JP3007267U - 耳のツボ自動探測による刺激装置 - Google Patents

耳のツボ自動探測による刺激装置

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 左右の耳のツボを同時にかつ左右独立して自
動探測し、該当するツボに電気的刺激を与えることがで
きるようにする。 【構成】 発振器１の出力端子用ジャック３に挿入接続
するベースプラグ８と、ベースプラグ８に接続された一
対のリード線９ａ，９ｂと、リード線９ａ，９ｂの各先
端にそれぞれ接続された一対のプラグ１１，１２と、プ
ラグ１１，１２にそれぞれ接続して左右の耳部の外耳部
分に装着させる一対のアダプタ１３，１４とを備え、ア
ダプタ１３，１４は導電性の弾性材により形成されてい
ると共に、上記外耳部分２１，２２とほぼ対応した形状
の接触面１５とプラグ１１，１２に接続するソケット部
１７とをそれぞれ有している。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業状の利用分野】
本考案は、左右の耳のツボを同時にかつ左右独立して探測できるようにした耳 のツボ自動探測による刺激装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
外耳部分にはツボ（身体の器官及び組織の殆ど総てに経路で連結した対応する 経穴）が密接して存在することが定説となっており．このツボを刺激して治療す る装置としては、例えば、発振器にリード線を介して導電性の探測棒を取付け、 この探測棒を用いて耳のツボを外部より一つづつ人為的に探測し、各ツボの状態 を把握して、電気抵抗値の低下しているツボに電気的刺激を与える方式のものと か、耳に正極（＋）と負極（−）の通電体を取付け、その間に電子（または電気 ）を通して、ツボを刺激する方式のものが従来より知られている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
上述の探測棒を用いた方式のものは、耳のツボを一つ一つ人為的に探測するの が非常に面倒であり、かつ、正確性に欠けていると共に、片耳づつしか処理（探 測と刺激）できない使用上の不便があった。また、上述の通電体を用いた方式の ものは、探測と刺激を同時に行なう方式として、前者の探測棒を用いた方式を改 良したものであるが、正極と負極の間しか通電しないので、使用者はその場所の 処理が終了すると、他の場所に通電体を移動しなければならず、また、片耳づつ しか処理できない使用上の不便があった。
【０００４】 何れにしても、耳には身体全体のツボが集中しており、小範囲の中に多くのツ ボが存在するので、探測の困難さ及び人為的な間違いが起り易いのが基本的な課 題になっていた。本考案はこのような問題を解決すべくなされたもので、その目 的は人体の外耳部分とほぼ対応した接触面を有する導電性の弾性材により形成さ れた一対のアダプタを用いることによって、左右の耳のツボを同時にかつ左右独 立して自動操作により処理できるように改良した耳のツボ自動探測による刺激装 置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の特徴とする耳のツボ自動探測による刺激 装置は、発振器により所定周波数のパルス電流を人体の耳部に供給し、耳部のツ ボの状態を探測して刺激する装置であって、上記発振器の出力端子用ジャックに 挿入接続するベースプラグと、このベースプラグに接続された一対のリード線と 、これらリード線の各先端にそれぞれ接続された一対のプラグと、これらのプラ グにそれぞれ接続して左右の耳部の外耳部分に装着させる一対のアダプタとを備 え、これらのアダプタは導電性の弾性材により形成されていると共に、上記外耳 部分とほぼ対応した形状の接触面と上記プラグに接続するソケット部とを有して いるものである。
【０００６】 そして、上記アダプタの接触面が外耳部分と密着できるように、該接触面は外 耳口周辺上部に密着させる上部接触面と外耳口周辺下部に密着させる下部接触面 を備えている。
【０００７】
【作用】
外耳部分にアダプタを装着し、耳のツボを電気抵抗値で自動探測することによ りツボの状態（気の流れの状態を）を随時把握して、該当するツボに電気的刺激 を与えることができる。この場合、人為的作業は全く必要とせず、耳のツボ殆ど 総てに対して作用することができる。
【０００８】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。図１〜図３において 、この種のツボ刺激装置に通常用いられている発振器が総括的に符号１で示され でおり、発振器１は外形が直方体形状であって、スーツのポケット等に収納して 携帯できる大きさに形成されている。発振器１内には電気回路（図示説明は省略 した）が回路基盤に集積されて収設され、また電源用の電池も交換可能に収容さ れている。
【０００９】 発振器１の上端面部の一側には電気回路の１構成部材である電源スイッチ兼用 可変抵抗器の回転スイッチ２が、他側には電気回路の出力端子としてのジャック ３がそれぞれ設けられており、また、発振器１の正面部には表示部４、発光ダイ オード等の電源表示灯５、動作モード設定用押しボタンスイッチ６及びタイマー 設定用押しボタンスイッチ７が設けられている。
【００１０】 ジャック３にベースプラグ８が挿入接続され、このベースプラグ８には一対の リード線９ａ，９ｂが分岐接続されており、これらリード線９ａ，９ｂの各先端 にはプラグ１１，１２が接続されている。そして、プラグ１１，１２の各々は左 右の耳の外耳部分２１，２２に装着させる一対のアダプタ１３，１４とそれぞれ 接続しており、これらのアダプタ１３，１４は左右の耳にそれぞれ装着して用い られる本考案装置の最も特徴とする構成部材である。
【００１１】 左の外耳部分２１に装着されるアダプタ１３と右の外耳部分２２に装着される アダプタ１４は、各々の外耳部分に密着できる形状に形成されている。即ち、ア ダプタ１３，１４は弾性体であるゴムに微量元素の金属導電体（炭素元素等）を 含有させて導電性にしたものであって、外耳部分２１，２２とほぼ対応した形状 の接触面１５をそれぞれ有しており、図２に示すように、接触面１５は外耳口周 辺上部に密着させる上部接触面１５ａと、外耳口周辺下部に密着させる下部接触 面１５ｂａを備えている。
【００１２】 そして、アダプタ１３，１４の裏面側は、図３に示すように周壁１６に形成さ れており、中央部にはプラグ１１，１２をそれぞれ挿入接続するためのソケット 部１７が設けられている。なお、１５ｃは、接触面１５が外耳部分２１，２２と 密接できるように、上部接触面１５ａと下部接触面１５ｂの間に形成されている 溝である。
【００１３】 以上の構成によれば、アダプタ１３，１４を左右の耳に装着した後、発振器１ をオンするとリード線９ａ，９ｂを通してアダプタ１３，１４にパルス電流が供 給される。アダプタ１３，１４にパルス電流が供給されると、これらのアダプタ １３，１４は密着した外耳部分のツボを探測する。この探測により、気の弱い所 では耳のツボの電気抵抗が低下し、この電気抵抗の変化を応用してツボの状態を 自動的に把握でき、当該ツボに電気的刺激を与えることができる。
【００１４】 この電気的刺激により、例えば、滞っているエネルギーの流れを円滑にして器 官の機能が正常化すると、当該ツボは電気的刺激を必要としなくなるので、刺激 を必要としている他のツボを自動的に探測し、そのツボに同様の刺激を与える。 このように、電気的刺激を必要とするツボを自動的に順次探測し、その探測と同 時に刺激を与えることができるもので、これはツボが刺激の必要不必要に反応し て身体の外部に提供しているという性質を利用している。
【００１５】
【考案の効果】
本考案は上記の如くであって、発振器と、この発振器にリード線を介して接続 された一対のアダプタからなり、これらのアダプタが外耳部分とほぼ対応した形 状の接触面を有しているから、必要に応じて左右の耳のツボを同時に自動探測し て刺激を与える治療が可能である。また、探測を含めて人為的作業が全く不要と なり、かつ、耳のツボの殆ど総てに作用する使用上の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の実施例を示す斜視図である。
【図２】図１に示すアダプタの正面図である。
【図３】図２のアダプタの一方を示す背面図である。
【符号の説明】
１は発振器、３は出力端子用ジャック、８はベースプラ
グ、９ａ，９ｂはリード線、１１，１２はプラグ、１
３，１４はアダプタ、１５は接触面、１５ａは上部接触
面、１５ｂは下部接触面、１７はソケット部、２１，２
２は外耳部分である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 発振器により所定周波数のパルス電流を
    人体の耳部に供給し、耳部のツボの状態を探測して刺激
    する装置であって、上記発振器の出力端子用ジャックに
    挿入接続するベースプラグと、このベースプラグに接続
    された一対のリード線と、これらリード線の各先端にそ
    れぞれ接続された一対のプラグと、これらのプラグにそ
    れぞれ接続して左右の耳部の外耳部分に装着させる一対
    のアダプタとを備え、これらのアダプタは導電性の弾性
    材により形成されていると共に、上記外耳部分とほぼ対
    応した形状の接触面と上記プラグに接続するソケット部
    とを有していることを特徴とする耳のツボ自動探測によ
    る刺激装置。
  2. 【請求項２】 アダプタの接触面は、外耳口周辺上部に
    密着させる上部接触面と外耳口周辺下部に密着させる下
    部接触面を備えていることを特徴とする請求項１記載の
    耳のツボ自動探測による刺激装置。
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