JP2533711Y2 - レーダアンテナのレドーム - Google Patents

レーダアンテナのレドーム

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JP2533711Y2
JP2533711Y2 JP7073388U JP7073388U JP2533711Y2 JP 2533711 Y2 JP2533711 Y2 JP 2533711Y2 JP 7073388 U JP7073388 U JP 7073388U JP 7073388 U JP7073388 U JP 7073388U JP 2533711 Y2 JP2533711 Y2 JP 2533711Y2
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JP
Japan
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radar antenna
radome
sphere
ceiling
antenna
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JP7073388U
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清之 畑
善隆 久保
隆 吉原
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古野電気 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はレーダアンテナのレドームに関する。
〔従来の技術〕
従来、レーダアンテナをレドームで覆う方式のものが
広く知られている。
このレドーム方式は、特に海上等にあっては、強風、
塩害からレーダアンテナが保護されるので乾舷の低い船
舶などでは好適に使用される。
ところで、レーダアンテナをレドームで覆う場合、ア
ンテナパターンに対する影響が避けられず、レドームの
天井のために、発射電波の垂直ビームの形状が変わり,
アンテナ利得が低下することがある。
即ち、第3図に示すように誘電体レドームAを用いた
場合、かなりの電力がレドームAの天井aを通過して拡
散し、利得低下の要因となる。
また天井aでの反射電力Pも存在するが、第3図に示
すようにその反射もレドームの内面での反射と外面での
反射の位相合成として影響し、入射角θに依存する誘電
体中の経路長の変動、レドームAの曲面での屈折、厚み
の不均一などで反射波全体の位相は複雑な様相を呈す
る。
従って、それらの反射波と直接波との位相合成で決定
される垂直指向特性は予想困難な乱れを生じ、レドーム
での反射波が位相的に直接波を滅殺するように働いて利
得を低下させる場合が起こり得る。
このような不利を解消するため、従来にあってはレド
ームの天井を高くして影響を小さくすることや、アンテ
ナにホーンを付けてレドーム天井の影響を避けることな
どが行なわれる。
〔従来技術の問題点〕
しかしながら、前者のレドームの天井を高くする手段
は、レドームに対する耐風強度を考慮する必要が有り、
かつ、風圧及び強度向上に伴うレドーム重量増大に伴
い、小型舟艇にあっては、トップヘビーの原因となるこ
とが有って好ましくなく、一方、後者のホーンを付ける
手段は、レーダアンテナの駆動馬力の増大を招き、装置
がそれだけ大掛かりとなる欠点が有る。
〔考案が解決しようとする課題〕
この考案は上記問題点に鑑み、天井を低くおさえるこ
とができ、しかも、発射電波の利得も充分に得られるレ
ーダアンテナのレドームを提供することを目的としてな
されたものである。
〔課題を解決するに至った技術〕
即ち、この考案のレーダアンテナのレドームはレーダ
アンテナの回転圏を覆う中空容器内に、前記レーダアン
テナの回転圏と平行に、前記回転圏と略同一の円形とさ
れた、レーダアンテナから発射される電波を反射し得る
金属面を設けたことを特徴とするものである。
〔実施例〕
次に、この考案の実施例を説明する。
第1図はこの考案の実施例の断面図、第2図は実施例
の平面図である。
この考案のレーダアンテナのレドーム1は、レーダア
ンテナ2の回転圏2A(第2図)を覆う中空容器内に、レ
ーダアンテナ2の回転圏2A(第2図)と平行に、この回
転圏2Aと略同一の円形とされた、レーダアンテナ2から
発射される電波を反射し得る金属面4が、前記中空容器
の天井面3Aなどに設けられて構成されている。
なお、天井面3Aの金属面4は、図示のように金属板4A
を貼着するほか、金属箔のコーティング又は金属蒸着な
どにより設けても良い。
また、上記実施例において、中空容器3の内底面3Bに
も、前記と同様な金属板4′を貼着しても良い。
なお、金属板4,(及び4′)は電波反射を行うもので
あれば、材質は問わない。
〔作用〕
レーダアンテナ2より発射されるレーダ電波は、中空
容器3内の金属板4(及び4′)により反射されて外部
へ発射される。
このとき、レーダアンテナ2と金属板4(4′)との
位置関係は、金属板4が円形であることから、レーダア
ンテナ2がどの方向を向いていても相互の位置関係は一
定となる。また、発射電波も金属板4(4′)表面に反
射されるので、中空容器の肉厚に起因する反射波の干渉
などの発生も防止する。
この結果、金属板4(4′)は、レーダアンテナ2に
対しあたかもホーンのような作用を営む。
なお、この場合発射電波は、レーダアンテナ2の中央
付近では金属板4,4′間を進む距離が長く、端部では短
くなる関係となるが、この関係はレーダアンテナ2の向
きに係わらず常時一定であるから、これに対するアンテ
ナの利得等を調整するか、あるいは発射電波の特性を例
えばアンテナ開口電力分布を中央を境として釣鐘状の出
力分布とすることによって常時一定の利得とすることが
可能となる。
〔効果〕
この考案は以上説明したようにレドームを形成する中
空容器がレーダアンテナに対するホーンの作用を営むた
め、中空容器の天井高さを低くしても十分な利得が得ら
れる。
また、高さを低くできるから、耐風強度など強度上の
問題もない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の断面図、第2図は実施例の
平面図、第3図は従来例の説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 吉原 隆 兵庫県西宮市芦原町9番52号 古野電気 株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−128808(JP,U) 実開 昭61−107208(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーダアンテナの回転圏を覆う中空容器内
    に、前記レーダアンテナの回転圏と平行に、前記回転圏
    と略同一の円形とされた、レーダアンテナから発射され
    る電波を反射し得る金属面を設けたことを特徴とするレ
    ーダアンテナのレドーム。
JP7073388U 1988-05-27 1988-05-27 レーダアンテナのレドーム Expired - Lifetime JP2533711Y2 (ja)

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JPH01175009U JPH01175009U (ja) 1989-12-13
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JP2565495Y2 (ja) * 1991-07-31 1998-03-18 三菱電機株式会社 アンテナ装置

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