JP2529228Y2 - 壁面清掃具 - Google Patents

壁面清掃具

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JP2529228Y2
JP2529228Y2 JP1991081678U JP8167891U JP2529228Y2 JP 2529228 Y2 JP2529228 Y2 JP 2529228Y2 JP 1991081678 U JP1991081678 U JP 1991081678U JP 8167891 U JP8167891 U JP 8167891U JP 2529228 Y2 JP2529228 Y2 JP 2529228Y2
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brush
rotating
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wall
cleaning tool
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JP1991081678U
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JPH0532422U (ja
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隆 木村
直人 渡辺
敏行 関
文男 早矢仕
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トンネル、高速道路等
の道路を挟む側壁のように一定の高さを有し長手方向に
連続して設けられた壁面に沿わせて掃引させて清掃する
壁面清掃具に係り、特に凹凸や傾斜等の壁面の起伏変化
に敏速に対応して姿勢を追従させる壁面清掃具に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】トンネル内の壁面や高速道路等の道路を
挟む側壁は、自動車の通行によって排気ガスや道路上の
塵芥が付着して汚れ、美観、安全上好ましくないので、
積極的に清掃を施さなければならない。従来、一般に一
定の高さを有し長手方向に連続して設けられた壁面を清
掃するには、この壁面に沿って移動装置を走行させなが
ら、この移動装置に搭載された壁面清掃具を壁面に臨ま
せて壁面を清掃する。
【0003】一般にこのような壁面清掃具としては、回
転ブラシが知られている。回転ブラシは回転軸の周りに
適度に可撓性を有する刷毛を軸方向に幅広く植設したも
ので、この刷毛面を壁面に押し当てるように回転軸を壁
面に平行に近接させ軸回りに回転させて壁面を摩擦する
ことにより、間断なく壁面を掃き続けることができる。
このような回転ブラシを上記移動装置に回転軸を上下方
向に向けて搭載し、壁面を走行方向に摩擦するように回
転させながら清掃用車両を走行させて掃引すると、回転
ブラシの掃引された帯状の部分が清掃されることにな
る。
【0004】また、回転ブラシが凹凸や傾斜等の壁面の
起伏変化に対応して姿勢を追従できるように回転軸を多
方向に平行移動、回転移動自在に設け、回転軸の位置や
傾斜を変化させるように構成する。
【0005】図2に斜視図を示したものは、このような
従来の壁面清掃具の一例であって、壁面清掃具30にあ
っては、回転ブラシ20は回転軸21を有し、この回転
軸21の一端部にこれを回転させる回転ブラシ駆動モ−
タ22が取り付けられている。回転軸21を軸支する軸
受23は壁面に臨む方向Wに沿ってY方向に回転移動す
るア−ム24の先端部に固定され、Y方向回転移動の軸
となるア−ム24の基端部は、台座25に軸支されたY
回転軸26に連結されている。Y回転軸26にはこれを
方向Yに回転させるY回転軸駆動モ−タ27が取り付け
られている。Y回転軸駆動モ−タ27を回転させること
により、回転ブラシ20を壁面に臨む方向Wに沿ってY
方向に回転移動させることができる。また、台座25は
Y回転軸26に直交するX回転軸を有するX回転軸駆動
モ−タ28の軸に取り付けられている。X回転軸駆動モ
−タ28を方向Xに回転させると、回転ブラシ20の先
端部29を壁面に臨む方向Wに回転移動させることにな
る。即ち、X回転軸駆動モ−タ28は回転ブラシ20を
鉛直方向に対して傾斜させることができる。
【0006】このように、回転ブラシ20が壁面に向か
って回転移動させることができ、鉛直方向に対して傾斜
させることができるので、凹凸や傾斜等の壁面の起伏変
化に対応して回転ブラシ20の姿勢を追従させることが
できる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、壁面清
掃具30にあっては、回転ブラシ20を壁面に向かって
方向Yに回転移動させるとき、回転ブラシ20と同時に
これに同軸に取り付けられた回転ブラシ駆動モ−タ22
も移動することになる。回転ブラシ駆動モ−タ22は回
転ブラシ20を壁面との摩擦力に抗って回転駆動させる
駆動力を発生させるために比較的大きなモ−タを使用し
て構成されている。このため回転ブラシ駆動モ−タ22
は比較的重く、径も太いものになる。このような比較的
大きな回転ブラシ駆動モ−タ22がア−ム24の先端部
に設けられていることにより、壁面清掃具30の方向Y
への回転移動に対する慣性モ−メントが大きくなる。即
ち、Y回転軸駆動モ−タ27に大きな駆動力を必要とさ
せると共に壁面清掃具30の運動応答性が鈍いものにな
る。壁面清掃具30の運動応答性が鈍いと、壁面の起伏
の変化が鋭い場合や移動装置の走行速度が速い場合に回
転ブラシ20が壁面の起伏に対して姿勢を追従させるこ
とができない。このため壁面に清掃のムラが生じて清掃
の品質を低下させてしまうことになる。
【0008】そこで、本考案の目的は、上記課題を解決
し、凹凸や傾斜等の壁面の起伏変化に敏速に対応して姿
勢を追従させる壁面清掃具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、壁面に沿って走行される移動装置に搭載さ
れ、上記回転ブラシの回転軸を上下方向に向けて先端部
で枢支するアームと、該アームの基端部を枢支し回転さ
せて上記回転ブラシを平行移動させるモータからなる
ラシ傾転アクチュエータと、該ブラシ傾転アクチュエー
タの回転軸上に回転軸を有し上記回転ブラシに駆動ベル
トを掛渡してこれを回転駆動するブラシ駆動モータとを
設けたものである。
【0010】
【作用】上記構成により、ブラシ駆動モ−タは回転ブラ
シの回転軸と同軸ではなく、ア−ムの基端部にブラシ傾
転アクチュエ−タの回転軸上に回転軸を有して設けられ
ている。ブラシ傾転アクチュエ−タの負荷となるのは主
に回転ブラシのみとなる。従って、慣性モ−メントはブ
ラシ駆動モ−タが回転ブラシの回転軸と同軸に設けられ
ている場合に比べて著しく小さくなる。即ち、壁面清掃
具の運動応答性が鋭くなり、凹凸や傾斜等の壁面の起伏
変化に敏速に対応して姿勢を追従させることが可能にな
る。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0012】図1に示されるように壁面清掃具1には、
鉛直方向に回転軸2を有する回転ブラシ3が設けられて
いる。回転軸2はその上端部が回転ブラシ軸受4に挿通
され回転自在に且つその重量を支持されて枢支されてい
る。回転ブラシ軸受4は壁面に臨む方向Wに沿ってY方
向に回転移動するア−ム5の先端部に固定され、Y方向
回転移動の軸となるア−ム5の基端部は、台座6に軸支
されたY回転軸7に連結されている。Y回転軸26には
これを方向Yに回転させるブラシ傾転アクチュエ−タ8
が取り付けられている。ブラシ傾転アクチュエ−タ8は
モ−タ等で構成されている。ブラシ傾転アクチュエ−タ
8を駆動させることにより、ア−ム5を回転移動させて
回転ブラシ3を壁面に臨む方向Wに沿ってY方向に回転
移動させることができる。即ち、壁面清掃具1は回転ブ
ラシ3を壁面に臨む方向Wに沿ってY方向に回転移動さ
せることにより、回転ブラシ3が直立する壁面にその刷
毛面を均等な押圧で接することができるように構成され
ている。
【0013】台座6はY回転軸7を受ける略立方体状の
Y回転軸受部9と、Y回転軸受部9の一側部より上方に
向かって延出されたエルボ垂直部10と、エルボ垂直部
10よりY回転軸受部9の上方を覆うように延出された
エルボ水平部11とが一体的に形成されて構成されてい
る。エルボ水平部11はY回転軸受部9に向合されて位
置されている。エルボ水平部11上側にはY回転軸即ち
ブラシ傾転アクチュエ−タ8の回転軸上に回転軸を有
し、回転ブラシ3を回転駆動するブラシ駆動モ−タ12
が固定されている。ブラシ駆動モ−タ12の回転軸はエ
ルボ水平部11に挿通されてその下端部がY回転軸受部
9に臨んでいる。ブラシ駆動モ−タ12の下端部と上記
回転ブラシ3の回転軸2の上端部との間には駆動ベルト
14が掛渡されブラシ駆動モ−タ12の回転方向と同一
方向に回転ブラシ3が回転駆動されるように構成されて
いる。
【0014】回転ブラシ3のY回転軸26の回りの慣性
モ−メントは、従来例のようにブラシ駆動モ−タが回転
ブラシの回転軸と同軸に設けられている場合に比べて著
しく小さくなる。即ち、壁面清掃具1は運動応答性が鋭
く、凹凸や傾斜等の壁面の起伏変化に敏速に対応して姿
勢を追従できるように構成されている。
【0015】エルボ垂直部10はX軸駆動モ−タ13の
回転軸に直接一体的に取り付けられている。X軸駆動モ
−タ13は移動装置に固定されており、X軸駆動モ−タ
13が駆動されると台座6が回転移動され、その回転角
に従って回転ブラシ3の鉛直線からの傾斜角が形成され
るように構成されている。
【0016】図示されないが、移動装置には壁面の凹凸
や傾斜を検知して、これら凹凸や傾斜に応じてブラシ傾
転アクチュエ−タ8及びX軸駆動モ−タ13を駆動し回
転ブラシ3の姿勢を制御する姿勢制御手段が設けられて
いる。
【0017】次に実施例の作用を述べる。
【0018】壁面が鉛直面であるようなとき、壁面清掃
具1は図1に示される状態から回転ブラシ3をW方向に
移動させて使用される。即ち、ブラシ傾転アクチュエ−
タ8を所定の角度回転させ、ア−ム5を回転移動させて
回転ブラシ3を壁面に臨む方向Wに沿ってY方向に回転
移動させる。これにより壁面にその刷毛面を均等な押圧
で接することができる。一方、ブラシ駆動モ−タ12が
駆動され駆動ベルト14がこの駆動力を回転ブラシ3に
伝える。このようにして回転ブラシ3が壁面に刷毛面を
均等な押圧で接しながら回転されるので、壁面の均一な
清掃が達成される。
【0019】壁面に鉛直面の凹凸があるとき、姿勢制御
手段が働いて回転ブラシ3を凹凸に追従させる方向にブ
ラシ傾転アクチュエ−タ8を駆動する。ブラシ傾転アク
チュエ−タ8が駆動されア−ム5が回転移動されると、
回転ブラシ3は壁面の凹凸に追従して掃引されることに
なる。この時、壁面清掃具1は運動応答性が鋭く、凹凸
等の壁面の起伏変化に敏速に対応して姿勢を追従できる
ように構成されているので、均一な清掃を行うことがで
きる。
【0020】壁面が鉛直面に対して傾斜しているとき、
同様に姿勢制御手段が働いて回転ブラシ3を壁面に沿わ
せる方向にX軸駆動モ−タ13を駆動する。X軸駆動モ
−タ13が駆動されると台座6が回転移動され、その回
転角に従って回転ブラシ3の鉛直線からの傾斜角が形成
される。従って、回転ブラシ3が傾斜した壁面に刷毛面
を均等な押圧で接することになり、壁面の均一な清掃が
達成される。
【0021】
【考案の効果】本考案は次のごとき優れた効果を発揮す
る。
【0022】(1)回転ブラシの運動応答性が向上し、
速やかに姿勢を変更することが可能になる。
【0023】(2)回転ブラシの径を小さくしても回転
ブラシ胴部よりブラシ駆動モ−タの胴部がはみだすこと
がないので、回転ブラシの小径化、コンパクト化が可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 壁面清掃具 2 回転軸 3 回転ブラシ 5 ア−ム 8 ブラシ傾転アクチュエ−タ 12 ブラシ駆動モ−タ 14 駆動ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 関 敏行 東京都江東区豊洲三丁目2番16号 石川 島播磨重工業株式会社 豊洲総合事務所 内 (72)考案者 早矢仕 文男 東京都江東区豊洲三丁目2番16号 石川 島播磨重工業株式会社 豊洲総合事務所 内 (56)参考文献 特開 平3−72200(JP,A) 実開 昭63−42226(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状に形成された回転ブラシを回転さ
    せながら壁面に押し当てて壁面を清掃する壁面清掃具に
    おいて、壁面に沿って走行される移動装置に搭載され、
    上記回転ブラシの回転軸を上下方向に向けて先端部で枢
    支するアームと、該アームの基端部を枢支し回転させて
    上記回転ブラシを平行移動させるモータからなるブラシ
    傾転アクチュエータと、該ブラシ傾転アクチュエータの
    回転軸上に回転軸を有し上記回転ブラシに駆動ベルトを
    掛渡してこれを回転駆動するブラシ駆動モータとを設け
    たことを特徴とする壁面清掃具。
JP1991081678U 1991-10-08 1991-10-08 壁面清掃具 Expired - Lifetime JP2529228Y2 (ja)

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JP1991081678U JP2529228Y2 (ja) 1991-10-08 1991-10-08 壁面清掃具

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JP1991081678U JP2529228Y2 (ja) 1991-10-08 1991-10-08 壁面清掃具

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Publication Number Publication Date
JPH0532422U JPH0532422U (ja) 1993-04-27
JP2529228Y2 true JP2529228Y2 (ja) 1997-03-19

Family

ID=13753015

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JP1991081678U Expired - Lifetime JP2529228Y2 (ja) 1991-10-08 1991-10-08 壁面清掃具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115228802A (zh) * 2022-08-08 2022-10-25 杭州铁牛机械有限公司 一种管片钢模自动清洗装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0713440B2 (ja) * 1989-08-11 1995-02-15 鉄建建設株式会社 トンネル内壁面の清掃装置

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Publication number Publication date
JPH0532422U (ja) 1993-04-27

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