JP2525930Y2 - 真空発生ノズル - Google Patents

真空発生ノズル

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JP2525930Y2
JP2525930Y2 JP346091U JP346091U JP2525930Y2 JP 2525930 Y2 JP2525930 Y2 JP 2525930Y2 JP 346091 U JP346091 U JP 346091U JP 346091 U JP346091 U JP 346091U JP 2525930 Y2 JP2525930 Y2 JP 2525930Y2
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JP
Japan
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lid
nozzle
suction port
pressure water
air suction
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JP346091U
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JPH0493800U (ja
Inventor
栄 加藤
Original Assignee
株式会社エフエスケー
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は高圧水をノズル本体から
噴射させることにより得られる圧力低下を利用して真空
を発生させる真空発生ノズルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような真空発生ノズルは、図2に
示されるように高圧水が供給されるノズル本体1に空気
吸引口2を形成し、高圧水の噴射によるノズル本体1内
の圧力低下を利用して空気吸引口2から空気を吸引する
ものである。ところがこの種の真空発生ノズルでは水を
循環させて繰り返し使用するために時間とともに水温が
上昇し、水の気化により空気吸引口2の付近における
空度が低下するという問題があった。このため、従来は
送風機や熱交換器等を用いて水を間接的に冷却していた
が、冷却装置のコストや余分の動力コストが必要となる
うえ、間接冷却であるために冷却効率が低いという欠点
があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記した従来
の問題点を解決し、特別な動力費を必要とせずに水を効
率良く冷却し、水温の上昇による真空度の低下を防止す
ることができる真空発生ノズルを提供するためになされ
たものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本考案は、循環させて繰り返し使用される
高圧水が供給されるノズル本体に空気吸引口を形成し、
高圧水の噴射による圧力低下を利用して空気吸引口から
空気を吸引する真空発生ノズルにおいて、ノズル本体の
先端部に噴射された高圧水をはね返す蓋を設けるととも
に、この蓋の外側を空気吸引口を備えノズル本体の方向
に開いた外蓋により包んだことを特徴とするものであ
る。
【0005】
【実施例】以下に本考案を図1に示す実施例によって更
に詳細に説明する。図1において、1は左端から高圧水
が供給されるノズル本体、2はその側壁に形成された空
気吸引口である。3はこのノズル本体1の先端部からわ
ずかに離れた位置に設られた蓋であり、実施例では略半
球上の蓋3が設けられている。この蓋3はノズル本体1
の先端部から噴射される高圧水を逆方向にはね返すこと
により、ノズル本体1の先端部からの外気の侵入を阻止
する効果を狙ったものであるが、このほかにも蓋3の位
置をずらせることにより空気吸引口2から吸引される空
気量やその真空度を変えられる効果もある。
【0006】また本考案においては、この蓋3の外側に
外蓋4が設けられている。この外蓋4はノズル本体1の
側が開口しており、その反対側に外気吸引口5を備えた
ものである。その外蓋4の開口端は蓋3の先端を越えて
ノズル本体1側に延びており、またその内径は蓋3の外
径よりもやや大きめに形成されている。
【0007】
【作用】このように構成された本考案の真空発生ノズル
は、ノズル本体1から高圧水を噴射させることにより生
ずる圧力低下を利用し、空気吸引口2から空気を吸引す
ることは従来のこの種の真空発生ノズルと同様である。
しかし本考案においては、ノズル本体1の端部に蓋3と
外蓋4とを設けてあるので、ノズル本体1から噴射され
た高圧水はこの蓋3によりノズル本体1の側に高速度で
はね返ると同時に、蓋3と外蓋4との間隙に吸引力を生
じ、外蓋4の外気吸引口5から外気を吸引する。
【0008】この結果、ノズル本体1から噴射された高
圧水は蓋3によりはね返えされる部分で外気により直接
冷却される。このように本考案においては高圧水と外気
とが直接触れて冷却されるので優れた冷却効率が得ら
れ、高圧水を循環させて繰り返して使用しても水温上昇
は最低レベルに抑えられるので、空気吸引口2の付近に
おける水の気化による真空度の低下が防止される。更に
また、本考案においては高圧水の噴射力を利用して外気
を吸引するので、従来のもののように冷却装置のための
余分の動力コストを必要としない利点がある。
【0009】なお前述したように、蓋3を設けたことに
よりノズル本体1の先端部の密封性が高まり、高圧水の
圧力を上昇させた場合にもこの部分から外気が吸引され
ることがなく、真空度の向上に有利である。
【0010】
【考案の効果】本考案は以上に説明したように、ノズル
本体の先端部に蓋と外蓋とを設けたことによりノズル本
体から噴射された水を吸引された外気と直接接触させて
効率良く冷却することができ、高圧水を繰り返し使用し
た場合にも水温の上昇を確実に防止することができる。
このため、水の気化による真空度の低下を防止できると
ともに、冷却のための余分の動力を必要としない利点が
ある。よって本考案は従来の問題点を一掃した真空発生
ノズルとして、その実用的価値は極めて大きいものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】従来の真空発生ノズルを示す断面図である。
【符号の説明】
1 ノズル本体 2 空気吸引口 3 蓋 4 外蓋 5 外気吸引口

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 循環させて繰り返し使用される高圧水が
    供給されるノズル本体(1) に空気吸引口(2) を形成し、
    高圧水の噴射による圧力低下を利用して空気吸引口(2)
    から空気を吸引する真空発生ノズルにおいて、ノズル本
    体(1) の先端部に噴射された高圧水をはね返す蓋(3) を
    設けるとともに、この蓋(3) の外側を空気吸引口(5) を
    備えノズル本体(1) の方向に開いた外蓋(4) により包ん
    だことを特徴とする真空発生ノズル。
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JPH0493800U JPH0493800U (ja) 1992-08-14
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