JP2529618B2 - ロ―ルペン - Google Patents

ロ―ルペン

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JP2529618B2
JP2529618B2 JP2289670A JP28967090A JP2529618B2 JP 2529618 B2 JP2529618 B2 JP 2529618B2 JP 2289670 A JP2289670 A JP 2289670A JP 28967090 A JP28967090 A JP 28967090A JP 2529618 B2 JP2529618 B2 JP 2529618B2
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義人 安久津
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義人 安久津
安久津 昌義
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K8/00Pens with writing-points other than nibs or balls
    • B43K8/20Pens with writing-points other than nibs or balls with roller writing-points

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、筆記具における一般的なボールペンにお
ける筆記部であるボールの形状を、楕円球にしたロール
を筆記部としたロールペンに関するものである。
〔従来の技術〕
従前よりボールペンのボールは真球体であることが唯
一絶対の要件であった。
〔発明が解決しようとする課題〕 前記したように、従前よりボールペンのボールは、真
球体であるがために、運筆方向の縦・横・斜め等、如何
なる方向に対しても、同一抵抗をもって筆記することを
可能とする反面、その記跡も同一太さの線体で表現され
たものである。
これら、表現形態は、毛筆をはじめ、万年筆やペンの
いわゆる先割ペンのように運筆方向によって描かれる線
体の太さが異なって、特に日本国で用いられる「国文
字」の記載にはそれなりの「あじ」の表現が自在であっ
た。
ところがボールペンにおいては、前述の通り運筆方向
に関係なく、記載形態は同一筆圧抵抗で描けることによ
って均一線体で形成されるため、特に日本文字において
は「あじ」のない無味乾燥の文字のみが表現される。
また、ボールペンは、その運筆方向の如何に拘わら
ず、前述のように、全方位均一の筆圧で描かれるため、
フリーハンドによる直線表現を期待する際には、均一な
要筆圧が災いとなり、不安定な微細多曲線となる。
また更に、前記したボールペン以外の筆記具、特に万
年筆においても欠点があり、キャップを外したまま、不
使用状態が短時分でも続行すれば、インクが凝固し、再
使用時に即応し難い面があるため、例え短時分でも不使
用となった時点では、常にキャップを施してペン先の乾
燥を防止しなければならない煩わしさが存在した。
これら、先割ペンの致命的欠点に対し、現在のボール
ペンはインクの精度向上によって如何なる場合でも即使
用を可能にする利点がある。
これらの先割ペンの利点と欠点・ボールペンの利点と
欠点において両者の欠点を除去し双方の長所を合体した
ものを開発し、楕円球としたロールにしたロールペンを
目的としたものである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、筆記部を楕円球体のロールとし、該ロー
ルの長軸方向で両端の小半径部をボールチップで回転自
在に拘持枢着し、該ロールにおける長半径の球面に、溝
と凸条とよりなる凹凸条状を長軸に対して斜状となるよ
うに刻設してなるものである。
〔作用〕
この発明のロールペンのロールは、楕円球体とし、し
かも、該ロールの長軸方向の両端部に形成された小半径
部をボールチップによって枢支されるとともに、液密に
抱着されたものであるから、該ロールの回転方向は、従
前のボールペンの真球のボールにおける全方位と異な
り、制約を受ける一方向の往復運動のみが運筆上最も低
抵抗によって行い得るもので、従って、記載しようとす
る紙等とロールとの接触形態は、楕円球における長半径
の弧面となることによって、インクの表面張力で太い線
を描くことができる。また、筆圧によって多様な太さの
線を引くことができる。
ペン軸を上記状態に変化を与えることなくロールの回
転方向に反する斜状に運筆すれば、その筆跡線は、長軸
方向の当接幅に対する斜め角度の投影幅となり、従っ
て、同じ筆圧でも、縦・横・斜めの各方向に応じて多様
な太さの線を描くことができる。
また、楕円球体の長軸方向に線を引く際にもロールが
回転するように、楕円球体の球面円周に、該楕円球体の
長軸xに対して斜角をなす複数の凹凸条状が形成されて
いる。
この凹凸条状は、紙面との摩擦抵抗により、ロールに
ねじれを与え、これにより、ロールの回転を促すための
手段で、楕円球体のロールを紙面に当接して長軸方向に
引くと、ロールの表面の凹凸条状が抵抗となるが、この
凹凸条状はロールの長軸方向に傾斜して形成されている
ので、凹凸条状と紙面の摩擦抵抗によりロールに回転力
が付与され、その結果、インクのついた新しい球体表面
が次々と紙面に接触することになり、連続した線が描か
れる。
なお、この場合、ロールと紙面の接触面は運筆方向に
向けて伸びる楕円形であるからインクの保持面が長くな
り、かすれが生じにくい。
このようにして、ロールの回転可能方向から運筆に要
する抵抗の増減によって、運筆方向によって自らペンの
運筆運動量が均一では描けないために、作字形態に応じ
た不均一の運筆運動が要求される。
これを更に詳述すれば、「日本文字」(「漢字」なら
びに「かな」)の一文字記載中、運筆力の強弱の変化が
幾度となく要求され、その感覚はあたかも毛筆の運筆に
極似した運筆形態が要求される。
そして、描かれる文字においても一文字中、その部所
部所に応じた箇所において線の太さを異にする形態が形
成されるものである。
また更に、本発明のロールペンは、前記した日本文字
の外、欧米文字のアルファベットの筆記体の「つづり」
は、その殆どを曲線をもって構成されるものであり、運
筆の方向により、つづり線の微妙な細・太が優雅に表現
することができ、あたかも広告文字、あるいは「花文
字」と称される運筆の強弱をことさら強調した文字に極
似する筆線をもって顕わすことができる。
更にまた、楽譜への採譜、あるいはイラスト原図製作
にも最適である。
〔実 施 例〕
次に、この発明の実施例を図面とともに説明すれば、
楕円球体(1)をロールとし、該ロールの長軸(x)方
向で両端の小半径部(2)をボールチップ(3)で回転
自在に抱持枢着し、楕円球体(1)のロールにおける長
半径の球面(4)に、溝と凸条とよりなる凹凸条状
(5)を長軸(x)に対して斜状となるように刻設して
なるものである。
楕円球体(1)のロールの支持手段において、該ロー
ルの長軸(x)方向で、両端の小半径部(2)より枢軸
(2a)を前記長軸(x)方向に突出し、該枢軸(2a)を
ボールチップ(3)で回転自在に枢着するものである。
また、楕円球体(1)のロールにおける他の支持手段
は、該ロールの長軸(x)方向で両端の小半径部(2)
より円錐形軸(2b)を前記長軸(x)方向に突出し、該
円錐形軸(2b)をボールチップ(3)で回転自在に枢
着してなるものである。
更に、第3番目の発明は、楕円球体(1)のロールに
おいて、該ロールの長軸(x)方向で両端の小半径部
(2)より円錐形軸(2b)を前記長軸(x)方向に突出
し、該円錐形軸(2b)をボールチップ(3)で回転自在
に枢着して成るものである。
また更に、第4番目の発明は、前記した第1の発明、
第2の発明ならびに第3のそれぞれの発明において、楕
円球体(1)のロールにおける長半径の球面(4)に、
溝と凸条とよりなる凹凸条状(5)を長軸(x)に対し
て斜状となるように刻設して成るもので、この凹凸条状
(5)は、第1図および第2図示のように平面視谷型
(あるいは山型)でもよく、また、第7図のように片流
れ斜状でもよく、これら斜状の刻設状態は任意である。
更に、第8図および第9図は本発明によるロールペン
の作用の説明図で、第8図における(a1)、(a2)は楕
円球体(1)が紙面に接触した状態時の筆圧の大小によ
る接触面積幅を示すものであり、また第9図示の(A)
は、楕円球体(1)における長軸(x)に直交する方向
の運筆方向を示す矢印であり、(a)は運筆方向矢印
(A)における筆跡幅、(B)は楕円球体(1)の長軸
(x)方向への運筆方向を示す矢印であり(b)はその
筆跡幅を示すもので、更に、(C)は楕円球体(1)の
長軸(x)に対し斜状の運筆方向を示す矢印で、(c
1)、(c2)はその筆跡幅を示すものである。
特に、前記した矢印(B)方向の運筆時においては、
また、楕円球体(1)が回転するように、楕円球体
(1)の球面円周に、該楕円球体(1)の長軸(x)に
対して斜角をなす複数の谷型あるいは片流れの凹凸条状
(5)が形成されているので、該凹凸条状(5)は、紙
面との摩擦抵抗により、楕円球体(1)にねじれを与
え、これにより、楕円球体(1)の回転を促すための手
段で、楕円球体(1)のロールを紙面に当接して長軸
(x)の矢印(B)方向に引くと、ロールの表面の凹凸
条状(5)が抵抗となるが、凹凸条状(5)は楕円球体
(1)の長軸(x)方向に対し傾斜して形成されている
ので、凹凸条状(5)と紙面の摩擦抵抗により楕円球体
(1)に回転力が付与され、その結果、インクのついた
新しい球体表面が次々と紙面に接触することになり、少
なくとも筆跡幅(b)の連続した線が描かれ、なお、こ
の描線時、楕円球体(1)と紙面の接触面は運筆方向
(B)に向けて延びる楕円形であるからインクの保持面
が長くなり、かすれが生じにくい作用を呈するようにし
たものである。
〔発明の効果〕
この発明は以上のようにロールペンのロールを、ロー
ルにおける長半径の球面に、溝と凸条とよりなる凹凸条
状を長軸に対して斜状となるように刻設してなるもので
あるから、全方位の運筆方向でも該ロールは紙面との抵
抗、筆軸の傾斜、筆圧等の相乗的作用により回転し、イ
ンクを常に滑らかに供給し、筆圧に準じた太・細、強・
弱、かすれ等の所望する筆記文字を表現することができ
る。
また、一般通常のボールペンにおける真球のボール
は、その5割強をボールチップで抱着している形態に反
し、有軸の楕円球体とすることにより、その回転軸をボ
ールチップで軸支することにより、従前一般のボールペ
ンより軽快な回転運動が得られ、また前記回転軸によっ
て、その運筆方向を規制することにより、運筆に要する
抵抗値に変化を要求させることと、また、楕円球体のロ
ールの長軸に対して斜状の凹凸条状を設けたことによ
り、楕円球体のロールの長軸方向への描線も可能とな
り、かつまた、ロールの回転方向によって字線の太細を
形成できることにより、毛筆ならびに先割ペン同様に作
字形態を日本国文字をはじめ、欧米文字の筆記体におい
て線の強弱を強調された優雅な情緒ある文字表現を顕わ
すことができるとともに、楽譜の採譜時、あるいはイラ
ストなどの製作表現を豊かにすることができる効果ある
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はボールチップで小半径部を枢支された楕円球体
の正面図、第2図はボールチップで抱接された楕円球体
の側面図、第3図はボールチップで枢軸を枢支された楕
円球体の正面図、第4図はボールチップで円錐形軸を枢
支された楕円球体の正面図、第5図は枢軸部を示す楕円
球体の部分的拡大正面図、第6図は円錐形軸を示す楕円
球体の部分的拡大正面図、第7図は楕円球体の表面に楕
円球体の長軸に対し片流れの斜状の凹凸条状を設けたロ
ールの平面図、第8図は楕円球体における筆圧差異で生
じる紙面との接触面の状態を説明するための作用図、第
9図は運筆方向の作用説明図である。 (1)……楕円球体、(2)……小半径部、(2a)……
枢軸、(2b)……円錐形軸、(3)……ボールチップ、
(4)……球面、(5)……凹凸条状。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筆記部を楕円球体のロールとし、該ロール
    の長軸方向で両端の小半径部をボールチップで回転自在
    に抱持枢着し、該ロールにおける長半径の球面に、溝と
    凸条とよりなる凹凸条状を長軸に対して斜状となるよう
    に刻設してなることを特徴とするロールペン。
JP2289670A 1990-10-26 1990-10-26 ロ―ルペン Expired - Lifetime JP2529618B2 (ja)

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EP91309893A EP0482950A1 (en) 1990-10-26 1991-10-25 Roll-point pen
US07/947,360 US5251991A (en) 1990-10-26 1992-09-18 Roll-point pen

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JPH0615996A JPH0615996A (ja) 1994-01-25
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