JP2526591Y2 - 美容器用放電ガラス管 - Google Patents
美容器用放電ガラス管Info
- Publication number
- JP2526591Y2 JP2526591Y2 JP1993009485U JP948593U JP2526591Y2 JP 2526591 Y2 JP2526591 Y2 JP 2526591Y2 JP 1993009485 U JP1993009485 U JP 1993009485U JP 948593 U JP948593 U JP 948593U JP 2526591 Y2 JP2526591 Y2 JP 2526591Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass tube
- discharge
- discharge glass
- beauty device
- beauty
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は美容器に係り、より具体
的には高周波放電により女性の皮膚の生体活動を活性化
する美顔器に関するものである。
的には高周波放電により女性の皮膚の生体活動を活性化
する美顔器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高周波放電をもって、皮膚下の生体に活
性化を与える器具としては、一例として、特公平1−3
03160号公開公報に示されるように、金属製電極と
アース電極との間に生体を介在させ、これら電極間に高
周波通電を行なって、これにより生ずる温熱効果を通じ
て、筋肉の弛緩、毛細血管の拡張による鬱血の除去、こ
れに伴なう血流の促進といった活性化の手段がとられ
た。然しながら、こうした高周波放電による美容器具
は、皮膚表面の活性化というよりは、電極間に介在する
生体の総てに作用させるものが多く、皮膚表面に対して
主として作用させる器材は少なかった。
性化を与える器具としては、一例として、特公平1−3
03160号公開公報に示されるように、金属製電極と
アース電極との間に生体を介在させ、これら電極間に高
周波通電を行なって、これにより生ずる温熱効果を通じ
て、筋肉の弛緩、毛細血管の拡張による鬱血の除去、こ
れに伴なう血流の促進といった活性化の手段がとられ
た。然しながら、こうした高周波放電による美容器具
は、皮膚表面の活性化というよりは、電極間に介在する
生体の総てに作用させるものが多く、皮膚表面に対して
主として作用させる器材は少なかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この少ない美容器とし
ての高周波放電ガラス管も、その実態は、透明で内面に
対しても何も処理されておらず、ガラス管内部における
放電現象が直接見えてしまうようになっていた。特に、
美顔器として用いられる場合を考慮すると、顔前でその
視野内に放電する放電光は、使用者に不快感と不安を与
えるから好ましくなかった。
ての高周波放電ガラス管も、その実態は、透明で内面に
対しても何も処理されておらず、ガラス管内部における
放電現象が直接見えてしまうようになっていた。特に、
美顔器として用いられる場合を考慮すると、顔前でその
視野内に放電する放電光は、使用者に不快感と不安を与
えるから好ましくなかった。
【0004】而も、このような透明ガラス管から成る放
電管はまた、真空度の長期間に亘る維持が困難で、放電
の安定性に欠けるという欠点もあった。本考案の目的
は、美容器用放電ガラス管において、使用者に対して
は、不快感を除き、使用上の不安感を排除するととも
に、放電の安定性と持続性を併せて向上することにあ
る。
電管はまた、真空度の長期間に亘る維持が困難で、放電
の安定性に欠けるという欠点もあった。本考案の目的
は、美容器用放電ガラス管において、使用者に対して
は、不快感を除き、使用上の不安感を排除するととも
に、放電の安定性と持続性を併せて向上することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案に係る美容器用放電ガラス管では、電極及
び封止部を含む内面の全体に亘って、導電性金属粉末と
着色剤の混合体または導電塗料(以下導電性塗布材とも
云う)を連続的に塗布した。
めに、本考案に係る美容器用放電ガラス管では、電極及
び封止部を含む内面の全体に亘って、導電性金属粉末と
着色剤の混合体または導電塗料(以下導電性塗布材とも
云う)を連続的に塗布した。
【0006】
【作用】このように構成された放電ガラス管において
は、金属電極は、導電性塗布材と電気的接続を得て、電
極が放電ガラス管の先端に至るまで内面全体に延在され
たことになる。従って、放電ガラス管内の真空度は放電
作用とは無関係となり、内面塗布材料の劣化防止のみを
考慮すれば足りる。また、導電性塗布材によりガラス管
内を透視することはなくなり、放電作用は、ガラス管の
管壁を電界として行なわれ、視野内に不快な、また不安
感を与える空間放電を認めることなく、安心して使用で
きることになる。
は、金属電極は、導電性塗布材と電気的接続を得て、電
極が放電ガラス管の先端に至るまで内面全体に延在され
たことになる。従って、放電ガラス管内の真空度は放電
作用とは無関係となり、内面塗布材料の劣化防止のみを
考慮すれば足りる。また、導電性塗布材によりガラス管
内を透視することはなくなり、放電作用は、ガラス管の
管壁を電界として行なわれ、視野内に不快な、また不安
感を与える空間放電を認めることなく、安心して使用で
きることになる。
【0007】即ち、放電は、放電ガラス管を接触させた
皮膚と放電ガラス管の内面に金属電極より延設された導
電性塗布材による電極との間におけるガラス管壁の厚さ
を介して行なわれることになる。このように空間放電の
現象を排除したことによって、皮膚表面への刺激は、よ
り直接的なものとなり、従来の放電器具のように、電極
間の生体全部を対象として活性化するために行なってい
た誘導操作のような面倒な装置や、その装着作業をなく
すことが可能となる。
皮膚と放電ガラス管の内面に金属電極より延設された導
電性塗布材による電極との間におけるガラス管壁の厚さ
を介して行なわれることになる。このように空間放電の
現象を排除したことによって、皮膚表面への刺激は、よ
り直接的なものとなり、従来の放電器具のように、電極
間の生体全部を対象として活性化するために行なってい
た誘導操作のような面倒な装置や、その装着作業をなく
すことが可能となる。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明
する。図1は本考案に係る美容器用放電ガラス管の一実
施例の断面図で、1は放電ガラス管、2は金属電極であ
る。放電ガラス管1の内面3には導電塗料4がその全面
に亘って塗工される。5は封止部で、放電ガラス管1と
金属電極2とが気密に接合されている。6は接続用ねじ
で、高周波発生器の接続端子(図示せず)に螺合できる
ようになっている。孔7は、放電ガラス管1内の空気を
抽出して、放電ガラス管内を真空状態とした後、封止材
8によって密封するために予め開穿されたものである。
する。図1は本考案に係る美容器用放電ガラス管の一実
施例の断面図で、1は放電ガラス管、2は金属電極であ
る。放電ガラス管1の内面3には導電塗料4がその全面
に亘って塗工される。5は封止部で、放電ガラス管1と
金属電極2とが気密に接合されている。6は接続用ねじ
で、高周波発生器の接続端子(図示せず)に螺合できる
ようになっている。孔7は、放電ガラス管1内の空気を
抽出して、放電ガラス管内を真空状態とした後、封止材
8によって密封するために予め開穿されたものである。
【0009】上記のように構成された放電ガラス管1の
接続用ねじ6を高周波発生器の接続端子に螺合し、高周
波発生器の電源を入れる。放電ガラス管1のヘッド9を
例えば顔の皮膚に軽く当てると、放電ガラス管1からの
管壁を電界として皮膚に向けて放電する高周波放電が生
ずる刺激で、皮膚のマッサージを行なうことができる。
接続用ねじ6を高周波発生器の接続端子に螺合し、高周
波発生器の電源を入れる。放電ガラス管1のヘッド9を
例えば顔の皮膚に軽く当てると、放電ガラス管1からの
管壁を電界として皮膚に向けて放電する高周波放電が生
ずる刺激で、皮膚のマッサージを行なうことができる。
【0010】
【考案の効果】以上説明した通り、本考案に係る美容器
用放電ガラス管の構造によれば、電極及び封止部を含む
内面全体に亘って導電性塗布材を塗着し、管内を被覆し
たので、電極が放電ガラス管内全体に延設されたことに
なり、放電が、硝子管内での空間放電を伴なわず、導電
性塗布材を延長された電極として、皮膚との間にガラス
管壁の厚さを介して行なわれるため、放電ガラス管内の
真空度に対する依存性がなくなり、安定性と耐用寿命が
向上する。また従来の透明ガラスによる放電ガラス管の
場合に必要とされた放電誘導の為の操作が不要となり、
使用上の煩雑さがなくなり、簡便に使用できる。更に、
透明ガラス管の場合のように放電弧光が視野内に入り込
まないので、放電弧光による恐怖心や不安感を与えるこ
となく使用できる。
用放電ガラス管の構造によれば、電極及び封止部を含む
内面全体に亘って導電性塗布材を塗着し、管内を被覆し
たので、電極が放電ガラス管内全体に延設されたことに
なり、放電が、硝子管内での空間放電を伴なわず、導電
性塗布材を延長された電極として、皮膚との間にガラス
管壁の厚さを介して行なわれるため、放電ガラス管内の
真空度に対する依存性がなくなり、安定性と耐用寿命が
向上する。また従来の透明ガラスによる放電ガラス管の
場合に必要とされた放電誘導の為の操作が不要となり、
使用上の煩雑さがなくなり、簡便に使用できる。更に、
透明ガラス管の場合のように放電弧光が視野内に入り込
まないので、放電弧光による恐怖心や不安感を与えるこ
となく使用できる。
【図1】本考案に係わる美容器用放電ガラス管の縦断面
図である。
図である。
1 放電ガラス管 2 金属電極 3 内面 4 導電性塗布材(導電性金属粉末と着色剤の混合体ま
たは導電塗料) 5 封止部 6 接続用ねじ 7 孔 8 封止材 9 ヘッド
たは導電塗料) 5 封止部 6 接続用ねじ 7 孔 8 封止材 9 ヘッド
Claims (1)
- 【請求項1】 高周波放電による美容器用放電ガラス管
に対し、導電性金属粉末と着色剤の混合体または導電塗
料を、電極及び封止部を含む前記ガラス管の内面全体に
亘り連続的に塗布したことを特徴とする美容器用放電ガ
ラス管の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993009485U JP2526591Y2 (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 美容器用放電ガラス管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993009485U JP2526591Y2 (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 美容器用放電ガラス管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0668289U JPH0668289U (ja) | 1994-09-22 |
JP2526591Y2 true JP2526591Y2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=18529111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993009485U Expired - Lifetime JP2526591Y2 (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 美容器用放電ガラス管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2526591Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2684382B2 (ja) * | 1988-06-01 | 1997-12-03 | アイケン工業株式会社 | 高周波美容器の導子構造 |
-
1993
- 1993-03-08 JP JP1993009485U patent/JP2526591Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0668289U (ja) | 1994-09-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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