JP2526673B2 - 円偏波アンテナ - Google Patents
円偏波アンテナInfo
- Publication number
- JP2526673B2 JP2526673B2 JP1208271A JP20827189A JP2526673B2 JP 2526673 B2 JP2526673 B2 JP 2526673B2 JP 1208271 A JP1208271 A JP 1208271A JP 20827189 A JP20827189 A JP 20827189A JP 2526673 B2 JP2526673 B2 JP 2526673B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- monopole
- circularly polarized
- dipole
- wavelength
- antenna
- Prior art date
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- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は線状の導体から構成されるアンテナに関し、
特に水平面内で無指向性な円偏波を放射するアンテナに
関する。
特に水平面内で無指向性な円偏波を放射するアンテナに
関する。
従来、線状の導体で構成されて水平方向に無指向性を
有するアンテナとして、第3図に示すブラウンアンテナ
がある。このアンテナは、長さが約1/4波長の垂直な細
長い導体からなるモノポール1と、このモノポール1の
下端において水平方向に放射状に配置した約1/4波長の
長さの細長い導体からなる4本の地線5とで構成され、
モノポール1を同軸給電線6の中心導体に、地線5を外
部導体にそれぞれ接続している。
有するアンテナとして、第3図に示すブラウンアンテナ
がある。このアンテナは、長さが約1/4波長の垂直な細
長い導体からなるモノポール1と、このモノポール1の
下端において水平方向に放射状に配置した約1/4波長の
長さの細長い導体からなる4本の地線5とで構成され、
モノポール1を同軸給電線6の中心導体に、地線5を外
部導体にそれぞれ接続している。
上述した従来のブラウンアンテナは、構造が簡単でか
つ軽量に構成できるため、例えば移動無線等に利用され
る。しかしながら、このアンテナはモノポール1のみを
放射源としているため、モノポール1と平行な電界、す
なわち垂直偏波のみを放射することとなり、水平方向に
無指向性を円偏波を放射することができないという問題
がある。
つ軽量に構成できるため、例えば移動無線等に利用され
る。しかしながら、このアンテナはモノポール1のみを
放射源としているため、モノポール1と平行な電界、す
なわち垂直偏波のみを放射することとなり、水平方向に
無指向性を円偏波を放射することができないという問題
がある。
本発明の目的は、円偏波を放射することを可能にした
アンテナを提供することにある。
アンテナを提供することにある。
本発明の円偏波アンテナは、長さが約1/4波長の垂直
な線状導体からなるモノポールと、このモノポールの下
端部の周囲に水平に配設した全長が約1/2波長の円弧状
をしたダイポールとを備えており、これらモノポールと
ダイポールをそれぞれ異なる位相で並列に給電するよう
に構成している。
な線状導体からなるモノポールと、このモノポールの下
端部の周囲に水平に配設した全長が約1/2波長の円弧状
をしたダイポールとを備えており、これらモノポールと
ダイポールをそれぞれ異なる位相で並列に給電するよう
に構成している。
この構成では、モノポールとダイポールの相互作用に
より、水平面内に無指向性の円偏波を放射することがで
きる。
より、水平面内に無指向性の円偏波を放射することがで
きる。
次に、本発明を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例の斜視図である。図におい
て、1は約1/4波長の長さの細長い導体で構成され、大
地に対して垂直に向けられたモノポールである。このモ
ノポール1の下端部の周囲には、それぞれ約1/4波長の
長さでかつ半円弧状をした2本の細長い導体で構成され
た全長が約1/2波長のダイポール2を、前記モノポール
1を中心とした円形位置に水平面内で配置している。そ
して、前記モノポール1を同軸給電線3の中心導体に接
続する。また、ダイポール2は一方を同軸給電線4の中
心導体に、他方を該同軸給電線4の外部導体にそれぞれ
接続している。これらの同軸給電線3,4は、後述するよ
うにそれぞれ異なる位相で並列に給電が行われる。
て、1は約1/4波長の長さの細長い導体で構成され、大
地に対して垂直に向けられたモノポールである。このモ
ノポール1の下端部の周囲には、それぞれ約1/4波長の
長さでかつ半円弧状をした2本の細長い導体で構成され
た全長が約1/2波長のダイポール2を、前記モノポール
1を中心とした円形位置に水平面内で配置している。そ
して、前記モノポール1を同軸給電線3の中心導体に接
続する。また、ダイポール2は一方を同軸給電線4の中
心導体に、他方を該同軸給電線4の外部導体にそれぞれ
接続している。これらの同軸給電線3,4は、後述するよ
うにそれぞれ異なる位相で並列に給電が行われる。
この構成のアンテナの電気的動作を説明する。
第2図は第1図のA−A線に沿う断面図である。この
図において、ダイポール2の半径をr,モノポール1の給
電部からダイポール2までの垂直方向の高さをαとす
る。モノポール1からθ方向に円偏波を放射するために
は、垂直偏波を放射するモノポール1からの電界E1と、
水平偏波を放射するダイポール2からの電界E2を、振幅
が同じで位相差が+90°,又は−90°とすればよい。い
ま、空間におけるE1とE2の位相差θは、次式で与えられ
る。
図において、ダイポール2の半径をr,モノポール1の給
電部からダイポール2までの垂直方向の高さをαとす
る。モノポール1からθ方向に円偏波を放射するために
は、垂直偏波を放射するモノポール1からの電界E1と、
水平偏波を放射するダイポール2からの電界E2を、振幅
が同じで位相差が+90°,又は−90°とすればよい。い
ま、空間におけるE1とE2の位相差θは、次式で与えられ
る。
φ=2π/λ0(r2+d2)1/2・cosθ0 〔rad〕 但し、λ0=自由空間波長 θ0=π/2−tan-1d/r−θ したがって、ダイポール2からの水平偏波の放射電界
E2の位相は、モノポール1からの垂直偏波の放射電界E1
の位相よりφ〔rad〕だけ進んでいることになる。これ
により、このアンテナから円偏波を放射するためには、
モノポール1に対するダイポール2の給電の位相Δφを
次のようにすればよい。
E2の位相は、モノポール1からの垂直偏波の放射電界E1
の位相よりφ〔rad〕だけ進んでいることになる。これ
により、このアンテナから円偏波を放射するためには、
モノポール1に対するダイポール2の給電の位相Δφを
次のようにすればよい。
右旋円偏波 Δφ=−π/2−φ 左旋円偏波 Δφ=π/2−φ いま、r=0.08λ0,d=0,θ=π/2としてその励振位
相の具体例を求めると、 φ=0.16π 右旋円偏波 Δφ=−0.66π〔rad〕 左旋円偏波 Δφ=−0.34π〔rad〕 となる。
相の具体例を求めると、 φ=0.16π 右旋円偏波 Δφ=−0.66π〔rad〕 左旋円偏波 Δφ=−0.34π〔rad〕 となる。
したがって、同軸給電線3,4における1波長をλgとお
けば、右旋円偏波を放射する場合、同軸給電線4の長さ
を同軸給電線3に比較して、 0.66π・λg/2π=0.33λg だけ長くすればよい。
けば、右旋円偏波を放射する場合、同軸給電線4の長さ
を同軸給電線3に比較して、 0.66π・λg/2π=0.33λg だけ長くすればよい。
同様に、左旋円偏波を放射する場合は、同軸給電線4
の長さを同軸給電線3に対して、 0.34π・λg/2π=0.17λg だけ長くすればよい。
の長さを同軸給電線3に対して、 0.34π・λg/2π=0.17λg だけ長くすればよい。
以上説明したように本発明は、長さが約1/4波長の垂
直な線状導体からなるモノポールと、このモノポールの
下端部の周囲に水平に配設した全長が約1/2波長の円弧
状をしたダイポールとで構成し、これらモノポールとダ
イポールをそれぞれ異なる位相で並列に給電しているの
で、簡単な構成で水平面内に無指向性の円偏波を放射す
ることができる。
直な線状導体からなるモノポールと、このモノポールの
下端部の周囲に水平に配設した全長が約1/2波長の円弧
状をしたダイポールとで構成し、これらモノポールとダ
イポールをそれぞれ異なる位相で並列に給電しているの
で、簡単な構成で水平面内に無指向性の円偏波を放射す
ることができる。
第1図は本発明の一実施例の斜視図、第2図は第1図の
A−A線に沿う断面図、第3図は従来のブラウンアンテ
ナの斜視図である。 1……モノポール、2……ダイポール、3,4……同軸給
電線、5……地線、6……同軸給電線。
A−A線に沿う断面図、第3図は従来のブラウンアンテ
ナの斜視図である。 1……モノポール、2……ダイポール、3,4……同軸給
電線、5……地線、6……同軸給電線。
Claims (1)
- 【請求項1】長さが約1/4波長の垂直な線状導体からな
るモノポールと、このモノポールの下端部の周囲に水平
に配設した全長が約1/2波長の円弧状をしたダイポール
とを備え、前記モノポールとダイポールをそれぞれ異な
る位相で並列に給電するように構成したことを特徴とす
る円偏波アンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1208271A JP2526673B2 (ja) | 1989-08-11 | 1989-08-11 | 円偏波アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1208271A JP2526673B2 (ja) | 1989-08-11 | 1989-08-11 | 円偏波アンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0371707A JPH0371707A (ja) | 1991-03-27 |
JP2526673B2 true JP2526673B2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=16553481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1208271A Expired - Lifetime JP2526673B2 (ja) | 1989-08-11 | 1989-08-11 | 円偏波アンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2526673B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8803749B2 (en) | 2011-03-25 | 2014-08-12 | Kwok Wa Leung | Elliptically or circularly polarized dielectric block antenna |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8783600B1 (en) | 2012-07-31 | 2014-07-22 | Richard Myron | Center spreader adapter tool for toilet paper rolls and paper towel rolls that do not have inner cardboard tubes |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5298449A (en) * | 1976-02-14 | 1977-08-18 | Mitsubishi Electric Corp | Antenna |
JPS5763941A (en) * | 1980-10-06 | 1982-04-17 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Radio transmitter and receiver |
-
1989
- 1989-08-11 JP JP1208271A patent/JP2526673B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5298449A (en) * | 1976-02-14 | 1977-08-18 | Mitsubishi Electric Corp | Antenna |
JPS5763941A (en) * | 1980-10-06 | 1982-04-17 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Radio transmitter and receiver |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8803749B2 (en) | 2011-03-25 | 2014-08-12 | Kwok Wa Leung | Elliptically or circularly polarized dielectric block antenna |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0371707A (ja) | 1991-03-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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