JP2526475Y2 - 真空チャンバ - Google Patents
真空チャンバInfo
- Publication number
- JP2526475Y2 JP2526475Y2 JP1989042310U JP4231089U JP2526475Y2 JP 2526475 Y2 JP2526475 Y2 JP 2526475Y2 JP 1989042310 U JP1989042310 U JP 1989042310U JP 4231089 U JP4231089 U JP 4231089U JP 2526475 Y2 JP2526475 Y2 JP 2526475Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- hinge
- fulcrum shaft
- vacuum chamber
- chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Hinges (AREA)
- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
- Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は各種真空チャンバにおけるドアヒンジに関す
るものである。
るものである。
従来、真空チャンバのドア等の開閉部においては、一
般的な支点位置が固定されたヒンジを用いてチャンバ本
体とドアを連結していた。
般的な支点位置が固定されたヒンジを用いてチャンバ本
体とドアを連結していた。
従来の方法においてはいくつかの欠点があった。
まず、支点位置が固定されているため、ドアを閉めた
状態において、チャンバ本体とドアのシール面を均一に
接触させるために、各部品の機械加工精度を高くする必
要があった。また、特に開口面積が大きい場合は、ドア
を閉めた状態においてチャンバ本体とドアのシール面が
均一に接触しにくいため、チャンバ内を真空に排気する
際には、スプリング式の錠前装置等を用いてチャンバ本
体とドアを強制的に接触させ、固定する必要があった。
状態において、チャンバ本体とドアのシール面を均一に
接触させるために、各部品の機械加工精度を高くする必
要があった。また、特に開口面積が大きい場合は、ドア
を閉めた状態においてチャンバ本体とドアのシール面が
均一に接触しにくいため、チャンバ内を真空に排気する
際には、スプリング式の錠前装置等を用いてチャンバ本
体とドアを強制的に接触させ、固定する必要があった。
本考案は、上記問題点を解決するために提案されるも
のであって、チャンバ本体のシール面に対して垂直に微
動可能な支点軸を有するヒンジを用いることによって、
チャンバ本体とドアとのシール面が常に均一な接触状態
を得られるようにした真空チャンバ用ドアヒンジを提供
することを目的としている。
のであって、チャンバ本体のシール面に対して垂直に微
動可能な支点軸を有するヒンジを用いることによって、
チャンバ本体とドアとのシール面が常に均一な接触状態
を得られるようにした真空チャンバ用ドアヒンジを提供
することを目的としている。
本考案の前記目的は、第1図および第2にその構成が
示された真空チャンバ用ドアヒンジにより達成される。
その機構は、チャンバ本体とその一部を開閉するための
ドアおよびヒンジからなる真空チャンバにおいて、ヒン
ジの支点軸が、チャンバ本体のシール面に対して垂直に
微動可動とし、チャンバ本体およびドアのシール面が常
に均一な接触状態を得られるように構成した真空チャン
バ用ドアヒンジである。
示された真空チャンバ用ドアヒンジにより達成される。
その機構は、チャンバ本体とその一部を開閉するための
ドアおよびヒンジからなる真空チャンバにおいて、ヒン
ジの支点軸が、チャンバ本体のシール面に対して垂直に
微動可動とし、チャンバ本体およびドアのシール面が常
に均一な接触状態を得られるように構成した真空チャン
バ用ドアヒンジである。
ヒンジの支点軸が、チャンバ本体のシール面に対して
垂直に微動できるため、チャンバ内が大気圧の場合はも
ちろん、チャンバ内を真空に排気する過程において、チ
ャンバ本体とドアとの隙間がシール面全周にわたって均
一となり、すなわち均一な接触状態となる。
垂直に微動できるため、チャンバ内が大気圧の場合はも
ちろん、チャンバ内を真空に排気する過程において、チ
ャンバ本体とドアとの隙間がシール面全周にわたって均
一となり、すなわち均一な接触状態となる。
以下図面と共に本考案による真空チャンバ用ドアヒン
ジの実施例について説明する。
ジの実施例について説明する。
第1図において、1はドアで、ヒンジ2によりチャン
バ本体3に連結されている。チャンバ本体3にはOリン
グ4が取付けられており、ドア1を閉めた後、図示しな
い真空ポンプ等によってその内部を真空に排気すること
ができる。
バ本体3に連結されている。チャンバ本体3にはOリン
グ4が取付けられており、ドア1を閉めた後、図示しな
い真空ポンプ等によってその内部を真空に排気すること
ができる。
第2図は本考案による真空チャンバ用ドアヒンジの詳
細図である。2aはヒンジ支点軸であり、ドア1に対して
固定されている。2bはヒンジ支点軸2aの取付穴で、チャ
ンバ本体3に対して固定されている。この穴は第1図の
ように、チャンバ本体3のOリング面に対して垂直方向
に長穴形状となっており、ヒンジ支点軸2aは長穴2bの中
を上下に動くことができるが、可動範囲は長穴2bの上下
に設けられた止めねじ5とプランジャ6によって制限さ
れている。なおこのプランジャ6は、そのストロークが
Oリング4のつぶししろ寸法よりも大きなものを採用し
ている。
細図である。2aはヒンジ支点軸であり、ドア1に対して
固定されている。2bはヒンジ支点軸2aの取付穴で、チャ
ンバ本体3に対して固定されている。この穴は第1図の
ように、チャンバ本体3のOリング面に対して垂直方向
に長穴形状となっており、ヒンジ支点軸2aは長穴2bの中
を上下に動くことができるが、可動範囲は長穴2bの上下
に設けられた止めねじ5とプランジャ6によって制限さ
れている。なおこのプランジャ6は、そのストロークが
Oリング4のつぶししろ寸法よりも大きなものを採用し
ている。
第1図のようにドア1を閉めた状態で、Oリング4が
ドア1と均一に接触するように、ヒンジ支点軸2aの高さ
を調整し、ヒンジ支点軸2aは上方向には止めねじ5によ
り動かず、下方向にはプランジャ6のストローク分だけ
動くことができるように、止めねじ5、プランジャ6の
位置を決める。
ドア1と均一に接触するように、ヒンジ支点軸2aの高さ
を調整し、ヒンジ支点軸2aは上方向には止めねじ5によ
り動かず、下方向にはプランジャ6のストローク分だけ
動くことができるように、止めねじ5、プランジャ6の
位置を決める。
このとき、ドア1の自重により、Oリング4はドア1
に均一に接触しているので、特にドア1とチャンバ本体
3とを強制的に固定しなくても、このままチャンバ内の
真空排気を開始することができる。さらに排気すると、
Oリング4がつぶれていくのと同時に、ヒンジ支点軸2a
がプランジャ6を押しながら下がるため、ドア全体がチ
ャンバ本体3のOリング面に垂直に吸い寄せられるの
で、常に均一な接触状態を保ったまま、所定の真空状態
に到達する。
に均一に接触しているので、特にドア1とチャンバ本体
3とを強制的に固定しなくても、このままチャンバ内の
真空排気を開始することができる。さらに排気すると、
Oリング4がつぶれていくのと同時に、ヒンジ支点軸2a
がプランジャ6を押しながら下がるため、ドア全体がチ
ャンバ本体3のOリング面に垂直に吸い寄せられるの
で、常に均一な接触状態を保ったまま、所定の真空状態
に到達する。
また、チャンバ内部の真空状態を解除すれば、Oリン
グ4およびプランジャ6の反発力で初めの状態に戻る。
グ4およびプランジャ6の反発力で初めの状態に戻る。
以上述べた通り本考案によれば、真空に排気する過程
で常に均一にシール面の接触状態を保持することが可能
な真空チャンバを容易に提供することができる。
で常に均一にシール面の接触状態を保持することが可能
な真空チャンバを容易に提供することができる。
第1図は本考案によるドアヒンジを備えた真空チャンバ
の側断面図、第2図は本考案による真空チャンバ用ドア
ヒンジの詳細図である。 1……ドア、2……ヒンジ 2a……ヒンジ支点軸、2b……長穴 3……チャンバ本体、4……Oリング 5……止めねじ、6……プランジャ
の側断面図、第2図は本考案による真空チャンバ用ドア
ヒンジの詳細図である。 1……ドア、2……ヒンジ 2a……ヒンジ支点軸、2b……長穴 3……チャンバ本体、4……Oリング 5……止めねじ、6……プランジャ
Claims (2)
- 【請求項1】真空チャンバ本体と、前記真空チャンバ上
部に設けられるドアと、前記真空チャンバ本体と前記ド
アの接触面に設けられるシールと、前記ドアに設けられ
るヒンジ支点軸と、前記チャンバ本体に設けられ、前記
ヒンジ支点軸が取り付けられる前記接触面に垂直方向の
長穴を有するヒンジ支点軸取り付け部材と、前記ヒンジ
支点軸取り付け部材の前記ヒンジ支点軸下部に設けられ
るプランジャとからなることを特徴とする真空チャン
バ。 - 【請求項2】前記ヒンジ支点軸上部にはヒンジ支点軸の
高さを調整すると共に上方向への可動範囲を制限するた
めの止めねじが設けられていることを特徴とする請求項
1記載の真空チャンバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989042310U JP2526475Y2 (ja) | 1989-04-11 | 1989-04-11 | 真空チャンバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989042310U JP2526475Y2 (ja) | 1989-04-11 | 1989-04-11 | 真空チャンバ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02134178U JPH02134178U (ja) | 1990-11-07 |
JP2526475Y2 true JP2526475Y2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=31553745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989042310U Expired - Lifetime JP2526475Y2 (ja) | 1989-04-11 | 1989-04-11 | 真空チャンバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2526475Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014190357A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Udono Iki:Kk | 圧力容器の扉開閉機構 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6159961U (ja) * | 1984-09-26 | 1986-04-22 | ||
JPH0212610U (ja) * | 1988-07-08 | 1990-01-26 |
-
1989
- 1989-04-11 JP JP1989042310U patent/JP2526475Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02134178U (ja) | 1990-11-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |