JP2531828Y2 - 電子制御ブーストコンペンセータの制御装置 - Google Patents

電子制御ブーストコンペンセータの制御装置

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JP2531828Y2
JP2531828Y2 JP3531489U JP3531489U JP2531828Y2 JP 2531828 Y2 JP2531828 Y2 JP 2531828Y2 JP 3531489 U JP3531489 U JP 3531489U JP 3531489 U JP3531489 U JP 3531489U JP 2531828 Y2 JP2531828 Y2 JP 2531828Y2
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solenoid
boost compensator
circuit
boost
power supply
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博 小川
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UD Trucks Corp
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電子制御ブーストコンペンセータを制御す
る制御装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、ターボチヤージャにより過給を行うディーゼル
エンジンにおいては、過給時には燃料を増量してエンジ
ンの最大出力を高めると共に、非過給時には、燃料の過
剰供給を防いで排気中のスモーク濃度を下げるため、ブ
ースト圧力に応じて燃料噴射ポンプの噴射量を調節する
ブーストコンペンセータを備えている。
そして、このブーストコンペンセータを制御する装置
として、例えば、実開昭62-152043号公報に示すものが
提案されているが、電子制御を行うものとしては、第4
図に示すものが採用されている。
その装置は、コントロールユニット(制御手段)U内
にブーストコンペンセータ作動判定回路1とそのブース
トコンペンセータ作動判定回路1の出力側に接続したス
イッチングトランジスタ2とを設け、キースイッチKか
らCPU用ヒューズ3を介してコントロールユニットUの
A端子に接続し、且つキースイッチKからFQC用ヒュー
ズ4を介してブーストコンペンセータFのソレノイド5
の一方端に接続する供給電源回路Dを設け、また前記ス
イッチングトランジスタ2の出力側であるコントロール
ユニットUの出力端子Bとソレノイド5の他方端を接続
する出力回路Eを設けている。制御手段U内のブースト
コンペンセータ作動判定回路1はエンジン回転数、負
荷、ブースト圧力検出手段6,7,8からの信号に基づく判
定信号を出力して、スイッチングトランジスタ2を制御
する。トランジスタ2の動作によりソレノイド5を通る
電流のオンオフが制御され、その結果コンペンセータF
を駆動するようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、コントロールユニットUのCPU用ヒューズ
3の切れ、又は電源線の断線などで電源供給が絶たれた
場合、コントロールユニットUが作動しなくなって、例
えば電子タイマやVNTなどでそのままフル燃料噴射量が
エンジンに与えられた場合には、排気温度が異常上昇す
る。
かかる場合、上記制御装置ではコントロールユニット
Uが作動せず、トランジスタ2がオフのままとなってソ
レノイド5に電流が全く流れない。そのためブーストコ
ンペンセータFのソレノイド5が駆動されず、燃料噴射
量が低減出来なくなってエンジンに異常温度が加えられ
る。
尚、電子制御によりラックストッパの位置を制御する
ものとして実開昭57-156039号公報があるが、上記問題
を解決することは出来ない。
本考案は上記に鑑みてなされたもので、その目的は、
制御手段への電源供給が絶たれた時に燃料噴射量を低減
してエンジンの保護が図れる電子制御ブーストコンペン
セータの制御装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本考案の構成は、制御手段
のブーストコンペンセータ作動判定回路の入力側にエン
ジン回転数、負荷、ブースト圧力検出手段を接続し、そ
のブーストコンペンセータ作動判定回路の出力側に前記
制御手段の内蔵スイッチング回路を介してブーストコン
ペンセータを駆動するソレノイドを接続し、前記エンジ
ン回転数、負荷、ブースト圧力検出手段からの信号に基
づきソレノイドに駆動信号を出力してブーストコンペン
セータを駆動する電子制御ブーストコンペンセータの制
御装置において、上記制御手段の内蔵スイッチング回路
とソレノイド間に、正常時は制御手段への供給電源によ
って作動し前記ソレノイドを駆動する回路を形成してい
て、該供給電源が絶たれた時は供給電源から前記ソレノ
イドを通ってアースに至る回路を形成させるスイッチン
グ回路を接続したものである。
〔作用〕
通常は制御手段に電力が供給され、制御手段の下で制
御が行われる。そして、制御手段の内蔵スイッチング回
路のオン・オフによりブーストコンペンセータのソレノ
イドは駆動される。このとき本考案により内蔵スイッチ
ング回路とソレノイド間に接続されたスイッチング回路
は、ソレノイド駆動用回路を形成している。
一方、制御手段のCPU用ヒューズの切れ、又は電源線
の断などによって制御手段への電源の供給が絶たれた場
合には、本考案により接続されたスイッチング回路は、
前記制御手段への供給電源からソレノイドを通って直接
にアースに至る回路を形成させるから、ソレノイド駆動
動作は継続できる。そのため燃料噴射量を調節するラッ
クが減ずる方向に移動して燃料噴射量が低減される。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の実施例を説明する。
第1図は、本考案に係る電子制御ブーストコンペンセ
ータの制御装置の一実施例を示したものである。
Uはコントロールユニット(制御手段)で、そのコン
トロールユニットU内には、ブーストコンペンセータ作
動判定回路1と、その出力側に接続されたスイッチング
トランジスタ2が内蔵されている。キースイッチKから
CPU用ヒューズ4を介してブーストコンペンセータFの
ソレノイド5に接続する供給電源回路Dが設けられてい
る。上記スイッチングトランジスタ2の出力側のB端子
とソレノイド5間には、コントロールユニットUへの電
源供給が絶たれた時にコントロールユニットUへの供給
電源によって作動するスイッチングリレー10が接続され
ている。
コントロールユニットUの入力側の端子Aには、供給
電源線9を介してスイッチングリレー10のコイル11aが
接続され、コイル11aはコントロールユニットUのアー
ス側のC端子に接続されている。
また、スイッチングリレー10の可動片11bの中間端子
がソレノイド5に接続し、スイッチングリレー10の端
子がコントロールユニットUのアース側であるC端子
に接続し、スイッチングリレー10の端子がコントロー
ルユニットUの出力側のB端子(スイッチングトランジ
スタ2の出力側)に接続されている。前記ブーストコン
ペンセータ作動判定回路1の入力側には、エンジン回転
数、負荷、ブースト圧力検出手段6,7,8がそれぞれ接続
されている。そして、これらエンジン回転数、負荷、ブ
ースト圧力検出手段6,7,8からの信号に基づきスイッチ
ングトランジスタ2をオン・オフさせ、スイッチングリ
レー10を介してソレノイド5に駆動信号を出力してブー
ストコンペンセータFを駆動するようになっている。
通常、キースイッチKをオンにすると、コントロール
ユニットUに電源が供給され、同時に供給電源線9を通
り、スイッチングリレー10のコイル11aも励磁される。
そしてスイッチングリレー10の可動片11bの中間端子
は端子側に切換えられる。エンジン回転数、負荷、ブ
ースト圧力検出手段6,7,8からの信号に基づきスイッチ
ングトランジスタ2が制御されてオン・オフする。その
動作はスイッチングリレー10を介してブーストコンペン
セータFのソレノイド5を駆動し、励磁または非励磁と
する。ソレノイド5は前記トランジスタ2がオン動作の
とき鉄心12が上昇し、摺動軸13が上昇して燃料噴射量を
増減するラック14が前方に移動して燃料噴射量を減ら
す。一方、トランジスタ2がオフの動作のとき鉄心12が
下降すると、摺動軸13も下降して燃料噴射量を増減する
ラック14が後方に移動して燃料噴射量が増加される。こ
のようにして過給時、非過給時に応じて適切な量の燃料
が供給される。
一方、CPU用ヒューズ3またはCPU用ヒューズ3からA
端子間の電源線が遮断するなどによって電源の供給が絶
たれた時は、A端子からスイッチングリレー10のコイル
11aには電源が供給されず、コイル11aは励磁されないこ
とから、スイッチングリレー10の可動片11bの中間端子
が端子側に切換えられる。供給電源からの電流はFQ
C用ヒューズ4からソレノイド5を通ってスイッチング
リレー10に戻り、中間端子・端子を経てコントロー
ルユニットUのアース側であるC端子に至り、アースさ
れる。従ってソレノイド5の通電により鉄心12が上昇し
てラック14は、燃料噴射量を減少させる前方方向に移動
する。これにより、コントロールユニットUへの電源供
給が絶たれても、排気温度の異常上昇がなくなり、エン
ジンが保護される。
第2図・第3図は、本考案のそれぞれ他の実施例であ
る。
第2図の実施例は、スイッチングトランジスタ2とソ
レノイド5間に設けるスイッチング回路を、スイッチン
グリレー15とし、コントロールユニットUのB端子とソ
レノイド5間を直列接続してその接続線16とリレー15b
のセンター端子とをダイオード17で接続した構成であ
る。
第3図の例は、コントロールユニットUへの電源供給
が絶たれた時にアースへの経路を形成するスイッチング
回路をコントロールユニットUに内蔵されたスイッチン
グ回路18で構成したものであり、何れも前記実施例と同
様の効果が得られる。
〔考案の効果〕
以上述べた如く、本考案は制御手段のブーストコンペ
ンセータ作動判定回路の入力側にエンジン回転数、負
荷、ブースト圧力検出手段を接続し、そのブーストコン
ペンセータ作動判定回路の出力側に前記制御手段の内蔵
スイッチング回路を介してブーストコンペンセータを駆
動するソレノイドを接続し、前記エンジン回転数、負
荷、ブースト圧力検出手段からの信号に基づきソレノイ
ドに駆動信号を出力してブーストコンペンセータを駆動
する電子制御ブーストコンペンセータの制御装置におい
て、上記制御手段の内蔵スイッチング回路とソレノイド
間に、正常時は制御手段への供給電源によって作動し前
記ソレノイドを駆動する回路を形成していて、該供給電
源が絶たれた時は供給電源から前記ソレノイドを通って
アースに至る回路を形成させるスイッチング回路を接続
したので、制御手段への電源供給が絶たれた時は、スイ
ッチング回路を含む回路が切換えられて、供給電源から
ソレノイドを通ってアースに至る回路が形成されるか
ら、ブーストコンペンセータのソレノイドを通電させる
ことが出来て、その結果ラックが燃料噴射量を減少させ
る方向に作動し、エンジンが保護される効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成図、 第2図及び第3図はそれぞれ本考案の他の実施例の要部
構成図、 第4図は従来例の構成図である。 1……ブーストコンペンセータ作動判定回路 2……スイッチングトランジスタ 5……ソレノイド 6……エンジン回転数検出手段 7……負荷検出手段 8……ブースト圧力検出手段 10,15……スイッチングリレー 18……スイッチング回路 U……コントロールユニット F……ブーストコンペンセータ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御手段のブーストコンペンセータ作動判
    定回路の入力側にエンジン回転数、負荷、ブースト圧力
    検出手段を接続し、そのブーストコンペンセータ作動判
    定回路の出力側に前記制御手段の内蔵スイッチング回路
    を介してブーストコンペンセータを駆動するソレノイド
    を接続し、前記エンジン回転数、負荷、ブースト圧力検
    出手段からの信号に基づきソレノイドに駆動信号を出力
    してブーストコンペンセータを駆動する電子制御ブース
    トコンペンセータの制御装置において、上記制御手段の
    内蔵スイッチング回路とソレノイド間に、正常時は制御
    手段への供給電源によって作動し前記ソレノイドを駆動
    する回路を形成していて、該供給電源が絶たれた時は供
    給電源から前記ソレノイドを通ってアースに至る回路を
    形成させるスイッチング回路を接続したことを特徴とす
    る電子制御ブーストコンペンセータの制御装置。
JP3531489U 1989-03-27 1989-03-27 電子制御ブーストコンペンセータの制御装置 Expired - Lifetime JP2531828Y2 (ja)

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