JP2528761B2 - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

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JP2528761B2
JP2528761B2 JP3360177A JP36017791A JP2528761B2 JP 2528761 B2 JP2528761 B2 JP 2528761B2 JP 3360177 A JP3360177 A JP 3360177A JP 36017791 A JP36017791 A JP 36017791A JP 2528761 B2 JP2528761 B2 JP 2528761B2
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成章 藤原
徳次 芝原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば各種基板におけ
る膜厚測定や回路パターンの線幅測定などに用いる顕微
鏡においてサンプル面に対するピント合わせや、あるい
は光ディスク装置においてディスク面に対する読み取り
/書き込みヘッドのピント合わせを自動的に行わせるた
めに装備する合焦点検出装置のように、基準位置からの
サンプル面の位置ずれ状態を検出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の位置検出装置として、例
えば本出願人による特開平3−94113号公報に開示
されたものがある。以下、図10を参照して、この装置
の構成を説明する。この位置検出装置は、集束光を出射
する1つの投光器1を備えている。投光器1から出射さ
れた光線束Rは、対物レンズ2を経てサンプル面Sに入
射する。投光器1から対物レンズ2に至る光路上に、投
光器1からの光線束Rの一部を遮光するための遮光板3
がある。この遮光板3の端縁3aは、基準位置Pと共役
な位置P’に配置されている。投光器1から出射された
光線束Rは、遮光板3の端縁3aの付近で集光する。
【0003】遮光板3は、図示しない駆動装置によっ
て、対物レンズ2の光軸に沿って振動可能に構成されて
いる。遮光板3が振動することにより、光線束Rは光軸
に対して左右に交互に分離される。すなわち、図11に
示すように、遮光板3が共役位置P’から下降するに従
って、光軸OAに対して右側に偏った分離光線束R1
得られる。また、遮光板3が共役位置P’から上昇する
に従って、光軸OAに対して左側に偏った分離光線束R
2 が得られる。
【0004】遮光板3の対物レンズ2側の面(以下、
「裏面」という)は、鏡面等の光を反射する面で構成さ
れている。サンプル面Sで反射されて戻ってきた分離光
線束R1 ,R2 のうち、遮光板3の裏面に入射した光線
束は反射されてフォトダイオードのような光量検出器4
に導かれ、その光量が検出されるようになっている。
【0005】ここで、サンプル面Sが基準位置Pにある
場合と、基準位置Pにない場合とでは、サンプル面Sで
反射された分離光線束R1 ,R2 が遮光板3の裏面に入
射する光量に違いが生じる。以下、このことを図12〜
図14を参照して説明する。なお、各図において、符号
1 は図11に示した分離光線束R1 のうち基準位置P
と共役な位置P’を通過する光線を、K2 は分離光線束
2 のうち基準位置Pと共役な位置P’を通過する光線
をそれぞれ示している。
【0006】図12に示すように、サンプル面Sが基準
位置Pにある場合、サンプル面Sからの反射光は、入射
光K1 ,K2 が入射した共役位置P’上の点に戻って来
るので、遮光板3の裏面に入射しない。一方、図13に
示すように、サンプル面Sが基準位置Pよりも対物レン
ズ2から離れた側にある場合、光線K1 の反射光は遮光
板3の裏面に入射しないが、光線K2 は前記裏面に入射
する。また、図14に示すように、サンプル面Sが基準
位置Pよりも対物レンズ2に近い側にある場合、光線K
1 の反射光は遮光板3の裏面に入射するが、光線K2
前記裏面に入射しない。
【0007】したがって、各分離光線束R1 ,R2 の反
射光が遮光板3の裏面に入射する光量を、光量検出器4
で測定すると、その検出光量は図15に曲線Eで示した
ように変化する。図15において、横軸は基準位置Pに
対するサンプル面Sの位置を示し、その+方向は基準位
置Pよりも対物レンズ2から離れる方向を、−方向は基
準位置Pよりも対物レンズ2へ近づく方向をそれぞれ示
している。また、縦軸は光量検出器4の出力値を示して
いる。
【0008】検出光量Eは、サンプル面Sが基準位置P
に一致したとき極小値をとることから、サンプル面Sと
基準位置Pとの位置関係を検出することができる。具体
的には、基準位置Pに対するサンプル面Sの位置ずれ状
態を次のようにして検出している。以下、図16を参照
して説明する。
【0009】図中、曲線Eは、図15に示した曲線の
内、基準位置Pに近い「V」の字状の曲線部分、すなわ
ち、位置ずれ検出に用いる作動領域を抜き出して示した
ものである。ここで、サンプル面Sが基準位置Pにある
ときに遮光板3を光軸方向に振動させることは、遮光板
3を共役位置P’に固定し、サンプル面Sを基準位置P
を中心に振動させることと、光学的に等価である。図1
6中の曲線a1 はこの様子を示している。同様に、曲線
2 はサンプル面Sが基準位置Pよりも対物レンズ2か
ら離れた側で、等価的に振動している状態を示し、曲線
3 はサンプル面Sが基準位置Pよりも対物レンズ2に
近い側で、等価的に振動している状態を示す。
【0010】曲線a1 ,a2 ,a3 のようにサンプル面
Sが等価的に振動した場合、光量検出器4の検出光量
は、図16中の曲線b1 ,b2 ,b3 のようになる。こ
れらの曲線を比較して判るように、サンプル面Sが基準
位置Pよりも対物レンズ2から離れた側にある場合と、
対物レンズ2に近い側にある場合とでは、曲線b1 に対
にする位相が曲線b2 ,b3 とでは逆になる。したがっ
て、曲線b1 に対する曲線b2 ,b3 の位相の変化を調
べることにより、サンプル面Sが基準位置Pに対してど
ちらの方向に位置ずれを起こしているかを知ることがで
きる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。
【0012】(1)図16から明らかなように、上述し
た位置検出装置の位置ずれ状態の測定感度は、曲線Eの
傾斜が大きいほど高くなる。このことは、図12〜図1
4において、光線K1 ,K2 が光軸に対して交わる角度
が大きい程、すなわち、分離光線束R1 ,R2 が光軸に
対して良好に分離されている程、感度が高くなることを
意味する。何故なら、光線K1 ,K2 が光軸に対して交
わる角度が大きくなる程、サンプル面Sへの入射角度も
大きくなるので、サンプル面Sが基準位置Pから離れた
場合に遮光板3の裏面に入射する反射光線束の光量は急
速に増加するからである。
【0013】このように、サンプル面Sの位置ずれ検出
感度の上から、分離光線束R1 ,R2 が光軸に対して良
好に分離されていることが望ましいが、図11で示した
ように、従来の位置検出装置は、遮光板3を光軸方向に
振動させて、集束光を分離している関係上、各分離光線
束R1 ,R2 がそれぞれ光軸付近に光量分布をもつの
で、その分離が十分ではない。そのため、サンプル面S
の位置ずれ検出精度が低いという問題点がある。
【0014】(2)また、分離光線束R1 ,R2 が光軸
に対して良好に分離されていないために、サンプル面S
に入射する光線の入射角度が浅くなると、次のような不
都合も生じる。以下、図17を参照する。位置合わせの
サンプルがガラス板のような透明板である場合、入射光
線Kはサンプルの表面S1 および裏面S2 でそれぞれ反
射される。図のように光線Kの入射角度が小さい場合、
各面S1 ,S2 でそれぞれ反射された光が対物レンズ2
を通過して、遮光板3の裏面に入射することになるた
め、基準位置Pに対して何れの面S1 ,S2 を位置合わ
せするのか確定しなくなり、その結果として位置合わせ
誤差が生じるという問題点もある。このような問題点
は、ガラス板に限らず、透明膜が層状に形成されたサン
プルについても同様である。
【0015】(3)さらに、従来の位置検出装置は、そ
の検出原理上、発光ダイオードのような面光源が用いら
れている。すなわち、遮光板3によって一部遮られた面
光源の像をサンプル上に投影し、その反射光を検出する
のである。この場合、現状の面光源においては高輝度の
ものがないため、反射率の低いサンプルに対しては、反
射光に関して充分な光量を得ることができず、位置検出
が困難になる。
【0016】(4)また、薄膜の反射率は、一般的に、
膜厚および照射される光の波長に依存することが知られ
ており、特定の波長に対しては、薄膜の反射率が極めて
低くなることがある。このため、従来の位置検出装置に
発光ダイオードのような単色光を出射する投光器を用
い、かつ薄膜が形成されたサンプルを対象とする場合で
は、反射光に関して充分な光量が得られないことがあ
り、その場合には位置検出が困難になる。
【0017】(5)さらに、この種の位置検出装置に使
用される顕微鏡の対物レンズの瞳径は、一般的にその倍
率に応じて変化するので、サンプル面への入射光線束の
入射角度が一定であると次のような不都合を生じる。す
なわち、対物レンズの倍率が大きくなると、その瞳径が
小さくなるので、サンプル面への光線束の入射角度があ
まり大きいと、サンプル面からの反射光が当該対物レン
ズの瞳内に入らなくなり、サンプル面の位置ずれ検出が
不能になる。逆に、高倍率の対物レンズに合わせて、サ
ンプル面への光線束の入射角度を小さく設定しておく
と、瞳径の大きい低倍率の対物レンズを使用したときの
サンプル面の位置ずれ検出の精度が悪くなるという不都
合を生じる。
【0018】本発明は、上述の諸問題を解決するために
なされたもので、その目的は以下のとおりである。 (1)基準位置からのサンプル面の位置ずれ状態を精度
良く検出する。
【0019】(2)ガラス板や、透明膜が層状に形成さ
れたサンプルについても、所望のサンプル面を精度よく
検出する。
【0020】(3)反射率の低いサンプルに対しても容
易に位置ずれの検出を行なえるようにする。
【0021】(4)特定波長の光線束に対して反射率が
極めて低い薄膜等で構成されるサンプルについも、位置
ずれ検出を可能にする。
【0022】(5)対物レンズの倍率、すなわち、対物
レンズの瞳径の大きさに応じた適切な精度でサンプル面
の位置検出を行う。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、基準位置からのサンプル
面の位置ずれ状態を検出する位置検出装置であって、前
記基準位置に対して特定の関係でピント面を有する対物
レンズと、前記対物レンズの光軸を含む仮想平面の一方
側に配置され、前記光軸と交差した後、前記対物レンズ
を経て前記サンプル面に入射する第1平行光線束を出射
する第1投光器と、前記仮想平面の他方側に配置され、
前記光軸と交差した後、前記対物レンズを経て前記サン
プル面に入射する第2平行光線束を出射する第2投光器
と、前記第1および第2平行光線束が交差する領域内
で、かつ前記基準位置と共役な位置に端縁が配置され、
前記端縁で前記各投光器から出射された第1および第2
平行光線束の一部を遮る遮光板と、前記遮光板を前記光
軸に沿って振動させる駆動装置と、前記サンプル面で反
射された前記第1および第2平行光線束の内、前記遮光
板の前記対物レンズ側の面に入射する光線束の光量を検
出する光量検出器と、前記光量検出器の出力信号の位相
に基づいて、前記サンプル面の位置ずれ状態を検出する
位相検出器と、を備えたものである。
【0024】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明における第1の投光器および第2の投光器を、対
物レンズの光軸に沿った平行光線束を出射する投光器
と、前記投光器から出射された平行光線束を、前記対物
レンズに至るまでの光軸上で交差する第1および第2分
岐平行光線束に分岐し、前記第1および第2分岐平行光
線束を前記対物レンズを経て前記サンプル面に出射する
光学要素と、に置き換えたものである。
【0025】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明における第1の投光器および第2の投光器を、そ
れぞれ異なる波長の平行光線束を出射する複数個の投光
器と、前記各投光器からの平行光線束を、前記対物レン
ズに至るまでの光軸上で交差する第1および第2分岐平
行光線束にそれぞれ分岐し、前記各第1および第2分岐
平行光線束を前記対物レンズを経て前記サンプル面に出
射する光学要素と、に置き換えたものである。
【0026】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明における第1の投光器および第2の投光器を、平
行光線束を出射する複数個の投光器と、前記各投光器か
ら出射された平行光線束を、前記対物レンズに至るまで
の光軸上で、それぞれ異なる交差角度で交差する第1お
よび第2分岐平行光線束にそれぞれ分岐し、前記各第1
および第2分岐平行光線束を前記対物レンズを経て前記
サンプル面に出射する、前記各投光器に対応した複数個
の光学要素と、に置き換えたものである。
【0027】
【作用】本発明の作用は次のとおりである。請求項1に
記載の発明によれば、第1および第2投光器からそれぞ
れ出射された第1および第2平行光線束の一部が、その
交差領域に設けられた遮光板の端縁によって遮られるこ
とにより、対物レンズの光軸に対して左右に完全に分離
された、すなわち光軸付近に光量分布をもたない平行光
線束が得られる。この平行光線束は対物レンズを経てサ
ンプル面に入射する。サンプル面が基準位置にあると
き、サンプル面で反射された平行光線束は、遮光板の対
物レンズ側の面に最も少なく入射するので、光量検出器
の出力は極小値となる。一方、サンプル面が基準位置か
ら外れるに従って、光量検出器の出力が増加する。サン
プル面に入射する平行光線束は、光軸付近に光量分布を
もたない光線束、換言すればサンプル面への入射角度が
比較的大きい光線束であるので、サンプル面が基準位置
から僅かにずれても、光量検出器の出力は大きく変化す
る。すなわち、サンプル面の位置ずれが高精度に検出さ
れることになる。
【0028】このとき、遮光板は駆動装置によって光軸
に沿って振動されているので、光量検出器の出力に遮光
板の振動周期に応じた交流成分が重畳する。この交流成
分の位相は、サンプル面が基準位置よりも対物レンズか
ら離れた側にある場合と、対物レンズに近い側にある場
合とで異なる。位相検出手段は、前記交流成分の位相を
検出し、その結果に基づいて、サンプル面が基準位置よ
りも対物レンズから離れた側にずれているか、あるいは
対物レンズに近い側にずれているかを検出する。
【0029】請求項2に記載の発明によれば、対物レン
ズの光軸上に配置された投光器から出射された平行光線
束は、光学要素によって前記光軸上で交わる2本の分岐
平行光線束に分岐される。以下、請求項1に記載の発明
と同様に、遮光板によって各平行光線の一部が遮蔽され
て、光軸付近に光量分布をもたない平行光線束が対物レ
ンズを経てサンプル面に入射されることにより、サンプ
ル面の位置ずれが高精度に検出される。
【0030】請求項3に記載の発明によれば、サンプル
面の反射特性に応じて、サンプル面の反射率が高くなる
波長をもった平行光線束を出射する投光器が選択的に使
用されるので、特定波長の光線束に対して反射率が小さ
いサンプル面であっても、高感度に位置ずれが検出され
る。
【0031】請求項4に記載の発明によれば、対物レン
ズの倍率、すなわち、対物レンズの瞳径の大きさに応じ
て何れかの投光器が選択的に使用される。すなわち、一
般的に対物レンズの倍率が大きくなる程、その瞳径は小
さくなるので、交差角度の小さな平行光線束が得られる
投光器およびそれに対応した光学要素が用いられる。し
たがって、対物レンズの倍率に応じた最適な精度でもっ
てサンプル面の位置ずれが検出される。
【0032】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。 <第1実施例>本実施例は、請求項1に記載の発明に対
応した実施例である。図1に示すように、本実施例に係
る位置検出装置は、対物レンズ2の光軸OAを含む仮想
平面(図1の紙面に垂直な平面)の一方側に配置された
第1投光器11と、前記仮想平面の他方側に配置された
第2投光器12とを備えている。各投光器11,12は
平行光線束を出射するもので、例えばレーザ光を出射す
る光源と、前記レーザ光を平行光線束に変換するコリメ
ーターレンズ等で構成されている。
【0033】各投光器11,12から出射された平行光
線束R11,R12は、対物レンズ2に至るまでの光軸上で
交差する。その交差領域に遮光板3の端縁3aが配置さ
れ、平行光線束R11,R12の一部を遮蔽するようになっ
ている。遮光板3の端縁3aは、基準位置Pと共役な位
置P’に配置されている。遮光板3を通過した平行光線
束R11’,R12’は対物レンズ2を経てサンプル面Sに
入射する。サンプル面Sからの各平行光線束R11’,R
12’の反射光は、サンプル面Sの位置に応じて、遮光板
3の裏面に入射し、この裏面で反射された平行光線束の
光量が光量検出器4によって検出される(図12〜図1
4参照)。
【0034】図2は、サンプル面Sの位置に応じた光量
検出器4の出力値を示している。図中、曲線E11は投光
器11からの平行光線束R11’の反射光が遮光板3の裏
面に入射する光線束の光量であり、曲線E12は投光器1
2からの平行光線束R12’に基づく光量である。したが
って、サンプル面Sの位置に応じて、光量検出器4の出
力は上記曲線E11と曲線E12とを加え合わせた曲線E10
のように変化する。
【0035】すなわち、光量検出器4の出力は、サンプ
ル面Sが基準位置Pにあるときに極小値をとり、基準位
置Pから外れるに従って増加する。図16において説明
したように、サンプル面Sが基準位置P付近の領域(作
動領域)にあるときの光量検出器4の出力変化の度合
は、この種の位置検出装置の感度にかかわる。本実施例
では、光軸OAに対して、左右に完全に分離された平行
光線束R11’,R12’をサンプル面Sに入射している。
換言すれば、サンプル面Sに対する平行光線束R11’,
12’の入射角度を大きくすることができるので、サン
プル面Sが基準位置Pから僅かに外れても、光量検出器
4の出力は急激に変化し、サンプル面Sの位置ずれを高
精度に検出することができる。
【0036】また、図3に示すように、サンプルがガラ
ス板のように層状の反射面を備えたものである場合、サ
ンプル面への入射光線Kの入射角度が大きくなると、各
反射面S1 ,S2 からの反射光の光路差Lが大きくなる
ので、サンプル面である上部反射面S1 からの反射光は
対物レンズ2の瞳内に入射するが、下部反射面S2 から
の反射光のうち対物レンズ2の瞳内に入射する量は減
少、あるいは入射しなくなる。したがって、本来のサン
プル面S1 からの反射光を主として検出することができ
るので、この種のサンプルの位置ずれ検出を高精度に行
うことができる。
【0037】さらに、投光器11,12として、レーザ
光源を用いることができるので、サンプル面Sへの入射
光量を多くすることができ、低反射率のサンプル面であ
っても、容易に位置ずれ検出を行うことができる。
【0038】次に、図4を参照して、光量検出器4の出
力信号の位相に基づいて、サンプル面Sの位置ずれ状態
を検出する位相検出器の構成例を説明する。本実施例装
置に備えられる位相検出器13は、遮光板3を光軸方向
に振動させる駆動装置14に一定周期の発振信号を与え
る発振器15と、光量検出器4の出力きに関して、極小
値を検出した時にパルス信号を出力する信号特徴検出器
16と、発振器15からの信号によりスタートし、信号
特徴検出器16からのパルス信号によりストップするタ
イマ回路17を含む。タイマ回路17の出力信号は、サ
ンプルが載置されるステージを光軸方向に駆動するサン
プルステージ駆動回路18に与えられる。
【0039】以下、図5を参照して位相検出器13の動
作を説明する。図中、b1 はサンプル面Sが基準位置P
にあるときの光量検出器4の出力波形であり、b2 はサ
ンプル面Sが基準位置Pよりも対物レンズ2から離れた
側にあるときの光量検出器4の出力波形であり、b3
サンプル面Sが基準位置Pよりも対物レンズ2に近い側
にあるときの光量検出器4の出力波形である。各波形b
1 ,b2 ,b3 は、図16において説明した曲線b1
2 ,b3 に対応している。また、図5中のcは発振器
15の出力波形を示している。
【0040】いま、サンプル面Sが基準位置Pにあると
すると、信号特徴検出器16は図5中のd1 に示すよう
なパルス信号を出力する。その結果、タイマ回路17
は、図5中のe1 に示すように、ON期間がt1 の信号
を出力する。一方、サンプル面Sが基準位置Pよりも対
物レンズ2から離れた方へ移動するに従って、信号特徴
検出器16は図5中のd2 に示すように、d1 よりも周
期が長く、かつ位相の進んだパルス信号を出力する。そ
の結果、タイマ回路17は、図5中のe2 に示すよう
に、ON期間がt2 (t2 <t1 )の信号を出力する。
また、サンプル面Sが基準位置Pよりも対物レンズ2へ
近い方へ移動するに従って、信号特徴検出器16は図5
中のd3 に示すように、d1 よりも周期が長く、かつ位
相の遅れたパルス信号を出力する。その結果、タイマ回
路17は、図5中のe3 に示すように、ON期間がt3
(t3 >t1 )の信号を出力する。
【0041】サンプルステージ駆動回路18には、サン
プル面Sが基準位置Pにあるときのタイマ回路17のO
N期間t1 が、基準時間として予め入力設定されてい
る。サンプルステージ駆動回路18は、この基準時間t
1 と、タイマ回路17のON期間tとを比較し、t<t
1 のとき、サンプル面Sが基準位置Pよりも対物レンズ
2から離れた側にずれているものと判断し、サンプルス
テージを対物レンズ2に向けて移動させる。一方、t>
1 のとき、サンプル面Sが基準位置Pよりも対物レン
ズ2に近い側にずれているものと判断し、サンプルステ
ージを対物レンズ2から遠ざけるように移動させる。こ
のようにして、サンプル面Sが次第に基準位置Pに近付
けられていく。
【0042】なお、位相検出器の構成は、本実施例のよ
うなものに限られず、種々変更実施することができる。
例えば、特開平3−94113号公報に開示されている
ような位相検波器を用いてもよい。
【0043】<第2実施例>本実施例は、請求項2に記
載の発明に対応した実施例である。図6に示すように、
本実施例の特徴は、第1実施例における2つの投光器1
1,12に替えて、対物レンズ2の光軸OA上に配置さ
れ、平行光線束を出射する投光器20と、前記投光器2
0から出射された平行光線束R20を、前記光軸OA上で
交わる2本の分岐平行光線束R21,R22に分岐する光学
要素としてのプリズム21を設けたことにある。
【0044】分岐平行光線束R21,R22が交差する領域
に、光軸に沿って振動される遮光板3が設けられ、この
遮光板3の裏面に入射するサンプル面Sからの反射光の
光量を光量検出器4で検出し、光量検出器4の出力の位
相を検出することに基づいて、サンプル面Sの位置ずれ
を検出することは、第1実施例の場合と同様であるの
で、ここでの説明は省略する。なお、後述する各実施例
においても、この点は同様であるので、その説明は省略
する。
【0045】本実施例によっても、第1実施例と同様に
光軸OAに対して左右に完全に分離された分岐平行光線
束R21,R22をサンプル面Sに入射させることができる
ので、サンプル面Sの位置ずれを高精度に検出すること
ができる。
【0046】本実施例によれば、1つの投光器20によ
って、分離された平行光線束R21,R22を得ることがで
きるので、2つの投光器11,12を用いた第1実施例
と比較して、装置の構成を簡素化でき、また光学調整を
簡単化することができる。
【0047】<第3実施例>本実施例は、請求項3に記
載の発明に対応した実施例である。図7に示すように、
本実施例の特徴は、それぞれ異なる波長の平行光線束R
31,R32を出射する2つの投光器31,32を備えたこ
とにある。投光器31から出射された平行光線束R
31は、ハーフミラー33を経てプリズム34に入射し、
このプリズム34によって、対物レンズ2に至るまでの
光軸OA上で交わる2本の平行光線束に分岐される。一
方、投光器32から出射された平行光線束R32は、ハー
フミラー33で反射されてプリズム34に至り、上記と
同様の2本の平行光線束に分岐される。
【0048】本実施例によれば、サンプル面Sの反射特
性に応じて、投光器31または32の何れかが選択的に
使用される。すなわち、サンプル面Sが入射平行光線束
の波長に応じてその反射率が異なる場合、反射率が高く
なる方の波長をもった平行光線束を出射する投光器が使
用されるので、特定波長の光線束に対して反射率が小さ
いサンプル面Sであっても、高感度に位置ずれが検出さ
れる。
【0049】なお、本実施例では2つの投光器31,3
2を選択使用するように構成したが、それぞれ波長の異
なる平行光線束を出射する投光器を3つ以上設けて、サ
ンプル面Sの反射特性に最も適した投光器を選択使用す
るように構成してもよい。 <第4実施例>本実施例は、請求項4に記載の発明に対
応した実施例である。図8に示すように、本実施例の特
徴は、平行光線束R41,R42を出射する2つの投光器4
1,42を備え、各平行光線束R41,R42をそれぞれに
対応したプリズム43,44によって、対物レンズ2に
至るまでの光軸OA上で、それぞれ異なる交差角度で交
わる2本の平行光線束に分岐したことにある。平行光線
束R41は、プリズム43で分岐された後、ハーフミラー
45を透過して、光軸OA上で交差角度θ1 で交わり、
対物レンズ2を経てサンプル面Sに入射する。一方、平
行光線束R42は、プリズム44で分岐された後、ハーフ
ミラー45で反射されて、平行光線束R41と同じ光軸O
A上の位置で交差角度θ2 で交わり、対物レンズ2を経
てサンプル面Sに入射する。本実施例では、θ1 >θ2
になるように、プリズム43,44の屈折特性が設定さ
れている。
【0050】本実施例によれば、対物レンズ2の倍率、
すなわち瞳径の大きさに応じて、投光器41または42
の何れかが選択的に使用される。対物レンズ2の倍率が
大きい場合、その瞳径は小さくなるので、サンプル面S
に入射する平行光線束の入射角度があまり大きいと、サ
ンプル面Sからの反射光が対物レンズ2の射出瞳に入射
しなくなり、サンプル面Sの位置ずれが検出できなくな
る。このような場合は、分岐平行光線束の交差角度の小
さな投光器42を用いて、サンプル面Sへの平行光線束
の入射角度を小さくすることにより、サンプル面Sの位
置ずれを検出する。一方、低倍率の対物レンズ2を使用
する場合は、その瞳径が大きいので、サンプル面Sの位
置ずれ検出精度を上げるために、分岐平行光線束の交差
角度が大きな投光器41を用いて、サンプル面Sへの平
行光線束の入射角度を大きくする。
【0051】なお、本実施例では、2つの投光器41,
42と、それぞれに対応したプリズム43,44を用い
て、分岐平行光線束の交差角度を選択できるようにした
が、3つ以上の投光器と、それぞれに対応したプリズム
を使用することにより、分岐平行光線束の交差角度をさ
らに多く選択設定できるようにしてもよい。
【0052】<第5実施例>本実施例は、上述した各実
施例で用いられる遮光板の変形例である。図9は、本実
施例で使用される遮光板を対物レンズ2の側から見た平
面図である。この遮光板3’はスリット3bを備え、こ
のスリット3bの一方の辺を端縁3aとして使用してい
る。端縁3aに沿って幅の狭い反射ミラー3cが取り付
けられており、その他の面は乱反射面、光吸収面などに
なっている。
【0053】層状の反射面を持ったサンプル(例えば、
薄膜が多層に形成された基板等)の場合、サンプルへの
入射平行光線束は、各反射面で反射されて戻って来るの
で、遮光板3’の裏面に入射する全ての反射光の光量を
検出することは、サンプル面Sの位置ずれ検出精度の面
で好ましくない。本実施例によれば、遮光板3’の裏面
に入射した光線束のうち、前記反射ミラー3cの領域に
入射した光線束のみが光量検出器4で検出されるので、
反射光線束の分離がし易くなり、サンプル面Sの検出精
度が一層向上する。
【0054】なお、上述の各実施例において、遮光板
3,3’の裏面に反射面を形成し、この反射面によって
反射された光を光量検出器4で検出するように構成した
が、フォトダイオードのような光量検出器を、遮光板の
裏面に付設して、遮光板の裏面に入射する光線束の光量
を直接検出するようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば次のような効果を奏する。 (1)請求項1ないし4に記載の発明によれば、光軸に
対して完全に分離された、すなわち、光軸付近に光量分
布をもたない平行光線束をサンプル面に入射することに
よって、サンプル面の位置ずれを検出している。その結
果、サンプル面が基準位置から僅かにずれても、それに
伴って反射光の光路が大きく変位し、光量検出器の出力
変化も大きくなるので、サンプル面の位置ずれを高精度
に検出することができる。
【0056】(2)請求項1ないし4に記載の発明によ
れば、光軸に対して完全に分離された平行光線束をサン
プル面に入射している。換言すれば、サンプル面に入射
する光線束の入射角度が大きくなるので、ガラス板や、
透明膜が層状に形成されたサンプルの表面で反射された
光線束は対物レンズに入射するが、下層の面で反射され
た光線束は、その光路が大きく変位するために対物レン
ズの瞳内に入射する量が減少する。したがって、サンプ
ル面の表面以外で反射された光線束の影響が減少し、光
量検出器の出力からノイズが減少するので、この種のサ
ンプル面の位置ずれを高精度に検出することができる。
【0057】(3)請求項1ないし4に記載の発明によ
れば、その構成上、投光器の光源としてレーザ光のよう
な高輝度の光源を用いることができるので、十分な光量
を得ることができ、反射率の低いサンプルに対しても容
易に位置ずれの検出を行うことができる。
【0058】(4)請求項2に記載の発明によれば、1
つの投光器からの平行光線束を光学要素によって2本の
平行光線束に分岐しているので、2つの投光器を用いる
請求項1に記載に発明に比べて、装置の構成を簡素化で
き、また光学調整を簡単化することができる。
【0059】(5)請求項3に記載の発明によれば、サ
ンプル面の反射特性に応じた波長をもった平行光線束を
選択して使用できるので、特定波長の光線束に対して反
射率が極めて低い薄膜等で構成されるサンプルについ
も、位置ずれ検出を容易に行うことができる。
【0060】(6)請求項4に記載の発明によれば、サ
ンプル面を入射する平行光線束の入射角度を変化させる
ことができるので、対物レンズの倍率、すなわち、対物
レンズの瞳径の大きさに応じた適切な精度でサンプル面
の位置ずれ検出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る位置検出装置の第1実施例の概略
構成を示した図である。
【図2】サンプル面の位置に応じた光量検出器の出力変
化を示した図である。
【図3】ガラス板のようなサンプルへ光線束を入射させ
た場合の光路図である。
【図4】位相検出器の概略構成を示したブロック図であ
る。
【図5】位相検出処理を説明するための波形図である。
【図6】第2実施例の概略構成を示した図である。
【図7】第3実施例の概略構成を示した図である。
【図8】第4実施例の概略構成を示した図である。
【図9】第5実施例に係る遮光板の構成を示した平面図
である。
【図10】従来例に係る位置検出装置の概略構成を示し
た図である。
【図11】従来装置による集束光線束の分離作用を示し
た図である。
【図12】サンプル面が基準位置にある場合の光路を示
した図である。
【図13】サンプル面が基準位置よりも対物レンズから
離れた側にある場合の光路を示した図である。
【図14】サンプル面が基準位置よりも対物レンズに近
い側にある場合の光路を示した図である。
【図15】従来装置の光量検出器の出力変化を示した図
である。
【図16】位置ずれ検出処理の説明に供する図である。
【図17】従来装置によってガラス板のようなサンプル
の位置ずれを検出する場合の問題点を説明するための光
路図である。
【符号の説明】
S…サンプル面 P…基準位置 P’…基準位置と共役な位置 2…対物レンズ 3,3’…遮光板 3a…遮光板の端縁 4…光量検出器 11,12,20,31,32,41,42…投光器 13…位相検出器 14…駆動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−87256(JP,A) 特開 昭62−247203(JP,A) 特開 平3−94113(JP,A) 特開 昭59−131108(JP,A) 特公 平7−94984(JP,B2) 特公 平7−94983(JP,B2) 特公 平8−10140(JP,B2)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準位置からのサンプル面の位置ずれ状
    態を検出する位置検出装置であって、 前記基準位置に対して特定の関係でピント面を有する対
    物レンズと、 前記対物レンズの光軸を含む仮想平面の一方側に配置さ
    れ、前記光軸と交差した後、前記対物レンズを経て前記
    サンプル面に入射する第1平行光線束を出射する第1投
    光器と、 前記仮想平面の他方側に配置され、前記光軸と交差した
    後、前記対物レンズを経て前記サンプル面に入射する第
    2平行光線束を出射する第2投光器と、 前記第1および第2平行光線束が交差する領域内で、か
    つ前記基準位置と共役な位置に端縁が配置され、前記端
    縁で前記各投光器から出射された第1および第2平行光
    線束の一部を遮る遮光板と、 前記遮光板を前記光軸に沿って振動させる駆動装置と、 前記サンプル面で反射された前記第1および第2平行光
    線束の内、前記遮光板の前記対物レンズ側の面に入射す
    る光線束の光量を検出する光量検出器と、 前記光量検出器の出力信号の位相に基づいて、前記サン
    プル面の位置ずれ状態を検出する位相検出器と、 を備えたことを特徴とする位置検出装置。
  2. 【請求項2】 基準位置からのサンプル面の位置ずれ状
    態を検出する位置検出装置であって、 前記基準位置に対して特定の関係でピント面を有する対
    物レンズと、 前記対物レンズの光軸に沿った平行光線束を出射する投
    光器と、 前記投光器から出射された平行光線束を、前記対物レン
    ズに至るまでの光軸上で交差する第1および第2分岐平
    行光線束に分岐し、前記第1および第2分岐平行光線束
    を前記対物レンズを経て前記サンプル面に出射する光学
    要素と、 前記光学要素からの第1および第2分岐平行光線束が交
    差する領域内で、かつ前記基準位置と共役な位置に端縁
    が配置され、前記端縁で前記第1および第2分岐平行光
    線束の一部を遮る遮光板と、 前記遮光板を前記光軸に沿って振動させる駆動装置と、 前記サンプル面で反射された前記第1および第2分岐平
    行光線束の内、前記遮光板の前記対物レンズ側の面に入
    射する光線束の光量を検出する光量検出器と、 前記光量検出器の出力信号の位相に基づいて、前記サン
    プル面の位置ずれ状態を検出する位相検出器と、 を備えたことを特徴とする位置検出装置。
  3. 【請求項3】 基準位置からのサンプル面の位置ずれ状
    態を検出する位置検出装置であって、 前記基準位置に対して特定の関係でピント面を有する対
    物レンズと、 それぞれ異なる波長の平行光線束を出射する複数個の投
    光器と、 前記各投光器からの平行光線束を、前記対物レンズに至
    るまでの光軸上で交差する第1および第2分岐平行光線
    束にそれぞれ分岐し、前記各第1および第2分岐平行光
    線束を前記対物レンズを経て前記サンプル面に出射する
    光学要素と、 前記光学要素からの各第1および第2分岐平行光線束が
    交差する領域内で、かつ前記基準位置と共役な位置に端
    縁が配置され、前記端縁で前記各第1および第2分岐平
    行光線束の一部を遮る遮光板と、 前記遮光板を前記光軸に沿って振動させる駆動装置と、 前記サンプル面で反射された前記各第1および第2分岐
    平行光線束の内、前記遮光板の前記対物レンズ側の面に
    入射する光線束の光量を検出する光量検出器と、 前記光量検出器の出力信号の位相に基づいて、前記サン
    プル面の位置ずれ状態を検出する位相検出器と、 を備えたことを特徴とする位置検出装置。
  4. 【請求項4】 基準位置からのサンプル面の位置ずれ状
    態を検出する位置検出装置であって、 前記基準位置に対して特定の関係でピント面を有する対
    物レンズと、 平行光線束を出射する複数個の投光器と、 前記各投光器から出射された平行光線束を、前記対物レ
    ンズに至るまでの光軸上で、それぞれ異なる交差角度で
    交差する第1および第2分岐平行光線束にそれぞれ分岐
    し、前記各第1および第2分岐平行光線束を前記対物レ
    ンズを経て前記サンプル面に出射する、前記各投光器に
    対応した複数個の光学要素と、 前記各光学要素からの第1および第2分岐平行光線束が
    交差する領域内で、かつ前記基準位置と共役な位置に端
    縁が配置され、前記端縁で前記各第1および第2分岐平
    行光線束の一部を遮る遮光板と、 前記遮光板を前記光軸に沿って振動させる駆動装置と、 前記サンプル面で反射された前記各第1および第2分岐
    平行光線束の内、前記遮光板の前記対物レンズ側の面に
    入射する光線束の光量を検出する光量検出器と、 前記光量検出器の出力信号の位相を検出に基づいて、前
    記サンプル面の位置ずれ状態を検出する位相検出器と、 を備えたことを特徴とする位置検出装置。
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