JP2526787Z - - Google Patents

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JP2526787Z
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jack
vehicle
wheels
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Onodani Machine Co Ltd
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Onodani Machine Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 本考案は大能力を有し、車両の両前輪又は両後輪を同時に持ち上げることの出
来るジャッキに関するものである。 【0002】 【従来の技術】 ジャッキにも色々な型式が存在しているが、本考案が対象とするジャッキは車
の整備工場等にて使用されるジャッキである。付属部品として車両に搭載してい
るジャッキは除く。ところで、整備工場にて最も多用しているジャッキは埋設型
のジャッキで、床面から油圧シリンダーのピストンが突出して車両を高く持ち上
げるものである。そこで該ピストンの上端には受け具が取着され、受け具の支え
を車体の底に当てがって押し上げる。 【0003】 また車両の幅と長さに応じた位置に4本のポストを起立した型式のジャッキも
多用されている。この型式のジャッキは上記ポストに沿って受け具を昇降動させ 、該受け具を介して車両を支持するものである。受け具は車両の大きさに応じて
その位置を変えることが出来て、4本のポストに沿って車両全体が高く持ち上げ
られる。 【0004】 このような常設型のジャッキは、車両の整備・点検時に必要とされるが、オイ
ル交換やタイヤの交換を行う度ごとに、これらジャッキを用いたのではその作業
性が悪い。また上記ジャッキを設置する場合の工事費などを含めたコストは非常
に高くなる。勿論、整備工場やガソリンスタンドにて使用されるジャッキはこの
ような常設型のみならず、移動式の小型ジャッキもある。 【0005】 本考案が対象とするジャッキはこの種の移動式小型ジャッキであるが、従来の
移動式ジャッキはその能力が約10トンであり、近年の大型車両用としては十分
でない。ジャッキの能力を増強する為には上記油圧シリンダーの径を大きくすれ
ばよいが、単にシリンダー径を大きくしたたけの対策では不十分である。すなわ
ち、大重量の車両を持ち上げるには該ジャッキの能力以上に安全性が要求される
為に、安定した押し上げ構造であることが必要となる。従来の移動式小型ジャッ
キでは、車両を押し上げる場合の安定性を考慮したものは知られていない。 【0006】 【本考案が解決しようとする課題】 このように車両用の移動式ジャッキには上記のごとき問題がある。本考案が解
決しようとする課題はこれら問題点であり、大能力で大型車両を安定して押し上
げ、しかも作業性の良い車両用の移動式ジャッキを提供する。 【0007】 【課題を解決するための手段】 本考案に係る車両用の移動式ジャッキは、2本の油圧シリンダーを備え、両シ
リンダーのピストンロットを突出させて車両を押し上げる。勿論、常設型ではな
く小型ジャッキである為に、移動することが出来るように車輪を取着している。
そして上記2本の油圧シリンダーは、その間隔が調整出来るように幅調整装置を
備えている。ところで、該ジャッキを使用して車両を押し上げる場合、上記2本 の油圧シリンダーの間隔を調整してピストンロットの先端を車両の底に当てがう
う。すなわち、油圧シリンダーの間隔が調整出来ることで、最も安定した位置に
配置し、該車両を安定して押し上げることが出来る。以下、本考案に係る実施例
を図面に基づいて詳細に説明する。 【0008】 【実施例】 図1〜図3は本考案に係る車両用の移動式ジャッキを示す実施例である。同図
の1は本体ケース、2はハンドル、3は車輪、4は油圧シリンダーを表わしてい
る。車輪3、3は本体ケース1の両側に回転自在に軸支され、また本体ケース1
には上記ハンドル2が取着されている。ハンドル2は固定されておらず、上下方
向に揺動可能となっており、本体ケース1に固定したブラケット5に軸支されて
いる。そして、ブラケット5にはハンドル2の揺動軸6を中心として湾曲したハ
ンドル固定板7が取着され、該ハンドル固定板7には等間隔で複数個の孔8、8
…が形成されている。 【0009】 ハンドル2に沿って棒9が取着され、該棒9の一端にはレバー10が、他端に
はピン11が設けられ、該ピン11は孔8に嵌入してハンドル2を固定する。ピ
ン11はレバー10をハンドル2の持ち手12側へ引き寄せるならば、上記孔8
から外れてハンドルを所定の傾斜角度に揺動させることが出来る。該レバー10
を放すならば、コイルバネの作用でピン11は適当な孔8に嵌入する。 【0010】 そこで本体ケース1は上記車輪3、3で支えられ、ハンドル2で操作して車両
の下方に移動することになるが、車輪3、3は本体ケース1の両側に1個づつ取
着されているに過ぎず、移動に際してはハンドル2の持ち手12側を、下方へ押
さえて本体ケース1の底面が床面に接触しないようにして操作する。ところで、
上記本体ケース1の両外側には移動台13、13が設けられ、該移動台13、1
3には2本の油圧シリンダー4、4が垂直に起立している。 【0011】 移動台13は本体ケース1に沿設したガイド14、14に案内されてスライド することが出来るように、該移動台13、13には軸受け19、19…を有し、
よって両油圧シリンダー4、4間距離は自由に調整出来る。上記移動台13のス
ライド手段は限定しないが、図1ではエヤシリンダー15を用い、本体ケース1
に固定したエヤシリンダー15のピストンロッドは、移動台13に止着されてい
て、ピストンロッドの伸縮に伴って、該移動台13はスライドする。歯車機構を
用いて、手動によるハンドル操作で両油圧シリンダー4、4間距離を調整するよ
うにしてもよい。 【0012】 本考案ではこの移動台13を調整された所定の位置で安定させるために、位置
決め装置16を設けている。該位置決め装置16とはエヤシリンダー17のピス
トンロッドに位置決めブロック18を取着したもので、これを複数個配列してい
る。エヤシリンダー17を作動して位置決めブロック18を突出させるならば、
該位置決めブロック18に移動台13に設けている軸受け19の端が当接するた
め、該移動台13は所定の位置決めブロック18の位置で停止する。 【0013】 この位置決めブロック18、18…はガイド14に沿って2個配列されている
ため、適当な位置決めブロック18を突出することで、それぞれの位置に移動台
13、すなわち油圧シリンダー4を配置出来る。この移動式ジャッキではエヤー
圧にて作動するエヤーポンプを用い、エヤーポンプから送り出される作動油が、
上記油圧シリンダー4に入ってピストンロッドを突出する。ピストンロッドの上
端には支持具21が取着され、該支持具21に車両が載せられる。 【0014】 ところで、車両を押し上げる場合には、油圧シリンダー4、4に作動油を送っ
てピストンロッドを突出する訳であるが、この場合に該油圧シリンダー4、4へ
作動油が流入するようにバルブを開く。本実施例では圧抜きシリンダー22を用
いていて、エヤーポンプによって油圧シリンダー4へ送られた作動油が逃げない
ようにバネ力によってバルブを閉じているが、上記油圧シリンダー4の圧力を抜
く場合には、上記圧抜きシリンダー22を作動する。すなわち、圧抜きシリンダ
ー22によってバルブを開く。 【0015】 図3は支持具21に荷重Pが作用した場合を示しているが、移動台13の底面
23は床面20に密着し、前記車輪3は床面20から僅かに浮上する。すなわち
、上記荷重Pは車輪3には作用せず、そのため該車輪3の強度に左右されず、油
圧シリンダー4の能力をフルに利用出来る。以上述べたように、本考案の車両用
移動式ジャッキは、移動する為の車輪を備えると共に、幅調整を可能とした2本
の油圧シリンダーを起立して取着したものであり、次のような効果を得ることが
出来る。 【0016】 【考案の効果】 本考案の車両用移動式ジャッキは、2本の油圧シリンダーを備え、両油圧シリ
ンダー間距離は調整することが出来るために、車両の大きさ、型式に応じて最適
な箇所を支えて押し上げることが出来る。そして、2本の油圧シリンダーを備え
たことにより、車両の前方または後方を一度に押し上げることが出来、整備作業
には都合が良い。一方、油圧シリンダーを取着している移動台の底面が床面に接
するようにすれば、該油圧シリンダーに作用する押し上げ力は車輪には作用せず
、床面に直接作用する為に非常に大きな能力を発揮することが出来る。また上記
移動台が床面に接することにより、該床面との摩擦によりジャッキは位置ずれす
ることなく安定する。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本考案の車両用移動式ジャッキの平面図。 【図2】 本考案の車両用移動式ジャッキの側面図。 【図3】 本考案の車両用移動式ジャッキの正面図。 【符号の説明】 1 本体ケース 2 ハンドル 3 車輪 4 油圧シリンダー 5 ブラケット 6 揺動軸 7 ハンドル固定板 8 孔 9 棒 10 レバー 11 ピン 12 持ち手 13 移動台 14 ガイド 15 エヤシリンダー 16 位置決め装置 17 エヤシリンダー 18 位置決めブロック 19 軸受け 20 床面 21 支持具 22 圧抜きシリンダー 23 底面

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 本体ケースの後方両側に車輪を取着し、該本体ケースから後方
    へ延びるハンドルを操作して移動出来るようになっている車両用のジャッキにお
    いて、該ジャッキは本体ケースの両側に設けた移動台に油圧シリンダーを備え、
    両油圧シリンダー間距離を自由に調整可能とするためにシリンダーで作動する幅
    調整装置を備え、車両を押し上げる場合に上記油圧シリンダーを取着している移
    動台が直接または間接的に床面に接して、上記車輪に押し上げ力が作用しない構
    造とし、そのために車輪は本体ケースの後方に設け、移動台が床面に直接又は間
    接的に接した際に車輪が浮上するように構成したことを特徴とする車両用移動式
    ジャッキ。

Family

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