JP2524816B2 - 炭化珪素系複合焼結体 - Google Patents

炭化珪素系複合焼結体

Info

Publication number
JP2524816B2
JP2524816B2 JP63240325A JP24032588A JP2524816B2 JP 2524816 B2 JP2524816 B2 JP 2524816B2 JP 63240325 A JP63240325 A JP 63240325A JP 24032588 A JP24032588 A JP 24032588A JP 2524816 B2 JP2524816 B2 JP 2524816B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicon carbide
sintered body
powder
weight
composite sintered
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63240325A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0288466A (ja
Inventor
広志 田代
好男 中村
正俊 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Coorstek KK
Original Assignee
Toshiba Ceramics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Ceramics Co Ltd filed Critical Toshiba Ceramics Co Ltd
Priority to JP63240325A priority Critical patent/JP2524816B2/ja
Priority to US07/411,666 priority patent/US5082597A/en
Publication of JPH0288466A publication Critical patent/JPH0288466A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2524816B2 publication Critical patent/JP2524816B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/515Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics
    • C04B35/56Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on carbides or oxycarbides
    • C04B35/565Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on carbides or oxycarbides based on silicon carbide

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Ceramic Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (1)発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は、炭化珪素系複合焼結体に関し、特に電気比
抵抗が低下されることにより導電性が確保され放電加工
が容易とされており、併せて機械的強度が確保されるこ
とにより構造材料としての利用も可能とされた炭化珪素
系複合焼結体に関するものである。
[従来の技術] 従来この種の炭化珪素系複合焼結体としては、周期律
表のIIIa族もしくはIVa族元素などの炭化物,窒化物も
しくはホウ化物を炭化珪素粉末に添加してホットプレス
焼結により作製するものが提案されており、その機械的
強度および耐熱特性などが確保されていたため機械部品
などの材料として利用されていた。
[解決すべき問題点] しかしながら従来の炭化珪素系複合焼結体は、電気比
抵抗を低下せしめて導電性を確保するために周期律表の
IIIa族もしくはIVa族元素などの炭化物,窒化物もしく
はホウ化物を30〜60容量部も配合していたので、(i)
炭化珪素の配合量が相対的に低下し焼結性が悪化してし
まう欠点があり、ひいては(ii)ホットプレス焼結によ
って焼結体を作製しなければならない欠点があり、その
ため(iii)焼結体の形状を複雑化できない欠点があ
り、結果的に(iv)構造材料としての利用範囲が大幅に
制限されてしまう欠点があった。
そこで本発明は、これらの欠点を除去し、電気比抵抗
を低下せしめて導電性を確保し併せて機械的強度も確保
することにより放電加工を容易としかつ構造材料として
も利用可能としてなる炭化珪素系複合焼結体を提供せん
とするものである。
(2)発明の構成 [問題点の解決手段] そのために本発明により提供される解決手段は、 「炭化珪素粉末25〜75重量部に対し、クロムおよびク
ロム化合物の少なくとも一方が1〜5重量部だけ配合さ
れ、かつ周期律表のIVa族およびVa族元素の炭化物およ
びホウ化物のうちの少なくとも1種が20〜70重量部だけ
配合され、かつ酸化アルミニウム粉末が3〜25重量部だ
け配合されており、不活性ガス雰囲気下で1700〜2100℃
の温度にて焼結されてなる炭化珪素系複合焼結体」 である。
[作用] 本発明にかかる炭化珪素系複合焼結体は、炭化珪素粉
末25〜75重量部に対し、クロムおよびクロム化合物の少
なくとも一方が1〜5重量部だけ配合され、かつ周期律
表のIVa族およびVa族元素の炭化物およびホウ化物のう
ちの少なくとも1種が20〜70重量部だけ配合され、かつ
酸化アルミニウム粉末が3〜25重量部だけ配合されてお
り、不活性ガス雰囲気下で1700〜2100℃の温度にて焼結
されてなるので、(i)電気比抵抗を低減せしめて導電
性を確保する作用をなし、ひいては(ii)放電加工を容
易とする作用をなしており、また(iii)機械的強度た
とえば曲げ強さを確保する作用もなしており、併せて
(iv)ホットプレス焼結によることなく焼結体を作製可
能とする作用をなし、ひいては(v)焼結体の形状を複
雑化可能とする作用をなし、結果的に(vi)構造材料と
しての利用範囲を拡張する作用をなす。
[実施例] 次に本発明にかかる炭化珪素系複合焼結体について、
その実施例を挙げて具体的に説明する。しかしながら以
下に説明する実施例は、本発明の理解を容易化ないし促
進化するために記載されるものであって、本発明を限定
するために記載されるものではない。
先ず本発明にかかる炭化珪素系複合焼結体の一実施例
について、その詳細を説明する。
本発明にかかる炭化珪素系複合焼結体は、炭化珪素粉
末25〜75重量部に対し、クロムおよびクロム化合物の少
なくとも一方が1〜5重量部だけ配合され、かつ周期律
表のIVa族(たとえばチタンなど)およびVa族元素(た
とえばタンタル,バナジウムなど)の炭化物およびホウ
化物のうちの少なくとも1種が20〜70重量部だけ配合さ
れ、かつ酸化アルミニウム粉末が3〜25重量部だけ配合
されたのち、不活性ガス雰囲気下で1700〜2100℃の温度
にて焼結されることにより作製される。
ここで、周期律表のIVa族(たとえばチタンなど)お
よびVa族元素(たとえばタンタル,バナジウムなど)の
炭化物およびホウ化物のうちの少なくとも1種の配合量
が20〜70重量部とされている根拠は、20重量部未満とな
ると結果物たる炭化珪素系複合焼結体の導電性が低下し
てしまい、また70重量部を超えると焼結性が悪化しその
密度が低下して機械的強度が低下してしまうためであ
る。
また酸化アルミニウム粉末の配合量が3〜25重量部と
されている根拠は、3重量部未満となると焼結性が悪化
し結果物たる炭化珪素系複合焼結体の密度が低下して機
械的強度が低下してしまい、また25重量部を超えるとそ
の機械的強度ならびに導電性が阻害されてしまうためで
ある。
酸化アルミニウム粉末は、必ずしもAl2O3粉末として
直接に添加する必要はなく、アルミニウムアルコキシ
ド,有機酸塩,無機塩塩の粉末として添加し焼結までの
間に適宜の処理を施してAl2O3粉末に変換せしめてもよ
い。
クロムおよびクロム化合物の少なくとも一方の配合量
が1〜5重量部とされている根拠は、1重量部未満とな
ると結果物たる炭化珪素系複合焼結体の導電性が低下し
てしまい、また5重量部を超えると焼結性が悪化しその
密度が低下して機械的強度が低下してしまうためであ
る。
加えて焼結性を改善して結果物たる炭化珪素系複合焼
結体の機械的強度を向上せしめるために、6重量部以下
の炭素を配合してもよい。炭素の配合量を6重量部以下
に制限する根拠は、6重量部を超えると結果物たる炭化
珪素系複合焼結体の機械的強度が低下してしまうことに
ある。
更に上述した本発明にかかる炭化珪素系複合焼結体の
一実施例の理解を深めるために、数値などを挙げて具体
的に説明する。
(実施例1) 平均粒径0.5μmの炭化珪素SiC粉末51gは、平均粒径
3.0μmの珪化クロムCrSi2粉末4gと平均粒径2.0μmの
ホウ化チタンTiB2粉末32gとが添加されたのち、更に炭
化度50重量%のフェノールレジン5gを含むアセトン溶液
120mlが添加され、アルミナ製のポットミルすなわちア
ルミナ製のポットおよびボールを用いて100時間にわた
って攪拌混合された。
次いで攪拌混合物は、乾燥により溶媒が除去されたの
ち造粒され、造粒混合物とされた。造粒混合物には、ポ
ットミルがアルミナ製であったために、そのポット器壁
およびボールから混入された酸化アルミニウムAl2O3
約10.5重量部%(すなわち約10.5g)だけ含有されてい
た。
造粒混合物は、金型プレスおよびラバープレスによっ
て成型され、5mm×5mm×60mmの成形体とされた。成型体
は、グラファイト容器に収容され、アルゴン雰囲気下に
おいて1900℃の温度で焼結され、炭化珪素系複合焼結体
とされた。
炭化珪素系複合焼結体は、相対密度,電気比抵抗およ
び曲げ強さ(常温すなわち室温下における3点曲げの強
さ)について測定され、その測定結果が第1表に示され
ている。
(実施例2) 炭化珪素SiC粉末,珪化クロムCrSi2粉末およびホウ化
チタンTiB2粉末の添加量が、それぞれ51g,3gおよび40g
とされ、かつ攪拌混合時間が50時間に短縮されたため酸
化アルミニウムAl2O3の含有量が約3.5重量%(すなわち
約3.5g)とされたことを除き、実施例1が反復された。
炭化珪素系複合焼結体は、相対密度,電気比抵抗およ
び曲げ強さ(常温すなわち室温下における3点曲げの強
さ)について測定され、その測定結果が第1表に示され
ている。
(実施例3) ホウ化チタンTiB2粉末に代え、平均粒径2.0μmの炭
化チタンTiC粉末32gが添加されたことを除き、実施例1
が反復された。
炭化珪素系複合焼結体は、相対密度,電気比抵抗およ
び曲げ強さ(常温すなわち室温下における3点曲げの強
さ)について測定され、その測定結果が第1表に示され
ている。
(実施例4) ホウ化チタンTiB2粉末に代え、平均粒径3.0μmの炭
化タンタルTaC粉末32gが添加されたことを除き、実施例
1が反復された。
炭化珪素系複合焼結体は、相対密度,電気比抵抗およ
び曲げ強さ(常温すなわち室温下における3点曲げの強
さ)について測定され、その測定結果が第1表に示され
ている。
(実施例5) 平均粒径0.5μmの炭化珪素SiC粉末51gは、平均粒径
3.0μmの珪化クロムCrSi2粉末3gと平均粒径8.0μmの
ホウ化ジルコニウムZrB2粉末37.5gとが添加されたの
ち、更に炭化度50重量%のフェノールレジン5gを含むア
セトン溶液120mlが添加され、アルミナ製のポットミル
すなわちアルミナ製のポットおよびボールを用いて50時
間にわたって攪拌混合された。
次いで攪拌混合物は、乾燥により溶媒が除去されたの
ち造粒され、造粒混合物とされた。造粒混合物には、ポ
ットミルがアルミナ製であったために、そのポット器壁
およびボールから混入された酸化アルミニウムAl2O3
約6.0重量%(すなわち約6.0g)だけ包有されていた。
造粒混合物は、金型プレスおよびラバープレスによっ
て成型され、5mm×5mm×60mmの成形体とされた。成型体
は、グラファイト容器に収容され、アルゴン雰囲気下に
おいて1900℃の温度で焼結され、炭化珪素系複合焼結体
とされた。
炭化珪素系複合焼結体は、相対密度,電気比抵抗およ
び曲げ強さ(常温すなわち室温下における3点曲げの強
さ)について測定され、その測定結果が第1表に示され
ている。
(実施例6) 炭化珪素SiC粉末およびホウ化チタンTiB2粉末の使用
量がそれぞれ48gおよび41gとされ、かつ珪化クロムCrSi
2粉末に代え平均粒径5.6μmの炭化クロムCr3C2粉末3.0
gが添加され、かつアセトン溶液中のフェノールレジン
の含有量が4.0gとされたことを除き、実施例5が反復さ
れた。
炭化珪素系複合焼結体は、相対密度,電気比抵抗およ
び曲げ強さ(常温すなわち室温下における3点曲げの強
さ)について測定され、その測定結果が第1表に示され
ている。
(実施例7) 炭化珪素SiC粉末の使用量が57gとされ、かつ珪化クロ
ムCrSi2粉末に代え平均粒径1.0μmのクロムCr粉末4.0g
が添加されかつ、炭化チタンTiC粉末の添加量が25gとさ
れ、かつアセトン溶液中のフェノールレジンの含有量が
7gとされたことを除き、実施例1が反復された。
炭化珪素系複合焼結体は、相対密度,電気比抵抗およ
び曲げ強さ(常温すなわち室温下における3点曲げの強
さ)について測定され、その測定結果が第1表に示され
ている。
(実施例8) 炭化珪素SiC粉末の使用量が53.5gとされ、かつ珪化ク
ロムCrSi2粉末に代え平均粒径5.6μmの炭化クロムCr3C
2粉末4.0gが添加され、かつホウ化チタンTiB2粉末に代
え平均粒径2.0μmの炭化チタンTiC粉末32gが添加さ
れ、かつフェノールレジンに代えポリ酢酸ビニル2.5gが
添加されたことを除き、実施例1が反復された。
炭化珪素系複合焼結体は、相対密度,電気比抵抗およ
び曲げ強さ(常温すなわち室温下における3点曲げの強
さ)について測定され、その測定結果が第1表に示され
ている。
(実施例9) 平均粒径0.5μmの炭化珪素SiC粉末64.5gは、平均粒
径3.0μmの珪化クロムCrSi2粉末4gと平均粒径2.0μm
の炭化チタンTiC粉末24gと平均粒径0.5μmの酸化アル
ミニウムAl2O3粉末7.5gが添加されたのち、更にポリビ
ニルアルコール2.5gを含む純水150mlが添加され、プラ
スチック製のポットミルすなわちポリポットおよびモノ
ボールを用いて20時間にわたって攪拌混合された。
次いで攪拌混合物は、乾燥により溶媒が除去されたの
ち造粒され、造粒混合物とされた。造粒混合物には、ポ
ットミルがプラスチック製であったために、実施例1と
は異なり、そのポット器壁あるいはボールから酸化アル
ミニウムAl2O3が混入されることはなかった。
造粒混合物は、金型プレスおよびラバープレスによっ
て成型され、5mm×5mm×60mmの成形体とされた。成型体
は、グラファイト容器に収容され、アルゴン雰囲気下に
おいて1900℃の温度で焼結され、炭化珪素系複合焼結体
とされた。
炭化珪素系複合焼結体は、相対密度,電気比抵 抗および曲げ強さ(常温すなわち室温下における3点曲
げの強さ)について測定され、その測定結果が第1表に
示されている。
(比較例1) 平均粒径0.5μmの炭化珪素SiC粉末76gは、平均粒径
3.0μmの珪化クロムCrSi2粉末20gが添加されたのち、
更に炭化度50重量%のフェノールレジン8gを含むアセト
ン溶液120mlが添加され、アルミナ製のポットミル中で1
00時間にわたって攪拌混合された。
次いで攪拌混合物は、乾燥により溶媒が除去されたの
ち造粒され、造粒混合物とされた。造粒混合物には、ポ
ットミルがアルミナ製であったために、そのポット器壁
およびボールから混入された酸化アルミニウムAl2O3
約12重量%(すなわち約12g)だけ包有されていた。
造粒混合物は、金型プレスおよびラバープレスによっ
て成型され、5mm×5mm×60mmの成形体とされた。成型体
は、グラファイト容器に収容されアルゴン雰囲気下にお
いて1900℃の温度で焼結され、炭化珪素系複合焼結体と
された。
炭化珪素系複合焼結体は、相対密度,電気比抵抗およ
び曲げ強さ(常温すなわち室温下における3点曲げの強
さ)について測定され、その測定結果が第1表に示され
ている。
(比較例2) 平均粒径0.5μmの炭化珪素SiC粉末86gは、平均粒径
0.5μmの酸化アルミニウムAl2O3粉末10gと平均粒径2.0
μmの炭化チタンTiC10gとが添加されたのち、更に炭化
度50重量%のフェノールレジン8gを含むアセトン溶液12
0mlが添加され、プラスチック製のポットミルすなわち
ポリポットおよびモノボールを用いて20時間にわたって
攪拌混合された。
次いで攪拌混合物は、乾燥により溶媒が除去されたの
ち造粒され、造粒混合物とされた。造粒混合物には、ポ
ットミルがプラスチック製であったために、比較例1と
は異なり、そのポット器壁もしくはボールから酸化アル
ミニウムAl2O3が混入させることはなかった。
造粒混合物は、金型プレスおよびラバープレスによっ
て成型され、5mm×5mm×60mmの成形体とされた。成型体
は、グラファイト容器に収容され、アルゴン雰囲気下に
おいて1900℃の温度で焼結され、炭化珪素系複合焼結体
とされた。
炭化珪素系複合焼結体は、相対密度,電気比抵抗およ
び曲げ強さ(常温すなわち室温下における3点曲げの強
さ)について測定され、その測定結果が第1表に示され
ている。
第1表を参照すれば明らかなように本発明によれば、
炭化珪素系複合焼結体の電気比抵抗を10Ωcm以下と比較
例に比し小さくでき、併せて曲げ強さを比較例に比し大
きくできる。このため本発明によれば、炭化珪素系複合
焼結体の放電加工を容易化でき、深度の大きな形状であ
っても短時間で加工でき、ひいては高強度および高靱性
を確保できる。
なお上述の実施例においては、炭化珪素SiC粉末の粒
径が0.5μmとされているが、これに限定されるもので
はない。しかしながら炭化珪素系複合焼結体の機械的強
度などを考慮すると、炭化珪素SiC粉末の粒径は、特に
1μm以下であることが好ましい。
(3)発明の効果 上述より明らかなように、本発明にかかる炭化珪素系
複合焼結体は、 炭化珪素粉末25〜75重量部に対し、クロムおよびクロ
ム化合物の少なくとも一方が1〜5重量部だけ配合さ
れ、かつ周期律表のIVa族およびVa族元素の炭化物およ
びホウ化物のうちの少なくとも1種が20〜70重量部だけ
配合され、かつ酸化アルミニウム粉末が3〜25重量部だ
け配合されており、不活性ガス雰囲気下で1700〜2100℃
の温度にて焼結され てなるので、 (i)電気比抵抗を10Ωcm以下に低減するることがで
きる効果 を有し、ひいては (ii)放電加工を容易とできる効果 を有し、併せて (iii)機械的強度たとえば曲げ強さを大きくでき、高
強度および高靱性とできる効果 も有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 35/56 T

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭化珪素粉末25〜75重量部に対し、クロム
    およびクロム化合物の少なくとも一方が1〜5重量部だ
    け配合され、かつ周期律表のIVa族およびVa族元素の炭
    化物およびホウ化物のうちの少なくとも1種が20〜70重
    量部だけ配合され、かつ酸化アルミニウム粉末が3〜25
    重量部だけ配合されており、不活性ガス雰囲気下で1700
    〜2100℃の温度にて焼結されてなる炭化珪素系複合焼結
    体。
  2. 【請求項2】炭化珪素粉末に対して6重量部以下の炭素
    が添加されてなる特許請求の範囲第(1)項記載の炭化
    珪素系複合焼結体。
JP63240325A 1988-09-26 1988-09-26 炭化珪素系複合焼結体 Expired - Lifetime JP2524816B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63240325A JP2524816B2 (ja) 1988-09-26 1988-09-26 炭化珪素系複合焼結体
US07/411,666 US5082597A (en) 1988-09-26 1989-09-25 Sintered silicon carbide composite

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63240325A JP2524816B2 (ja) 1988-09-26 1988-09-26 炭化珪素系複合焼結体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0288466A JPH0288466A (ja) 1990-03-28
JP2524816B2 true JP2524816B2 (ja) 1996-08-14

Family

ID=17057795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63240325A Expired - Lifetime JP2524816B2 (ja) 1988-09-26 1988-09-26 炭化珪素系複合焼結体

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5082597A (ja)
JP (1) JP2524816B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2571303B2 (ja) * 1990-07-18 1997-01-16 昭和電工株式会社 炭化ケイ素焼結体およびその製造方法
CA2081656C (en) * 1991-10-29 1996-08-27 Hideyuki Fujishiro Fiber shaped-article for fiber-reinforced composite members and method of producing the same
US5500394A (en) * 1994-12-22 1996-03-19 Composite Materials, Inc. Fire-resistant and thermal shock-resistant composite ceramic material and method of making same
US5470807A (en) * 1995-03-17 1995-11-28 Industrial Technology Research Institute Chromium carbide based ceramics composite block gauge
US6630153B2 (en) * 2001-02-23 2003-10-07 Smith & Nephew, Inc. Manufacture of bone graft substitutes
US20040173597A1 (en) * 2003-03-03 2004-09-09 Manoj Agrawal Apparatus for contacting gases at high temperature
US7803732B1 (en) * 2006-05-09 2010-09-28 BAE Systems Advanced Ceramics, Inc. Compositions for improved ceramic armor
US20070270302A1 (en) * 2006-05-22 2007-11-22 Zhang Shi C Pressurelessly sintered zirconium diboride/silicon carbide composite bodies and a method for producing the same
US8097548B2 (en) * 2006-05-22 2012-01-17 Zhang Shi C High-density pressurelessly sintered zirconium diboride/silicon carbide composite bodies and a method for producing the same
KR101189392B1 (ko) * 2010-07-30 2012-10-10 엘지이노텍 주식회사 볼을 사용한 탄화규소 소결체 제조 방법
WO2013094934A1 (en) * 2011-12-21 2013-06-27 Lg Innotek Co., Ltd. Method of fabricating silicon carbide powder

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2406275A (en) * 1942-04-07 1946-08-20 Wejnarth Axel Richard Electrical resistance element
JPS5837274B2 (ja) * 1980-08-26 1983-08-15 工業技術院長 高強度複合焼結材料
JP2520640B2 (ja) * 1987-05-14 1996-07-31 東芝セラミックス株式会社 炭化珪素質焼結体およびその放電加工体

Also Published As

Publication number Publication date
US5082597A (en) 1992-01-21
JPH0288466A (ja) 1990-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2524816B2 (ja) 炭化珪素系複合焼結体
US4753903A (en) Silicon carbide sintered body and a manufacturing method therefor
US4135938A (en) High density thermal shock resistant sintered silicon carbide
US4661740A (en) Polycrystalline sintered bodies based on lanthanum hexaboride, and a process for their manufacture
JPH0735300B2 (ja) 炭化珪素質焼結体
JP2745062B2 (ja) 導電性複合セラミックス
JPH0822776B2 (ja) セラミックス複合焼結体
JP2639955B2 (ja) フィルタ等に用いる導電性炭化珪素質焼結多孔体
JP2808637B2 (ja) 導電性ジルコニア焼結体
JP2520640B2 (ja) 炭化珪素質焼結体およびその放電加工体
JPH0710747B2 (ja) ホウ化物―酸化ジルコニウム―炭窒化物系セラミックス材料
JP2934278B2 (ja) 炭化けい素系導電性セラミックス
JPS6337069B2 (ja)
JPH05345673A (ja) 炭化珪素質導電性複合セラミックス
JP2997320B2 (ja) 繊維強化セラミックス
JP3662628B2 (ja) 窒化珪素質焼結体およびその製造方法
JPH0122232B2 (ja)
JPH0535695B2 (ja)
JPH054869A (ja) 炭化珪素質導電性複合セラミツクス
JP2520710B2 (ja) セラミックス発熱体
JPH04144964A (ja) 炭化珪素質導電性複合材料
JPH05279122A (ja) 炭化珪素複合焼結体の製造方法
JPS6337068B2 (ja)
JPH01188473A (ja) セラミックス焼結体
JP2742620B2 (ja) 硼化物―酸化アルミニウム質焼結体およびその製造方法