JP2531632Y2 - スライバラップマシン - Google Patents
スライバラップマシンInfo
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- JP2531632Y2 JP2531632Y2 JP1990404409U JP40440990U JP2531632Y2 JP 2531632 Y2 JP2531632 Y2 JP 2531632Y2 JP 1990404409 U JP1990404409 U JP 1990404409U JP 40440990 U JP40440990 U JP 40440990U JP 2531632 Y2 JP2531632 Y2 JP 2531632Y2
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- Japan
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- guide
- roller
- rollers
- wrap
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- Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スライバ群とドラフト
装置でドラフトされて形成されるラップシートを巻取装
置で巻取りラップに形成するスライバラップマシンに関
する。
装置でドラフトされて形成されるラップシートを巻取装
置で巻取りラップに形成するスライバラップマシンに関
する。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5において従来のスライバラ
ップマシン1には、フレームに同一水平面内で平行に所
定間隔をもって、夫々上下一対の第1ガイドローラ55
a,55bとカレンダローラ56a,56bとが軸支さ
れ、この所定間隔の空間内に第1ガイドローラ55a,
55bの前方上下側には第1ガイドローラ55a,55
bと平行に夫々上下一対の第2、第2′ガイドローラ5
7a,57b,58a,58bが軸支され、この第2、
第2′ガイドローラ57a,57b,58a,58b前
方には上下に平行に前後方向位置を同じとしラップ巾方
向に位相をずらした左右のドラフト装置18,19が夫
々水平に配設され、この左右のドラフト装置18,19
によって、二群に分割された左右のスライバ群8,9が
ドラフトされ、その後形成される左右のラップシート4
3,44の耳部を密接させ、カレンダローラ56a,5
6bで一枚のラップシート5に形成し、このラップシー
ト5を巻取装置で巻取りラップとするものがあった。
ップマシン1には、フレームに同一水平面内で平行に所
定間隔をもって、夫々上下一対の第1ガイドローラ55
a,55bとカレンダローラ56a,56bとが軸支さ
れ、この所定間隔の空間内に第1ガイドローラ55a,
55bの前方上下側には第1ガイドローラ55a,55
bと平行に夫々上下一対の第2、第2′ガイドローラ5
7a,57b,58a,58bが軸支され、この第2、
第2′ガイドローラ57a,57b,58a,58b前
方には上下に平行に前後方向位置を同じとしラップ巾方
向に位相をずらした左右のドラフト装置18,19が夫
々水平に配設され、この左右のドラフト装置18,19
によって、二群に分割された左右のスライバ群8,9が
ドラフトされ、その後形成される左右のラップシート4
3,44の耳部を密接させ、カレンダローラ56a,5
6bで一枚のラップシート5に形成し、このラップシー
ト5を巻取装置で巻取りラップとするものがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ドラフト装置のトップ
ローラの清掃、点検等の際、周知のように左右のトップ
アーム間に一体装着されたアーメンスクリヤラがトップ
ローラ上面を塞いでいるので、このアーメンスクリヤラ
をトップアームと共に上方に揺動移動させ、トップロー
ラ上方に作業空間を作り作業を行なっている。
ローラの清掃、点検等の際、周知のように左右のトップ
アーム間に一体装着されたアーメンスクリヤラがトップ
ローラ上面を塞いでいるので、このアーメンスクリヤラ
をトップアームと共に上方に揺動移動させ、トップロー
ラ上方に作業空間を作り作業を行なっている。
【0004】しかし、前記従来のスライバラップマシン
1においては、左右のスライバ群8,9が左右のドラフ
ト装置18,19でドラフトされた後形成される左右の
ラップシート43,44を、カレンダローラ56a,5
6bの位置でラップ巾方向に送り方向を変えることな
く、この左右のラップシート43,44の耳部を密接さ
せ一枚のラップシート5とするため、左右のラップシー
ト43,44より夫々巾広である左右のドラフト装置1
8,19は上下に重なる部分があり、その上下距離は上
側のドラフト装置19の高さ位置が高くなることを防止
するためにあまり広くできない。そのため、この上下に
平行に配設された左右のドラフト装置18,19のうち
下側にあたる左のドラフト装置18のトップローラを清
掃する場合には、前記重なり部分の空間が狭く、アーメ
ンスクリヤラにたまる風綿を除去するためアーメンスク
リヤラ上方に配設された吸引ヘッドを取外してからトッ
プアームを上方に揺動移動させる作業を行ない、作業後
トップアームを元の位置に移動させ、吸引ヘッドを再び
取付けており、作業しずらい問題があった。
1においては、左右のスライバ群8,9が左右のドラフ
ト装置18,19でドラフトされた後形成される左右の
ラップシート43,44を、カレンダローラ56a,5
6bの位置でラップ巾方向に送り方向を変えることな
く、この左右のラップシート43,44の耳部を密接さ
せ一枚のラップシート5とするため、左右のラップシー
ト43,44より夫々巾広である左右のドラフト装置1
8,19は上下に重なる部分があり、その上下距離は上
側のドラフト装置19の高さ位置が高くなることを防止
するためにあまり広くできない。そのため、この上下に
平行に配設された左右のドラフト装置18,19のうち
下側にあたる左のドラフト装置18のトップローラを清
掃する場合には、前記重なり部分の空間が狭く、アーメ
ンスクリヤラにたまる風綿を除去するためアーメンスク
リヤラ上方に配設された吸引ヘッドを取外してからトッ
プアームを上方に揺動移動させる作業を行ない、作業後
トップアームを元の位置に移動させ、吸引ヘッドを再び
取付けており、作業しずらい問題があった。
【0005】また、左右のスライバ群は第1ガイドロー
ラ、第2(第2′)ガイドローラ、左(右)のドラフト
装置及びカレンダローラの位置で、夫々4回送り方向が
変えられ、このようにスライバ又はラップシートの送り
方向を何度も変えると不正ドラフトが生じて、ラップ品
質が低下する。
ラ、第2(第2′)ガイドローラ、左(右)のドラフト
装置及びカレンダローラの位置で、夫々4回送り方向が
変えられ、このようにスライバ又はラップシートの送り
方向を何度も変えると不正ドラフトが生じて、ラップ品
質が低下する。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本考案では、必要な複数本のスライバを2群に分割し、
ラップ巾方向に位相をずらしたドラフト装置によって各
群をドラフトして二枚のラップシートを形成し、これら
のラップシートの耳部を密接して所定巾の一枚のラップ
シートとするスライバラップマシンにおいて、フレーム
に夫々一対の、第1、第2ガイドローラを同一水平面内
で平行に軸支し、この第1、第2ガイドローラの中間位
置の下方に第1、第2ガイドローラと平行に一対のカレ
ンダローラを軸支し、前記第1ガイドローラとの間及び
第2ガイドローラとカレンダローラとの間に前記ドラフ
ト装置を各ガイドローラからカレンダローラへ向かう方
向に傾斜して配設し、第1ガイドローラの上流に2分割
された両スライバ群を第1ガイドローラに向かって水平
に案内するテーブルを設け、このテーブル上を案内され
る両スライバ群のうち一方のスライバ群を第1ガイドロ
ーラで前方斜め下方に方向転換させ、他方のスライバ群
を後方斜め下方に方向転換させるように構成したことを
特徴とする。
本考案では、必要な複数本のスライバを2群に分割し、
ラップ巾方向に位相をずらしたドラフト装置によって各
群をドラフトして二枚のラップシートを形成し、これら
のラップシートの耳部を密接して所定巾の一枚のラップ
シートとするスライバラップマシンにおいて、フレーム
に夫々一対の、第1、第2ガイドローラを同一水平面内
で平行に軸支し、この第1、第2ガイドローラの中間位
置の下方に第1、第2ガイドローラと平行に一対のカレ
ンダローラを軸支し、前記第1ガイドローラとの間及び
第2ガイドローラとカレンダローラとの間に前記ドラフ
ト装置を各ガイドローラからカレンダローラへ向かう方
向に傾斜して配設し、第1ガイドローラの上流に2分割
された両スライバ群を第1ガイドローラに向かって水平
に案内するテーブルを設け、このテーブル上を案内され
る両スライバ群のうち一方のスライバ群を第1ガイドロ
ーラで前方斜め下方に方向転換させ、他方のスライバ群
を後方斜め下方に方向転換させるように構成したことを
特徴とする。
【0007】
【作用】2群に分割された各スライバ群のうち右スライ
バ群は第1ガイドローラから前方斜め下方に右群用ドラ
フト装置まで案内され、この右群用ドラフト装置でドラ
フトされ一枚のラップシートとなり、また、左スライバ
群は第1ガイドローラから第2ガイドローラに水平に案
内され、第2ガイドローラから後方斜め下方に左群用ド
ラフト装置まで案内され、この左群用ドラフト装置でド
ラフトされ一枚のラップシートとなる。これら二枚のラ
ップシートはカレンダローラの位置で耳部が密接され、
巻取装置まで案内され巻取装置によってラップに巻取ら
れる。
バ群は第1ガイドローラから前方斜め下方に右群用ドラ
フト装置まで案内され、この右群用ドラフト装置でドラ
フトされ一枚のラップシートとなり、また、左スライバ
群は第1ガイドローラから第2ガイドローラに水平に案
内され、第2ガイドローラから後方斜め下方に左群用ド
ラフト装置まで案内され、この左群用ドラフト装置でド
ラフトされ一枚のラップシートとなる。これら二枚のラ
ップシートはカレンダローラの位置で耳部が密接され、
巻取装置まで案内され巻取装置によってラップに巻取ら
れる。
【0008】
【実施例】図3において、スライバラップマシン1は、
スライバケンス2より引き出されたスライバ群をテーブ
ル3を介してドローイングパート12に送り、ドラフト
された後のラップシート5を図示しない巻取装置で巻取
り、ラップを形成するものである。
スライバケンス2より引き出されたスライバ群をテーブ
ル3を介してドローイングパート12に送り、ドラフト
された後のラップシート5を図示しない巻取装置で巻取
り、ラップを形成するものである。
【0009】前記スライバケンス2は、後述のテーブル
3側方へ伸びるクリールバー4に所定巾の一枚のラップ
シート5を形成するのに必要な所定数(本考案のスライ
バラップマシン1では、クリールバー4の左右で夫々1
0個づつ)が配設され、クリールバー4の左右には各ス
ライバケンス2上に案内部材6が突設してある。この案
内部材6は、スライバケンス2より引き出された複数の
スライバ(図面上20本)をテーブル3に案内するもの
で、20本のスライバは10本づつの左右2群に分割さ
れる。またクリールバー4の一端の支柱16の左右にも
案内部材6が固設され、この案内部材6のスライバ流れ
の下流側に、前記スライバケンス2よりスライバを引き
出すための上下一対のデリベリローラ7が図示しないモ
ータによって積極回動可能に軸支されている。
3側方へ伸びるクリールバー4に所定巾の一枚のラップ
シート5を形成するのに必要な所定数(本考案のスライ
バラップマシン1では、クリールバー4の左右で夫々1
0個づつ)が配設され、クリールバー4の左右には各ス
ライバケンス2上に案内部材6が突設してある。この案
内部材6は、スライバケンス2より引き出された複数の
スライバ(図面上20本)をテーブル3に案内するもの
で、20本のスライバは10本づつの左右2群に分割さ
れる。またクリールバー4の一端の支柱16の左右にも
案内部材6が固設され、この案内部材6のスライバ流れ
の下流側に、前記スライバケンス2よりスライバを引き
出すための上下一対のデリベリローラ7が図示しないモ
ータによって積極回動可能に軸支されている。
【0010】テーブル3の上面には、2群に分割された
左右のスライバ群8,9の送り方向を90°変えるため
の案内ピン10がスライバの総数と同数植設され、この
案内ピン10の前方には左右のスライバ群8,9の連続
するスライバを密接させ、この左右のスライバ群8,9
をドローイングパート12に案内するための案内片11
a,11b,11cが固設されている。
左右のスライバ群8,9の送り方向を90°変えるため
の案内ピン10がスライバの総数と同数植設され、この
案内ピン10の前方には左右のスライバ群8,9の連続
するスライバを密接させ、この左右のスライバ群8,9
をドローイングパート12に案内するための案内片11
a,11b,11cが固設されている。
【0011】次に、図1、図3において、テーブル3の
前方にあるドローイングパート12について説明する。
テーブル3と同一水平面内には、夫々上下一対の第1ガ
イドローラ13a,13bと第2ガイドローラ14a,
14bとが図示しないフレームに平行に回動可能に軸支
されている。第1ガイドローラ13a,13bは左右の
スライバ群8,9の全長にわたってテーブル3に近接し
て設けられ、第2ガイドローラ14a,14bは左のス
ライバ群8巾にわたって第1ガイドローラ13a,13
bの前方に所定間隔をもって設けられている。第1,第
2ガイドローラ13a,13b,14a,14bの略中
間位置の下方に第1,第2ガイドローラ13a,13
b,14a,14bと平行に、斜め上下に一対のカレン
ダローラ15a,15bが回動可能に軸支されている。
前記、第1,第2ガイドローラ13a,13b,14
a,14b及びカレンダローラ15a,15bは図示し
ない伝達手段によって、前記デリベリローラ7を積極回
動させるモータの動力が伝達され積極回動するようにな
っている。
前方にあるドローイングパート12について説明する。
テーブル3と同一水平面内には、夫々上下一対の第1ガ
イドローラ13a,13bと第2ガイドローラ14a,
14bとが図示しないフレームに平行に回動可能に軸支
されている。第1ガイドローラ13a,13bは左右の
スライバ群8,9の全長にわたってテーブル3に近接し
て設けられ、第2ガイドローラ14a,14bは左のス
ライバ群8巾にわたって第1ガイドローラ13a,13
bの前方に所定間隔をもって設けられている。第1,第
2ガイドローラ13a,13b,14a,14bの略中
間位置の下方に第1,第2ガイドローラ13a,13
b,14a,14bと平行に、斜め上下に一対のカレン
ダローラ15a,15bが回動可能に軸支されている。
前記、第1,第2ガイドローラ13a,13b,14
a,14b及びカレンダローラ15a,15bは図示し
ない伝達手段によって、前記デリベリローラ7を積極回
動させるモータの動力が伝達され積極回動するようにな
っている。
【0012】第2ガイドローラ14a,14bとカレン
ダローラ15a,15bの間及び第1ガイドローラ13
a,13bとカレンダローラ15a,15bの間には、
各第1,第2ガイドローラ13a,13b,14a,1
4bからカレンダローラ15a,15bへ向かう方向に
傾斜した左右のスライバ群8,9を夫々ドラフトする左
右群用ドラフト装置18,19が配設されている。
ダローラ15a,15bの間及び第1ガイドローラ13
a,13bとカレンダローラ15a,15bの間には、
各第1,第2ガイドローラ13a,13b,14a,1
4bからカレンダローラ15a,15bへ向かう方向に
傾斜した左右のスライバ群8,9を夫々ドラフトする左
右群用ドラフト装置18,19が配設されている。
【0013】図1及び図2において、右群用ドラフト装
置19について説明する。フレームに固定された左右の
ローラスタンド20a,20bの夫々の傾斜面21a,
21bには、回動自在のトップローラ22aが嵌装され
ボトムローラ22bを軸支する図示しないスライドメタ
ルが固設され、前記傾斜面21a,21bの上部には、
支持部材23の左右のトップアーム支持部23a,23
bが固着され、この左右トップアーム支持部23a,2
3bの先端は、前記左右の傾斜面21a,21bにわた
って一体にダクト支持部23cに形成されている。
置19について説明する。フレームに固定された左右の
ローラスタンド20a,20bの夫々の傾斜面21a,
21bには、回動自在のトップローラ22aが嵌装され
ボトムローラ22bを軸支する図示しないスライドメタ
ルが固設され、前記傾斜面21a,21bの上部には、
支持部材23の左右のトップアーム支持部23a,23
bが固着され、この左右トップアーム支持部23a,2
3bの先端は、前記左右の傾斜面21a,21bにわた
って一体にダクト支持部23cに形成されている。
【0014】前記支持部材23の右トップアーム支持部
23bには左右一対のブラケット26,26が固定さ
れ、この左右のブラケット26,26に枢軸27が回動
可能に軸支され、この枢軸27に右トップアーム28b
の後部が一体にねじ止め29されている。また前記支持
部材23の左トップアーム23aには、前記と同様に左
右のブラケット30,30が固定され、この左右のブラ
ケット30,30に枢軸31が回動可能に軸支され、こ
の枢軸31に左トップアーム28aの後部が一体にねじ
止め32されている。前記左右のトップアーム28a,
28bの前部には連結棒35が取付けられ、左右のトッ
プアーム28a,28bは一体となっている。
23bには左右一対のブラケット26,26が固定さ
れ、この左右のブラケット26,26に枢軸27が回動
可能に軸支され、この枢軸27に右トップアーム28b
の後部が一体にねじ止め29されている。また前記支持
部材23の左トップアーム23aには、前記と同様に左
右のブラケット30,30が固定され、この左右のブラ
ケット30,30に枢軸31が回動可能に軸支され、こ
の枢軸31に左トップアーム28aの後部が一体にねじ
止め32されている。前記左右のトップアーム28a,
28bの前部には連結棒35が取付けられ、左右のトッ
プアーム28a,28bは一体となっている。
【0015】また、前記連結棒35と左右のトップアー
ム28a,28bに軸支され図示しない駆動装置によっ
て間欠駆動可能な駆動ローラ36とにトップローラ22
a全長にわたってアーメンスクリヤラ37が巻回されて
いる。前記トップアーム28a,28bの手前側を作業
者が持ち上げることによって、トップアーム28a,2
8bはアーメンスクリヤラ37と共に枢軸27,31を
支点として上方に揺動移動するようになっている。
ム28a,28bに軸支され図示しない駆動装置によっ
て間欠駆動可能な駆動ローラ36とにトップローラ22
a全長にわたってアーメンスクリヤラ37が巻回されて
いる。前記トップアーム28a,28bの手前側を作業
者が持ち上げることによって、トップアーム28a,2
8bはアーメンスクリヤラ37と共に枢軸27,31を
支点として上方に揺動移動するようになっている。
【0016】前記支持部材23のダクト支持部23cに
は、図示しないニューマ装置に連結され、側面に開口部
40aが穿設されたニューマダクト40が取付けられ、
このニューマダクト40の上面と吸引ヘッド41の後端
上面とが蝶着42され、吸引ヘッド41の自重によって
前記開口部40aの周縁に吸引ヘッド41の後端が圧接
し、ニューマ装置を作動させたとき吸引ヘッド41の下
面に穿設された吸引口41aからアーメンスクリヤラ3
7上面にたまる風綿や浮遊風綿が吸引されニューマダク
ト40に送られ、風綿除去を行なうようになっている。
は、図示しないニューマ装置に連結され、側面に開口部
40aが穿設されたニューマダクト40が取付けられ、
このニューマダクト40の上面と吸引ヘッド41の後端
上面とが蝶着42され、吸引ヘッド41の自重によって
前記開口部40aの周縁に吸引ヘッド41の後端が圧接
し、ニューマ装置を作動させたとき吸引ヘッド41の下
面に穿設された吸引口41aからアーメンスクリヤラ3
7上面にたまる風綿や浮遊風綿が吸引されニューマダク
ト40に送られ、風綿除去を行なうようになっている。
【0017】また、前記トップアーム28a,28bを
上方へ揺動移動させたとき、このトップアーム28a,
28bと一体に移動する図示しない当接片の上面に、吸
引ヘッド41の前端部が当接し、その後当接片の上面を
前記前端部が摺動し、吸引ヘッド41はニューマダクト
40との蝶着部42を支点としてトップアーム28a,
28bと共に上方へ揺動移動する。(図1に想像線で示
す)
上方へ揺動移動させたとき、このトップアーム28a,
28bと一体に移動する図示しない当接片の上面に、吸
引ヘッド41の前端部が当接し、その後当接片の上面を
前記前端部が摺動し、吸引ヘッド41はニューマダクト
40との蝶着部42を支点としてトップアーム28a,
28bと共に上方へ揺動移動する。(図1に想像線で示
す)
【0018】次に、左右スライバ群8,9を案内するガ
イド板46a,46b,46c,47a,47b,48
について説明する。ガイド板46a,46b,46cは
左スライバ群8(左ラップシート43)を案内するよう
に配設されている。ガイド板46aは第1ガイドローラ
13a,13b、第2ガイドローラ14a,14bの間
に、水平にフレームに固定されている。このガイド板4
6aは左スライバ群8の巾と同一巾であり、断面凹字状
に形成されている。またガイド板46bは第2ガイドロ
ーラ14a,14bと左群用ドラフト装置18の間に、
ガイド板46cは左群用ドラフト装置18とカレンダロ
ーラ15a,15bとの間に夫々左群用ドラフト装置1
8と同一方向に傾斜してフレームに固定されている。こ
のガイド板46b,46cは前記ガイド板46aと同一
形状である。
イド板46a,46b,46c,47a,47b,48
について説明する。ガイド板46a,46b,46cは
左スライバ群8(左ラップシート43)を案内するよう
に配設されている。ガイド板46aは第1ガイドローラ
13a,13b、第2ガイドローラ14a,14bの間
に、水平にフレームに固定されている。このガイド板4
6aは左スライバ群8の巾と同一巾であり、断面凹字状
に形成されている。またガイド板46bは第2ガイドロ
ーラ14a,14bと左群用ドラフト装置18の間に、
ガイド板46cは左群用ドラフト装置18とカレンダロ
ーラ15a,15bとの間に夫々左群用ドラフト装置1
8と同一方向に傾斜してフレームに固定されている。こ
のガイド板46b,46cは前記ガイド板46aと同一
形状である。
【0019】ガイド板47a,47bは右スライバ群9
(右ラップシート44)を案内するように配設され、ガ
イド板47aは、前記案内片11bによって生じる左右
のスライバ群間の隙間をなくすために、ドラフトパート
12の長手方向に対して斜めに配設してある。ガイド板
47aは第1ガイドローラ13a,13bと右群用ドラ
フト装置19の間に、ガイド板47bは右群用ドラフト
装置19とカレンダローラ15a,15bとの間に夫々
右群用ドラフト装置19と同一方向に傾斜してフレーム
に固定されている。このガイド板47a,47bは右ス
ライバ群9巾と同一巾であり、断面凹字状に形成されて
いる。ガイド板48は、左右ラップシート43,44を
密接した所定巾の一枚のラップシート5と同一巾に形成
され、水平にフレームに固定されている。
(右ラップシート44)を案内するように配設され、ガ
イド板47aは、前記案内片11bによって生じる左右
のスライバ群間の隙間をなくすために、ドラフトパート
12の長手方向に対して斜めに配設してある。ガイド板
47aは第1ガイドローラ13a,13bと右群用ドラ
フト装置19の間に、ガイド板47bは右群用ドラフト
装置19とカレンダローラ15a,15bとの間に夫々
右群用ドラフト装置19と同一方向に傾斜してフレーム
に固定されている。このガイド板47a,47bは右ス
ライバ群9巾と同一巾であり、断面凹字状に形成されて
いる。ガイド板48は、左右ラップシート43,44を
密接した所定巾の一枚のラップシート5と同一巾に形成
され、水平にフレームに固定されている。
【0020】前記ガイド板46cとガイド板47bのラ
ップ巾方向の位相のずれは、前記ガイド板に案内された
カレンダローラ15a,15bの位置に送られてきた左
右のラップシート43,44が耳部を密接させて所定巾
の一枚のラップシート5に形成されるように設定してあ
る。
ップ巾方向の位相のずれは、前記ガイド板に案内された
カレンダローラ15a,15bの位置に送られてきた左
右のラップシート43,44が耳部を密接させて所定巾
の一枚のラップシート5に形成されるように設定してあ
る。
【0021】次に、本考案のスライバラップマシン1の
作用について説明する。図3において、デリベリローラ
7によってスライバケンス2から引き出され、案内部材
6によって2群に分割された各スライバは、案内ピン1
0によってテーブル3上で送り方向を90°変えられ、
案内片11a,11b,11cによって連続して密接す
る左右のスライバ群8,9として第1ガイドローラ13
a,13bに案内される。右スライバ群9は第1ガイド
ローラ13a,13bによってガイド板47aに案内さ
れ右群用ドラフト装置19に送られ、ドラフトされ一枚
のラップシート44に形成される。左スライバ群8は第
1ガイドローラ13a,13bによってガイド板46a
に案内され第2ガイドローラ14a,14bに送られ、
更に第2ガイドローラ14a,14bによって進行方向
を逆に変えてガイド板46bに案内され左群用ドラフト
装置18に送られ、ドラフトされ一枚のラップシート4
3に形成される。左右のラップシート43,44は、夫
々ガイド板46c,47bに案内され、カレンダローラ
15a,15bに送られ、この装置で耳部が密接され、
ガイド板48に案内され図示しない巻取装置に送られラ
ップに形成される。以上のように左スライバ群8は、第
2ガイドローラ14a,14b、カレンダローラ15
a,15bの位置、右スライバ群9は、第2ガイドロー
ラ13a,13b、カレンダローラ15a,15bの位
置で夫々2回送り方向が変わっているだけなので、不正
ドラフトの発生を抑え、ラップ品質の低下を防止する。
作用について説明する。図3において、デリベリローラ
7によってスライバケンス2から引き出され、案内部材
6によって2群に分割された各スライバは、案内ピン1
0によってテーブル3上で送り方向を90°変えられ、
案内片11a,11b,11cによって連続して密接す
る左右のスライバ群8,9として第1ガイドローラ13
a,13bに案内される。右スライバ群9は第1ガイド
ローラ13a,13bによってガイド板47aに案内さ
れ右群用ドラフト装置19に送られ、ドラフトされ一枚
のラップシート44に形成される。左スライバ群8は第
1ガイドローラ13a,13bによってガイド板46a
に案内され第2ガイドローラ14a,14bに送られ、
更に第2ガイドローラ14a,14bによって進行方向
を逆に変えてガイド板46bに案内され左群用ドラフト
装置18に送られ、ドラフトされ一枚のラップシート4
3に形成される。左右のラップシート43,44は、夫
々ガイド板46c,47bに案内され、カレンダローラ
15a,15bに送られ、この装置で耳部が密接され、
ガイド板48に案内され図示しない巻取装置に送られラ
ップに形成される。以上のように左スライバ群8は、第
2ガイドローラ14a,14b、カレンダローラ15
a,15bの位置、右スライバ群9は、第2ガイドロー
ラ13a,13b、カレンダローラ15a,15bの位
置で夫々2回送り方向が変わっているだけなので、不正
ドラフトの発生を抑え、ラップ品質の低下を防止する。
【0022】また、ローラパート22a,22bの清
掃、点検の際には、作業者が各ドラフト装置18,19
のトップアーム28a,28bの手前側を持ち上げる。
このとき、フレームに蝶着42された吸引ヘッド41は
トップアーム28a,28bと共に上方に揺動移動し、
各トップローラ22aの上方が開放され、作業者は作業
を行なう。2つのドラフト装置18,19は互いに逆方
向に斜めに配置されているので、水平なガイド板46a
とトップアーム28a,28b間にはトップアーム28
a,28bを開放するのに要する充分な空間がある。従
って、このトップアーム28a,28bの開放作業は容
易である。
掃、点検の際には、作業者が各ドラフト装置18,19
のトップアーム28a,28bの手前側を持ち上げる。
このとき、フレームに蝶着42された吸引ヘッド41は
トップアーム28a,28bと共に上方に揺動移動し、
各トップローラ22aの上方が開放され、作業者は作業
を行なう。2つのドラフト装置18,19は互いに逆方
向に斜めに配置されているので、水平なガイド板46a
とトップアーム28a,28b間にはトップアーム28
a,28bを開放するのに要する充分な空間がある。従
って、このトップアーム28a,28bの開放作業は容
易である。
【0023】
【考案の効果】以上のように、本考案のスライバラップ
マシンは、ラップ巾方向に位相をずらしたドラフト装置
を上下に平行に配置せず、第1ガイドローラとカレンダ
ローラとの間、及び第2ガイドローラとカレンダローラ
との間に、各ガイドローラからカレンダローラ方向に傾
斜させ配置したので、各ドラフト装置上方に広い作業空
間が形成され、各ドラフト装置のローラパートの清掃、
点検等の作業性を向上させることができる。しかも、ス
ライバ群(ラップシート)の進行方向の変更回数をでき
る限り少なくしたので、ラップシートに与える不正ドラ
フトを少なくできる。
マシンは、ラップ巾方向に位相をずらしたドラフト装置
を上下に平行に配置せず、第1ガイドローラとカレンダ
ローラとの間、及び第2ガイドローラとカレンダローラ
との間に、各ガイドローラからカレンダローラ方向に傾
斜させ配置したので、各ドラフト装置上方に広い作業空
間が形成され、各ドラフト装置のローラパートの清掃、
点検等の作業性を向上させることができる。しかも、ス
ライバ群(ラップシート)の進行方向の変更回数をでき
る限り少なくしたので、ラップシートに与える不正ドラ
フトを少なくできる。
【図1】本考案のスライバラップマシンのドラフトパー
トの断面正面図である。
トの断面正面図である。
【図2】図1の右群用ドラフト装置のAより見た図であ
る。
る。
【図3】本考案のスライバラップマシンのスライバ群
(ラップシート)の移送説明図である。
(ラップシート)の移送説明図である。
【図4】従来のスライバラップマシンのドラフトパート
の側面図である。
の側面図である。
【図5】従来のスライバラップマシンのドラフトパート
のスライバ群(ラップシート)の移送説明図である。
のスライバ群(ラップシート)の移送説明図である。
1 スライバラップマシン3 テーブル 13a,13b 第1ガイドローラ 14a,14b 第2ガイドローラ 15a,15b カレンダローラ 18,19 ドラフト装置 43,44 ラップシート
Claims (1)
- 【請求項1】 必要な複数本のスライバを2群に分割
し、ラップ巾方向に位相をずらしたドラフト装置によっ
て各群をドラフトして二枚のラップシートを形成し、こ
れらのラップシートの耳部を密接して所定巾の一枚のラ
ップシートとするスライバラップマシンにおいて、フレ
ームに夫々一対の、第1、第2ガイドローラを同一水平
面内で平行に軸支し、この第1、第2ガイドローラの中
間位置の下方に第1、第2ガイドローラと平行に一対の
カレンダローラを軸支し、前記第1ガイドローラとカレ
ンダローラとの間及び第2ガイドローラとカレンダロー
ラとの間に前記ドラフト装置を各ガイドローラからカレ
ンダローラへ向かう方向に傾斜して配設し、第1ガイド
ローラの上流に2分割された両スライバ群を第1ガイド
ローラに向かって水平に案内するテーブルを設け、この
テーブル上を案内される両スライバ群のうち一方のスラ
イバ群を第1ガイドローラで前方斜め下方に方向転換さ
せ、他方のスライバ群を後方斜め下方に方向転換させる
ように構成したことを特徴とするスライバラップマシ
ン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990404409U JP2531632Y2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | スライバラップマシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990404409U JP2531632Y2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | スライバラップマシン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0492564U JPH0492564U (ja) | 1992-08-12 |
JP2531632Y2 true JP2531632Y2 (ja) | 1997-04-09 |
Family
ID=31882047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990404409U Expired - Lifetime JP2531632Y2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | スライバラップマシン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2531632Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4293814A (en) * | 1979-08-08 | 1981-10-06 | Ford Motor Company | Crankshaft position sensor circuitry for providing stable cyclical output signals without regard to peak to peak variations in sensor signals |
JPS6014418B2 (ja) * | 1979-12-14 | 1985-04-13 | アルプス電気株式会社 | テ−プレコ−ダの操作機構 |
-
1990
- 1990-12-20 JP JP1990404409U patent/JP2531632Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0492564U (ja) | 1992-08-12 |
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