JP2525430B2 - 水性組成物用抑泡剤 - Google Patents

水性組成物用抑泡剤

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ポリグリセロールのエチレンオキサイド及
びプロピレンオキサイド付加物の脂肪酸エステルの水性
組成物用抑泡剤としての用途に関する。
[従来の技術] グリセロールおよびポリグリセロールポリプロピレン
グリコールエーテルは既知化合物である。西ドイツ公告
特許12 61 618、同12 80 455、西ドイツ公開特許23 60
020及び米国特許第3 078 236号によれば、それらは洗濯
及び洗浄溶液中の抑泡剤として用いられる。
実効特性の向上した抑泡剤の開発努力のなかで、抑泡
効果が特に優れているポリグリセロールポリエチレング
リコール/ポリプロピレングリコールエーテルが見い出
された。
[発明の開示] 本発明は、ポリグリセロールを、該ポリグリセロール
の水酸基1モル当り2〜15モルのエチレンオキサイドお
よび10〜60モルのプロピレンオキサイドと反応させ、得
られたアルキレンオキサイド付加物を、該ポリグリセロ
ールの水酸基1モル当たり1〜3モルの脂肪酸によりエ
ステル化することにより得られるポリグリセロールポリ
グリコールエーテルの脂肪酸エステルからなる水性組成
物用抑泡剤に関する。
近年入手できるようになったグリセロールオリゴマ
ー、すなわちジグリセロール、トリグリセロールおよび
直鎖状もしくは分岐状テトラグリセロールを、本発明の
脂肪酸エステル製造の出発物質として使用してよい。し
かしながら、本発明の脂肪酸エステルは、通常は工業用
ポリグリセロール、すなわち多くのグリセロールオリゴ
マーの混合物から製造される。そのような工業用ポリグ
リセロールは、既知の方法により、アルカリ触媒存在及
び空気不存在下に、高温及び減圧状態でグリセロールを
縮合し、続いてイオン交換体により触媒を除去すること
により得られる。平均重合度は、反応条件、特に加熱時
間により制御することができる。このようにして得られ
た生成物は、ある量の未縮合グリセロールに加えて、重
合度が最大30までであると推定される実質的に全てのオ
リゴマーを含有する。本発明の脂肪酸エステルは、好ま
しくは、ジグリセロールからヘプタグリセロールまでの
グリセロールオリゴマーおよび20重量%までのグリセロ
ールモノマーを含有する工業用ポリグリセロールから製
造される。さらに、そのような工業用ポリグリセロール
はまた、グリセロールの工業生産の際に、蒸留残渣とし
て堆積する。ヒドロキシル価が900〜1100の工業用ポリ
グリセロールが好ましく用いられる。
本発明の脂肪酸エステルを製造するために、出発物質
として選ばれたポリグリセロールを、まずエチレンオキ
サイドおよびプロピレンオキサイドと反応させる。次に
アルコキシ化生成物を脂肪酸と反応させる。
アルコキシル化は、ポリグリセロールを所定量のエチ
レンオキサイド及びプロピレンオキサイドと、全く同時
にランダム重合反応させることにより成される。さら
に、ポリグリセロールは、エチレンオキサイド−プロピ
レンオキサイドの順に又はプロピレンオキサイド−エチ
レンオキサイドの順に、まず一方のアルキレンオキサイ
ドと反応させ、次に他方のアルキレンオキサイドと反応
させてもよい。アルコキシ化は、エチレンオキサイド及
び/又はプロピレンオキサイドの一部とのブロック重
合、例えばプロピレンオキサイド−エチレンオキサイド
−プロピレンオキサイドの順のブロック重合として行っ
てもよい。本発明の1つの好ましい態様においては、ポ
リグリセロールを、まずエチレンオキサイドと反応させ
て、次にプロピレンオキサイドと反応させる。もう1つ
の好ましい態様においては、ポリグリセロールを、同時
にエチレンオキサイド及びプロピレンオキサイドと反応
させる。
アルコキシ化は既知の方法により、好ましくは加圧か
つ高温状態、例えば80〜200℃で、酸又はアルカリ−触
媒の存在下に行う。エチレンオキサイドの付加は、好ま
しくは165〜185℃で行ない、一方プロピレンオキサイド
の付加は、好ましくは115〜135℃で行なう。エチレンオ
キサイド及びプロピレンオキサイドを同時にポリグリセ
ロールと反応させる場合には、好ましくは115〜135℃で
反応物を互いに反応させる。好ましい酸触媒は、例え
ば、三弗化ホウ素及び塩化アルミニウムのようなルイス
酸である。しかしながら、アルカリおよびアルカリ土類
金属のアルコラート、水酸化物、酸化物、炭酸塩、水素
化物又はアミドのようなアルカリ触媒を使用するのが好
ましい。ナトリウムのアルコラート、例えばナトリウム
メチラートおよびナトリウムエチラート、また水酸化ナ
トリウム及びカリウムが特に好ましい。触媒は、ポリグ
リセロールおよびアルキレンオキサイドの合計量を基準
に0.05〜3重量%、好ましくは0.1〜1重量%使用す
る。触媒は、反応の終了時に、鉱酸又は適当な有機酸、
例えば乳酸で中和することにより不活性化し、または酸
性クレーと一緒に撹拌し続いて濾過することにより反応
生成物から除去する。
本発明の1つの好ましい態様においては、ポリグリセ
ロールを、ポリグリセロールの水酸基1モルあたり5〜
10モルのエチレンオキサイドおよび15〜35モルのプロピ
レンオキサイドと連続的に又は同時に反応させる。
本発明のもう1つの好ましい態様においては、ポリグ
リセロールとアルキレンオキサイドとの反応におけるエ
チレンオキサイド対プロピレンオキサイドのモル比は1:
2〜1:3.5である。
8〜22個の炭素原子を含有する、直鎖状及び/又は分
岐状で、飽和及び/又は不飽和の脂肪酸が、上記ポリグ
リセロールのエチレンオキサイド及びプロピレンオキサ
イド付加物のエステル化のために適している。不飽和脂
肪酸を用いる場合、それらが炭素−炭素二重結合を1〜
4個有していてよい。好ましい脂肪酸の例は、カプリル
酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチ
ン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸、パルミト
レイン酸、オレイン酸、エルカ酸、リノール酸、リノレ
ン酸、アラキドン酸、エチルヘキサン酸、イソパルミチ
ン酸およびイソステアリン酸である。エステル化すべき
ポリプリセロールポリグリコールエーテルは、個々の脂
肪酸と反応させてもよいし、また脂肪酸混合物と反応さ
せてもよく、後者の場合、とりわけ天然脂肪及び油の工
業的規模での分解中に堆積するような脂肪酸混合物と反
応させる。この場合、ある脂肪酸留分、例えば、とりわ
けココヤシ油またはパーム核油脂肪酸の分留による分離
において得られ、主に炭素原子を8〜10個含有する飽和
脂肪酸からなるいわゆる脂肪酸前留分が好ましい。エス
テル化成分として特に興味深いのは、天然の脂肪及び油
の脂肪酸脂肪酸混合物、例えば牛脂及びパーム油の混合
物から、脂肪酸分離の親水性化方法により得ることので
きる工業用オレイン酸である。これらの工業用オレイン
酸は、大部分がモノ又はポリ不飽和のC16〜C18脂肪酸を
主成分とする。脂肪酸前留分および工業用オレイン酸
は、それらとポリグリセロールポリアルキレングリコー
ルエーテルとのエステルが室温において通常は液体であ
るという点に関して、特に重要である。
ポリグリセロールポリエチレングリコール/ポリプロ
ピレングリコールエーテルのエステル化において、脂肪
酸は、出発のポリグリセロールの水酸基1モルに対し
て、1:1〜1:3のモル比で用いる。脂肪酸は好ましくは、
出発物質の水酸基に対して化学量論上過剰に、そしてま
たポリグリセロールポリグリコールエーテル中に実際に
存在する水酸基に対して過剰に用いられる。本発明の1
つの好ましい態様においては、エステル化すべきポリグ
リセロールのアルキレンオキサイド付加物を、ポリグリ
セロールの水酸基1モルあたり1.1〜2モルの脂肪酸と
反応させる。
ポリグリセロールポリグリコールエーテルのエステル
化は、有機合成分野において既知の方法により行なわれ
る。反応物は、180〜250℃において、好ましくは不活性
雰囲気中で互いに反応させるのが最も良く、反応中に形
成された水は除去する。エステル化は触媒の不存在下に
行ってよい。しかしながら、一般的には、反応時間を経
済的に合理的な限度内に保持するために、既知のエステ
ル化触媒、例えば錫粉末又はチタン酸エステルを反応混
合物に添加する。精製、および要すれば触媒の除去のた
めに、所望により濾過助剤を使用し、生成した脂肪酸エ
ステルを、好ましくは高温で濾過してよい。普通は適用
しようとする前に更に精製する必要はない。
本発明のポリグリセロールポリエチレングリコール−
ポリプロピレングリコールエーテルの脂肪酸エステル
は、通常多少とも強い黄変を示す粘性液体である。エス
テル化において使用する脂肪酸の過剰量に従って、生成
物は、生成物の抑泡効果を害さないある量の遊離脂肪酸
を含有する。生成物は自己乳化性であり、直接、又は水
に分散もしくは有機溶媒、例えば低分子量アルコールに
溶解させてから使用してよい。それらは、エキステンダ
ー(増量剤)、分散剤または他の抑泡化合物と混合し
て、混合状態で使用してもよい。そのような助剤の例
は、アルコールまたは脂肪酸のポリグリコールエーテル
誘導体、脂肪酸エステル及びパラフィン又はパラフィン
オイルである。
それらはまた吸着物質からなる担体粒子に適用して、
例えば注ぎ可能で易流動性の吸着質の状態で使用しても
よい。好適な担体物質は、例えば、ばらけた、特に噴霧
乾燥した、ナトリウム又はマグネシウムの硫酸塩、炭酸
塩、燐酸塩、ポリ燐酸塩、珪酸塩およびホウ酸塩のよう
な塩、微粉砕二酸化珪素(キーゼルグール[Kieselguh
r]社製、エアロシル[Aerosil:登録商標])、酸化ア
ルミニウム、微粉砕クレー、ベントナイト及びアルミノ
シリケート並びにそれら吸着剤の混合物である。
本発明の脂肪酸エステル及びそれらの製剤は、非常に
効果的な抑泡剤であり、様々な適用に好適であり、特に
食品産業及び化学プロセス工学において好適である。こ
れらの適用例には、砂糖産業(糖蜜の抑泡)、発酵産業
(酵母及び酵素溶液の抑泡)、澱粉産業(ジャガイモ澱
粉の製造)および鉱物燐酸塩からの燐酸の製造が含まれ
る。他の適用例としては、産業用洗浄製剤および洗浄方
法、特に噴霧洗浄及び瓶洗浄方法、および重合反応にお
ける低発泡湿潤剤又は抑泡剤がある。
本発明の脂肪酸エステルの特別の価値は、その抑泡効
果が広範囲にわたる温度に影響されず、長時間抑泡効果
を保持することである。多くの工業的工程、例えば溶液
が激しく再循環される蒸発工程においては、発泡傾向の
ある溶液は強い機械的ストレス及び高温に長時間さらさ
れる。そのような場合に泡を即時消滅させる多くの抑泡
剤が知られているが、それらの抑泡効果は短時間で弱ま
り、再び発泡が起こる。泡を比較的ゆっくりと消滅させ
るが、長時間抑泡効果のある他の生成物がある。本発明
の抑泡剤は、高い泡即時消滅効果および長時間効力持続
性の両方において、優れている。それらは、母剤を疎水
性化しない点で、多くのシリコーン系又はパラフィン系
の抑泡剤よりも特に優れている。
[実施例] 実施例1 I.ポリグリセロールポリグリコールエーテルの脂肪酸エ
ステルの製造 工程a) リフト撹拌機付オートクレーブのなかで、ポリグリセ
ロール292g(水酸価:約1000;水酸基5.53モルに相当)
と水酸化カリウム6g(30重量%メタノール溶液として)
を混合した。触媒と一緒に導入したメタノールは、減圧
下100℃に加熱して除去した。次に混合物を150℃に加熱
し、エチレンオキサイドをオートクレーブ内にポンプで
導入すると、エチレンオキサイドはほとんど直ちにポリ
グリセロールと反応し、混合物の温度は約170℃になっ
た。反応温度が170〜180℃に維持され、オートクレーブ
内の圧力が4.5barを越えないような速度でエチレンオキ
サイドを連続的に導入した。このようにして、全部で17
08g(38.7モル)のエチレンオキサイドを、ポリグリセ
ロールと反応させた。反応が弱まり、それが温度及び圧
力の低下に反映されたときに、混合物を170℃で更に30
分間撹拌し、次いで冷却した。
得られた赤茶色エトキシレートの、水酸価は165で、
アルカリ価は3.7であった。
工程b) リフト撹拌機付オートクレーブのなかで、工程a)に
従って得られたポリグリセロールのエチレンオキサイド
付加物551g(水酸基1.53モル含有)と水酸化カリウム4.
6g(30重量%メタノール溶液として)を混合した。触媒
と一緒に導入されたメタノールを、減圧下100℃に加熱
して除去した。次に混合物を120℃に加熱し、プロピレ
ンオキサイドをポンプでオートクレーブ内に導入する
と、プロピレンオキサイドは直ちにポリグリセロースポ
リエチレングリコールエーテルと反応した。反応温度が
120〜130℃に維持されオートクレーブ内の圧力が4.5bar
を越えないような速度でプロピレンオキサイドを連続的
に導入した。このようにして全部で1949g(33.6モル)
のプロピレンオキサイドを反応させた。反応が弱まった
後、混合物を120℃で30分間撹拌し、次いで冷却した。
触媒を不活性化するために、乳酸の添加により反応生成
物のpHを7に調整した。
得られた茶色のエトキシレート/プロポキシレートの
ヒドロキシル価は48であった。
工程c) 撹拌機を備え、蒸留ブリッジを載せている3つ口フラ
スコ中、工程b)に従って得られたポリグリセロールの
エチレンオキサイドおよびプロピレンオキサイド付加物
384g(水酸基0.33モル含有)、工業用オレイン酸(飽
和:C121%;C143%;C150.5%;C165%;C171%;C182%;モ
ル不飽和:C166%;C1870%;ジ不飽和:C1810%;トリ不
飽和:C180.5%。数値は重量%;酸価199〜204;鹸化価20
0〜205;ヨウ素価88〜96)133g(0.475モル)及びテトラ
イソプロピルオルソチタネート1gを、窒素雰囲気下、攪
拌しながら240℃に加熱し、その温度に3.5時間保った。
水5.0mlを含む蒸留物10.5mlを得た。反応混合物を70℃
に冷却し、フラー土20gを添加した後、濾過した。以下
の特性値を有するポリグリセロールポリエチレングリコ
ール/ポリプロピレングリコールエーテルの脂肪酸エス
テル(生成物1)502gを得た。
酸価14;水酸価12.2;鹸化価51.4;70℃での密度0.9570;
流動点<−20℃ II.効力試験 抑泡試験を以下のように行った。
秤量した試験溶液を、容量5の目盛り付メスシリン
ダーに入れた。インペラーポンプにより、固定シリンダ
ーの底部から溶液を取り出し、固定シリンダーの上端に
出口高さがそろっている排出パイプへ溶液をポンプ送り
した。溶液は自由落下してシリンダーに再び入り、液体
表面に衝突する際に泡を発生した。短時間の後、一定の
高さの泡、すなわち測定に用いる出発泡容積を得た。
試験すべき抑泡剤を、不活性溶媒に溶解し(5%ジオ
キサン溶液)、その溶液をマイクロピペットから泡の柱
に滴加した。インペラーポンプを運転しながら泡の体積
を一定間隔で測定した。表中の測定値からは、試験した
抑泡剤による泡即時消滅効果と長時間効力持続性に関す
る情報が得られる。
使用により泡が即時消滅するが、短時間の後には泡が
大量に再発生するような抑泡剤は、使用不可能又は不適
当であると見なしてよい。すぐれた長時間効力持続性は
有するものの、泡即時消滅性の実際の結果には欠けてい
る抑泡剤についても同じことがいえる。
本発明の生成物1に加えて、比較のために、既に使用
され又は同じような目的に好適であるとされている以下
の化合物を試験した(省略形:EO=エチレンオキサイド
付加、PO=プロピレンオキサイド付加)。
A)ポリグリセロール+22PO B)ポリプロピレングリコール(分子量=2020) C)獣脂アルコール+2EO+4PO D)オレイン酸+3EO E)オキソアルコール合成における蒸留残渣(水酸価=
約150)+15重量%EO+41重量%PO F)オレイン酸+1PO G)ポリグリセロール(水酸価=約1000)+7EO+22PO 以下の試験液を用いた。
a)生ジャガイモから微粉砕製造したジャガイモパルプ
100gを水400mlに分散させたもの b)糖蜜100mlを水400mlに分散させたもの 母液1に対する抑泡剤の量が5mgであるように、95g
のジオキサンに5gの抑泡剤を混合した溶液の0.05mlを使
用した。試験溶液の温度は25℃であった。
III.効力試験の結果 本発明の脂肪酸エステルは、全ての点で比較生成物よ
りも優れている。
いくつかの比較抑泡剤、すなわちA、BおよびCは、
泡即時消滅を引き起こすが、それらの長時間効力持続性
は不充分である。比較抑泡剤D、EおよびFは比較的長
時間後でも有効であるが、泡即時消滅効果は弱すぎる。
本発明の抑泡剤は、泡即時消滅効果及び長時間効力維持
性の均整がとれている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−196258(JP,A) 特開 昭60−152599(JP,A) 特開 昭59−207996(JP,A) 特開 昭54−11200(JP,A) 特開 昭62−57419(JP,A) 米国特許3337595(US,A)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリグリセロールを、該ポリグリセロール
    の水酸基1モル当り2〜15モルのエチレンオキサイドお
    よび10〜60モルのプロピレンオキサイドと反応させ、得
    られたアルキレンオキサイド付加物を、該ポリグリセロ
    ールの水酸基1モル当たり1〜3モルの脂肪酸によりエ
    ステル化することにより得られるポリグリセロールポリ
    グリコールエーテルの脂肪酸エステルからなる水性組成
    物用抑泡剤。
  2. 【請求項2】ポリグリセロールを、まずエチレンオキサ
    イドと反応させ、次にプロピレンオキサイドと反応させ
    てアルキレンオキサイド付加物を得る特許請求の範囲第
    1項記載の水性組成物用抑泡剤。
  3. 【請求項3】ポリグリセロールを、同時にエチレンオキ
    サイドおよびプロピレンオキサイドと反応させてアルキ
    レンオキサイド付加物を得る特許請求の範囲第1項記載
    の水性組成物用抑泡剤。
  4. 【請求項4】アルキレンオキサイド付加物を、8〜22個
    の炭素原子を含有する飽和及び/又は不飽和脂肪酸によ
    りエステル化して脂肪酸エステルを得る特許請求の範囲
    第1〜3項のいずれかに記載の水性組成物用抑泡剤。
  5. 【請求項5】アルキレンオキサイド付加物を、16〜18個
    の炭素原子を含有する脂肪酸によりエステル化して脂肪
    酸エステルを得る特許請求の範囲第4項記載の水性組成
    物用抑泡剤。
  6. 【請求項6】ポリグリセロールを、ポリグリセロールの
    水酸基1モル当り5〜10モルのエチレンオキサイドおよ
    び15〜35モルのプロピレンオキサイドと反応させてアル
    キレンオキサイド付加物を得る特許請求の範囲第1〜5
    項のいずれかに記載の水性組成物用抑泡剤。
  7. 【請求項7】ポリグリセロールとアルキレンオキサイド
    との反応において、エチレンオキサイド対プロピレンオ
    キサイドのモル比が1:2〜1:3.5である特許請求の範囲第
    1〜6項のいずれかに記載の水性組成物用抑泡剤。
  8. 【請求項8】アルキレンオキサイド付加物を、ポリグリ
    セロールの水酸基1モル当り1〜2モルの脂肪酸と反応
    させる特許請求の範囲第1〜7項のいずれかに記載の水
    性組成物用抑泡剤。
JP62269139A 1986-10-23 1987-10-23 水性組成物用抑泡剤 Expired - Fee Related JP2525430B2 (ja)

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DE19863636086 DE3636086A1 (de) 1986-10-23 1986-10-23 Fettsaeureester von polyglycerinpolyglykolethern, ihre herstellung und ihre verwendung
DE3636086.4 1986-10-23

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Publication Number Publication Date
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