JPS5855527Y2 - 調光装置 - Google Patents
調光装置Info
- Publication number
- JPS5855527Y2 JPS5855527Y2 JP14858180U JP14858180U JPS5855527Y2 JP S5855527 Y2 JPS5855527 Y2 JP S5855527Y2 JP 14858180 U JP14858180 U JP 14858180U JP 14858180 U JP14858180 U JP 14858180U JP S5855527 Y2 JPS5855527 Y2 JP S5855527Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- penumbra
- shielding plate
- projector
- lamp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は調光装置に関し、更に詳しくは機械的調光装
置に関する。
置に関する。
一般に白熱電灯や螢光灯の明りを制御するための調光装
置は、サイリスタ素子による位相角制御方式等によりラ
ンプに供給する電力を直接制御する方式が一般的に採用
されており、連続的できめの細かい調光が出来る。
置は、サイリスタ素子による位相角制御方式等によりラ
ンプに供給する電力を直接制御する方式が一般的に採用
されており、連続的できめの細かい調光が出来る。
しかし高圧放電灯は、ランプの特性上、ランプ電力を直
接制御する連続調光は出来ない。
接制御する連続調光は出来ない。
又、点灯時、再点灯時にはランプ内部のガス蒸気圧が上
昇し、定格光量に達するまでに一定の時間を要する。
昇し、定格光量に達するまでに一定の時間を要する。
従って、舞台やテレビスタジオで用いるためには予め点
灯しておき、機械的な遮光装置にて前方への光を遮断し
ておき、必要に応じて遮光装置の開口度を変える調光方
式がとられている。
灯しておき、機械的な遮光装置にて前方への光を遮断し
ておき、必要に応じて遮光装置の開口度を変える調光方
式がとられている。
以下、その調光方式を図面に基づいて更に詳しく説明す
る。
る。
舞台やテレビスタジオで用いる投光器は、例えば第1図
に示すが如き構造で、ランプ1から出た光のうち後方へ
発した光はランプ1を中心とする球面ミラー2で元へ反
射され、レンズ3を介して前方へ投光される。
に示すが如き構造で、ランプ1から出た光のうち後方へ
発した光はランプ1を中心とする球面ミラー2で元へ反
射され、レンズ3を介して前方へ投光される。
レンズ3はその投光器の使用目的に応じて平凸レンズや
フレネルレンズが使用されるが、第1図ではフレネルレ
ンズの場合を例示した。
フレネルレンズが使用されるが、第1図ではフレネルレ
ンズの場合を例示した。
ランプ1、ミラー2、レンズ3はその中心が光軸上に位
置する如く灯体4に保持されている。
置する如く灯体4に保持されている。
灯体4の下部には、レンズ3に対するランプ1の位置を
調整する機構(図示セズ)が納められ、第2図aの如く
ランプ1をレンズ3に近付ければ投光の開き角は大きく
なり、第2図すの如くランプ1をレンズ3より遠ざけれ
ば投光の開き角は小さくなる。
調整する機構(図示セズ)が納められ、第2図aの如く
ランプ1をレンズ3に近付ければ投光の開き角は大きく
なり、第2図すの如くランプ1をレンズ3より遠ざけれ
ば投光の開き角は小さくなる。
このような投光器において、光源として高圧放電灯を使
用する場合、従来、遮光装置としては第3図に示すブラ
インド方式がある。
用する場合、従来、遮光装置としては第3図に示すブラ
インド方式がある。
第3図に於いて遮光用の羽根5−1.5−2・・・・・
・は枠7に保持され、調光用把手6を回動操作すれば上
下動子8が上下摺動し、羽根5−1.5−2・・・・・
・が開閉する。
・は枠7に保持され、調光用把手6を回動操作すれば上
下動子8が上下摺動し、羽根5−1.5−2・・・・・
・が開閉する。
このブラインド方式によれば、全開状態(第4図a)か
ら全閉状態(第4図C)迄連続的に変化でき、構造も非
常に簡単であるが、遮光用の羽根5−1゜5−2・・・
・・・が被照面に影となって現われる。
ら全閉状態(第4図C)迄連続的に変化でき、構造も非
常に簡単であるが、遮光用の羽根5−1゜5−2・・・
・・・が被照面に影となって現われる。
この影を目立たなくさせるためには、羽根の幅を非常に
狭くシ、周辺からの光のまわり込みによってぼかす方法
があるが、その分、羽根の枚数を増やさねばならず、強
度的にも構造的にも実用化は困難なものである。
狭くシ、周辺からの光のまわり込みによってぼかす方法
があるが、その分、羽根の枚数を増やさねばならず、強
度的にも構造的にも実用化は困難なものである。
本考案はこれらの欠点を解決し、投光器の前方に設置し
、照射面の明るさをむらなく連続的に変化させうる機械
的調光装置を提供するものである。
、照射面の明るさをむらなく連続的に変化させうる機械
的調光装置を提供するものである。
かかる本考案の調光装置は、帯板の長手方向の上下端又
は上下何れか一方端を鋸歯状に形成した複数枚の遮光板
と、その遮光板の保持及び回転機構からなるブラインド
を投光器の前面に設置し、この複数の遮光板の角度を同
時に連続的に変化させて投光器の照射面の明るさを連続
的に調整することを要旨とするもので゛ある。
は上下何れか一方端を鋸歯状に形成した複数枚の遮光板
と、その遮光板の保持及び回転機構からなるブラインド
を投光器の前面に設置し、この複数の遮光板の角度を同
時に連続的に変化させて投光器の照射面の明るさを連続
的に調整することを要旨とするもので゛ある。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、
調光装置は枠9、遮光板10、該遮光板10の保持・回
転機構11より構成されている。
調光装置は枠9、遮光板10、該遮光板10の保持・回
転機構11より構成されている。
保持・回転機構11は、枠9に対して回転可能に軸承さ
れた遮光板10を起伏回動させる上下動子11−1と、
その上下動子11−1を上下移動させる調光用把手11
−2によって構成されている。
れた遮光板10を起伏回動させる上下動子11−1と、
その上下動子11−1を上下移動させる調光用把手11
−2によって構成されている。
遮光板10は帯板状をなしてその上下端又は上下何れか
一方端が鋸歯状に切欠形成されており、それにより照射
面において半影部分の幅が広くなり、しかも半影部に近
づくほどかげりが濃くなるので影が目立たなくなる。
一方端が鋸歯状に切欠形成されており、それにより照射
面において半影部分の幅が広くなり、しかも半影部に近
づくほどかげりが濃くなるので影が目立たなくなる。
鋸歯状の切欠形態としては、第6図すに示す如く切り込
みイを浅くした形態、或いは第6図Cのように切り込み
イを深くした形態等、適宜選択することが出来るが、鋸
歯の切り込みが浅いものに比較して鋸歯の切り込みが深
いものは半影部分の幅が更に広がり、遮光板の影は一層
目立たなくなる。
みイを浅くした形態、或いは第6図Cのように切り込み
イを深くした形態等、適宜選択することが出来るが、鋸
歯の切り込みが浅いものに比較して鋸歯の切り込みが深
いものは半影部分の幅が更に広がり、遮光板の影は一層
目立たなくなる。
第6図aは従来のブラインドに用いられた遮光板の形状
を示し、この場合投光器より出た光は遮光板で部分的に
遮光され、その遮光板の上下端縁が直線状であるため半
影部分の幅が狭く、照射面にハツキリした影が出てしま
う。
を示し、この場合投光器より出た光は遮光板で部分的に
遮光され、その遮光板の上下端縁が直線状であるため半
影部分の幅が狭く、照射面にハツキリした影が出てしま
う。
次に、上述した本案に係る遮光板(第6図b)。
C)と、従来の遮光板(第6図a)について影の出来方
を第7図a、b、cに示す。
を第7図a、b、cに示す。
第7図中のIは投光器と遮光板との位置関係及び主要部
の光線軌跡を示し、IIは遮光板の無い状態での照度分
布を100とし、これと比較した%照度を示し、III
は照射面での半影と半影の分布を示す。
の光線軌跡を示し、IIは遮光板の無い状態での照度分
布を100とし、これと比較した%照度を示し、III
は照射面での半影と半影の分布を示す。
尚、実際には半影と半影の分布は周辺部では歪むが、こ
こではa−Cの比較を簡単にするため直線で示した。
こではa−Cの比較を簡単にするため直線で示した。
又、第7図のIIIで薄墨を塗った部分は半影を、斜線
部は半影を示す。
部は半影を示す。
第7図aに示す従来のブラインドでは半影部の幅が狭く
、半影部の幅が広いため、影が非常に目立つが、第7図
す、Cに示す本考案の調光装置にあっては半影部の幅が
広くなり、半影部の幅が狭くなるため影が目立たなくな
る。
、半影部の幅が広いため、影が非常に目立つが、第7図
す、Cに示す本考案の調光装置にあっては半影部の幅が
広くなり、半影部の幅が狭くなるため影が目立たなくな
る。
尚、第7図ではa、l)、cとも遮光板の設置角度を同
じにしたため被照面での光量はa、l)、cの順で減少
しているが、いずれの場合でも遮光板の角度を変えるこ
とによりo −too%(遮光板の厚さによる損失を除
く)の調光が出来るため、aの光量と同等となる遮光板
の角度が存在し、その場合にも半影部の影が目立たない
ことは原理上明らかである。
じにしたため被照面での光量はa、l)、cの順で減少
しているが、いずれの場合でも遮光板の角度を変えるこ
とによりo −too%(遮光板の厚さによる損失を除
く)の調光が出来るため、aの光量と同等となる遮光板
の角度が存在し、その場合にも半影部の影が目立たない
ことは原理上明らかである。
第5図に於いて調光用把手は手動式を図示したが、電動
機等を使用し電気信号によって遠隔操作するようにする
も勿論可能であり、本考案の実施範囲に包含されるもの
であることは言うまでもないことである。
機等を使用し電気信号によって遠隔操作するようにする
も勿論可能であり、本考案の実施範囲に包含されるもの
であることは言うまでもないことである。
本考案の調光装置は、帯板の長手方向の上下端又は上下
何れか一方端を鋸歯状に形成した複数板の遮光板と、そ
の遮光板の保持回転機構からなるブラインドを投光器の
前面に設置し、この複数枚の遮光板の角度を同時に連続
的に変化させるようにしたものであるから、上下端縁が
直線状に形成された遮光用羽根を用いた従来のブライン
ドにおける被照面での影を目立たなくすることが出来る
と共に、遮光板の枚数を増やす必要もなく、簡単な構造
で従来装置には得られない優れた調光効果を発揮するこ
とが出来る。
何れか一方端を鋸歯状に形成した複数板の遮光板と、そ
の遮光板の保持回転機構からなるブラインドを投光器の
前面に設置し、この複数枚の遮光板の角度を同時に連続
的に変化させるようにしたものであるから、上下端縁が
直線状に形成された遮光用羽根を用いた従来のブライン
ドにおける被照面での影を目立たなくすることが出来る
と共に、遮光板の枚数を増やす必要もなく、簡単な構造
で従来装置には得られない優れた調光効果を発揮するこ
とが出来る。
依って、高圧放電灯の如く、供給電力を制御する電気的
調光の出来ない光源を用いた投光器には非常に実用的で
ある。
調光の出来ない光源を用いた投光器には非常に実用的で
ある。
第1図は投光器の構造を示す一部切欠斜視図、第2図a
、l)は投光器の光学作用を示す概略図、第3図は従来
の機械的調光装置の一例を示す斜視図、第4図a、b、
cは遮光用羽根の動作を示す斜視図、第5図は本考案に
係る調光装置の一例を示す斜視図で一部を切欠して示す
。 第6図a、l)、cは従来の遮光用羽根と本案の遮光板
を示す正面図で一部を切欠して示す。 第7図は第6図a、l)、cに示す遮光板の影の出来方
を示す説明図である。 図中、10:を先板、11:回転・保持機構。
、l)は投光器の光学作用を示す概略図、第3図は従来
の機械的調光装置の一例を示す斜視図、第4図a、b、
cは遮光用羽根の動作を示す斜視図、第5図は本考案に
係る調光装置の一例を示す斜視図で一部を切欠して示す
。 第6図a、l)、cは従来の遮光用羽根と本案の遮光板
を示す正面図で一部を切欠して示す。 第7図は第6図a、l)、cに示す遮光板の影の出来方
を示す説明図である。 図中、10:を先板、11:回転・保持機構。
Claims (1)
- 帯板の長手方向の上下端又は上下何れか一方端を鋸歯状
に形成した複数枚の遮光板と、その遮光板の保持回転機
構からなるブラインドを投光器の前面に設置し、この複
数の遮光板の角度を同時に連続的に変化させて、投光器
の照射面の明るさを連続的に調整することを特徴とする
調光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14858180U JPS5855527Y2 (ja) | 1980-10-17 | 1980-10-17 | 調光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14858180U JPS5855527Y2 (ja) | 1980-10-17 | 1980-10-17 | 調光装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5770609U JPS5770609U (ja) | 1982-04-28 |
JPS5855527Y2 true JPS5855527Y2 (ja) | 1983-12-20 |
Family
ID=29508012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14858180U Expired JPS5855527Y2 (ja) | 1980-10-17 | 1980-10-17 | 調光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5855527Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4589013B2 (ja) * | 2004-02-23 | 2010-12-01 | 三洋電機株式会社 | 投写型映像表示装置用のシャッタ装置及び投写型映像表示装置 |
-
1980
- 1980-10-17 JP JP14858180U patent/JPS5855527Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5770609U (ja) | 1982-04-28 |
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