JP2531170B2 - 電子黒板の自動描画検出安定化回路 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はスクリーン上に描画された検出部に関し、特
に描画の色および描画の濃淡によつて生ずる出力変動の
抑圧安定化に関する。

（従来の技術） 従来、この種の方式では描画の色および描画の濃淡を
検出するためにイメージセンサを設置している。第２図
は、従来技術による電子黒板の自動描画検出安定化回路
の一例を示すブロツク図である。第２図において、１は
イメージセンサ、６は制御／安定化回路である。

第２図において、イメージセンサ１の感度および制御
／安定化回路６の調整に際して、一定の方式と一定の判
定基準とによつて調整が行われていた。

（発明が解決しようとする問題点） 上述した従来の方式では描画の色と描画の濃淡とに応
じてある一定の判断基準により初期調整が行われていた
ため、スクリーン上に描画された状態によりプリント出
力が変動する。

感度の高いイメージセンサおよび複雑な構成の制御回
路を使用すれば上記欠点を解決できるが、調整によつて
も経費を削減できないという欠点がある。

本発明の目的は、イメージセンサと制御回路との間で
入力変動を検出するとともに、センサに対して変動を補
償することによつて上記欠点を除去し、経費を削減でき
るように構成した電子黒板の自動描画検出安定化回路を
提供することにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明による電子黒板の自動描画検出安定化回路はイ
メージセンサと、制御回路と、描画検出回路と、加算器
と、安定化回路とを具備して構成したものである。

イメージセンサは描画信号を検出するためのものであ
り、制御回路はイメージセンサの出力を入力して処理す
るためのものであり、描画検出回路は制御回路に入力さ
れた描画を検出するためのものである。

加算器は、制御回路の出力に描画検出回路の出力を補
正信号として加算するためのものである。

安定化回路は、加算器の出力を入力して安定化するた
めのものである。

（実施例） 次に、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は、本発明による電子黒板の自動描画検出安定
化回路の一実施例を示すシステム構成図である。第１図
において、１はイメージセンサ、２は制御回路、３は描
画検出回路、４は安定化回路、５は加算器である。

第１図において、イメージセンサ１により検出された
信号は、制御回路２を介して描画検出回路３に入力され
る。描画検出回路３に入力された信号は、あらかじめ設
定されたレベルと比較され、その後、センサ感度に対応
した直流信号に変換される。変換出力は、制御回路２か
ら出力される信号に対する補正信号として加算器５へ入
力される。加算器５によつて補正された信号は、安定化
回路４に加えられ、安定化回路４から出力される。

これら一連の動作にもとづいて描画の色、および描画
の濃淡を自動的に検出し、且つ、安定化を図ることによ
り、安定したプリント出力が保証できる。

（発明の効果） 以上説明したように本発明は、イメージセンサと制御
回路との間で入力変動を検出するとともに、センサに対
して変動を補償することによつて、描画の色および描画
の濃淡を検出するための高価なセンサと、複雑な制御回
路を省略でき、調整作業に要する経費を大幅に削減でき
るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による自動描画検出安定化回路の一実
施例を示すブロツク図である。 第２図は、従来技術による自動描画検出安定化回路の一
例を示すブロツク図である。 １……イメージセンサ ２……制御回路 ３……描画検出回路 ４……安定化回路 ５……加算器 ６……制御／安定化回路

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】描画信号を検出するためのイメージセンサ
   と、前記イメージセンサの出力を入力して処理するため
   の制御回路と、前記制御回路に入力された描画を検出す
   るための描画検出回路と、前記制御回路の出力に前記描
   画検出回路の出力を補正信号として加算するための加算
   器と、前記加算器の出力を入力して安定化するための安
   定化回路とを具備して構成したことを特徴とする電子黒
   板の自動描画検出安定化回路。