JP2532163B2 - 低周波治療器 - Google Patents

低周波治療器

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JP2532163B2 JP2320450A JP32045090A JP2532163B2 JP 2532163 B2 JP2532163 B2 JP 2532163B2 JP 2320450 A JP2320450 A JP 2320450A JP 32045090 A JP32045090 A JP 32045090A JP 2532163 B2 JP2532163 B2 JP 2532163B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、家庭用健康医療機器のうちの、肩凝り等を
低周波パルスによりほぐす低周波治療器に関する。
(従来の技術) 低周波治療器を大きく分けると、例えば特開平1−15
1465号公報に記載されているようなコード付タイプのも
のと、例えば特開平2−80060号公報に記載されている
ようなコードレスタイプのものとがある。
コードレスタイプの低周波治療器は、電源とパルス発
生回路とパルス出力回路とその制御回路とを含む回路部
と、この回路部を操作するための波形切替えスイッチお
よび出力波形の強さを調節する強さ調節ボタン等の操作
部と、前記回路部と繋がる正負一対の電極板とを全て治
療器本体内に設けている。この治療器本体は、手のひら
に載るくらい小型にできている。なお、治療器本体の両
電極板には含水ゲルからなる導電性粘着パッドがそれぞ
れ貼られる。
そして、コードレスタイプの低周波治療器の使用時に
は、出力電極である一対の導電性粘着パッドにより治療
器本体を直接人体の治療部位に貼って、治療を行ない、
肩凝り等をほぐす。
一方、コード付タイプの低周波治療器は、電源とパル
ス発生回路とパルス出力回路とその制御回路とを含む回
路部と、この回路部を操作するための波形および速さ切
替えボタンおよび出力波形の強さと調節する強さ調節ダ
イヤル等の操作部とを治療器本体内に設けている。しか
し、人体に貼る出力電極は、治療器本体とは別体の導子
部に設けている。この導子部は、一端がピンプラグに繋
がった約1m程度の導子コードと、この導子コードの分岐
した他端に設けられた一対の電極板とを有し、これら電
極板上に導電性粘着パッドがそれぞれ貼られている。
そして、コード付タイプの低周波治療器では、導子部
のピンプラグを治療器本体のジャックに差し込むことに
より、治療器本体の回転部と導子部の電極板とが電気的
に接続される。その上で、一対の導電性粘着パッドを例
えば左右の肩等に貼れば、治療を行なうことができる。
前記コードレスタイプの低周波治療器は、小型、軽量
のため、治療器本体を直接人体の治療部位に貼るだけ
で、治療を行なうことができるが、正負一対の出力電極
間が狭いため、電流が治療に有効な人体の内部を通らず
に、皮膚の表面を通りやすい。そのため、治療に有効な
刺激感が得られにくく、十分な刺激感を得ようと出力を
強くすると、ちくちくとした痛みを感じることがある。
これに対して、前記コード付タイプの低周波治療器
は、実際に人体の治療部位に当てる正負一対の出力電極
が分岐した導子コードの延長上にあるため、出力電極間
を広くとれ、ちくちく感もなく、刺激も強く感じられ、
心地好く治療を行なうことができる。しかし、治療部位
に実際に貼る出力電極部分とは別に、導子コードおよび
治療器本体を必要とすることは、使用上煩わしい。すな
わち、導子コードは邪魔になり、また、治療器本体は使
用中手で持ったり、シャツのポケットに収めておいたり
しなければならず、煩わしい。
そこで、特開平1−277577号公報に記載されているよ
うに、コードレスタイプの治療器本体に、その回路部に
電気的に接続されたジャックを設け、このジャックに、
一端に出力電極が設けられたコードの他端に設けられた
プラグを着脱自在に接続可能として、コードレスタイプ
としても、コード付タイプとしても使用できる低周波治
療器も提案されている。この低周波治療器では、ジャッ
クにプラグを接続したとき、治療器本体の一対の出力電
極のうち、導子部の出力電極と反対極性の出力電極が回
路部から電気的に遮断されるようにしている。
しかし、前記特開平1−277577号公報に記載の低周波
治療器では、コード付タイプとして使用するときで、特
に治療器本体と導子部とを比較的接近させて人体に装着
したとき、長いコードが邪魔になる問題がある。
(発明が解決しようとする課題) 前述のように、従来のコードレスタイプの低周波治療
器とコード付タイプの低周波治療器とは、それぞれ、利
点も有していたが、欠点も有していた。また、コードレ
スタイプとしても、コード付タイプとしても使える低周
波治療器でも、従来は、特に治療器本体と導子部とを比
較的接近させて人体に装着したとき、コードが邪魔にな
る問題があった。
本発明は、このような問題点を解決しようとするもの
で、コードレスタイプとしても、コード付タイプとして
も使えるとともに、コード付タイプとして使うときで
も、コードがなるべく邪魔にならないようにできる小
型、軽量の低周波治療器を提供することを目的とするも
のである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明の請求項1の低周波治療器は、電源とパルス発
生回路とパルス出力回路とその制御回路とを含む回路部
を内蔵するとともに、この回路部を操作する操作部と前
記回路部に電気的に接続された一対以上の出力電極とを
外部へ露出させて設けた治療器本体と、電気コードを巻
き取って収納するコードリールを内蔵するとともに前記
電気コードに電気的に接続された出力電極を外部へ露出
させて設けた導子部とを備え、前記治療器本体に、前記
電気コードの先端部に設けられたコード側接続部が着脱
自在に接続されこのコード側接続部を前記回路部に電気
的に接続させる本体側接続部を設けるとともに、この本
体側接続部にコード側接続部を接続したとき治療器本体
にある全ての出力電極を同一極性に切替えるスイッチを
設けたものである。
さらに、請求項2の低周波治療器は、コードリールの
少なくとも一面を導子部の外部へ露出させ、出力電極は
前記コードリールの一面に固定的に設けたものである。
(作用) 本発明の請求項1の低周波治療器では、コードレスタ
イプとして用いるとき、治療器本体の本体側接続部に導
子部の電気コードのコード側接続部を接続せずに、治療
器本体のみを人体に装着する。このようなコードレスタ
イプとしての使用時には、もともとない電気コードが邪
魔になるようなことはない。なお、コードレスタイプと
しての使用時には、人体に当たった治療器本体の一対以
上の出力電極が正極と負極とに分かれる。一方、コード
付タイプとして用いるときには、導子部のコード側接続
部を治療器本体の本体側接続部に接続する。このように
両接続部を互いに接続すると、スイッチにより、治療器
本体にある全ての出力電極が同一極性に切替わる。そし
て、必要に応じて、導子部内にあるコードリールから電
気コードを適当に巻き出し、治療器本体と導子部とを適
当な距離離して、人体の治療部位にそれぞれ装着する。
こうして、コード付タイプとして用いるときには、治療
器本体および導子部の正負の出力電極間の距離を十分に
大きくできるとともに、任意に設定でき、任意の治療部
位に対し、ちくちく感をなくして、十分な刺激感を得ら
れるようにできる。しかも、電気コードを必要な長さの
み引き出すことにより、この電気コードがなるべく邪魔
にならないようにできる。例えば、治療器本体と導子部
とを隣接させて装着するときには、電気コードのほぼ全
体をコードリールに巻き取ったままにしておいてもよ
い。
さらに、請求項2の低周波治療器は、導子部でコード
リールの露出した一面に出力電極を固定的に設けること
により、電気コードと出力電極との間に摺動接点を不要
にするとともに、導子部の高さを低くできるようにした
ものである。
(実施例) 以下、本発明の低周波治療器の一実施例と構成を図面
に基づいて説明する。
第1図ないし第4図において、11は治療器本体で、こ
の治療器本体11は、偏平なほぼ矩形状のケース12に、図
示していないが、電池と、この電池を電源とするパルス
発生回路とパルス出力回路とその制御回路とを含む回路
部とを内蔵している。また、ケース12には、回路部を操
作するための操作部として、摺動自在の波形切替え摘み
13が側面に露出させて設けられているとともに、上下動
自在の強さ調節ボタン14が上面に露出させて設けられて
いる。
また、前記治療器本体11のケース12の下面には、前記
回路部に電気的に接続された一対の出力電極15,16が露
出させて設けられている。前記ケース16の長手方向に並
んだこれら出力電極15,16は、それぞれ、前記ケース12
の下面に固定された電極板17,18と、これら電極板17,18
の下面に着脱自在に貼り付けられた含水ゲルからなる導
電性粘着パッド19,20とからなっている。
さらに、前記治療器本体11の側面には、前記回路部に
電気的に接続された本体側接続部としてのピンジャック
21が設けられている。これについては、後に詳述する。
31は導子部で、この導子部31は、ケース32と、このケ
ース32内に回動自在に支持されたコードリール33と、こ
のコードリール33の下面に固定的に設けられた1つの出
力電極34と、この出力電極34に電気的に接続されコード
リール33に巻き取られて収納される電気コード35とから
なっている。
前記ケース32は、前記治療器本体11のケース12とほぼ
合同な形状になっているが、円形開口36を下面部に有し
ている。また、偏平なボビン状の前記コードリール33
は、前記ケース32内に突出形成された支軸37により回動
自在に支持されており、この支軸37に螺着されたねじ38
により抜け止めされている。そして、前記コードリール
33の下面は前記ケース12の円形開口36から外方へ露出し
ている。また、前記出力電極34は、前記コードリール33
の下面に接着剤により固定された金属板39を導電性ゴム
40が覆っており、この導電性ゴム40の下面に含水ゲルか
らなる導電性粘着パッド41が貼り付けられている。さら
に、前記電気コード35は、一端部がコードリール33に固
定されているが、1芯であって、芯線の先端が出力電極
34の金属板39に直接半田付けされている。
そして、前記電気コード35はケース32の側面部に開口
形成された通孔42からケース32外へ導出されているが、
電気コード35の先端部には、前記治療器本体11のピンジ
ャック21に着脱自在に接続されるコード側接続部として
のピンプラグ43が接続されている。
つぎに、前記治療器本体11のピンジャック21部分の構
成を第5図および第6図により説明する。
このピンジャック21は、前記回路部を形成する各種電
気部品を搭載した回路基板46上に搭載されており、この
回路基板46に半田付けされた端子47を有している。そし
て、この端子47とピンプラグ43および電気コード35を介
して、前記回路部が導子部31の出力電極34に電気的に接
続されるようになっている。また、ピンジャック21の近
くに位置して回路基板46上に極性切替えスイッチ48が搭
載されている。この切替えスイッチ48は、上下動自在で
上方へ付勢されたボタン49を有している。さらに、前記
回路基板46に一端が固定された板ばね50の自由端が前記
ボタン49に上方から当たっている。そして、第5図に示
すように、ピンジャック21にピンプラグ43を差し込んで
いない状態にあっては、ボタン49が上昇しており、ピン
ジャック21にピンプラグ43を差し込んだ状態にあって
は、このピンプラグ43により板ばね50が下方へ押される
とともに、この板ばね50により押されてボタン49が下降
するようになっている。
つぎに、前記治療器本体11内の回路部51の構成を第7
図ないし第9図により説明する。
前記極性切替えスイッチ48は、接点bとこの接点bが
選択的に接続される2つの接点a,cとを有しており、前
記ボタン49が上昇したとき接点bが接点cに接続され、
ボタン49が下降したとき接点bが接点aに接続されるも
のである。そして、この接点aが治療器本体11の一方の
出力電極15に接続されている。また、接点bが他方の出
力電極16に接続されている。さらに、接点cが前記ピン
ジャック21の端子47に接続されている。
前記電池Eには電解コンデンサーC1が並列に接続され
ている。電池Eの正極が、前記波形切替え摘み13により
操作される波形切替えスイッチSW1の接点S1に接続され
ており、この接点S1に選択的に接続される3つの接点T
1,O1,M1のうち接点T1,M1が電源出力端子VDになってい
る。この電源出力端子VDは、制御回路をなすマイクロコ
ンピューターICの正極電源端子P10に接続されている。
一方、マイクロコンピューターICの負極電源端子P20
は、電池Eの負極に接続(以下、接地という)されてい
る。
また、波形切替えスイッチSW1の接点S1と連動する接
点S2がマイクロコンピューターICの出力ポートP15に接
続されているとともに、抵抗R1を介して接地されてい
る。そして、接点S2に選択的に接続される3つの接点T
2,O2,M2のうち接点O2が抵抗R2を介して電源出力端子VD
に接続されている。また、接点M2がマイクロコンピュー
ターICの入力ポートP16に接続されているとともに、抵
抗R3を介して接地される。さらに、マイクロコンピュー
ターICの入力ポートP18を抵抗R4を介して接地されてい
る。
また、マイクロコンピューターICの入力ポートP1,P2
が、前記強さ調節ボタン14により操作されるタクトスイ
ッチSW2を介して電源出力端子VDに接続されている。ま
た、マイクロコンピューターICのクロック端子P8,P9間
に抵抗R5および可変抵抗VR1が直列に接続されている。
さらに、マイクロコンピューターICのリセット端子P11
が、コンデンサーC2を介して電源出力端子VDに接続され
ているとともに、ダイオードD1を介して接地されてい
る。なお、マイクロコンピューターICのポートP3,P17,P
19は接地されている。
そして、電源出力端子VDに可変抵抗VR2を介してコイ
ルL1,L2の一端が接続されており、これらコイルL1,L2の
他端がそれぞれnpn型トランジスターQ1,Q2のコレクター
に接続されている。これらトランジスターQ1,Q2のエミ
ッターはそれぞれ接地されている。また、これらトラン
ジスターQ1,Q2のベースは、それぞれ抵抗R6,R7を介して
マイクロコンピューターICの出力ポートP5,P6に接続さ
れている。さらに、抵抗R6,R7にそれぞれコンデンサーC
3,C4および抵抗R8,R9の直列回路が並列に接続されてい
る。
そして、コイルL1,L2およびトランジスターQ1,Q2の接
続点がそれぞれダイオードD2,D3を介してコンデンサーC
5の一端に接続されており、このコンデンサーC5の他端
が接地されている。
また、これらダイオードD2,D3およびコンデンサーC5
の接続点が抵抗R10およびnpn型トランジスターQ3を介し
て接地されている。そして、このトラジスターQ3のベー
スは、抵抗R11を介してマイクロコンピューターICの出
力ポートP12に接続されている。
さらに、同じダイオードD2,D3およびコンデンサーC5
の接続点がpnp型トランジスターQ4のエミッターに接続
されており、このトランジスターQ4のコレクターが前記
極性切替えスイッチ48の接点aに接続されている。ま
た、トランジスターQ4のベースは抵抗R12を介してnpn型
トランジスターQ5のコレクターに接続されており、この
トランジスターQ5のエミッターは接地されている。そし
て、このトランジスターQ5のベースは抵抗R13を介して
マイクロコンピューターICの出力ポートP7に接続されて
いる。さらに、トランジスターQ5のエミッターおよびベ
ース間に抵抗R14が接続されている。
一方、前記極性切替えスイッチ48の接点cは、抵抗R1
5,R16の直列回路を介してnpn型トランジスターQ6のベー
スに接続されており、抵抗R15,R16の接続点がツェナー
ダイオードZDを介して接地されている。また、トランジ
スターQ6のコレクターが抵抗R17を介して電源出力端子V
Dに接続されているとともに、マイクロコンピューターI
Cの出力ポートP4に接続されている。一方、トランジス
ターQ6のエミッターが接地されている。なお、トランジ
スターQ6のエミッターおよびベース間には抵抗R18が接
続されている。さらに、トランジスターQ6のコレクター
は、コンデンサーC6を介して接地されている。
つぎに、前記実施例の作用について説明する。
前記低周波治療器をコードレスタイプとして使用する
ときには、治療器本体11のピンジャック21に導子部31の
電気コード35のピンプラグ43を接続せずに、治療器本体
11の両導電性粘着パッド19,20を人体に直接当てて、治
療器本体11のみを人体に装着する。
ピンジャック21にピンプラグ43を差し込んでいない状
態にあっては、第5図に示すように、切替えスイッチ48
のボタン49が上昇しており、第9図に実線で示すよう
に、接点bは、接点aから離れて接点cに接している。
したがって、一方の出力電極15が回路部51の正の出力端
に接続されているのに対して、他方の出力電極16は回路
部51の負の出力端に接続されている。
ここで、この回路部51の作用について説明する。
使用者は、波形切替えスイッチSW1により、電源をオ
ン・オフするとともに、治療用パルス波形を選択するこ
とができる。すなわち、接点S1,O1が接していれば、オ
フ状態であり、接点S1,M1が接していれば、波形として
「もみ」が選択された状態であり、接点S1,T1が接して
いれば、波形として「たたき」が選択された状態であ
る。「たたき」が選択された状態では、接点S2,T2が接
し、「もみ」が選択された状態では、接点S2,M2が接す
る。マイクロコンピューターICの出力ポートP15からは
常時信号が出ており、接点S2,T2が接していれば、入力
ポートP16が低レベルであることにより、マイクロコン
ピューターICは「たたき」が選択されていると判断し、
接点S2,M2が接していれば、入力ポートP16が高レベルで
あることにより、マイクロコンピューターICは「もみ」
が選択されていると判断する。
なお、波形切替えスイッチSW1がオンしたとき、瞬間
的にコンデンサーC2に電流が流れて、リセット端子P11
が高レベルになることにより、マイクロコンピューター
ICがリセットされる。
そして、強さ調節ボタン14によりタクトスイッチSW2
がオンされることにより、入力ポートP1が高レベルにな
ると、マイクロコンピューターICは治療用パルスの出力
動作を始める。
まず、マイクロコンピューターICの出力ポートP5,P6
の一方または両方から高周波パルスが何回かトランジス
ターQ1,Q2のベースへ出力される。出力ポートP5,P6の出
力が高レベルになったとき、トランジスターQ1,Q2がオ
ンし、これらを介して電池EからコイルL1,L2に電流が
流れる。その後、出力ポートP5,P6の出力が低レベルに
なり、トランジスターQ1,Q2がオフし、コイルL1,L2に流
れる電流が断たれたとき、このコイルL1,L2に高電圧が
生じる。この高電圧がコンデンサーC5に繰り返し充電さ
れることにより、このコンデンサーC5の充電電圧が十分
に高められる。
なお、マイクロコンピューターICは、強さ調節ボタン
14がオンされることにより入力ポートP1が高レベルにな
ると、出力ポートP5,P6からの高周波パルスの出力回数
を切替える。これによって、コンデンサーC5の充電電圧
が可変設定され、治療用パルスの強さを調節できる。
そして、コンデンサーC5の充電が終了した後、それま
で低レベルになっていた出力ポートP7が一時的に高レベ
ルになる。これによって、トランジスターQ5,Q4がオン
し、コンデンサーC5の充電電圧が治療用パルスとして正
負の両出力電極15,16から人体に出力される。
ついで、それまで低レベルになっていた出力ポートP1
2が一時的に高レベルになる。これによって、トランジ
スターQ3がオンし、コンデンサーC5の充電電圧がほぼ0V
になるまで、このコンデンサーC5が放電させられる。
その後、前述のようにして、再びコンデンサーC5の充
電が始まる。
こうして、以上の一連の動作が所定の周期で繰り返さ
れることにより、人体へ治療用パルスが低周波で出力さ
れる。これにより、人体に刺激が与えられて、治療が行
なわれる。
なお、「たたき」が選択されているときには、治療用
パルスが低周波で1つずつ出力され、「もみ」が選択さ
れているときには、多数の治療用パルスが一定周期のう
ちで断続的に出力される。
また、出力電極15,16へパルスが出力されるとき、も
し出力電極15,16が人体に装着されていなければ、トラ
ンジスターQ6にベース電流が流れないので、このトラン
ジスターQ6はオフになっている。したがって、マイクロ
コンピューターICの入力ポートP4が高レベルになってい
るが、これにより、マイクロコンピューターICは、出力
電極15,16が人体に装着されていないと判断する。この
場合、マイクロコンピューターICは、治療用パルスの出
力動作を停止する。
一方、出力電極15,16が人体に装着されていれば、ト
ランジスターQ6にベース電流が流れるで、このトランジ
スターQ6はオンになる。したがって、入力ポートP4が低
レベルになるが、これにより、マイクロコンピューター
ICは、出力電極15,16が人体に装着されていると判断す
る。この場合、治療用パルスの出力動作が続く。
なお、タクトスイッチSW2がオンされてから所定時間
は、無条件に治療用パルスの出力動作が行なわれる。
前述のようなコードレスタイプとしての使用時には、
電気コード35はもともとないので、この電気コード35が
邪魔になるようなことはない。また、小型、軽量な単体
の治療器本体11のみを扱えばよいので、取扱い性がきわ
めてよい。
一方、コード付タイプとして用いるときには、導子部
31の電気コード35のピンプラグ43を治療器本体11のピン
ジャック21に差し込んで接続する。第6図に示すよう
に、ピンプラグ43をピンジャック21に差し込んだ状態に
あっては、ピンプラグ43が板ばね50を押すとともに、こ
の板ばね50が切替えスイッチ48のボタン49を押して下降
させる。これによって、第9図に鎖線で示すように、切
替えスイッチ48の接点bは、接点cから離れて接点aに
接している。したがって、治療器本体11の両出力電極1
5,16は短絡されて、ともに回路部51の正の出力端に接続
されている。また、導子部31の出力電極34は、電気コー
ド35、ピンジャック21およびこれに接したピンプラグ43
の端子47を介して回路部51の負の出力端に接続されてい
る。
そして、必要に応じて、導子部31のケース32内にある
コードリール33から電気コード35を適当に巻き出して延
ばす。その際、治療器本体11と導子部31とを互いに引き
離せば、コードリール33が回動して、このコードリール
33から電気コード35が巻き出される。そして、治療器本
体11と導子部35とを適当な距離離して、それらの出力電
極15,16,34の導電性粘着パッド19,20,41を人体に貼り付
けることにより、治療器本体11と導子部35とを人体の治
療部位、例えば、両肩にそれぞれ装着する。
回路部51による治療用パルスの出力動作は、コードレ
スタイプとしての使用時と同様であるが、コード付タイ
プとしての使用時には、治療器本体11の両出力電極15,1
6から人体を介して導子部31の出力電極34へ電流が流れ
る。
こうして、コード付タイプとして用いるときには、治
療器本体11の正極となった両出力電極15,16と導子部31
の負極となった出力電極34との間の距離を十分に大きく
できるとともに、任意に設定できる。これにより、任意
の2か所の治療部位を治療できるとともに、治療部位に
対し、ちくちく感をなくして、十分な刺激感を得られる
ようにできる。
また、コード付タイプとして用いるときでも、電気コ
ード35は必要長だけ引き出せばよいので、この電気コー
ド35が極力邪魔にならないようにできる。例えば、治療
器本体11と導子部31とを隣接させて装着するときには、
電気コード35のほぼ全体をコードリールに巻き取ったま
まにしておいてもよい。なお、治療器本体11と導子部31
とを隣接させて装着したときでも、治療器本体11のみを
用いる場合に比べて、出力電極15,16,34の面積が大きく
なることにより、ちくちく感を低減できるなどの効果が
ある。
なお、使用後の収納時には、ケース32に対しコードリ
ール33を回して、このコードリール33に電気コード35を
巻き取る。
こうして、前記構成によれば、従来のとおり超小型、
軽量のままのコードレスタイプとしても、痛みがなく使
用感のよいコード付タイプとしても使用できる低周波治
療器を提供することができる。
また、導子部31でコードリール33の露出した下面に出
力電極34を固定的に設けたので、電気コード35と出力電
極34との間に摺動接点が不要であり、構造を簡単にで
き、コストダウンできるとともに、信頼性も向上する。
これとともに、導子部31の高さを低くできる。
さらに、治療器本体11のケース12と導子部31のケース
32とをほぼ合同な形状としたので、取扱いがよりいっそ
う向上し、より持ち運びやすくなるとともに、収納性も
抜群のものとなる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、つぎのような効果が得られる。
請求項1の低周波治療器は、電コードが全く邪魔にな
らず、小型、軽量で取扱いが容易なコードレスタイプと
しても、出力電極間の距離を任意に設定でき、任意の治
療部位に対し、ちくちくした痛みをなくして、十分な刺
激感を得られる使用感のよいコード付タイプとしても使
用できる。そして、コードリールがあることにより、コ
ード付タイプとして使うときでも、コードがなるべく邪
魔にならないようにできる。
さらに、請求項2の低周波治療器では、コードリール
自体に出力電極を設けたことにより、電気コードと出力
電極との間に摺動接点が不要であり、構造を簡単にで
き、コストダウンできるとともに、信頼性も向上し、ま
た、導子部を低く偏平にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の低周波治療器の一実施例を示す平面
図、第2図は同上導子部を断面にした正面図、第3図は
同上底面図、第4図は同上治療器本体の側面図、第5図
および第6図は同上接続部付近の正面図、第7図ないし
第9図は同上回路図である。 11……治療器本体、13……操作部としての波形切替え摘
み、14……操作部としての強さ調節ボタン、15,16……
治療器本体の出力電極、21……本体側接続部としてのピ
ンジャック、31……導子部、33……コードリール、34…
…導子部の出力電極、35……電気コード、43……コード
側接続部としてのピンプラグ、48……スイッチ、51……
回路部、E……電源としての電池。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源とパルス発生回路とパルス出力回路と
    その制御回路とを含む回路部を内蔵するとともに、この
    回路部を操作する操作部と前記回路部に電気的に接続さ
    れた一対以上の出力電極とを外部へ露出させて設けた治
    療器本体と、 電気コードを巻き取って収納するコードリールを内蔵す
    るとともに前記電気コードに電気的に接続された出力電
    極を外部へ露出させて設けた導子部とを備え、 前記治療器本体に、前記電気コードの先端部に設けられ
    たコード側接続部が着脱自在に接続されこのコード側接
    続部を前記回路部に電気的に接続させる本体側接続部を
    設けるともに、この本体側接続部にコード側接続部を接
    続したとき治療器本体にある全ての出力電極を同一極性
    に切替えるスイッチを設けたことを特徴とする低周波治
    療器。
  2. 【請求項2】コードリールの少なくとも一面を導子部の
    外部へ露出させ、出力電極は前記コードリールの一面に
    固定的に設けたことを特徴とする請求項1記載の低周波
    治療器。
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