JP2531149Y2 - 回転式同軸コネクタ - Google Patents

回転式同軸コネクタ

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JP2531149Y2
JP2531149Y2 JP1991010363U JP1036391U JP2531149Y2 JP 2531149 Y2 JP2531149 Y2 JP 2531149Y2 JP 1991010363 U JP1991010363 U JP 1991010363U JP 1036391 U JP1036391 U JP 1036391U JP 2531149 Y2 JP2531149 Y2 JP 2531149Y2
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JP
Japan
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panel
shell
contact
antenna
hole
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JP1991010363U
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JPH04102591U (ja
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康之 藤本
道夫 山崎
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車電話などの無
線機器のアンテナを接続するのに利用する回転式同軸コ
ネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は例えば従来の回転式同軸コネクタ
を示す断面図であり、図において、1は全体としてL字
形をなすアンテナ側シェル、2はこのアンテナ側シェル
1内に設けた中心導体コンタクト、3はこの中心導体コ
ンタクト2を保持するモールド部、4はその中心導体コ
ンタクト2の移動を規制する他のモールド部、20はア
ンテナ側シェル1の上部から中央部にかけて設けられた
取付穴、5はこの取付穴20の底部に設置された平ワッ
シャ、6は平ワッシャ5上に載置されたコイル形のスプ
リング、9はこのスプリング6上に平ワッシャ8を介し
て載置され、かつ後述のパネルシェル下端面に弾接され
るスチールボール、10はスチールボール9を介装する
フロート用シェル、21はアンテナ側シェル1の中心部
に突設され、かつ上記取付穴20を形成している小径の
中空筒、12はこの中空筒21の外周および上記取付穴
20内に嵌め込まれた通孔22を有する無線機本体側の
パネルシェルで、このパネルシェル12上部のモールド
部14に絶縁支持されたパネルコンタクト13が、上記
中空筒21内を貫通して、先端部が中心導体コンタクト
2に接触している。11はアンテナ側シェル1およびパ
ネルシェル12相互の軸方向の抜けを防止する抜け止め
部材としての抜け止めリングである。
【0003】次に動作について説明する。無線機本体に
ねじ固定されるパネルシェル12と、これに対し回動可
能に取り付けられたアンテナ側シェル1とは、抜け止め
リング11によって抜け止めされるように嵌合されてい
る。
【0004】このとき、アンテナ側シェル1の取付穴2
0内に設けられたスプリング6により、パネルシェル1
2とアンテナ側シェル1は抜ける方向(互いに離れる方
向)に付勢されている。
【0005】このパネルシェル12の外周と、アンテナ
側シェル1の上端部内周には凹溝11aが設けてあり、
凹溝11a内において抜け止めリング11は薄く、例え
ば0.1mmの隙間が周囲に設けられている。
【0006】そして、この状態において、2つのシェル
1,12間には2系統の電気回路が形成され、その1つ
は、パネルシェル12、スチールボール9、フロートシ
ェル10、フロート用ワッシャ8、平ワッシャ7、スプ
リング6、平ワッシャ5およびアンテナ側シェル1を結
ぶ回路であり、もう1つは、パネルシェル12、抜け止
めリング11およびアンテナ側シェル1を結ぶ回路であ
る。つまり、これらの2系統はアース系統である外部導
体回路を形成し、中心導体コンタクト2およびパネルコ
ンタクト13は内部導体回路を形成して、これらの各回
路を通じて上記アンテナと無線機本体との間で送受信信
号を受け渡しする。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】従来の回転式同軸コネ
クタは以上のように構成されているので、上記外部導体
回路を形成する系統の電気回路が、中心にあるパネルコ
ンタクト13からは離れた位置にあるため、同軸インピ
ーダンスが大きくなり、しかも高周波における接触抵抗
がスチールボール側では高くなるほか、抜け止めリング
側においては、0.1mmの隙間分の傾きを生じることに
より接触点が変化し、電気抵抗が変化して、通話ノイズ
を発生するなどの課題があった。
【0008】この考案は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、外部導体回路を形成する系統の電
気回路をパネルコンタクト近傍に配置することにより、
同軸コネクタを回転させたときや、移動中に振動が加わ
ったとき、あるいは回転による摩耗が抜け止めリング部
付近で生じたときでも、ノイズの混入はなく、安定した
送受信の信号品質を確保できる回転式同軸コネクタを得
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案に係る回転式同
軸コネクタは、通穴中心部内にパネルコンタクトを絶縁
材を介して支持するパネルシェルと、一端がパネルシェ
ルに対して回動自在に嵌合され、内部にパネルコンタク
トに接続された中心導体を有するとともに、一端側に通
穴に嵌挿されてパネルコンタクトを同心状に包囲する中
空筒が形成されたアンテナ側シェルと、アンテナ側シェ
ルおよびパネル側シェル相互の軸方向の抜けを防止する
抜け止め部材と、アンテナ側シェルおよびパネルシェル
間に介装されて、これら相互の回動位置を保持可能にす
るスプリングと、中空筒の先端部及びパネルシェル間を
少なくとも一方に弾性的に摺動接触して電気接続する導
電性バネ部材とを備える構成としたものである。
【0010】
【作用】この考案における導電性バネ部材は、中空筒の
先端部及びパネルシェル間を少なくとも一方に弾性的に
摺動接触して電気接続するため、これらが作るアース系
の外部導体回路をパネルコンタクトの近傍に配置でき、
従って、高周波域における同軸インピーダンスを一定に
抑え、スチールボール側における接触抵抗の低下や抜け
止めリング部における電気抵抗の変化に拘わらず、上記
導電性バネ部材のアンテナ側シェルまたは/およびパネ
ルシェルに対する滑らかな摺接を可能にし、高品質の送
受信信号の受け渡しを可能にする。
【0011】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図について説明
する。図1において、15は導電性のばね部材であるプ
ッシュナットで、これが中空筒21の上部外周面と、パ
ネルシェル12の通孔22の上部内周面と間に圧入され
ている。
【0012】このプッシュナイト15は図2に示すよう
なリング状板体をなし、その内周縁には複数の切欠15
aと、これらの間に突設された弾性片15bとが設けら
れ、これらの弾性片15bが上記圧入によって中空筒2
1の外周に密にかつ弾性的に接触し、かつ外周縁は通孔
22の内周に圧接している。
【0013】また、パネルシェル12はねじにより無線
機本体に固定され、アンテナ側シェル1にはホイップ形
のアンテナがコネクタを介して装着される。
【0014】なお、このほかの図に示したものと同一
の構成部分には同一符号を付して、その重複する説明を
省略する。
【0015】次に動作について説明する。まず、上記プ
ッシュナット15は中空筒21に対しパネルシェル12
の通孔22を挿し込んで結合した後、その中空筒21の
上部外周面と通孔22の内周面との間に弾性的に圧入さ
れる。
【0016】このため、このプッシュナット15は外周
縁および下面がパネルシェル12に対し通孔22内で密
に接触し、これらの間に充分かつ安定レベルの接触
得られる。
【0017】一方、弾性片15bは中空筒21の上記外
周に密に接触するため、パネルシェル12に対してアン
テナ側シェル1が回動しても、弾性片15bは中空筒2
1に対し充分かつ安定レベルの接触を維持しながら摺
接する。
【0018】このため、アンテナ側シェル1およびパネ
ルシェル12が作る外部導体回路はアース系回路とし
て、中心導体であるパネルコンタクト13、アンテナ側
コンタクトに近い部分に位置することとなり、同軸イン
ピーダンスを最適値に維持できるほか、アンテナ側シェ
ル1の回動によって抜け止めリング11に上記隙間内で
こじれるような力が加わっても、あるいはこれらのシェ
ル1,12や抜け止めリング11に摩耗が生じても、プ
ッシュナット15が自身の変形でその力や摩耗分を吸収
する。
【0019】従って、プッシュナット15は常時、中空
筒21の上部外周面と通孔22の上部内周面とに弾性的
に接触し、期の電気的接触が安定に維持される。
【0020】また、図3他の実施例を示す。これは、
図4に示すようなリング状のわん曲するばねワッシャ1
6を導電性のばね部材として中空筒21の上端に載せ、
これの外周縁をパネルシェル12上部に取り付けた平ワ
ッシャ17によって受けるようにしたものである。
【0021】この場合にも、ばねワッシャ16および平
ワッシャ17によって各シェル1,12に中心導体に近
い外部導体回路を形成でき、各シェル1,12間の安定
的な電気的接触が維持される。
【0022】図5はさらに他の実施例を示す。これは図
6,図7に示すような弾持片18aが切込み孔18b内
に形成された円筒ばねワッシャ18を、導電性のばね部
材として、中空筒21の上部外周面と通孔22の上部内
周面との間に圧入したものである。
【0023】この場合には、複数の上記弾持片18aが
中空筒21の外周面に多点で弾性的に圧接し、この弾圧
力を受けて、円筒ばねワッシャ18の外周面が通孔22
の内周面に圧接する。
【0024】これにより、上記中心導体に近い外部導体
回路の形成と、各シェル1,12間の安定的な電気的接
触が確保される。
【0025】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、中空
筒の先端部及びパネルシェル間を少なくとも一方に弾性
的に摺動接触して電気接続する導電性バネ部材を設け
て、これを中空筒または/および該中空筒付近のパネル
シェルに弾性的に接触させるように構成したので、これ
らの各シェルが作る外部導体回路をパネルコンタクトの
近傍に配置でき、従って、高周波域における同軸インピ
ーダンスを一定に抑え、スチールボール側における接触
抵抗の低下や抜け止めリング部における電気抵抗の変化
に拘わらず、導電性バネ部材のアンテナ側シェルまたは
/およびパネルシェルにする滑らかな摺接により、高
品質の送受信信号の受け渡しを可能にし、通話状態の感
度劣化を防止できるものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による回転式同軸コネクタ
を示す断面図である。
【図2】図1におけるプッシュナットを示す平面図であ
る。
【図3】この考案の回転式同軸コネクタの他の実施例を
示す断面図である。
【図4】図3におけるばねワッシャを示す斜視図であ
る。
【図5】この考案の回転式同軸コネクタのさらに他の実
施例を示す断面図である。
【図6】図5における円筒ばねワッシャを示す正面図で
ある。
【図7】図5における円筒ばねワッシャを示す平面図で
ある。
【図8】従来の回転式同軸コネクタを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 アンテナ側シェル 2 中心導体コンタクト 6 スプリング 11 抜け止めリング 12 パネルシェル 13 パネルコンタクト 15 ばね部材(プッシュナット) 21 中空筒 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通穴を有し、該通穴中心部内にパネルコ
    ンタクトを絶縁材を介して支持するパネルシェルと、一
    端が上記パネルシェルに対して回動自在に嵌合され、内
    部に上記パネルコンタクトに接続された中心導体を有す
    るとともに、上記一端側に上記通穴に嵌挿されて上記パ
    ネルコンタクトを同心状に包囲する中空筒が形成された
    アンテナ側シェルと、上記アンテナ側シェルおよびパネ
    ル側シェル相互の軸方向の抜けを防止する抜け止め部材
    と、上記アンテナ側シェルおよび上記パネルシェル間に
    介装されて、これら相互の回動位置を保持可能にするス
    プリングと、上記中空筒の先端部及び上記パネルシェル
    間を少なくとも一方に弾性的に摺動接触して電気接続す
    る導電性バネ部材とを備えた回転式同軸コネクタ。
JP1991010363U 1991-02-06 1991-02-06 回転式同軸コネクタ Expired - Lifetime JP2531149Y2 (ja)

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JPH04102591U JPH04102591U (ja) 1992-09-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5957885U (ja) * 1982-10-07 1984-04-16 三菱電機株式会社 同軸ロ−タリジヨイント
JPH0113346Y2 (ja) * 1984-10-31 1989-04-19
JPH064556Y2 (ja) * 1988-05-31 1994-02-02 日本電気株式会社 回転同軸コネクタ

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JPH04102591U (ja) 1992-09-03

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