JP2533045Y2 - シャッタ及びシャッタ操作装置 - Google Patents

シャッタ及びシャッタ操作装置

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JP2533045Y2
JP2533045Y2 JP4402591U JP4402591U JP2533045Y2 JP 2533045 Y2 JP2533045 Y2 JP 2533045Y2 JP 4402591 U JP4402591 U JP 4402591U JP 4402591 U JP4402591 U JP 4402591U JP 2533045 Y2 JP2533045 Y2 JP 2533045Y2
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blade
shutter
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昇 森田
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アールディエス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、投光用照明装置のシャ
ッタ及びシャッタ操作装置に関し、更に詳しくは、シャ
ッタを全閉状態にしても光が漏れることがなく、熱線に
よりシャッタのブレードが過熱されてブレードに歪みが
発生しても円滑に動作可能であり、光の利用効率が良
く、ブレードの回転角度に応じて適切な光量が得られる
シャッタ及びシャッタの操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】舞台やテレビスタジオ等で使用される投
光用照明装置には、光源にメタルハライドランプが使用
されているものがある。メタルハライドランプは、スイ
ッチオン後、直には点灯せず、また点灯後も放電特性が
安定状態になるまで時間がかかるため、この光源を採用
した投光用照明装置の調光は、電流制御または電圧制御
あるいは位相制御等により光源の光量を制御する方式で
はなく、予め光源を点灯しておき、機械的な調光装置に
より光を適宜遮光して光量を調節する方式が採用されて
いる。このような機械的な調光装置としては、アイリス
シャッタや複数枚の長尺状のブレードを水平方向または
垂直方向に並列配置させ、ブレードの角度を調節するこ
とにより調光するブラインドシャッタ等が広く採用され
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、光源として出力18Kwのメタルハライドランプを
使用した、投光部の直径が680mmの大口径の投光用
照明装置において、アイリスシャッタを使用した場合に
は、照明装置の大きさに応じて、アイリスシャッタも大
型化するため、ブレードも大型化し大重量となる。した
がって、アイリスシャッタを閉じても、ブレードの自重
により薄板状のプレートが反り、アイリスシャッタの中
心が僅かに開いて全閉状態にならず、光が漏れるなどの
問題点があった。
【0004】また、光源から発生する熱線により、アイ
リスが過熱・伸張してアイリスの各ブレードに歪みが発
生する。したがって、各ブレードが円滑に作動しなくな
り、アイリスシャッタを円滑に開閉することが困難にな
るなどの問題点もあった。
【0005】また更に、ブラインドシャッタを使用した
場合には、図6に示したように、全開状態にした場合で
あっても、光源5からの光の一部は、ブレード9により
遮光されて(斜線部分)、光の利用効率が低下するなど
の問題点もあった。また、熱線により長尺状のブレード
9が過熱・伸張して歪み、ブレード9の回転角度を変え
ても角度に応じた光の量を調節できないなどの問題点も
あった。
【0006】本考案は、かかる従来の問題点を解決すべ
く開発されたものであり、投光用照明装置に採用するシ
ャッタであって、シャッタが大型化しても、全閉状態の
シャッタから光が漏れることがなく、熱線によりシャッ
タのブレードが過熱されてブレードに歪みが発生しても
動作可能であり、光の利用効率が良く、かつブレードの
回転角度に応じて適切な光量が得られるシャッタ及びシ
ャッタの操作装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案のシャッタは、ブ
レード受と、該ブレード受を中心にブレード回転軸を軸
として放射状に軸着された複数枚の略三角形のブレード
と、該ブレードが固着した該ブレード回転軸の他端部が
軸着された円環状の本体リングと、該ブレード受と該本
体リングとの間に張架され該ブレード受を光軸上に固定
する固定軸を具備することを特徴とする。
【0008】本考案のシャッタ操作装置は、ブレードに
固着したブレード回転軸の一端が固着されたブレード回
転軸アームと、該ブレード回転軸アームに固着されたア
ームカラーと、該アームカラーが遊嵌される開口部が形
成され、かつシャッタの本体リングの外側に配置された
円環状の回転リングと、該回転リングの周面に形成され
た複数の孔に噛合する被動歯車と、該被動歯車に連結し
た手動ハンドルと、該被動歯車に噛合する中間歯車と、
該中間歯車に噛合する駆動歯車と、該駆動歯車を駆動す
るモータとを具備することを特徴とする。
【0009】本考案のシャッタ及びシャッタ操作装置の
一実施例を図面に基づいて説明する。図1において、灯
体1の前面には、シャッタ2とシャッタ操作装置3が取
付けられ、灯体1内には、レンズ4、光源5及び反射鏡
6が配置されている。
【0010】本考案のシャッタ2について説明する。図
2、図4、図5において、複数枚の略三角形のブレード
9は、円環状のブレード受10を中心にブレード回転軸
11を軸として放射状に軸着され、かつブレード回転軸
12により円環状の本体リング13の周面に軸着されて
おり、ブレード回転軸11及び12を軸心として回動可
能である。
【0011】また、ブレード回転軸12には、スプリン
グ14とブレード回転軸カラー15が挿通されており、
ブレード受10と本体リング13の間に遊嵌されたブレ
ード9は、スプリング14によりブレード受10に押さ
えつけられている。また、固定軸16は、ブレード受1
0と本体リング13との間に張架されており、固定軸1
6により、ブレード受10は光軸の中心に固定される。
【0012】次に、本考案のシャッタ操作装置3につい
て説明する。図3において、本体リング13の周面に軸
着されたブレード回転軸12の端部には、ブレード回転
軸アーム17が固着されている。更に、このブレード回
転軸アーム17には、アームカラー18が固着されてい
る。本体リング13の外側には円環状の回転リング20
が本体リング13と同心円状に配置されており、回転リ
ング20の周面に形成された開口部19にアームカラー
18が遊嵌されている。
【0013】回転リングガイドローラ21は、本体リン
グ13のフランジに複数個取付けられ、かつ回転リング
20の内周面に接触している。回転リング20の周面に
は、ローラ22が複数個取付けられている。また、回転
リング20の周面には、所定角度だけ回転する被動歯車
23の歯が噛合する複数個の孔24が形成されている。
なお、被動歯車23の孔24に噛合する部位の歯のピッ
チは、後述する中間歯車32の歯が噛合する部位の歯の
ピッチよりも大きくしてある。
【0014】被動歯車23の軸25には傘歯車26が取
付けられており、傘歯車26は傘歯車27に噛合してい
る。図5において、傘歯車27は、ユニバーサルジョイ
ント29を介して軸28と連結し、軸28には手動ハン
ドル30が取付けられている。なお、軸28には、手動
ハンドル30の回転を制限するストッパ31が取付けら
れている。
【0015】図3において、中間歯車32は、着脱自在
に被動歯車23と噛合しており、中間歯車32の軸33
は軸ツマミ34と連結している。軸33には、接触子3
5が取付けられ、接触子35の近傍にはリミットスイッ
チ36が配置され、リミットスイッチ36はモータ37
に接続されている。また、軸33には、スプリング38
が取付けられており、軸33は長さ方向に可動状態にあ
る。中間歯車32は、被動歯車23とモータ37の出力
軸に取付けられた駆動歯車39に着脱自在に噛合してい
る。
【0016】回転リング20の外周面に固着された接触
子40の回動範囲の両端には、リミットスイッチ41、
42が配置され、モータ37の電源回路に接続されてい
る。モータ37は、リモートコントローラに接続されて
いる。
【0017】
【作用】シャッタ2は、ブレード受10を中心に複数枚
の略三角形のブレード9が放射状に軸着され、ブレード
9はブレード回転軸11及び12を中心に回転可能であ
る。したがって、ブレード9の回転角度を制御すること
によって、ブレード9を通過する光を遮光し、光量を調
整することができる。このように、アイリスシャッタの
ように各ブレードを摺動させることにより、シャッタを
開閉する機構でないので、光源からの熱線によりブレー
ド9が過熱されて歪みが生じても円滑にシャッタ2を開
閉することができる。
【0018】また、ブレード9は、ブレード受10を中
心に放射状に配置されるので、シャッタ2を全開状態に
すると、ブレード9は、光源からの光と平行に配置され
る。したがって、ブレード9により光が遮光されること
非常に少なく、光の利用効率が良い。また、ブレード回
転軸12に挿通されたスプリング14によりブレード9
を押えつけているので、ブレード9が、熱線により過熱
・伸張してもブレード9が変形することはない。したが
って、ブレード9の回転角度に応じて適切に光量を調節
できる。
【0019】シャッタ2は、シャッタ操作装置3により
以下の如く作動する。モータ37を駆動させると、駆動
歯車39、中間歯車32、被動歯車23が回転し、被動
歯車23の歯が回転リング20の周面に形成された複数
個の孔24に噛合して回転リング20が回転する。回転
リング20は、その外周面に取付けられた複数個のロー
ラ22及び回転リングガイドローラ21により円滑に回
転する。孔24に噛合する被動歯車23の部位の歯のピ
ッチは、中間歯車32の歯が噛合する部位の歯のピッチ
よりも大きくして、孔24の間隔を大きくし、回転リン
グ20の孔24間の強度を増加させている。
【0020】回転リング20の周面に形成された開口部
19に遊嵌されたアームカラー18は、その一端がブレ
ード回転軸アーム17に固着されているので、回転リン
グ20の回転に伴って、ブレード回転軸アーム17は、
ブレード回転軸12が固着されている軸を中心として所
定角度だけ回転する。ブレード回転軸アーム17が回転
すると、ブレード9が回転してシャッタ2が開閉する。
回転リング20の外周面に固着された接触子40がリミ
ットスイッチ41、42に接触するとモータ37は停止
する。また、ブレード9の回転角度を調節するには、リ
モートコントローラを操作してモータ37を適宜回転・
停止させれば良い。
【0021】以上は、モータ37の動力によりシャッタ
2を開閉する例であるが、手動でシャッタ2を開閉する
こともでき、その場合には、先ず、軸ツマミ34を押す
と、接触子35は、リミットスイッチ36と接触してモ
ータ37の電源回路を切断してモータ37が停止する。
同時に、中間歯車32は、被動歯車23及び駆動歯車3
9と噛合しなくなる。そして、軸ツマミ34を回転させ
て、図示しないストッパに係止させて軸ツマミ34を押
し込んだ状態に保持する。
【0022】次いで、手動ハンドル30を回せば、傘歯
車27、傘歯車26、被動歯車23が回転する。これ以
降は上記した作動原理によりシャッタ2が開閉する。な
お、手動ハンドル30を過大な力で回転させようとして
も、ストッパ31により回転が制限されるので、力がシ
ャッタ2及びシャッタ操作装置3の各部材に伝達される
ことはなく、これらが損傷することはない。手動からモ
ータ駆動にする場合には、軸ツマミ34を回転させて図
示しないストッパから外せばスプリング38に押されて
中間歯車32は、被動歯車23及び駆動歯車39と噛合
する。
【0023】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように、本考案の
シャッタは、大型化してもブレードが自重により変形す
ることがないので、シャッタを全閉状態にしても光が漏
れることはない、また熱線によりシャッタのブレードが
過熱されてブレードに歪みが発生しても動作可能であ
る。更に、光の利用効率が良くなり、かつブレードの角
度に応じて適切な光量が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のシャッタ及びシャッタ操作装置を採用
した投光用照明装置の断面図である。
【図2】本考案のシャッタ及びシャッタ操作装置の斜視
図である。
【図3】本考案のシャッタ及びシャッタ操作装置の要部
斜視図である。
【図4】本考案のシャッタ及びシャッタ操作装置の部分
側面図である。
【図5】本考案のシャッタ及びシャッタ操作装置の部分
正面図である。
【図6】従来のブラインドシャッタ方式の調光装置の全
開状態の図である。
【符合の説明】
1 灯体 2 シャッタ 3 シャッタ操作装置 4 レンズ 5 光源 6 反射鏡 9 ブレード 10 ブレード受 11 ブレード回転軸 12 ブレード回転軸 13 本体リング 14 スプリング 15 ブレード回転軸カラー 16 固定軸 17 ブレード回転軸アーム 18 アームカラー 19 開口部 20 回転リング 21 回転リングガイドローラ 22 ローラ 23 被動歯車 24 孔 25 軸 26 傘歯車 27 傘歯車 28 軸 29 ユニバーサルジョイント 30 手動ハンドル 31 ストッパ 32 中間歯車 33 軸 34 軸ツマミ 35 接触子 36 リミットスイッチ 37 モータ 38 スプリング 39 駆動歯車 40 接触子 41 リミットスイッチ 42 リミットスイッチ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレード受と、該ブレード受を中心にブ
    レード回転軸を軸として放射状に軸着された複数枚の略
    三角形のブレードと、該ブレードが固着された該ブレー
    ド回転軸の他端部が軸着された円環状の本体リングと、
    該ブレード受と該本体リングとの間に張架された固定軸
    を具備することを特徴とするシャッタ。
  2. 【請求項2】 ブレードに固着したブレード回転軸の一
    端が固着されたブレード回転軸アームと、該ブレード回
    転軸アームに固着されたアームカラーと、該アームカラ
    ーが遊嵌される開口部が形成され、かつシャッタの本体
    リングの外側に配置された円環状の回転リングと、該回
    転リングの周面に形成された複数の孔に噛合する被動歯
    車と、該被動歯車に連結した手動ハンドルと、該被動歯
    車に噛合する中間歯車と、該中間歯車に噛合する駆動歯
    車と、該駆動歯車を駆動するモータとを具備することを
    特徴とするシャッタ操作装置。
JP4402591U 1991-05-17 1991-05-17 シャッタ及びシャッタ操作装置 Expired - Lifetime JP2533045Y2 (ja)

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JPH04129401U JPH04129401U (ja) 1992-11-26
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