JPH07509180A - 末端基を保護した消泡剤 - Google Patents

末端基を保護した消泡剤

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JPH07509180A
JPH07509180A JP6504789A JP50478993A JPH07509180A JP H07509180 A JPH07509180 A JP H07509180A JP 6504789 A JP6504789 A JP 6504789A JP 50478993 A JP50478993 A JP 50478993A JP H07509180 A JPH07509180 A JP H07509180A
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ヴァンゲマン、フランク
ラッツ、ハンス−クリスティアン
ポリー、ヴォルフガング
グルーバー、ベルト
ゲッケ、ユールゲン
ステドリー、ベルント
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ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェン
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    • B01D19/04Foam dispersion or prevention by addition of chemical substances
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 末端基を保護した消泡剤 発明の分野 本発明は、脂肪アルコールポリグリコールエーテルをカルボン酸で完全にまたは 部分的にエステル化することにより得られる末端基を保護した新しい消泡剤およ び多数の利用における抑泡剤としてのこれらの消泡剤の使用に関する。
先行技術 界面活性物質の使用に伴う発泡は、多くの工業上の方法において深刻な問題とな っている。例えば、界面活性剤、ビルダー、珪酸アルカリ金属塩、炭酸アルカリ 金属塩および/または水酸化アルカリ金属に加えて活性塩素または活性酸素化合 物を含有する粉末状または液体アルカリ洗剤は、食器洗浄器並びにビール瓶およ び牛乳瓶の工業規模の洗浄において使用されている。過度の発泡を防止するため 、一般に消泡剤をこれら洗剤に添加する。
塗料およびラッカー、例えば水性塗料の製造において、水希釈性ビルダーも激し い発泡性を示す。この場合、発泡は実際に処方成分の混合中、すなわち空気を取 り込みながら撹拌するラッカーの粉砕中に生じ得るため、特別の装置のみが充当 され、製造可能なわずかな量で作業し得る。この分野においては、抑泡剤および 脱気装置の使用も必須である[ボルトシュミット・インフォメーション(Gol d−schmidt、Inform、 )、66.9頁、1989年]。
消泡剤を使用するもう一つの分野は下水処理場の廃水処理である。例えば、活性 化工程において、汚れ粒子を微生物と混合し接触させることにより、空気は確実 に廃水へ取り込まれる[ヒウズ(Chiuz)λ互、87頁、1991年]。該 工程において形成される泡沫は、しばしばタンパク質の泡沫であるため特に安定 である。沈降するかわりに、前記固体は、泡層に望ましくなく固定され処理した スラッジを分離し難くさせる。
過去には、複雑な泡沫調整分野に関して適する消泡剤を発見する試みは少なかっ た。
例えば長鎖の石けん、エチレンオキサイド/プロピレンオキサイド共重合体また はシリコーンのような周知の泡沫調整剤に加えて、近年、末端基を保護した脂肪 アルコールポリグリコールエーテルがうまく使用されている。これらのいわゆる 「混成エーテル」はウィリアムソン(Williamson’ s)エーテル合 成、すなわち脂肪アルコールポリグリコールエーテルとハロゲン化アルキルとの 反応により得られる[ドイツ特許第37 44 525号、ヘンケル(I(en kel)]。不運にもこれらの化合物の製造は2つの不利益を伴う。第一に、化 学量論量の水酸化アルカリ金属の存在下で反応が生じるため、大量の塩の蓄積を 伴う;第二に、ハロゲン化アルキルの使用は、厳しい安全上の注意を要する。
さらに、抑泡剤として作用する脂肪アルコールとジーおよびポリカルボン酸との エステルがドイツ特許出願公開筒40 41 184号[ビー・ニー・ニス・エ フ(BASF)]より知られている。不運なことに、これらの生成物は多くの用 途において水に十分に溶解しない。
したがって、本発明の解決すべき課題は、上記の不利益を伴わずに製造され得る 新しい消泡剤を提供することであった。
発明の説明 本発明は、酸触媒存在下、式(I): R’0−(CH2CHO)、H(I) (式中、R1は工ないし22個の炭素原子および0.1.2または3個の二重結 合を有する脂肪族直鎖または分枝炭化水素基、R2は水素またはメチル基および nは1ないし40の数を示す。) で表される脂肪アルコールポリグリコールエーテルをカルボン酸でエステル化す ることにより得られる末端基を保護した新しい消泡剤に関する。
驚くべきことに、末端基を保護したエステルは優れた抑泡効果を示し、アルカリ 媒体中においてさえ、典型的な使用期間を超えて十分に安定であることが見い出 されている。既知の混成エーテルと比較して、これらの製造は避けられない塩の 蓄積を伴わない。さらに、それらは特に優れた生態学的分解性および魚に対する 低毒性を特徴とする。
また本発明は、式(I): (式中、R1は工ないし22個の炭素原子および0.1.2または3個の二重結 合を有する脂肪族直鎖または分枝炭化水素基、R2は水素またはメチル基および nは1ないし40の数を示す。) で表される脂肪アルコールポリゲルコールエーテルを酸触媒存在下でカルボン酸 を用いてエステル化する、末端基を保護した消泡剤の製造方法にも関する。
新しい消泡剤の製造用出発材料として本発明で使用されてよい脂肪アルコールポ リグリコールエーテルは、第一級アルコールへのエチレンオキサイドおよび/ま たはプロピレンオキサイドの付加により工業的に製造される既知の物質である。
使用する触媒の性質によって、前記生成物は一般的な同族体分布または、好まし くは狭い範囲の同族体分布さえ示してよい。
典型的な例としては、カプロンアルコール、カプリルアルコール、カプリンアル コール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、パル ミトレイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オ レイルアルコール、エルキルアルコール、リノリルアルコール、リルニルアルコ ール、アラキルアルコール、ガドレイルアルコール、ベヘニルアルコールおよび エルキルアルコール並びに例えば工業用脂肪酸メチルエステル留分またはレーレ ン(Roelen’ s)オキソ合成によるアルデヒドの水素添加において得ら れるそれらの工業用混合物への1ないし40モル、好ましくは2ないし10モル のエチレンオキサイドおよび/またはプロピレンオキサイド付加物が挙げられる 。
R1が2ないし18個、特に8ないし18個の炭素原子を有するアルキル基、R 2が水素およびnが2ないし10の数を示す式(I)で表される脂肪アルコール ポリグリコールエーテルが好ましく使用される。
新しい消泡剤を製造するために、上記の脂肪アルコールポリグリコールエーテル を6ないし22個の炭素原子を有する任意に水酸基置換された脂肪族または芳香 族カルボン酸を用いてエステル化してよい。脂肪族カルボン酸の典型的な例とし ては、カプロン酸、カプリル酸、イソノナン酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリ スチン酸、パルミチン酸、パルミトレイル酸、ステアリン酸、イソステアリン酸 、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リルン酸、リシノール酸、12−ヒ ドロキシステアリン酸、アラキン酸、ガドレイン酸、ベヘン酸およびエルシン酸 並びに例えば、脂肪および油の加圧加水分解により得られるそれらの工業用混合 物が挙げられる。芳香族カルボン酸の典型的な例としては、安息香酸およびフタ ル酸異性体が挙げられる。8ないし18個の炭素原子を有する飽和脂肪族カルボ ン酸、特にイソノナン酸が好ましく使用される。
カルボン酸を用いたポリグリコールエーテルのエステル化は自体既知の方法で行 ってよい。適する酸触媒としては、例えば鉱酸、スルホン酸または酸性イオン交 換体が挙げられる。典型的な例としては、スルホン酸、メタンスルホン酸、p− トルエンスルホン酸または表面活性なスルホ酸である。さらに、芳香族カルボン 酸のエステル化用触媒として錫片もうまく使用できている。カルボン酸に対して 触媒を0.5ないし5重量%の量で使用することが望ましい。
エステル化反応を80ないし120℃、好ましくは90ないし110℃で行って よい。反応の平衡を生成物側に移動させるために、縮合水は続けて取り除かれな ければならない。所望により、酸触媒をエステル化後、中和してよい。
産業上の利用 新しい消泡剤は抑泡効果および優れたエコトキシコロジー的適合性を特徴とする 。
したがって、本発明は、洗濯用洗剤、食器洗浄洗剤および清浄用製品、塗料およ びラッカーにおいて、砂糖および発酵工業用助剤として並びに下水処理場の廃水 処理での泡沫調整における本発明の末端基を保護した消泡剤の使用にも関する。
以下に実施例を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例 実施例1:オクタン酸オクタツール4.5EOエステルの調製オクタツールと平 均4.5モルのエチレンオキサイドの狭い範囲の付加物[デヒドール(Dehy dol、登録商標)04−NRE、ドイツ/デュツセルドルフ在、ヘンケルの製 品] 163.1g (0,5モル)およびオクタン酸107.4g (0,7 5モル)を、撹拌機および蒸留塔を備えた500mL3つロフラスコに入れた後 、濃硫酸1.1gを加えた。混合物を110℃まで加熱し、減圧下で平衡系から 縮合水を留去した。160分後、さらに硫酸1.1gを反応混合物に添加し、さ らに10分間撹拌した。オクタン酸4.5EOエステルを、淡黄色の低粘稠液と して実質上定量的な収量で得た。
実施例2:性能評価 オクタン酸4.5 EOエステルの抑泡効果を以下の組成物について評価したニ トリエタノールアミン :30重量% オクタン酸 = 4重量% オクタン酸オクチル4.5EOエステル = 4重量%蒸留水 :62重量% CI 2/+ 4ヤシ油脂肪アミンへの平均12モルのエチレンオキサイド付加 物0.25ないし6重量%を発泡促進剤として前記組成物に添加した。その混合 物を31℃で測定用容器にノズルを通して噴霧し、続けてポンプ循環して液相上 に形成した名高を読み取った。
比較例として、ヤシ油アミン12EOの発泡性を水(C1)並びにトリエタノー ルアミン30重量%およびオクタン酸4重量%のみからなる組成物(C2)にお いて評価した。その結果を表1にまとめる。
フロントページの続き (72)発明者 ポリ−、ヴオルフガング東京都渋谷区神宮前3丁目3−1−1 2−101番、神宮前プリンス・ハイツ 101号室(72)発明者 グルーバ ー、ベルト ドイツ連邦共和国デー−50181ベトブルグ、アルベルト−シュランケンシュ トラアセ28番 (72)発明者 ゲッケ、ユールゲン ドイツ連邦共和国デー−40225デユツセルドルフ、ストラフエラー・ダム  108番(72)発明者 ステドリー、ベルト ドイツ連邦共和国デー−47906ケンペン、アイヒエンドルフシュトラアセ  11番

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.酸触媒存在下、式(I): ▲数式、化学式、表等があります▼(I)(式中、R1は1ないし22個の炭素 原子および0、1、2または3個の二重結合を有する脂肪族直鎖または分枝炭化 水素基、R2は水素またはメチル基およびnは1ないし40の数を示す。) で表される脂肪アルコールポリグリコールエーテルをカルボン酸でエステル化す ることにより得られる末端基を保護した消泡剤。
  2. 2.式(I): ▲数式、化学式、表等があります▼(I)(式中、R1は1ないし22個の炭素 原子および0、1、2または3個の二重結合を有する脂肪族直鎖または分枝炭化 水素基、R2は水素またはメチル基およびnは1ないし40の数を示す。) で表される脂肪アルコールポリグルコールエーテルを酸触媒存在下でカルボン酸 を用いてエステル化する、末端基を保護した消泡剤の製造方法。
  3. 3.R1がC2−18アルキル基を表し、R2が水素およびnが2ないし10の 数を示す式(I)で表される脂肪アルコールポリグリコールエーテルを使用する 請求項2に記載の方法。
  4. 4.6ないし22個の炭素原子を有する任意に水酸基置換された脂肪族または芳 香族カルボン酸を使用する請求項2に記載の方法。
  5. 5.鉱酸、スルホン酸または酸性イオン交換体を酸触媒として使用する請求項2 に記載の方法。
  6. 6.80ないし120℃でエステル化し、平衡系から連続して縮合水を除去する 請求項2に記載の方法。
  7. 7.洗濯用洗剤、食器洗浄洗剤および清浄用製品、塗料およびラッカーにおいて 、砂糖および発酵工業用助剤として並びに下水処理場の廃水処理での泡沫調整の ための請求項1に記載の末端基を保護した消泡剤の使用。
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