JP2531676Y2 - 防水コネクタのシール部材 - Google Patents

防水コネクタのシール部材

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JP2531676Y2
JP2531676Y2 JP1990082580U JP8258090U JP2531676Y2 JP 2531676 Y2 JP2531676 Y2 JP 2531676Y2 JP 1990082580 U JP1990082580 U JP 1990082580U JP 8258090 U JP8258090 U JP 8258090U JP 2531676 Y2 JP2531676 Y2 JP 2531676Y2
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sealing member
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waterproof connector
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勝次 島沢
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菱星電装株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、防水コネクタに使用されコネクタハウジン
グと電線との間に介在して、接続端子の防水性を確保す
るための防水コネクタのシール部材に関するものであ
る。
[従来の技術] 防水コネクタにおいては、外部からの水の侵入を防止
するために、ハウジング内の接続端子に接続した電線ご
とにシール部材を装着して、ハウジングと電線との間を
防水構造としている。
第3図(a)、(b)はこのようなシール部材1の装
着状態の側面図であり、合成ゴム等の弾性部材から成る
シール部材1は、内部を電線挿通孔とした段付円筒形と
され、大径部1aの内外面には複数条の環状突起が形成さ
れており、小径部1bにおいて内部の電線2と共に接続端
子3の後端の圧着部3aによって締付固定されている。
このような構成の電線端末部を図示しないコネクタハ
ウジングの取付孔に挿着し、防水コネクタとして使用す
るとき、電線2とハウジングとの間にシール部材1の大
径部1aが介在し、その環状突起により外部からの水の侵
入が防止されることになる。また、この際に弾性部材の
シール部材1に適度の剛性を持たせて、コネクタハウジ
ングへの挿着の際の手掛かりを得るために、第3図
(b)に示すようにシール部材1内に硬質材料から成る
骨格部材4を芯材として使用することも知られている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上述の従来例では端子及びシール部材
1が装着された電線をコネクタに組み付けする際にシー
ル部材1が前方に押圧される場合、或いはコネクタに組
み付け後に電線が引っ張られた場合等に、金属材料から
成る接続端子3の後端部とシール部材1の大径部1aの前
端とが接触する結果、シール部材1がこの接触部によっ
て損傷する虞れが高く、破断したり水封効果が減ずる等
の問題がある。
本考案の目的は、上記の問題点を解消し、接続端子の
後端部との接触部の損傷がなく、高い防水性能を維持で
きる防水コネクタのシール部材を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上述の目的を達成するための本考案に係る防水コネク
タのシール部材においては、電線を挿通する大径部と小
径部とを有する段付円筒形の弾性体から成り、前記小径
部の周囲から接続端子の圧着部により前記電線に締付固
定するシール部材であって、前記大径部と小径部の段差
部に外側から硬質材料から成る円環状の保護プレートを
取り付けたことを特徴とする。
[作用] 上述の構成を有する防水コネクタのシール部材は、保
護プレートを接続端子の後端部と大径部との間に介在し
て、接続端子との接触による損傷を防止する。
[実施例] 本考案を第1図、第2図に図示の実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図は本考案に係る装着部の側面図である。シール
部材10の略円筒形の基体11は、主に合成ゴム等の弾性部
材による熱成形によって形成され、軸線方向に段差部を
介して区分される大径部11aと小径部11bとから成り、内
部は電線挿通孔とされている。大径部11aの内外面には
従来例と同様に複数条の環状突起が形成され、また大径
部11aと小径部11bの段差部には、例えば硬質合成樹脂成
型品等による円環状の保護プレート12が取り付けられて
いる。なお、この程プレート12は大径部11aと略等しい
外径を有している。
このため、電線2の芯線2aが金属導体から成る接続端
子3の中間に突出された圧着部3aにより圧着接続される
際に、シール部材10は小径部11bにおいて内部の電線2
と共に接続端子3の圧着部3bに締付固定され、接続端子
3の後端部と大径部11aの段差部との間には保護プレー
ト12が介在することになる。
上記構成の電線端末部は、従来例の場合と同様に図示
しないコネクタハウジングに挿設することによって、電
線2とハウジングとの間にシール部材10の大径部11aが
介在して環状突起の水封作用により、防水コネクタとし
て使用できる。また、基体11が押圧等により変形した場
合にも、接続端子3の圧着部3aとの間に保護プレート12
が介在しているので、大径部11aは接続端子3に直接的
に接触し損賞される虞れはない。
なお、接続端子3の圧着部3aに第2図に示すように外
側に折り曲げた爪部3cを設け、保護プレート12と面接触
するようにすれば、保護プレート12自体を比較的軟性の
材料で構成しても、大径部11aに与える疵や損傷を防止
することができる。
また、保護プレート12の基体11への取り付けは、基体
11の成形後に挿着してもよいし、基体11の成形時に一体
にモールド成形してもよい。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係る防水コネクタのシー
ル部材は、接続端子のために基体が損傷を受け破断する
等の虞れがないので、高い防水性能を維持することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図面第1図、第2図は本考案に係る防水コネクタのシー
ル部材の実施例を示し、第1図はシール部材の装着状態
の側面図、第2図は接続端子の後端部の斜視図であり、
第3図は従来のシール部材の説明図である。 符号2は電線、3は接続端子、3a、3bは圧着部、3cは爪
部、10はシール部材、11は基体、11aは大径部、11bは小
径部、12は保護プレートである。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電線を挿通する大径部と小径部とを有する
    段付円筒形の弾性体から成り、前記小径部の周囲から接
    続端子の圧着部により前記電線に締付固定するシール部
    材であって、前記大径部と小径部の段差部に外側から硬
    質材料から成る円環状の保護プレートを取り付けたこと
    を特徴とする防水コネクタのシール部材。
JP1990082580U 1990-08-03 1990-08-03 防水コネクタのシール部材 Expired - Lifetime JP2531676Y2 (ja)

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JPH0440477U JPH0440477U (ja) 1992-04-06
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JPH043415Y2 (ja) * 1986-03-12 1992-02-03

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