JP2528708Y2 - 制御バルブ - Google Patents

制御バルブ

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JP2528708Y2
JP2528708Y2 JP5686090U JP5686090U JP2528708Y2 JP 2528708 Y2 JP2528708 Y2 JP 2528708Y2 JP 5686090 U JP5686090 U JP 5686090U JP 5686090 U JP5686090 U JP 5686090U JP 2528708 Y2 JP2528708 Y2 JP 2528708Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車体と車軸間に介装された油圧サスペンシヨ
ンの駆動回路中に組み込まれてサスペンシヨンを制御す
る制御バルブに関する。
〔従来の技術〕
アクテイブサスペンシヨンの油圧制御回路として第2
図に示すものを本出願人は開発している。
車両にはフロントサスペンシヨンシリンダ1,2とリヤ
サスペンシヨンシリンダ3,4を有し、これらのシリンダ
1,2,3,4はポンプ回路5,5を介してポンプ7に接続され、
更にタンク回路6,6を介してタンク8に接続されてい
る。
ポンプ回路5はマニホールド等のハウジング9に設け
たポンプポートPと、チエツクバルブ10と、圧油供給ポ
ートPsと接続され、圧油供給ポートPsは制御弁11,12を
介してサスペンシヨンシリンダ1,2,3,4に連通又は遮断
されている。
タンク回路6はハウジング9に設けたタンクポートT
とパイロツトオペレートチエツク弁13と圧油リターンポ
ートPr1,Pr2に接続され、リターンポートPr1,Pr2は制
御弁11,12を介してサスペンシヨンシリンダ1,2,3,4に連
通又は遮断されている。二つのリターンポートPr1,Pr2
はハウジング9内に設けたパイロツト切換弁14を介して
直接連通し又はオリフイス14aを介して連通している。
パイロツトオペレートチエツク弁13はポンプ回路5の内
圧で開閉され、パイロツト切換弁14もポンプ回路5の内
圧でどちらか一方に切換えられる。
車高を上げるときは制御弁11,12を上側ポジシヨンに
切換えてサスペンシヨンシリンダ1,2,3,4に圧油を供給
し、車高を下げるときは制御弁11,12を下側ポジシヨン
に切換えてサスペンシヨンシリンダ1,2,3,4の圧油をパ
イロツト切換弁14とパイロツトオペレートチエツク弁13
を介してタンクに戻す。車高を任意の高さに上げて制御
弁11,12を中立ポジシヨンに切換えるとその高さが保持
される。この際エンジンとポンプ7が駆動しているとポ
ンプ回路5には圧力が立つていて常にパイロツトチエツ
ク弁14とパイロツトオペレートチエツク弁13を開き、ポ
ンプ7から吐出された圧油はリリーフ弁17よりタンク8
に戻される。
ポンプ7から吐出された圧油はポンプ回路5よりアキ
ユムレータ16に蓄圧され、リリーフ弁17により常時一定
圧力に保たれる。
車両の走行時に車体に取り付けたセンサ又は回路中に
設けたセンサ18からの信号で制御弁11,12のソレノイド
に電流を流してこれを開閉操作してアクテイブ制御を行
なう。例えば、サスペンシヨンシリンダ1,2,3,4の昇圧
が必要なときには圧油供給ポートPsが各シリンダ1,2,3,
4に連通するように電流を流し、逆にシリンダ1,2,3,4の
作動油を排出させる必要があるときにはリターンポート
Pr1,Pr2を各シリンダ1,2,3,4に連通させる。
パイロツトオペレートチエツク弁13はエンジン停止時
にポンプ7からの圧油の吐出がなくなつた時に閉じて車
高を保持するものであり、同じくチエツク弁10は各シリ
ンダ1,2,3,4からの作動油の逆流を防止している。
一方、サスペンシヨンシステムに異常が生じた時、全
ての電気系の通電を中止するフエールセーフがとられる
場合がある。しかし、このフエールセーフ状態になつて
も車両の姿勢を水平にして一定の車高を保つて走行が可
能となるようにしなければならず、且つ急激な車体姿勢
の変化を発生させてはならないものである。
この為、チエツク弁10とパイロツトオペレートチエツ
ク弁13は各シリンダ1,2,3,4の圧力を一定に保つと同時
にオリフイス14aでシリンダ1,2又は3,4を連通させてい
る。即ち、左右の車輪側サスペンシヨンシリンダ1,2又
は3,4に圧力差が生じた場合、例えば車体を水平に保つ
て旋回中にフエールセーフとなつた時などの場合には、
各シリンダ1,2又は3,4がパイロツト切換弁14のオリフイ
ス14aを介して絞られながら連通され、徐々に左右のシ
リンダ1,2又は3,4の圧力を同じにして車両姿勢を水平に
している。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のサスペンシヨンシステムの回路
ではハウジング9内にチエツク弁10とパイロツトオペレ
ートチエツク弁13とパイロツト切換弁14を別々に設け、
これらを別々に例えばカートリツジ式に組み込んでいる
為に部品点数が多く、ハウジングの加工が困難であると
共に大型となり、重量アツプ、コストアツブの原因とな
つている。
そこで、本考案の目的は、上記従来のチエツク弁10と
パイロツトオペレートチエツク弁13とパイロツト切換弁
14を兼ねた単一で、加工性が良く、重量とコストの低減
を図れる制御弁を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案の構成は、ハウ
ジングにポンプポートと、圧油供給ポートと、タンクポ
ートと、二つの第1,第2圧油リターンポートとを設け、
ポンプポートを圧油供給ポートに開閉させ、タンクポー
トを二つの第1,第2圧油リターンポートに開閉させ、第
1,第2圧油リターンポートをオリフイスを介して連通さ
せる制御バルブにおいて、ハウジング内にスリーブを着
脱自在に挿入させ、スリーブには前記ハウジングのポー
トに対応するポートと各ポートに連通する弁孔を設け、
前記弁孔内にはポンプポートを圧油供給ポートを開閉さ
せるチエツクバルブと、ポンプポートの圧油で付勢され
るプツシユロツドと、プツシユロツドの移動に伴なつて
第1,第2のリターンポートをタンクポートに開閉させる
チエツクバルブを兼ねたパイロツト切換弁とを揺動自在
に挿入させ、パイロツト切換弁には第1,第2のリターン
ポートを連通させるオリフイスを設けたことを特徴とす
るものである。
〔作用〕
ポンプポートから圧油が供給されるとチエツク弁が開
いて圧油供給ポートに圧油を導き、同時にプツシユロツ
ドを押圧する。プツシユロツドはこれによつて移動して
パイロツト切換弁を押圧し、パイロツト切換弁が開き、
第1,第2リターンポートをタンクポートに開口させる。
ポンプポートの圧が減少するとパイロツトチエツク弁が
閉じ、この時二つのリターンポートはパイロツトチエツ
ク弁に設けたオリフイスを介して連通する。
〔実施例〕
以下本考案の制御バルブを第1図にもとづいて説明す
る。
制御バルブは第2図の油圧サスペンシヨンシステムに
おける油圧回路のハウジング9内に組み込まれて使用さ
れ、油圧サスペンシヨンシステムの作動は第2図の場合
と同じである。
第2図の構造と同じ構造は同一の符号を符し、作動は
第2図の油圧回路にもとづいて説明する。
マニホールド等のハウジング9内にポンプポートP
と、タンクポートTと、圧油供給ポートPsと、第1,第2
のリターンポートPr1,Pr2とが形成され、ポンプポート
Pはポンプ回路5を介してポンプ7に接続され、タンク
ポートTはタンク回路6を介してタンク8に接続され、
圧油供給ポートP3とリターンポートPr1,Pr2はフロント
側サスペンシヨンシリンダ1,2及びリヤサスペンシヨン
シリンダ3,4に制御弁11,12を介して連通又は遮断され
る。
ハウジング9内にはスリーブ18がカートリツジ式に着
脱自在に挿入され、このスリーブ18には軸方向の弁孔19
と、ハウジング9の各ポートに対応するポンプポート
P′と、タンクポートT′と、圧油供給ポートPs′とリ
ターンポートPr1′,Pr2′とが横方向に形成され、弁孔
19はこれらの各ポートに連通している。スリーブ18は内
部に弁体を組み込むことにより制御バルブ全体をカート
リツジ式に着脱自在にハウジング9に組み込んでいる。
但しスリーブ18はハウジング9と一体成形してもよい。
弁孔19内にはポペツト型のチエツク弁10と、プツシユ
ロツド21と、チエツクバルブを兼ねたパイロツト切換弁
22とが直列に摺動自在に挿入され、チエツク弁20は背部
のスプリング23で通常シート30に押し付けられ、パイロ
ツト切換弁22は背部のスプリング24でシート31に通常押
し付けられている。
チエツク弁20はポンプポートPと圧油供給ポートPsと
を開閉させ、パイロツト切換弁22はタンクポートTをリ
ターンポートPr1,Pr2に開閉させるものである。
チエツク弁20は第2図のチエツク弁10に相当し、パイ
ロツト切換弁22は同じくパイロツトオペレートチエツク
弁13とパイロツト切換弁14を兼ねて一体に成形されてい
る。
チエツク弁20はポンプポートPにスプリング23に打ち
勝つ圧が立つと開いてポンプポートPと圧油供給ポート
Psを連通させ、この時プツシユロツド21はポンプポート
Pの内圧で図において右方向に移動してパイロツト切換
弁22を押圧し、スプリング24に抗してパイロツト切換弁
22が開いてタンクポートTをリターンポートPr1,Pr2
連通させる。
パイロツト切換弁22には第1のリターンポートPr1
弁孔19に開閉させるランド30を有している。更にパイロ
ツト切換弁22には背部の油室31に開放された横方向通孔
28とオリフイス29と軸方向通路32とが形成され、二つの
リターンポートPr1,Pr2はこれらの通孔28と通路32とオ
リフイス29を介して相互に連通している。
チエツク弁20の背部スプリング23はシート25で支持さ
れ、シート25に設けたオリフイス26はチエツク弁20の背
部油室27a,27bを連通させてチエツク弁20が開くときに
減衰力を発生してチエツク弁20の発振を防止させてい
る。
第2図のサスペンシヨンシステムと同じく、制御弁1
1,12を上側ポジシヨンに切換えると、ポンプ7からの圧
油がポンプポートPよりチエツク弁20を開いて圧油供給
ポートPsよりサスペンシヨンシリンダ1,2,3,4に圧油が
供給されて車高を上げ、所望の高さになつた時に制御弁
11,12を中立ポジシヨンに切換えて車高を保持する。こ
の際パイロツト切換弁22はプツシユロツド21で押されて
開いていても各サスペンシヨンシリンダ1,2,3,4の圧油
は制御弁11,12で遮断されていてタンク8には戻らな
い。更にエンジンを停止した時には制御弁11,12とチエ
ツク弁20とパイロツト切換弁22でブロツクして車高を保
持する。車高を下げる時には制御弁11,12を下側ポジシ
ヨンに切換え、リターンポートPr1,Pr2よりパイロツト
切換弁22とタンクポートTを介して圧油をタンク8に戻
す。制御弁11,12が中立ポジシヨンにあるときでも、通
常ポンプ7は継続して作動し、ポンプ回路5にはリリー
フ弁17で設定された圧力が立ち、この圧力でチエツク弁
20とパイロツト切換弁22は開いている。途中でサスペン
シヨンシリンダ1,2,3,4のいずれかの昇圧が必要な時に
はそのサスペンシヨンシリンダ1,2,3,4に対応する制御
弁11又は12を上側ポジシヨンに切換えてポンプ回路5の
圧を導き、逆に圧力を下げたいときには下側ポジシヨン
に切換えて圧力を抜けばよい。
サスペンシヨンシリンダ1,2又は3,4の圧力を一定に保
つと同時に左右のサスペンシヨンシリンダ1,2又は3,4間
で圧力差があつた場合、例えば、車体を水平に保つて旋
回中にフエールセーフとなつた時などでは、ポンプポー
トP側の圧力を下げてパイロツト切換弁22を閉じ、リタ
ーンポートPr1,Pr2をオリフイス29を介して絞りながら
連通させる。この為サスペンシヨンシリンダ1,2又は3,4
間の圧力を徐々に同じにして車両姿勢を水平にする。
〔考案の効果〕
本考案によれば、次の効果がある。
スリーブ内にチエツク弁とプツシユロツドとパイロツ
ト切換弁とが挿入されているから、制御弁自体が単一化
され、ハウジングと制御弁との加工性が向上し、重量と
コストの低減が図れる。
パイロツト切換弁は先端の弁体部がパイロツトオペレ
ートチエツク弁を兼ねている為に従来のようにパイロツ
トオペレートチエツク弁とオリフイスを有するパイロツ
ト切換弁とを二つ設けたものに比べてバルブ構造が単一
化され、部品点数が少なく、構造が簡素化される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る制御弁の縦断正面図、第2図は従
来のサスペンシヨンシステムの油圧制御回路である。 9……ハウジング、18……スリーブ、19……弁孔、20…
…チエツクバルブ、21……プツシユロツド、22……パイ
ロツト切換弁、29……オリフイス、P……ポンプポー
ト、T……タンクポート、Ps……圧油供給ポート、P
r1,Pr2……リターンポート、P′,T′,Ps′,Pr1′,P
r2′……ポート。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングにポンプポートと、圧油供給ポ
    ートと、タンクポートと、二つの第1,第2圧油リターン
    ポートとを設け、ポンプポートを圧油供給ポートに開閉
    させ、タンクポートを二つの第1,第2圧油リターンポー
    トに開閉させ、第1,第2圧油リターンポートをオリフイ
    スを介して連通させる制御バルブにおいて、ハウジング
    内にスリーブを着脱自在に挿入させ、スリーブには前記
    ハウジングのポートに対応するポートと各ポートに連通
    する弁孔を設け、前記弁孔内にはポンプポートを圧油供
    給ポートを開閉させるチエツクバルブと、ポンプポート
    の圧油で付勢されるプツシユロツドと、プツシユロツド
    の移動に伴なつて第1,第2のリターンポートをタンクポ
    ートに開閉させるチエツクバルブを兼ねたパイロツト切
    換弁とを摺動自在に挿入させ、パイロツト切換弁には第
    1,第2のリターンポートを連通させるオリフイスを設け
    たことを特徴とする制御バルブ。
JP5686090U 1990-05-30 1990-05-30 制御バルブ Expired - Lifetime JP2528708Y2 (ja)

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JPH0414506U JPH0414506U (ja) 1992-02-05
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