JP2526722B2 - 画像読取り装置 - Google Patents

画像読取り装置

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JP2526722B2
JP2526722B2 JP2192572A JP19257290A JP2526722B2 JP 2526722 B2 JP2526722 B2 JP 2526722B2 JP 2192572 A JP2192572 A JP 2192572A JP 19257290 A JP19257290 A JP 19257290A JP 2526722 B2 JP2526722 B2 JP 2526722B2
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健二 小澤
一也 梅山
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、カラー画像を読取る画像読取り装置に関す
る。
[従来の技術] カラー画像を読取る画像読取り装置としては、本件出
願人より中空部に光源が配設され且つ周方向に所定間隔
でレッドR、グリーンG、ブルーB3色の色分解用カラー
フィルタが取り付けられた筒状のドラムを有する画像読
取り装置が提案されている(特願平1−98181号)。
この装置によれば、画像読取時にはドラムを回転して
光源からの各カラーフィルタの透過光を読取り原稿に順
次透過させ、この透過光を結像光学系を介してリニアイ
メージセンサに結像して読取り原稿のカラー画像データ
を1ライン読取り、その後に読取り原稿を1ライン移動
して同様に読取り原稿のカラー画像データを1ライン読
取り、この動作を繰り返して読取り原稿を読取れるよう
になっている。
ところで、このような画像読取り装置にあっては、読
取り速度を速くするために、リニアイメージセンサの露
光(蓄積)時間が必要最小限となるようにカラーフィル
タの開口幅(光源の光が透過する部分の幅)に基いてド
ラムの回転速度が設定されるとともにカラーフィルタの
開口開始位置に同期するリニアイメージセンサの露光時
間に基いて読取り原稿の移動速度が設定される。
[発明が解決しようとする課題] ところが、各カラーフィルタの開口幅や開口位置には
バラつきが生じ、このバラつきを考慮してドラムの回転
速度や原稿の移動速度を設定する必要があった。すなわ
ち、実際のカラーフィルタの開口幅よりもかなり小さい
開口幅に基いてドラムの回転速度を設定し、また実際の
カラーフィルタの開口開始位置よりもかなりずれた位置
から開始されるリニアイメージセンサの露光時間に基づ
いて読取り原稿の移動速度を設定していた。この結果、
読取り時のリニアイメージセンサの露光時間が必要以上
に長くなり、読取り時間が長くなるという問題があっ
た。
本発明の目的は、実際のカラーフィルタの開口幅や開
口位置に対応してドラムの回転速度及び読取り原稿の移
動速度を自動的に調節して読取り時間を必要最小限に短
縮できる画像読取り装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明に係る画像読取り
装置においては、読取り原稿の片面側に配置された筒状
のドラムと、ドラムの中空部に配設された光源と、ドラ
ムの周方向に所定間隔で取り付けられた複数の色分解用
カラーフィルタと、ドラムを回転する駆動手段と、読取
り原稿の他の片面側に配置されて結像光学系を介して読
取り原稿を読取るリニアイメージセンサと、読取り原稿
とリニアイメージセンサとを相対的に移動する走査手段
と、読取り原稿の読取前に読取り原稿の非設置状態にお
けるリニアイメージセンサの出力変化でカラーフィルタ
の最小開口幅及び各開口開始位置を検出し当該最小開口
幅に基いて駆動手段を制御して読取り原稿の読取時のド
ラムの回転速度を調節するとともに当該開口開始位置に
同期するリニアイメージセンサの露光時間に基いて走査
手段を制御して読取り原稿の読取時の移動速度を調節す
る調節手段と、を備えている構成とした。
[作用] 画像読取り時には、駆動手段によってドラムを回転し
て光源からの各カラーフィルタの透過光を読取り原稿に
順次透過させ、この透過光を結像光学系を介してリニア
イメージセンサに結像して読取り原稿のカラー画像デー
タを1ライン読取り、その後に走査手段によって読取り
原稿を1ライン移動して同様に読取り原稿のカラー画像
データを1ライン読取り、この動作を繰り返して読取り
原稿を読取る。
この画像読取り前には、調節手段によってカラーフィ
ルタの最小開口幅及び各開口開始位置を検出し、当該最
小開口幅に基いて駆動手段を制御して読取り原稿の読取
時のドラムの回転速度を自動的に調節するとともに当該
開口開始位置に同期するリニアイメージセンサの露光時
間に基いて走査手段を制御して読取り原稿の読取時の移
動速度を自動的に調節する。なお、画像読取り前として
は画像読取り動作の直前あるいは装置組付け後のイニシ
ャライズ時(初期設定時)等も勿論含まれる。
したがって、画像読取り時には各カラーフィルタの実
際の開口幅に基いてドラムの回転速度が自動調節される
とともにカラーフィルタの実際の開口位置に同期するリ
ニアイメージセンサの露光時間に基いて読取り原稿の移
動速度が自動調節され、カラーフィルタの開口幅や開口
位置にバラつきがあってもこれに対応してドラムの回転
速度や読取り原稿の移動速度を自動調節して読取り原稿
の読取り時間を必要最小限に短縮できる。
[実施例] 第1図には、本発明に係る画像読取り装置の概略構成
が示されている。
この画像読取り装置では、第1図に示されるように原
稿台1の上方に取付台2が設置され、この取付台2上に
ドラム3及びドラム3の回転駆動用の駆動手段としての
ステッピングモータ4が配置されている。また、原稿台
1の下方には、結像光学系5を介してリニアイメージセ
ンサ6がドラム3と対向して配置されている。
原稿台1には、2枚の平板ガラス7,7が設けられ、こ
れらの平板ガラス7,7の間に読取り原稿8がセットされ
るようになっている。この原稿台1は図示しない基台に
ドラム3の軸方向と直交する方向(矢印A方向)へスラ
イド自在に支持されたキャリア9に搭載され、このキャ
リア9と共に移動できるようになっている。キャリア9
は駆動ワイヤロープ10,プーリ11及び減速機構12を介し
て走査手段としてのステッピングモータ13の駆動力で駆
動されるようになっている。したがって、原稿台1はス
テッピングモータ13の駆動力で読取り原稿8と共にドラ
ム3の軸方向と直交する方向(矢印A方向)へ移動でき
るようになっている。
結像光学系5はリニアイメージセンサ6への画像の結
像用であって、例えば縮小レンズ、セルフォックレンズ
アレイ(商品名)などが適用される。
リニアイメージセンサ6の画素数は本実施例ではドラ
ム3の軸方向に5000画素となっており、この範囲内で画
像データを出力できるようになっている。
取付台2には、第3図に示されるように軸受ブロック
14が立設されているとともに軸受ブロック14と平行に対
向して軸受板15が立設されており、この軸受ブロック14
及び軸受板15にドラム3の両端部が支持されている。ま
た、取付台2には、軸受ブロック14と軸受板15との間で
あってドラム3と対向する部分に細幅の開口2aが形成さ
れており、この開口2aは光透過用となっている。
ドラム3の両端部には、スリーブ17,18が同軸的に固
着され、このスリーブ17,18を介して取付台2の軸受ブ
ロック14及び軸受板15に回転可能に軸支されている。ス
リーブ17は軸受ブロック14の軸受孔にすべり軸受19を介
して回転自在に嵌合されている。スリーブ18は軸受板15
に固着された支持軸16にころがり軸受20を介して回転自
在に嵌合されている。
ドラム3の中間部には、第2図に示されるように周方
向に所定の間隔で多数のスリット21が穿設され、これら
の各スリット21内に色分解用のレッドRのカラーフィル
タ22a,グリーンGのカラーフィルタ22b及びブルーBの
カラーフィルター22cがドラム3の回転方向(矢印B方
向)に順次並んで保持されている。スリット21には、内
壁に段差が形成され、この段差によって各カラーフィル
タ22a,22b,22cがドラム3の回転による風圧や遠心力で
脱落しないように保持されている。このスリット21は第
3図及び第5図に示されるようにドラム3の軸方向に細
長く形成され、これに対応して各カラーフィルタ22a,22
b,22cもドラム3の軸方向に細長く形成されており、そ
の長さは結像光学系5(第1図に図示)との関係で読取
り原稿8の幅に対応して決められている。
ドラム3の中空部には、蛍光管23が同軸的に配設され
ており、この蛍光管23の光は各カラーフィルタ22a,22b,
22cを透過し、その透過光はドラム3の回転動作で取付
台2の開口2aを通して読取り原稿8を順次透過できるよ
うになっている。蛍光管23の両端部には、ホルダ24,25
が嵌合され、このホルダ24,25を介して取付台2に支持
されている。ホルダ24は取付板26を介して取付台2の軸
受ブロック14に支持されている。ホルダ25は支持軸16に
取り付けられ、支持軸16を介して軸受板15に支持されて
いる。このホルダ24,25には、割溝24a,25aが形成され、
この割溝24a,25aは蛍光管23を弾性的に保持するととも
に一方のリード線23bの取り出し用となっている。すな
わち、一方のリード線23bがホルダ25の内部から割溝25a
を通して引き出され、その先端部が割溝24aを通してホ
ルダ24内に入り込んでホルダ24内で他方のリード線23a
と絶縁状態で一緒になってホルダ24内を通して外部に引
出されている(第4図参照)。
このドラム3には、第3図及び第5図に示されるよう
に一端部に回転位置検出用の円板27が取り付けられ、他
端部にタイミングギヤ28が取り付けられている。円板27
はドラム3の内周面とスリーブ17の外周面との間に挾持
固定されてドラム3と一体に回転するようになってい
る。この円板27には、第2図に示されるように細幅の切
り込み29が形成され、この切り込み29に対応してセンサ
30が配置されている。センサ30は取付台2に取り付けら
れ、切り込み29と対向してドラム3のホームポジション
(基準位置)を検出するようになっている。タイミング
ギヤ28はスリーブ18の外周に同軸的に固定され、ステッ
ピングモータ4の駆動力伝達用となっている。
ステッピングモータ4は取付台2に固定され、その駆
動軸には第5図に示されるようにタイミングギア31が同
軸的に固着されている。タイミングギア31には、タイミ
ングベルト32が巻き掛けられ、このタイミングベルト32
はドラム3のタイミングギヤ28にも巻き掛けられてお
り、ステッピングモータ4の駆動軸からドラム3に駆動
力を伝達する役目を有している。
したがって、ステッピングモータ4はタイミングギヤ
31、タイミングベルト32及びタイミングギヤ28を介して
ドラム3を回転できるようになっている。
このステッピングモータ4は第1図に示されるように
ステッピングモータ13と共に制御装置33に接続されてい
る。制御装置33はセンサ30及びリニアイメージセンサ6
にも接続され、センサ30及びリニアイメージセンサ6か
らの出力信号に基いてステッピングモータ4,13を制御し
てドラム3の回転速度及び読取り原稿8の送り速度を調
節できるようになっている。この制御装置33には、A−
D変換回路34と記憶回路35と制御回路36が設けられ、リ
ニアイメージセンサ6からの出力信号をA−D変換回路
34によってアナログ信号からデジィタル信号に変換して
記憶回路35に格納し、このリニアイメージセンサ6の出
力データに基いてステッピングモータ4,13を制御するよ
うになっている。
次に本発明に係る画像読取り装置の作用を説明する。
画像読取り時には、ステッピングモータ4の駆動力で
ドラム3を回転して蛍光管23からのR,G,Bの各カラーフ
ィルタ22a,22b,22cの透過光を順次読取り原稿8に透過
させ、この透過光を結像光学系6を介してリニアイメー
ジセンサ6に結像し、読取り原稿8のカラー画像データ
を1ライン読取り、その後にステッピングモータ13の駆
動力で原稿台1を読取り原稿8の1ライン分移動して同
様に読取り原稿8のカラー画像データを1ライン読取
り、この動作を繰り返して読取り原稿8を読取る。
この画像読取り前には、読取り原稿8の非設置状態に
おいて制御装置33によって各カラーフィルタ22a,22b,22
cの最小開口幅及び各開口開始位置が検出され、当該開
口幅に基いて画像読取り時のドラム3の回転速度が調節
されるとともに当該開口開始位置に同期するリニアイメ
ージセンサ6の露光時間に基いて画像読取り時の原稿台
1の移動速度が調節される。ここに、カラーフィルタ22
a,22b,22cの開口幅とは蛍光管23の光が透過する部分の
幅であって、スリット21の幅S(第2図に図示)と対応
する幅である。また、各カラーフィルタ22a,22b,22cの
開口開始位置とは蛍光管23の光が透過する部分のドラム
回転方向側端部位置であって、スリット21のドラム回転
方向側の端部と対応する位置である。また、リニアイメ
ージセンサ6の露光時間とは原稿8の画質等に基いてあ
らかじめ設定される露光時間である。
詳しく説明すると、画像読取り前には第6図の動作フ
ローチャートに示されるように始めにステップ37におい
てドラム3をホームポジションにセットし、ステップ38
においてリニアイメージセンサ6の3箇所周辺での出力
データの平均値を演算する。ここで、ドラム3をホーム
ポジションにセットするのはドラム3を基準位置に設定
するためであり、その位置検出はセンサ30によってなさ
れる。また、リニアイメージセンサ6の3箇所周辺での
出力データはA−D変換回路34を介して記憶回路35に格
納されてその平均値が演算される。また、リニアイメー
ジセンサ6の3箇所周辺での出力データを取るのはドラ
ム3の軸方向各部位のバラつきを吸収するためであり、
本実施例ではリニアイメージセンサ6の100,2500,4900
画素のプラス・マイナス7画素での出力データを取るよ
うにした(第7図参照)。なお、ドラム3の軸方向各部
位でのカラーフィルタ22a,22b,22cの開口幅のバラつき
を吸収するにはリニアイメージセンサ6の複数ヶ所で出
力データを取るようにすればよく、その出力データの採
取位置は適宜選択できる。
リニアイメージセンサ6の3箇所周辺での出力データ
の平均値を演算した後は、ステップ39においてドラム3
の1周分の出力データ(リニアイメージセンサ6の3箇
所周辺での出力データの平均値)を格納したかどうかを
判別する。そして、当該出力データの格納がなされてい
ない場合にはステップ38に戻り、当該出力データの格納
がなされている場合にはこのデータに基いてステップ40
において各カラーフィルタ22a,22b,22cの閉口周期を求
め、この閉口周期に基づいてステップ41において各カラ
ーフィルタ22a,22b,22cの基準出力を求める。ここで、
各カラーフィルタ22a,22b,22cの閉口周期とは蛍光管23
の光が透過しない部分の周期Tであり、カラーフィルタ
22a,22b,22cの透過率の違いや螢光管23の光量の安定性
とは無関係に容易に求められる(第8図参照)。なお、
各カラーフィルタ22a,22b,22cの基準出力は、各カラー
フィルタ22a,22b,22cの閉口周期に基いて求められる各
カラーフィルタ22a,22b,22cの開口の幅方向中間点での
出力、あるいは当該開口での最大出力として求められる
(第8図参照)。
各カラーフィルタ22a,22b,22cの基準出力を求めた後
は、ステップ42において各カラーフィルタ22a,22b,22c
の開口毎にリニアイメージセンサ6の出力レベルが基準
出力の90パーセント以上となる部分を開口とみなし(第
8図中、記号C参照)、これに基いてステップ43におい
て各カラーフィルタ22a,22b,22cの開口幅を照合する
(第9図参照)。
そして、ステップ44においてドラム3の1周分の各カ
ラーフィルタ22a,22b,22cの開口幅を照合したかどうか
を判別し、当該照合がなされていない場合にはステップ
43に戻り、当該照合がなされている場合にはステップ45
において各カラーフィルタ22a,22b,22cの最小開口幅に
対応するステッピングモータ4の駆動ステップ数を求め
る。
各カラーフィルタ22a,22b,22cの最小開口幅に対応す
るステッピングモータ4の駆動ステップ数を求めた後
は、ステップ46においてホームポジションからカラーフ
ィルタ22a,22b,22cの各開口開始位置までのステッピン
グモータ4の駆動ステップ数を求める。これにより、カ
ラーフィルタ22a,22b,22cの実際の開口幅と各開口開始
位置が検出される。なお、リニアイメージセンサ6の3
箇所周辺での出力データの平均値に基いてカラーフィル
タ22a,22b,22cの最小開口幅及び各開口開始位置を検出
するようにしたので、第10図に示されるようにカラーフ
ィルタ22a,22b,22cの開口に対してリニアイメージセン
サ6が斜めに組み付けられた場合であってもカラーフィ
ルタ22a,22b,22cの開口幅S1に対してカラーフィルタ22
a,22b,22cの実際の有効な開口幅S2を確実に検出でき
る。第10図中、二点鎖線で示されているのはドラム3の
回転によってカラーフィルタ22a,22b,22cの開口に対し
てリニアイメージセンサ6が相対的に変位した状態であ
る。
そして、画像読取り時には、第7図の動作フローチャ
ートに示されるように始めにステップ47において原稿台
1を原稿8の読取り開始位置にセットし、次いでステッ
プ48においてドラム3をホームポジションにセットす
る。
ドラム3をホームポジションにセットした後は、ステ
ップ49においてドラム3のRのカラーフィルタ22aの開
口開始位置まで回転する。この位置までドラム3が回転
されると、ステップ50においてリニアイメージセンサ6
の露光時間が開始される。そして、ドラム3をカラーフ
ィルタ22aの開口幅分だけ回転し、リニアイメージセン
サ6の露光時間が終了する。ここで、カラーフィルタ22
aの開口幅とは画像読取り前に検出された開口幅であっ
てカラーフィルタ22aの実際の開口幅である。また、カ
ラーフィルタ22aの開口開始位置とは画像読取り前に検
出された開口開始位置であってカラーフィルタ22aの実
際の開口開始位置である。
次いで、ステップ51においてドラム3を次のGのカラ
ーフィルタ22bの開口開始位置まで回転し、ステップ52
においてステップ50の動作を繰り返す。そして、ステッ
プ53においてドラム3を次のBのカラーフィルタ22cの
開口開始位置まで回転し、ステップ54においてステップ
50の動作を繰り返し、この動作終了後にステップ55にお
いて原稿台1を1ライン分移動する。そして、ステップ
56において原稿台1を原稿8の読取り終了位置まで移動
したかどうかを判別し、この移動がなされていない場合
にはステップ49に戻る。これによって原稿8の読取り動
作が完了する。ここで、原稿台1の移動速度は画像読取
り前に検出されたカラーフィルタ22a,22b,22cの実際の
開口開始位置に同期するリニアイメージセンサ6の露光
時間に基いてなされる。
したがって、画像読取り時には各カラーフィルタ22a,
22b,22cの最小開口幅に基いてドラム3の回転速度が調
節されるとともに各カラーフィルタ22a,22b,22cの開口
開始位置に同期するリニアイメージセンサ6の露光時間
に基いて原稿台1の移動速度が調節される。このため、
カラーフィルタ22a,22b,22cの開口幅や開口位置にバラ
つきがあってもそれに応じて画像読取り時のドラム3の
回転速度及び読取り原稿8の送り速度が自動的に調節さ
れて読取り原稿8の読取り時間を必要最小限に短縮でき
る。特に、カラーフィルタ22a,22b,22cの最小開口幅及
び各開口開始位置の検出はドラム3の回転状態で行なわ
れるので、ステッピングモータ4のイナーシャを考慮し
てドラム3の回転速度及び読取り原稿8の移動速度を調
節でき、実動作の補正が確実に行なえる。
また、カラーフィルタ22a,22b,22cの実際の開口幅や
開口位置に対応してドラム3の回転速度及び読取り原稿
8の移動速度を自動的に調節できるので、カラーフィル
タ22a,22b,22cの開口幅や開口位置の製作精度あるいは
カラーフィルタ22a,22b,22cとリニアイメージセンサ6
との組み付け精度の許容範囲が広くなり、製作コストを
低減できる。
また、読取り原稿8の読取前にリニアイメージセンサ
6の複数ヶ所での出力データに基いてカラーフィルタ22
a,22b,22cの最小開口幅及び各開口開始位置を検出する
ようにしたので、カラーフィルタ22a,22b,22cの開口に
対してリニアイメージセンサ6が斜めに組付けられる等
した場合であってもカラーフィルタ22a,22b,22cの有効
な最小開口幅及び各開口開始位置を検出して読取り時間
を確実に必要最小限に短縮できる。
なお、カラーフィルタ22a,22b,22cの開口幅はその装
置固有のものであり、ドラム3の回転速度及び読取り原
稿8の送り速度は一度調節すれば、その後は調節する必
要はなく、例えばイニシャライズ時に一度だけ行なうよ
うにしてもよい。
また、上記実施例は1ラインをR,G,Bのカラーフィル
タ22a,22b,22cで読取りながら原稿台1を1ラインずつ
送って読取る方式のものであるが、本発明はRのカラー
フィルタで1面を読取り、つぎにGのカラーフィルタで
1面を読取りさらにBのカラーフィルタで1面を読取
り、原稿台1を3回移動させる方式のものにも適用可能
である。
また、ドラム3は円筒状に限らず、例えばR,G,Bのカ
ラーフィルタ22a,22b,22cを2組配設した六角柱状に形
成する等の適宜変更が可能である。
また、ドラム3を透明円筒状とし、外周にカラーフィ
ルタを貼着したり、あるいはゼラチン膜を形成してR,G,
B色素を染色してカラーフィルタを形成することも可能
である。
また、螢光管23に代えてランプを用いるようにしても
よく、また光ファイバを用いてランプ等の光源からドラ
ム3の中空部に導光するようにしてもよい。
また、リニアイメージセンサ6は5000画素のものに限
らず、5000画素以下あるいはそれ以上のものであっても
勿論適用可能である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明に係る画像読取り装置で
は、読取り原稿の読取前に読取り原稿の非設置状態にお
けるリニアイメージセンサの出力変化でカラーフィルタ
の最小開口幅及び各開口開始位置を検出し、当該最小開
口幅に基いて駆動手段を制御して読取り原稿の読取時の
ドラムの回転速度を調節するとともに当該開口開始位置
に同期するリニアイメージセンサの露光時間に基いて走
査手段を制御して読取り原稿の読取時の移動速度を調節
する調節手段を設けたので、実際のカラーフィルタの開
口幅や開口位置に対応してドラムの回転速度及び読取り
原稿の移動速度を自動的に調節して読取り時間を必要最
小限に短縮できる。特に、カラーフィルタの開口開始位
置と最小開口幅の検出はドラムを回転させた状態で行な
われるため、ドラムを回転するモータ等の駆動手段のイ
ナーシャを考慮してドラムの回転速度及び読取り原稿の
移動速度を自動的に調節でき、実動作の補正が確実に行
なえる。また、実際のカラーフィルタの開口幅や開口位
置に対応してドラムの回転速度及び読取り原稿の移動速
度を自動的に調節できるので、カラーフィルタの開口幅
や開口位置の製作精度あるいはカラーフィルタとリニア
イメージセンサとの組み付け精度の許容範囲が広くな
り、製作コストを低減できる。また、読取り原稿の読取
前にリニアイメージセンサの複数ヶ所での出力データに
基づいてカラーフィルタの開口開始位置と最小開口幅を
検出するようにすれば、カラーフィルタの開口に対して
リニアイメージセンサが斜めに組付けられる等した場合
であっても対処できるなどの種々の優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る画像読取り装置の実施例を示す概
略構成図、第2図はドラム径方向に沿う要部断面図、第
3図はドラム軸方向に沿う要部断面図、第4図は螢光管
の一部切欠斜視図、第5図は一部破断平面図、第6図は
画像読取り前のフローチャート、第7図は画像読取り時
のフローチャート、第8図はドラムの回転に伴なうリニ
アイメージセンサの出力変化をカラーフィルタの開口に
対応して示した図、第9図はドラムの回転に伴なうリニ
アイメージセンサの3個所での出力変化を示すグラフ、
第10図はカラーフィルタの開口に対してリニアイメージ
センサが斜めに配置された状態を示すカラーフィルタの
開口平面図である。 3……ドラム、 4……ステッピングモータ(駆動手段)、 5……結像光学系、 6……リニアイメージセンサ、 8……読取り原稿、 13……ステッピングモータ(走査手段)、 22a,22b,22c……カラーフィルタ、 23……蛍光管(光源)、 33……制御装置(調節手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−90267(JP,A) 特開 平2−100565(JP,A) 特公 平5−66063(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】読取り原稿の片面側に配置された筒状のド
    ラムと、 上記ドラムの中空部に配設された光源と、 上記ドラムの周方向に所定間隔で取り付けられた複数の
    色分解用カラーフィルタと、 上記ドラムを回転駆動する駆動手段と、 上記読取り原稿の他の片面側に配置されて結像光学系を
    介して上記読取り原稿を読取るリニアイメージセンサ
    と、 上記読取り原稿と上記リニアイメージセンサとを相対的
    に移動する走査手段と、 上記読取り原稿の読取前に上記読取り原稿の非設置状態
    における上記リニアイメージセンサの出力変化で上記カ
    ラーフィルタの最小開口幅及び各開口開始位置を検出
    し、当該最小開口幅に基いて上記駆動手段を制御して上
    記読取り原稿の読取時の上記ドラムの回転速度を調節す
    るとともに当該開口開始位置に同期する上記リニアイメ
    ージセンサの露光時間に基いて上記走査手段を制御して
    上記読取り原稿の読取時の移動速度を調節する調節手段
    と、 を備えていることを特徴とする画像読取り装置。
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