JP2528513Y2 - 伸縮継手装置 - Google Patents
伸縮継手装置Info
- Publication number
- JP2528513Y2 JP2528513Y2 JP11191190U JP11191190U JP2528513Y2 JP 2528513 Y2 JP2528513 Y2 JP 2528513Y2 JP 11191190 U JP11191190 U JP 11191190U JP 11191190 U JP11191190 U JP 11191190U JP 2528513 Y2 JP2528513 Y2 JP 2528513Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pantograph
- hinge
- pin
- expansion joint
- joint device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、躯体相互間に設けられる伸縮継手装置に関
する。
する。
従来の技術 従来から、2つの躯体相互間に設けられる伸縮継手装
置では、それらの躯体が相互に大きな変位量で地震など
によって変位したとき、その変位を許容することができ
る構成は実現されていない。
置では、それらの躯体が相互に大きな変位量で地震など
によって変位したとき、その変位を許容することができ
る構成は実現されていない。
考案が解決しようとする課題 本考案の目的は、躯体の大きな変位を許容することが
できる伸縮継手装置を提供することである。
できる伸縮継手装置を提供することである。
課題を解決するための手段 本考案は、複数のリンクがピンによって結合されて構
成されるパンタグラフと、 躯体に固定される縁材と、 パンタグラフの長手方向の端部を、パンタグラフの前
記ピンに垂直なヒンジピンによって揺動可能に、縁材に
連結するヒンジと、 パンタグラフの厚み方向の少なくとも一方表面に取付
けられる止水板とを含むことを特徴とする伸縮継手装置
である。
成されるパンタグラフと、 躯体に固定される縁材と、 パンタグラフの長手方向の端部を、パンタグラフの前
記ピンに垂直なヒンジピンによって揺動可能に、縁材に
連結するヒンジと、 パンタグラフの厚み方向の少なくとも一方表面に取付
けられる止水板とを含むことを特徴とする伸縮継手装置
である。
作用 本考案に従えば、躯体に縁材が固定され、この縁材に
はパンタグラフがヒンジを介して連結されており、した
がってパンタグラフによるそのパンタグラフの長手方向
の躯体相互間の変位がパンタグラフによって許容される
とともに、パンタグラフを構成するピンに垂直なヒンジ
ピンによってパンタグラフが揺動可能にヒンジに連結さ
れているので、パンタグラフの厚み方向の大きな変位も
また許容されることになる。このようにして、地震など
によって建造物である躯体の大きな変位量が可能とな
る。
はパンタグラフがヒンジを介して連結されており、した
がってパンタグラフによるそのパンタグラフの長手方向
の躯体相互間の変位がパンタグラフによって許容される
とともに、パンタグラフを構成するピンに垂直なヒンジ
ピンによってパンタグラフが揺動可能にヒンジに連結さ
れているので、パンタグラフの厚み方向の大きな変位も
また許容されることになる。このようにして、地震など
によって建造物である躯体の大きな変位量が可能とな
る。
このパンタグラフの厚み方向の少なくとも一方表面に
は止水板が取付られており、風雨の侵入を防ぐことがで
きる。
は止水板が取付られており、風雨の侵入を防ぐことがで
きる。
実施例 第1図は本発明の一実施例の水平断面図であり、第2
図はその伸縮継手装置1の平面図である。この伸縮継手
装置1は2つの相互に間隔をあけて設けられた躯体2,3
間に配置される。この伸縮継手装置1は、第2図の左右
対称に構成されている。この伸縮継手装置1は、基本的
には、パンタグラフ4と、躯体2に固定される縁材5
と、縁材5とパンタグラフ4とを連結するヒンジ6と、
パンタグラフ4の厚み方向(第1図の上下方向)の一方
表面に取付けられる止水板67と、パンタグラフの厚み方
向の他方表面に取付けられるもう1つの止水板68とを有
する。
図はその伸縮継手装置1の平面図である。この伸縮継手
装置1は2つの相互に間隔をあけて設けられた躯体2,3
間に配置される。この伸縮継手装置1は、第2図の左右
対称に構成されている。この伸縮継手装置1は、基本的
には、パンタグラフ4と、躯体2に固定される縁材5
と、縁材5とパンタグラフ4とを連結するヒンジ6と、
パンタグラフ4の厚み方向(第1図の上下方向)の一方
表面に取付けられる止水板67と、パンタグラフの厚み方
向の他方表面に取付けられるもう1つの止水板68とを有
する。
第3図はパンタグラフ4の平面図であり、第4図はそ
のパンタグラフ4の分解斜視図である。このパンタグラ
フ4は、複数のリンク7の中央がピン8によってピン結
合され、またリンク7の両端部がピン9によってピン結
合されて、長手方向(第3図の左右方向)に延びて形成
される。パンタグラフ4にはまた、前述のリンク7より
も短いリンク10がピン結合され、これらのリンク10は、
その端部でピン11によってピン結合される。
のパンタグラフ4の分解斜視図である。このパンタグラ
フ4は、複数のリンク7の中央がピン8によってピン結
合され、またリンク7の両端部がピン9によってピン結
合されて、長手方向(第3図の左右方向)に延びて形成
される。パンタグラフ4にはまた、前述のリンク7より
も短いリンク10がピン結合され、これらのリンク10は、
その端部でピン11によってピン結合される。
パンタグラフ4の長手方向(第1図、第2図および第
3図の左右方向)に対して垂直に、矩形断面を有する支
持部材12,13が配置される。支持部材12には、ピン8の
頭部14が挿入される大径の挿通孔15が形成され、またピ
ン8の軸部16が挿通する挿通孔17が形成される。ピン8
の軸部16は、ワッシャ18〜19およびリンク7を挿通し、
さらに直円筒状の筒体21内を挿通し、止水板68の取付部
22を挿通し、ボルト23に螺合する。ピン8と同様なピン
8aに関しては、前述の筒体21は省略され、リンク7をピ
ン8aによって角変位可能に結合する。
3図の左右方向)に対して垂直に、矩形断面を有する支
持部材12,13が配置される。支持部材12には、ピン8の
頭部14が挿入される大径の挿通孔15が形成され、またピ
ン8の軸部16が挿通する挿通孔17が形成される。ピン8
の軸部16は、ワッシャ18〜19およびリンク7を挿通し、
さらに直円筒状の筒体21内を挿通し、止水板68の取付部
22を挿通し、ボルト23に螺合する。ピン8と同様なピン
8aに関しては、前述の筒体21は省略され、リンク7をピ
ン8aによって角変位可能に結合する。
支持部材12には、ビス25が挿通する大径の挿通孔26が
形成され、またそのビス25の軸部が挿通する挿通孔27が
形成され、このビス25の軸部28は、止水板7を挿通し
て、化粧用の大略的に直円筒状の管28に螺着される。
形成され、またそのビス25の軸部が挿通する挿通孔27が
形成され、このビス25の軸部28は、止水板7を挿通し
て、化粧用の大略的に直円筒状の管28に螺着される。
縁材5は、ボルト29が挿通するボルト孔30を有し、座
金31を介してナット32によって躯体2に固定される。縁
材5の内方側の一端部は、躯体2から起立した取付部33
を有し、ここに止水板68の一端部34がビス35によって固
定され、シール材36によってシールされる。止水板8
は、たとえば0.5mm厚のステンレス鋼板から成り、ジグ
ザグに屈曲されており、前述のようにピン8にワッシャ
37を介してナット23によって固定される。縁材5の外方
側の他端部には、収納部38が形成され、ここにシール材
39が介在されて、躯体2との間の気密性が達成される。
縁材5には取付片40が溶接などによって固定され、この
取付片40にはヒンジ6が取付けられる。
金31を介してナット32によって躯体2に固定される。縁
材5の内方側の一端部は、躯体2から起立した取付部33
を有し、ここに止水板68の一端部34がビス35によって固
定され、シール材36によってシールされる。止水板8
は、たとえば0.5mm厚のステンレス鋼板から成り、ジグ
ザグに屈曲されており、前述のようにピン8にワッシャ
37を介してナット23によって固定される。縁材5の外方
側の他端部には、収納部38が形成され、ここにシール材
39が介在されて、躯体2との間の気密性が達成される。
縁材5には取付片40が溶接などによって固定され、この
取付片40にはヒンジ6が取付けられる。
第5図は、取付片40とヒンジ6とを示す斜視図であ
る。取付片40は、大略的にL字状に形成され、その取付
部42は前述のように縁材5に固定され、もう1つの取付
部43には、ヒンジ6のヒンジ片44の取付部45が、ボルト
46を用いて固定される。この取付部43にはボルト46が螺
着されるねじ孔46が刻設されており、ヒンジ片44の取付
部45にはボルト46が挿通する上下に細長い長孔48が形成
される。ヒンジ片44の本体部70ともう1つのヒンジ片49
とは、ヒンジピン50によって角変位可能に連結される。
ヒンジピン50の軸線は、前述のピン8,11の軸線に垂直で
あり、第1図の紙面に垂直である。ヒンジ片49には挿通
孔51が形成され、この挿通孔51には、前述のピン11が挿
通し、そのピン11にナット53が螺合する。
る。取付片40は、大略的にL字状に形成され、その取付
部42は前述のように縁材5に固定され、もう1つの取付
部43には、ヒンジ6のヒンジ片44の取付部45が、ボルト
46を用いて固定される。この取付部43にはボルト46が螺
着されるねじ孔46が刻設されており、ヒンジ片44の取付
部45にはボルト46が挿通する上下に細長い長孔48が形成
される。ヒンジ片44の本体部70ともう1つのヒンジ片49
とは、ヒンジピン50によって角変位可能に連結される。
ヒンジピン50の軸線は、前述のピン8,11の軸線に垂直で
あり、第1図の紙面に垂直である。ヒンジ片49には挿通
孔51が形成され、この挿通孔51には、前述のピン11が挿
通し、そのピン11にナット53が螺合する。
止水板7の端部は、縁材5の収納部38における止水板
8側(第1図の上方)に当接され、接着剤またはクリッ
プを用いてその止水板7の端部を縁材5に固定してもよ
く、あるいはまた固定しなくてもよい。
8側(第1図の上方)に当接され、接着剤またはクリッ
プを用いてその止水板7の端部を縁材5に固定してもよ
く、あるいはまた固定しなくてもよい。
本考案の他の実施例として、第6図に示されるよう
に、ボルト55によつて固定された一対の保持部材56a,56
bの係止凹所54に、たとえばゴムなどの可撓性材料から
なる止水板7aを係止するようにしてもよい。
に、ボルト55によつて固定された一対の保持部材56a,56
bの係止凹所54に、たとえばゴムなどの可撓性材料から
なる止水板7aを係止するようにしてもよい。
考案の効果 以上のように本考案によれば、躯体に固定される縁材
に、ヒンジピンを介してパンタグラフが取付けられ、こ
のパンタグラフに止水板が取付けられるようにしたの
で、パンタグラフによってそのパンタグラフの長手方向
の躯体の大きな変位量が可能となり、またパンタグラフ
の長手方向の端部に取付けられているヒンジによって、
そのパンタグラフの厚み方向の躯体相互の大きな変位量
が可能となる。
に、ヒンジピンを介してパンタグラフが取付けられ、こ
のパンタグラフに止水板が取付けられるようにしたの
で、パンタグラフによってそのパンタグラフの長手方向
の躯体の大きな変位量が可能となり、またパンタグラフ
の長手方向の端部に取付けられているヒンジによって、
そのパンタグラフの厚み方向の躯体相互の大きな変位量
が可能となる。
第1図は本考案の一実施例の水平断面図、第2図は第1
図に示される実施例の全体の平面図、第3図はパンタグ
ラフ4の平面図、第4図はそのパンタグラフ4とその付
近の分解斜視図、第5図は取付部材40とヒンジ6とを示
す斜視図、第6図は本考案の他の実施例の一部の断面図
である。 1……伸縮継手装置、2,3……躯体、4……パンタグラ
フ、5……縁材、6……ヒンジ、7,10……リンク、8,8
a,9,11……ピン、50……ヒンジピン、67……止水板、68
……止水板、
図に示される実施例の全体の平面図、第3図はパンタグ
ラフ4の平面図、第4図はそのパンタグラフ4とその付
近の分解斜視図、第5図は取付部材40とヒンジ6とを示
す斜視図、第6図は本考案の他の実施例の一部の断面図
である。 1……伸縮継手装置、2,3……躯体、4……パンタグラ
フ、5……縁材、6……ヒンジ、7,10……リンク、8,8
a,9,11……ピン、50……ヒンジピン、67……止水板、68
……止水板、
Claims (1)
- 【請求項1】複数のリンクがピンによって結合されて構
成されるパンタグラフと、 躯体に固定される縁材と、 パンタグラフの長手方向の端部を、パンタグラフの前記
ピンに垂直なヒンジピンによって揺動可能に、縁材に連
結するヒンジと、 パンタグラフの厚み方向の少なくとも一方表面に取付け
られる止水板とを含むことを特徴とする伸縮継手装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11191190U JP2528513Y2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 伸縮継手装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11191190U JP2528513Y2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 伸縮継手装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0468101U JPH0468101U (ja) | 1992-06-17 |
JP2528513Y2 true JP2528513Y2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=31859395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11191190U Expired - Lifetime JP2528513Y2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 伸縮継手装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2528513Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5132084B2 (ja) * | 2006-05-26 | 2013-01-30 | ドーエイ外装有限会社 | 目地カバー装置 |
-
1990
- 1990-10-24 JP JP11191190U patent/JP2528513Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0468101U (ja) | 1992-06-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |