JP2530514B2 - 液体取水装置 - Google Patents

液体取水装置

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JP2530514B2
JP2530514B2 JP2245895A JP24589590A JP2530514B2 JP 2530514 B2 JP2530514 B2 JP 2530514B2 JP 2245895 A JP2245895 A JP 2245895A JP 24589590 A JP24589590 A JP 24589590A JP 2530514 B2 JP2530514 B2 JP 2530514B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は給水タンク等に取り付ける液体取水装置に関
し、特にタンク上層に溜った高温の液体を優先的に取水
するものに関する。
温水暖房や蒸気ボイラーへ給水する場合においては、
タンクに溜めておいた温水を給水ポンプで給水するので
あるが、タンク内においては比重の差により比較的温度
の高い水は上層に溜り、低温水は下層に溜る。給水ポン
プの取水口はタンク内の水全てを給水する必要からタン
ク下部に取り付けられる。従って、給水ポンプにはタン
ク下層の低温水から優先的に吸水されることとなり、熱
効率上好ましくない。タンク内の水を循環させると水温
は均一化されるが循環させるためのポンプ等が必要とな
り設備費が嵩んでしまう。
従来の技術 従来は例えば、特開昭56−20907号公報に示されてい
るような液体取水装置が用いられていた。これは、タン
ク内に配置する筒体に多数の液体流入口を形成し、該液
体流入口の内側に傾斜受板を連設した弁蓋を配設したも
ので、タンク内に溜る水の水圧と落下水圧によって弁蓋
を自動開閉作動せしめることにより、貯水液の上部液体
のみを優先的に取水するものである。
本発明が解決しようとする課題 上記従来技術のものでは、タンク内の水位によっては
下層の低温水を取水してしまい、完全に上層の高温水を
優先取水できない問題があった。すなわち、タンクの深
さに応じて多数の弁蓋を段階的に取り付けたものであ
り、上部の弁蓋が開いてタンク内の水位が徐々に低下す
ると該弁蓋部から流下する水量が少なくなり、下部の弁
蓋の傾斜受板に作用する落下水圧が小さくなってついに
は下部の弁蓋に作用する水頭圧により下部の弁蓋が開い
て低温水が流下するのである。特にタンクの深さが深く
なり下部の弁蓋に作用する水頭圧が大きくなる程上記の
低温水流下という不都合が生じ易くなる。
従って本発明の技術的課題は、タンクの深さにかかわ
らず、上層の高温水を優先的に且つ確実に取水すること
ができる液体取水装置を得ることである。
課題を解決するための手段 上記の技術的課題を解決するために講じた本発明の技
術的手段は、タンク内に筒状ケーシングを配置し、当該
筒状ケーシングの側面に筒状ケーシングの内外を連通す
る開口部を形成し、筒状ケーシングの下方に取水口を設
けて、タンク内の上部液体を開口部と筒状ケーシング内
と取水口を介して優先的に取水するものにおいて、筒状
ケーシングの外側で上記開口部に対向して開口部を覆う
形状の可撓性の板弁を開口部との間に隙間を設けて配置
すると共に、当該板弁の上部を筒状ケーシングまたはタ
ンクに支持し下部を自由状態で取り付けたものである。
作用 上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
筒状ケーシングの開口部の外側に可撓性の板弁を取り
付けたことにより、水位が上昇するに連れて下方の板弁
には水頭圧が作用し、板弁は筒状ケーシングの開口部へ
押着せしめられ、水が開口部から筒状ケーシング内に流
下することはない。水位の上層部においては、可撓性板
弁に作用する水頭圧が非常に小さいかほとんど無いため
に、板弁は開口部に押着することがなく、従って上層部
においては水が開口部を通り筒状ケーシング内に流下
し、取水口より取水せしめられる。
タンクの深さが深い場合には、下方の板弁に作用する
水頭圧がより大きなものとなり、板弁はより強固に筒状
ケーシングの開口部に密着することになり、下層の低温
水が筒状ケーシング内に流下することがない。
発明の効果 上記の様に本発明によれば、タンクの深さにかかわら
ず、上層の高温水を優先的に且つ確実に取水することが
できる。
実施例 上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する
(第1図及び第2図参照)。
筒状ケーシング1に開口部2を設け、開口部2の外側
で対向した位置に可撓性の板弁3を配して液体取水装置
を形成する。板弁3は上端を筒状ケーシング1に取り付
けた支持ピン4を介して取り付ける。可撓性の板弁3
は、液体の温度が比較的低い場合には合成ゴムやプラス
チック等の軟質材料で製作し、液体の温度が高温の場合
は薄板状のステンレス鋼やアモルファス合金等で製作す
る。あるいは、細い板状の部材を多数組付けて、この板
状部材が滑り変形することにより可撓性を生じるような
蛇腹式のものを用いることもできる。可撓性の板弁3と
開口部2の間に隙間を設けると共に、板弁3の下端は自
由状態で取り付ける。板弁3は開口部2よりも大きくし
て開口部2を覆う形状にする(第2図参照)。筒状ケー
シング1の下方に取水口5を設ける。実際の使用状態は
第1図に示すように、給水タンク10内に液体取水装置を
配置して取水口5から給水タンク10内の水を取水する。
すなわち、給水タンク10内の水位11を境界として、水位
11以下の板弁3部にはその深さに応じた水頭圧が作用す
る。従って、下方の板弁3部は開口部2に密着して液体
筒状ケーシング1内への流下を防止する。水位11付近で
は作用する水頭圧は非常に小さく、可撓性の板弁3を開
口部2へ密着するには至らない(第1図に示す状態)。
従って、水位11付近の上層部に位置する比較的高温の液
体が開口部2から筒状ケーシング1内を通り、取水口5
から取水せしめられる。
本実施例においては開口部2を1箇所設けた例を示し
たが、複数箇所設けることもできる。
また本実施例においては、可撓性の板弁3の上端を筒
状ケーシング1の上部に支持ピン4を介して取り付けた
例を示したが、板弁3は給水タンク10を支持点として取
り付けることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の液体取水装置の実施例の使用状態を示
す断面図、第2図は第1図における液体取水装置のA−
A線断面図である。 1:筒状ケーシング、2:開口部 3:可撓性弁板、4:支持ピン 5:取水口、10:給水タンク

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タンク内に筒状ケーシングを配置し、当該
    筒状ケーシングの側面に筒状ケーシングの内外を連通す
    る開口部を形成し、筒状ケーシングの下方に取水口を設
    けて、タンク内の上部液体を開口部と筒状ケーシング内
    と取水口を介して優先的に取水するものにおいて、筒状
    ケーシングの外側で上記開口部に対向して開口部を覆う
    形状の可撓性の板弁を開口部との間に隙間を設けて配置
    すると共に、当該板弁の上部を筒状ケーシングまたはタ
    ンクに支持し下部を自由状態で取り付けたことを特徴と
    する液体取水装置。
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