JP2532933Y2 - ほつれ防止加工を施したタオル - Google Patents

ほつれ防止加工を施したタオル

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JP2532933Y2
JP2532933Y2 JP1990048211U JP4821190U JP2532933Y2 JP 2532933 Y2 JP2532933 Y2 JP 2532933Y2 JP 1990048211 U JP1990048211 U JP 1990048211U JP 4821190 U JP4821190 U JP 4821190U JP 2532933 Y2 JP2532933 Y2 JP 2532933Y2
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towel
plain weave
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JP1990048211U
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増実 田中
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田中織物 有限会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、ほつれ防止を施したタオル地織物に関し、
更に詳しくは、平織部にほつれ防止加工を施すことによ
って製造工程を簡略化した、洗顔、入浴、汗拭等に使用
するタオル地織物に関するものである。
【従来技術とその課題点】
タオルは、パイル織物部と平織部とを所要間隔で交互
に配置して織成したタオル地を所要長さに裁断した後、
裾部(長さ方向の両端部)となる平織部がほつれないよ
うに、縫製して製造されている。その際、裾部は二重三
重になるように折り返され、人の手によりミシン縫製さ
れている。 けれども、従来のこの方法には次のような課題があっ
た。即ち、裾部のミシン縫製は手作業であり、その大半
は手内職により賄われているが、手間と時間がかかるた
め、コスト高となる。 また、内職する作業者の確保も困難になってきてお
り、多くの工場ではこれがネックとなって、生産能力が
上がらず、需要に応じ切れないのが現状である。
【考案の目的】
本考案は、タオルの製造に当たって、裾部の縫製する
必要をなくして工程数を減らし、これによって大量生産
に適したタオルを提供することを目的とする。
【考案の構成】
上記課題点を解決し、目的を達成するために講じた本
考案の構成は次の通りである。即ち本考案は、パイル織
物部分と中間に切断部を構成する経糸のみからなる空織
部を有し、該空織部両側に前記パイル織物部分と連続す
る、緯糸に加熱により熱接着してほつれ防止部を形成す
る糸を織り込んだ平織部とからなる部分とを交互に配置
した所定長さのタオル地織物である。
【実施例】
本考案を図面に示した実施例に基き、更に詳細に説明
する。第1図は本考案によって得られるタオルの1実施
例に示す平面図である。 符号1はタオルで、ほぼ全体がパイル織物で形成され
ている。タオル1の幅方向の両端部は耳織部11、12が設
けられ、一方へ折返されて縫製されている。タオル1の
うち、第1図において中間部のa部分は普通のパイル織
物地13で形成されており、長さ方向両端部のb部分(長
さ18mm程度)は、地緯糸の抜け防止加工を施した加工平
織地15で形成されている。 第2図は地緯糸の抜け防止加工を施す構造を示したも
ので、加工平織地の熱処理以前の組織図である。 熱処理前の加工平織地15は、地経糸21及び地緯糸23に
よって第2図に示すように織成されている。地緯糸23に
は、熱可塑性繊維25を螺旋状に撚り合わせている。前記
熱可塑性繊維25の素材としては、本実施例においてはビ
ニヨン(塩化ビニルと酢酸ビニルの共重合体で融点約76
℃)を使用しており、その性質は、熱を加えることによ
り軟化収縮して寸断状態となり、同時に粘着効果を発揮
し、冷却後はそのまま固化するものである。 即ち、加工平織地15は、熱が加えられると、地緯糸23
の熱可塑性繊維25が軟化収縮して寸断し、同時に地経糸
21の基部は寸断した粘着性を有する熱可塑性繊維25によ
って地緯糸23に粘着され、冷却後は熱可塑性繊維25の硬
化によって固定され、これによって、加工平織地15の部
分では地緯糸23が抜けてほつれるのが防止できる。 タオル1は、普通のパイル織物地13の両側に地緯糸の
抜け防止加工を施した加工平織地15が織り込んで設けて
ある構造である。つまり、加工平織地15の切断部分の地
緯糸23は抜けてほつれることはなく、従来のような裾部
の縫製加工を施さないでも切断しただけでそのまま使用
できる。従って縫製加工の手間が不要となり、工程数が
減るので容易に製造できる。 第3図は本考案にかかるタオル地織物の一実施例を示
した説明図、第4図は透かし部の組織図である。 符号1aは所要の長さを有するタオル地で、普通のパイ
ル織物地13であるa部分と、地緯糸の抜け防止加工を施
した加工平織地15であるb部分(長さ37mm程度)が所要
の間隔で交互に設けられている。加工平織地15の中央部
には透かし部16(長さ7mm程度)が形成されている。透
かし部16は、第4図に示すように、地緯糸23を所要の本
数(一般には10本程度)連続して抜き、タオル地の幅方
向と平行に形成される。そして、タオル地1aをタオル製
品に加工するときには、加工平織地15を透かし部16に沿
って切断していき、前記したタオル1を得るようにす
る。 これによると、長さ方向の両端部に糸抜け防止加工を
施したタオル1が、タオル地1aに設けられた加工平織地
15部分を裁断していくだけで簡単に製造できる。また、
製造効率が良いので大量生産に適するものである。 なお、本考案は図示の実施例に限定されるものではな
く、実用新案登録請求の範囲の記載内において種々の変
形が可能である。
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、加工平織地の
切断部分の地緯糸が抜けることを防止することができ、
タオルは従来のような裾部の縫製加工を施さないでも使
用できる。従って縫製加工の手間が不要となり、工程数
を減らすことができるため容易に製造でき、大量生産に
適するものである
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によって得られるタオルの一実施例を示
す平面図、 第2図は地緯糸の抜け防止加工を施す構造を示したもの
で、加工平織地の熱処理以前の組織図、 第3図は本考案にかかるタオル地織物の一実施例を示し
た説明図、 第4図は透かし部の組織図である。 1:タオル 13:パイル織物地 15:加工平織地
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−101067(JP,A) 特開 昭54−18989(JP,A) 特開 昭54−11393(JP,A) 実開 昭51−278(JP,U) 実公 昭33−4764(JP,Y2) 実公 昭33−4763(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイル織物部分と中間に切断部を構成する
    経糸のみからなる空織部を有し、該空織部両側に前記パ
    イル織物部分と連続する、緯糸に加熱により熱接着して
    ほつれ防止部を形成する糸を織り込んだ平織部とからな
    る部分とを交互に配置した所定長さのタオル地織物。
JP1990048211U 1990-05-08 1990-05-08 ほつれ防止加工を施したタオル Expired - Lifetime JP2532933Y2 (ja)

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JPH047691U JPH047691U (ja) 1992-01-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5411393A (en) * 1977-06-22 1979-01-27 Toray Industries Production of roll towel with score line
JPS5418989A (en) * 1977-07-14 1979-02-13 Toray Industries Production of roll towel with score line
JPS57101067A (en) * 1981-10-08 1982-06-23 Teijin Ltd Woven and knitted fabric

Also Published As

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JPH047691U (ja) 1992-01-23

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