JP2529363B2 - 過塩基金属スルホン酸塩組成物 - Google Patents

過塩基金属スルホン酸塩組成物

Info

Publication number
JP2529363B2
JP2529363B2 JP63256877A JP25687788A JP2529363B2 JP 2529363 B2 JP2529363 B2 JP 2529363B2 JP 63256877 A JP63256877 A JP 63256877A JP 25687788 A JP25687788 A JP 25687788A JP 2529363 B2 JP2529363 B2 JP 2529363B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon atoms
alkyl groups
alkyl group
component
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63256877A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0284493A (ja
Inventor
フレデリック マーシュ ジョン
ローラン マリー ヴェルネ マルク
ウィリアム ヘイミー グラハム
Original Assignee
エクソン ケミカル パテンツ インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エクソン ケミカル パテンツ インコーポレーテッド filed Critical エクソン ケミカル パテンツ インコーポレーテッド
Publication of JPH0284493A publication Critical patent/JPH0284493A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2529363B2 publication Critical patent/JP2529363B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10MLUBRICATING COMPOSITIONS; USE OF CHEMICAL SUBSTANCES EITHER ALONE OR AS LUBRICATING INGREDIENTS IN A LUBRICATING COMPOSITION
    • C10M159/00Lubricating compositions characterised by the additive being of unknown or incompletely defined constitution
    • C10M159/12Reaction products
    • C10M159/20Reaction mixtures having an excess of neutralising base, e.g. so-called overbasic or highly basic products
    • C10M159/24Reaction mixtures having an excess of neutralising base, e.g. so-called overbasic or highly basic products containing sulfonic radicals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07GCOMPOUNDS OF UNKNOWN CONSTITUTION
    • C07G99/00Subject matter not provided for in other groups of this subclass
    • C07G99/002Compounds of unknown constitution containing sulfur
    • C07G99/0024Overbased compounds

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Lubricants (AREA)
  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属アルキルアリールスルホン酸塩、その潤
滑油添加剤としての使用、該組成物を含む潤滑油、該組
成物の製造に有用な中間体に関する。
本明細書において単に金属アルキルアリールスルホン
酸塩または金属スルホン酸塩という用語はいずれもそれ
ぞれの中性塩または過塩基塩の両方をいう。
中性及び過塩基金属アルキルアリールスルホン酸塩は
潤滑剤中で用いられることが知られている。“過塩基”
という用語はスルホン酸基よりも化学量論的に大きい量
で存在する金属塩を記述するために用いられる。かかる
過塩基スルホン酸塩は、通常、アルキルアリールスルホ
ン酸、本質的にアルキルアリールスルホン酸のための有
機溶媒からなる反応媒質、化学量論的に過剰な金属塩基
及び促進剤を含む反応混合物を二酸化炭素で処理するこ
とによって製造される。過塩基化されたアルキルアリー
ルスルホン酸の例には、モノエイコサン置換ナフタレン
スルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、ジドデシル
ベンゼンスルホン酸、ジノニルベンゼンスルホン酸、ジ
ラウリルβ−ナフタレンスルホン酸、n−オクタデシル
ベンゼンスルホン酸、分枝鎖C24アルキルベンゼンスル
ホン酸及び多くの他のスルホン酸が含まれる。
中性及び過塩基アルキルアリールスルホン酸塩は例え
ばエンジンの清浄性を改良する作用がある潤滑剤中の防
錆及び清浄剤添加剤として有用であることも知られてい
る。燃料の燃焼中、酸性物質が生成され、この酸性物質
はエンジンの腐食及び潤滑剤の酸化をひき起こし、順次
に析出物の生成に導く可能性がある。過塩基スルホン酸
塩の高度のアルカリ度には、これらの酸性物質を中和し
かつ有害な酸性の影響をなくすかあるいは少なくとも強
く減少させるために用いられる。エンジン特にディーゼ
ルエンジンの発展は潤滑剤に対してより苛酷な要求を課
しており、従って、改良された過塩基金属スルホン酸塩
組成物が要望されている。
ある用途では、過塩基金属スルホン酸塩とフェノキシ
ドとの組み合わせが潤滑剤中の添加剤(清浄剤/防止
剤)として用いられる。この組み合わせについての問題
の1つはスルホン酸塩とフェノキシドとが貯蔵中に相互
作用して沈殿する傾向があることである。
従って、本発明の目的は新規の過塩基金属スルホン酸
塩組成物を提供することである。潤滑剤機能流体及び燃
料を含む油性組成物に使用するための改良された防食活
性を有する過塩基金属スルホン酸組成物を提供すること
も本発明の1つの目的である。ディーゼルエンジンに於
ける析出物の生成を防止または少なくとも強く減少する
ために用いることができる過塩基金属スルホン酸塩組成
物を提供することも本発明の1つの目的である。潤滑剤
の添加剤としてフェノキシドと組み合わせて使用すると
き沈殿を起こさない過塩基金属スルホン酸塩組成物を提
供することは本発明のもう1つの目的である。これらの
過塩基スルホン酸塩組成物及び中性金属スルホン酸塩の
製造のための中間体を提供することも本発明の1つの目
的である。
1つの面に於て、本発明は、 (A)アルキル基の1個は少なくとも40の平均炭素原子
を含むが残りのアルキル基は10未満の炭素原子を含む、
1〜3個のアルキル基を含む少なくとも1種の金属アル
キルアリールスルホン酸塩と、 (B)アルキル基の1個は10〜33の平均炭素原子数を含
むが残りのアルキル基は10未満の炭素原子を含む、1〜
3個のアルキル基を含む少なくとも1種の金属アルキル
アリールスルホン酸塩と を含む過塩基金属スルホン酸塩組成物を提供する。
以下、“長鎖アルキル基”という用語は少なくとも40
の平均炭素原子数を含むアルキル基について用いられ
る。“中長鎖アルキル基”という用語は10〜33の平均炭
素原子数を含むアルキル基について用いられる。“短鎖
アルキル基”という用語は10未満の炭素原子を含むアル
キル基について用いられる。これらのアルキル基は必ず
しも連鎖である必要はなく、線状、分枝または環式アル
キル基であることができる。通常、これらのアルキル基
は飽和アルキル基であるが、ある程度の不飽和を含むこ
ともできる。
本発明の組成物はアルキルアリールスルホン酸塩の長
鎖及び中長鎖アルキル残基の特殊な大きさ分布を特徴と
し、その分布は亜鈴分布と呼ばれる。
第1図はこの亜鈴分布の1例の概略図である。長鎖及
び中長鎖残基の大きさ分布は少なくとも2つの最大を有
し、1つは40以上の炭素原子の大きさであり、もう1つ
は10〜33炭素原子の大きさである。この分布はこれらの
最大間に少なくとも1つの最小を有する。
多くの場合、例えば混合物中に用いられるスルホン酸
がそれらの長鎖及び中長鎖アルキル残基の大きさ以外は
等しいときには、アルキル残基の大きさの亜鈴分布は同
様な分子量分布によって反映される。亜鈴型分子量分布
を有するアルキルアリールスルホン酸塩の混合物は本発
明の1つの好ましい実施態様である。
驚くべきことには、長鎖アルキルアリールスルホン酸
塩(A)と中長鎖アルキルアリールスルホン酸塩(B)
との組み合わせは幾つかの有利な効果を生ずる。過塩基
中長鎖アルキルアリールスルホン酸塩(B)単独と比べ
て、(A)+(B)の組み合わせは改良された防食効果
を有し、良好なエンジン清浄性性能を示し、かつフェノ
キシドと共に用いられたとき沈殿を生じない。
本発明の組成物中の過塩基金属スルホン酸塩は任意の
適当な過塩基化方法によって製造することができ、かか
る方法は技術上既知である。
かかる方法は、通常、油溶性スルホン酸塩またはアル
キルアリールスルホン酸を含む混合物を存在するスルホ
ン酸の完全中和に所要な量よりも過剰のアルカリ及び
(または)アルカリ土類金属化合物と共に加熱しかつ所
望の過塩基化を与えるために過剰の金属を二酸化炭素と
反応させて分散された炭酸塩複合物を生成させることか
らなる。大過剰の金属を含むことを助けるために中和工
程で“促進剤”を用いることは既知であり、かつかかる
組成物の製造にとって好ましい。促進剤として有用な化
合物の例には、フェノール、ナフトール、アルキルフェ
ノール、チオフェノール、硫化アルキルフェノールのよ
うなフェノール系化合物、及びフェノール系物質とホル
ムアルデヒドとの縮合生成物;メタノール、2−プロパ
ノール、オクタノール、セロソルブ、カルビトール、エ
チレングリコール、ステアリルアルコール及びシクロヘ
キサンのようなアルコール;並びにアニリン、フェニレ
ンジアミン、フェノチアジン、フェノールβ−ナフチル
アミン及びドデシルアミンのようなアミンが含まれる。
スルホン酸は典型的にはアルキル置換芳香族炭化水素、
例えばベンゼン、トルエン、キシレン、ナフタレン、ジ
フェニル及びクロロベンゼン、クロロトルエン、クロロ
ナフタレンのようなハロゲン誘導体のアルキル化によっ
て得られるアルキル置換芳香族炭化水素のスルホン化に
よって得られ、その結果スルホン酸残基は芳香族核へ結
合する。ベンゼン、トルエン、ナフタレンが好ましく、
ベンゼンが特に好ましい。アルキル化は触媒の存在下に
於てアルキル化剤(例えばハロパラフィン、パラフィン
の脱水素によって得られるオレフィン及びポリオレフィ
ンが典型的に用いられる)で行われる。
(A)及び(B)を含む本発明の組成物は、適当なア
ルキルアリールスルホン酸の混合物を過塩基化するかあ
るいは個々のアルキルアリールスルホン酸を別々に過塩
基化し、次いで過塩基生成物を混合することによって製
造することができる。前者の場合には、スルホン酸の混
合物はアルキル芳香族化合物の混合物のスルホン化によ
るかあるいは別々に製造したアルキルアリールスルホン
酸の混合によるかのいずれかで製造することができる。
本発明の組成物のASTM D2896で測定した全アルカリ
価(TBN)は好ましくは少なくとも20、より好ましくは3
0〜500の範囲、特に好ましくは250〜350の範囲である。
組成物中に存在する金属は通常リチウム、ナトリウ
ム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチ
ウム、またはバリウムのようなI族金属またはII族金属
である。これらの金属の組み合わせを用いることも可能
である。アルカリ土類金属、特にカルシウム及びマグネ
シウムが好ましい。これらのアルキルアリールスルホン
酸を中和してスルホン酸塩を与えるのに用いることがで
きるアルカリ土類金属化合物には、これらの金属の酸化
物及び水酸化物、アルコキシド、炭酸塩、カルボン酸
塩、硫化物、水硫化物、硝酸塩、硼酸塩及びエーテルが
含まれる。例は酸化カルシウム、水酸化カルシウム、酢
酸マグネシウム及び硼酸マグネシウムである。上述した
ように、アルカリ土類金属化合物はアルキルアリールス
ルホン酸の完全中和に所要な量よりも過剰に用いられ
る。一般に、この量は完全中和のために所要な金属の化
学量論量の約100〜220%の範囲である。
成分(A)は上に挙げた有利な効果を生ずるのに充分
な量で組成物中に存在しなければならない。通常、成分
(A)は組成物の10〜99重量%を構成し、残りは(B)
である。
成分(A)中の長鎖アルキル基は分枝アルキル基であ
ることが好ましい。特に好ましいものは少なくとも50の
平均炭素原子数を含む分枝長鎖アルキル基である。通
常、分枝長鎖アルキル基はC18〜C200アルキル基から選
ばれるアルキル基の混合物である。かかるアルキル基
は、例えば既知の方法を用いるプロピレンまたはブチレ
ン、特にn−ブテンの重合によって製造することができ
る。成分(B1)では、アリール基はC15〜C40分枝鎖アル
キル基から選ばれ、平均炭素原子数が15〜33であるアル
キル基で置換されている。成分(B2)はC10〜C30直鎖ア
ルキル基を含むアルキルアリールスルホン酸塩である。
成分(B1)及び(B2)は純粋な化合物でも化合物の混合
物でもよい。好ましくは、成分(B1)は分枝中長鎖アル
キル基の混合物からなるが、成分(B2)は実質的に純粋
な化合物であり、すなわち成分(B2)の全分子は同じ中
長直鎖アルキル基を含む。中長直鎖アルキル基はC15〜C
25直鎖アルキル基から選ばれることが特に好ましい。あ
る用途には、(A)、(B1)及び(B2)を含む組成物が
特に適当である。
随意に、成分(A)及び(B)は長鎖または中長鎖ア
ルキル基に加えて1種又は2種の短鎖アルキル基を含
む。好ましい短鎖アルキル基はメチル及びエチルであ
る。
異なる用途には、成分(A)、(B1)及び(B2)の異
なる比率が好ましい。潤滑油への防食用添加剤としては
20〜80重量%の成分(A)、10〜60重量%の成分(B
1)、及び10〜40重量%の成分(B2)を含む組成物がが
特に適当であり、すなわちこの用途には3成分組成物の
使用が好ましい。
本発明に過塩基スルホン酸塩をフェノキシドと併用す
る場合には、それぞれ成分(A)と(B1)または(A)
と(B2)の2成分混合物でも、(A)、(B1)及び(B
2)の3成分混合物でもよい。40重量%までの成分(B
1)及び80重量%までの成分(B2)を用いることができ
る。成分(A)の比率は成分(B2)の比率によって決定
される。成分(A)は組成物の(60−x/2)〜99重量%
を構成する。ここでxは成分(B2)の濃度である。第1
表は成分(A)の濃度と成分(B2)の濃度との間の関係
を示す。
第 1 表 B2の重量% Aの重量% 0 60〜99 20 50〜99 40 40〜99 60 30〜99 80 20〜99 組成物が燃焼室及びピストン清浄性を改良するために
ディーゼルエンジン潤滑油への添加剤として用いられる
場合には同じ比率が好ましい。この用途には、モノアル
キルベンゼンスルホン酸塩の混合物が特に適当である。
本発明はアルキルアリールスルホン酸の中性塩(すな
わち過塩基化されなかった塩)にまで及ぶが、これらの
塩は幾らかの固有の塩基性を有していてもよい。
本発明の組成物はエンジン用潤滑剤、自動車用トラン
スミッション流体、トラクターオイル、燃料及び過塩基
スルホン酸塩の清浄剤及び(または)防止性能が有益で
あるコーティングのような広範囲の油性組成物に用いる
ことができる。
これらの潤滑油調合物は、通常、調合物に要求される
特性を与える数種の異なる型の添加剤を含む。これらの
型の添加剤の中には、(i)長鎖炭化水素置換モノ及び
ジカルボン酸またはそれらの無水物の油溶性塩、アミ
ド、イミド、オキサゾリン及びエステル、(ii)直接結
合したポリアミンを有する長鎖脂肪族炭化水素、及び
(iii)約1モル比の長鎖炭化水素置換フェノールと約
1〜2.5モルのホルムアルデヒド及び約0.5〜2モルのポ
リアルキレンポリアミンとの縮合によって生成されるマ
ンニッヒ縮合生成物のような無灰分散剤;粘度指数向上
剤;流動点降下剤;ェジヒドロカルビルジチオ燐酸の金
属塩のような耐摩耗剤が含まれる。
潤滑油組成物に用いられる基油は適当な粘度の天然ま
たは合成油でよい。天然油には動物油及び植物油(例え
ばヒマシ油、ラード油)、液体石油及び水素化精製、溶
剤処理または酸処理されたパラフィン系、ナフテン系及
び混合パラフィン−ナフテン型の鉱物潤滑油が含まれ
る。石炭または頁岩から誘導される潤滑用粘度の油も有
用な基油である。合成油にはアルキレンオキシドポリマ
ー及びインターポリマー並びに末端ヒドロキシル基がエ
ステル化またはエーテル化によって変性されているこれ
らの誘導体、ジカルボン酸のエステル、ポリアルキル
−、ポリアリール−、ポリアルコキシ−、またはポリア
リールオキシシロキサン油及びシリケート油(silicate
oils)のような珪素ベース油が含まれる。
本発明の新規組成物は粘度指数向上剤と共に多目的用
(multi−grade)潤滑油を形成するために用いられる。
粘度改良剤(viscosity modifier)は潤滑油に高温及び
低温作動性を与え、潤滑油を高温に於て比較的粘稠のま
まにしておくことができ、かつ低温に於ても受容できる
粘度すなわち流動性を示す。粘度改良剤は一般にポリエ
ステルを含む高分子量炭化水素ポリマーである。好まし
い炭化水素ポリマーは15〜90重量%のエチレン、好まし
くは30〜80重量%のエチレンと10〜85重量%、好ましく
は20〜70重量%の1種以上のC3〜C28、好ましくはC3〜C
18、より好ましくはC3〜C8α−オレフィンとを含むエチ
レンコポリマーである。本質的ではないが、かかるコポ
リマーは、好ましくは、X線及び示差走査熱量測定で測
定されるとき25重量%未満の程度の結晶化度を有する。
エチレンとプロピレンとのコポリマーが最も好ましい。
エチレン、該C3〜C28α−オレフィン及び非共役ジオレ
フィンまたはかかるジオレフィンの混合物のターポリマ
ー、テトラポリマーなども用いることができる。粘度改
良剤は分散性の付加のような他の性質または機能を含む
ように誘導体化されることもできる。これらの油溶性粘
度改良用(viscosity modifiying)ポリマーは、ゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィーまたはオスモメトリ
ーで測定するとき、一般に103〜106、好ましくは104〜1
06、例えば20,000〜250,000の数平均分子量を有する。
本発明に有用な酸化防止剤には米国特許第2,139,766
号、第2,198,828号、第2,230,542号、第2,836,565号、
第3,285,854号、第3,538,166号、第3,844,956号及び第
3,951,830号(これらの特許は参照文として本明細書に
含まれるものとする)中に記載されているような硫化ア
ルキルフェノール及び油溶性銅化合物が含まれる。任意
の適当な油溶性銅化合物を用いることができる。油溶性
とはその化合物が通常の混合条件下で油または添加剤パ
ッケージ中に油溶性であることを意味する。銅化合物は
第一銅形でも第二銅形でもよい。銅は、例えばジヒドロ
カルビルチオ−またはジチオ−燐酸銅、合成または天然
のカルボン酸の銅塩、及びジチオカルバミン酸銅の形で
あることができる。有用な銅化合物の例はアルケニルコ
ハク酸または無水物の銅〔CuI及び(又は)CuII〕塩で
ある。塩自体は塩基性、中性または酸性であることがで
きる。
本発明に用いられる銅酸化防止剤は安価でありかつ低
濃度で有効であるので、生成物の価格を実質的に上げる
ことはない。得られる結果は、しばしば、高価格であり
かつ高濃度で用いられる従来使用の酸化防止剤で得られ
る結果よりも良好である。用いられる量に於て、銅化合
物は潤滑用組成物の他の成分の性能を妨害しない。
潤滑油組成物中には銅酸化防止剤の任意の有効量を添
加することができるが、かかる有効量は潤滑油組成物の
重量に対して約5〜500〔より好ましくは10〜200、さら
により好ましくは10〜180、最も好ましくは20〜130(例
えば90〜120)〕ppmの銅酸化防止剤の量を該潤滑油組成
物に与えるのに十分であることを意図している。勿論、
好ましい量は他の因子の中でベースストック潤滑油の品
質に依存する可能性がある。
防食剤としても知られている腐食防止剤は潤滑油組成
物に接触する非鉄金属部分の劣化を減少させる。腐食防
止剤の例は燐硫化炭化水素及びそれらの誘導体である。
摩擦改良剤(Friction modifiers)は自動車用トラン
スミッション流体のような潤滑油組成物の適正な摩擦特
性を与える働きをする。適当な摩擦改良剤の例は脂肪酸
エステル及びアミド;ポリイソブテニルコハク酸無水物
−アミノアルカノールのモリブデン錯体;2量化脂肪酸の
グリセリンエステル;アルカンホスホン酸塩;ホスホネ
ートとオレアミドとの反応生成物;s−カルボキシ−アル
キレンヒドロカルビルスクシンイミド、s−カルボキシ
−アルキレンヒドロカルビルスクシンアミド酸及びこれ
らの混合物;N−(ヒドロキシアルキル)アルケニル−ス
クシンアミド酸またはスクシンイミド;ジ−(低級アル
キル)ホスファイトとエポキシドとの反応生成物;及び
燐硫化N−(ヒドロキシアルキル)アルケニルスクシン
イミドのアルキレンオキシド付加物である。
流動点降下剤は流体が流動する、または注がれ得る温
度を下げる。かかる降下剤は公知である。流体の低温流
動性を有用に最適化するこれらの添加剤の典型はフマル
酸C8〜C18ジアルキル酢酸ビニルコポリマー、ポリメタ
クリレート及びろうナフタレンである。
気泡制御はポリシロキサン型の消泡剤、例えばシリコ
ーン油及びポリジメチルシロキサンによって与えられ
る。
本発明に於ける防錆剤として有用な有機油溶性化合物
はポリオキシアルキレンポリオールおよびそのエステル
のような非イオン界面活性剤及びアルキルスルホン酸塩
のような陰イオン界面活性剤を含む。かかる防錆用化合
物は既知であり、通常の手段で製造される。
本発明の潤滑用組成物は銅鉛含有腐食防止剤をも含む
ことができる。典型的には、かかる化合物は5〜50炭素
原子を含むチアジアゾール多硫化物、その誘導体ならび
にそのポリマーである。好ましい物質はアモコ(Amoc
o)150またはアモコ(Amoco)158として市販されている
化合物のような1,3,4−チアジアゾールの誘導体であ
る。
これらの多数の添加剤の幾つかは複数の効果、例えば
分散剤−酸化防止剤を与えることができる。この方法は
公知であり、ここでこれ以上述べる必要はない。
これらの通常の添加剤を含むとき、組成物は典型的に
それらの通常の付帯機能を与えるのに有効な量で基油中
に混合される。かかる添加剤の充分に調合された油中で
の代表的な有効量(それぞれの活性成分としての)は下
のように示される。
他の添加剤を用いるとき、必須ではないが、1種以上
の該他の添加剤と共に本発明の新規の清浄剤/防止剤/
耐摩耗剤混合物(上記濃度量で)の濃厚溶液または分散
液を含む添加剤濃縮物(添加剤混合物を構成するとき該
濃縮物を本明細書中では添加剤パッケージと呼ぶ)を調
製し、それによって数種の添加剤を同時に基油へ添加し
て潤滑油組成物を生成させることが望ましいことがある
得る。添加剤濃縮物の潤滑油中への溶解は溶媒並びに温
和な加熱を伴う混合によって促進されるが、このことは
本質的ではない。濃縮物すなわち添加剤パッケージは、
典型的には、添加剤パッケージをベース潤滑剤の所定量
と混合するとき最終調合物中の所望の濃度を与えるため
に適当な量で添加剤を含むように調合される。かくし
て、本発明の清浄剤/防止剤/耐摩耗剤混合物を他の所
望な添加剤と共に少量の基油または他の相溶性溶媒へ添
加して、典型的には2.5〜90重量%、好ましくは15〜75
重量%、最も好ましくは25〜60重量%の集合量で適当な
比率で活性成分を含み、残りが基油である添加剤パッケ
ージを生成させることができる。
本発明は上記過塩基スルホン酸塩組成物の製造に有用
な中間体をも提供する。第1の中間体は長鎖及び中長鎖
アルキル芳香族炭化水素の混合物である。この混合物は
芳香族炭化水素例えばベンゼンをアルキル化剤の適当な
混合物でアルキル化することによって得られる。第2の
中間体は長鎖及び中長鎖アルキルアリールスルホン酸の
混合物であり、アルキル芳香族炭化水素の混合物のスル
ホン化によって得られる。スルホン酸混合物を緒論で述
べた方法で過塩基スルホン酸塩組成物へ転化させること
ができる。
以下、実施例によって本発明をさらに説明する。
実施例1 重量比1:1:1の下記3種のスルホン酸から出発して、
すなわち各スルホン酸を混合物の33.3重量%の量で用い
て、過塩基カルシウムスルホン酸塩組成物を製造した。
(A)50の平均炭素原子数を有するアルキル残基の混合
物を含む分枝長鎖モノアルキルベンゼンスルホン酸、 (B1)24の平均炭素原子数を有するアルキル残基の混合
物を含む分枝中長鎖モノアルキルベンゼンスルホン酸。
(B2)実質的に純粋な直鎖C18モノアルキルベンゼンス
ルホン酸。
この過塩基カルシウムスルホン酸塩溶液は下記の組
成: 重量% カルシウムスルホン酸 28 炭酸カルシウム 23 水酸化カルシウム 3 水 0.2 油 45 不純物 0.8 を有し、TBNは300であった。
この過塩基カルシウムスルホン酸塩溶液を下記潤滑油
調合物中に混合した。
重量% 過塩基カルシウムスルホン酸塩溶液 1.4 分散剤(硼酸化ポリイソブテニルスクシンイミドの55%
油溶液であって、1.46重量%の窒素含量を有する溶液)
4.5 ZDDP耐摩耗剤(第一アルコールから製造されるジアルキ
ルジチオリン酸亜鉛の74%油溶液であって9.0重量%の
亜鉛を含む溶液) 1.3 油(150 中性) 15.0 油(600 中性) 77.8 このエンジ油の低温錆及び腐食特性を1977年オールズ
モビルV8エンジンを用いてASTM STP315の方法で評価し
た。このエンジンは5735.45cm3(350in3)の変位及び8.
5:1の圧縮比を有する。試験は故意に酸性ガス漏れガス
を凝縮析出させてそれをエンジン部分へ導入するように
設計される。これはロッカーボックスカバーを冷却する
ことによって達成される。
試験をこれらの条件下で30時間行い、次に2時間、最
大負荷、より高速及びより高温で行って錆を成分表面上
に焼きつけた。
この試験はGM995加鉛ガソリンで行われ、次のように
3サイクルからなっていた。
試験後、個のエンジン部分を1〜10のスケールで錆に
ついて格付けし、1を“ひどく損傷”、10を“完全状
態”とした。平均錆等級は下記のように合併等級から導
かれる。
上記方法での2つの別個の試験によって得られた実施
例1の油の平均錆等級はそれぞれ8.6及び8.46であっ
た。
実施例2及び3 実施例4〜7(比較実施例) 実施例1を繰返した。但し、スルホン酸(A)、(B
1)及び(B2)の1:1:1 3成分混合物の代わりに個々の
成分またはそれらの2つの2成分混合物を過塩基溶液製
造に於ける出発物物質として用いた点が異なる。得られ
た平均錆等級を第2表に示す。
実施例1〜7の結果は第2図に要約される。実施例1
の3成分混合物が2成分混合物または純化合物のいずれ
よりも良好な防食効果を有することは明らかである。
実施例8 実施例1記載の分枝長鎖モノアルキルベンゼンスルホ
ン酸(A)50重量%と分枝中長鎖モノアルキルスルホン
酸(B1)50重量%との混合物から出発して過塩基カルシ
ウムスルホン酸塩組成物を製造した。このスルホン酸混
合物を実施例1に与えた組成の過塩基カルシウムスルホ
ン酸塩溶液に転化した。
この過塩基カルシウムスルホン酸塩溶液42.9重量%と
9.5%のCaを含み250のTBNを有するアルキル置換チオビ
スフェノールの過塩基カルシウム塩(フェノキシドI)
溶液42.9重量%と油(150中性)14.2重量%とを60℃に
於て1時間混合して添加剤濃縮物を生成させた。この添
加剤濃縮物28.12重量%を油(600中性)71.88重量%と6
0℃に於て1時間混合して油ブレンドを得た。
この油ブレンドの2試料を100mlの遠心分離管に入
れ、一方は20℃、他方は60℃に於て8週間貯蔵した。次
に、各試料につき、貯蔵中に生成した沈降物の容量を測
定した。
実施例8を2回繰返し、次の結果が得られた。
20℃: 0.01容量% 0.01容量% 痕 跡 60℃: 0.02容量% 0.03容量% 0.01容量% 9.25%のCaを含み250のTBNを有するアルキル置換チオ
ビスフェノールの過塩基カルシウム塩(フェノキシドI
I)の異なる溶液を用いてさらに3回実施例8を繰返し
た。下記の結果が得られた。
20℃: 0.02容量% 0.01容量% 痕 跡 60℃: 0.04容量% 0.02容量% 0.01容量% 実施例9〜14 実施例15(比較実施例) 実施例1のスルホン酸(A)、(B1)及び(B2)の異
なる2成分混合物を出発物質として用いて実施例8を繰
返した。
結果は第3表に要約される。本発明のブレンドが比較
実施例15のブレンドよりも貯蔵中に生成する沈降物が遥
かに少ないことは明らかである。
実施例16及び17 実施例8及び12を繰返した。ただし、モノアルキルベ
ンゼンスルホン酸の代わりに、対応する2−メチル−5
−アルキルベンゼンスルホン酸及び2−アルキル−5−
メチル異性体(若干の3−メチル−4−アルキルスルホ
ン酸及び3−アルキル−4−メチル異性体を含む)を過
塩基スルホン酸塩組成物の製造に於ける出発物質として
用いた点が異なる。油ブレンドを20℃及び60℃に於て8
週間貯蔵後、生成した沈降物の量はすべての場合に0.03
容量%未満であった。
実施例18 300の全アルカリ価を有する実施例8の2成分過塩基
カルシウムスルホン酸塩溶液を下記の油調合物中に混合
した。
重量% 過塩基カルシウムスルホン酸塩溶液 5.7 分散剤(ポリイソブテニルスクシンイミド 分散剤の44%油溶液であって、1.12重量% の窒素含量を有する油溶液) 1.5 油(150中性) 15.0 油(150中性) 77.8 この油調合物の高速、過給条件下に於けるリングステ
ィッキング、摩耗及び析出物の累積に及ぼす影響を下記
仕様を有する単一シリンダーカタピラーディーゼルエン
ジンを用いて、US FED.STD791−341及びASTM509Aの標準
方法によって測定した。
シリンダーの数 1 ボ ア 130.2mm 行 程 165.1mm エンジン配置 IY73過給式 ピストン型 IY510 試験は、0.4%の硫黄を含む燃料で行った。
試験は、標準方法によって480時間の全継続時間行わ
ないで、120時間後に停止した。試験操作条件は下記の
通りであった。
速度、RPM 1800±10 負荷、BTU/分 5850±50 排気温度、゜F 1100±50 圧縮比 16.4:1± 0.5 油入口温度、゜F 205± 5 水出口温度、゜F 190± 5 空気入口温度、゜F 255± 5 空気入口圧力(絶対)inHg 53± 0.3 空気入口湿度(グレン/lb乾燥空気) 125± 5 試験結果はウェイテッド・トータル・デメリット〔we
ighted total demerit〕(WTD)〕及びトップ・グルー
プ・フィル〔top groove fill(TGF)〕として報告され
る。
WTDは析出物を析出物の型及びその位置の両方につい
て重みつけする。かくして、炭素質析出物はラッカー析
出物よりも高いデメリット等級をつけ、ピストン下の析
出物は高い倍率をかけられる。析出物型についてのこの
重みつけは、重質炭素質析出物が明らかに薄膜またはラ
ッカーの生成よりも苛酷な析出物生成条件を意味するの
で、有用である。WTDの検定に用いた倍率を第4表に示
す。
TGFはピストンリングの後のトップグループが炭素析
出物で満たされる百分率の概算を計算する。
実施例18のエンジン油について得られた結果はWTD値3
0、TGF値38であった。
実施例19(比較実施例) 実施例18を2回繰返した。ただし、実施例15のスルホ
ン酸混合物を過塩基スルホン酸塩組成物の製造における
出発物質として用いた点が異なる。該スルホン酸混合物
は分析中長鎖アルキルベンゼンスルホン酸(B1)75重量
%と直鎖C18モノアルキルベンゼンスルホン酸(B2)25
重量%とからなる。
実施例19のエンジン油調合物について得られた結果は
WTD値230/223、TGF値77/76であった。
分枝及び直中長鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩の混
合物は現在エンジン油添加剤として広く用いられてい
る。実施例18と19とを比べると、本発明のスルホン酸塩
組成物がエンジン清浄性性能に関して現在用いられてい
る添加剤より優れていることがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の組成物のアルキルアリールスルホン酸
塩の長鎖及び中長鎖アルキル残基の亜鈴分布を示す概略
図であり、 第2図は本発明の3成分組成物が2成分混合物または純
化合物のいずれよりも良好な防食効果を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マルク ローラン マリー ヴェルネ フランス国 78570 アンドレシィ リ ュー ド リル ド フランス 7 (72)発明者 グラハム ウィリアム ヘイミー 英国 オックスフォードシャー ラッド レー サグワース レーン ピッグウッ ド パーク 4 (56)参考文献 特開 昭62−167753(JP,A)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体ビヒクルと、 (A)アルキル基の1個は少なくとも40の平均炭素原子
    数を有し、18〜200の炭素原子を含む分枝長鎖アルキル
    基であるが、残りのアルキル基は10未満の炭素原子を含
    む、1〜3個のアルキル基を含む少なくとも1種の金属
    アルキルアリールスルホン酸塩と、 (B)アルキル基の1個は10〜33の平均炭素原子数を含
    むが、残りのアルキル基は10未満の炭素原子数を含む、
    1〜3個のアルキル基を含む少なくとも1種の金属アル
    キルアリールスルホン酸塩と を含む、潤滑油用金属スルホン酸塩組成物。
  2. 【請求項2】該分枝長鎖アルキル基が少なくとも50の平
    均炭素原子数を含む請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】成分(B)が(B1)C15〜C40の分子鎖アル
    キル基を含み、かつ分枝鎖アルキル基の平均炭素原子数
    が15〜33であるアルキルアリールスルホン酸塩及び(B
    2)C10〜C30の直鎖アルキル基を含むアルキルアリール
    スルホン酸塩である前記請求項のいずれかに記載の組成
    物。
  4. 【請求項4】(A)アルキル基の1個は18〜200の炭素
    原子を含む分枝長鎖アルキル基であるが、残りのアルキ
    ル基は10未満の炭素原子を含み、かつ分枝長鎖アルキル
    基の平均炭素原子数が少なくとも40である、1〜3個の
    アルキル基を含むアルキルベンゼンスルホン酸塩の混合
    物と、 (B1)アルキル基の1個は10〜40の炭素原子を含む分枝
    中長鎖アルキル基であるが、残りのアルキル基は10未満
    の炭素原子を含み、かつ分枝中長鎖アルキル基の平均炭
    素原子数が15〜33である、1〜3個のアルキル基を含む
    アルキルベンゼンスルホン酸塩の混合物と(または)、 (B2)アルキル基の1個はC10〜C30の直鎖アルキル基で
    あるが、残りのアルキル基は10未満の炭素原子を含む、
    1〜3個のアルキル基を含む実質的に純粋なアルキルベ
    ンゼンスルホン酸塩と の組合せを含む請求項3記載の組成物。
  5. 【請求項5】20〜80重量%の成分(A)と、 10〜60重量%の成分(B1)と、 10〜40重量%の成分(B2)と の混合物を含む請求項3あるいは請求項4に記載の組成
    物。
  6. 【請求項6】請求項5記載の組成物を潤滑油への腐食防
    止用添加剤として使用する方法。
  7. 【請求項7】請求項5記載の組成物を含む潤滑油。
  8. 【請求項8】0〜40重量%の成分(B1)と、 0〜80重量%の成分(B2)〔成分(B2)の濃度は0〜80
    の値xと定義する〕と、 (60−x/2)〜99重量%の成分(A) とを含む請求項3あるいは請求項4に記載の組成物。
  9. 【請求項9】アルキルベンゼンスルホン酸塩がモノアル
    キルベンゼンスルホン酸塩化合物である請求項8記載の
    組成物。
  10. 【請求項10】請求項9記載の組成物を、燃焼室及びピ
    ストンの清浄性を改良するためのディーゼルエンジン潤
    滑油への添加剤として使用する方法。
  11. 【請求項11】請求項9記載の組成物を含むディーゼル
    エンジン用の潤滑油。
  12. 【請求項12】(A)アルキル基の1個は少なくとも40
    の平均炭素原子数を有し、18〜200の炭素原子を含む分
    枝長鎖アルキル基であるが、残りのアルキル基は10未満
    の炭素原子を含む、1〜3個のアルキル基を含む少なく
    とも1種のアルキルアリールスルホン酸と (B)アルキル基の1個は10〜33の平均炭素原子数を含
    むが、残りのアルキル基は10未満の炭素原子数を含む、
    1〜3個のアルキル基を含む少なくとも1種のアルキル
    アリールスルホン酸と を含む、請求項1〜5、8及び9のいずれかに記載の潤
    滑油用組成物の製造における中間体として有用なスルホ
    ン酸組成物。
JP63256877A 1987-10-12 1988-10-12 過塩基金属スルホン酸塩組成物 Expired - Fee Related JP2529363B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB878723907A GB8723907D0 (en) 1987-10-12 1987-10-12 Overbased metal sulphonate composition
GB8723907 1987-10-12

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7334704A Division JP2695763B2 (ja) 1987-10-12 1995-12-22 アルキル化芳香族炭化水素組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0284493A JPH0284493A (ja) 1990-03-26
JP2529363B2 true JP2529363B2 (ja) 1996-08-28

Family

ID=10625183

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63256877A Expired - Fee Related JP2529363B2 (ja) 1987-10-12 1988-10-12 過塩基金属スルホン酸塩組成物
JP7334704A Expired - Fee Related JP2695763B2 (ja) 1987-10-12 1995-12-22 アルキル化芳香族炭化水素組成物

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7334704A Expired - Fee Related JP2695763B2 (ja) 1987-10-12 1995-12-22 アルキル化芳香族炭化水素組成物

Country Status (10)

Country Link
US (2) US5112506A (ja)
EP (1) EP0312313B1 (ja)
JP (2) JP2529363B2 (ja)
CN (1) CN1022256C (ja)
AR (1) AR242982A1 (ja)
BR (1) BR8805248A (ja)
DE (1) DE3863341D1 (ja)
ES (1) ES2022634B3 (ja)
GB (1) GB8723907D0 (ja)
RU (2) RU1838391C (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AUPN218795A0 (en) * 1995-04-05 1995-04-27 Ampol Limited Oil for agricultural use
GB9521351D0 (en) * 1995-10-18 1995-12-20 Exxon Chemical Patents Inc Overbased magnesium sulphonates
US5726133A (en) * 1996-02-27 1998-03-10 Exxon Research And Engineering Company Low ash natural gas engine oil and additive system
CA2204461C (en) * 1996-05-14 2006-07-04 Thomas V. Harris Process for producing an alkylated, non-oxygen-containing aromatic hydrocarbon
FR2752838B1 (fr) * 1996-09-05 1998-12-04 Chevron Chem Sa Melange d'alkyl-aryl-sulfonates de metaux alcalino-terreux, son application comme additif pour huile lubrifiante et procedes de preparation
JPH1143687A (ja) * 1997-05-31 1999-02-16 Tonen Corp 金属スルホネートからなる摩擦低減剤およびそれを含有する潤滑油組成物
US6204226B1 (en) * 1999-06-03 2001-03-20 Chevron Oronite S.A. Mixture of alkyl-phenyl-sulfonates of alkaline earth metals, its application as an additive for lubricating oil, and methods of preparation
EP1059301B1 (en) * 1999-06-10 2003-05-21 Chevron Chemical S.A. Alkaline earth alkylaryl sulfonates, their application as an additive for lubricating oil, and methods of preparation
US6337310B1 (en) * 2000-06-02 2002-01-08 Chevron Oronite Company Llc Alkylbenzene from preisomerized NAO usable in LOB and HOB sulfonate
US6436882B1 (en) * 2001-06-29 2002-08-20 King Industries, Inc. Functional fluids
US20050124510A1 (en) * 2003-12-09 2005-06-09 Costello Michael T. Low sediment friction modifiers
US6977319B2 (en) * 2004-03-12 2005-12-20 Chevron Oronite Company Llc Alkylated aromatic compositions, zeolite catalyst compositions and processes for making the same
US6974788B2 (en) * 2004-03-12 2005-12-13 Chevron Oronite Company Llc. Zeolite Y alkylation catalysts
US6964935B2 (en) * 2004-03-12 2005-11-15 Chevron Oronite Company Llc. Mordenite zeolite alkylation catalysts
US7601676B2 (en) 2005-07-01 2009-10-13 Afton Chemical Corporation Sulfonate compositions
US8293698B2 (en) * 2005-07-20 2012-10-23 Chevron Oronite S.A. Alkylaryl sulfonate detergent mixture derived from linear olefins
US8603956B2 (en) * 2006-04-12 2013-12-10 Chevron Oronite Company Llc Super overbased polyalkenyl sulfonate and alkylaryl sulfonate composition and process for making the same
JP2018504498A (ja) * 2015-01-26 2018-02-15 シェブロン・オロナイト・テクノロジー・ビー.ブイ. 船舶用ディーゼルエンジン潤滑油組成物
US9938473B2 (en) * 2015-03-31 2018-04-10 Chevron U.S.A. Inc. Ethylene oligomerization process for making hydrocarbon liquids
CN108048171B (zh) * 2017-12-29 2021-01-05 南京科润工业介质股份有限公司 余热发黑膜专用防锈油及其制备方法
RU2728713C1 (ru) * 2019-12-25 2020-07-30 Акционерное общество "Средневолжский научно-исследовательский институт по нефтепереработке" (АО "СвНИИНП") Способ получения синтетических сульфонатных присадок к моторным маслам
US20240026243A1 (en) * 2022-07-14 2024-01-25 Afton Chemical Corporation Transmission lubricants containing molybdenum

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1399092A (en) * 1971-05-27 1975-06-25 Cooper & Co Ltd Edwin Lubricant additives
US3772198A (en) * 1971-06-07 1973-11-13 Continental Oil Co Method for preparing overbased oil soluble compositions
US3865737A (en) * 1973-07-02 1975-02-11 Continental Oil Co Process for preparing highly-basic, magnesium-containing dispersion
US4140642A (en) * 1974-03-08 1979-02-20 Exxon Research & Engineering Co. Emulsifiable mixture of oil soluble alkylbenzene sulfonate salts having two different molecular weight maxima
IT1091965B (it) * 1977-01-28 1985-07-06 Exxon Research Engineering Co Processo per la preparazione di alchilati,prodotti cosi' ottenuti ed acidi solfonici e solfonati da essi derivati
BE863376A (nl) * 1977-01-28 1978-07-27 Exxon Research Engineering Co Werkwijze voor het bereiden van alkylaromatische verbindingen, alsmede daarvan afgeleide olie-oplosbare suldonzuren en sulfonaten
DE2861399D1 (en) * 1977-08-04 1982-01-28 Exxon Research Engineering Co Overbased monoalkyl orthoxylene and monoalkyl toluene sulfonates and use as lubricant additives

Also Published As

Publication number Publication date
US5137648A (en) 1992-08-11
AR242982A1 (es) 1993-06-30
JPH08231442A (ja) 1996-09-10
RU1838391C (ru) 1993-08-30
JP2695763B2 (ja) 1998-01-14
RU2051904C1 (ru) 1996-01-10
EP0312313A1 (en) 1989-04-19
US5112506A (en) 1992-05-12
CN1034752A (zh) 1989-08-16
ES2022634B3 (es) 1991-12-01
JPH0284493A (ja) 1990-03-26
GB8723907D0 (en) 1987-11-18
CN1022256C (zh) 1993-09-29
EP0312313B1 (en) 1991-06-19
DE3863341D1 (de) 1991-07-25
BR8805248A (pt) 1989-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2529363B2 (ja) 過塩基金属スルホン酸塩組成物
CA2370880C (en) Lubrication
US3367943A (en) Process for preparing oil soluble additives which comprises reacting a c2 to c5 alkylene oxide with (a) reaction product of an alkenylsuccinic anhydride and an aliphaticpolyamine (b) reaction product of alkenylsuccinic anhydride, a c1 to c30 aliphatic hydrocarbon carboxylic acid and an aliphatic polyamine
CA2283105C (en) Lubricating oil compositions
KR20200014352A (ko) 폴리아민, 산성 및 붕소 작용기를 포함하는 화합물 및 이의 윤활 첨가제로서의 사용
CA2303660C (en) Lubricating oil compositions
KR20200013708A (ko) 폴리아민, 산성 및 붕소 작용기를 포함하는 화합물 및 이의 윤활 첨가제로서의 사용
JP4245832B2 (ja) 潤滑油組成物
AU678249B2 (en) Chlorine-free diesel engine lubricating composition
CA2390748C (en) Gas-fuelled engine lubricating oil compositions
JP7382969B2 (ja) 第四級モノアンモニウム官能基、酸性官能基およびホウ素官能基を含む化合物、ならびにその潤滑剤添加物としての使用
JPH0438793B2 (ja)
EP0465118B1 (en) Lubricating oil additives
CA1273344A (en) Succinimide complexes of borated alkyl catechols and lubricating oil compositions containing same
EP0008193B1 (en) Lubricating composition and method of lubricating a marine diesel engine
CN113227336A (zh) 包含多胺、羧酸和硼官能团的化合物及其作为润滑剂添加剂的用途
CN113227335A (zh) 包含胺、羧酸和硼官能团的化合物及其作为润滑剂添加剂的用途
EP1229102A1 (en) Lubricating oil composition
WO1993003126A1 (en) Reduction of diesel emissions
CN115605563B (zh) 一种基于胍鎓的离子液体及其作为润滑剂添加剂的用途
KR20230002624A (ko) 암모늄계 이온성 액체 및 윤활제 첨가제로서의 이의 사용방법
JPH0260718B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees