JP2530026B2 - 車両用フィラチュ―ブ - Google Patents
車両用フィラチュ―ブInfo
- Publication number
- JP2530026B2 JP2530026B2 JP12038289A JP12038289A JP2530026B2 JP 2530026 B2 JP2530026 B2 JP 2530026B2 JP 12038289 A JP12038289 A JP 12038289A JP 12038289 A JP12038289 A JP 12038289A JP 2530026 B2 JP2530026 B2 JP 2530026B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- filler tube
- protector
- general
- cap receiving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ この発明は車両の燃料タンクにガソリン等の燃料を注
入するための車両用フィラチューブに関する。
入するための車両用フィラチューブに関する。
＜従来の技術＞ 第２図は車両用フィラチューブの一従来例を示す図で
ある（実願昭63−85497号参照）。この従来例における
フィラチューブ１のフィラチューブ本体２は合成樹脂に
てブロー成形されたもので、その先端部３には金属製の
キャップ受口部４とプロテクタ部５とで一体的に形成さ
れたフィラネック６が設けてある。このフィラネック６
のうち、キャップ受口部４は更にキャップ７を螺挿する
ための螺筒８と先端部３へ嵌挿するための取付筒９とか
らなっている。すなわち、この取付筒９はフィラチュー
ブ本体２の先端部３へ水密用のＯリング10を介して外挿
されていると共にカシメ部11にて離脱防止が図られた状
態となっている。そして、前記キャップ７を保護するた
めの金属製プロテクタ部５は、先端部３から接続代とし
てＤだけ突出した部分の取付筒９へ溶接にて一体的に接
合されているものである。尚、12はレインフォースで、
前記取付筒９に形成したカシメ部11を内側からバックア
ップするために先端部３の内面に嵌挿されている。
ある（実願昭63−85497号参照）。この従来例における
フィラチューブ１のフィラチューブ本体２は合成樹脂に
てブロー成形されたもので、その先端部３には金属製の
キャップ受口部４とプロテクタ部５とで一体的に形成さ
れたフィラネック６が設けてある。このフィラネック６
のうち、キャップ受口部４は更にキャップ７を螺挿する
ための螺筒８と先端部３へ嵌挿するための取付筒９とか
らなっている。すなわち、この取付筒９はフィラチュー
ブ本体２の先端部３へ水密用のＯリング10を介して外挿
されていると共にカシメ部11にて離脱防止が図られた状
態となっている。そして、前記キャップ７を保護するた
めの金属製プロテクタ部５は、先端部３から接続代とし
てＤだけ突出した部分の取付筒９へ溶接にて一体的に接
合されているものである。尚、12はレインフォースで、
前記取付筒９に形成したカシメ部11を内側からバックア
ップするために先端部３の内面に嵌挿されている。
＜発明が解決しようとする課題＞ しかしながらこのような従来のフィラチューブ１にあ
っては、プロテクタ部５をキャップ受口部４へ一体的に
接続していたため、プロテクタ部５へ何らかの外力が加
わった場合、その外力がキャップ受口部４へ直接伝達さ
れてしまう。そうすると、伝達された外力によりキャッ
プ受口部４にわずかに変形が生じてしまうことがあり、
キャップ７をキャップ受口部４へ螺挿しづらくなった
り、或いはキャップ７にてキャップ受口部４を閉塞した
としても、その閉塞状態（密閉状態）が前記変形により
阻害されてしまうおそれもある。
っては、プロテクタ部５をキャップ受口部４へ一体的に
接続していたため、プロテクタ部５へ何らかの外力が加
わった場合、その外力がキャップ受口部４へ直接伝達さ
れてしまう。そうすると、伝達された外力によりキャッ
プ受口部４にわずかに変形が生じてしまうことがあり、
キャップ７をキャップ受口部４へ螺挿しづらくなった
り、或いはキャップ７にてキャップ受口部４を閉塞した
としても、その閉塞状態（密閉状態）が前記変形により
阻害されてしまうおそれもある。
この発明はこのような従来の技術に着目してなされた
ものであり、プロテクタ部に加わった外力がキャップ受
口部へ直接伝達しない車両用フィラチューブを提供せん
とするものである。
ものであり、プロテクタ部に加わった外力がキャップ受
口部へ直接伝達しない車両用フィラチューブを提供せん
とするものである。
＜課題を解決するための手段＞ この発明の構成を本発明の第１図を参照して説明す
る。すなわち、この発明に係る車両用フィラチューブ
は、合成樹脂製であるフィラチューブ本体20の先端部21
に、キャップ７にて閉塞自在な金属製のキャップ受口部
22がＯリング10を介在させた状態で嵌装され、且つ前記
先端部21が該先端部21の基端部側にある一般部31よりも
薄肉に形成され、該薄肉の先端部21へ移行する部分の一
般部31に斜面31aを形成し、該斜面31aに対してキャップ
７保護用の樹脂製プロテクタ部25を溶着したものであ
る。
る。すなわち、この発明に係る車両用フィラチューブ
は、合成樹脂製であるフィラチューブ本体20の先端部21
に、キャップ７にて閉塞自在な金属製のキャップ受口部
22がＯリング10を介在させた状態で嵌装され、且つ前記
先端部21が該先端部21の基端部側にある一般部31よりも
薄肉に形成され、該薄肉の先端部21へ移行する部分の一
般部31に斜面31aを形成し、該斜面31aに対してキャップ
７保護用の樹脂製プロテクタ部25を溶着したものであ
る。
＜作用＞ プロテクタ部25を、フィラチューブ本体20のキャップ
受口部22よりも基端側の一般部31に一体的に接続してい
るので、プロテクタ部25に加わった外力はフィラチュー
ブ本体20の一般部31にて受け止められ、キャップ受口部
22へは直接伝達されない。
受口部22よりも基端側の一般部31に一体的に接続してい
るので、プロテクタ部25に加わった外力はフィラチュー
ブ本体20の一般部31にて受け止められ、キャップ受口部
22へは直接伝達されない。
また、プロテクタ部25がフィラチューブ本体20と同じ
合成樹脂製とされているため、軽量化ならびにコストダ
ウンを図ることができる。
合成樹脂製とされているため、軽量化ならびにコストダ
ウンを図ることができる。
更に、プロテクタ部25が一般部31の斜面31aへ一体的
に溶着されているため、プロテクタ部25と一般部31との
接続面積が増し、プロテクタ部25の接続強度が高まる。
に溶着されているため、プロテクタ部25と一般部31との
接続面積が増し、プロテクタ部25の接続強度が高まる。
＜実施例＞ 以下この発明の好適な一実施例を第１図に基づいて説
明する。尚、従来例と共通する部分には同一の符号を付
し、重複する説明は省略する。この実施例に係るフィラ
チューブ19のフィラチューブ本体20における先端部21
は、該先端部21よりも基端部Ａ側の部分である一般部31
と比べて薄肉となっており、該一般部31の先端部21へ移
行する部分には斜面31aが形成されている。そして、こ
の先端部21には、金属製のキャップ受口部22が嵌挿して
ある。但し、このキャップ受口部22の取付筒23は、プロ
テクタ部用の接続代を確保する必要がないため、従来に
比べて少ししか（ｄ分しか）突出しておらず、その分だ
け螺筒24がフィラチューブ本体20内へ入り込んだ状態と
なっている。また、プロテクタ部25はフィラチューブ本
体20と同じ合成樹脂製とされており、前記斜面31aへ一
体的に熱溶着してある。従って、プロテクタ部25と一般
部31との接続面積が増し、プロテクタ部25の接続強度が
高まる。
明する。尚、従来例と共通する部分には同一の符号を付
し、重複する説明は省略する。この実施例に係るフィラ
チューブ19のフィラチューブ本体20における先端部21
は、該先端部21よりも基端部Ａ側の部分である一般部31
と比べて薄肉となっており、該一般部31の先端部21へ移
行する部分には斜面31aが形成されている。そして、こ
の先端部21には、金属製のキャップ受口部22が嵌挿して
ある。但し、このキャップ受口部22の取付筒23は、プロ
テクタ部用の接続代を確保する必要がないため、従来に
比べて少ししか（ｄ分しか）突出しておらず、その分だ
け螺筒24がフィラチューブ本体20内へ入り込んだ状態と
なっている。また、プロテクタ部25はフィラチューブ本
体20と同じ合成樹脂製とされており、前記斜面31aへ一
体的に熱溶着してある。従って、プロテクタ部25と一般
部31との接続面積が増し、プロテクタ部25の接続強度が
高まる。
以上のように、プロテクタ部25をキャップ受口部22よ
りも基端部Ａ側の斜面31aへ一体的に接続しているた
め、このプロテクタ部25に何らかの外力が加わったとし
ても、その外力はキャップ受口部22以外の一般部31にて
受け止められることとなり、キャップ受口部22へは直接
伝達されない。また、プロテクタ部25の外力がキャップ
受口部22に伝達されないため、キャップ受口部22と先端
部21との間に挿入されたＯリング10のシール性にも影響
を及ぼすおそれがない。更に、この実施例のフィラチュ
ーブ19は従来に比べ、プロテクタ部25が合成樹脂製であ
る分だけ、軽量化ならびにコストダウンが図られてい
る。
りも基端部Ａ側の斜面31aへ一体的に接続しているた
め、このプロテクタ部25に何らかの外力が加わったとし
ても、その外力はキャップ受口部22以外の一般部31にて
受け止められることとなり、キャップ受口部22へは直接
伝達されない。また、プロテクタ部25の外力がキャップ
受口部22に伝達されないため、キャップ受口部22と先端
部21との間に挿入されたＯリング10のシール性にも影響
を及ぼすおそれがない。更に、この実施例のフィラチュ
ーブ19は従来に比べ、プロテクタ部25が合成樹脂製であ
る分だけ、軽量化ならびにコストダウンが図られてい
る。
＜発明の効果＞ この発明に係る車両用フィラチューブは、以上説明し
てきた如き内容のものであって、プロテクタ部をフィラ
チューブ本体のキャップ受口部よりも基端側の一般部に
一体的に接続しているので、プロテクタ部に加わった外
力がキャップ受口部へ直接的に伝達されることはない。
従って、プロテクタ部へ加わった外力で、キャップによ
るキャップ受口部の閉塞状態（密閉状態）が悪影響を受
けることはない。
てきた如き内容のものであって、プロテクタ部をフィラ
チューブ本体のキャップ受口部よりも基端側の一般部に
一体的に接続しているので、プロテクタ部に加わった外
力がキャップ受口部へ直接的に伝達されることはない。
従って、プロテクタ部へ加わった外力で、キャップによ
るキャップ受口部の閉塞状態（密閉状態）が悪影響を受
けることはない。
また、プロテクタ部がフィラチューブ本体と同じ合成
樹脂製とされているため、軽量化ならびにコストダウン
を図ることができる。
樹脂製とされているため、軽量化ならびにコストダウン
を図ることができる。
更に、プロテクタ部が一般部の斜面へ一体的に溶着さ
れているため、プロテクタ部と一般部との接続面積が増
し、プロテクタ部の接続強度が高まる。
れているため、プロテクタ部と一般部との接続面積が増
し、プロテクタ部の接続強度が高まる。
第１図はこの発明の一実施例に係る車両用フィラチュー
ブを示す断面図、 第２図は従来の車両用フィラチューブを示す断面図であ
る。 ７……キャップ 19……フィラチューブ 20……フィラチューブ本体 21……先端部 22……キャップ受口部 25……プロテクタ部 31……一般部 31a……斜面
ブを示す断面図、 第２図は従来の車両用フィラチューブを示す断面図であ
る。 ７……キャップ 19……フィラチューブ 20……フィラチューブ本体 21……先端部 22……キャップ受口部 25……プロテクタ部 31……一般部 31a……斜面
Claims (1)
- 【請求項１】合成樹脂製であるフィラチューブ本体20の
先端部21に、キャップ７にて閉塞自在な金属製のキャッ
プ受口部22がＯリング10を介在させた状態で嵌装され、
且つ前記先端部21が該先端部21の基端部側にある一般部
31よりも薄肉に形成され、該薄肉の先端部21へ移行する
部分の一般部31に斜面31aを形成し、該斜面31aに対して
キャップ７保護用の樹脂製プロテクタ部25を溶着したこ
とを特徴とする車両用フィラチューブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12038289A JP2530026B2 (ja) | 1989-05-16 | 1989-05-16 | 車両用フィラチュ―ブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12038289A JP2530026B2 (ja) | 1989-05-16 | 1989-05-16 | 車両用フィラチュ―ブ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02299929A JPH02299929A (ja) | 1990-12-12 |
| JP2530026B2 true JP2530026B2 (ja) | 1996-09-04 |
Family
ID=14784825
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12038289A Expired - Fee Related JP2530026B2 (ja) | 1989-05-16 | 1989-05-16 | 車両用フィラチュ―ブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2530026B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5582435A (en) * | 1994-07-27 | 1996-12-10 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Resin pipe provided with retainer fitting |
| SE511623C2 (sv) * | 1997-02-12 | 1999-11-01 | Saab Automobile | Anordning vid bränslesystem i ett fordon |
| US8403372B2 (en) | 2005-10-27 | 2013-03-26 | Ipex Technologies Inc. | Reinforcing ring for a plastic fitting and plastic fitting incorporating a reinforcing ring |
| CA2524768C (en) | 2005-10-27 | 2012-07-31 | Ipex Inc. | Reinforcing ring for a plastic fitting and plastic fitting incorporating a reinforcing ring |
-
1989
- 1989-05-16 JP JP12038289A patent/JP2530026B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02299929A (ja) | 1990-12-12 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6402155B2 (en) | Sealing grommet, and methods of assembling said grommet and forming a waterproof seal between wires of a wire harness within said grommet | |
| JPH032091B2 (ja) | ||
| EP0827914B1 (en) | Fuel cap | |
| JP2530026B2 (ja) | 車両用フィラチュ―ブ | |
| JP3386995B2 (ja) | 燃料キャップ | |
| EP0869028A3 (en) | Fuel tank cap | |
| JP3389850B2 (ja) | 燃料キャップ | |
| GB2306616A (en) | Mounting eye | |
| US5246132A (en) | Motor vehicle fuel tank filler neck blanking cover with a detachable grip web | |
| CN216077281U (zh) | 一种尿素罐远程加注口组件 | |
| US6446686B2 (en) | Filler pipe | |
| JP2534573B2 (ja) | フユ―エルキヤツプ | |
| JPH0314938A (ja) | 緩衝器のブラケット固定方法 | |
| JP4075597B2 (ja) | バッテリポジティブカバー | |
| JPH11301290A (ja) | 燃料タンク用キャップ | |
| JPH0534259Y2 (ja) | ||
| JP2552441B2 (ja) | 自動車のバツクドア用ガスステ− | |
| JPH0546500Y2 (ja) | ||
| JPS6062327U (ja) | 自動車用フイラ−チユ−ブ | |
| JPS648425U (ja) | ||
| KR200273408Y1 (ko) | 차량의 크래쉬 패드 조립구조 | |
| US20040238032A1 (en) | Expansion container for a fuel tank | |
| JPH1026172A (ja) | 液体封入式マウント | |
| JPH0718085Y2 (ja) | 車両用灯具 | |
| JP2537858Y2 (ja) | リザーバ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |