JP2531251B2 - 磁気記録再生装置のリ―ル制動装置 - Google Patents

磁気記録再生装置のリ―ル制動装置

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JP2531251B2 JP63322523A JP32252388A JP2531251B2 JP 2531251 B2 JP2531251 B2 JP 2531251B2 JP 63322523 A JP63322523 A JP 63322523A JP 32252388 A JP32252388 A JP 32252388A JP 2531251 B2 JP2531251 B2 JP 2531251B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、磁気記録再生装置において、リールの被
駆動時の回転トルクを制御するリール制動装置の改良に
関するものである。
〔従来の技術〕
第6図および第7図は従来のリール制動装置を示す概
略平面図である。図において、(1)は磁気ヘッドを内
蔵したドラム、(2)は磁気テープ、(3)は固定状態
に設置したテープガイド、(4),(5),(6),
(7),(8),(9)は可動状態に設置したテープガ
イド、(10)は磁気テープ(2)の張力を検出するテン
ションピン、(11)はテンションピン(10)を保持した
テンションアーム、(12)はテンションアーム(11)に
磁気テープ(2)の張力に抗する力を発生させるテンシ
ョンスプリング、(13)は磁気テープ(2)を供給する
供給リール、(14)は供給リール(13)にブレーキ力を
与えるブレーキバンド、(15)はキャプスタン、(16)
はキャプスタン(15)に磁気テープ(2)を圧接させる
ピンチローラ、(17)は巻取りリールを駆動するギアリ
ール、(18)はギアリール(17)を駆動するアイドラギ
ア、(19)はアイドラギア(18)を駆動するプーリギ
ア、(20)はプーリギア(19)に同軸上で直結されかつ
図示しないがキャプスタン(15)を駆動するモータによ
り駆動力の伝達を得るアイドラプーリ、(22)はカセッ
トケース、(21)はカセットケース(22)内の巻取りギ
ア(図示せず)にギアリール(17)の回転を伝達する中
継ギア、(23)はデッキベース、(24)はギアリール
(17)に制動をかけるブレーキ、(25)はブレーキ(2
4)に制動力を発生させるスプリングである。
第8図は第6図の巻取りリールの駆動力伝達機構部を
示す断面図である。図において、(26)はギアリールシ
ャフト、(27)はギアシャフト、(28)は抜け止めワッ
シャ、(29)は磁気テープ(2)を巻き取る巻取りリー
ル、(30)は加圧バネ、(31)は巻取りリール(29)を
保持したリールシャフト、(32)はアイドラギア(18)
を保持したアーム、(33)はアームシャフト、(34)は
アイドラギア(18)の回転力を得るスリップギア、(3
5)はハウジングで、ギアリール(17)に圧入固定され
ている。(36)はギアリール(17)に貼付固定したスリ
ップ用フエルト、(37)はスリップギア(34)をフエル
ト(36)に押し付けて一定値の回転伝達力を発生させる
スプリングである。
次に動作について説明する。磁気テープ(2)を再生
するときのカセットケース(22)内の巻取りリール(2
9)に磁気テープ(2)が巻き取られるメカニズムは、
第8図においてアイドラギア(18)からの回転力がスリ
ップギア(34)、フエルト(36)、ギアリール(17)、
中継ギア(21)を介して巻取りリール(29)に伝達され
ることにより、磁気テープ(2)が巻取りリール(29)
に巻き取られる。通常の再生状態は第6図に示すように
磁気テープ(2)がA方向に送られている状態である。
この状態ではギアリール(17)と一体となったハウジン
グ(35)にブレーキ(24)は接触していない。
逆転再生時の状態は第7図に示すように磁気テープ
(2)がB方向に送られている状態である。この状態で
はギアリール(17)と一体となったハウジング(35)に
ブレーキ(24)が一定圧で接触するので、このハウジン
グ(35)の制動力がギアリール(17)、中継ギア(21)
を介して巻取りリール(29)に働き、磁気テープ(2)
に張力が与えられる。なお、この逆転再生時にはアイド
ラギア(18)はスリップギア(34)と係合していない。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のリール制動装置は以上のように構成されている
ので、磁気テープ(2)の送り方向によってその都度磁
気テープ(2)に張力を与えるブレーキ(24)を動作さ
せなければならず、その操作を行うための構成が複雑に
なると共にその操作を行う駆動力源のモータも必要とな
るなどの問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、ブレーキ操作のための構成を無くし、従来
ブレーキ操作を行う駆動源となっていたモータを使用す
ることなく、必要なテープ送り方向の時のみ磁気テープ
に張力をかけ得る磁気記録再生装置のリール制動装置を
得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この発明に係るリール制
動装置は、リールに設けたスリップ材、第2のスプリン
グおよびリールロックと、一端が前記スリップ材に常に
係合しかつ他端が前記リールロックにリールの回転方向
によって係合・離脱するロックレバーとを備え、リール
制動力を必要とする回転方向の検出を、前記スリップ材
と第2のスプリングによる第2のスリップ力で動作する
前記ロックレバーの他端が前記リールロックにリールの
回転方向によって係合・離脱することにより行うように
したものである。
〔作用〕
この発明においては、テープ張力を発生させるリール
制動力を、リールの内部に設けたフエルトと第1のスプ
リングによる第1のスリップ力で得るようにし、またリ
ールに設けたスリップ材と第2のスプリングによる第2
のスリップ力で動作するロックレバーの他端がリールロ
ックにリールの回転方向によって係合・離脱することに
より、リール制動力を必要とする回転方向の検出を行う
ようにした。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を第1図〜第5図について
説明する。第1および第2図は本装置の概略平面図、第
3図はリールの駆動力伝達機構部を示す断面図、第4図
は第1図のギアリール部を示す拡大平面図、第5図は第
1図のリールの駆動力伝達機構部を示す断面図であり、
前記従来装置と同一または相当部分には同一部号を付し
て説明を省略する。
図において、(17A)は中継ギア(21)を介して巻取
りリール(29)を駆動するギアリール、(40)はギアリ
ール(17A)に回動自在にはめ込んだスリップギア、(4
1)はギアリール(17A)に貼付固定したスリップ用フエ
ルト、(42)はフエルト(41)にスリップギア(40)を
押し付けて第1のスリップ力を発生させる第1のスプリ
ング、(43)は第1のスプリング(42)とスリップギア
(40)とが直接接触して過大な摩擦力を発生しないよう
にするためのスペーサ、(44)はギアリール(17A)に
圧入固定されてギアリール(17A)全体を保持したハウ
ジング、(45)はスリップギア(40)に回動自在にはめ
込んだリールロック、(47)はスリップギア(40)に当
接してスリップ材として作用するスイングレバー、(4
6)はスリップギア(40)にスイングレバー(47)を押
し付けて第2のスリップ力を発生させる第2のスプリン
グ、(38)は一端(38b)(凸部)がスイングレバー(4
7)の溝(47a)に常に係合しかつ他端(38a)(爪部)
がリールロック(45)にリールの回転方向によって係合
・離脱するロックレバー、(39)はロックレバー(38)
のストッパー、(48)はロックレバー(38)の回動支軸
である。
次に動作について説明する。磁気テープ(2)を再生
するときは、第1図に示すように磁気テープ(2)をA
方向に送る。この時、ギアリール(17A)には制動力が
かからずに磁気テープ(2)は第3図及び第5図に示す
機構の経路で巻き取られる。即ち、第5図に示すアイド
ラギア(18)からスリップギア(40)、フエルト(4
1)、ギアリール(17A)を介して第3図に示す中継ギア
(21)へと巻き取り力が伝達され、磁気テープ(2)が
巻取りリール(29)に巻き取られる。
次に、磁気テープ(2)を逆転再生するときは、第2
図に示すように磁気テープ(2)をB方向に送る。この
時、従来と同様にギアリール(17A)に制動力を与えて
磁気テープ(2)に張力を与える必要がある。
即ち、この制動力は次のようにして得られる。第4図
におけるロックレバー(38)の他端爪部(38a)がリー
ルロック(45)の爪部(45a)にかみ込む(第2図が同
作動中である)と、第3図においてリールロック(45)
が回転を停止すると共に、これと圧入係合しているスリ
ップギア(40)も回転を停止するので、磁気テープ
(2)を送り出している巻取りリール(29)には中継ギ
ア(21)を介して第1のスプリング(42)で加圧された
フエルト(41)での摩擦力が第1のスリップ力となって
ギアリール(17A)を制動する形で伝達され、制動力が
得られる。
なお、第3図および第4図において、スイングレバー
(47)が第2のスプリング(46)の押圧力により回転す
ることにより、ロックレバー(38)の一端凸部(38b)
を操作して他端爪部(38a)のリールロック(45)の爪
部(45a)へのかみ込みを決定している。(38c)はロッ
クレバー(38)に設けた凸部で、図示しない機構により
強制的にリールロック(45)へのかみ込み、逃がしを行
うためのものである。
今、第4図においてリールロック(45)がC方向(第
2図のB方向に相当する)に回転すると、第2のスリッ
プ力により回転するスイングレバー(47)によりロック
レバー(38)が回動支軸(48)を中心としてD方向に回
転するので、ロックレバー(38)の他端爪部(38a)が
リールロック(45)の爪部(45a)にかみ合い、ブレー
キがかかる。逆に、リールロック(45)のE方向(第1
図のA方向に相当する)の回転では、ロックレバー(3
8)がF方向に回転するので、ロックレバー(38)の他
端爪部(38a)はリールロック(45)の爪部(45a)から
逃げてブレーキは作用しない。この時、ロックレバー
(38)は一定量F方向に回転すると、ストッパー(39)
に当って回動が停止する。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば磁気テープを送り出
すときに必要な張力発生機構を磁気テープを送り出すリ
ールの内部に設け、またその際リールに制動をかけるべ
きリールの回転方向も内部に設けたスリップ機構とこれ
にかみ合う簡単な部材により選択できるように構成した
ので、より簡単な構成となって装置が安価になると共に
従来の制動装置を操作させるために動作させていたモー
タも不要になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの発明の一実施例による本装置
の概略平面図、第3図は第1図のリールの駆動力伝達機
構部を示す断面図、第4図は第1図のギアリール部を示
す拡大平面図、第5図は第1図のリールの駆動力伝達機
構部を示す断面図、第6図および第7図は従来のリール
制動装置を示す概略平面図、第8図は第6図の巻取りリ
ールの駆動力伝達機構部を示す断面図である。 図において、(2)は磁気テープ、(13)は供給リー
ル、(17A)はギアリール、(29)は巻取りリール、(3
8)はロックレバー、(41)はフエルト、(42)は第1
のスプリング、(45)はリールロック、(46)は第2の
スプリング、(47)はスリップ材を示す。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープを巻装する一対のリールを平行
    に装填した磁気記録再生装置の、前記リールの内部に設
    けたフエルトと第1のスプリングによる第1のスリップ
    力で前記磁気テープの張力を制御するリール制動力を得
    るようにしたリール制動装置において、 前記リールに設けたスリップ材、第2のスプリングおよ
    びリールロックと、一端が前記スリップ材に常に係合し
    かつ他端が前記リールロックに前記リールの回転方向に
    よって係合・離脱するロックレバーとを備え、 前記リール制動力を必要とする回転方向の検出を、前記
    スリップ材と第2のスプリングによる第2のスリップ力
    で動作する前記ロックレバーの他端が前記リールロック
    に前記リールの回転方向によって係合・離脱することに
    より行うようにしたことを特徴とする磁気記録再生装置
    のリール制動装置。
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