JP2530415B2 - 流体ホ―スリ―ル装置 - Google Patents

流体ホ―スリ―ル装置

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JP2530415B2
JP2530415B2 JP5151918A JP15191893A JP2530415B2 JP 2530415 B2 JP2530415 B2 JP 2530415B2 JP 5151918 A JP5151918 A JP 5151918A JP 15191893 A JP15191893 A JP 15191893A JP 2530415 B2 JP2530415 B2 JP 2530415B2
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隆夫 神山
茂 遠藤
康弘 横島
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GETSUTO KK
YOKOSHIMA JUGEN
Shonan Plastic Manufacturing Co Ltd
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GETSUTO KK
YOKOSHIMA JUGEN
Shonan Plastic Manufacturing Co Ltd
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H75/00Storing webs, tapes, or filamentary material, e.g. on reels
    • B65H75/02Cores, formers, supports, or holders for coiled, wound, or folded material, e.g. reels, spindles, bobbins, cop tubes, cans, mandrels or chucks
    • B65H75/34Cores, formers, supports, or holders for coiled, wound, or folded material, e.g. reels, spindles, bobbins, cop tubes, cans, mandrels or chucks specially adapted or mounted for storing and repeatedly paying-out and re-storing lengths of material provided for particular purposes, e.g. anchored hoses, power cables
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体ホースを巻き取る
ための流体ホースリール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人による直接的な作業が困難であるパイ
プライン等においては、遠隔操作される作業用ロボット
によって所要の作業が行なわれる場合がある。
【0003】ところで、上記作業ロボットが例えば油圧
によって駆動される場合、該作業用ロボットへは、流体
制御弁によってその圧力や流量が制御された圧油が流体
ホースを介して供給されるが、流体ホースは流体ホース
リール装置によって巻き取り或いは巻き戻される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、作業用ロボ
ットの制御が複雑であるために多数の流体ホースや流体
制御弁が必要である場合には、流体ホースの巻き取り等
の作業が困難となり、又、多数の流体制御弁の設置場所
の確保に困難を伴う。特に、多数の流体制御弁を最終供
給先の流体ホース先端側に設ける場合には、流体ホース
リール装置は簡素化される反面、流体制御弁が作業用ロ
ボットの作業性を害し、その作業範囲を制限するという
問題がある。
【0005】又、流体制御弁は電気的に制御されるた
め、作業中に電気的なトラブルが生じ易く、特に水を扱
うパイプ或いは湿気の多いパイプ等で防水が不完全であ
る場合には、漏電したり、流体制御弁の制御が不可能と
なることがある。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、流体制御弁を組み込むことに
よってその合理的な配置を実現し、以って流体ホースの
取扱いの容易化、電気的なトラブルの発生防止、作業効
率の向上等を図ることができる流体ホースリール装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、架台に回転自在に支承されたホースリー
ルに流体ホースを巻き取るための流体ホースリール装置
において、前記ホースリールに流体制御弁を固設し、該
流体制御弁への電気の供給をスリップリングを介して行
なうとともに、同流体制御弁に対する流体の供給・排出
をスイベルジョイントを介して行なう構成とし、各流体
制御弁を連結する流体配管を前記ホースリールに固設し
てその開口端を1箇所に束ね、各流体配管の開口端に流
体ホースが接続したことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、流体制御弁はホースリール自
体に固設されるため、多数の流体制御弁であっても、こ
れらを当該流体ホースリール装置自体に組み込むことが
できる。
【0009】従って、流体制御弁の合理的な配置が実現
し、特に流体ホースの先端(流体の最終供給先)に流体
制御弁を設ける場合に比して、当該流体ホースリール装
置の他に流体ホースや流体制御弁を含めた装置全体のコ
ンパクト化が図られ、流体ホースの巻き取り等の作業が
容易化し、作業効率が高められるとともに、流体によっ
て駆動制御されて所定の作業を行なう作業用ロボット等
の作業機の作業性が害されたり、その作業範囲が制限を
受けることがない。
【0010】又、流体制御弁は防水が不完全な場所等に
設置されることがないため、これの電気的なトラブルが
解消され、流体制御弁の安全、且つ、確実な制御が可能
となる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0012】図1は本発明に係る流体ホースリール装置
1の側断面図、図2は図1のA−A線断面図である。
【0013】図示の流体ホースリール装置1において、
2は架台であって、この架台2にはドラム状のホースリ
ール3が回転自在に支承されている。即ち、図2に示す
ように、ホースリール3の左右の壁3a,3bには中空
状のジャーナル軸4,5が外方に向かってそれぞれ突設
されており、ホースリール3は、これらのジャーナル軸
4,5が軸受6,7によって支持されることによって架
台2に回転自在に支承されている。
【0014】又、上記ホースリール3のドラム3c内に
は六角筒状の支持枠8が6枚の支持板9によって支持さ
れて収納されており、該支持枠8の内側には左右一対の
流体制御弁10が3組(即ち、計6個)固設されてい
る。尚、流体制御弁10としては、方向制御弁、圧力制
御弁、流量制御弁、スタック弁、その他が含まれる。
【0015】ところで、上記各流体制御弁10は電気的
に制御され、これはスリップリング11を介して電気の
供給を受ける。
【0016】即ち、上記スリップリング11は、図2に
示すように、前記ジャーナル軸5の外周に固設された電
極11aと、該電極11aの外周に形成された溝に摺接
する電気ブラシ11bとで構成されており、各流体制御
弁10は電気ケーブル12を介して前記電極11aに電
気的に接続されている。又、電気ブラシ11bは電気ケ
ーブル13を介して操作盤14に電気的に接続されてお
り、操作盤14には交流電源15が電気的に接続されて
いる。
【0017】従って、交流電源15からの電気は、操作
盤15、電気ケーブル13、スリップリング11及び各
電気ケーブル12を経て各流体制御弁10に供給され、
これによって各流体制御弁10が電気的に制御される。
【0018】ところで、本実施例では、各流体制御弁1
0は図2に示す油圧ユニット16から供給される圧油の
圧力や流量を制御するためのものであって、図2に示す
ように、油圧ユニット16から各流体制御弁10への圧
油の供給はスイベルジョイント17を介して行なわれ、
各流体制御弁10から油圧ユニット16への圧油の戻し
はスイベルジョイント18を介して行なわれる。
【0019】即ち、油圧ユニット16から導出する油圧
供給管19は、ホースリール3側に固設された油圧供給
配管20に、前記スイベルジョイント17を介して接続
されている。
【0020】上記油圧供給配管20は、前記ジャーナル
軸4を貫通してホースリール3の支持枠8内の中心部に
臨むパイプ20aと、該パイプ20aから径方向外方に
延びるパイプ20bと、支持枠8の内側に沿って配管さ
れて隣接する流体制御弁10の入口側同士を接続するパ
イプ20c,20d,20eと、各流体制御片10から
導出するパイプ20f,20g,20hとで構成されて
おり、パイプ20bは図示のようにパイプ20cに接続
されている。
【0021】尚、上記パイプ20fの開口端は流体制御
弁10から径方向外方に直線的に延出してドラム3cの
外表面に突出しており、他のパイプ20g,20hは流
体制御弁10から出た後、ドラム3cの内側に沿って円
弧状に配管され、これらの開口端は前記パイプ20fの
開口端が突出する部分に集められて同様にドラム3cの
外表面に突出している。
【0022】一方、図2に示すように、油圧ユニット1
6に接続される油圧戻し管21は、ホースリール3側に
固設された油圧戻し配管22に、前記スイベルジョイン
ト18を介して接続されている。
【0023】上記油圧戻し配管22は、各流体制御弁1
0に接続されるパイプ22a,22b,22cと、隣接
する流体制御弁10の出口側同士を接続するパイプ22
d,22e,22fと、パイプ22eから分岐して径方
向内方へ延びるパイプ22gと、該パイプ22gに接続
され、且つ、前記ジャーナル軸5を貫通して水平に延出
するパイプ22hとで構成されている。
【0024】尚、上記パイプ22aは流体制御弁10か
ら径方向外方へ直線的に延出し、その開口端はドラム3
cの外表面に突出しており、他のパイプ22b,22c
は流体制御弁10から出た後、ドラム3cの内側に沿っ
て円弧状に配管され、これらの開口端は前記パイプ22
a及び前記パイプ20f,20g,20hの開口端が突
出する部分に集められて同様にドラム3cの外表面に突
出している。
【0025】又、前記パイプ22d,22e,22f
は、支持枠8の内側に沿って六角形状を成して配管され
ている。
【0026】而して、ホースリール3のドラム3cの外
表面の1箇所に集約される前記パイプ20f,20g,
20h及び22a,22b,22cの開口端には、計1
2本の流体ホース23のそれぞれが接続されており、ホ
ースリール3を回転させることによって、流体ホース2
3はドラム3cの外周に巻き取られ、或いはドラム3c
の外周に巻き取られていた流体ホース23が巻き戻され
て油圧の供給に供される。
【0027】尚、本実施例では、複数の流体ホース23
は、図3に示すように、縒り束ねられており、このよう
にすることによって流体ホース23の曲げ半径を小さく
抑えることができ、又、束ねられたこれらの流体ホース
23の表面に凹凸が形成されるため、これらの取扱性が
改善されるとともに、動力を用いて該流体ホース23を
巻き取るときにもこれらが滑りにくいために好都合であ
る。
【0028】ところで、本実施例は、流体制御弁10に
よってその圧力や流量が制御された圧油を流体ホース2
3を介して不図示の作業用ロボットに供給することによ
って、遠隔操作で作業用ロボットをパイプライン内で駆
動制御し、該作業用ロボットに所定の作業(例えば、木
の根の除去、飛び出し管・パッキン・ライニング材等の
カッティング、付着物の除去、枝管ライニング作業等)
を行なわしめるものであって、流体ホース23の先端に
は不図示の作業用ロボットが接続されている。
【0029】而して、実際の作業においては、当該流体
ホースリール装置1のホースリール3が回転されてこれ
に巻き取られていた流体ホース23が巻き戻され、該流
体ホース23の先部に取り付けられた不図示の作業用ロ
ボットがパイプライン内の所定の作業場所に設置され
る。
【0030】すると、油圧ユニット1からの圧油は、油
圧供給管19、スイベルジョイント17、ホースリール
3側に固設された油圧供給配管20のパイプ20a〜2
0eを経て各流体制御弁10に供給される。ここで、各
流体制御弁10は、前述のように、電気の供給を受けて
その作動が制御されており、これに供給される圧油の圧
力や流量を制御する。
【0031】上記各流体制御弁10によってその圧力や
流量が制御された圧油は、油圧供給配管20のパイプ2
0f〜20h及び流体ホース23を経て不図示の作業用
ロボットに供給され、該作業用ロボットを駆動制御して
これに所要の作業を行なわしめる。
【0032】そして、作業用ロボットの駆動制御に供さ
れた圧油は、流体ホース23を経て流体ホースリール装
置1に戻され、ホースリール3に固設された油圧戻し配
管22のパイプ22a〜22c、各流体制御弁10、パ
イプ22d〜22h、スイベルジョイント18及び油圧
戻し管21を経て油圧ユニット16に戻される。
【0033】而して、以上の経路で圧油を循環せしめる
ことによって、遠隔操作によって作業用ロボットに所要
の作業を連続的に行なわしめることができるが、本実施
例においては、流体制御弁10はホースリール3自体に
固設されるため、複数(本実施例では、6個)の流体制
御弁10であっても、これらを当該流体ホースリール装
置1自体に組み込むことができる。
【0034】従って、流体制御弁10の合理的な配置が
実現し、特に流体ホースの先端(流体の最終供給先)に
流体制御弁を設ける場合に比して、流体ホース23や流
体制御弁10を含めた装置全体のコンパクト化が図ら
れ、流体ホース23の巻き取り等の作業が容易化し、作
業効率が高められるとともに、油圧によって駆動制御さ
れて所定の作業を行なう作業用ロボットの作業性が害さ
れたり、その作業範囲が制限を受けることがない。
【0035】又、流体制御弁10は防水が不完全な場所
等に設置されることがないため、これの電気的なトラブ
ルが解消され、該流体制御弁10の安全、且つ、確実な
制御が可能となる。
【0036】ところで、以上の実施例では、油圧供給管
19、油圧戻し管21をホースリール3の両側に接続し
たが、これらをホースリール3の片側から接続する場合
には、図4に示すように、大径のパイプ22及びスイベ
ルジョイント18内に小径のパイプ20を貫通し、これ
らのパイプ20,22をスイベルジョイント17,18
を介して油圧供給管19、油圧戻し管21にそれぞれ接
続する構成とすれば良い。尚、図4に示す構造は、2種
類の異なる流体(例えば、圧油と圧縮エアー)の供給、
或いは流れ方向が異なる同種の流体の供給に使用するこ
とができる。
【0037】又、図5に示すように、流体ホース23内
に電気ケーブル(又は電気信号ケーブル)24を組み込
めば、電気ケーブル(又は電気信号ケーブル)24の保
護と省スペース、作業性の向上等を図ることができる。
尚、図5において、3はホースリール、3aはドラム、
11はスリップリング、17はスイベルジョイントであ
る。
【0038】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、架台に回転自在に支承されたホースリールに流
体ホースを巻き取るための流体ホースリール装置におい
て、前記ホースリールに複数の流体制御弁を固設し、該
流体制御弁への電気の供給をスリップリングを介して行
なうとともに、同流体制御弁に対する流体の供給・排出
をスイベルジョイントを介して行なう構成とし、各流体
制御弁を連結する流体配管を前記ホースリールに固設し
てその開口端を1箇所に束ね、各流体配管の開口端に流
体ホースを接続したため、複数の流体制御弁の合理的な
配置が可能となり、流体ホースの取扱いの容易化、電気
的なトラブルの発生防止、作業効率の向上等を図ること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流体ホースリール装置の側断面図
である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】流体ホースを縒り束ねた状態を示す部分斜視図
である。
【図4】本発明の変更実施例に係る流体ホースリール装
置要部の破断面図である。
【図5】本発明の変更実施例に係る流体ホースリール装
置要部の破断面図である。
【符号の説明】
1 流体ホースリール装置 2 架台 3 ホースリール 10 流体制御弁 11 スリップリング 17,18 スイベルジョイント 20 油圧供給配管(流体配管) 22 油圧戻し配管(流体配管) 23 流体ホース 24 電気ケーブル,電気信号ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 茂 茨城県岩井市大字富田1431番地株式会社 ゲット内 (72)発明者 横島 康弘 茨城県結城郡石下町大字篠山175−3有 限会社 横島内 (56)参考文献 実開 昭56−68768(JP,U) 実開 昭64−3764(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架台に回転自在に支承されたホースリー
    ルに流体ホースを巻き取るための流体ホースリール装置
    において、 前記ホースリールに複数の流体制御弁を固設し、該流体
    制御弁への電気の供給をスリップリングを介して行なう
    とともに、同流体制御弁に対する流体の供給・排出をス
    イベルジョイントを介して行なう構成とし、各流体制御
    弁を連結する流体配管を前記ホースリールに固設してそ
    の開口端を1箇所に束ね、各流体配管の開口端に流体ホ
    ースが接続したことを特徴とする流体ホースリール装
    置。
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