JP2533596Y2 - ケーブル接続用クロージャ - Google Patents

ケーブル接続用クロージャ

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JP2533596Y2 JP1990075432U JP7543290U JP2533596Y2 JP 2533596 Y2 JP2533596 Y2 JP 2533596Y2 JP 1990075432 U JP1990075432 U JP 1990075432U JP 7543290 U JP7543290 U JP 7543290U JP 2533596 Y2 JP2533596 Y2 JP 2533596Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は外被の内側に金属製遮蔽シースを有するケー
ブルの接続部を覆うクロージャに係り、特に各ケーブル
の遮蔽シースを電気的接続状態とする場合に好適なクロ
ージャに関する。
「従来の技術」 第4図はケーブルの分岐接続部を密封するクロージャ
の従来例を示しもので、該クロージャ1は、ケーブル2
の接続部3を覆う半割り構造のスリーブ4と、該スリー
ブ4の両端内周部に配設されてケーブル2を気密に挿通
させる半割り構造をなす端面板5と、各端面板5の内側
面近傍位置に係止されてケーブル2の外被6の端部を把
持するケーブル把持金具7と、これらケーブル把持金具
7をケーブル2の長さ方向に連結する連結棒8とを備え
た構成とされている。
また、第5図は、このようなクロージャ1が適用され
るケーブル2として、導体9を覆うポリエチレン等の合
成樹脂からなる外被6の内側に、アルミニウム等の金属
層10aをラミネートしてなる遮蔽シース10が介在された
通信ケーブルを示している。そして、その接続部におい
て遮蔽シース10を導通状態に接続する場合は、第4図に
示すように、遮蔽シース10と各ケーブル把持金具7との
間をそれぞれそれぞれアース線Aで接続するようにして
いるとともに、分岐したケーブル2間の導通をとるため
には、さらに隣接するケーブル把持金具7の間にもアー
ス線Aを接続することが行われる。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、アース線Aを引き回すための空間は、
接続部3やケーブル把持金具7とスリーブ4とに囲まれ
た狭小空間であるため、その接続作業が繁雑になるとい
う問題がある。
本考案は前記課題を有効に解決するもので、ケーブル
の遮蔽シース間を容易に導通状態とすることができるク
ロージャの提供を目的とする。
「課題を解決するための手段」 請求項1記載のクロージャは、接続部を覆うスリーブ
と、該スリーブの両端内周部に配設されてケーブルを気
密に挿通させる端面板と、各端面板の内側面近傍位置に
係止されて外被の端部を把持するケーブル把持金具と、
該ケーブル把持金具の内周部と外被の外周面との間に介
在されるとともに外被の端部から前記遮蔽シースに接触
状態に挿入される屈曲状態の金属製インサートクリップ
とを具備し、前記ケーブル把持金具は、端面板に係止さ
れる支持リングと、該支持リングに貫通状態で螺合され
てその内端で前記インサートクリップを外側から押さえ
つける押圧棒とによって構成されていることを特徴とす
る。
請求項2記載のクロージャは、端面板に複数のケーブ
ル挿通孔が形成されるとともに、該端面板とその内側面
近傍位置に係止される各ケーブル把持金具との間に、こ
れらケーブル把持金具相互間を接触状態とする金属製シ
ムが介在されていることを特徴とする。
「作用」 請求項1記載のクロージャは、インサートクリップを
ケーブルの外被の端部から挿入して遮蔽シースに接触さ
せるとともに、外被の外表面に露出させておき、その露
出部分をケーブル把持金具によって押さえることによ
り、該ケーブル把持金具と遮蔽シースとが電気的接続状
態となる。
請求項2記載のクロージャは、複数本のケーブルを挿
通させる場合に、各ケーブル把持金具と端面板との間に
介在されたシムによってこれらケーブル把持金具が相互
に電気的接続状態となる。
「実施例」 以下、本考案のケーブル接続用クロージャの一実施例
を第1図ないし第3図に基づいて説明する。なお、第4
図と共通する部分には同一符号を付して説明を簡略化す
る。
このクロージャ11は、ケーブル2の分岐接続部3に設
けられる例を示しており、端面板5には2個のケーブル
挿通孔12が形成されている。該端面板5は、円板を半割
りして形成され、その半割り部分に前記ケーブル挿通孔
12が形成されている。また、これらケーブル挿通孔12を
内側と外側とに延長するように筒部13が形成されてお
り、該筒部13の内周部にケーブル把持金具7を取り付け
るためのリング状凸部14およびリング状凹部15からなる
係止部16が形成されている。なお、第1図例では内側と
外側との両方の筒部13に同一形状の係止部16が形成され
ている。
一方、ケーブル把持金具7は、ケーブル2を間隔をお
いて囲む半割り状の支持リング17に、押圧棒18が半径方
向に沿って移動可能にかつ周方向に間隔をおいて複数設
けられた構成とされている。また、これら押圧棒18は、
支持リング17に螺合するねじ軸19の内方端部に、ケーブ
ル2の外被6に当接される押え板20が配設され、各押え
板20の内面に外被6に食い込む鬼目状の突起21が設けら
れた構成とされており、支持リング17の外周部に、端面
板6の係止部16と対応するリング状凹部22およびリング
状凸部23からなる係止部24が形成されている。なお、こ
れら支持リング17、ねじ軸19、押え板20は金属によって
形成されるものとする。また、各ケーブル把持金具7は
第4図に示す連結棒8によってケーブル2の長さ方向に
連結されるものとし、該連結棒8も金属によって構成さ
れる。
そして、ケーブル2の外被6の端部に挿入される金属
製インサートクリップ31は、金属板を折り曲げることに
より、外被6の内側に挿入される挿入片32と外被6の外
表面に露出される露出片33とを形成したもので、これら
挿入片32と露出片33との対向面には、鬼目状の多数の突
起34が形成されている。
また、端面板5と各ケーブル把持金具7との間に設け
られる金属製シム35は、端面板5における係止部16の内
周部から端面板6の半割り部における両係止部16の間の
位置を経由して両係止部間16を接続するように設けられ
ており、これらの内面に貼付されている。
なお、図中符号36は端面板5とスリーブ4との間およ
び端面板5とケーブル2の外被6との間に配設されるシ
ール部材を示す。
このように構成されたクロージャ11によってケーブル
2の接続部3を密封する場合、ケーブル2の端部におけ
る外被6および遮蔽シース10を第2図に示すように切り
裂いておき、その切り裂いた部分の遮蔽シース10の内側
にインサートクリップ31の挿入片32を挿入して、その露
出片33を外被6の外表面に配置させる。そして、端面板
6の係止部16に取り付けたケーブル把持金具7の押圧棒
18によって露出片33を押えると、ケーブル2内の遮蔽シ
ース10は、インサートクリップ31、ケーブル把持金具7
および連結棒8を介して反対側のケーブルの遮蔽シース
に電気的接続状態となる。また、分岐している両ケーブ
ル2間においても、インサートクリップ31、ケーブル把
持金具7およびシム35を介して両ケーブル2の遮蔽シー
ス10間が接続状態となるものである。
したがって、アース線による接続作業を行うことな
く、接続部3を覆うための一連の作業の中で各ケーブル
2の遮蔽シース10間を電気的接続状態とすることができ
るものである。
「考案の効果」 以上の説明から明らかなように、本考案のケーブル接
続用クロージャによれば、次のような効果を奏すること
ができる。
(i)請求項1記載のクロージャは、インサートクリッ
プを外被の端部から挿入して、該インサートクリップの
上からケーブル把持金具で押えるだけで、アース線によ
る結線作業を行うことなくケーブル把持金具と遮蔽シー
スとを電気的接続状態とすることができ、ケーブル間の
導通作業を容易にすることができる。
また、インサートクリップを外側からケーブル把持金
具の押圧棒で押さえつけているので、それらの組み付け
が容易に行えるばかりでなく、インサートクリップがず
れて外被から外れることはなく、かつ、インサートクリ
ップと押圧棒とを電気的に確実に接触させることができ
る。
(ii)請求項2記載のクロージャは、分岐接続の場合に
1個の端面板に設けられる複数のケーブル間もケーブル
把持金具を介してシムによって電気的接続状態とするこ
とができ、かつ、端面板の係止部にケーブル把持金具を
取り付ける通常の組み立て作業の中で導通作業も実施し
得て、極めて作業性が良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のケーブル接続用クロージャの一実施例
を示す要部の縦断面図、第2図はケーブル端部およびイ
ンサートクリップの斜視図、第3図は第1図の分解斜視
図、第4図はクロージャの従来例を示す分解斜視図、第
5図はケーブルの例を示す横断面図である。 2……ケーブル、3……接続部、4……スリーブ、5…
…端面板、6……外被、7……ケーブル把持金具、8…
…連結棒、9……導体、10……遮蔽シース、10a……金
属層、11……クロージャ、12……ケーブル挿通孔、13…
…筒部、14……リング状凸部、15……リング状凹部、16
……係止部、17……支持リング、18……押圧棒、19……
ねじ軸、20……押え板、21……突起、22……リング状凹
部、23……リング状凸部、31……インサートクリップ、
32……挿入片、33……露出片、34……突起、35……シ
ム、36……シール部材。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外被(6)の内側に金属製遮蔽シース(1
    0)を有するケーブル(2)の接続部(3)を密封する
    クロージャ(11)であって、該接続部(3)を覆うスリ
    ーブ(4)と、該スリーブ(4)の両端内周部に配設さ
    れてケーブル(2)を気密に挿通させる端面板(5)
    と、各端面板(5)の内側面近傍位置に係止されて外被
    (6)の端部を把持するケーブル把持金具(7)と、該
    ケーブル把持金具(7)の内周部と外被(6)の外周面
    との間に介在されるとともに外被(6)の端部から前記
    遮蔽シース(10)に接触状態に挿入される屈曲状態の金
    属製インサートクリップ(31)とを具備し、前記ケーブ
    ル把持金具は、端面板(5)に係止される支持リング
    (17)と、該支持リングに貫通状態で螺合されてその内
    端で前記インサートクリップ(31)を外側から押さえつ
    ける押圧棒(18)とによって構成されていることを特徴
    とするケーブル接続用クロージャ。
  2. 【請求項2】端面板(5)に複数のケーブル挿入孔(1
    2)が形成されるとともに、該端面板(5)とその内側
    面近傍位置に係止される各ケーブル把持金具(7)との
    間に、これらケーブル把持金具(7)相互間を接触状態
    とする金属製シム(35)が介在されていることを特徴と
    する請求項1記載のケーブル接続用クロージャ。
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JP2614273B2 (ja) * 1988-06-06 1997-05-28 株式会社フジクラ ケーブル接続用クロージャ

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