JP2527854B2 - 抗力可変装置、及びキ―スイッチ装置 - Google Patents
抗力可変装置、及びキ―スイッチ装置Info
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- H01H13/70—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a plurality of operating members associated with different sets of contacts, e.g. keyboard
- H01H13/84—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a plurality of operating members associated with different sets of contacts, e.g. keyboard characterised by ergonomic functions, e.g. for miniature keyboards; characterised by operational sensory functions, e.g. sound feedback
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- H01H3/00—Mechanisms for operating contacts
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- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
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- H01H2239/00—Miscellaneous
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- Push-Button Switches (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗力可変装置、及びキ
ースイッチ装置に係り、詳しくは、例えば、情報機器に
おける入力I/O等の分野に用いて好適な、所定の力に
よる押圧に対して発生する抗力を任意に設定することの
できる抗力可変装置、及びキースイッチ装置に関する。
ースイッチ装置に係り、詳しくは、例えば、情報機器に
おける入力I/O等の分野に用いて好適な、所定の力に
よる押圧に対して発生する抗力を任意に設定することの
できる抗力可変装置、及びキースイッチ装置に関する。
【0002】近年、情報機器の発展・発達に伴い、人間
の意思を情報機器に伝えるI/Oとしてのキースイッ
チ、及びキーボード等の重要性が益々高まっており、特
に、キースイッチを複数個配列したキーボードは情報機
器への入力手段の主流となっている。また、マンマシン
インタフェース重視の風潮に伴い、このようなキースイ
ッチ、及びキーボードには、タッチ感覚の良さといった
要素が求められており、個人の感性にマッチした、操作
感覚の良いキースイッチを望む声が一層強まっている。
の意思を情報機器に伝えるI/Oとしてのキースイッ
チ、及びキーボード等の重要性が益々高まっており、特
に、キースイッチを複数個配列したキーボードは情報機
器への入力手段の主流となっている。また、マンマシン
インタフェース重視の風潮に伴い、このようなキースイ
ッチ、及びキーボードには、タッチ感覚の良さといった
要素が求められており、個人の感性にマッチした、操作
感覚の良いキースイッチを望む声が一層強まっている。
【0003】
【従来の技術】従来のこの種のキースイッチ装置として
は、例えば、図23,24に示すようなもの、及び図2
5に示すようなものがある。キースイッチ装置は、一般
に、接点等の手段により電気回路を開閉し、押圧入力
されたことを判別するスイッチ要素、スイッチ要素の
位置を特定するとともに、スイッチ要素に対して外部か
らの押圧力を伝える被押圧手段であるキートップ部、
スイッチ要素からの信号を情報機器の、例えば、CPU
等の主制御部に伝達する電子回路、から構成されてお
り、スイッチ要素としては、リードスイッチ、メカニカ
ルスイッチ、メンブレンスイッチ、導電ゴムスイッチ等
があり、それぞれ目的に応じて使用されている。
は、例えば、図23,24に示すようなもの、及び図2
5に示すようなものがある。キースイッチ装置は、一般
に、接点等の手段により電気回路を開閉し、押圧入力
されたことを判別するスイッチ要素、スイッチ要素の
位置を特定するとともに、スイッチ要素に対して外部か
らの押圧力を伝える被押圧手段であるキートップ部、
スイッチ要素からの信号を情報機器の、例えば、CPU
等の主制御部に伝達する電子回路、から構成されてお
り、スイッチ要素としては、リードスイッチ、メカニカ
ルスイッチ、メンブレンスイッチ、導電ゴムスイッチ等
があり、それぞれ目的に応じて使用されている。
【0004】図23,24に、現在最も広く用いられて
いるメンブレンスイッチの構造の一例を示す。図23は
メンブレンスイッチの全体構成を示すものであり、ポリ
エステルフィルム等にAg(銀)等のインクで印刷した
回路パターン101A,102A、及びC(炭素)等の
インクで印刷した接点101C,102Cを印刷した上
部シート101、及び下部シート102の2枚のシート
101,102を、接点部分に穴を有するスペーサ10
3を介して配置した構造を持つ(以下、メンブレンシー
ト200という)。
いるメンブレンスイッチの構造の一例を示す。図23は
メンブレンスイッチの全体構成を示すものであり、ポリ
エステルフィルム等にAg(銀)等のインクで印刷した
回路パターン101A,102A、及びC(炭素)等の
インクで印刷した接点101C,102Cを印刷した上
部シート101、及び下部シート102の2枚のシート
101,102を、接点部分に穴を有するスペーサ10
3を介して配置した構造を持つ(以下、メンブレンシー
ト200という)。
【0005】図24は図23の接点部分を拡大した図で
あり、上部シート101を力Fで押し下げることによ
り、接点101C,102Cが閉じる様子を示す。図2
5は、一般に広く用いられているキートップ部の構造の
一例を示すものであり、鉄板、アルミ板等で作られたサ
ポートパネル201上に配置されたメンブレンシート2
00の上面に配置されたハウジング202と、ハウジン
グ202内に挿入され、上下方向に摺動するスライダ2
03と、スライダ203を駆動するキートップ204
と、ハウジング202の外側、及び内側に配置され、キ
ートップ204を定常位置に復帰させるための2本のス
プリング205,206とから構成されている。
あり、上部シート101を力Fで押し下げることによ
り、接点101C,102Cが閉じる様子を示す。図2
5は、一般に広く用いられているキートップ部の構造の
一例を示すものであり、鉄板、アルミ板等で作られたサ
ポートパネル201上に配置されたメンブレンシート2
00の上面に配置されたハウジング202と、ハウジン
グ202内に挿入され、上下方向に摺動するスライダ2
03と、スライダ203を駆動するキートップ204
と、ハウジング202の外側、及び内側に配置され、キ
ートップ204を定常位置に復帰させるための2本のス
プリング205,206とから構成されている。
【0006】スプリング205,206を2本使うのは
クリック感等、好適な操作感覚を得るためである。以上
の構成において、キートップ204が所定の力で押し下
げられると、スプリング206によりメンブレンシート
200が押圧されて接点が閉じられ、接点が閉じられる
ことにより電子回路に所定の情報が出力される。
クリック感等、好適な操作感覚を得るためである。以上
の構成において、キートップ204が所定の力で押し下
げられると、スプリング206によりメンブレンシート
200が押圧されて接点が閉じられ、接点が閉じられる
ことにより電子回路に所定の情報が出力される。
【0007】電子回路はスイッチ要素からの信号に基づ
いて予め定められたデジタル符号に変換するエンコーダ
回路と、CPUとの間でデータをやりとりするインタフ
ェース回路とで構成されるが、本発明に直接には関係し
ないため、詳細な説明は省略する。ここで、好適な操作
感を得るためには、一般に、キートップ204の摺動長
(以下、ストローク長という)を3〜4mmとすること
が望ましいとされており、また、キーのぐらつきやひっ
かかりがないスムーズな動作を得るためには、スライダ
203が摺動する長さはストローク長の3〜4倍、好ま
しくは、4倍が必要とされている。
いて予め定められたデジタル符号に変換するエンコーダ
回路と、CPUとの間でデータをやりとりするインタフ
ェース回路とで構成されるが、本発明に直接には関係し
ないため、詳細な説明は省略する。ここで、好適な操作
感を得るためには、一般に、キートップ204の摺動長
(以下、ストローク長という)を3〜4mmとすること
が望ましいとされており、また、キーのぐらつきやひっ
かかりがないスムーズな動作を得るためには、スライダ
203が摺動する長さはストローク長の3〜4倍、好ま
しくは、4倍が必要とされている。
【0008】図26,27はタッチ感覚を表すために一
般に用いられている押下特性を示すもので、横軸にはキ
ートップ204の位置、すなわち指で押し下げたときの
キートップ204の沈み込みの距離をとり、縦軸には指
に与えられるキートップ204の抗力をとったものであ
る。図26は押下特性を模式的に示すものである。
般に用いられている押下特性を示すもので、横軸にはキ
ートップ204の位置、すなわち指で押し下げたときの
キートップ204の沈み込みの距離をとり、縦軸には指
に与えられるキートップ204の抗力をとったものであ
る。図26は押下特性を模式的に示すものである。
【0009】まず、指でキートップ204が押し下げら
れると、キートップ204は沈み始め、指には沈んだ距
離に比例した力が加わる。キートップ204がある位置
まで沈むと、抗力が急激に減少することによって指にク
リック感が与えられるとともに、接点が閉じられ、さら
に、押し下げられると、再び距離に比例した力が加わる
領域を通り、最後には停止する。
れると、キートップ204は沈み始め、指には沈んだ距
離に比例した力が加わる。キートップ204がある位置
まで沈むと、抗力が急激に減少することによって指にク
リック感が与えられるとともに、接点が閉じられ、さら
に、押し下げられると、再び距離に比例した力が加わる
領域を通り、最後には停止する。
【0010】以下、キートップ204が停止するまでの
距離をストローク長、また、接点を閉じるのに必要な押
圧力をスプリング強度という。図27は実際のキースイ
ッチの押下特性の一例である。この例では、図26に示
す特性に加えて、キートップ204のぐらつき感をなく
し、一定以下の押圧力ではキーが動かないようにするた
めの初期圧、及び接点のチャッタリングを抑えるための
接点の開閉位置を変えるためのヒステリシスが加わって
いる。
距離をストローク長、また、接点を閉じるのに必要な押
圧力をスプリング強度という。図27は実際のキースイ
ッチの押下特性の一例である。この例では、図26に示
す特性に加えて、キートップ204のぐらつき感をなく
し、一定以下の押圧力ではキーが動かないようにするた
めの初期圧、及び接点のチャッタリングを抑えるための
接点の開閉位置を変えるためのヒステリシスが加わって
いる。
【0011】通常、押圧力に対する抗力の発生パター
ン、いわゆる、タッチ感覚の好適さには個人差があり、
ある人は硬めのタッチ(大きいスプリング強度)を好
み、またあい人は柔らかめのタッチ(小さいスプリング
強度)を好むといった差が生ずるものであり、また、入
力されたことを指を通して伝えるためのクリック感を煩
わしく感じ、ない方が望ましいという人もいる。すなわ
ち、タッチ感覚には前述したストローク長、及びスプリ
ング強度とともに、クリック感をも含めた押下特性曲線
の形そのものが深くかかわってくる訳である。
ン、いわゆる、タッチ感覚の好適さには個人差があり、
ある人は硬めのタッチ(大きいスプリング強度)を好
み、またあい人は柔らかめのタッチ(小さいスプリング
強度)を好むといった差が生ずるものであり、また、入
力されたことを指を通して伝えるためのクリック感を煩
わしく感じ、ない方が望ましいという人もいる。すなわ
ち、タッチ感覚には前述したストローク長、及びスプリ
ング強度とともに、クリック感をも含めた押下特性曲線
の形そのものが深くかかわってくる訳である。
【0012】従来のキースイッチでは、スライダ203
の構造と、2つのスプリング205,206の強さによ
って、組立時にすでに押下特性曲線の形、つまり、タッ
チ感覚が決定されており、タッチ感覚を個人の好みに応
じて変更することは不可能である。すなわち、購入した
情報機器に付属してくるキースイッチのタッチに慣れ、
使いこなす以外に選択の余地がない。
の構造と、2つのスプリング205,206の強さによ
って、組立時にすでに押下特性曲線の形、つまり、タッ
チ感覚が決定されており、タッチ感覚を個人の好みに応
じて変更することは不可能である。すなわち、購入した
情報機器に付属してくるキースイッチのタッチに慣れ、
使いこなす以外に選択の余地がない。
【0013】これは使う側から見れば全く不愉快なこと
であり、キースイッチあるいは、これを複数個並べたキ
ーボードの大きな欠点であった。そこで、タッチ感覚の
良し悪しを評価するために従来から行われていた方法
は、例えば、ストローク長、あるいはスプリング強度が
異なるキースイッチを複数用意し、数人から数十人の被
験者に操作してもらい、そのアンケートを集計し、この
データに基づいて押下特性曲線の形を決定するというも
のであった。
であり、キースイッチあるいは、これを複数個並べたキ
ーボードの大きな欠点であった。そこで、タッチ感覚の
良し悪しを評価するために従来から行われていた方法
は、例えば、ストローク長、あるいはスプリング強度が
異なるキースイッチを複数用意し、数人から数十人の被
験者に操作してもらい、そのアンケートを集計し、この
データに基づいて押下特性曲線の形を決定するというも
のであった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のキースイッチ装置にあっては、ストローク
長、あるいはスプリング強度が異なるキースイッチを複
数用意し、数人から数十人の被験者に操作してもらった
結果のデータに基づいてキースイッチ装置の押下特性曲
線の形を決定するという構成となっていたため、以下に
述べるような問題点があった。
うな従来のキースイッチ装置にあっては、ストローク
長、あるいはスプリング強度が異なるキースイッチを複
数用意し、数人から数十人の被験者に操作してもらった
結果のデータに基づいてキースイッチ装置の押下特性曲
線の形を決定するという構成となっていたため、以下に
述べるような問題点があった。
【0015】すなわち、ストローク長、あるいはスプリ
ング強度が異なるキースイッチを複数用意するにも、標
準品とは仕様の異なる試験用キースイッチの製作に非常
に手間がかかることから、通常は一度にせいぜい数種類
から十数種類程度のサンプルしか用意できないことが多
い。このため、タッチ感覚を重視した新しいキースイッ
チを開発するにあたっては、例えば、まず、スプリング
強度が、それぞれ20g,40g,60g,80g,1
00gのサンプルを作り、アンケート調査の結果、40
g、及び60gの強さを好む被験者が多いことが判る
と、次に、ストローク長が、それぞれ1mm,2mm,
3mm,4mm,5mmで、かつ40g、及び60gの
スプリング強度を持つサンプルを作り、被験者のアンケ
ート結果から最も多くの人が好むタッチを選択するとい
った評価方法を採らざるを得なかった。
ング強度が異なるキースイッチを複数用意するにも、標
準品とは仕様の異なる試験用キースイッチの製作に非常
に手間がかかることから、通常は一度にせいぜい数種類
から十数種類程度のサンプルしか用意できないことが多
い。このため、タッチ感覚を重視した新しいキースイッ
チを開発するにあたっては、例えば、まず、スプリング
強度が、それぞれ20g,40g,60g,80g,1
00gのサンプルを作り、アンケート調査の結果、40
g、及び60gの強さを好む被験者が多いことが判る
と、次に、ストローク長が、それぞれ1mm,2mm,
3mm,4mm,5mmで、かつ40g、及び60gの
スプリング強度を持つサンプルを作り、被験者のアンケ
ート結果から最も多くの人が好むタッチを選択するとい
った評価方法を採らざるを得なかった。
【0016】また、押下特性曲線の形についてはスライ
ダ203とキートップ204との構造によってほとんど
一義的に決まってしまうため、種々の形を検討するとこ
ろまではとうてい手が回らず、せいぜい2〜3種類から
選択するといったところが実情であった。このような定
性的で不完全な評価では、例えば、スプリング強度1つ
を考えてみても、40gと60gの間にある50gがよ
り好ましいタッチなのか、55gではどうなるのか、さ
らに58gではどうなるのかといった疑問が最後まで払
拭されず、真に使い易いキースイッチを実現することは
不可能である。
ダ203とキートップ204との構造によってほとんど
一義的に決まってしまうため、種々の形を検討するとこ
ろまではとうてい手が回らず、せいぜい2〜3種類から
選択するといったところが実情であった。このような定
性的で不完全な評価では、例えば、スプリング強度1つ
を考えてみても、40gと60gの間にある50gがよ
り好ましいタッチなのか、55gではどうなるのか、さ
らに58gではどうなるのかといった疑問が最後まで払
拭されず、真に使い易いキースイッチを実現することは
不可能である。
【0017】このように、定性的で不完全な評価に頼ら
ざるを得ない原因はすべて、タッチ感覚の異なるキース
イッチのサンプルが簡単に作れないことに帰結する。 [目的]そこで本発明は、押下特性が任意に、しかも容
易に可変できるキースイッチのタッチ感覚可変装置と、
自分の好みのタッチ感覚を自由に設定できるキースイッ
チ装置とを提供することを目的としている。
ざるを得ない原因はすべて、タッチ感覚の異なるキース
イッチのサンプルが簡単に作れないことに帰結する。 [目的]そこで本発明は、押下特性が任意に、しかも容
易に可変できるキースイッチのタッチ感覚可変装置と、
自分の好みのタッチ感覚を自由に設定できるキースイッ
チ装置とを提供することを目的としている。
【0018】具体的には、タッチ感覚に直接関連するパ
ラメータであるスプリング強度、ストローク長はもとよ
り、押下特性曲線の形そのものを任意に可変できるよう
にすることにより、タッチ感覚の評価をより定量的に行
うことができる抗力可変装置と、従来は購入した情報機
器に付属しているキースイッチのタッチに慣れる以外に
選択の余地がなかった使用者に、自分の好みのタッチ感
覚を自由に設定できるキースイッチ装置とを提供するこ
とを目的としている。
ラメータであるスプリング強度、ストローク長はもとよ
り、押下特性曲線の形そのものを任意に可変できるよう
にすることにより、タッチ感覚の評価をより定量的に行
うことができる抗力可変装置と、従来は購入した情報機
器に付属しているキースイッチのタッチに慣れる以外に
選択の余地がなかった使用者に、自分の好みのタッチ感
覚を自由に設定できるキースイッチ装置とを提供するこ
とを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明による抗力可変装
置は上記目的達成のため、外部より任意の力が加えられ
て押圧される被押圧手段と、該被押圧手段の位置を検出
する位置検出手段と、該被押圧手段に対し、該外部から
の任意の力に応じて抗力を発生する抗力発生手段と、該
位置検出手段により検出された位置情報に基づいて該抗
力発生手段により発生する抗力の値を設定する抗力設定
手段と、該抗力設定手段により設定された抗力値に基づ
いて該抗力発生手段を駆動する駆動手段と、該抗力設定
手段を制御する制御手段とを備えるように構成してい
る。
置は上記目的達成のため、外部より任意の力が加えられ
て押圧される被押圧手段と、該被押圧手段の位置を検出
する位置検出手段と、該被押圧手段に対し、該外部から
の任意の力に応じて抗力を発生する抗力発生手段と、該
位置検出手段により検出された位置情報に基づいて該抗
力発生手段により発生する抗力の値を設定する抗力設定
手段と、該抗力設定手段により設定された抗力値に基づ
いて該抗力発生手段を駆動する駆動手段と、該抗力設定
手段を制御する制御手段とを備えるように構成してい
る。
【0020】なお、前記位置検出手段は、前記被押圧手
段に連動して設けられたターゲットの位置を検出する位
置検出センサを備え、前記抗力発生手段は、磁界と電流
との間に働く力を利用した電磁アクチュエータ、前記抗
力設定手段は、所定のアナログ値を該アナログ値に対応
するデジタル値に変換するA/D変換器と、前記抗力発
生手段により発生する抗力値を格納するメモリと、所定
のデジタル値を該デジタル値に対応するアナログ値に変
換するD/A変換器とを備えるように構成されることが
好ましく、この場合、前記A/D変換器の出力を前記メ
モリのアドレス線に接続するとともに、該メモリのデー
タ線を前記D/A変換器の入力に接続し、該A/D変換
器の出力によって読み出される該メモリの番地に格納さ
れたデータを該D/A変換器に供給することが有効であ
る。
段に連動して設けられたターゲットの位置を検出する位
置検出センサを備え、前記抗力発生手段は、磁界と電流
との間に働く力を利用した電磁アクチュエータ、前記抗
力設定手段は、所定のアナログ値を該アナログ値に対応
するデジタル値に変換するA/D変換器と、前記抗力発
生手段により発生する抗力値を格納するメモリと、所定
のデジタル値を該デジタル値に対応するアナログ値に変
換するD/A変換器とを備えるように構成されることが
好ましく、この場合、前記A/D変換器の出力を前記メ
モリのアドレス線に接続するとともに、該メモリのデー
タ線を前記D/A変換器の入力に接続し、該A/D変換
器の出力によって読み出される該メモリの番地に格納さ
れたデータを該D/A変換器に供給することが有効であ
る。
【0021】また、前記制御手段は、前記メモリへの書
き込みアドレスを設定するアドレス設定手段と、該アド
レス設定手段によって設定された書き込みアドレスに書
き込むデータを設定するデータ設定手段と、該メモリの
書き込み、及び読み出しを制御するメモリ制御手段とを
備え、さらに、所定の押下特性曲線のヒステリシスを実
現するためのヒステリシス設定手段を有することが好ま
しく、このとき、ヒステリシス設定手段の出力が前記メ
モリのアドレス線に接続され、該出力によって前記A/
D変換器の出力によって読出される前記メモリの読出番
地が変更されるように、2電圧の大小を比較する2つの
コンパレータと、該各コンパレータの出力をセット信
号、及びリセット信号して用いるセット/リセットフリ
ップフロップとから構成されることが有効である。
き込みアドレスを設定するアドレス設定手段と、該アド
レス設定手段によって設定された書き込みアドレスに書
き込むデータを設定するデータ設定手段と、該メモリの
書き込み、及び読み出しを制御するメモリ制御手段とを
備え、さらに、所定の押下特性曲線のヒステリシスを実
現するためのヒステリシス設定手段を有することが好ま
しく、このとき、ヒステリシス設定手段の出力が前記メ
モリのアドレス線に接続され、該出力によって前記A/
D変換器の出力によって読出される前記メモリの読出番
地が変更されるように、2電圧の大小を比較する2つの
コンパレータと、該各コンパレータの出力をセット信
号、及びリセット信号して用いるセット/リセットフリ
ップフロップとから構成されることが有効である。
【0022】さらに、前記抗力可変装置には、前記抗力
発生手段により前記被押圧手段に対して発生する抗力の
大きさを検出する抗力検出手段と、前記押下特性曲線を
表示する表示手段とを設けてもよく、この場合の抗力検
出手段は、歪みセンサであることが好ましい。そして、
前記抗力設定手段、及び前記制御手段は、前記位置検出
手段から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換
するA/D変換器と、該A/D変換器からの出力信号に
基づいて前記抗力発生手段により発生する抗力値を設定
する制御コンピュータと、該制御コンピュータから出力
されるデジタル信号をアナログ信号に変換し、前記抗力
発生手段に出力するD/A変換器とを備え、前記制御コ
ンピュータにより所定の押下特性を設定するとともに、
前記被押圧手段の押下位置に対応する値を出力するよう
に構成することが好ましく、この場合、前記制御コンピ
ュータは、前記被押圧手段の押下位置に対応する値の出
力に対し、予め定められた係数と定数とによって補正を
加えてもよく、前記所定の押下特性は、前記制御コンピ
ュータのメモリに設定された配列からなり、該配列には
前記被押圧手段の押下位置に対応する複数個の値を保持
し、該押下位置に応じて該複数個の値を選択することに
より、ヒステリシス特性を実現してもよい。
発生手段により前記被押圧手段に対して発生する抗力の
大きさを検出する抗力検出手段と、前記押下特性曲線を
表示する表示手段とを設けてもよく、この場合の抗力検
出手段は、歪みセンサであることが好ましい。そして、
前記抗力設定手段、及び前記制御手段は、前記位置検出
手段から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換
するA/D変換器と、該A/D変換器からの出力信号に
基づいて前記抗力発生手段により発生する抗力値を設定
する制御コンピュータと、該制御コンピュータから出力
されるデジタル信号をアナログ信号に変換し、前記抗力
発生手段に出力するD/A変換器とを備え、前記制御コ
ンピュータにより所定の押下特性を設定するとともに、
前記被押圧手段の押下位置に対応する値を出力するよう
に構成することが好ましく、この場合、前記制御コンピ
ュータは、前記被押圧手段の押下位置に対応する値の出
力に対し、予め定められた係数と定数とによって補正を
加えてもよく、前記所定の押下特性は、前記制御コンピ
ュータのメモリに設定された配列からなり、該配列には
前記被押圧手段の押下位置に対応する複数個の値を保持
し、該押下位置に応じて該複数個の値を選択することに
より、ヒステリシス特性を実現してもよい。
【0023】また、本発明によるキースイッチ装置は上
記目的達成のため、前記抗力可変装置の被押圧手段の位
置に連動して動作するオン・オフ判別手段を追加して構
成している。この場合、前記オン・オフ判別手段は、前
記被押圧手段に設けたスイッチ要素であり、前記位置検
出手段から出力される位置情報によって動作するととも
に、ヒステリシス特性を有することが好ましく、詳しく
は、2電圧の大小を比較する2つのコンパレータと、該
各コンパレータの出力をセット信号、及びリセット信号
して用いるセット/リセットフリップフロップとを備え
るように構成している。
記目的達成のため、前記抗力可変装置の被押圧手段の位
置に連動して動作するオン・オフ判別手段を追加して構
成している。この場合、前記オン・オフ判別手段は、前
記被押圧手段に設けたスイッチ要素であり、前記位置検
出手段から出力される位置情報によって動作するととも
に、ヒステリシス特性を有することが好ましく、詳しく
は、2電圧の大小を比較する2つのコンパレータと、該
各コンパレータの出力をセット信号、及びリセット信号
して用いるセット/リセットフリップフロップとを備え
るように構成している。
【0024】前記抗力可変装置、及びキースイッチ装置
は、前記被押圧手段の可動範囲を制限する可動範囲制限
手段を有し、該可動範囲制限手段は、前記被押圧手段の
移動を制限するストッパと、該ストッパの位置を調整す
る位置調整手段と、該ストッパの位置を検出するストッ
パ位置検出手段とを有するように構成している。また、
前記抗力発生手段は、前記被押圧手段を含む可動部分の
重量を支えるとともに、前記被押圧手段に対して所定の
初期圧を印加するスプリングを有するように構成し、さ
らに、前記駆動手段は、前記抗力発生手段に両極性電流
を供給することが有効である。
は、前記被押圧手段の可動範囲を制限する可動範囲制限
手段を有し、該可動範囲制限手段は、前記被押圧手段の
移動を制限するストッパと、該ストッパの位置を調整す
る位置調整手段と、該ストッパの位置を検出するストッ
パ位置検出手段とを有するように構成している。また、
前記抗力発生手段は、前記被押圧手段を含む可動部分の
重量を支えるとともに、前記被押圧手段に対して所定の
初期圧を印加するスプリングを有するように構成し、さ
らに、前記駆動手段は、前記抗力発生手段に両極性電流
を供給することが有効である。
【0025】そして、前記抗力発生手段、及び前記位置
検出手段を有する前記被押圧手段を複数個配列してもよ
い。
検出手段を有する前記被押圧手段を複数個配列してもよ
い。
【0026】
【作用】本発明では、位置検出手段により被押圧手段の
位置が検出されるとともに、その位置情報に基づいて抗
力設定手段によって設定された抗力が抗力発生手段によ
り発生される。すなわち、位置と抗力との関係は、抗力
設定手段の内容が制御手段により書き換えられることに
よって任意に変更され、これにより押下特性曲線のあら
ゆる形が実現される。
位置が検出されるとともに、その位置情報に基づいて抗
力設定手段によって設定された抗力が抗力発生手段によ
り発生される。すなわち、位置と抗力との関係は、抗力
設定手段の内容が制御手段により書き換えられることに
よって任意に変更され、これにより押下特性曲線のあら
ゆる形が実現される。
【0027】また、被押圧手段に連動して動作するオン
・オフ判別手段を加えることによって、通常のキースイ
ッチと全く同じ動作が実現され、使用者が自分の好みに
応じてタッチ感覚が自由に設定される。したがって、押
下特性が任意に、しかも容易に可変できる被押圧手段の
抗力可変装置と、自分の好みのタッチ感覚が自由に設定
されるキースイッチ装置とが得られる。
・オフ判別手段を加えることによって、通常のキースイ
ッチと全く同じ動作が実現され、使用者が自分の好みに
応じてタッチ感覚が自由に設定される。したがって、押
下特性が任意に、しかも容易に可変できる被押圧手段の
抗力可変装置と、自分の好みのタッチ感覚が自由に設定
されるキースイッチ装置とが得られる。
【0028】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。 [実施例1]図1〜9は本発明に係る抗力可変装置の実
施例1を示す図であり、図1は本実施例の全体構成を示
すブロック図である。
施例1を示す図であり、図1は本実施例の全体構成を示
すブロック図である。
【0029】まず、構成を説明する。本実施例の抗力可
変装置は、大別して、被押圧手段であるキートップ部1
と、キートップ部1の近傍に配置されてキートップ1a
の位置を検出する位置検出手段2と、キートップ1aを
移動させて抗力を与える抗力発生手段3、位置検出手段
2によって検出された位置情報に基づいて予め定められ
た抗力値を設定する抗力設定手段である位置−抗力変換
手段4、位置−抗力変換手段4により設定される抗力値
に基づいて抗力発生手段3を駆動する駆動手段5、位置
−抗力変換手段4を制御する制御手段6から構成されて
いる。
変装置は、大別して、被押圧手段であるキートップ部1
と、キートップ部1の近傍に配置されてキートップ1a
の位置を検出する位置検出手段2と、キートップ1aを
移動させて抗力を与える抗力発生手段3、位置検出手段
2によって検出された位置情報に基づいて予め定められ
た抗力値を設定する抗力設定手段である位置−抗力変換
手段4、位置−抗力変換手段4により設定される抗力値
に基づいて抗力発生手段3を駆動する駆動手段5、位置
−抗力変換手段4を制御する制御手段6から構成されて
いる。
【0030】図2はキートップ部の斜視図、図3はキー
トップ部の断面図であり、図4は位置検出手段の構成を
示す断面図である。位置検出手段2は、図4に示すよう
な距離センサ7からなり、距離センサ7は、レーザダイ
オード8、ラインセンサ9、レンズ10,11、ドライ
バ12から構成されている。なお、13はキートップ1
aに連動するターゲットである。
トップ部の断面図であり、図4は位置検出手段の構成を
示す断面図である。位置検出手段2は、図4に示すよう
な距離センサ7からなり、距離センサ7は、レーザダイ
オード8、ラインセンサ9、レンズ10,11、ドライ
バ12から構成されている。なお、13はキートップ1
aに連動するターゲットである。
【0031】すなわち、まず、レーザダイオード8から
レンズ10を介してレーザ光が出力されると、出力され
たレーザ光がターゲット13により反射され、レンズ1
1を介してラインセンサ9上に集光される。ターゲット
13までの距離が変化すると、ラインセンサ9上の集光
位置が変化するため、この位置変化が電圧の変化となっ
て出力され、これによりキートップ1aの位置が検出さ
れる。
レンズ10を介してレーザ光が出力されると、出力され
たレーザ光がターゲット13により反射され、レンズ1
1を介してラインセンサ9上に集光される。ターゲット
13までの距離が変化すると、ラインセンサ9上の集光
位置が変化するため、この位置変化が電圧の変化となっ
て出力され、これによりキートップ1aの位置が検出さ
れる。
【0032】抗力発生手段は、図3に示すような電磁ア
クチュエータからなり、この電磁アクチュエータは、ケ
ース14、コイル15、永久磁石16、磁性体からなる
ヨーク17から構成されている。これにより、コイル1
5に電流が流されると、フレミング左手の法則に従って
電流値に応じた力が抗力として発生される。
クチュエータからなり、この電磁アクチュエータは、ケ
ース14、コイル15、永久磁石16、磁性体からなる
ヨーク17から構成されている。これにより、コイル1
5に電流が流されると、フレミング左手の法則に従って
電流値に応じた力が抗力として発生される。
【0033】すなわち、永久磁石16とヨーク17との
間にできた大きさHの磁界と直角に配置された長さLの
電線に大きさIの電流を流すと、 F=μH×L×I の力が磁界、及び電流と直角方向に発生する。(μは透
磁率を表すもので真空中での値は4π×10-7)具体的
には、例えば、磁界としてH=2500エルステッド
(2500×1000/4πAT/m)、平均直径1
4.5mm、400ターンのコイルに0.5Aの電流を
流した場合には、 F=4π×10-7×2500×1000/4π×14.
5π×10-3×400×0.5=2.278(ニュート
ン)=232.4(グラム重) の力が発生する。
間にできた大きさHの磁界と直角に配置された長さLの
電線に大きさIの電流を流すと、 F=μH×L×I の力が磁界、及び電流と直角方向に発生する。(μは透
磁率を表すもので真空中での値は4π×10-7)具体的
には、例えば、磁界としてH=2500エルステッド
(2500×1000/4πAT/m)、平均直径1
4.5mm、400ターンのコイルに0.5Aの電流を
流した場合には、 F=4π×10-7×2500×1000/4π×14.
5π×10-3×400×0.5=2.278(ニュート
ン)=232.4(グラム重) の力が発生する。
【0034】実際のキースイッチで必要となる力はせい
ぜい200グラム重程度であるから、必要な抗力は、電
磁アクチュエータで十分に対処することができる。図5
は駆動手段を示す回路図であり、抗力発生手段3を駆動
するための駆動回路の一例を示したものである。駆動手
段5は、トランジスタQ1 ,Q2 ,Q3 、抵抗R1 ,R
2 、及び可変抵抗VR1 からなり、増幅率を高めるため
にダーリントン接続され、電流増幅を行うエミッタフォ
ロワと、出力インピーダンスを高めるとともに、電流源
出力とするためのベース接地トランジスタとから構成さ
れている。
ぜい200グラム重程度であるから、必要な抗力は、電
磁アクチュエータで十分に対処することができる。図5
は駆動手段を示す回路図であり、抗力発生手段3を駆動
するための駆動回路の一例を示したものである。駆動手
段5は、トランジスタQ1 ,Q2 ,Q3 、抵抗R1 ,R
2 、及び可変抵抗VR1 からなり、増幅率を高めるため
にダーリントン接続され、電流増幅を行うエミッタフォ
ロワと、出力インピーダンスを高めるとともに、電流源
出力とするためのベース接地トランジスタとから構成さ
れている。
【0035】すなわち、位置−抗力変換手段4から出力
される0〜5Vの範囲の電圧を入力として0〜500m
Aの電流出力に変換し、抗力発生手段3のコイルを駆動
するものである。なお、ベース接地トランジスタの入力
抵抗VR1 を変化することにより、入力電圧に対する出
力電流の値、すなわち増幅率を変化させることができ、
抗力発生手段3が発生する抗力を校正することができる
ようになっている。
される0〜5Vの範囲の電圧を入力として0〜500m
Aの電流出力に変換し、抗力発生手段3のコイルを駆動
するものである。なお、ベース接地トランジスタの入力
抵抗VR1 を変化することにより、入力電圧に対する出
力電流の値、すなわち増幅率を変化させることができ、
抗力発生手段3が発生する抗力を校正することができる
ようになっている。
【0036】図6,7は位置−抗力変換手段、及び制御
手段を示したものであり、図6は制御手段の構成を示す
回路図、図7は抗力設定手段の構成を示す回路図であ
る。位置−抗力変換手段4は、位置情報をデジタル情報
へと変換するA/D変換器18と、位置情報に対応する
抗力の値を蓄積するメモリ19と、メモリ19から読み
出された抗力の値をアナログ情報へと変換するD/A変
換器20とから構成されている。
手段を示したものであり、図6は制御手段の構成を示す
回路図、図7は抗力設定手段の構成を示す回路図であ
る。位置−抗力変換手段4は、位置情報をデジタル情報
へと変換するA/D変換器18と、位置情報に対応する
抗力の値を蓄積するメモリ19と、メモリ19から読み
出された抗力の値をアナログ情報へと変換するD/A変
換器20とから構成されている。
【0037】なお、21は切換スイッチ、22はバッフ
ァであり、メモリ19への書き込み時と読み出し時とに
おける情報の流れを変更するためのものであり、A/D
変換器18、及びD/A変換器20に付随している制御
ラインは初期状態のセットやクロックを送出するための
ものである。制御手段6は、メモリ19の書き込み・読
み出しを制御するメモリ書込・読出制御手段23と、メ
モリ19への書き込みアドレスを設定するアドレス設定
手段24と、アドレスに書き込まれるデータを設定する
データ設定手段25と、前述のヒステリシス特性(図2
7参照)を実現するためのヒステリシス設定手段26と
から構成される。
ァであり、メモリ19への書き込み時と読み出し時とに
おける情報の流れを変更するためのものであり、A/D
変換器18、及びD/A変換器20に付随している制御
ラインは初期状態のセットやクロックを送出するための
ものである。制御手段6は、メモリ19の書き込み・読
み出しを制御するメモリ書込・読出制御手段23と、メ
モリ19への書き込みアドレスを設定するアドレス設定
手段24と、アドレスに書き込まれるデータを設定する
データ設定手段25と、前述のヒステリシス特性(図2
7参照)を実現するためのヒステリシス設定手段26と
から構成される。
【0038】メモリ書込・読出制御手段23は、フリッ
プフロップから、アドレス設定手段24、及びデータ設
定手段25は、複数の切換スイッチから、ヒステリシス
設定手段26は、コンパレータ27,28とセット/リ
セットフリップフロップ(以下、RSフリップフロップ
という)29から構成されている。なお、VRA ,VR
B はレベル調整用ボリュームである。
プフロップから、アドレス設定手段24、及びデータ設
定手段25は、複数の切換スイッチから、ヒステリシス
設定手段26は、コンパレータ27,28とセット/リ
セットフリップフロップ(以下、RSフリップフロップ
という)29から構成されている。なお、VRA ,VR
B はレベル調整用ボリュームである。
【0039】次に作用を説明する。なお、ここでは、説
明の便宜上、A/D変換器18、及びD/A変換器20
は4ビット構成とし、メモリ19は32ワード×4ビッ
ト(128 ビット)として説明するが、これは本質的
なものではなく、例えば、8ビットあるいはそれ以上の
ビット数のA/D,D/A変換器、メモリとしては25
6ビット以上のものを用いてもよい。
明の便宜上、A/D変換器18、及びD/A変換器20
は4ビット構成とし、メモリ19は32ワード×4ビッ
ト(128 ビット)として説明するが、これは本質的
なものではなく、例えば、8ビットあるいはそれ以上の
ビット数のA/D,D/A変換器、メモリとしては25
6ビット以上のものを用いてもよい。
【0040】また、具体的には、例えば、前記A/D変
換器としてはAD570等、D/A変換器としてはAD
557等、メモリとしてはMB84256J等、切換ス
イッチとしては74157等、バッファとしては742
44等の市販されているICを使用することができる。
まず、位置検出手段2から出力される位置情報がA/D
変換器18に入力され、4ビットのデジタル情報、すな
わち、0〜15の値を持つ情報へと変換される。
換器としてはAD570等、D/A変換器としてはAD
557等、メモリとしてはMB84256J等、切換ス
イッチとしては74157等、バッファとしては742
44等の市販されているICを使用することができる。
まず、位置検出手段2から出力される位置情報がA/D
変換器18に入力され、4ビットのデジタル情報、すな
わち、0〜15の値を持つ情報へと変換される。
【0041】ここで、A/D変換器18の出力は切換ス
イッチを通ってメモリ19のアドレス線A0 〜A3 に接
続されているため、まず、A4 が0の場合を考えてみる
と、A/D変換器18から出力される0〜15のデジタ
ル情報はそのままメモリ19のアドレス(番地)情報と
なる。すなわち、0が出力された場合にはメモリ19の
0番地を読み出し、1が出力された場合にはメモリの1
番地を読み出し、以下同様にして15が出力された場合
には15番地に格納されている記憶情報、すなわち抗力
の情報が読み出されてD/A変換器20に出力される。
イッチを通ってメモリ19のアドレス線A0 〜A3 に接
続されているため、まず、A4 が0の場合を考えてみる
と、A/D変換器18から出力される0〜15のデジタ
ル情報はそのままメモリ19のアドレス(番地)情報と
なる。すなわち、0が出力された場合にはメモリ19の
0番地を読み出し、1が出力された場合にはメモリの1
番地を読み出し、以下同様にして15が出力された場合
には15番地に格納されている記憶情報、すなわち抗力
の情報が読み出されてD/A変換器20に出力される。
【0042】一方、A4 が1の場合には、0出力によっ
て16番地を、1出力によって17番地を、以下同様に
15出力によって31番地の記憶情報が読み出されてD
/A変換器20に出力される。そして、D/A変換器2
0でアナログ信号に変換された抗力の情報は駆動手段5
に出力される。なお、A4端子の機能については後述す
る。
て16番地を、1出力によって17番地を、以下同様に
15出力によって31番地の記憶情報が読み出されてD
/A変換器20に出力される。そして、D/A変換器2
0でアナログ信号に変換された抗力の情報は駆動手段5
に出力される。なお、A4端子の機能については後述す
る。
【0043】メモリ19の任意の番地に情報を書き込む
には、それぞれ切換スイッチ等で構成され、1、あるい
は0が設定可能なアドレス設定手段24と、データ設定
手段25と、メモリ書込・読出制御手段23とを利用す
る。まず、書き込み番地がアドレス設定手段24によっ
てアドレス(例えば、図6に示すように、0101、つ
まり5番地)が設定され、次に、データ設定手段25に
よって当該番地に書き込まれるデータ(例えば、図6に
示すように、0011、つまり3)が設定される。
には、それぞれ切換スイッチ等で構成され、1、あるい
は0が設定可能なアドレス設定手段24と、データ設定
手段25と、メモリ書込・読出制御手段23とを利用す
る。まず、書き込み番地がアドレス設定手段24によっ
てアドレス(例えば、図6に示すように、0101、つ
まり5番地)が設定され、次に、データ設定手段25に
よって当該番地に書き込まれるデータ(例えば、図6に
示すように、0011、つまり3)が設定される。
【0044】次にスイッチSW1 が押下されると、メモ
リ書込・読出制御手段23が書き込モードとなり、切換
スイッチ21とバッファ22の制御端子、及びメモリ1
9のWEが“L”、REが“H”とされることによって
メモリ19にデータが書き込まれる。このときスイッチ
SW2 もスイッチSW1 に連動しているため、最上位の
番地情報がメモリ19のアドレスA4 に与えられる。
リ書込・読出制御手段23が書き込モードとなり、切換
スイッチ21とバッファ22の制御端子、及びメモリ1
9のWEが“L”、REが“H”とされることによって
メモリ19にデータが書き込まれる。このときスイッチ
SW2 もスイッチSW1 に連動しているため、最上位の
番地情報がメモリ19のアドレスA4 に与えられる。
【0045】スイッチSW1 が離されるとメモリ書込・
読出制御手段23は読み出モードに復帰する。図8は目
標とする押下特性曲線を示す図である。ここで、前述の
構成によって図8に示すような押下特性曲線を実現する
ことを考えてみる。
読出制御手段23は読み出モードに復帰する。図8は目
標とする押下特性曲線を示す図である。ここで、前述の
構成によって図8に示すような押下特性曲線を実現する
ことを考えてみる。
【0046】本実施例では、キートップ1aの沈み込み
距離と、そのときのキートップ1aの抗力とをメモリ1
9上で1対1に対応させている。すなわち、このままの
状態ではキートップ1aのある沈み込み距離における2
つの抗力が存在するようなヒステリシス特性は実現でき
ない。そこで、ヒステリシス特性を得るため、メモリ1
9のA4 端子とヒステリシス設定手段26とが利用され
る。
距離と、そのときのキートップ1aの抗力とをメモリ1
9上で1対1に対応させている。すなわち、このままの
状態ではキートップ1aのある沈み込み距離における2
つの抗力が存在するようなヒステリシス特性は実現でき
ない。そこで、ヒステリシス特性を得るため、メモリ1
9のA4 端子とヒステリシス設定手段26とが利用され
る。
【0047】前記ヒステリシス設定手段26は、例え
ば、LM311等のコンパレータ27,28と、例え
ば、7474等のRSフリップフロップ29と、レベル
調整用ボリュームVRA ,VRB によって構成されてお
り、まず、図8のAに相当する位置情報の電圧がコンパ
レータ27のA端子に印加されるように、レベル調整用
ボリュームVRA が調整され、次に、図8のBに相当す
る位置情報の電圧がコンパレータ28のB端子に印加さ
れるように、レベル調整用ボリュームVRB が調整され
る。
ば、LM311等のコンパレータ27,28と、例え
ば、7474等のRSフリップフロップ29と、レベル
調整用ボリュームVRA ,VRB によって構成されてお
り、まず、図8のAに相当する位置情報の電圧がコンパ
レータ27のA端子に印加されるように、レベル調整用
ボリュームVRA が調整され、次に、図8のBに相当す
る位置情報の電圧がコンパレータ28のB端子に印加さ
れるように、レベル調整用ボリュームVRB が調整され
る。
【0048】このように調整した状態において、キート
ップ1aが押圧され、徐々に押し下げられていくと、位
置検出手段2によって発生された位置情報電圧Xが徐々
に増加しながらヒステリシス設定手段26に印加され
る。すなわち、まず、X<Aの場合、コンパレータ27
の出力P1 が“L”となっており、RSフリップフロッ
プ29はクリアされ、出力Qが“L”となる一方、コン
パレータ28では当然のことながらB>Xであるから、
RSフリップフロップ29の出力P2 は“H”であり、
RSフリップフロップの出力Qには何ら影響を与えな
い。
ップ1aが押圧され、徐々に押し下げられていくと、位
置検出手段2によって発生された位置情報電圧Xが徐々
に増加しながらヒステリシス設定手段26に印加され
る。すなわち、まず、X<Aの場合、コンパレータ27
の出力P1 が“L”となっており、RSフリップフロッ
プ29はクリアされ、出力Qが“L”となる一方、コン
パレータ28では当然のことながらB>Xであるから、
RSフリップフロップ29の出力P2 は“H”であり、
RSフリップフロップの出力Qには何ら影響を与えな
い。
【0049】次に、X>Aとなった場合、コンパレータ
27の出力P1 が“H”となるものの、RSフリップフ
ロップ29の出力Qには何ら影響を与えない。ここで、
B<XとなるとRSフリップフロップ29の出力P2 が
“L”に反転され、RSフリップフロップ29がプリセ
ットされて出力Qが“H”となる。これ以降は、さらに
キートップ1aが押し下げられても出力Qの状態は変化
しない。
27の出力P1 が“H”となるものの、RSフリップフ
ロップ29の出力Qには何ら影響を与えない。ここで、
B<XとなるとRSフリップフロップ29の出力P2 が
“L”に反転され、RSフリップフロップ29がプリセ
ットされて出力Qが“H”となる。これ以降は、さらに
キートップ1aが押し下げられても出力Qの状態は変化
しない。
【0050】ここで、この状態から指の力を弛めてキー
トップ1aの位置が元に戻される場合を考えてみる。ま
ず、B>Xになった場合、コンパレータ28の出力P2
が再び“H”に反転するものの、RSフリップフロップ
29の出力Qには何ら影響を与えず、次に、X<Aとな
った場合にコンパレータ27の出力P1 が“L”に反転
され、RSフリップフロップ29の出力Qが再び“L”
にクリアされる。
トップ1aの位置が元に戻される場合を考えてみる。ま
ず、B>Xになった場合、コンパレータ28の出力P2
が再び“H”に反転するものの、RSフリップフロップ
29の出力Qには何ら影響を与えず、次に、X<Aとな
った場合にコンパレータ27の出力P1 が“L”に反転
され、RSフリップフロップ29の出力Qが再び“L”
にクリアされる。
【0051】RSフリップフロップ29の端子Qはメモ
リ19のA4 端子に接続されているから、X<Bの間は
0〜15番地がアクセスされ、X>Bでは16〜31番
地がアクセスされるとともに、X>Aである限りは16
〜31番地のアクセスが続けられる。したがって、図8
において、a,b,c,d間の位置情報によって0〜1
5番地が、d,e,d,f,b間の位置情報によって1
6〜31番地が読み出される。すなわち、当該番地にそ
れぞれの位置に対応する抗力情報を格納しておけば、図
8に示すようなヒステリシス特性を実現することができ
る。
リ19のA4 端子に接続されているから、X<Bの間は
0〜15番地がアクセスされ、X>Bでは16〜31番
地がアクセスされるとともに、X>Aである限りは16
〜31番地のアクセスが続けられる。したがって、図8
において、a,b,c,d間の位置情報によって0〜1
5番地が、d,e,d,f,b間の位置情報によって1
6〜31番地が読み出される。すなわち、当該番地にそ
れぞれの位置に対応する抗力情報を格納しておけば、図
8に示すようなヒステリシス特性を実現することができ
る。
【0052】図9は実際に得られる押下特性曲線を示す
図である。図9はこのようにして図8の押下特性曲線を
実現する一例を模式的に示したものであり、本実施例で
は説明の便宜上、4ビットのA/D変換器18、及びD
/A変換器20を用いており、分解能がストローク長の
1/16であるため、多少、階段状のギザギザはあるも
のの、図8とほぼ同様の特性が実現される。
図である。図9はこのようにして図8の押下特性曲線を
実現する一例を模式的に示したものであり、本実施例で
は説明の便宜上、4ビットのA/D変換器18、及びD
/A変換器20を用いており、分解能がストローク長の
1/16であるため、多少、階段状のギザギザはあるも
のの、図8とほぼ同様の特性が実現される。
【0053】実際の分解能は、A/D変換器18、及び
D/A変換器20のビット数を、例えば、8ビット以上
とし、それに応じてメモリ19の容量を増やすことによ
って容易に向上させることができるため、実際の使用
上、目標と全く同様の押下特性曲線を実現することがで
きる。なお、本実施例では、説明の便宜上、メモリを0
番地から使うとして説明したが、これは本質的なもので
はなく、任意の番地から使うことができる。
D/A変換器20のビット数を、例えば、8ビット以上
とし、それに応じてメモリ19の容量を増やすことによ
って容易に向上させることができるため、実際の使用
上、目標と全く同様の押下特性曲線を実現することがで
きる。なお、本実施例では、説明の便宜上、メモリを0
番地から使うとして説明したが、これは本質的なもので
はなく、任意の番地から使うことができる。
【0054】また、押下特性曲線に対応する抗力情報に
ついても、メモリ19に格納される情報が1組である必
要はなく、複数の曲線に対応する複数組の抗力情報を格
納しておき、必要に応じて切り換えることもできる。こ
の場合には、さらに上位のアドレス線A5 〜An を用い
て切り換えればよい。さらに、アドレス設定手段24、
及びデータ設定手段25についても、図6に示すような
スイッチ素子に限定する必要はなく、レジスタ、メモリ
等の記憶素子を設置し、RS−232C等のインターフ
ェースを介し、外部からデータを送り込むようにしても
よい。
ついても、メモリ19に格納される情報が1組である必
要はなく、複数の曲線に対応する複数組の抗力情報を格
納しておき、必要に応じて切り換えることもできる。こ
の場合には、さらに上位のアドレス線A5 〜An を用い
て切り換えればよい。さらに、アドレス設定手段24、
及びデータ設定手段25についても、図6に示すような
スイッチ素子に限定する必要はなく、レジスタ、メモリ
等の記憶素子を設置し、RS−232C等のインターフ
ェースを介し、外部からデータを送り込むようにしても
よい。
【0055】[実施例2]図10,11は本発明に係る
抗力可変装置の実施例2を示す図であり、図10は本実
施例の全体構成を示すブロック図である。なお、図10
において、図1に示した実施例1に付された番号と同一
番号は同一部分を示す。
抗力可変装置の実施例2を示す図であり、図10は本実
施例の全体構成を示すブロック図である。なお、図10
において、図1に示した実施例1に付された番号と同一
番号は同一部分を示す。
【0056】本実施例では、前述の実施例1に、キート
ップ1aに実際に加わる抗力の大きさを検出する抗力検
出手段30と、押下特性曲線を表示する表示手段31と
付加した構成となっている。図11は本実施例の抗力検
出手段を示す概略図であり、キートップ部1に配置され
た抗力検出手段30の一例を示すものである。
ップ1aに実際に加わる抗力の大きさを検出する抗力検
出手段30と、押下特性曲線を表示する表示手段31と
付加した構成となっている。図11は本実施例の抗力検
出手段を示す概略図であり、キートップ部1に配置され
た抗力検出手段30の一例を示すものである。
【0057】抗力検出手段30は、抵抗線の抵抗変化を
使ったもの、半導体を使ったもの等、一般に使われてい
る歪みセンサで構成し、キートップ1aを駆動する抗力
発生手段3の軸に配設している。これらの歪みセンサは
いずれもその素子に加えられた圧力を、図示していない
電子回路等を通して電圧に変換して出力するものであ
る。
使ったもの、半導体を使ったもの等、一般に使われてい
る歪みセンサで構成し、キートップ1aを駆動する抗力
発生手段3の軸に配設している。これらの歪みセンサは
いずれもその素子に加えられた圧力を、図示していない
電子回路等を通して電圧に変換して出力するものであ
る。
【0058】表示手段31は、X軸入力端子、及びY軸
入力端子を備え、位置検出手段2からの出力をX軸入力
端子に入力し、抗力検出手段30からの出力をY軸入力
端子に入力している。したがって、表示手段31の横軸
にはキートップ1aの沈み込み距離、縦軸には抗力が表
示されることになり、図26,27に示すような押下特
性曲線が現れる。
入力端子を備え、位置検出手段2からの出力をX軸入力
端子に入力し、抗力検出手段30からの出力をY軸入力
端子に入力している。したがって、表示手段31の横軸
にはキートップ1aの沈み込み距離、縦軸には抗力が表
示されることになり、図26,27に示すような押下特
性曲線が現れる。
【0059】なお、抗力検出手段30は図11に示すよ
うな位置以外にも、例えば、キートップ1aの上、また
はキートップ1aの直下、あるいは抗力発生手段30の
内部等に配置してもよい。 [実施例3]図12,13は本発明に係る抗力可変装置
の実施例3を示す図であり、図12は本実施例の全体構
成を示すブロック図である。
うな位置以外にも、例えば、キートップ1aの上、また
はキートップ1aの直下、あるいは抗力発生手段30の
内部等に配置してもよい。 [実施例3]図12,13は本発明に係る抗力可変装置
の実施例3を示す図であり、図12は本実施例の全体構
成を示すブロック図である。
【0060】なお、図12において、図1に示した実施
例1に付された番号と同一番号は同一部分を示す。本実
施例では、前述の実施例1の位置−抗力変換手段4と制
御手段6とを演算制御装置32に置き換えたものであ
る。演算制御装置32は、A/D変換器33、制御コン
ピュータ34、D/A変換器35、ディスプレイ36か
ら構成されている。
例1に付された番号と同一番号は同一部分を示す。本実
施例では、前述の実施例1の位置−抗力変換手段4と制
御手段6とを演算制御装置32に置き換えたものであ
る。演算制御装置32は、A/D変換器33、制御コン
ピュータ34、D/A変換器35、ディスプレイ36か
ら構成されている。
【0061】制御コンピュータ34としては、例えば、
FMR−70HX等の汎用コンピュータを用いている。
制御コンピュータ34の処理は、押下特性の設定、
A/D変換器、及びD/A変換器の初期化、押下位置
読み込み、位置による配列の選択、位置による抗力
算出、抗力出力、終了条件判別の各ブロックによっ
て構成されている。
FMR−70HX等の汎用コンピュータを用いている。
制御コンピュータ34の処理は、押下特性の設定、
A/D変換器、及びD/A変換器の初期化、押下位置
読み込み、位置による配列の選択、位置による抗力
算出、抗力出力、終了条件判別の各ブロックによっ
て構成されている。
【0062】図13は本実施例の動作を説明するための
フローチャートである。まず、最初に、実現したい押下
特性の設定が行われ、具体的には、キートップ1aの位
置に対応する抗力値を格納した配列が設定される(ステ
ップ1)。次に、A/D変換器33、及びD/A変換器
35が初期状態にセットされ、演算制御装置32が動作
可能な状態となる(ステップ2)。
フローチャートである。まず、最初に、実現したい押下
特性の設定が行われ、具体的には、キートップ1aの位
置に対応する抗力値を格納した配列が設定される(ステ
ップ1)。次に、A/D変換器33、及びD/A変換器
35が初期状態にセットされ、演算制御装置32が動作
可能な状態となる(ステップ2)。
【0063】さて、動作準備が完了すると、位置検出手
段2からの位置情報がA/D変換器33を介してデジタ
ル化された後、制御コンピュータ34に読み込まれ(ス
テップ3)、この位置情報に基づいて該当する配列が選
択される(ステップ4)。これは、実施例1において、
ヒステリシスを実現するために、メモリの番地を切り換
えることに相当する。
段2からの位置情報がA/D変換器33を介してデジタ
ル化された後、制御コンピュータ34に読み込まれ(ス
テップ3)、この位置情報に基づいて該当する配列が選
択される(ステップ4)。これは、実施例1において、
ヒステリシスを実現するために、メモリの番地を切り換
えることに相当する。
【0064】選択された配列から位置情報に対応する抗
力値のデータが読み取られると、校正によって予め決定
されている係数や定数を使って補正が加えられ、出力値
が決定される(ステップ5)。そして、決定された出力
値がD/A変換器35を介してアナログ情報に変換され
た後、この信号が駆動手段5に出力され(ステップ
6)、動作終了命令が来ているかどうかを調べ、来てい
なければ再び押下位置の読み込みがなされる(ステップ
7)。したがって、本実施例では位置情報に対応する抗
力値が配列として定義されるため、この配列は制御コン
ピュータ34内のメモリが許す限り、いくつでも定義す
ることができ、また、外部記憶装置にファイルとして保
存しておくことができる。これによって、必要な押下特
性曲線に相当する多数の配列を最初に一度定義しておけ
ば、必要に応じて最適なデータを取り出して使用するこ
とができる。すなわち、使用するにあたって新しくデー
タを書込む必要はないため、実施例1と比較して、使い
勝手が大幅に改善される。
力値のデータが読み取られると、校正によって予め決定
されている係数や定数を使って補正が加えられ、出力値
が決定される(ステップ5)。そして、決定された出力
値がD/A変換器35を介してアナログ情報に変換され
た後、この信号が駆動手段5に出力され(ステップ
6)、動作終了命令が来ているかどうかを調べ、来てい
なければ再び押下位置の読み込みがなされる(ステップ
7)。したがって、本実施例では位置情報に対応する抗
力値が配列として定義されるため、この配列は制御コン
ピュータ34内のメモリが許す限り、いくつでも定義す
ることができ、また、外部記憶装置にファイルとして保
存しておくことができる。これによって、必要な押下特
性曲線に相当する多数の配列を最初に一度定義しておけ
ば、必要に応じて最適なデータを取り出して使用するこ
とができる。すなわち、使用するにあたって新しくデー
タを書込む必要はないため、実施例1と比較して、使い
勝手が大幅に改善される。
【0065】また、前記制御コンピュータに付属してい
るディスプレイ上に押下特性曲線を表示させることも簡
単にできるため、使い勝手を向上させることができ、抗
力の出力値と実際の抗力とを一致させるための校正にし
ても、実施例1のように駆動手段5の増幅率を調整する
必要はなく、抗力の出力値を実測結果から算出された係
数、定数等で補正することにより容易に対処することが
できる。
るディスプレイ上に押下特性曲線を表示させることも簡
単にできるため、使い勝手を向上させることができ、抗
力の出力値と実際の抗力とを一致させるための校正にし
ても、実施例1のように駆動手段5の増幅率を調整する
必要はなく、抗力の出力値を実測結果から算出された係
数、定数等で補正することにより容易に対処することが
できる。
【0066】さらに、ヒステリシス特性についても特別
な手段を設ける必要はなく、位置情報に応じて配列を選
択するだけで容易に実現することができる。なお、制御
コンピュータ34としては必ずしも装置として市販され
ているものを必要とするわけではなく、ボードコンピュ
ータ、ワンチップコンピュータ等を使用しても構わな
い。
な手段を設ける必要はなく、位置情報に応じて配列を選
択するだけで容易に実現することができる。なお、制御
コンピュータ34としては必ずしも装置として市販され
ているものを必要とするわけではなく、ボードコンピュ
ータ、ワンチップコンピュータ等を使用しても構わな
い。
【0067】[実施例4]図14は本発明に係る抗力可
変装置の実施例4を示す図であり、図14は本実施例の
ストローク長可変手段の構成を示す断面図である。な
お、図14において、図1に示した実施例1に付された
番号と同一番号は同一部分を示す。
変装置の実施例4を示す図であり、図14は本実施例の
ストローク長可変手段の構成を示す断面図である。な
お、図14において、図1に示した実施例1に付された
番号と同一番号は同一部分を示す。
【0068】本実施例では、図26,27におけるスト
ローク長、すなわちキートップ1aの可動範囲を機械的
に設定する手段として、可動範囲制限手段37を設けた
ものである。可動範囲制限手段37は、キートップ1a
の可動範囲を制限するストッパ38と、ストッパ38の
位置を調整する位置調整手段であるモータ39と、スト
ッパ38の位置を検出するストッパ位置検出手段である
ロータリーエンコーダ40と、歯車41とから構成され
ている。
ローク長、すなわちキートップ1aの可動範囲を機械的
に設定する手段として、可動範囲制限手段37を設けた
ものである。可動範囲制限手段37は、キートップ1a
の可動範囲を制限するストッパ38と、ストッパ38の
位置を調整する位置調整手段であるモータ39と、スト
ッパ38の位置を検出するストッパ位置検出手段である
ロータリーエンコーダ40と、歯車41とから構成され
ている。
【0069】ストッパ38は、筒上部材の外側面にロー
レットを形成するとともに、内側面には、ケース14の
口頸部14aに形成されたネジ溝と螺合するネジ溝を形
成している。モータ39は、ロータリーエンコーダ40
を介して歯車41を回動自在に駆動するものであり、ロ
ータリーエンコーダ40は、モータ39の回転運動をカ
ウントすることで、回転角度を検出するものである。そ
して、歯車41は、ストッパ38の外側面に噛み合って
係合し、モータ39の駆動によりストッパ38の位置を
上下に移動するものである。
レットを形成するとともに、内側面には、ケース14の
口頸部14aに形成されたネジ溝と螺合するネジ溝を形
成している。モータ39は、ロータリーエンコーダ40
を介して歯車41を回動自在に駆動するものであり、ロ
ータリーエンコーダ40は、モータ39の回転運動をカ
ウントすることで、回転角度を検出するものである。そ
して、歯車41は、ストッパ38の外側面に噛み合って
係合し、モータ39の駆動によりストッパ38の位置を
上下に移動するものである。
【0070】以上の構成において、まず、所定の制御信
号に基づいてモータ39が所定方向に回転すると、その
軸に固定されている歯車41が同方向に回転し、これに
伴い、歯車41と噛み合っているストッパ38も同方向
に回転する。ストッパ38が回転すると、回転に伴って
ストッパ38が上下に移動し、ストローク長が変えられ
る。
号に基づいてモータ39が所定方向に回転すると、その
軸に固定されている歯車41が同方向に回転し、これに
伴い、歯車41と噛み合っているストッパ38も同方向
に回転する。ストッパ38が回転すると、回転に伴って
ストッパ38が上下に移動し、ストローク長が変えられ
る。
【0071】すなわち、前述の各実施例1〜3ではキー
トップ1aの可動範囲の設定はすべて抗力発生手段3に
頼っており、例えば、図9に示すように、キートップ1
aが7.5mm以上沈み込んだときには、抗力発生手段
3が、例えば、200g重以上の抗力を発生するように
しておくことにより、指に対して突き当たった感覚を与
えるようにしている。
トップ1aの可動範囲の設定はすべて抗力発生手段3に
頼っており、例えば、図9に示すように、キートップ1
aが7.5mm以上沈み込んだときには、抗力発生手段
3が、例えば、200g重以上の抗力を発生するように
しておくことにより、指に対して突き当たった感覚を与
えるようにしている。
【0072】通常の押下動作では、この方法で十分目的
を達成できるものの、人間の指は強い力を発生すること
ができるため、キートップ1aを、さらに押し込むこと
もできる。すなわち、キートップ1aは抗力発生手段3
の機械的可動範囲内であれば強引に動かすことができ、
これでは、例えば、2mmといった短いストローク長の
実験を行う場合には、実際のキースイッチと異なった感
覚を指に対して与えることになってしまう。
を達成できるものの、人間の指は強い力を発生すること
ができるため、キートップ1aを、さらに押し込むこと
もできる。すなわち、キートップ1aは抗力発生手段3
の機械的可動範囲内であれば強引に動かすことができ、
これでは、例えば、2mmといった短いストローク長の
実験を行う場合には、実際のキースイッチと異なった感
覚を指に対して与えることになってしまう。
【0073】そこで、抗力発生手段3の最大発生抗力
を、例えば、数kg重程度とすれば、このような問題は
発生しないが、抗力発生手段3の大きさ、及び消費電力
から考えて実際上は実現不可能である。すなわち、本実
施例ではストローク長を機械的に制限しているので、実
際のキースイッチと全く同じ感覚を指に対して与えるこ
とができる。
を、例えば、数kg重程度とすれば、このような問題は
発生しないが、抗力発生手段3の大きさ、及び消費電力
から考えて実際上は実現不可能である。すなわち、本実
施例ではストローク長を機械的に制限しているので、実
際のキースイッチと全く同じ感覚を指に対して与えるこ
とができる。
【0074】[実施例5]図15,16は本発明に係る
抗力可変装置の実施例5を示す図であり、図15は本実
施例の要部構成を示すブロック図である。なお、図15
において、図3に示した実施例1に付された番号と同一
番号は同一部分を示す。
抗力可変装置の実施例5を示す図であり、図15は本実
施例の要部構成を示すブロック図である。なお、図15
において、図3に示した実施例1に付された番号と同一
番号は同一部分を示す。
【0075】本実施例では、前述の実施例1の抗力発生
手段3の内部に、スプリング42を配設したものであ
る。スプリング42は、キートップ1aを含む可動部分
の重量を支えるためのものである。実施例1における抗
力発生手段3においては、キートップ1a、コイル15
等の可動部分は、すべて抗力発生手段3をなす電磁アク
チュエータ等の発生する力によって支えられている。す
なわち、可動部分は数グラムから数十グラムの重量があ
るため、場合によっては、電磁アクチュエータにより数
十グラムの力を常時発生させる必要がある。
手段3の内部に、スプリング42を配設したものであ
る。スプリング42は、キートップ1aを含む可動部分
の重量を支えるためのものである。実施例1における抗
力発生手段3においては、キートップ1a、コイル15
等の可動部分は、すべて抗力発生手段3をなす電磁アク
チュエータ等の発生する力によって支えられている。す
なわち、可動部分は数グラムから数十グラムの重量があ
るため、場合によっては、電磁アクチュエータにより数
十グラムの力を常時発生させる必要がある。
【0076】実施例1のような構成では、このために必
要な電流値は100mAにもなり、この電流値は、最大
電流の1/5にも相当する。すなわち、最大電力の1/
5を常時消費している訳であり、はなはだ不経済であ
る。すなわち本実施例では、キートップ1aを含む可動
部分の重量をスプリング42によって支えることによ
り、実施例1と比較して、消費電力の低減化が図られ
る。この場合、図27に示す初期圧をも含めた力をスプ
リング42に担当させてもよい。
要な電流値は100mAにもなり、この電流値は、最大
電流の1/5にも相当する。すなわち、最大電力の1/
5を常時消費している訳であり、はなはだ不経済であ
る。すなわち本実施例では、キートップ1aを含む可動
部分の重量をスプリング42によって支えることによ
り、実施例1と比較して、消費電力の低減化が図られ
る。この場合、図27に示す初期圧をも含めた力をスプ
リング42に担当させてもよい。
【0077】また、場合によっては電磁アクチュエータ
が発生する力を正負両方向とする必要があるため、この
ような場合、駆動手段5にも両極性の電流出力が要求さ
れることになる。図16は実施例5の駆動手段を示す回
路図であり、正負両極性の電圧入力に対応して正負両極
性の電流を出力する駆動手段5の一例を示す。
が発生する力を正負両方向とする必要があるため、この
ような場合、駆動手段5にも両極性の電流出力が要求さ
れることになる。図16は実施例5の駆動手段を示す回
路図であり、正負両極性の電圧入力に対応して正負両極
性の電流を出力する駆動手段5の一例を示す。
【0078】本実施例の駆動手段5は、抵抗R11〜
R19、ダイオードD1 ,D2 、トランジスタQ11〜Q15
から構成される相補型のプッシュプルエミッタフォロ
ワ、及び相補型のカレントミラー回路により構成され、
回路の上半分が正入力を、下半分が負入力を担当する。
D/A変換器20からの出力を正負両極性とするには、
D/A変換器20の出力に負電圧のオフセットを加える
か、または、0ボルトを中心にして正負の出力を持つD
/A変換器20を使用することにより容易に実現でき
る。
R19、ダイオードD1 ,D2 、トランジスタQ11〜Q15
から構成される相補型のプッシュプルエミッタフォロ
ワ、及び相補型のカレントミラー回路により構成され、
回路の上半分が正入力を、下半分が負入力を担当する。
D/A変換器20からの出力を正負両極性とするには、
D/A変換器20の出力に負電圧のオフセットを加える
か、または、0ボルトを中心にして正負の出力を持つD
/A変換器20を使用することにより容易に実現でき
る。
【0079】したがって、本実施例では、スプリング4
2によって、可動部分の重量と初期圧とに必要な力とを
発生しているので、キーが押されていない状態ではほと
んど電力を消費せず、装置の省電力化が効果的に実現で
きる。 [実施例6]図17は本発明に係るキースイッチ装置の
実施例6を示す図であり、図17は本実施例の要部構成
を示すブロック図である。
2によって、可動部分の重量と初期圧とに必要な力とを
発生しているので、キーが押されていない状態ではほと
んど電力を消費せず、装置の省電力化が効果的に実現で
きる。 [実施例6]図17は本発明に係るキースイッチ装置の
実施例6を示す図であり、図17は本実施例の要部構成
を示すブロック図である。
【0080】なお、図17において、図1に示した実施
例1に付された番号と同一番号は同一部分を示す。本実
施例は、キートップ1aの近傍にキートップ1aの位置
に連動して動作するオン・オフ判別手段43としてスイ
ッチ要素44を設けたものである。スイッチ要素44と
してはメカニカルスイッチ、メンブレンスイッチ等を使
用することができる。
例1に付された番号と同一番号は同一部分を示す。本実
施例は、キートップ1aの近傍にキートップ1aの位置
に連動して動作するオン・オフ判別手段43としてスイ
ッチ要素44を設けたものである。スイッチ要素44と
してはメカニカルスイッチ、メンブレンスイッチ等を使
用することができる。
【0081】したがって、本実施例の構成の装置は、ス
イッチ要素から送出されるオン・オフ情報が情報機器に
出力されることによって、通常のキースイッチと全く同
じように動作させることができ、使用者が自分の好みの
タッチ感覚を自由に設定できるキースイッチ装置を実現
することができる。 [実施例7]図18〜20は本発明に係るキースイッチ
装置の実施例7を示す図であり、図18は本実施例の要
部構成を示すブロック図である。
イッチ要素から送出されるオン・オフ情報が情報機器に
出力されることによって、通常のキースイッチと全く同
じように動作させることができ、使用者が自分の好みの
タッチ感覚を自由に設定できるキースイッチ装置を実現
することができる。 [実施例7]図18〜20は本発明に係るキースイッチ
装置の実施例7を示す図であり、図18は本実施例の要
部構成を示すブロック図である。
【0082】なお、図18において、図17に示した実
施例6に付された番号と同一番号は同一部分を示す。本
実施例のオン・オフ判別手段43は。スイッチ要素44
を使用せず、位置検出手段2によって検出された位置情
報を利用してオン・オフ判別を行うものである。
施例6に付された番号と同一番号は同一部分を示す。本
実施例のオン・オフ判別手段43は。スイッチ要素44
を使用せず、位置検出手段2によって検出された位置情
報を利用してオン・オフ判別を行うものである。
【0083】図19はオン・オフ判別手段を示す回路図
であり、例えば、LM311等のアナログコンパレータ
45を使用したオン・オフ判別手段43を一例として示
している。以上の構成において、アナログコンパレータ
45の+端子に位置情報が入力され、一方の−端子には
オン・オフを判別すべき基準電圧が印加される。
であり、例えば、LM311等のアナログコンパレータ
45を使用したオン・オフ判別手段43を一例として示
している。以上の構成において、アナログコンパレータ
45の+端子に位置情報が入力され、一方の−端子には
オン・オフを判別すべき基準電圧が印加される。
【0084】キートップ1aが押し下げられると、位置
情報の電圧Xが徐々に上昇していき、X<Aの場合、ア
ナログコンパレータ45の出力が“L”のままであり、
オフ情報が出力される。キートップ1aが、さらに押し
下げられて、X>Aになるとアナログコンパレータ45
の出力が反転されて“H”となって、オン情報が出力さ
れる。ここで、指の力を弛めてキートップ1aを元の状
態に復帰させる場合にも全く同様に、X<Aになるとオ
フ情報が出力される。
情報の電圧Xが徐々に上昇していき、X<Aの場合、ア
ナログコンパレータ45の出力が“L”のままであり、
オフ情報が出力される。キートップ1aが、さらに押し
下げられて、X>Aになるとアナログコンパレータ45
の出力が反転されて“H”となって、オン情報が出力さ
れる。ここで、指の力を弛めてキートップ1aを元の状
態に復帰させる場合にも全く同様に、X<Aになるとオ
フ情報が出力される。
【0085】この場合、このようなオン・オフ判別手段
45ではX=A近傍において“L”と“H”とが交錯す
る、いわゆる、チャッタリング現象を生ずることがあ
る。これを避けるために、ヒステリシスを持たせたオン
・オフ判別手段45の一例を図20に示す。回路構成と
しては、図6に示す実施例1のヒステリシス設定手段2
6と全く同様であるので、動作の詳細は省略するが、X
>Bとなった場合にオンとなった出力情報は、次にX<
Aとならない限りはオフとならないため、前述のチャッ
タリング現象を効果的に抑制することができる。
45ではX=A近傍において“L”と“H”とが交錯す
る、いわゆる、チャッタリング現象を生ずることがあ
る。これを避けるために、ヒステリシスを持たせたオン
・オフ判別手段45の一例を図20に示す。回路構成と
しては、図6に示す実施例1のヒステリシス設定手段2
6と全く同様であるので、動作の詳細は省略するが、X
>Bとなった場合にオンとなった出力情報は、次にX<
Aとならない限りはオフとならないため、前述のチャッ
タリング現象を効果的に抑制することができる。
【0086】図21は本実施例の動作を説明するための
フローチャートである。まず、最初に、実現したい押下
特性の設定が行われ(ステップ11)、A/D変換器3
3、及びD/A変換器35が初期化が行われる(ステッ
プ12)。次に、位置検出手段2からの位置情報が検出
され(ステップ13)、この位置情報に基づいて、オン
・オフ判別手段43によりオン・オフの判別処理が行わ
れるとともに(ステップ14)、該当する配列が選択さ
れる(ステップ15)。
フローチャートである。まず、最初に、実現したい押下
特性の設定が行われ(ステップ11)、A/D変換器3
3、及びD/A変換器35が初期化が行われる(ステッ
プ12)。次に、位置検出手段2からの位置情報が検出
され(ステップ13)、この位置情報に基づいて、オン
・オフ判別手段43によりオン・オフの判別処理が行わ
れるとともに(ステップ14)、該当する配列が選択さ
れる(ステップ15)。
【0087】選択された配列から位置情報に対応する抗
力値のデータが読み取られると、校正によって予め決定
されている係数や定数を使って補正が加えられて出力値
が決定され(ステップ16)、決定された出力値がD/
A変換器35を介してアナログ情報に変換された後、こ
の信号が駆動手段5に出力される(ステップ17)。そ
して、動作終了命令が来ているかどうかを調べ、来てい
なければ再び押下位置の読み込みがなされる(ステップ
18)。
力値のデータが読み取られると、校正によって予め決定
されている係数や定数を使って補正が加えられて出力値
が決定され(ステップ16)、決定された出力値がD/
A変換器35を介してアナログ情報に変換された後、こ
の信号が駆動手段5に出力される(ステップ17)。そ
して、動作終了命令が来ているかどうかを調べ、来てい
なければ再び押下位置の読み込みがなされる(ステップ
18)。
【0088】したがって、予め定られた定数Aと読み込
まれた位置情報Xとの大きさを算術的に比較することに
より、容易にオン・オフを判別することができる。な
お、この例では定数Aの値を変更するだけでスイッチを
オンする位置を簡単に変えられるばかりでなく、実際の
電気信号を直接オン・オフする場合に比べてチャッタリ
ング等の処理を省略できる利点がある。
まれた位置情報Xとの大きさを算術的に比較することに
より、容易にオン・オフを判別することができる。な
お、この例では定数Aの値を変更するだけでスイッチを
オンする位置を簡単に変えられるばかりでなく、実際の
電気信号を直接オン・オフする場合に比べてチャッタリ
ング等の処理を省略できる利点がある。
【0089】また、ヒステリシスが必要な場合が生じた
際にも、定数A、及びBと位置情報Xとの大きさを算術
的に比較することにより容易に対処できることは言うま
でもない。 [実施例8]図22は本発明に係るキースイッチ装置の
実施例8を示す図であり、図22は本実施例の要部構成
を示す斜視図である。
際にも、定数A、及びBと位置情報Xとの大きさを算術
的に比較することにより容易に対処できることは言うま
でもない。 [実施例8]図22は本発明に係るキースイッチ装置の
実施例8を示す図であり、図22は本実施例の要部構成
を示す斜視図である。
【0090】なお、図22において、図2に示した実施
例1に付された番号と同一番号は同一部分を示す。本実
施例では、位置検出手段2と抗力発生手段3とを有する
キートップ部1を複数個配列してキーボードとしたもの
である。以上の構成とすることで、実際のキーボードと
全く同じキー配列とすることができ、しかも、その押下
特性曲線を自由に設定できるので、新たなキーボードを
開発する際に必要となる、異なったタッチ感覚を何種類
でも容易に作り出すことができる。
例1に付された番号と同一番号は同一部分を示す。本実
施例では、位置検出手段2と抗力発生手段3とを有する
キートップ部1を複数個配列してキーボードとしたもの
である。以上の構成とすることで、実際のキーボードと
全く同じキー配列とすることができ、しかも、その押下
特性曲線を自由に設定できるので、新たなキーボードを
開発する際に必要となる、異なったタッチ感覚を何種類
でも容易に作り出すことができる。
【0091】また、オン・オフ判別手段43を付加する
ことにより、通常のキーボードと全く同一の機能を持た
せることができるため、実際の情報機器に接続して使用
することもできる。この場合、各キー毎に押下特性を独
立して変えることができるため、例えば、小指が担当す
るキーのスプリング強度を他の指が担当するキーに比べ
て弱くするといった微妙な調整も容易に実現でき、各個
人の好みに応じたタッチ感覚を持つキーボードを実現す
ることができる。
ことにより、通常のキーボードと全く同一の機能を持た
せることができるため、実際の情報機器に接続して使用
することもできる。この場合、各キー毎に押下特性を独
立して変えることができるため、例えば、小指が担当す
るキーのスプリング強度を他の指が担当するキーに比べ
て弱くするといった微妙な調整も容易に実現でき、各個
人の好みに応じたタッチ感覚を持つキーボードを実現す
ることができる。
【0092】このように本実施例では、位置と抗力との
関係を抗力設定手段4の内容を制御手段6により書き換
えることによって任意に変更でき、押下特性曲線のあら
ゆる形を実現することができる。また、被押圧手段に連
動して動作するオン・オフ判別手段を加えることによっ
て、通常のキースイッチと全く同じ動作を実現でき、使
用者が自分の好みに応じてタッチ感覚を自由に設定でき
る。
関係を抗力設定手段4の内容を制御手段6により書き換
えることによって任意に変更でき、押下特性曲線のあら
ゆる形を実現することができる。また、被押圧手段に連
動して動作するオン・オフ判別手段を加えることによっ
て、通常のキースイッチと全く同じ動作を実現でき、使
用者が自分の好みに応じてタッチ感覚を自由に設定でき
る。
【0093】したがって、押下特性が任意に、しかも容
易に可変できる被押圧手段の抗力可変装置と、自分の好
みのタッチ感覚が自由に設定されるキースイッチ装置と
を提供することができる。これにより、よりタッチ感覚
の良いキーボードの開発が容易になり、その開発期間も
大幅に短縮することができる。
易に可変できる被押圧手段の抗力可変装置と、自分の好
みのタッチ感覚が自由に設定されるキースイッチ装置と
を提供することができる。これにより、よりタッチ感覚
の良いキーボードの開発が容易になり、その開発期間も
大幅に短縮することができる。
【0094】なお、上記実施例は距離センサとしてレー
ザダイオードを用いたものを例に採り説明したが、これ
に限らず、距離センサとしてはこれ以外にも、例えば、
渦電流を利用するもの、磁界勾配をホール素子で検出す
るもの等が考えられる。
ザダイオードを用いたものを例に採り説明したが、これ
に限らず、距離センサとしてはこれ以外にも、例えば、
渦電流を利用するもの、磁界勾配をホール素子で検出す
るもの等が考えられる。
【0095】
【発明の効果】本発明では、位置検出手段によって被押
圧手段の位置を検出できるとともに、その位置情報に基
づいて抗力設定手段によって設定された抗力を抗力発生
手段によって発生できる。すなわち、位置と抗力との関
係は、抗力設定手段の内容を制御手段により書き換える
ことによって任意に変更でき、これによって押下特性曲
線のあらゆる形を実現することができる。
圧手段の位置を検出できるとともに、その位置情報に基
づいて抗力設定手段によって設定された抗力を抗力発生
手段によって発生できる。すなわち、位置と抗力との関
係は、抗力設定手段の内容を制御手段により書き換える
ことによって任意に変更でき、これによって押下特性曲
線のあらゆる形を実現することができる。
【0096】また、被押圧手段に連動して動作するオン
・オフ判別手段を加えることによって、通常のキースイ
ッチと全く同じ動作を実現でき、使用者が自分の好みに
応じてタッチ感覚を自由に設定できる。したがって、押
下特性が任意に、しかも容易に可変できる被押圧手段の
抗力可変装置と、自分の好みのタッチ感覚が自由に設定
されるキースイッチ装置とを提供することができる。
・オフ判別手段を加えることによって、通常のキースイ
ッチと全く同じ動作を実現でき、使用者が自分の好みに
応じてタッチ感覚を自由に設定できる。したがって、押
下特性が任意に、しかも容易に可変できる被押圧手段の
抗力可変装置と、自分の好みのタッチ感覚が自由に設定
されるキースイッチ装置とを提供することができる。
【図1】本発明実施例1の全体構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図2】実施例1のキートップ部の斜視図である。
【図3】実施例1のキートップ部の断面図である。
【図4】実施例1の位置検出手段の構成を示す断面図で
ある。
ある。
【図5】実施例1の駆動手段を示す回路図である。
【図6】実施例1の制御手段の構成を示す回路図であ
る。
る。
【図7】実施例1の抗力設定手段の構成を示す回路図で
ある。
ある。
【図8】目標とする押下特性曲線を示す図である。
【図9】実際に得られる押下特性曲線を示す図である。
【図10】本発明実施例2の全体構成を示すブロック図
である。
である。
【図11】実施例2の抗力検出手段を示す概略図であ
る。
る。
【図12】本発明実施例3の全体構成を示すブロック図
である。
である。
【図13】実施例3の動作例を説明するためのフローチ
ャートである。
ャートである。
【図14】本発明実施例4におけるストローク長可変手
段の構成を示す断面図である。
段の構成を示す断面図である。
【図15】本発明実施例5の要部構成を示すブロック図
である。
である。
【図16】実施例5の駆動手段を示す回路図である。
【図17】本発明実施例6の要部構成を示すブロック図
である。
である。
【図18】本発明実施例7の要部構成を示すブロック図
である。
である。
【図19】実施例7のオン・オフ判別手段を示す回路図
である。
である。
【図20】実施例7のヒステリシスを持つオン・オフ判
別手段を示す回路図である。
別手段を示す回路図である。
【図21】実施例7の動作例を説明するためのフローチ
ャートである。
ャートである。
【図22】本発明実施例8の要部構成を示す斜視図であ
る。
る。
【図23】従来のメンブレンスイッチの構造を示す斜視
図である。
図である。
【図24】図23の接点部分の断面図である。
【図25】従来のキートップ部の構造の一例を示す図で
ある。
ある。
【図26】キースイッチの押下特性の一例を示す模式図
である。
である。
【図27】実際のキースイッチの押下特性の一例を示す
図である。
図である。
1 キートップ部(被押圧手段) 1a キートップ 2 位置検出手段 3 抗力発生手段 4 位置−抗力変換手段(抗力設定手段) 5 駆動手段 6 制御手段 7 距離センサ 8 レーザダイオード 9 ラインセンサ 10 レンズ 11 レンズ 12 ドライバ 13 ターゲット 14 ケース 15 コイル 16 永久磁石 17 ヨーク 18 A/D変換器 19 メモリ 20 D/A変換器 21 切換スイッチ 22 バッファ 23 メモリ書込・読出制御手段 24 アドレス設定手段 25 データ設定手段 26 ヒステリシス設定手段 27 コンパレータ 28 コンパレータ 29 セット/リセットフリップフロップ 30 抗力検出手段 31 表示手段 32 演算制御装置 33 A/D変換器 34 制御コンピュータ 35 D/A変換器 36 ディスプレイ 37 可動範囲制限手段 38 ストッパ 39 モータ 40 ロータリーエンコーダ 41 歯車 42 スプリング 43 オン・オフ判別手段 44 スイッチ要素 45 アナログコンパレータ Q1 ,Q2 ,Q3 トランジスタ R1 ,R2 抵抗 VR1 可変抵抗 VRA ,VRB レベル調整用ボリューム R11〜R19 抵抗 D1 ,D2 ダイオード Q11〜Q15 トランジスタ
Claims (22)
- 【請求項1】 外部より任意の力が加えられて押圧され
る被押圧手段と、該被押圧手段の位置を検出する位置検
出手段と、該被押圧手段に対し、該外部からの任意の力
に応じて抗力を発生する抗力発生手段と、該位置検出手
段により検出された位置情報に基づいて該抗力発生手段
により発生する抗力の値を設定する抗力設定手段と、該
抗力設定手段により設定された抗力値に基づいて該抗力
発生手段を駆動する駆動手段と、該抗力設定手段を制御
する制御手段と、を備えることを特徴とする抗力可変装
置。 - 【請求項2】 前記位置検出手段は、前記被押圧手段に
連動して設けられたターゲットの位置を検出する位置検
出センサを備えることを特徴とする請求項1の抗力可変
装置。 - 【請求項3】 前記抗力発生手段は、磁界と電流との間
に働く力を利用した電磁アクチュエータであることを特
徴とする請求項1の抗力可変装置。 - 【請求項4】 前記抗力設定手段は、所定のアナログ値
を該アナログ値に対応するデジタル値に変換するA/D
変換器と、前記抗力発生手段により発生する抗力値を格
納するメモリと、所定のデジタル値を該デジタル値に対
応するアナログ値に変換するD/A変換器と、を備える
ことを特徴とする請求項1の抗力可変装置。 - 【請求項5】 前記A/D変換器の出力を前記メモリの
アドレス線に接続するとともに、該メモリのデータ線を
前記D/A変換器の入力に接続し、該A/D変換器の出
力によって読み出される該メモリの番地に格納されたデ
ータを該D/A変換器に供給することを特徴とする請求
項4の抗力可変装置。 - 【請求項6】 前記制御手段は、前記メモリへの書き込
みアドレスを設定するアドレス設定手段と、該アドレス
設定手段によって設定された書き込みアドレスに書き込
むデータを設定するデータ設定手段と、該メモリの書き
込み、及び読み出しを制御するメモリ制御手段と、を備
えることを特徴する請求項5の抗力可変装置。 - 【請求項7】 前記制御手段は、所定の押下特性曲線の
ヒステリシスを実現するためのヒステリシス設定手段を
有することを特徴とする請求項6の抗力可変装置。 - 【請求項8】 前記ヒステリシス設定手段の出力が前記
メモリのアドレス線に接続され、該出力によって前記A
/D変換器の出力によって読出される前記メモリの読出
番地が変更されることを特徴とする請求項7の抗力可変
装置。 - 【請求項9】 前記ヒステリシス設定手段は、2電圧の
大小を比較する2つのコンパレータと、該各コンパレー
タの出力をセット信号、及びリセット信号として用いる
セット/リセットフリップフロップと、から構成される
ことを特徴とする請求項8の抗力可変装置。 - 【請求項10】 前記抗力発生手段により前記被押圧手
段に対して発生する抗力の大きさを検出する抗力検出手
段と、前記押下特性曲線を表示する表示手段と、を設け
たことを特徴とする請求項1の抗力可変装置。 - 【請求項11】 前記抗力設定手段、及び前記制御手段
は、前記位置検出手段から出力されるアナログ信号をデ
ジタル信号に変換するA/D変換器と、該A/D変換器
からの出力信号に基づいて前記抗力発生手段により発生
する抗力値を設定する制御コンピュータと、該制御コン
ピュータから出力されるデジタル信号をアナログ信号に
変換し、前記抗力発生手段に出力するD/A変換器と、
を備えることを特徴とする請求項1の抗力可変装置。 - 【請求項12】 前記制御コンピュータにより所定の押
下特性を設定するとともに、前記被押圧手段の押下位置
に対応する値を出力することを特徴とする請求項11の
抗力可変装置。 - 【請求項13】 前記制御コンピュータは、前記被押圧
手段の押下位置に対応する値の出力に対し、予め定めら
れた係数と定数とによって補正を加えることを特徴とす
る請求項12の抗力可変装置。 - 【請求項14】 前記所定の押下特性は、前記制御コン
ピュータのメモリに設定された配列からなり、該配列に
は前記被押圧手段の押下位置に対応する複数個の値を保
持し、該押下位置に応じて該複数個の値を選択すること
により、ヒステリシス特性を実現することを特徴とする
請求項12、または13の抗力可変装置。 - 【請求項15】 外部より任意の力が加えられて押圧さ
れる被押圧手段と、該被押圧手段の位置を検出する位置
検出手段と、該被押圧手段に対し、該外部からの任意の
力に応じて抗力を発生する抗力発生手段と、該位置検出
手段により検出された位置情報に基づいて該抗力発生手
段により発生する抗力の値を設定する抗力設定手段と、
該抗力設定手段により設定された抗力値に基づいて該抗
力発生手段を駆動する駆動手段と、該抗力設定手段を制
御する制御手段と、該被押圧手段の位置に連動して動作
するオン・オフ判別手段と、を備えることを特徴とする
キースイッチ装置。 - 【請求項16】 前記オン・オフ判別手段は、ヒステリ
シス特性を有することを特徴とする請求項15のキース
イッチ装置。 - 【請求項17】 前記オン・オフ判別手段は、2電圧の
大小を比較する2つのコンパレータと、該各コンパレー
タの出力をセット信号、及びリセット信号して用いるセ
ット/リセットフリップフロップと、から構成されるこ
とを特徴とする請求項16のキースイッチ装置。 - 【請求項18】 制御コンピュータにより所定の押下特
性を設定するとともに、前記被押圧手段の押下位置に対
応する値を出力し、該出力された値に基づいてオン・オ
フを判定することを特徴とする請求項15のキースイッ
チ装置。 - 【請求項19】 前記制御コンピュータは、前記被押圧
手段の押下位置に対応する値の出力に対し、予め定めら
れた係数と定数とによって補正を加えることを特徴とす
る請求項18のキースイッチ装置。 - 【請求項20】 前記被押圧手段は、該被押圧手段の可
動範囲を制限する可動範囲制限手段として該被押圧手段
の移動を制限するストッパと、該ストッパの位置を調整
する位置調整手段と、該ストッパの位置を検出するスト
ッパ位置検出手段と、を有することを特徴とする請求項
1〜19の抗力可変装置、またはキースイッチ装置。 - 【請求項21】 前記抗力発生手段は、前記被押圧手段
を含む可動部分の重量を支えるスプリングを有すること
を特徴とする請求項1〜20の抗力可変装置、またはキ
ースイッチ装置。 - 【請求項22】 前記駆動手段は、前記抗力発生手段に
両極性電流を供給することを特徴とする請求項21の抗
力可変装置、またはキースイッチ装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3137722A JP2527854B2 (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 抗力可変装置、及びキ―スイッチ装置 |
CA002070797A CA2070797C (en) | 1991-06-10 | 1992-06-09 | Key touch adjusting method and device |
EP92305331A EP0518648B1 (en) | 1991-06-10 | 1992-06-10 | Adjusting keyboard "feel" |
DE69218499T DE69218499T2 (de) | 1991-06-10 | 1992-06-10 | Justierbares Tastgefühl für Tastaturen |
US08/306,735 US5434566A (en) | 1991-06-10 | 1994-09-15 | Key touch adjusting method and device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3137722A JP2527854B2 (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 抗力可変装置、及びキ―スイッチ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04362722A JPH04362722A (ja) | 1992-12-15 |
JP2527854B2 true JP2527854B2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=15205303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3137722A Expired - Fee Related JP2527854B2 (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 抗力可変装置、及びキ―スイッチ装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5434566A (ja) |
EP (1) | EP0518648B1 (ja) |
JP (1) | JP2527854B2 (ja) |
CA (1) | CA2070797C (ja) |
DE (1) | DE69218499T2 (ja) |
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