JP2532796Y2 - ファルトボートの収納バッグ - Google Patents

ファルトボートの収納バッグ

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JP2532796Y2
JP2532796Y2 JP12896290U JP12896290U JP2532796Y2 JP 2532796 Y2 JP2532796 Y2 JP 2532796Y2 JP 12896290 U JP12896290 U JP 12896290U JP 12896290 U JP12896290 U JP 12896290U JP 2532796 Y2 JP2532796 Y2 JP 2532796Y2
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章 福原
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クリーンテックス・ジャパン株式社社
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、ファルトボートを構成する部材を収納して
運搬するファルトボートの携帯用バッグに関し、更に詳
細に述べればファルトボートを組立てたあと、座席とし
て使用できるようにしたファルトボートの収納バッグに
関する。
〔従来の技術〕
カヌーの中でファルトボートと称されるものは、船体
の外被部分を布あるいはこれに類した丈夫で防水された
または水の滲まない材料で作り、骨組部分を木材,プラ
スチックスなどの軽くて且つ強靱な材料で構成してい
る。また第3図で示したようにこの骨組は各部で分離可
能な接合部または屈曲可能なヒンジ部で構成されてい
る。
上記したようなファルトボートは、河川,湖沼或いは
海岸などが自宅から離れている場合、漕技者が分解した
状態でファルトボートの部品を運び、目的地で組立てて
使用する。
このようなファルトボートが他の固い船体のカヌーに
較べて大きな特徴とするところは分解して任意の場所に
運搬できる点にある。しかも分解して折畳んだ状態では
極めてコンパクトであり、1人でも充分運搬できる程度
の嵩に収まり、これを専用の収納バッグなどで運搬す
る。
従来の上記したようなファルトボートの収納バッグ
は、従来はファルトボートを運搬するときの収納には役
立つが、ファルトボートを組立てた後はファルトボート
を分解して再び収納するまでは邪魔な荷物となるだけ
で、他の用途はなかった。
ところで、ファルトボートは組立てとその分解とが必
ずしも同一の場所で行われるものではなく、寧ろ航行で
移動するため組立てる場所と分解する場所とは異なる場
合が普通である。そして上記収納バッグは分解されたフ
ァルトボートの部品を収納するために必要であるから航
行中携帯していなくてはならない。ところがこの収納バ
ッグは空にした状態でも割合嵩張るものであるが、従来
は止むを得ずファルトボートの積載荷物として収納バッ
グを携帯していた。
〔従来技術の問題点〕
ファルトボートのその特徴の一つは小型軽量であるこ
とで、従って収納スペースも小さく、また積載できる重
量も限られている。そこへ収納バッグを積み込むことに
より自ずと他の荷物、例えば食料や飲料水または調理用
具などの必要な資材の積載量が制約される問題点があっ
た。
〔考案の目的〕
本考案は以上の如き従来技術の問題点に鑑み、ファル
トボートを組立てるに際し、その収納バッグをファルト
ボートを構成する部品の一つとして転用するようにした
携帯用バッグに関し、さらに詳細には収納バッグがファ
ルトボートの座席用シートとして使用できるようにした
ファルトボートの収納バッグに関する。
〔考案の要点〕
上記目的は本考案によれば、布等の柔軟な材料から成
り、背当り面を含む各面からなるほぼ立体形状に形成さ
れ、前記背当り面にショルダベルトを取付け、背当り面
の裏側には分割してなるクッションを取付けてなるファ
ルトボートの枠材の収納バッグの本体と、端部を前記本
体に取付けられ、他端部をバックルによってもう一方の
ショルダベルトと連結できる1組のショルダベルトを数
組有し、ファルトボート組立時には収納バッグの本体を
折畳んで前記分割してなるクッション部で背中と臀部を
受け止める腰掛状の形状に形成すると共に、ファルトボ
ートのコックピット背部側のフレームの横桟部にショル
ダベルトで取付けることを特徴とするファルトボートの
収納バッグを提供することにより達成される。
〔実施例〕
以下、本考案を図示した実施例によって説明する。
第1図は本考案のファルトボートの収納バッグを開閉
蓋部分から視た斜視図で、第2図(a)は第1図の裏側
から視た斜視図、第2図(b),(c)は収納バッグを
折り畳んで座席を組立てる過程を示す斜視図である。
第1図において、収納バッグ1は本体1aに蓋1bが底部
1dで一体な布若しくはこれと類似した柔軟性のある材料
からなり、本体1aと蓋1bとはスライドファスナー1cで開
閉される。この開閉はファスナーホルダ1c1,1c2によっ
て左右何れの方向からも操作できるようになっている。
更に、本体1aは背負った状態のときに背中に密着する背
当り面1a1,その両側の側面1a2,1a3,底面1a4,上面1a
5によって構成されている。
この収納バッグ1に、後述するファルトボートの枠材
を分解して収納するが、収納バッグ1は上述したように
柔軟性のある布等の材料からなるものであり、一方上記
枠材は木,プラスチックス,軽量金属等の剛体が複数個
ある。従って枠材を収納したあと、この枠材をまとめた
状態に保つためにベルト類で緊縛する。また、この収納
バッグは運搬時に背負うようにして携帯するために、シ
ョルダベルト,ウエストベルト等も設けてある。以下こ
のベルト類について説明する。
第1図乃至第2図において、収納バッグ1内の後述す
る枠材を固定するための固定ベルト2〜3が示されてい
る。このベルト2〜3はそれぞれ両端部が本体1aの背当
り面1a1と蓋1bとに固着され、側面1a2,1a3で別れてい
て、この別れている部分はバックル2a〜3bで締結し得る
ようになっている。第1図において固定ベルト3とバッ
クル3bとが外れている状態が示され、この状態からバッ
クル3bとこれに対抗しているベルト3とを結合させ締め
付ける。
鈞合ベルト4,5は肩から腋の下を通して収納バッグ1
を背負うショルダベルト6,7の上部と本体1aの上部とに
両端を取付けられ、バックル4a,5aによって長さを調整
され、これによってショルダベルト6,7で背負ったとき
の収納バッグ1の傾斜具合を背負い易いように調節す
る。このショルダベルト6,7にも固定ベルト2〜3のバ
ックル2a〜3bと同様のバックル6a,7aが装着されてい
る。本体1aの下部にはバックル8aを有するウェストベル
ト8が取り付けられ、収納バッグ1を背負ったときに動
揺しないように収納バッグ1の下部を腰に固定する。
収納バッグ1を背負ったとき、背中や腰などに密着す
る収納バッグ1の部分にクッション1d,1eが設けられて
いる。このクッション1d,1eは例えば発泡ウレタンなど
のように弾力性のある柔らかい材料をシート状にして本
体1aの内側に貼り、更にその上から布などで覆ってカバ
ーとしたもので、本体1aとこのカバーとで弾力性材料を
サンドイッチ状に挟み込んである。クッション1d,1eは
その中間の仕切部分で別体とするが若しくはミシン目に
よって仕切部分を形成し、この部分で屈曲し易いように
境目1fが設けられている。
以上のような収納バッグ1に、第3図で示したような
船体の骨格9と図示してない船体外被部としての船体布
とオール等が収納される。
第3図で示した骨格9は、フレーム10〜15,バウデッ
キ16,舳部材としてのバウシステム17,艫部材としてのス
ターンシステム18,キール19などの各枠材を組立てたも
ので、これら枠材は各枠材相互の嵌合部や蝶番部などを
外すかまたは屈曲させることにより分解され、第1図乃
至第2図で示した収納バッグ1に収納される。
第3図で示した状態に骨格9が組立てられ、図示して
いない船体布をこの骨格9に被せると、フレーム10とフ
レーム15との間に該船体布の開口部が形成される。この
開口部がコックピットを形成し、フレーム10が背もたれ
部に相当する側の位置となる。
上記開口部に前記した収納バッグ1を折畳んで取り付
けることで座席シートが形成される。
収納バッグ1を折畳んで座席シートを形成する手順に
ついて説明すると、第2図においてショルダベルト6,7
のバックル6a,7aとウエストベルト8のバックル8aとを
外す。この状態でショルダベルト6,7、ウエストベルト
8が取付けられている背当り面1a1を下にして本体1aを
地面などに置く。その際第1図で示されているファスナ
ー1cやその他の図示していないポケット類の蓋などは閉
じそれらのロック金具類はすべてロックする。また固定
ベルト2〜3,鈞合ベルト4,5等は散乱しないようにまと
め、本体1aの底面1a4や側面1a2,1a3の下部を巻き込ん
でウエストベルト8で押さえる。次に上面1a5と側面1
a2,1a3の上部を内側に折込むようにし、更にクッショ
ン1dの上部を折り目にして蓋部1b側が内側になるように
折り畳む。
これで全体の形状は第2図(b)で示したようにクッ
ション1d,1eの形状に沿ったシート状の形となるが、収
納バッグ1を構成する布などの材料の癖があるため押さ
えていないとこの形状が崩れてしまうので、ショルダベ
ルト6,7を背当たり面1a1の反対側に回し、そこでバック
ル6a,7aと連結させる。その上でクッション1d,1eの境目
1fが隅になるようにして背当り面1a1が内側になるよう
にL字形に折り曲げると第2図(c)で示したように座
席の形状になる。
このように座席の形状にされた収納バッグ1を前記コ
ックピット背部のフレーム10に止める。この時に、一旦
バックル6a,7aを外し、フレーム10の横桟部分を挟みこ
むようにして再びバックル6a,7aをショルダベルト6,7の
端部と連結させる。また、このときにクッション1eが背
中或いは腰に当たるようにして取付ける。
〔考案の効果〕
以上の如く、本考案によれば折畳んだときに嵩張り、
ファルトボートに積載する際に収納スペースのかなりの
部分を示す邪魔な収納バッグを座席用シートとして転用
できるようにしたから、携帯に際し座席専用部品が不要
となり、更にファルトボート航行時に収納バッグを収納
するスペースが不要となり、他の部材を積載するスペー
スが得られるという大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の斜視図、 第2図(a)は第1図の反対側から視た斜視図、 第2図(b)は第2図(a)を折畳んだ状態をしめす斜
視図、 第2図(c)は第2図(b)を更に折畳んでシートを形
成した状態を示す斜視図、 第3図は本考案の収納バッグに部品の状態で収納されて
いる枠材を組立てたファルトボートの骨格の斜視図であ
る。 1……収納バッグ、1d,1e……クッション、6,7……ショ
ルダベルト、7a,7a……バックル.

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】柔軟な材料で形成された布から成り、背当
    り面を含む各面からなるほぼ立体形状に形成され、前記
    背当たり面にショルダベルトを取付け、前記背当たり面
    の裏側には分割してなるクッションを前記背当たり面の
    裏側と他の布との間に挟み込んでなるファルトボートの
    枠材の収納バッグの本体と、 一端部を前記本体に取付け、他端部をバックルによって
    もう一方のショルダベルトと連結できる1組のショルダ
    ベルトを数組有し、 ファルトボートの組立時には前記収納バッグの本体を折
    畳んで前記分割してなるクッション部で背中と臀部を受
    け止める腰掛状の形状に形成すると共に、ファルトボー
    トのコックピット背部側のフレームの横桟部に前記ショ
    ルダベルトで前記収納バッグの本体を取付けることを特
    徴とするファルトボートの収納バッグ。
JP12896290U 1990-11-30 1990-11-30 ファルトボートの収納バッグ Expired - Lifetime JP2532796Y2 (ja)

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JPH0484100U JPH0484100U (ja) 1992-07-22
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