JP2527179Y2 - 可撓コンベア装置 - Google Patents

可撓コンベア装置

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JP2527179Y2
JP2527179Y2 JP1990112157U JP11215790U JP2527179Y2 JP 2527179 Y2 JP2527179 Y2 JP 2527179Y2 JP 1990112157 U JP1990112157 U JP 1990112157U JP 11215790 U JP11215790 U JP 11215790U JP 2527179 Y2 JP2527179 Y2 JP 2527179Y2
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Inventor
孝英 駒込
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泰成工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、鉱産物、沈砂礫、沈泥物等を長距離にわた
って主として水中を搬送する可撓コンベア装置に関す
る。
[従来の技術] 搬送用コンベアには、ベルトコンベア、スキットコン
ベア、パンコンベア、バケットコンベア、スクリューコ
ンベア等が知られている。
[考案が解決しようとする課題] コンベアには上記のように種々の種類があるが、搬送
距離は、陸上で200〜300mが限度であった。更に、水中
コンベアは、特種用途以外は開発されていないのが現状
である。
その他の従来技術として、特開昭54-372号公報には可
撓性を有する搬送管を有する搬送装置が示されており、
特公昭40-26579号公報に搬送管内面に摺接する円座を備
えたバケットが示されている。
しかし、これ等の技術においては、搬送距離、特に水
中における搬送距離を長くすることを可能とする技術に
については何等開示をしていない。
本考案は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案され
たもので、水中を長距離搬送することができる可撓コン
ベア装置の提供を目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案の可撓コンベア装置は、水域の対向する両岸間
でその底部に沿って布設された可撓性を有する外筒と、
上流側の外筒からの搬送物を下流側の外筒に中継するた
めの中継手段と、前記水域の底部に前記外筒を固定する
ための固定手段と、前記外筒内を移動する少なくとも1
本のワイヤ又はチェーンと、該ワイヤ又はチェーンに固
設され周縁部に前記外筒の内周面に摺接するリップ部を
備えたバケットと、前記ワイヤ又はチェーンを駆動する
駆動装置と、該駆動装置と協働する従動装置とを備え、
前記外筒が水圧により変形することを防止して前記バケ
ットの摺動抵抗を下げるため前記外筒はその内部に水を
充填可能に構成されており、前記中継手段の内部には上
流側の外筒用のワイヤ及び下流側の外筒用のワイヤをそ
れぞれ駆動するための駆動手段或いは従動手段が設置さ
れており、前記中継手段の内部で下流側の外筒は上流側
の外筒の下方に配置されており、下流側の外筒の端部近
傍には上流側の外筒の搬送物を受けるためのホッパが設
けられていることを特徴としている。
本考案の実施に際して、上記外筒は、軟質で耐摩耗性
の高いプラスチック材で、円筒又は角筒、矩形筒に形成
し、相互にフランジ結合するのがこのましいが、耐摩耗
性の高い金属製又は陶製等の硬質管とフレキシブル継手
との組合せにより全体として可撓性を有するように構成
することができる。
また、リップ部は、耐摩耗性のある合成ゴム材で形成
るうのが好ましい。
さらに、外筒を前記水域の底部(水底)に固定するた
めの固定手段としては、例えば、ホールドロープ、ウエ
イト等を用いるのが好ましい。
ここで前記外筒は、搬送物を搬送するバケットが摺動
する側の外筒と、搬送物を搬送した後に所謂「空荷」の
バケットが移動する側の戻り用の外筒との2本によっ
て、1組或いは1系統の外筒を構成する。しかし、用途
によっては戻り用の外筒を省くことができる。
[作用] 上記のように構成された本考案の可撓コンベア装置に
よれば、外筒を地形に合せて例えば対向する岸間の海底
に沿わせ、ホールドロープ、ウエイト等の固定手段によ
り固定して、配置することが出来る。ここで、必要に応
じて適所に中継所すなわち中継手段が設けられる。そし
て、外筒の一方の端部に駆動装置を、他方の端部に従動
装置を設置し、ワイヤ又はチェーンに複数のバケットを
所定ピッチで固定する。
ここで、外筒布設時には、投入口兼注水口から外筒及
び中継所内に清水を充填し、外筒の内径を確保したの
ち、駆動装置を作動して移動するバケットにより搬送物
を搬送する。すなわち、外筒に形成された一般の投入口
兼注水口から、外筒及び中継所内に清水を充填して内圧
を高め、水圧により外筒及び中継所が変形しない様にせ
しめ(すなわち、外筒の内径を確保し)、バケットのリ
ップ部の摺動抵抗が増加しない様に構成しておくことが
出来る。
本考案によれば、前記中継手段の内部には上流側の外
筒用のワイヤ及び下流側の外筒用ワイヤをそれぞれ駆動
するための駆動手段或いは従動手段が設置されているの
で、上流側及び下流側の2系統の外筒のそれぞれにおい
て、搬送作業が行なわれる。そして本考案では、前記中
継手段の内部で下流側の外筒は上流側の外筒の下方に配
置されており、下流側の外筒の端部近傍には上流側の外
筒の搬送物を受けるためのホッパが設けられているの
で、上流側の外筒で搬送された搬送物がその端部に到達
して自然落下すると、ホッパを介して下流側の外筒に供
給されて搬送されるのである。そのため、中継手段が適
宜設置することにより、どの様な長い距離であっても、
好適な水中搬送が可能となるのである。
さらに、前記固定手段及び中継手段を有しており、且
つ、外筒自体が可撓性を有しているため水底に布設する
ことが出来るので、特別な外筒支持架構は不要である。
そのため、本考案によれば水中搬送機構を安価に提供す
ることが可能である。
[実施例] 以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図において、本考案の可撓コンベア装置は、可撓
性のある円筒又は角筒、矩形筒(図示の例では円筒)の
外筒1と、その外筒1内を移動する少なくとも1本のワ
イヤ又はチェーン、図示の例では、外筒1の軸線上の1
本ワイヤ5と、このワイヤ5に固設された複数個(以下
1個だけを示す)の全体を符号10で示すバケットと、ワ
イヤ5を駆動する全体を符号20で示す駆動装置(第2
図)とから概略構成されている。
前記外筒1は、軟質で耐摩耗性の高いプラスチック材
で形成され、相互にフランジ結合されている。しかし、
これに限られるものではなく、耐摩耗性の高い硬質管と
フレキシブル継手との組合せにより全体として可撓性を
有するように構成することができる。
前記バケット10は、ワイヤ5にボルト結合等により固
設されたボス部11と、そのボス部11からワイヤ5の矢印
で示す移動方向に半径方向外方に開く傘部12と、この傘
部12の外周縁部に当て板13を介してボルト結合され外筒
1の内周面に摺接する耐摩耗性のある合成ゴム材で形成
されたリップ部14とから構成されている。
第1a図ないし第1c図はバケットのそれぞれ異なる実施
例を示している。第1a図に示すバケット10aは、ボス部1
1aに外周方向の略中程がへこむ傘部12aを連結し、他を
第1図と同様に形成した例である。第1b図に示すバケッ
ト10bは、円板状の傘部12bに、リップ部14bを取付けた
例である。第1c図に示すバケット1cは、深い容器状の傘
部12cに、略筒状のリップ部14cを取付けた例である。
第2図ないし第4図において、駆動装置20には、ワイ
ヤ5が半周巻回されバケット10、10・・・を収める複数
(図示の例では6個)の切欠部22が形成されたワイヤホ
ール21が水平に設けられている。そのワイヤホイール21
は、減速機23の出力軸24に固設され、この減速機23は、
カップリング25を介してモータ26に連結されており、減
速機23及びモータ26は、ベース27上に固設されている。
なお、図中の符号1Aは、戻り用の外筒である。
第5図は外筒1の布設の一実施例を示し、外筒1を航
路海域Wの対向する岸A、B間の海底Cに沿わせて布設
した例である。その可撓性のある外筒1は、箇所a〜d
において緩やかに屈曲され、海底Cの2箇所に設けられ
た中継所30において中継され、例えば1000〜3000mの対
岸A、B間に布設されており、また、箇所b、cにおい
て、ホールドロープ2、2により海底Cに固定されてい
る。なお、図中の符号21Aは従動ホイールである。そし
て、外筒1及び中継所30、30内を、投入口兼注水口33か
ら注入された清水により満たし、内圧を高めて外筒1の
内径を確保し、バケット10の摺動抵抗を下げるようにな
っている。そして、岸A側の投入口33から投入した搬送
物を中継所30、30を介して岸B側に搬送し、シュート34
から搬出する。
第6図において、中継所30は密閉状箱体31で形成さ
れ、その天井部には、一方の外筒1用のワイヤ5の駆動
ホイール(駆動装置)21が吊設され、床部には、他方の
外筒1B用のワイヤ5Aの従動装置21Aが設けられている。
その外筒1Bの外筒1の端部付近には、ホッパ32が設けら
れ、外筒1から搬送物を受けるようになっている。
なお、図示はしないが箱体31には、外筒1の戻り用の
外筒1A(第3図)及び外筒1Bの戻り用の外筒がそれぞれ
連結されている。そして前述した様に、用途如何によっ
ては、その様な戻り用の外筒を省略することが可能であ
る。
[考案の効果] 本考案は、以上説明したように構成されているので、
下記のすぐれた効果を奏する。
(A)長い距離であっても、内部に水圧バランス注水を
する事により好適な水中搬送が可能となる。
(B)外筒の支持架構が不要で、安価で提供することが
できる。
(C)外筒を地形に合せて例えば対向する岸間の海底に
沿わせて配置することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す外筒の側断面図、第2
図は本考案の一実施例で用いられる駆動装置の側面図、
第1a図ないし第1c図はバケットのそれぞれ異なる実施例
を示す外筒の側断面図、第3図及び第4図はワイヤホイ
ールを示す上面図及び側面図、第5図は外筒布設の一実
施例を示す海底の垂直断面図、第6図は中継所を示す側
断面図である。 1……外筒、5……ワイヤ、10、10a〜10c……バケッ
ト、14、14b、14c……リップ部、20……駆動装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水域の対向する両岸間でその底部に沿って
    布設された可撓性を有する外筒と、上流側の外筒からの
    搬送物を下流側の外筒に中継するための中継手段と、前
    記水域の底部に前記外筒を固定するための固定手段と、
    前記外筒内を移動する少なくとも1本のワイヤ又はチェ
    ーンと、該ワイヤ又はチェーンに固設され周縁部に前記
    外筒の内周面に摺接するリップ部を備えたバケットと、
    前記ワイヤ又はチェーンを駆動する駆動装置と、該駆動
    装置と協働する従動装置とを備え、前記外筒が水圧によ
    り変形することを防止して前記バケットの摺動抵抗を下
    げるため前記外筒はその内部に水を充填可能に構成され
    ており、前記中継手段の内部には上流側の外筒用のワイ
    ヤ及び下流側の外筒用のワイヤをそれぞれ駆動するため
    の駆動手段或いは従動手段が設置されており、前記中継
    手段の内部で下流側の外筒は上流側の外筒の下方に配置
    されており、下流側の外筒の端部近傍には上流側の外筒
    の搬送物を受けるためのホッパが設けられていることを
    特徴とする可撓コンベア装置。
JP1990112157U 1990-10-29 1990-10-29 可撓コンベア装置 Expired - Lifetime JP2527179Y2 (ja)

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JPH0470815U JPH0470815U (ja) 1992-06-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54372A (en) * 1977-05-31 1979-01-05 Takashi Fujimura Piston type conveyor

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JPH0470815U (ja) 1992-06-23

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