JP2531276Y2 - 路面状況検出装置 - Google Patents
路面状況検出装置Info
- Publication number
- JP2531276Y2 JP2531276Y2 JP1988114313U JP11431388U JP2531276Y2 JP 2531276 Y2 JP2531276 Y2 JP 2531276Y2 JP 1988114313 U JP1988114313 U JP 1988114313U JP 11431388 U JP11431388 U JP 11431388U JP 2531276 Y2 JP2531276 Y2 JP 2531276Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reflected
- road surface
- frequency
- receiver
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は、車両に搭載して好適な路面状況検出装置
に関する。
に関する。
（従来の技術） 路面状況検出装置として、超音波を利用したものは既
に提案されている。発信器から発信された超音波は、路
面で反射され受信器で受信されて電気的な処理をされて
路面状況を検出される。この場合、受信器のホーン形状
の工夫や周波数の設定等によって、超音波の指向性特に
受信波の指向性を向上させて検知精度の向上を図ってい
る。
に提案されている。発信器から発信された超音波は、路
面で反射され受信器で受信されて電気的な処理をされて
路面状況を検出される。この場合、受信器のホーン形状
の工夫や周波数の設定等によって、超音波の指向性特に
受信波の指向性を向上させて検知精度の向上を図ってい
る。
（考案が解決しようとする課題） しかし、上記手段による指向性の向上、換言すると受
信波の絞り込みは未だ不充分であり、検知範囲が広いた
めにノイズ成分が多く残り、正確な状況判断が難しい、
という問題がある。また、車両の速度が上がると反射波
の周波数が高くなり、これに比例してその減衰も大きく
なる。そのために、受信強度が弱まって正確な路面状況
が掴み難くなるという問題もある。
信波の絞り込みは未だ不充分であり、検知範囲が広いた
めにノイズ成分が多く残り、正確な状況判断が難しい、
という問題がある。また、車両の速度が上がると反射波
の周波数が高くなり、これに比例してその減衰も大きく
なる。そのために、受信強度が弱まって正確な路面状況
が掴み難くなるという問題もある。
（課題を解決するための手段） この考案は、従来不充分だった受信波の絞り込みと受
信波の強度不足を補う路面状況検出装置にあって、路面
に向けて超音波を発信する発信器と、上記路面の所定距
離の地点から反射される特定周波数を受信する受信器
と、上記路面に向けて発信された超音波が上記受信器に
受信されるときの受信時間を限定する時間演算回路と、
上記受信時間における上記特定周波数の反射波のみを受
け入れるゲート回路と、上記ゲート回路を通過した信号
を車速に応じた比率で増幅する増幅回路とを備えたこと
を特徴とする。
信波の強度不足を補う路面状況検出装置にあって、路面
に向けて超音波を発信する発信器と、上記路面の所定距
離の地点から反射される特定周波数を受信する受信器
と、上記路面に向けて発信された超音波が上記受信器に
受信されるときの受信時間を限定する時間演算回路と、
上記受信時間における上記特定周波数の反射波のみを受
け入れるゲート回路と、上記ゲート回路を通過した信号
を車速に応じた比率で増幅する増幅回路とを備えたこと
を特徴とする。
（作用） 発信器から発信されて路面で反射した反射波は、所定
地点で反射された特定周波数の反射波であって且つ限定
された受信時間内に受信された反射波のみが受信器に受
信される。受信された反射波の信号は車速に応じて増幅
して処理される。
地点で反射された特定周波数の反射波であって且つ限定
された受信時間内に受信された反射波のみが受信器に受
信される。受信された反射波の信号は車速に応じて増幅
して処理される。
（実施例） 以下、図示の実施例に基づいて本考案を詳細に説明す
る。
る。
第１図において、車両先端部には路面に向けて周波数
ｆの超音波を連続的に発信する発信器１が配設されてい
る。発信された超音波は、発信器からの距離が異なる任
意の路面のA,B,C点で反射されてそれぞれ周波数F,F1,F2
の反射波として反射される。発信器１の近傍には受信器
２が配設されている。この受信器２は、路面の所定地点
Ａ近傍で反射された反射波の帯域の特定周波数Ｆを受信
するようにその特性が設定されている。所定地点Ａは、
車両の種類や路面状況検出の目的に応じて車輪前方の任
意の位置が選択されるが、受信器からの距離は一定とな
るように設定される。換言すると、発信器１と受信器２
は、相対位置を保持して固定されて取付けられているこ
とになる。車両走行中に発信された周波数ｆの超音波の
反射波F,F1,F2は、指向性すなわち路面との角度θ，
θ1，θ2とドップラー効果によって変調されて、ｆ＜Ｆ
＜Ｆ1＜Ｆ2の関係の周波数となって反射する。
ｆの超音波を連続的に発信する発信器１が配設されてい
る。発信された超音波は、発信器からの距離が異なる任
意の路面のA,B,C点で反射されてそれぞれ周波数F,F1,F2
の反射波として反射される。発信器１の近傍には受信器
２が配設されている。この受信器２は、路面の所定地点
Ａ近傍で反射された反射波の帯域の特定周波数Ｆを受信
するようにその特性が設定されている。所定地点Ａは、
車両の種類や路面状況検出の目的に応じて車輪前方の任
意の位置が選択されるが、受信器からの距離は一定とな
るように設定される。換言すると、発信器１と受信器２
は、相対位置を保持して固定されて取付けられているこ
とになる。車両走行中に発信された周波数ｆの超音波の
反射波F,F1,F2は、指向性すなわち路面との角度θ，
θ1，θ2とドップラー効果によって変調されて、ｆ＜Ｆ
＜Ｆ1＜Ｆ2の関係の周波数となって反射する。
第２図に示すように、受信器２には、受信する反射波
の周波数を限定する周波数演算回路３と、発信された超
音波が所定地点Ａで反射されて受信器２に帰って来ると
きの一定の幅を持った時間からなる受信時間を演算する
時間演算回路４と、回路3,4を通過した信号のみを通す
ゲート回路５と、車速センサ６からの車速データに応じ
てゲート回路５を通った信号を増幅して制御回路７に出
力する増幅回路７が接続されている。時間演算回路４
は、発信器１が連続波を発信している場合には、適宜の
タイミングとトリガー信号を出し、所定時間経過後に所
定幅の時間を演算するものであって、この時間が受信時
間である。超音波のパルス波の場合には、受信から所定
時間経過後の所定幅の時間が受信時間である。
の周波数を限定する周波数演算回路３と、発信された超
音波が所定地点Ａで反射されて受信器２に帰って来ると
きの一定の幅を持った時間からなる受信時間を演算する
時間演算回路４と、回路3,4を通過した信号のみを通す
ゲート回路５と、車速センサ６からの車速データに応じ
てゲート回路５を通った信号を増幅して制御回路７に出
力する増幅回路７が接続されている。時間演算回路４
は、発信器１が連続波を発信している場合には、適宜の
タイミングとトリガー信号を出し、所定時間経過後に所
定幅の時間を演算するものであって、この時間が受信時
間である。超音波のパルス波の場合には、受信から所定
時間経過後の所定幅の時間が受信時間である。
いま、受信器１が周波数ｆの超音波を路面に向けて発
信すると、この超音波は例えば試点A,B,Cで周波数F,F1,
F2の反射波となって反射する。これらの反射波は、受信
器２に受信されるのであるが、周波数演算回路３と時間
演算回路４によってその周波数が限定され且つ受信時間
が設定されているために、受信時間内に到達した周波数
Ｆの信号のみが、ゲート回路５を通過する。地点B,Cで
反射した反射波は、その周波数が異なっていることと、
受信時間を外れて受信器に入るために、ゲート回路５を
通過できず、受信されないことになる。従って、受信器
２が実質的に受信するのは、所定地点Ａ近傍から反射さ
れた反射波のみである。車両が走行しているとき、反射
波のＦの周波数はドップラー効果により高くなるが、受
信器２はこれを受信可能な特性を有しているので、なん
ら差し支えない。周波数Ｆが変調されたことにより、反
射強度が小さくなるが、この強度は、車速センサ６の車
速データに基づいた増幅率によって増幅されて制御回路
８へ入力される。制御回路８は、入力された信号としき
い値との比較や波形を整形したりする波形処理を実行し
て、その結果を制御信号として出力する。
信すると、この超音波は例えば試点A,B,Cで周波数F,F1,
F2の反射波となって反射する。これらの反射波は、受信
器２に受信されるのであるが、周波数演算回路３と時間
演算回路４によってその周波数が限定され且つ受信時間
が設定されているために、受信時間内に到達した周波数
Ｆの信号のみが、ゲート回路５を通過する。地点B,Cで
反射した反射波は、その周波数が異なっていることと、
受信時間を外れて受信器に入るために、ゲート回路５を
通過できず、受信されないことになる。従って、受信器
２が実質的に受信するのは、所定地点Ａ近傍から反射さ
れた反射波のみである。車両が走行しているとき、反射
波のＦの周波数はドップラー効果により高くなるが、受
信器２はこれを受信可能な特性を有しているので、なん
ら差し支えない。周波数Ｆが変調されたことにより、反
射強度が小さくなるが、この強度は、車速センサ６の車
速データに基づいた増幅率によって増幅されて制御回路
８へ入力される。制御回路８は、入力された信号としき
い値との比較や波形を整形したりする波形処理を実行し
て、その結果を制御信号として出力する。
（考案の効果） 以上のように、本考案の路面状況検出装置によれば、
受信器が受信するのは、所定地点Ａで反射した反射波で
あって、その指向性が絞られていることになり、ノイズ
の少ない反射波の処理をすれば良いので、精度の高い路
面状況検出ができる。また、増幅回路により、車両走行
による反射波の減衰を補っているので、より確実な検出
ができる。
受信器が受信するのは、所定地点Ａで反射した反射波で
あって、その指向性が絞られていることになり、ノイズ
の少ない反射波の処理をすれば良いので、精度の高い路
面状況検出ができる。また、増幅回路により、車両走行
による反射波の減衰を補っているので、より確実な検出
ができる。
第１図は本考案が指向する路面状況検出装置と路面との
関係を示す側面図、第２図は本考案の一実施例を示すブ
ロック図である。 １……発信器、２……受信器、４……時間演算回路、５
……ゲート回路、６……車速センサ、７……増幅回路。
関係を示す側面図、第２図は本考案の一実施例を示すブ
ロック図である。 １……発信器、２……受信器、４……時間演算回路、５
……ゲート回路、６……車速センサ、７……増幅回路。
Claims (1)
- 【請求項１】路面に向けて所定周波数の超音波を連続的
に発信する発信器と、 上記路面で反射された反射波を受信する受信器と、 上記路面の車両前方所定距離で反射される反射波の指向
性および車両の走行によるドップラー効果とにより変調
される周波数をあらかじめ特定周波数として演算し、上
記受信器の受信した受信信号の特定周波数のみを通過さ
せる周波数演算回路と、 発信された超音波が上記車両前方所定距離で反射されて
上記受信器に帰って来るときの一定の幅を持った時間か
らなる受信時間を演算する時間演算回路と、 上記周波数演算回路を通過した上記特定周波数の信号で
かつ上記時間演算回路で設定された時間内に到達した信
号のみを通すゲート回路と、 上記ゲート回路を通過した信号を反射波の減衰を補うべ
く車速の増加に応じた比率で増幅する増幅回路とを備え
た路面状況検出装置
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988114313U JP2531276Y2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 路面状況検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988114313U JP2531276Y2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 路面状況検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0235086U JPH0235086U (ja) | 1990-03-06 |
| JP2531276Y2 true JP2531276Y2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=31354943
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988114313U Expired - Lifetime JP2531276Y2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 路面状況検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2531276Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62122812A (ja) * | 1985-11-25 | 1987-06-04 | Matsushita Electric Works Ltd | 車輌用路面センサ |
-
1988
- 1988-08-31 JP JP1988114313U patent/JP2531276Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0235086U (ja) | 1990-03-06 |
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