57.1 3.4 無し 59.0 44.4 3.7 有り ―― 63.7 3.7 無し ―― 56.0実施例8 触媒濃度に関する試験 一連の試験を黄色、緑色、および青色の構造物に対して
行い、TLOPおよびグロータイムに対する活性化剤中
の触媒濃度の影響を測定する。このグロータイムは、可
能な光出力の90%が放出されるまでの活性化からの時
間である。構造物を実施例3に記述したのと同様の方法
で製造する。1×2インチのサンプルをポリプロピレン
製バッグ中に密封した後、このバッグ中に1.5mLの
活性化剤を注入することによって活性化する。この活性
化剤中の触媒(サリチル酸ナトリウム−NaSal)濃
度を変化させる。このサンプルから1フィートの距離に
置いたスポットメーターを用いて光出力を測定する。表
VIIにその結果を列挙する。
【0091】
【表8】 表 VII 黄色STL NaSal TLOP (フィート・ランバート時) グロータイム 0.009 57.3 436 0.019 64.6 267 0.029 63.1 158 0.043 57.3 95 0.050 57.3 85 0.062 48.1 65 0.071 41.4 57 0.082 40.1 44 0.087 39.6 39 緑色STL NaSal TLOP (フィート・ランバート時) グロータイム 0.009 43.0 330 0.019 47.4 217 0.029 43.3 119 0.043 42.3 80 0.050 41.6 90 0.062 39.4 74 0.071 38.9 62 0.082 35.5 44 0.087 34.4 42 青色STL NaSal TLOP (フィート・ランバート時) グロータイム 0.009 8.6 412 0.019 10.0 324 0.029 9.4 209 0.043 9.3 111 0.050 9.1 108 0.062 8.2 79 0.071 9.5 52 0.082 8.6 38 0.087 7.6 36実施例9 活性化剤吸収試験 調剤中のPVC部分の微細粒子PVCの使用量を変化さ
せたところの、3つの異なるしゅう酸エステル−PVC
混合物を調製する。下記の表に示すPVC混合物と共
に、1.4:1(wt/wt)の比率の黄色フルオレサ
ー−しゅう酸エステル溶液を用いる。
【0092】
【表9】 PVC 粒子サイズ 調剤 微細 中間 大きい 番号1 2.6重量% 75重量% 22.4重量% 番号2 3.8重量% 75重量% 21.2重量% 番号3 5.7重量% 75重量% 19.3重量% 微細粒子のPVCを100℃のしゅう酸エステル溶液中
に溶解する。得られる溶液を室温に冷却した後、残りの
中間および大きい粒子のPVCを加える。これらのスラ
リーの24部から成る部分を鋳型に注ぎ込んだ後、12
0℃のオーブンで10分間焼く。この得られる構造物を
冷却した後、1平方インチに切断する。これらの四角状
物の乾燥重量を記録する。室温の活性化剤溶液が入って
いる容器中にこれらのサンプルを入れる。これらのサン
プルの重量上昇を1、2、3、5および10分の間隔で
調べる。表題が活性化剤吸収である表VIIIに結果を
示し、ここでは、サンプル1部当たりの吸収した活性化
剤の量を経時的に測定したものである。標準の市販化学
ライトスティックには、2.8部の活性化剤と7.8部
のしゅう酸エステル溶液が入っている。活性を示す化学
品の重量を基準にして、これはサンプル1部当たり0.
21部の活性化剤の吸収に相当している。表VIIIか
ら、PVC調剤番号1より得られるサンプルは約2分で
必要量の活性化剤を吸収することが分かる。他の調剤、
即ち番号2および番号3は、必要量の活性化剤を吸収し
ない。
【0093】
【表10】 表 VIII 活性化剤吸収 番号1 番号2 番号3 2.6%微細PVC 3.8%微細PVC 5.7%微細PVC 時間 重量 時間 重量 時間 重量 上昇 上昇 上昇 1 0.13 1 0.007 1 0.025 2 0.21 2 0.09 2 0.025 3 0.24 3 0.10 3 0.027 5 0.25 5 0.11 5 0.030実施例10 環境中の水分暴露試験 ブレンダー中で大きい粒子(13.75部)、中間粒子
(29.7部)、および微細粒子(2.75部)のPV
C、そして黄色のフルオレサーしゅう酸エステル溶液
(63.8部)を混合することによって構造物を製造す
る。この得られるスラリーを長方形の鋳型に注ぎ込んだ
後、120℃のオーブンで10分間焼く。この構造物を
冷却した後、1×3インチの片に切断する。この操作を
繰り返して約50個から成るこれらの試験片を作る。こ
れらのサンプルを暗所中の「系列」(line)から懸
濁させる。この構造物の製造で用いたのと同じ黄色フル
オレサーしゅう酸エステル溶液のサンプルを含有してい
る、約50個の口の開いている小びんもまた、暗所に置
く。温度および湿度を監視する。相対湿度は平均で約5
5%であり、そして温度は20〜25℃の間で変化す
る。この構造物およびライトスティックのTLOPを、
その口の開いている小びん中に保存しているしゅう酸エ
ステルについて測定し、これを週におおよそ1回行う。
これらの光出力実験は、これらの構造物の3つからラン
ダムでサンプルを取り出した後、それらをポリエチレン
製のバッグ中に密封することによって行う。これらのバ
ッグに入れたサンプルをスポットメーターの前3インチ
の所に置き、このバッグに1.6mLの高活性化剤を注
入することによって活性化させる。3つのライトスティ
ックもまた、該口の開いた小びん中に保存したしゅう酸
エステル溶液から調製する。これらのライトスティック
は、そのバッグに入れたサンプルを活性化させるために
用いたのと同様の活性化剤溶液のアンプルを用いて調製
する。これらのライトスティック中に用いたしゅう酸エ
ステルおよび活性化剤の量はそれぞれ7.8部と2.8
部である。このライトスティックもまた該スポットメー
ターの前3インチの所に置き、活性化2分後でデータの
集積を開始する。異なる暴露時間の、3つのバッグに入
れたサンプルおよび3つのライトスティックの平均TL
OPを以下の表IXに示す。
【0094】
【表11】 表 IX 暴露 ライトスティクのTLOP 構造物のTLOP (週) (フィート・ランバート・時) (フィート・ランバート・時) 0 111.3 43.2 1 100.1 44.3 2 92.7 41.7 3 71.6 40.1 4 77.4 41.3 5 70.1 37.4 6 69.2 38.0 8 54.9 34.9 10 14.4 ―― 12 9.7 18.7 該PVCの構造物サンプルの光出力はその暴露したしゅ
う酸エステル溶液の光出力よりもゆっくりと衰えるのは
明らかである。しかしながら、それらの貯蔵安定性を保
持するためには、保存中湿度防壁で構造物を保護する必
要がある。
【0095】実施例11 蛍光暴露試験 12部のCPPOと0.25部のCBPEAを含有して
いるしゅう酸エステルから黄色光を発する構造物を製造
する。12部のCPPOと0.15部のBPEAを含有
しているしゅう酸エステルから緑色光を発する構造物を
製造し、そして12部のCPPOと0.2部のBPEN
を含有しているしゅう酸エステルから青色光を発する構
造物を製造する。これらの試験で用いる構造物を1×2
インチの片に切断した後、ポリプロピレン製バッグ中に
密封する。このバッグに入れたサンプルを、このサンプ
ルの上81/4インチに置いた2つのF40/CW、冷
白色、40ワットの蛍光ランプを取り付けた蛍光灯台の
下に置く。このサンプルを毎朝と毎晩裏返す。3つのサ
ンプルの平均TLOPを連続的により長い間隔で測定す
る。このサンプルをスポットメーターの前1フィートの
所に置き、そのバッグに1.5部の活性化剤を注入する
ことによって活性化させる。表Xにその結果を列挙す
る。
【0096】
【表12】 表 X 黄色 暴露時間(時) TLOP(フィート・ランバート・時) 0 68.0 6 47.6 22 40.3 47 33.4 77 27.9 144 25.4 緑色 暴露時間(時) TLOP(フィート・ランバート・時) 0 44.7 6 39.8 24 36.7 48 32.9 72 30.1 168 26.4 青色 暴露時間(時) TLOP(フィート・ランバート・時) 0 8.19 6 8.42 24 7.34 48 7.29実施例12(比較) 単粒子構造の吸収 この実施例は、異なる粒子サイズと異なる分子量を有す
るPVC粉末から製造した構造物の異なる吸収性を示す
ものである。試験すべきPVC粉末の10部と、実施例
3と同様なしゅう酸エステルおよびフルオレサーのジブ
チルフタレート溶液の10部とを一緒にしてスラリーに
することによってこの構造物を製造する。得られるスラ
リーを鋳型中に置き、120℃のオーブンで10分間焼
く。この冷却した構造物から正方形の片を切り取る。こ
の片の初期重量を記録する。それらの重量上昇が一定に
なるまで、実施例1からのものとの同様な活性化剤溶液
中にこれらの片を浸す。粒子サイズ、平均分子量、構造
物1部当たりが吸収する活性化剤の部、およびこの構造
物の物理的形状を表XIに示す。
【0097】
【表13】 実施例XI 構造物1部当たり 構造物の形状 粒子サイズ 平均粒子量 の活性化剤の部 0.2〜1.5 303,000 0.05 粘り強い、 ミクロン(A) 高可塑 70〜75 98,000 0.28 滑らかな表面 ミクロン(B) もろい 120 104,000 0.45 粗い表面、 ミクロン(C) 壊れ易い 150 205,000 0.62 でこぼこした表面 ミクロン(D) 非常に壊れ易い 大きい粒子サイズのものは、より高い多孔質性および吸
収性を示す構造物を与える。高い吸収性を示す構造物は
もろく粉になり易い。低い吸収性を示す構造物は非常に
粘り強く柔軟性を示す。このように、米国特許番号3,
816,325に示されているように、大きさもしくは
分子量に関係なく、単一PVC粒子のみを用いると、所
望の特性を有する構造物が得られないことは明らかであ
る。
【0098】実施例13 以下に示す実施例は、化学発光構造物を製造するため
の、異なるPVC粉末の組み合わせの使用を示してい
る。これらの調剤のいくつかにおいて、PVC粉末の一
部を、そのPVC粉末の残りの部分を加える前に化学発
光溶液に溶解した後、鋳込みする。実施例12中のA、
B、C、およびDとして表す4つの異なるPVC粉末を
用いる。
【0099】5つの異なる調剤を製造する。これらの調
剤の全てで、実施例3の化学発光溶液を用いる。調剤番
号1は、100℃の化学発光溶液87.5部中に1.6
部のPVC粉末Aを15分間溶解させることによって製
造する。この冷却した溶液に60.9部のPVC粉末B
を加える。調剤番号2は、化学発光溶液87.5部中の
46.9部のPVC粉末Bと15.6部のPVC粉末D
とから成るスラリーである。調剤番号3は、100℃の
化学発光溶液87.5部中に1.6部のPVC粉末Aを
15分間溶解させることによって製造する。この冷却し
た溶液に46.9部のPVC粉末Bと14部のPVC粉
末Cを加える。調剤番号4は、100℃の化学発光溶液
1096部中に20.3部のPVC粉末Aを15分間溶
解させることによって製造する。この冷却した溶液に5
86部のPVC粉末Bと175部のPVC粉末Dを加え
る。調剤番号5は、100℃の化学発光溶液87.5部
中に1.6部のPVC粉末Aを15分間溶解させること
によって製造する。この冷却した溶液に60.9部のP
VC粉末Dを加える。84.5部のスラリーを正方形の
鋳型に注ぎ込んだ後、120℃のオーブン中で10分間
硬化させることによって、これらの各々の調剤から構造
物を製造する。その重量が上昇しなくなるまで、活性化
剤溶液中に1インチ平方の片を浸すことによって、得ら
れる構造物の各々の吸収性を測定する。この試験片の初
期重量に対する重量上昇の比率を以下の表XIIに、そ
の構造物の物理的形状の記述と一緒に示す。
【0100】
【表14】 表 XII 構造物1部当たり 調剤番号 の活性化剤の部 シートの形状 1 0.22 滑らかな表面、良好な強度 2C 0.25 スラリーが急速に沈降、 若干薄片状の表面 3 0.33 滑らかな表面、良好な強度 破壊なしに折り曲げ可能、 若干弾力性がある 4 0.35 調剤番号3からのシートと 同様の形状 5C 0.68 弱い強度 非常に薄片状の表面実施例14(比較) 以下に示す実施例は更に、調剤中に溶解したPVCとし
て、異なる種々のPVC樹脂を使用することの有益性を
示すものである。3つの異なる調剤を調製する。これら
の調剤の全てで、実施例3のジブチルフタレート化学発
光溶液可塑剤を用いる。調剤番号6を、化学発光溶液8
7.5部中に1.6部のPVC粉末Dを溶解させること
によって製造する。この分散させたPVC粉末を100
℃に15分間加熱することによって化学発光溶液中に溶
解させる。この溶液を冷却した後、46.9部のPVC
粉末Bと14部のPVC粉末Dを加える。調剤番号7
を、上述したように、化学発光溶液87.5部中に1.
6部のPVC粉末Cを溶解させることによって製造す
る。46.9部のPVC粉末Bと14部のPVC粉末D
を加えることによって、この溶液のスラリーを生じさせ
る。調剤番号8を、上述したように、化学発光溶液8
7.5部中に1.6部のPVC粉末Bを溶解させること
によって製造する。再び、46.9部のPVC粉末Bと
14部のPVC粉末Dを加えることによって、この溶液
のスラリーを生じさせる。84.5部のスラリーを正方
形の鋳型に注ぎ込んだ後、120℃のオーブン中で10
分間硬化させることによって、これらの各々の調剤から
化学発光材料のシートを製造する。その重量が上昇しな
くなるまで、活性化剤溶液中に1インチ平方のシート片
を浸すことによって、これらのシートの各々の吸収性を
測定する。この試験片の初期重量に対する重量上昇の比
率を以下の表XIIIに、その構造物の物理的形状の記
述と一緒に示す。
【0101】
【表15】 表 XIII 構造物1部当たり 調剤番号 の活性化剤の部 構造物の形状 6C 0.33 織地状の表面(オレンジ色のはがれ) 強い、弾力性、2つに折り曲げ可能、 切断したとき薄片状 7C 0.37 滑らかな表面、2つに折り曲げたとき 破壊、強い、弾力性、端の回りが 薄片状 8C 0.33 調剤番号7と同様 C=比較 上記サンプルから片(1×3インチ)を切り取る。これ
らの片をポリプロピレンバッグ中に密封する。このポリ
プロピレンバッグ中に1.6部の活性化剤溶液を注入す
ることによって化学発光反応を開始させる。この片の中
心に焦点を合わせたフォトメーターを用いて、これらの
片の光強度を測定する。この光強度を経時的に積分し
て、フィート・ランバート・時(ft.−lam.−h
rs.)の単位で表す全光出力(TLOP)が得られ
る。以下の各々の調剤に対してこれらの光出力を示す。
【0102】
【表16】 調剤番号 TLOP(フィート・ランバート・時) 6 31.6663 7 30.3903 8 36.4072実施例15 化学発光材料のシート製造において、異なる種類のPV
C粉末から成る混合物を用いた結果を、以下の実施例は
示している。この実施例において、化学発光溶液と一緒
にPVC粉末を単に撹拌することでスラリーを生じさせ
る。このPVC粉末のいずれも、該スラリーを製造する
前の化学発光溶液中には計算した程溶解しない。実施例
10のPVC粉末A、BおよびDから種々の異なるPV
C粉末の混合物を製造する。これらの異なるPVC粉末
混合物を、変化させた量の化学発光溶液と一緒にスラリ
ーにした後、120℃のオーブン中10分間焼く。以下
に示す結果が観察される。
【0103】1) PVC粉末Aはこの構造物のための
固着剤としての挙動を示す。0.5重量%未満のPVC
粉末Aを使用したとき、薄片状のもろい構造物が得られ
る。15重量%以上のPVC粉末Aを使用したとき、吸
収しない非常に粘り強い構造物が得られる。好適な範囲
は約0.5〜約3.0重量%である。
【0104】2) PVC粉末Bは充填材料として働
く。最初に化学発光溶液中に溶解させていない場合、中
間的な固着剤として働き、そして中間的な吸収剤であ
る。 3) PVC粉末Dは非常に良好な吸収剤であるが、最
初に化学発光溶液中に溶解させていない場合は、非常に
劣った固着剤である。
【0105】実施例16 硬化時間および温度 この実施例は、化学発光構造物の吸収性およびTLOP
に対する異なる硬化時間および温度の効果を示すもので
ある。全てのものを実施例11の調剤番号4から製造す
る。以下の表XIVに、硬化時間、硬化温度、およびこ
のシートの物理的形状を示す。
【0106】
【表17】 表 XIV 温度 時間 シートの形状 90℃ 10分 滑らかな表面、適度の強度 90℃ 15分 滑らかな表面、良好な強度 120℃ 30分 滑らかな表面、強い 150℃ 5分 非常に強い、粘り強い、柔軟な、若干過可塑 150℃ 10分 若干半透明、非常に強い、粘り強い、過可塑* 150℃ 20分 半透明、非常に強く粘り強い、高可塑 *=比較 上述した方法により、これらの構造物の各々に関して吸
収性と光出力を測定する。これらの測定の各々の結果を
以下の表XVに示す。
【0107】
【表18】 表 XV 温度 時間 構造物1部当り TLOP (℃) (分) の活性化剤の部 (フィート・ランバート・時) 90 10 0.27 36.3930 90 15 0.30 34.5938 90 30 0.32 34.8413 120 10 0.35 37.8190 150 5 0.17 22.8411 150 10 0.02 6.4400 150 20 0.02 1.6309実施例17〜26 異なるポリマー調剤を用いる以外は、特に明記されてい
ない限り、実施例3の操作に従う。このポリマーを以下
に明記する。各場合共、同様の結果が観察される。
【0108】17. ポリ塩化ビニリデン、 18. 塩化ビニルとエチレンとの共重合体(80/2
0)、 19. 塩化ビニリデンとフッ化ビニルとの共重合体
(50/50)(大きい粒子のみ)、 20. ポリフッ化ビニル(微細粒子のみ)(実施例2
の操作に従う)、 21. 塩化ビニリデンとプロピレンとの共重合体(9
0/10)(実施例4の操作に従う)、 22. 塩化ビニルとフッ化ビニルとの共重合体(95
/5)(中間粒子のみ)、 23. 塩化ビニルと塩化ビニリデンとの共重合体(7
5/25)、 24. ポリ塩化ビニルとポリ塩化ビニリデンとの混合
物(50/50)、 25. 塩化ビニルとフッ化ビニルと塩化ビニレンとの
ターポリマー(85/10/5)、 26. ポリ塩化ビニルとポリエチレンとの混合物(7
5/25)。
【0109】実施例27〜37 実施例2の操作に従い、その吸収材料の代わりに、示し
た上記実施例の構造物を用いて、一連の化学発光装置を
製造する。各場合共、匹敵する結果が達成される。
【0110】
【表19】 実施例 実施例番号の構造物 備考 27 3(青色フルオレサー) 均一な明るい青色光 28 4(緑色フルオレサー) 強い緑色発光 29 6 黄色光;明るい色;一定 30 9(調剤番号1) 強い、黄色光 31 10 一定、均一な光 32 13(調剤番号4) 深い青色光 (青色フルオレサー) 33 18(緑色フルオレサー) 強い光 34 19(緑色フルオレサー) 強い光 35 22(緑色フルオレサー) 均一な中間光 36 25(緑色フルオレサー) 明るい緑色 37 26(緑色フルオレサー) 良好な一定光 本発明の特徴および態様は以下のとうりである。
【0111】1. 積層された金属はくのバックシート
が備わっており、そしてこれは、これに対してこの端で
ヒートシールした2つの構成要素から成るフロントシー
ト(この第一構成要素は積層された金属はくでありそし
てこの第二構成要素はポリオレフィンシートであり、上
記第一および第二構成要素はそれらの隣接する横端で互
いにヒートシールされており、そして上記フロントシー
トの表面積の約20%〜約50%が上記第一構成要素で
構成されている)を有しており;本装置の内部領域を2
つの区分室(上記構成要素の各々の下の1つ、即ち構成
された化学発光および任意にフルオレサーから成る溶媒
溶液を含有している吸収性を示す材料がその中に入って
いる上記第二構成要素の下の区分室、および活性化剤溶
液の入っている上記第一構成要素の下の区分室)に分割
するように位置させた一時的分離手段の備わっている、
柔軟で薄い長方形の化学発光装置。
【0112】2. 上記吸収性を示す材料が、A)本構
造物の約0.5〜約3.0重量%を構成しているところ
の、分子量が約100,000〜約500,000のポ
リ塩化ビニル樹脂から成る非微粒子相、B)1)約85
〜約99.5重量%の、直径が約25〜約125ミクロ
ンでありそして分子量が約50,000〜約120,0
00のポリ塩化ビニル樹脂の粒子または上記粒子の混合
物、或は2)約40〜約98.5重量%の、直径が約2
5〜約125ミクロンでありそして分子量が約50,0
00〜約120,000のポリ塩化ビニル樹脂の粒子ま
たは上記粒子の混合物、および約1〜約40重量%の、
直径が約130〜約225ミクロンでありそして分子量
が約100,000〜約225,000のポリ塩化ビニ
ル樹脂の粒子、のいずれかから成る凝集した粒子相、お
よびC)上記相の全体に渡って分散している化学発光化
合物および任意にフルオレサーの溶媒溶液から成る可塑
剤、から構成されている多孔質の柔軟な構造物である第
1項記載の装置。
【0113】3. 上記凝集した粒子相が、直径が約2
5〜約125ミクロンでありそして分子量が約50,0
00〜約120,000のポリ塩化ビニル樹脂の粒子ま
たは上記粒子の混合物で構成されている第2項記載の構
造物 4. 上記凝集した粒子相が、直径が約25〜約125
ミクロンでありそして分子量が約50,000〜約12
0,000のポリ塩化ビニル樹脂の粒子または上記粒子
の混合物および直径が約130〜約225ミクロンであ
りそして分子量が約100,000〜約225,000
のポリ塩化ビニル樹脂の粒子で構成されている第2項記
載の構造物。
【0114】5. A)本構造物の約0.5〜約15.
0重量%を構成しているところの、分子量が約100,
000〜約500,000のハロゲン化ビニルまたはハ
ロゲン化ビニリデンポリマーから成る非微粒子相、B)
1)約85.0〜約99.5重量%の、直径が約25〜
約125ミクロンでありそして分子量が約50,000
〜約120,000のハロゲン化ビニルまたはハロゲン
化ビニリデンポリマーの粒子または上記粒子の混合物、
或は2)約45〜約98.5重量%の、直径が約25〜
約125ミクロンでありそして分子量が約50,000
〜約120,000のハロゲン化ビニルまたはハロゲン
化ビニリデンポリマーの粒子または上記粒子の混合物、
および約1〜約40重量%の、直径が約130〜約22
5ミクロンでありそして分子量が約100,000〜約
225,000のハロゲン化ビニルまたはハロゲン化ビ
ニリデンポリマーの粒子、のいずれかから成る凝集した
粒子相、およびC)上記相の全体に渡って分散している
化学発光化合物および任意にフルオレサーの溶媒溶液か
ら成る可塑剤、から構成されている多孔質の柔軟な構造
物。
【0115】6. 上記凝集した粒子相が、直径が約2
5〜約125ミクロンでありそして分子量が約50,0
00〜約120,000のポリ塩化ビニル樹脂の粒子ま
たは上記粒子の混合物で構成されている第5項記載の構
造物 7. 上記凝集した粒子相が、直径が約25〜約125
ミクロンでありそして分子量が約50,000〜約12
0,000のポリ塩化ビニル樹脂の粒子または上記粒子
の混合物および直径が約130〜約225ミクロンであ
りそして分子量が約100,000〜約225,000
のポリ塩化ビニル樹脂の粒子で構成されている第5項記
載の構造物。
【0116】8. その1つの表面上に、該構造物に面
している反射表面を有する第5項の構造物。
【0117】9. ポリマーA)およびB)を、化学発
光化合物および任意にフルオレサーから成る溶媒溶液に
添加して、均一なスラリーを生じさせ、上記スラリーを
成型しそして上記成型したスラリーを約80℃〜約15
0℃の温度で約5分〜約50分間加熱することを含む、
第5項の構造物の製造方法。
【0118】10. 化学発光化合物の上記溶媒溶液中
に上記ポリマーA)またはB)の約0.5〜約3.0重
量%を最初に溶解して溶液を生じさせた後、このように
して生じさせた溶液に上記樹脂の粒子A)またはB)の
残りを加えて上記均一なスラリーを生じさせることを含
む第9項記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本化学発光装置の上面図を示してい
る。
【図2】図2は、トツプ層の透明な側の下にある吸収材
料、一時的な分離剤としてのクランプ、および第二区分
室内の活性化剤溶液を示す本化学発光装置の側面図を示
している。
【図3】図3は、本化学発光装置の分解側面図を示して
いる。 1:バツクシート、5:光透過性ポリオレフインシー
ト、 6:積層アルミニウムはく、8,9:区分室 10:接着剤層、11:クランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーチン・レナード・コーエン アメリカ合衆国ニユーヨーク州ホワイト プレインズ・ウオードハムストリート21 (72)発明者 リン・エリス・エツリゴ アメリカ合衆国ニユーヨーク州ポートチ エスター・バーチストリート85 (56)参考文献 特開 昭62−36426(JP,A) 米国特許3893938(US,A) 米国特許3749620(US,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層された金属はくのバックシートと、
    該バツクシートに対して端においてヒートシールされた
    2つの構成要素から成るフロントシートを具備し、該フ
    ロントシートの第一構成要素は過酸化水素の逃散を防止
    できる積層された金属はくであり、その第二構成要素は
    光透過性のポリオレフインシートであり、上記第一およ
    び第二構成要素はそれらの隣接する横端で互いにヒート
    シールされており、そして上記フロントシートの表面積
    の約20%〜約50%が上記第一構成要素で構成されて
    おり;化学発光装置の内部領域を2つの区分室に分割す
    るように位置させた一時的分離手段を具備し、上記区分
    室の各々は上記2つの構成要素の各々の下にあり、上記
    第二構成要素の下の区分室は化学発光化合物および任意
    にフルオレサーから成る溶媒溶液を含有している吸収性
    材料をその中に有しており、上記第一構成要素の下の区
    分室は活性化剤溶液を含んでいることを特徴とする、柔
    軟で薄い長方形の化学発光装置。
  2. 【請求項2】 A)全ポリマーの約0.5〜約15.0
    重量%を構成しているところの、分子量が約100,0
    00〜約500,000のハロゲン化ビニルまたはハロ
    ゲン化ビニリデンポリマーから成る非微粒子相、B)
    1)全ポリマーの約85.0〜約99.5重量%の、直
    径が約25〜約125ミクロンでありそして分子量が約
    50,000〜約120,000のハロゲン化ビニルま
    たはハロゲン化ビニリデンポリマーの粒子または上記粒
    子の混合物、或は2)全ポリマーの約45〜約98.5
    重量%の、直径が約25〜約125ミクロンでありそし
    て分子量が約50,000〜約120,000のハロゲ
    ン化ビニルまたはハロゲン化ビニリデンポリマーの粒子
    または上記粒子の混合物、および全ポリマーの約1〜約
    40重量%の、直径が約130〜約225ミクロンであ
    りそして分子量が約100,000〜約225,000
    のハロゲン化ビニルまたはハロゲン化ビニリデンポリマ
    ーの粒子、のいずれかから成る凝集した粒子相、および
    C)上記相の全体に渡って分散している化学発光化合
    物および任意にフルオレサーの溶媒溶液から成る可塑
    剤、から構成されている多孔質の柔軟な構造物。
  3. 【請求項3】 化学発光化合物および任意にフルオレサ
    ーから成る溶媒溶液にポリマーA)およびB)を添加し
    て、均一なスラリーを生じさせ、上記スラリーを成型し
    そして上記成型したスラリーを約80℃〜約150℃の
    温度で約5分〜約50分間加熱することを含む、請求項
    2の構造物の製造方法。
JP3244244A 1990-12-24 1991-08-30 固体状の薄い化学発光装置 Expired - Lifetime JP2533994B2 (ja)

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US632844 1990-12-24
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