JP2528590B2 - 自動ケ―ブルタイ結束装置及び結束装置用ディスペンサ - Google Patents

自動ケ―ブルタイ結束装置及び結束装置用ディスペンサ

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JP2528590B2
JP2528590B2 JP4167776A JP16777692A JP2528590B2 JP 2528590 B2 JP2528590 B2 JP 2528590B2 JP 4167776 A JP4167776 A JP 4167776A JP 16777692 A JP16777692 A JP 16777692A JP 2528590 B2 JP2528590 B2 JP 2528590B2
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tie
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cable
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B13/00Bundling articles
    • B65B13/02Applying and securing binding material around articles or groups of articles, e.g. using strings, wires, strips, bands or tapes
    • B65B13/025Hand-held tools
    • B65B13/027Hand-held tools for applying straps having preformed connecting means, e.g. cable ties

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Bridges Or Land Bridges (AREA)
  • Package Frames And Binding Bands (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーブルタイでワイヤ
等を結束する自動ケーブルタイ結束装置及び結束装置用
ディスペンサに関する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】従来の自
動ケーブルタイ結束装置はカートリッジを使用して、多
数本の単体ケーブルタイをその内部に収納し、工具のデ
ィスペンサへ順次供給していた。しかし、カートリッジ
を使用して単体のケーブルタイをケーブルタイ結束具へ
送給する操作にはいくつかの問題があり、これが装置の
作動効率を低下させていた。
【0003】又、カートリッジを使用する装置では、当
然、カートリッジの収納能力に応じた本数のケーブルタ
イしか使用できず、しかも、ケーブルタイを使い果たし
た後は、空になったカートリッジに新しいケーブルタイ
を使用者が直接手で補充しなければならない。このカー
トリッジ内に収納可能なケーブルタイの本数は、ケーブ
ルタイの寸法に起因する設計上の制約や、持ち運び可能
且つ操作を簡単にする必要から100本程度が限度であ
った。
【0004】更に、従来の装置では、ケーブルタイを終
始ある特定の姿勢で装置に充填しなければならないた
め、その充填動作には細心の注意と多くの時間を要して
いた。
【0005】従来装置の諸問題は、カートリッジを着脱
自在に装備する機構及びカートリッジからケーブルタイ
を連続的に送り出す機構が複雑になることに起因する。
斯かる機構は厳しい公差で製造しなければならず、又、
細心の注意を払いながら操作して誤動作が発生しないよ
うにする必要がある。しかし、新しいカートリッジとの
交換には失敗がつきもので、その交換には多くの時間を
費していた。
【0006】従来装置が抱える以上の欠点は装置の効率
低下を招き、実際、操作時間の大部分はケーブルタイの
結束動作ではなくカートリッジの充填操作にとられてい
た。
【0007】又、カートリッジの製造、保管及び廃棄処
理に関連して生じる製造費の増大もカートリッジを使用
する装置に付随する問題の一つである。
【0008】ところで、従来の自動ケーブルタイ結束装
置は、空気圧を利用してケーブルタイをカートリッジか
らケーブルタイ送給管を介して遠隔操作可能なケーブル
タイ結束具に高速で送り込んでいた。ケーブルタイ結束
具は、束状のワイヤの周囲にケーブルタイを巻き付けて
結束する装置であるが、連続的に送られてくるケーブル
タイを他の作動機構に対して正確に位置決めしなければ
ならない。従来の代表的な結束具は、ストッパや係止部
材を設けてケーブルタイを停止させ且つ位置決めしてい
た。ストッパは、ケーブルタイのヘッド部に係合してケ
ーブルタイの前進を阻止する。
【0009】ところが、従来のストッパ構造では、ケー
ブルタイのヘッド部に急激な衝撃が加わるためケーブル
タイが破損する問題があった。この問題は本願の譲受人
と同じ譲受人に譲渡された米国特許第4004618号
で扱っており、同特許では、この問題を解決するため
に、一対の弾性スチール製アームを使用している。これ
らのアームはブレーキとして機能し、ケーブルタイのヘ
ッド部が当接する前にケーブルタイの速度を落としてケ
ーブルタイが破損するのを防止している。アームは又、
ケーブルタイが通過した後、再び後戻りするのを阻止す
る。
【0010】同特許は、空気圧によって送られてくるケ
ーブルタイが衝撃によって破損する可能性を低減させる
構造を開示しているが、弾性のスチール製アームも幾つ
かの問題を抱えている。その一つは、ケーブルタイの通
過毎にスチール製アームが連続的に撓み、その結果、ア
ームが外側に変形してアームの制動力が損なわれると共
に、変形動作が繰り返される内に最後には金属疲労によ
ってアーム自体が使い物にならなくなってしまうことで
ある。
【0011】
【課題を解決しようとする手段】本発明の目的は、カー
トリッジ式のケーブルタイと異なり、十分な数のケーブ
ルタイを連続的に供給でき且つ、その位置決めを正確に
できる構成の自動ケーブルタイ結束装置を提供すること
にある。
【0012】又、本発明の別の目的は、リボン状のケー
ブルタイを正確に位置決めし且つ、ケーブルタイを個々
に正確に切り離すことができるディスペンサを提供する
ことにある。
【0013】上記目的を達成するために、第一発明は、
束状のワイヤ等の周囲にケーブルタイを個々に巻き付け
て結束するための自動ケーブルタイ結束装置であって、
略々平坦なリボンを形成するに十分な剛性を備えると共
に横方向に延在するストリップ部から延伸し且つ該スト
リップ部に連結手段を介して連結されたリボン状のケー
ブルタイを嵌入させる手段と、リボン状のケーブルタイ
を個々に切り離するための分離手段と、ストリップ部か
ら各ケーブルタイを確実に切断するためにリボン状のケ
ーブルタイを分離手段に対して位置決めすると共にリボ
ン状のケーブルタイのストリップ部と整合状態で係合す
る案内手段とを有するディスペンサと、ディスペンサと
は別体で且つ離間しており、ディスペンサから送られて
くる個々のケーブルタイを束状のワイヤ等の周囲に位置
決めした後、張力を加えて、その尾部を切断する工具手
段と、ディスペンサから送り出された個々のケーブルタ
イを工具手段へ移送する管状の移送手段とから成ること
を特徴とする自動ケーブルタイ結束装置を提供する。
【0014】又、第二発明は、略々平坦なリボンを形成
するに十分な剛性を備えると共に横方向に延在するスト
リップ部から延伸し且つストリップ部に連結手段を介し
て連続的にリボン状に連結されたリボン状のケーブルタ
イから個々のケーブルタイをケーブルタイ結束具へ送り
出すためのディスペンサにおいて、リボン状のケーブル
タイをディスペンサへ供給する手段と、ストリップ部か
らケーブルタイを個々に切り離す分離手段と、ディスペ
ンサから個々のケーブルタイを転送する転送手段と、リ
ボン状のケーブルタイの個々のケーブルタイを正確に位
置決めすると共に分離手段と転送手段へ順に送り出す手
段とを備えて成り、該正確に位置決めする手段が、リボ
ン状のケーブルタイを分離手段に対して位置決めしてス
トリップ部からケーブルタイを個々に正確に切り離すこ
とを可能にする案内手段を含み、案内手段は横置された
ストリップ部に整合して係合することを特徴とするディ
スペンサを提供する。
【0015】
【実施例】図1は、本発明に係る自動ケーブルタイ結束
装置30の斜視図で、同装置はディスペンサ32と、配
送機構34と、リボン状ケーブルタイ38と、ケーブル
タイ結束具36とから主に成る。
【0016】本発明のディスペンサ32は、リボン状ケ
ーブルタイ38を装填して各ケーブルタイ40を配送機
構34へ連続的に送出する。この配送機構34は各ケー
ブルタイ40を本発明のケーブルタイ結束具36へ送出
する。そして、ケーブルタイ結束具36は、各ケーブル
タイ40を束状のワイヤ等の周囲に巻き付け、一定の張
力を加え、最後に、ケーブルタイ40の尾部を切断す
る。
【0017】図2及び図3から明らかなように、リボン
状ケーブルタイ38は複数本のケーブルタイ40を有す
る。ケーブルタイ40は各々そのヘッド部42の位置で
タブ46を介してストリップ部44に連結されている。
ケーブルタイ40はストリップ部44の長手方向に等間
隔に配設され、ケーブルタイ40同士は互いに平行に延
在し、ストリップ部44の長手軸に直交する。
【0018】ケーブルタイ40は単体構造で、係止ヘッ
ド部42と、ストラップ部48とから成り、ストラップ
部48は係止ヘッド部42内に挿入された後、締結され
る。各ケーブルタイ40の係止ヘッド部42は図9から
明らかなようにストラップ部48の面内の広幅の部分か
らストラップ部48から離れた平行面内の狭幅の部分に
かけて傾斜する。各ケーブルタイ40の係止ヘッド部4
2の厚みはストラップ部48の厚みの略々3倍である。
ストラップ部48はストリップ部44と厚みが略々同じ
で、略々同一平面上にある。従って、各係止ヘッド部4
2はストラップ部48及びストリップ部44の面から上
方に突出し、リボン状ケーブルタイ38の長手方向に連
続的に延在する隆起部を構成する。
【0019】ケーブルタイ40は、タブ46を介してス
トリップ部44に結合されている。各タブ46はストリ
ップ部44と同一平面上に配設されそれとほぼ同一の厚
みを有する。タブ46は形状が台形で、ストリップ部4
4に隣接する広幅端から係止ヘッド部42に隣接する狭
幅端にかけて傾斜する。
【0020】ストリップ部44は平行に延在する両縁5
0によって画定され、内縁50はタブ46に隣接し、外
縁50は実質的に不連続部を有しない。ストリップ部4
4の幅は係止ヘッド部42の長さの約2倍である。スト
リップ部44の長さはリボン状ケーブルタイ38の長さ
によって決まる。ストリップ部44の厚みは、リボン状
ケーブルタイ38を分配リール上に巻付け可能な十分な
可撓性を提供ししかも実質的に平坦なリボン状ケーブル
タイ38を形成するのに十分な剛性をも有するような材
質に応じて選定される。
【0021】ストリップ部44の平坦な両面上には、そ
の長手方向に沿って整合ガイド52が設けられ、この整
合ガイド52は各々二つの正方形の凸面54を有する。
凸面54は整合状態にあり、ストリップ部44の両縁に
当接する。又、凸面54はその幅がストリップ部44の
幅の約1/3であり、対向する凸面間に形成された溝5
6もその幅がストリップ部44の約1/3である。凸面
はその内面が整合面58を構成し、対向する整合面58
は、双方の間に非連続的な整合溝60を形成する。整合
面58はリボン状ケーブルタイ38をディスペンサ内に
おいて水平状態に正確に位置決めする役目をする。整合
面52はストリップ部の長手方向に沿って等間隔で設け
られ、長手方向に隣接する二つの整合面間には、二本の
ケーブルタイが位置する。
【0022】ストリップ部44の片方の平坦面上に位置
する整合ガイド52は、該ストリップ部44の他方の平
坦面上の対応する整合ガイド52と並置して配設される
のが好ましく、各整合ガイドは整合溝60を形成する。
【0023】リボン状ケーブルタイ38は熱可塑性プラ
スチックで一体的に形成するのが好ましく、ケーブルタ
イ40、タブ46およびストリップ部44はすべて同一
素材で一体的に型成形される。リボン状ケーブルタイ3
8は、リボン状ケーブルタイ38の単片長を成型しリボ
ン状ケーブルタイ38の各単片長のストリップ部44の
末端をリボン状ケーブルタイ38の次の単片長のストリ
ップ部44の末端に接続することで実行される。好まし
い構造では、リボン状ケーブルタイ38の単片長の接続
はリボン状ケーブルタイ38の各々新しい単片長が成型
されるときに実行され、リボン状ケーブルタイ38の最
後の成型単片長のストリップ部44後尾端は単片リボン
状ケーブルタイ成型内に保持され、一方次に後続するリ
ボン状ケーブルタイ38の単片長のストリップ部44は
この後尾端にしっかりと成型される。リボン状ケーブル
タイ38の各単片長のストリップ部44は各ストリップ
部44の後尾端付近に配設された孔と一緒に成型可能で
これにより次に後続するリボン状ケーブルタイ38の成
型単片長からの材料が該孔を充填しリボン状ケーブルタ
イ38の隣接単片長間の確実な後続を提供する。ケーブ
ルタイをストリップに確実に装着するその他の方法もま
た本発明の概念内にあることは理解されるべきである。
たとえば、単片で製作されたケーブルタイは上記と同一
構造形状で各ケーブルタイと搬送ストリップとの間の接
着または圧着でも搬送ストリップに固定可能である。
【0024】図1、図4及び図5に示したディスペンサ
32は、リボン状ケーブルタイ38をディスペンサ32
へ送給するリール機構62と、各ケーブルタイ40を正
確に位置決めして搬送する溝付きシリンダ64と、シリ
ンダ64を駆動する割送機構66と、各リボン状ケーブ
ルタイ38のストリップ部と協働してリボン状ケーブル
タイ38をディスペンサ32内に正確に位置決めする案
内機構68と、各ケーブルタイ40をリボン状ケーブル
タイ38から分離するナイフ70と、分離された単体の
ケーブルタイ40をディスペンサから送り出す転送機構
72とから主になる。
【0025】ディスペンサ32はハウジング74を有す
る。ハウジング74は、リセットボタン76と、ロード
ボタン78と、チェックロード状態を示す発光ダイオー
ド80と、ホース/空状態を示す発光ダイオード82
と、電源のオン/オフ状態を示す発光ダイオード84
と、可聴警報ブザー86とを有し、これらの部材は殆ど
全て自動ケーブルタイ結束装置30の使用者が容易に検
査可能なようにハウジング74の前面に配設されてい
る。配送機構34と係合するように設計された接続ポー
ト88もまたハウジング74の前面に配設されている。
【0026】図1及び図4に示すように、リール機構6
2はディスペンサ32のハウジング74上に装着されて
いる。リール機構62の下端は適当なファスナーを介し
てハウジング74に装着され、上端は孔内に回転不能に
装着されたリールアーム92を有するブラケット90を
備える。リールアーム92はその軸がシリンダ64の軸
に平行に延在する。リールアーム92はコイル巻きリボ
ン状ケーブルタイ38を担持するリール94を受納し回
転可能に装着する寸法を有する平滑な円筒棒である。リ
ールアーム92の末端部は着脱可能止めピン96を担持
し該止めピンは装着されたリール94の外方への移動を
制限する。リールアーム92と同軸にスプリング98が
担持され、該スプリングはリール94に張力を付加して
リール94の自由回転を拘束する一方、シリンダ64が
リール94からリボン状ケーブルタイ38を引き出し可
能とするような寸法を有している。リール94はリール
アーム92上に装着されストリップ部44は内方に配設
されて案内機構68と整合している。
【0027】図4、図5及び図9に示すように、揺動自
在に装着された装填ドア100がシリンダ64上に装着
されている。装填ドア100はリボン状ケーブルタイ3
8のシリンダ64内への案内を補助する略々円筒形の前
面輪郭102およびカバー236と係合する隅を有した
形状の背面輪郭104を有する。ドア100はシリンダ
64から上方へ揺動して装填を容易にし、又、シリンダ
64上の位置へ下方に揺動してリボン状ケーブルタイ3
8のガイドとして作用し、シリンダ64内に異物が侵入
するのを阻止する。
【0028】ドア100の付近には装填ドア安全電気ス
イッチ(図示なし)が装着され、スイッチはドア100
の開閉状態を示す信号を発生する。図5に示すように、
装填ドア100には掛け金106が設けられ、掛け金は
ドアの閉の位置では第1の装着壁108内にピンを挿入
してドア100を選択的にロックする。装填ドア安全装
置は既知の方法で配設されドア100が閉位置にロック
されているか否かを検出する。ハウジング74の頂部か
らシリンダ64側へ突出するハウジング74の傾斜部1
10は又リボン状ケーブルタイ38へのガイドの役目を
する。傾斜部110はリボン状ケーブルタイ38がリー
ル機構62から引き出されてシリンダ64と係合すると
きリボン状ケーブルタイ38を支持し案内の補助をな
す。
【0029】図5及び図7に示すように、溝付きシリン
ダ64は軸114を介して第1の装着壁108と第2の
装着壁112との間で軸受(図示なし)上に回転可能に
装着されている。軸は、第1の装着壁108内の孔を貫
通伸長しキー溝付き端部(図示なし)を提示し端部を介
して軸は割送機構66に結合されている。シリンダ64
は、複数個の溝120を形成する複数個のスプライン1
18を有する。溝120はシリンダ64の長手方向に延
在し、その深さはケーブルタイ40の係止ヘッド部42
の高さより幾分深く、その長さはケーブルタイ40の長
さよりも幾分長い。図9に示すように、スプライン11
8はケーブルタイ40の係止ヘッド部42の受納係合を
容易にする平坦面部分119を有する輪郭を提示し、溝
120の最低点の幅はケーブルタイ40の最大幅よりや
や大である。リボン状ケーブルタイ38はケーブルタイ
40の係止ヘッド部42の溝120との相互係合作用で
引き出され、該溝120は各ケーブルケーブルタイ40
の係止ヘッド部42を長手方向に正確に位置決めして駆
動し、こうしてリボン状ケーブルタイ38の長手方向の
位置決めとその駆動を実行する。
【0030】割送装置66は、空気モータ122と、歯
車アダプタ124と、駆動歯車126と、駆動軸128
と、単回転クラッチ130と、クラッチ駆動アダプタ1
32と、遊星歯車組立体134と、割送リング136と
を有する。割送機構66はリボン状ケーブルタイ38を
ナイフ70および転送機構72に順次転送するために1
回転の分数の正確な増分だけシリンダ64を回転する。
好ましい構造においてはシリンダ64はその円周上に等
間隔に配設された25個の溝を有し、溝の各々はリボン
状ケーブルタイ38に対し1本のケーブルタイ40を担
持する寸法を有する。図7に示すシリンダ64は19個
の溝を有しているがこれは分かりやすくするためであ
る。かくして各ケーブルタイ40を静止転送機構72に
順次供給するために、シリンダ64は1回転の1/25
ずつ正確に回転されなければならない。
【0031】空気モータ122は標準空圧モータであり
第1の装着壁109と第3の装着壁138との間に装着
されている。空気モータ122への空圧の付加は歯車ア
ダプタ124に回転不能に添着されているモータ軸14
0を駆動する。歯車アダプタ124は中間駆動歯車14
2を回転駆動し駆動歯車の第2段は次に軸128を駆動
する。
【0032】空気モータ122は駆動軸128を介して
連続回転入力を単回転クラッチ130に供給し、単回転
クラッチはクラッチ駆動アダプタ132を介して1回転
増分だけ遊星歯車組立体134に回転運動を選択的に伝
達する。単回転クラッチ130はソレノイドアクチュエ
ータ146と、巻付けスプリングクラッチ148とを有
する標準部品である。ソレノイド146に通電するとク
ラッチ148を作動しクラッチはクラッチ駆動アダプタ
132を駆動して正確に一回転させる。正確な増分回転
入力を供給するためにたとえば電気的ステップモータの
ような他の部品の使用も可能である。
【0033】クラッチ駆動アダプタ132は遊星歯車組
立体134を駆動し、クラッチ駆動アダプタ132の前
方端部は遊星歯車組立体134の第1段の太陽歯車と回
転不能に係合する。遊星歯車組立体134はマテックス
プロダクト(オハイオ州、クリーブランド市)社製の標
準部品から構成され、これらは減速比5:1の遊星歯車
段、モデル番号75−M5Aおよび75−M5Bの2個
直列からなり標準継手リング、モデル番号75CRで分
離され、これらはクラッチ駆動アダプタ132から供給
される1回転の入力を1回転の1/25の出力に減速す
るように設計されこれが次にシリンダ64に供給され
る。各遊星歯車段は3個の遊星歯車で包囲された補助配
設太陽歯車を有する。各段の遊星歯車は各々スパイダ上
に担持される。クラッチ駆動アダプタ132で供給され
る入力は第1段の太陽歯車に供給され太陽歯車は第1段
の遊星歯車を駆動し第1段のスパイダを回転する。第1
段のスパイダは回転不能に第2段の太陽歯車を担持し、
第1段のスパイダの回転は第2段の太陽歯車の回転を実
行させる。第2段の太陽歯車は中間の第2段のリング歯
車内の第2段遊星歯車を駆動し、かくして第2段のスパ
イダを回転する。第2段のスパイダはキー溝付き出力端
150を有し、出力端はシリンダ軸114のキー溝付き
端部と係合結合する。
【0034】遊星歯車組立体134は割送リング136
とロックピン組立体156とを有する着脱機構152を
介して第1の装着壁108に添着されている。割送リン
グ136はファスナー158により遊星歯車組立体13
4の両段のリング歯車に添着され、ファスナーはリング
歯車および遊星歯車組立体134内の孔を貫通しカウン
タボア160から突出する。
【0035】割送リング136はその周上に等間隔に配
設された複数個の割送孔162を有し、該割送孔はピン
組立体156を受納する。クラッチ148と溝付きシリ
ンダ64との間の適切な整合状態を維持するために割送
孔162の数は一つの遊星歯車段の太陽対遊星の真の減
速比の倍数であるべきで、例えば1段の全減速比が5:
1であれば太陽対遊星の真の減速比は4:1であり割送
リング136内の4の倍数の孔が等間隔配設の割送孔1
62の正しい数を提供する。
【0036】遊星歯車組立体134のリング歯車および
割送リング136はロックピン組立体156で回転が選
択的にロック可能である。単回転クラッチ130に対す
るシリンダ64の最初の整合は、遊星歯車組立体134
の運動をロックピン組立体156でロックしクラッチ駆
動アダプタ132とクラッチ148との間の相対運動が
可能なように弛緩したままでシリンダ64をオリフィス
224および出口オリフィス246と正確に整合させ、
次にクラッチ駆動アダプタ132をクラッチ148の出
力端部に固定するためにセットスクリュー163を締付
けることで実行される。遊星歯車組立体134がこのよ
うに整合されロックされると、クラッチ148とシリン
ダ64との間の正確に整合され、クラッチ駆動アダプタ
132の回転が遊星歯車組立体134のキー溝付き出力
端150内の積極的な運動を可能とする。ロックピン組
立体156の離脱はリング歯車の回転を可能とする。リ
ング歯車の回転が自由になると溝付きシリンダ64はも
はやクラッチ駆動アダプタ132で直接駆動されずシリ
ンダ64は回転が可能になる。シリンダ64の回転は単
に遊星歯車組立体134のリング歯車を回転させるのみ
である。ロックピン組立体156を割送孔162の何れ
かに係合すると、シリンダ64は再びクラッチ148と
整合しクラッチで直接駆動される。かくして、シリンダ
64は割送機構66から選択的に解放されリボン状ケー
ブルタイ36の装填の間手動で回転し適切な整合状態で
割送機構66に係合する。
【0037】ロックピン組立体156は割送孔162に
係合挿入する位置で第1の装着壁108に装着され、ロ
ックピン組立体は、ピン164と、止めピン168と、
ワッシャ170と、ノッチ付きスペーサ172と、ブロ
ック174と、装着アングル176と、スプリング17
8と、ハンドル180とを有する。ピン164はその上
端部にねじ182を有し、ねじはハンドル180内の対
応孔と係合する。ピン164は下端部にピン164の軸
の法線上にラグ184がまたラグ184の下部に止め溝
(図示なし)が配設されている。スペーサ172および
ブロック174はメタルブロックに添着された円筒スペ
ーサ172を有し、メタルブロックはスペーサ172と
連絡する孔を有する。スペーサ172に対向する一対の
浅いノッチ188と対向する一対の深いノッチ190と
を有し、両対のノッチはピン164のラグ184と係合
するような寸法を有し係合可能に配設されている。装着
アングル176は第1の装着壁108に添着されるアン
グル鉄装着部を備えたピン164を受納する孔を有し、
孔はスペーサ172及びブロック174内の孔と連絡す
るように配設され、ハンドル180を受納する座ぐりを
有する。スプリング178と、ワッシャ170と、止め
リング168とは標準構造でピン164上に担持される
寸法を有する。
【0038】ワッシャ170はピン164の下端部に担
持され、ここでワッシャは保持リング168とラグ18
4との間に保持される。ピン164はスペーサ172お
よびブロック174、装着アングル176およびスプリ
ング178を貫通挿入し、ここで該ピンはハンドル18
0にねじで添着される。ブロック174は回転不能に装
着されるように装着アングル176に沿い、それに隣接
して配設されている。
【0039】スプリング178はノッチ付きスペーサ1
72に対しピン164を上方に引き上げる付勢力を加え
る。ピン164の付勢力に抗してハンドル180に力を
付加しハンドル180を回転させると、ラグ184は深
いノッチ190内に係合してロックピン組立体156の
有効長を短くするかまたは浅いノッチ188内に係合し
てロックピン組立体を長くするかのいずれかとなる。か
くして、ピン164は選択的に割送孔162内に挿入可
能である。ピン164が割送孔162の1つの中にロッ
クされているか否かを示す信号を発生する位置に電気ス
イッチ(図示なし)が装備され、電気スイッチは標準構
造で作動アームを有し、アームの運動がスイッチをオフ
またはオンの状態にスイッチを作動する。作動アームは
ピン164が割送孔162内にロックされているか否か
を検知するためにワッシャ170と連動するように配設
可能である。
【0040】図7、図8及び図10に示すように、案内
機構68は上部および下部案内板194および196を
有し、両者は協働係合してフランジ200を有するI字
形チャンネル198を形成し該フランジは各々整合面2
02を提供し、該整合面はリボン状ケーブルタイ38の
ストリップ部44と係合して搬送し位置決めする寸法を
有する。上部および下部案内板194および196はシ
リンダ64に隣接して第1の装着壁108に平行に配設
されそれに添着されている。上部および下部案内板19
4および196は協働してリボン状ケーブルタイ38お
よびストリップ部44の通路を形成する相補形縁部20
4を有する。
【0041】図7及び図10に示すように、上部案内板
194はシリンダ64の上部に位置し、その縁部204
は最初にリボン状ケーブルタイ38をシリンダ64およ
びチャンネル198の位置に受納する口208を形成す
るため下部案内板194から遠隔に配設された前方に緩
やかな湾曲部206、シリンダ64の曲線に追従してそ
の上にケーブルタイ40を位置決めする中間部210お
よび下方に突き出してケーブルタイ40の切断後のスト
リップ部44の通路を形成する傾斜部212を有する。
上部案内板194のシリンダ64に隣接する面内にナイ
フ溝214がある。ナイフ溝214は水平面に対し略々
45度下方へシリンダ64の軸114と交差する線上に
突出する。上部案内板194の下部の隅にノッチ216
を提示し、ノッチ上にリボン状ケーブルタイ38のスト
リップ部44の不在を検知するように配設された光電式
ストリップセンサが装着されている。
【0042】下部案内板196は上部案内板194の下
側に配設され、その縁部204は溝120の略々内周に
位置する前方部分218と上部案内板194の縁部20
4に係合して追従する傾斜部220とを有する。下部案
内板196もまたナイフ溝222を有し、ナイフ溝は上
部案内板のナイフ溝214と同一線上でシリンダ64に
隣接する下部案内板の面上に配設され、また下部案内板
は転送機構72のオリフィス224を有し該オリフィス
は溝120がシリンダ軸114を交差する水平面内にあ
るときに1つの溝120と整合するように配設されてい
る。
【0043】ナイフ70はナイフ溝214内にねじ22
8で調節可能に配設されたブレード226を備えて成
り、ねじはブレード226をロッド(図示なし)に添着
する。ロッドは第1の装着壁108と上部案内板194
とを貫通しナイフ溝214と連絡する孔内に摺動可能に
装着されている。セットスクリュー230は第1の装着
壁108内のロッドに垂直に装着されロッドと係合して
動きを止めるように装着されている。ナイフ70の位置
調節はセットスクリュー230を緩めロッドを往復動さ
せて実行する。ブレード226は、スクリュー228を
受納する中央装着スロット232およびケーブルタイ4
0をリボン状ケーブルタイ38から切断するための角度
を有する切断縁部234を有する。ナイフブレード22
6はリボン状ケーブルタイ38を横切り、上部および下
部案内板194および196の面に平行な面内にあり、
上部および下部案内板194および196とシリンダ6
4との間に配設されている。角度を有する切断縁部23
4は溝198を通過して伸長し角度を有する切断縁部2
34をケーブルタイ40の係止ヘッド部42の他端に直
角に提示する。ケーブルタイ40の角度を有する切断縁
部234を通過する運動はケーブルタイ40をリボン状
ケーブルタイ38をきれいに分離するスライス切断動作
となる。
【0044】ケーブルタイ40の係止ヘッド部42のブ
レード226に対する正確な横方向の位置決めは、図8
に示すように、リボン状ケーブルタイ38のストリップ
部44上の整合ガイド52とI字形チャンネル198の
整合面202との協働によって行われる。さらに、ケー
ブルタイ40の係止ヘッド部42の付近で幅が狭小とな
るタブ46の形状は係止ヘッド部に近接した位置で係止
ヘッド部42をタブ46からの分離を容易にする。ケー
ブルタイ40の係止ヘッド部42に対するブレード22
6の相対位置の微調節もまたセットスクリュー230で
実行され、オペレータに対し固有の許容誤差の補正を可
能とさせる。かくして、ディスペンサ32で供給される
単片のケーブルタイ40は略々平滑な係止ヘッド部42
を有するケーブルタイ40の提示を確実になす。
【0045】シリンダ64に近接係合してカバー236
が配設されている。カバー236は円筒殻の部分断面で
その内径はシリンダ64の外径と係合する寸法としてい
る。カバー236は、シリンダ64と同一長でシリンダ
64の略々頂部の第1の縁部238からシリンダ64の
周囲約140度まわった第2の縁部240まで伸長す
る。図4及び図7に示すように、第1の縁部238は傾
斜輪郭を有し、傾斜輪郭はケーブルタイ40の係止ヘッ
ド部42の溝付きシリンダ64の溝120への案内を容
易にする。第1の縁部236は縁部がケーブルケーブル
タイ40のストラップ部48と接触する前にリボン状ケ
ーブルタイ39の係止ヘッド部42と接触するように傾
斜が付してある。かくして、溝付きシリンダ64がリボ
ン状ケーブルタイ38を内方に引き込むように回転する
とき、第1の縁部236はまず侵入する各ケーブルタイ
40の係止ヘッド部42を案内して各々の溝120に挿
入し次に各ストラップ部48を同一溝120に案内す
る。
【0046】図6に示すように、カバー236はヒンジ
242上に装着されカバー236をシリンダ64から外
方に揺動させて詰まった材料のシリンダ64からの除去
を容易にしている。カバー236はシリンダ64の底部
までは伸長せず、従って転送機構72を通過してきたケ
ーブルタイ40はシリンダ64の底から結局落下しディ
スペンサ32の連続機能を阻害しない。カバー236は
シリンダ64に十分近接してしかもシリンダ64の運動
には全く干渉しないように配設されているが一方多数の
溝120のカバーによる気密被覆は多数のチャンネル2
44を形成する。
【0047】転送機構72はオリフィス224に流体圧
を供給する流体圧力源(図示なし)を有し、オリフィス
は転送溝245が出口オリフィス246と整合したとき
整合された転送溝245内へ一次空気ジェットを導入し
てケーブルタイを転送溝から送出するように配設されて
いる好ましい形状では出口オリフィス246とオリフィ
ス224とは溝付きシリンダ64の時計盤の9時の位置
に配設されて割送機構66の方向を向いている。下部案
内板にあるオリフィス224は標準取付け具(図示な
し)を担持する第1の案内板108内の導管孔248と
連絡している。空気供給ホース(図示なし)が取付け具
に添着されてオリフィス224に流体圧を供給する。出
口オリフィス246は第2の装着壁112上で転送溝2
45およびオリフィス224と同一線上に配設されてい
る。図11ないし図14を参照すると、出口オリフィス
246は装着チューブ250の前方端部に担持されケー
ブルタイ40が転送溝から出口オリフィス246を通過
して吐出されるときケーブルタイ40の侵入を容易にす
るため漏斗形状を有している。
【0048】装着チューブ250は、軸方向に受納チュ
ーブ252を形状するように装着されている。装着チュ
ーブ250は第2の装着壁112内の孔およびマニフォ
ールドブロック254内の孔と係合する形状を有してい
る。装着チューブ250は装着チューブ250およびそ
の中に形成される受納チューブ252の適切な位置決め
を確実にするために第2の装着壁112の孔内のスロッ
トと係合するキー256を有する。受納チューブ252
は断面が矩形で、ケーブルタイ40の係止ヘッド部42
と係合して、後にケーブルタイ結束具36内で適切な位
置決めができるようにケーブルタイの姿勢を整える。装
置チューブ250はその前方端部において第2の装着壁
112の内面と同一面に配設されその後方端部において
マニフォールドブロック254の外面258の外方に突
出する。
【0049】装着チューブ250内の出口オリフィス2
46の方向に受納チューブ252の入口と第2の空気圧
供給オリフィス261とを選択的にシールするためのゲ
ート機構260が配設され、ゲート機構は既知の方法で
圧縮空気源から空気が供給されゲート機構260と受納
チューブ252内に担持されたケーブルタイ40との間
に加圧空気を供給する。受納チューブ252及びゲート
機構260の配設関係は本発明の実施にとって必須では
ない。受納チューブ252とゲート機構260との配設
はケーブルタイ結束具36にケーブルタイ40の装着と
ケーブルタイ結束具36への次の供給のために次のケー
ブルタイ40を整合位置に進めるよう割送装置68によ
り溝付きシリンダ64の増分回転との同時供給を可能と
することにより操作効率を向上し、かくして自動工具3
0の操作のサイクルの長さを減少する。さらに、ゲート
機構260と第2の空気圧供給オリフィス261との配
設はカバー236と溝付きシリンダ64との間のシール
問題の可能性を除去し(一次空気噴出だけを使用する方
法はケーブルタイ40をケーブルタイ結束具36にまで
確実に送出するためにケーブルタイトなシールを必要と
する)転送溝245の加圧による溝付きシリンダ64の
空圧負荷の問題を除去する。
【0050】図13に示すように、ゲート機構260は
ロッド264を開と閉との位置の間にストロークするピ
ストン262を有し、ロッド264はスプリング266
により開位置方向に付勢されている。ピストン262の
背後の室268内に空気圧が供給されるとロッド264
は閉位置へストロークされ、装着チューブ250および
受納チューブ252内の孔を貫通してロッド264を突
出させ受納チューブ252を出口オリフィス246およ
び整合溝244からシールする。圧縮空気の供給が停止
されると、スプリング266の付勢力がロッド264を
開位置に復帰させ転送溝245と受納チューブ252と
の間の連絡を可能とする。ピストン262はブッシュ2
70内に装着されている。Oリングシール274を有す
るゲート272はマニフォールドブロック254に締結
され室268を形成する。ゲート機構260及び装着チ
ューブ250を装着するマニフォールドブロック254
は配送機構34と係合する構造を有する外面258を提
示する。導管(図示なし)はグリッパモータ空気供給オ
リフィス276、ジョーシリンダ空気供給オリフィス2
78およびリテーナースライド空気供給オリフィス28
0をそれぞれ空気供給チューブ(図示なし)に結合され
ている継手282に接続している。電気コネクタ284
は配送機構34内の対応コネクタと係合するように配設
されている。
【0051】図7に示すようにケーブルタイ40がリボ
ン38から切断された後、残りのストリップ部44は溝
198がなお存在する溝198の傾斜部を下方に通過す
る。溝198の出口付近でストリップ部44に直角にチ
ョッパ機構288のブレード286が配設されている。
チョッパ機構288は標準部品であり、そのブレード2
86は空気圧をチョッパ機構288に選択的に作用させ
ることによって作動される。ブレード286は排出され
たストリップ部44を定尺に切断するように配設され、
ストリップ部44の切断片はチョッパ機構288の下部
に配設されたコンテナ内に捕集される。
【0052】図15、図16及び図17に示すように、
配送機構34は可撓性配送ホース290を有し、このホ
ース290は、グリッパモータ空気供給チューブ292
と、ジョーシリンダ空気供給チューブ294と、リテー
ナースライドシリンダ空気供給チューブ296と、配送
装置チューブ298と、電気論理ケーブル300とを有
する。配送ホース290の対向する端部にホース着脱部
302およびホース着脱部304が配設されている。
【0053】可撓性の配送ホース290は好ましい形状
ではポリエチレンシースで被覆されたポリプロピレンス
パイラルカバー306を有し、パイプは内蔵チューブを
保護するのに十分な剛性を有する一方、ケーブルタイ結
束具36の取り扱いを容易とするものでなければならな
い。
【0054】チューブ292、294および296は標
準構造の熱可塑性プラスチック製空気圧供給チューブで
ある。論理ケーブル300はケーブルタイ結束具36内
に配設されたセンサから分配機構32内に配設された制
御論理へ信号を伝達するところの標準構造のものであ
る。論理ケーブル300はケーブルタイ結束具36へ低
電圧電流のみを伝送ししたがってケーブルタイ結束具3
6のオペレータに対し安全上の危険は提示しない。
【0055】配送チューブ298はケーブルタイ40の
ヘッド42の断面に対応する矩形断面を有する構造であ
る。ケーブルタイ40は、リボン38、シリンダ64お
よび矩形の受納チューブ252の協働による最初の位置
決めにより方向づけされた位置でディスペンサ32によ
り配送チューブ298に供給される。かくして、各タイ
40はディスペンサ32からケーブルタイ結束具36へ
同じ方向位置で転送される。
【0056】ディスペンサ側ホース着脱部302および
ケーブルタイ結束具側ホース着脱部304の各々は上述
のチューブ292、294,296,298並びにケー
ブル284をディスペンサ32およびケーブルタイ結束
具36のそれぞれのチューブおよびケーブルと着脱可能
に空気的および電気的に接続する。
【0057】受納チューブ252から配送機構34を貫
通してのケーブルタイ40の配送はケーブルタイ40の
係止ヘッド部42の直後でかつ閉状態のゲート機構26
0のロッド264の前面に配設された空気供給オリフィ
ス261を介しての圧縮空気の二次的負荷で達成され
る。
【0058】図1、図18、図19及び図20に示すよ
うに、ケーブルタイ結束具36は、手動操作の容易な寸
法を有するハウジング309と、上部ジョー310と、
下部ジョー312と、ジョートリガー314と、配送機
構との係合のためのジョーと反対側のケーブルタイ結束
具ホースコネクション316と、プッシュボタン式停止
スイッチ317と、ケーブルタイ結束具トリガー318
とから主に成る。ケーブルタイ結束具トリガー318を
押すとそれに担持されている磁石をホール効果センサに
近付けて作動信号を提供する。
【0059】方向を決められたケーブルタイ40を配送
機構34から受納する機構は、スチールタイ320と、
タイブレーキ機構322と、リテーナースライド機構3
24とを有する。
【0060】矩形のケーブルタイ受納チューブ320
は、配送機構34から供給される方向の決まったケーブ
ルタイ40を受納し、ストラップ部を先にして図18に
示す姿勢でケーブルタイ停止/握持機構322へケーブ
ルタイ40を案内する。ケーブルタイ受納チューブ32
0の前方端部にガイド325が装着され、ガイドは各ケ
ーブルタイ40のストラップ部を下方の上部ジョー31
0の方向へ向ける役目をする。光電式タイセンサ326
は、ケーブルタイ受納チューブ320の入口近くでケー
ブルタイ受納チューブ320に装着され、ケーブルタイ
40がケーブルタイ受納チューブ320に侵入したとき
指示信号を発生する。
【0061】ケーブルタイ停止/握持機構322は、ケ
ーブルタイ受納チューブ320の対向側部に配設された
2個のブレーキパッド328を備える。ブレーキパッド
328は図20、図21及び図22に示すように、ケー
ブルタイ受納チューブ320内のスロット330内に装
着され、弾性ゴムパッド332により内方に付勢され
る。パッド328は各々、くさび形状の傾斜部334
と、ケーブルタイ受納チューブ320内に突出するタブ
336とを有する。パッド328はケーブルタイ受納チ
ューブ320のジョー端部付近に配設されて傾斜部33
4はケーブルタイ受納チューブ320内へ内方に突出
し、両傾斜部334はジョーに向けて内方にスロープを
有し両者協働してケーブルタイ40の運動方向に次第に
ケーブルタイ受納チューブ320の断面積を収縮して行
く。傾斜部334はケーブルタイ40が対向する傾斜部
334の次第に収縮される断面部分を横断して滑動する
とき、ケーブルタイを次第に減速するが、このとき傾斜
部334はゴムパッド332の付勢力に抗して膨張す
る。ケーブルタイ40が傾斜部334を通過するとケー
ブルタイの前進運動は弾性的に停止され、側方からタブ
336により捕獲されてタブはケーブルタイ40を横方
向に位置決めして弾性的に保持する一方、内方に付勢さ
れた傾斜部334の前縁はケーブルタイ40の逆方向の
移動を阻止する。尚、パッド328の捕獲力は第2のエ
ア噴出によるケーブルタイ40の送出に抵抗できるほど
十分な力ではない。
【0062】図18に示すように、リテーニングスライ
ド機構324は空圧リテーナースライドシリンダ338
を備え、同シリンダは長さ調節スペーサ341を介して
連結リンク342に接続されている軸340を有し、連
結リンク342は次にリテーニングスライド344を駆
動する。リテーナースライドシリンダ338は空気供給
チューブ296を介して選択的に流体圧が供給され、シ
リンダ338は収縮位置の方に付勢された単動空圧シリ
ンダである。
【0063】リテーニングスライド344はケーブルタ
イ受納チューブ320の底部と平行に相接して可動に配
設され、リテーニングスライドの末端部348はケーブ
ルタイ40の係止ヘッド部42をケーブルタイ受納チュ
ーブ320から自由に奪取可能である第1の位置とヘッ
ド部42をケーブルタイ受納チューブ320内の位置に
確保する第2の位置との間を可動である。
【0064】かくして、リテーナースライドシリンダ3
38へ空気圧を負荷すると軸340をストロークし該軸
はリテーニングスライド344を係止ヘッド部42を確
保する第2の位置に駆動する。シリンダ338から流体
圧を除去するとシリンダ338が付勢され軸340を収
縮してリテーニングスライド344を第1の位置に移動
する。
【0065】ケーブルタイ40の位置決めは上部および
下部ジョー310および312の操作で達成される。上
部および下部ジョー310および312は連続する内周
ガイドトラック350を有し該トラックはケーブルタイ
40のストラップ48が受納チューブ320を貫通して
推進され、その位置に到達するとケーブルタイ40のス
トラップ部48を収得しストラップ部48を束ねられた
束のまわりを廻してケーブルタイ40係止ヘッド部42
の方へ誘導する。
【0066】下部ジョー312はピン352を介して揺
動可能にケーブルタイ結束具36上に装着されている。
ジョートリガー314はケーブルタイ結束具36に揺動
回転可能に装着されリンク354を介して下部ジョー3
12に連結されている。ジョートリガー314のケーブ
ルタイ結束具側への可動はリンク354を可動して下部
ジョー312を開とする下方に下部ジョー312を揺動
して束の挿入を可能とする。下部ジョー314はばね3
56により付勢されてジョートリガー314を外方に保
持し下部ジョー312を閉位置の方向に付勢する。
【0067】リンク354は偏心ボルト358を介して
ジョートリガー314に装着され、ボルト358はボル
ト358を回転することによりリンク354の有効長の
変更を可能とする。リンク354の有効長の変更は下部
ジョー312の上部ジョー310との係合フィットの微
小調節を可能とする。
【0068】上部ジョー310はスクリュー360を介
して揺動自在に装着されている。上部ジョー310の上
端は、ピン364を介してアーム362に揺動自在に装
着されている。アーム362は空圧ジョーシリンダ36
8の軸366に添着されている。ジョーシリンダ空気供
給チューブ294を介してジョーシリンダ368へ空気
圧を負荷するとその軸366を外方にストロークし、軸
はアーム362を伸長して上部ジョー310を内方に揺
動させる。ジョーシリンダ368の軸366は非伸長位
置方向へ付勢され流体圧を除去するとアーム362を復
帰させる。
【0069】上部ジョー310の内方運動は上部ジョー
上に配設されたケーブルタイのストラップ部48を係止
ヘッド部42を貫通して上方に駆動する。かくしてジョ
ーシリンダ294の選択的作動によりストラップ部48
をそのヘッド部に貫通させて係止ヘッド部と締結係合さ
せる。
【0070】ケーブルタイ結束具36内にグリッパ機構
370が配設され、該機構はケーブルタイ40の係止ヘ
ッド部を貫通してストラップ部48を引張り、遂には所
定の位置に到達し次にナイフ372を作動してケーブル
タイ40のヘッド部42の隣接位置でストラップ部48
を切断する。
【0071】グリッパ機構370は、一対の装着板37
4を含有し、該装着板はその間にかさ歯車378および
駆動歯車380を回転不能に装着した軸376を装着す
る。かさ歯車378は空圧グリッパモータ384の軸上
に担持された係合モータ歯車382により選択的に駆動
される。グリッパモータ384はグリッパモータ空気供
給チューブ292からの空気圧の負荷で回動力を供給す
る標準部品である。装着板374の間の前面に回転可能
に第2の軸386が装着され、軸は、駆動歯車380で
駆動される位置に中間歯車388を装着しグリッパ歯車
390を駆動する。
【0072】グリッパ歯車390は、一対のグリッパ板
392の間に相対運動をなすように指示されている。グ
リッパ板392はケーブルタイ結束具36内で一対のピ
ボットピン394のまわりを揺動可能に支持され、該グ
リッパ板の間に配設されたストラップガイド396を有
し、グリッパ板との間にケーブルタイ40のストラップ
48の可動を可能とする十分な距離の間隔をグリッパ歯
車390から有し、グリッパ歯車390はその歯車の各
歯上に一対のグリッパ歯を有するような特殊構造を有
し、該歯はストラップ48の積極的なグリッパ動作を可
能とする。
【0073】ピボットピン394は中間歯車388およ
びグリッパ歯車390のピッチ円上に配設されてグリッ
パ歯車390への他からの駆動力の影響を排除してい
る。グリッパ板392はグリッパ歯車軸402を回転可
能に支持する伸長スロット400を介してストラップ3
96に対しグリッパ歯車390のトランスレーショナル
運動を可能とする。グリッパ歯車スプリング404はそ
の弾性でグリッパ歯車390をストラップガイド396
に近く隣接した位置に付勢する。スロット400の位置
は、グリッパ歯車390とストラップガイド396との
間に配設されたケーブルタイ40のストラップ部48に
対するグリップ力が、ストラップ48を抜き取ろうとす
るとグリップ歯車390に対し自緊作用の付与を増大す
るような位置としている。ストラップ部48の除去を可
能とするためにグリッパ歯車390が回転するとグリッ
パ歯車軸402に力がかかり軸をスロット400の下部
位置に移動してそこでグリッパ歯車歯398はストラッ
プガイド396に近接する。張力を負荷可能なストラッ
プ部48の長さはストラップ部分48のグリップ歯車3
90への供給が回転供給であるため理論的に無限であ
る。
【0074】カムフォロワ406はグリッパ板392前
方上端部の間にピン408を介して装着されている。グ
リッパ板392の下部後方にナイファクチュエータ41
0が形成されている。ナイファクチュエータ410は、
ナイフ372のアーム412と係合しグリッパ板392
の揺動によりナイフ372を摺動駆動する。グリッパ板
392に隣接して往復動可能に配設されているナイフ3
72は開孔416を提示し、ケーブルタイ40のストラ
ップ部48は上部ジョー310により該開孔内へ挿入さ
れる。開孔416の前方端部上に切断エッジ418が配
設され、該切断エッジは図18に示すように、グリッパ
板392の揺動によりナイフ372が右側へ駆動された
ときストラップ48を切断する。
【0075】ピボットアーム420はケーブルタイ結束
具36内でピボットピン422を介して適切に装着され
ている。ピボットアーム420はカムフォロワ406を
担持するように配設されたデタント424と該デタント
424の下部のカム面426とを提示する。ピボットア
ーム420のデタント端はピボットアーム420の上部
端に揺動自在に装着されたリンク428を介してカムフ
ォロワ406の方向に付勢されている。リンク428は
カムフォロワ406に抗してピボットアーム420の末
端部に種々の付勢力を加える。リンク428はその末端
部にロッド430の前端部を摺動可能に受納する孔を有
するように配設されている。ロッド430の中間部にカ
ラー432が添着されている。ロッド430の前端部に
ばね434が担持されてリンク428の端部およびカラ
ー432と隣接し、ロッド430をリンク428から離
すように付勢する。ロッド430の後端部はねじが切ら
れてサムホイール張力制御438を担持し、該制御はケ
ーブルタイ結束具36のハウジング308内に回転可能
に装着されている。張力制御438の回転はロッド43
0をリンク428に対して伸張または収縮を実行し、か
くしてばね434を圧縮または伸張してピボットアーム
420に対して付勢する。
【0076】上部ジョー310の運動はケーブルタイ4
0のストラップ部48をヘッド42部、ナイフ開孔41
6を貫通しグリッパ歯車390とストラップガイド39
6との間に係合するように駆動する。グリッパ歯車39
0はグリッパモータ384で駆動され、ピボットアーム
420のあらかじめ設定された付勢力に打ち勝ってカム
フォロワ406をデタント424からカム面426へ揺
動させる下部方向の力をグリッパ板392に加えるのに
十分な張力がストラップ部48内にかかるまでグリッパ
歯車はストラップ部48を係止ヘッド42を貫通して引
張を継続し、かくして図18に示すようにグリッパ板3
92を半時計方向に揺動させる。グリッパ板392の揺
動はナイフ372を作動しヘッド部42の隣接位置でケ
ーブルタイ40のストラップ部48を切断する。ここで
グリッパ板392はカム面426のカムフォロワ406
に対する付勢力により元の位置へ回転復帰する。片方の
グリッパ392の頂部に磁石が装着されている。磁石
は、ストラップ部48の切断の完了後グリッパ板392
が揺動して元の位置へ復帰するとき、ケーブルタイ結束
具36の片方の装着板374に配設されたホール効果グ
リッパセンサを作動するように配設されている。かくし
て、該グリッパセンサはストラップ48の切断切放状態
を示す信号を発生する。
【0077】自動ケーブルタイ結束装置30の種々の作
動機構の運転制御は、図5に示すように、ディスペンサ
32内に装着されたエレクトロニクデイジタル制御組立
体440で提供される。供給電源442は自動工具30
の諸機構の種々の点に配設された複数個のセンサか受け
る情報に応じて制御組立体に電力を供給し、該制御組立
体440は複数個のソレノイド作動空圧弁444、ソレ
ノイド作動単回転クラッチ130および複数個の聴覚お
よび視覚ディスプレイを選択的に制御する。制御組立体
440は明瞭にするために図示してない標準電気導線に
より種々のセンサ部品および制御部品は接続されてい
る。
【0078】空圧弁444は空気供給口446から圧縮
空気の供給を受け、明瞭にするために図示されない標準
の空気供給導管および継手を介して自動工具30の種々
の作動機構へ個々に圧縮空気を供給する。個々の空圧弁
は電気論理制御ソレノイドで作動され下記の個々の部品
へ空気圧を供給する。すなわち、第1の弁はオリフィス
261へ二次空気噴出を供給し、第2の弁はグリッパモ
ータ384に空気圧を供給してグリッパ機構370を駆
動しまたゲート機構260にも供給してディスペンサ受
納チューブ252をシールし、第3の弁は空気圧をリテ
ーナースライドシリンダ338に供給してリテーニング
スライド344を前進させてケーブルタイ40の係止ヘ
ッド部42を固定し、第4の弁はジョーシリンダ368
に空気圧を供給して上部ジョー310を揺動させてケー
ブルタイ40のストラップ部48を係止ヘッド部内に挿
入し、第5の弁は転送機構72のオリフィス224に一
次空気噴出を供給してタイ40を転送チャンネル245
から噴出させ、第6の弁はディスペンサ空気モータ12
2に空気圧を供給して指示機構66を駆動し、そして第
7の弁はチョッパ機構288を作動させる空気圧を供給
する。空気圧はケーブルタイ結束具36に定常的に供給
されず、空気機構の作動が必要な時のみ空圧弁444か
ら供給され、これによりオペレータの安全を高める。
【0079】ディスペンサ32に装填するために、オペ
レータはストリップ部分44が案内機構68と芯が一致
するような向きにリボン状ケーブルタイ38用のリール
94をリール機構62にセットする。次に装填ドア10
0が上方にピボット回転されてリボン38の末端部の溝
付きシリンダ64の溝120およびチャンネル198へ
の挿入を可能とする。ピン164が指示孔162から抜
け出すまでハンドル180を回転して割送機構66とシ
リンダ64との間の整合関係を損なうことなくシリンダ
64は回転自在となる。次に、リボン状ケーブルタイ3
8がシリンダ64上に配設され最初の2,3本のケーブ
ルタイ40が連続する溝120に挿入される。シリンダ
64は最初のケーブルタイ40がブレード226に隣接
するまで手動で回転される。次に、使用者ははピン16
4を最も近い割送孔162に挿入し、ドア100を下方
の閉位置まで揺動してディスペンサ32上に配設されて
いる装填ボタン78を押す。
【0080】装填ボタン78を作動させると制御論理に
信号を送られ、制御論理はこれにより第6の弁を作動し
てディスペンサ空気モータ122に空気圧を供給し単回
転クラッチ130をに回転させる。これと同時に、制御
組立体440は単回転クラッチ130のソレノイド14
6を作動して溝付きシリンダ64に1/25回転を指示
する。制御組立体440は、ストリップ部分44の末端
がストリップセンサに到達したことを指示する信号がス
トリップセンサから受信されるまでシリンダ64の指示
を継続する。この時点で切断タイ40は出口オリフィス
246と芯を合わせた転送チャンネル245内に配設さ
れ自動ケーブルタイ結束装置30は装填されケーブルタ
イ40を装着する準備が完了した。
【0081】図23〜図28は、自動ケーブルタイ結束
装置30に使用される電気/電子回路線図が示す。回路
は複数個の出力ソレノイドS1ないしS9のコイルに直
流を供給する電源設備PSを有し、ソレノイドは装置3
0の種々の機械的および空圧的操作を制御する。電源設
備はさらに種々のセンサSNAないしSNDおよびセン
サ出力に応答してソレノイドコイルを選択的に活性化す
る論理回路に低電圧直流を供給する。論理回路はまた種
々の安全および特殊機能スイッチSW1,SW3ないし
SW6にも応答する。
【0082】さらにとくに、ソレノイドS3はリテーニ
ングスライド344の操作を制御しケーブルタイ結束具
36内の上部および下部ジョー310および312の隣
接位置でケーブルタイ40のヘッド42を保持し、ソレ
ノイドS5は第1の空気噴出の実行を制御して転送チャ
ンネル245内に配設されたケーブルタイ40をゲート
機構260を通過して可動し第2の空気噴出でケーブル
タイ結束具36まで配送可能である位置へ可動し、ソレ
ノイドS1は第2の空気噴出を制御し、ソレノイドS2
はグリッパモータ384およびゲート機構260の駆動
用空気の負荷を制御し、ソレノイドS4ジョーシリンダ
368への空気の供給に機能し、該シリンダは上部ジョ
ー310を可動してケーブルタイ40のストラップ部4
8を係止ヘッド部42内に貫通し、ソレノイドS6はデ
ィスペンサ空気モータ122への空気供給を制御し、ソ
レノイドS8は単回転クラッチ130を励磁してディス
ペンサ空気モータ122を遊星歯車組立体134を介し
て溝付きシリンダ64に結合し、ソレノイドS9はケー
ブルタイカウンタを制御し、そしてS7はチョッパ機構
288を前進させる。工具内に配設された3つのセンサ
(トリオ)は、工具トリガー318の作動に応答して出
力を供給するホール効果センサSNA、ケーブルタイ4
0のディスペンサ32からケーブルタイ結束具36への
配送の完了を検知する光電式センサSNB、および張力
をかけられたケーブルタイ40の孔通しストラップ48
の残余部の切断の完了を検出するように配設されたホー
ル効果センサSNCを含有する。第4のセンサである光
電式センサSNDはディスペンサ32内に配設されリボ
ン38のストリップ部分44の不在を検出する。
【0083】プッシュボタン式解放スイッチSW1は常
時閉状態にバイアスされケーブルタイ結束具36上に配
設されてこれの作動は、タイ切断センサSNCの出力を
遮断し、作動不良のとき工具サイクルを手動に切り換え
る手段を提供する。一対の2位置動作安全スイッチSW
3およびSW4はディスペンサ32内に配設されて、も
しロックピン組立体156のピン164が遊星歯車組立
体134の指示孔162から抜き出されるか、またはデ
ィスペンサ装填ドア100が開となるかしたとき、夫々
のスイッチは単回転クラッチ130の運転を停止する。
ディスペンサハウジング74上にプッシュボタン装填ス
イッチSW5が配設されてケーブルタイ40を薄付きシ
リンダ64への最初の装填を有効にし、プッシュボタン
リセットスイッチSW6が配設されてケーブルタイ詰ま
り状態が修正されたときのみ薄付きシリンダ64を1こ
ま前進させる。
【0084】電源供給設備は論理回路、センサ、および
ソレノイドS1ないしS9のコイルへ電気を供給する変
圧器T1を含有する。変圧器はラジオ周波数干渉フィル
タF1を介して電源電圧を受電するように連結された一
対の一次巻線を有し、パワースイッチSW7が電源供給
を選択的に可能とするために配設されている。通常の1
15または230ボルトの交流の線間電圧は許容可能で
電源設備は線間電圧が高いときは一次巻線を直列にまた
線間電圧が低いときは一次巻線を並列に配設する二極二
投入スイッチSW2を含有する。
【0085】変圧器T1の出力はセンタータップ全波整
流器CR1および複数個の出力バッファOB1ないしO
B7を介して種々のソレノイドコイルに給電するように
接続されている。変圧器T1の出力はまた全波整流器C
R1のダイオードD3およびD4のみ、論理回路をソレ
ノイドコイルにより起こされる電圧スパイクから分離す
るためのダイオードD5、コンデンサフィルタおよび電
圧調整器を介して論理回路に供給される。
【0086】ケーブルタイ結束具36内に配設されたセ
ンサは、ケーブルタイ結束具36のホース受納端に配設
されたコネクタCN1、配送ホース290の各端に配設
されたコネクタCN2およびCN3、ディスペンサコネ
クタCN4および論理回路コネクタCN5を介してディ
スペンサ32内に配設されている論由回路に接続されて
いる。論理回路は相補形MOS(CMOS)技術を用い
て作られたタイプのものが好ましくまたMR出力におい
て方形波形パルスを発生し、論理回路において種々の単
安定(ワンショット)マルチバイブレータおよび二安定
マルチバイブレータ(フリップフロップ)をリセットす
るためにMR出力において反転波形パルスを発生するマ
スターリセットサブ回路を含有し、これらは最初に電源
を入れたときまたは停電が回復したときこれらの部品を
適切なエレクトロニク状態に置くために必要なことであ
る。当業者に明確にするために、種々のスイッチと並列
にデバウンシング回路が配設されている。
【0087】工具トリガーセンサSNAはインバータ、
フリップフロップFF1および出力バッファOB1を介
してリテーニングスライドソレノイドS3に、ワンショ
ットマルチバイブレータOS1および出力バッファOB
2を介して一次空気噴出ソレノイドS5およびディスペ
ンササイクルカウンタソレノイドS9に、そしてOS
1、フリップフロップFF2および出力バッファOB3
を介して二次空気噴出ソレノイドS1およびグリッパー
モータ384とゲートとのソレノイドS2に接続されて
いる。センサSNBの出力はゲートOR4およびOR
3、ワンショットマルチバイブレータOS7および出力
バッファOB5を介してディスペンサ空気モータソレノ
イドS6の操作を、フリップフロップFF3、ワンショ
ットマルチバイブレータOS5および出力バッファOB
6を介して単回転クラッチソレノイドS8の操作を、ま
たフリップフロップFF3、ワンショットマルチバイブ
レータOS5およびOS6ならびに出力バッファOB4
を介して工具ジョーシリンダソレノイドS4の操作を制
御する。又、タイ切断センサSNCからの出力は、ワン
ショットマルチバイブレータOS3、ゲートOR1、フ
リップフロップFF1及び出力バッファOB1を介して
リテーナースライドソレノイドS3の操作を、ワンショ
ットマルチバイブレータOS3及びOS2、ゲートAN
D3、ワンショットマルチバイブレータOS7および出
力バッファOB5を介して空気モータソレノイドS6の
操作を、又ワンショットマルチバイブレータOS3およ
びOS2、ゲートOR2、フリップフロップFF2およ
び出力バッファOB3を介して二次空気噴出ソレノイド
S1およびグリッパモータ384とゲートとのソレノイ
ドS2の操作を制御する。
【0088】装填スイッチSW5は、インバータ、ゲー
トAND6、ゲートOR3、ワンショットマルチバイブ
レータOS7及び出力バッファOB5を介して空気モー
タソレノイドS6の操作を制御するように接続されてい
る。しかしながら、ゲートAND6は、ストリップセン
サSNDがチャンネル198の傾斜部分212内のスト
リップ部分44の不在を検出したときのみ可能とされ
る。ゲートAND6の出力はゲートAND7を可能と
し、該ゲートAND7はゲートOR5、ワンショットマ
ルチバイブレータOS8および出力バッファOB6を介
して単回転クラッチソレノイドS8をクロッキング回転
CC1に接続する。しかしながら、OS8はディスペン
サ装填ドア100が閉であることを安全スイッチSW4
が指示しかつ遊星歯車組立体134がロックピン164
で係合されていることを安全スイッチSW3が感知して
いるときのみAND4を介して可能とされる。ストリッ
プ部分44が最初手段で案内機構68のチャンネル19
8内に供給されて付帯のタイ40が溝付きシリンダ64
内に配設された後、遊星歯車組立体134が可能とさ
れ、装填ドア100が閉とされる。装填スイッチSW5
を操作するとディスペンサ空気モータ122を駆動しク
ロックパルスを供給して単回転クラッチ130を活性化
する。ストリップセンサSNDが装填リボンの完了を検
知すると該センサはゲートAND6を不能としてクラッ
チ130をカットし、ディスペンサ空気モータ122は
ワンショットマルチバイブレータOS7に付属のタイム
ディレーRCの遅れ時間が到達してディスペンサ空気モ
ータ122が停止する。
【0089】リセットスイッチSW6は、インバータ、
ゲートAND8、OR4およびOR3、ワンショットマ
ルチバイブレータOS7および出力バッファOB5を介
してディスペンサ空気モータソレノイドS6に接続され
ている。ゲートAND8はディスペンサ装填ドア100
が閉で遊星歯車組立体134が係合しているときのみ可
能とされている。ゲートAND8の出力はフリップフロ
ップFF6、ゲートOR5、ワンショットマルチバイブ
レータOS8および出力バッファOB6を介して単回転
クラッチ130用のソレノイドS8の操作を制御する。
リセットスイッチを操作するとディスペンサ空気モータ
122を瞬間的に活性化させ、ケーブルタイ詰まり状態
を修正したとき必要なように単回転クラッチ130にパ
ルスを受信させてケーブルタイ40の1本分だけ前進さ
せる。リセットスイッチSW6は停電後ケーブルタイ4
0の1本分だけ前進させるときのみ使用可能でシステム
の最初の運転後は操作不能であることは注意すべきであ
る。工具トリガーセンサSNAはワンショットマルチバ
イブレータOS1、フリップフロップFF5およびゲー
トOR8を介してフリップフロップFF6に接続されて
いる。詰まり状態の修正には配送ホース290の離脱を
必要とし該離脱は論理回路への送電を遮断する。配送ホ
ース290の再装着により論理回路送電は回復しリセッ
トスイッチSW6は使用可能となりその操作でケーブル
タイ40を1本分前進可能である。しかしながら、工具
トリガー318の作動は、フリップフロップFF5を介
してフリップフロップFF6のリセット入力に信号を送
信させ、これによりそれ以後のスイッチ操作を阻止す
る。
【0090】ディスペンサが空かまたは詰まり状態が生
じたことの聴覚および視覚指示を提供するためにアラー
ム回路が使用される。この回路はブザーおよび発光ダイ
オードを含有し、これらはゲートAND5を介してクロ
ック回路CC2からパルスを受信することによりダーリ
ントン増幅器Q1が導通とされるとき活性化されるよう
に接続されている。ゲートAND5はフリップフロップ
FF4により可能とされ、該フリップフロップFF4の
作動は順にワンショットマルチバイブレータOS10で
制御される。フリップフロップFF2は二次空気噴出が
実行されるとOS10に信号を提供する。OS10への
「回路欠陥」入力はケーブルタイ40がケーブルタイ結
束具36内に受納されたことをインバータおよびゲート
OR7を介してセンサSNBから信号を受信するように
接続されている。ワンショットマルチバイブレータOS
10に接続されているタイムディレーRC回路はタイ4
0がディスペンサゲートから工具部材への配送に必要な
時間より大なる時間遅れを提供する。かくして、もし二
次空気噴出が負荷された後一定時間内にタイ40がケー
ブルタイ結束具36で受納されたことの信号をOS10
が受信しなかった場合は、ゲートAND5が可能とされ
てアラーム回路を活性化する。
【0091】論理回路はまた分離装置ストリップチョッ
パソレノイドS7の操作を制御しタイ40が分離された
あと所定の工具操作サイクル数に応答してリボン38の
ストリップ部分44の有効切断を実行する。チョッパソ
レノイドS7はワンショットマルチバイブレータOS
1、シフトレジスタSR、ワンショットマルチバイブレ
ータOS9および出力バッファOB7を介して工具トリ
ガーセンサSNAに接続されている。該シフトレジスタ
はそれが受信しか入力信号8個に対し1個の出力を発信
するように接続されている。かくして、工具トリガー3
18を8回作動すると該シフトレジスタOS9に1個の
パルスを発信させてチョッパ機構288を作動させる。
ワンショットマルチバイブレータOS9はまたインバー
タおよびゲートOR6を介してフィードバック信号を供
給して該シフトレジスタをリセットさせる。
【0092】ディスペンサ32が装填されるときの回路
の正常動作は次のとおりである。すなわち、工具トリガ
ー318を作動すると、センサSNAは信号を発信しフ
リップフロップFF1によりリテーニングスライドソレ
ノイドS3を活性化しさらにマルチバイブレータOS1
により出力を出して一次空気噴出ソレノイドS5を作動
させてケーブルタイ40をゲート機構260の下流側に
可動する。マルチバイブレータOSに付属のタイムディ
レーの遅れ時間が到達するとソレノイドS5の励磁が停
止されフリップフロップFF2はグリッパモータ384
を駆動しゲートソレノイドS2を活性化してゲート機構
260を閉とし二次空気噴出ソレノイドS1を活性化し
て配送チューブ298を介してケーブルタイ40をケー
ブルタイ結束具36に配送する。
【0093】ケーブルタイ40がケーブルタイ結束具3
6に受納されると、光電式センサSNBがマルチバイブ
レータOS7に信号を発信し、該マルチバイブレータO
S7はディスペンサ空気モータソレノイドS6を活性化
する。同時に、マルチバイブレータOS8はパルスを発
信して一時的に単回転クラッチソレノイドS8を活性化
し、ディスペンサ空気モータ122によりケーブルタイ
40の1本分だけ溝付きシリンダ64を可動させる。マ
ルチバイブレータOS5に付属のタイムディレーの遅れ
時間が到達すると、マルチバイブレータOS6はパルス
を発信して工具ジョーシリンダソレノイドS4を活性化
してケーブルタイ40の末端部をケーブルタイヘッドに
挿入して位置決めをなしてグリッパ機構370に受納さ
せる。
【0094】グリッパ機構370はストラップ48に所
定の張力を負荷した後、ストラップ48の余長部分が切
断される。ホール効果センサSNCがこの切断に応答し
信号を発信してフリップフロップFF1をリセットしリ
テーニングスライドソレノイドS3を非活性化し、ケー
ブルタイ40の係止ヘッド部42の保持を解放する。か
くしてヘッド42は二次空気噴出による加圧空気の継続
負荷によりケーブルタイ結束具36から排除される。マ
ルチバイブレータOS3に付属のタイムディレーの遅れ
時間が到達すると、マルチバイブレータOS2がマルチ
バイブレータOS7の「回路欠陥」入力に信号を送信し
分離装置空気モータソレノイドS6を遮断する。同時
に、マルチバイブレータOS2はフリップフロップFF
2をリセットし、二次空気噴出ソレノイドS1およびグ
リッパモータとゲートとのソレノイドS2を非活性化し
てディスペンサケーブルタイゲートを開とする。かくし
て、自動工具30は工具トリガー318の作動に応答し
て次の操作サイクルをスタートさせる状態に置かれる。
【0095】論理回路はまた安全のための要素および他
の部分との矛盾操作防止のための要素をも含有する。さ
らにはとくに、ワンショットマルチバイブレータOS1
への「回路欠陥」入力はゲートAND1およびAND2
を介してフリップフロップFF2およびワンショットマ
ルチバイブレータOS7と接続される。システムの正常
運転中、1サイクルの操作途中でひとたび操作が停止し
ても、この操作サイクルが完了するまでは一次空気噴出
が再負荷されることを阻止している。ゲートAND1お
よびAND2の存在はまたオペレータがディスペンサリ
セット機能を使用して、ディスペンサリセット機能が完
了した後工具トリガー318を押すことにより操作の正
常サイクルのスタートを試みるときに有用である。ゲー
トAND1およびAND2は、ディスペンサ空気モータ
122が運転中一次空気噴出の負荷を排除するためにワ
ンショットマルチバイブレータOS1がワンショットマ
ルチバイブレータOS7と決して同時作動することがあ
りえないことを確実にしている。このことは、ディスペ
ンサリセット機能が次のケーブルタイ40の適正位置へ
の前進を完了するまでは正常サイクルが始動可能ではな
いことを確実にしている。
【0096】ゲートAND4はワンショットマルチバイ
ブレータOS8の「回路欠陥」入力をディスペンサ装填
ドア安全スイッチSW4および遊星歯車組立体安全スイ
ッチSWと相互に接続している。オペレータが装填スイ
ッチSW5またはディスペンサリセットスイッチSW6
のいずれかを押して、装填機能またはリセット機能の前
にオペレータが装填ドア100の開放かまたは遊星歯車
組立体134の分離を実行すれば、ゲートAND4はた
だちに単回転クラッチソレノイドS8を非活性化するで
あろう。
【0097】ワンショットマルチバイブレータOS4は
フリップフロップFF2とフリップフロップFF3との
間に接続されている。OS4はフリップフロップFF2
のスイッチングに応答してタイセンサSNBがケーブル
タイ結束具36によるタイの受納を指示するとフリップ
フロップFF3を可能にしてワンショットマルチバイブ
レータOS6およびOS8を活性化する。かくして、O
S6およびOS8は工具トリガー318を作動した後た
だ1回のみ工具ジョーシリンダソレノイドS4および単
回転クラッチソレノイドS8を通電可能である。ワンシ
ョットマルチバイブレータOS4は、次のようなきわめ
てありえない状態、すなわちタイ40がセンサSNBを
通過してケーブルタイ結束具36に到達ししかも工具ブ
レーキ機構322による受納を失敗した状態におけるS
4およびS8の二次活性化(これはオペレータを驚かす
かもしれない)を防止することも含有されている。操作
サイクルを終了させるときはオペレータは工具リセット
スイッチSW1を押す。オペレータが工具を後方に傾け
るとタイはセンサSNBを越えて逆行する。もしワンシ
ョットマルチバイブレータOS4が存在しなければ、工
具上部ジョー310および空気モータ122の二次活性
化が発生するかもしれない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動ケーブルタイ結束装置の斜視
図。
【図2】リボン状ケーブルタイの平面図。
【図3】図2の3−3線断面図。
【図4】リボン状ケーブルタイを切断してケーブルタイ
結束具へ送出するディスペンサの斜視図。
【図5】ディスペンサの内部構造を示す平面図。
【図6】図5の6−6線断面図。
【図7】ディスペンサの一部を示す分解斜視図。
【図8】ディスペンサ内に位置決めされた状態のリボン
状ケーブルタイを示す図。
【図9】図5の9−9線断面図。
【図10】図5の10−10線断面図。
【図11】ディスペンサのマニフォールドブロックの正
面図。
【図12】図11のマニフォールドブロックの側面図、
但し、マニフォールドブロックの送気管継手は省略して
ある。
【図13】図12の13−13線断面図。
【図14】図11のマニフォールドブロックの背面図。
【図15】図1の自動ケーブルタイ結束装置に使用する
配送機構の配送ホースを示す図。
【図16】図15の配送ホースを示す図。
【図17】図15とは他反対側の端部から見た配送ホー
スの端面図。
【図18】ケーブルタイ結束具の内部構造を示す詳細
図。
【図19】ケーブルタイの側面図、但し、右半分は省略
してある。
【図20】ケーブルタイ結束具の要部を示す分解斜視
図。
【図21】ケーブルタイ結束具に使用するブレーキパッ
ドの拡大側面図。
【図22】ブレーキパッドの平面図。
【図23】図24〜図28に示す制御用電気/電子回路
の位置関係を示す図。
【図24】図1の自動ケーブルタイ結束装置に使用する
制御用電気/電子回路の一部を示す回路図。
【図25】図1の自動ケーブルタイ結束装置に使用する
制御用電気/電子回路の一部を示す回路図。
【図26】図1の自動ケーブルタイ結束装置に使用する
制御用電気/電子回路の一部を示す回路図。
【図27】図1の自動ケーブルタイ結束装置に使用する
制御用電気/電子回路の一部を示す回路図。
【図28】図1の自動ケーブルタイ結束装置に使用する
制御用電気/電子回路の一部を示す回路図。
【符号の説明】
30 自動ケーブルタイ結束装置 32 ディスペンサ 34 配送機構 36 ケーブルタイ結束具 38 リボン状ケーブルタイ 40 ケーブルタイ 42 係止ヘッド部 44 ストリップ部 46 タブ 48 ストラップ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レヴィン,ロバート・エフ アメリカ合衆国イリノイ州60439,ボー リングブルック,プレインビュー 180 (72)発明者 タイミアン,スティーヴン・エス アメリカ合衆国イリノイ州60441,ロッ クポート,レイルロード・ナンバー 1,ボックス 366 (72)発明者 ウォルタスキー,スティーヴン・エイ アメリカ合衆国イリノイ州60439,ボー リングブルック,ノース・アシュベリー 445 (56)参考文献 特開 昭56−123212(JP,A) 特公 昭58−32789(JP,B2) 米国特許4359070(US,A)

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 束状のワイヤ等の周囲にケーブルタイを
    個々に巻き付けて結束するための自動ケーブルタイ結束
    装置であって、 略々平坦なリボンを形成するに十分な剛性を備えると共
    に横方向に延在するストリップ部から延伸し且つ該スト
    リップ部に連結手段を介して連結されたリボン状のケー
    ブルタイを嵌入させる手段と、前記リボン状のケーブル
    タイを個々に切り離するための分離手段と、前記ストリ
    ップ部から各ケーブルタイを確実に切断するために前記
    リボン状のケーブルタイを前記分離手段に対して位置決
    めすると共に前記リボン状のケーブルタイの前記ストリ
    ップ部と整合状態で係合する案内手段とを有するディス
    ペンサと、 該ディスペンサとは別体で且つ離間しており、該ディス
    ペンサから送られてくる個々のケーブルタイを前記束状
    のワイヤ等の周囲に位置決めした後、張力を加えて、そ
    の尾部を切断する工具手段と、 前記ディスペンサから送り出された個々のケーブルタイ
    を前記工具手段へ移送する管状の移送手段とから成るこ
    とを特徴とする自動ケーブルタイ結束装置。
  2. 【請求項2】 前記ディスペンサは、前記リボン状のケ
    ーブルタイを該ディスペンサへ供給する手段と、個々の
    ケーブルタイを前記移送手段へ転送する転送手段と、前
    記リボン状のケーブルタイの個々のケーブルタイを正確
    に位置決めすると共に、前記分離手段および前記転送手
    段へ順次搬送する手段とから成ることを特徴とする請求
    項1の自動ケーブルタイ結束装置。
  3. 【請求項3】 各ケーブルタイを前記分離手段および前
    記転送手段へ位置決めして搬送する手段は、長手方向に
    延在して各ケーブルタイを搬送する溝を画成するスプラ
    インを有するシリンダと、該シリンダを正確な増分ずつ
    回転させる割送手段とから成ることを特徴とする請求項
    2の自動ケーブルタイ結束装置。
  4. 【請求項4】 前記工具手段は、前記ディスペンサから
    前記ケーブルタイを受け取る受入手段と、該ケーブルタ
    イをワイヤ等の周囲に閉鎖状のループとなるように位置
    決めする位置決め手段と、前記ケーブルタイがワイヤ等
    の周囲に張り着いた時点で、前記ケーブルタイの尾部を
    切断する尾部切断手段とから成ることを特徴とする請求
    項3の自動ケーブルタイ結束装置。
  5. 【請求項5】 前記分離手段は、前記リボン状のケーブ
    ルタイと交差する方向に配設されたナイフを有し、前記
    シリンダは、前記リボン状のケーブルタイを搬送して前
    記ナイフと接触させ各ケーブルタイをストリップ部から
    順次切断することを特徴とする請求項4の自動ケーブル
    タイ結束装置。
  6. 【請求項6】 前記ディスペンサはカバーを有し、該カ
    バーは前記溝が前記カバーの下で割り送りされた時に前
    記溝の少なくとも一つに係合して該溝をカバーすること
    を特徴とする請求項5の自動ケーブルタイ結束装置。
  7. 【請求項7】 前記転送手段は、該転送手段と前記移送
    手段とを選択的に連通又は非連通とするゲート手段と、
    切断されたケーブルタイが位置する転送溝内に加圧流体
    を送給して、該転送溝内の該ケーブルタイを開放状態の
    前記ゲート手段から前記移送手段へ送り出す加圧流体源
    とから成ることを特徴とする請求項6の自動ケーブルタ
    イ結束装置。
  8. 【請求項8】 前記移送手段は前記ディスペンサと前記
    工具手段とを接続するチューブと、前記閉塞状態のゲー
    ト手段と前記ケーブルタイとの間の該チューブ内に供給
    され、前記ケーブルタイを前記チューブを介して前記工
    具手段へ送り出す加圧流体源とから成ることを特徴とす
    る請求項7の自動ケーブルタイ結束装置。
  9. 【請求項9】 前記割送手段は、前記シリンダを回転し
    てリボン状のケーブルタイを搬送し前記ナイフを通過さ
    せて順次各ケーブルタイを切断し、各ケーブルタイを順
    次前記カバーと整合させて前記転送手段へ送出すること
    を特徴とする請求項8の自動ケーブルタイ結束装置。
  10. 【請求項10】 前記案内手段は上部案内板および下部
    案内板を有し、両者は協働して相補形縁を形成し該縁は
    前記リボン状のケーブルタイのストリップ部と係合する
    形状の整合溝を形成して該リボン状のケーブルタイを正
    確に搬送して該ケーブリタイを長手方向に位置決めする
    ことを特徴とする請求項9の自動ケーブルタイ結束装
    置。
  11. 【請求項11】 前記割送手段は、モータ手段と、クラ
    ッチ手段と、歯車手段とから成り、該モータ手段は、前
    記クラッチ手段に回転運動を与え、該クラッチ手段は前
    記モータ手段から供給される回転運動を該歯車手段に1
    回転増分ずつ選択的に伝達し、前記歯車手段は前記クラ
    ッチ手段で供給される該1回転運動を1回転の分数に減
    速して該分数回転を前記シリンダに与えることを特徴と
    する請求項10の自動ケーブルタイ結束装置。
  12. 【請求項12】 前記歯車手段は、遊星歯車組立体であ
    って前記割送手段と前記シリンダとの間の適切な整合を
    確実にしながら前記割送手段の回転の前記シリンダへの
    選択的な分離および結合を提供する着脱手段を更に有
    し、前記着脱手段は前記遊星歯車組立体のシリンダ歯車
    に固定された割送リングおよび孔に挿入可能に芯出しさ
    れて装着されたロックピンを有し、前記割送リングはそ
    の外周に離間配置された前記孔を有し、前記ロックピン
    は前記孔に選択的に挿入されて前記割送リングおよび遊
    星歯車の運動をロックすることを特徴とする請求項11
    の自動ケーブルタイ結束装置。
  13. 【請求項13】 前記ナイフと前記ケーブルタイとの距
    離は調節可能であり、該ケーブルタイのリボン状のケー
    ブルタイからの切断の所要接近度を種々調節可能とし、
    ここで前記整合溝は断面がI字形であることを特徴とす
    る請求項12の自動ケーブルタイ結束装置。
  14. 【請求項14】 前記ケーブルタイを前記工具手段内に
    正確に位置決めし急激な減速による前記ケーブルタイへ
    の衝撃破損などを軽減するために該ケーブルタイを最初
    に減速し、停止し、把持するための手段であって、該手
    段は前記ケーブルタイを減速するために内方に傾斜する
    傾斜部と、前記ケーブルタイの前進運動を停止して前記
    ケーブルタイを把持する内方に傾斜したタブとから成る
    パッドを有し、前記パッドは前記ケーブルタイ側に付勢
    するように弾性的に装着されていることを特徴とする請
    求項13の自動ケーブルタイ結束装置。
  15. 【請求項15】 略々平坦なリボンを形成するに十分な
    剛性を備えると共に横方向に延在するストリップ部から
    延伸し且つ該ストリップ部に連結手段を介して連続的に
    リボン状に連結されたリボン状のケーブルタイから個々
    のケーブルタイをケーブルタイ結束具へ送り出すための
    ディスペンサであって、 前記リボン状のケーブルタイを前記ディスペンサへ供給
    する手段と、 前記ストリップ部からケーブルタイを個々に切り離す分
    離手段と、 前記ディスペンサから個々のケーブルタイを転送する転
    送手段と、 前記リボン状のケーブルタイの個々のケーブルタイを正
    確に位置決めすると共に前記分離手段と前記転送手段へ
    順に送り出す手段とを備えて成り、該正確に位置決めす
    る手段が、前記リボン状のケーブルタイを前記分離手段
    に対して位置決めして前記ストリップ部から前記ケーブ
    ルタイを個々に正確に切り離すことを可能にする案内手
    段を含み、該案内手段は横置された前記ストリップ部に
    整合して係合することを特徴とするディスペンサ。
  16. 【請求項16】 前記リボン状のケーブルタイの各ケー
    ブルタイを前記分離手段および前記転送手段へ位置決め
    して搬送する手段は、長手方向に延在して各ケーブルタ
    イを搬送する溝を画成するスプラインを有するシリンダ
    と、該シリンダを正確な増分ずつ回転させる割送手段と
    から成ることを特徴とする請求項15のディスペンサ。
  17. 【請求項17】 前記溝の少なくとも一つに係合するカ
    バーを含んで成り、前記溝は前記カバーの下側へ割り送
    りされた時に転送溝の役目をすることを特徴とする請求
    項16のディスペンサ。
  18. 【請求項18】 前記転送手段は、切断されたケーブル
    タイを収容する前記転送溝内に加圧流体を送給するよう
    に配設された加圧流体源を有し、もって前記ケーブルタ
    イを前記転送溝から前記ケーブルタイをケーブルタイ装
    着工具へ送り出すことを特徴とする請求項17のディス
    ペンサ。
  19. 【請求項19】 前記割送手段は、前記シリンダを回転
    させて前記リボン状のケーブルタイを搬送し、前記ナイ
    フを通過させて順次各ケーブルタイを切断して各ケーブ
    ルタイを順次前記カバーと整合させて前記転送手段へ送
    出することを特徴とする請求項18のディスペンサ。
  20. 【請求項20】 前記割送手段は、モータ手段と、クラ
    ッチ手段と、歯車手段とから成り、該モータ手段は前記
    クラッチ手段に回転運動を与え、該クラッチ手段は、前
    記モータ手段から供給される回転運動を該歯車手段に1
    回転増分ずつ選択的に伝達し、前記歯車手段は前記クラ
    ッチ手段で供給される該1回転運動を1回転の分数に減
    速して該分数回転を前記シリンダに与えることを特徴と
    する請求項19のディスペンサ。
  21. 【請求項21】 前記歯車手段は、遊星歯車組立体であ
    って前記割送手段と前記シリンダとの間の適切な整合を
    確実にしながら前記割送手段の回転の前記シリンダへの
    選択的な分離および結合を提供する着脱手段を更に含ん
    で成ることを特徴とする請求項20のディスペンサ。
  22. 【請求項22】 前記着脱手段は、前記遊星歯車組立体
    のリング歯車に固定された割送リングおよびロックピン
    を有し、前記割送リングは、その外周に間隔をなして配
    設された孔を有し、前記ロックピンは前記孔に選択的に
    挿入されて前記割送リングおよび遊星歯車の運動をロッ
    クすることを特徴とする請求項21のディスペンサ。
  23. 【請求項23】 前記整合溝はI字形の断面を有し、前
    記ナイフと前記ケーブルタイの距離は調節自在であり、
    もって所望の切れ味で前記ケーブルタイを前記リボン状
    のケーブルタイから切り離すことができることを特徴と
    する請求項22のディスペンサ。
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