JP2524603B2 - 公衆電話機の硬貨ホッパ装置 - Google Patents

公衆電話機の硬貨ホッパ装置

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JP2524603B2 JP62243168A JP24316887A JP2524603B2 JP 2524603 B2 JP2524603 B2 JP 2524603B2 JP 62243168 A JP62243168 A JP 62243168A JP 24316887 A JP24316887 A JP 24316887A JP 2524603 B2 JP2524603 B2 JP 2524603B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は公衆電話機に係わり、特に、硬貨投入口から
投入された硬貨を一旦蓄積したのち通話情報に応じてそ
の硬貨を金庫又は返却口へ振分ける公衆電話機の硬貨ホ
ッパ装置に関する。
〔従来の技術〕
不特定多数の人が使用する公衆電話機においては、例
えば第3図に示すように、金属製筐体1の前面に、ダイ
ヤル2、硬貨投入口3、硬貨の返却口4、内部に収納さ
れた金庫の扉5、送受器6を置くためのフックスイッチ
に連動する送受器ハンガー7、およびエラーメッセージ
等を表示する液晶表示素子で形成された表示器8等が設
けられている。
また、公衆電話機の硬貨投入口5に投入された硬貨を
金庫に収納したり返却口4へ返却したりする制御方式と
して各国、各地方によって種々の制御方式が採用されて
いるが、一つの制御方式として、送受器6を取上げて通
話開始前に硬貨投入口3に投入された硬貨の種類と枚数
を電話局で把握し、投入された硬貨を一旦蓄積部に蓄積
しておき、通話が終了した時点で蓄積された全部の硬貨
を金庫へ収納し、通話先が話中等にて通話できなかった
り、通話開始前に送受器6を送受器ハンガー7に置いた
場合は、電話局からの返却信号で蓄積された全硬貨を返
却口4へ返却するようにする方式がある。
このような制御方式を採用した公衆電話機における硬
貨投入口3から投入された硬貨は第4図に示す経路を通
って金庫9又は返却口4へ収納又は排出される。すなわ
ち、硬貨投入口3から投入された硬貨は硬貨検出コイル
10a,10bが配設された硬貨選別部11を通過して、実貨と
して判断された硬貨は分岐点12を介して硬貨ホッパ装置
13の蓄積部14へ導かれる。なお、硬貨検出部11にて投入
硬貨が贋硬貨であれば、分岐点12のレバー12aが硬貨ホ
ッパ装置13側の通路を閉鎖して、贋硬貨を矢印Cに示す
経路で直接返却口4へ排出する。
硬貨ホッパ装置13の蓄積部14に蓄積された硬貨は電話
局からの指令にて第1のフラッパ15および第2のフラッ
パ16を介して、矢印Aで示すように金庫出口部17を経て
金庫9へ収納されるか、又は矢印Bで示すように返却出
口部18を経て返却口4へ排出される。
第5図および第6図は前記硬貨ホッパ装置13における
各フラッパ15の一端が軸支されており、金庫出口部17と
返却出口部18との分岐点19に第2のフラッパ16の下端が
回動自在に軸支されている。そして、硬貨の通路に近接
して電磁石20が配設されており、この電磁石20が通電さ
れると、通電によって吸引される逆L字型レバー21の中
途位置に取付けられた支持アーム22が下方に移動して、
点線で示すように第1のフラッパ15が下方へ回動する。
また、この逆L字型レバー21の下方位置には、第6図に
示すように、円弧状窓23が穿設されており、この円弧状
窓23に第2のフラップ16の側面に取付けられた軸24が貫
通されている。さらに、逆L字型レバー21の下端近傍に
永久磁石25が配設されている。そして、前記電磁石20を
直流で励磁すると、逆L字型レバー21は下方へ移動し
て、円弧窓23に貫通した軸24がこの円弧窓23内を摺動し
ながら移動する。この移動方向は永久磁石25の極性と電
磁石20の通電方向によって定まる。その結果、第2のフ
ラッパ16は通電方向で指定された方向へ回動して金庫出
口部17又は返却出口部18を閉鎖する。
このように構成された硬貨ホッパ装置13において、電
磁石20を通電しない状態では、第1のフラッパ15は水平
状態を維持し、投入された硬貨は硬貨蓄積部14に蓄積さ
れる。次に、例えば電磁石20を(+)方向に励磁すれ
ば、第1のフラッパ15が下方へ回動し、第2のフラッパ
16が返却出口18方向へ回動する。しかして、蓄積部14の
硬貨は第4図の矢印Aで示すように金庫9へ収納され
る。
逆に、電磁石20を(−)方向へ励磁すると、第2のフ
ラッパ16が金庫出口部17方向へ回動して、硬貨は第4図
の矢印Bで示すように返却口4へ排出される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記のように構成された公衆電話機の硬
貨ホッパ装置13においても次のような問題があった。す
なわち、通話が終了しなし限り蓄積部14に蓄積された硬
貨は下方に落ちないので、例えば遠距離通話等によって
投入硬貨量が増大することを考慮して、逆L字型レバー
21をかなり強い力で上方に付勢しておく必要がある。そ
の結果、通話終了時にこの付勢力に抗して逆L字型レバ
ー21を下方に移動させる必要があるので、電磁石20の吸
引力を大きく設定しなければならない。したがって、電
磁石20が大型化するのみならず、この電磁石20に大電流
を流す必要がある。
また、前述した理由により第1のフラッパ15に大荷重
を印加できないので、蓄積部14の容積を大きく設定でき
ない。
さらに、第1のフラッパ15と第2のフラッパ16とをあ
まり間隔を開けずに上下2段に亘って配設しているの
で、第1のフラッパ15と第2のフラッパ16との間に硬貨
が詰まりやすく、故障が多発する問題があった。
また、第1のフラッパ15と第2のフラッパ16との動作
タイミングが重要となり、このタイミングを誤ると、先
頭の硬貨が誤った方向へ落ちたり、前述した硬貨詰まり
等の故障が発生する。したがって、硬貨ホッパ装置全体
の構造が複雑になり、製造費が上昇する問題がある。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、蓄積部から金庫出口部と
返却出口部とに通じる各連通口を別々のフラッパで開閉
制御することにより、大容量の蓄積部を形成でき、さら
に構成を簡素化することによって硬貨詰まりや誤動作の
発生確率を大幅に抑制できる公衆電話機の硬貨ホッパ装
置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の公衆電話機の硬貨ホッパ装置においては、上
部に硬貨投入口から投入された硬貨を蓄積する蓄積部が
形成されるとともに下部にこの蓄積部に各連通口を介し
て連通する金庫出口部および返却出口部が形成された筐
体と、一端がこの筐体の各連通口の上方位置に回動軸を
介して回動自在に取付けられ、各連通口を選択的に閉じ
る一対のフラッパと、中間部が前記筐体の各回動軸の下
方位置に回動自在に取付けられ、前記各フラッパが前記
各連通口を傾斜状態で閉じるようにこの各フラッパの下
面を上端で支持する一対のレバーアームと、この各レバ
ーアームに対してこの各レバーアームを常時前記各フラ
ッパの下面を支持する方向へ回動させる力を付勢する一
対のばね部材と、前記各レバーアームの下部に当接して
この各レバーアームを前記ばね部材の付勢力に抗して前
記支持方向とは反対方向へ回動させて前記各フラッパの
支持を解除させる一対のロッドアームと、前記通話情報
に応じて前記各ロッドアームを駆動する一対の電磁石と
を備えたものである。
また別の発明においては、上記各手段に加えて、前記
一対のフラッパが取付けられた各回動軸に取付けられた
一対のカムと、一端が各カムに係合して各フラッパの下
方への回動を禁止する一対のストッパーアームと、この
各ストッパーアームを回動させて各カムの回動禁止を解
除させる一対の解除アームとを設け、前記一対の電気磁
石でもって通話情報に応じて前記各ロッドアームととも
に各解除アームをも駆動するようにしている。
〔作用〕
このように構成された公衆電話機の硬貨ホッパ装置で
あれば、筐体内の上部に形成された蓄積部と下部にそれ
ぞれ形成された金庫出口部と返却出口部との間の各連通
口はそれぞれフラッパで開閉される。そして、各電磁石
が通電されない状態においては、各レバーアームは各ば
ね部材にてその上端が各フラッパの下面を上方に支持す
る方向へ付勢されるので、両方のフラッパで各連通口を
斜めに閉じた状態を維持する。よって、フラッパの上部
に大容量の蓄積部が形成される。この場合、各フラッパ
は中間部が筐体の各回動軸の下方位置に回動自在に取付
けられた各レバーアームの上端でその下面が支持される
ので、フラッパ上の荷重はレバーアームの上端で受け、
電磁石の吸引力で前記荷重を受けることはない。よっ
て、電磁石の容量を小さくできる。
そして、いずれか一方の電磁石を通電すると、通電さ
れた電磁石の方のロッドアームが駆動されて該当側のレ
バーアームを回動させる。しかして、該当側のフラッパ
の支持が外されてフラッパが下方に回動する。その結
果、蓄積部の硬貨が回動されたフラッパによって開放さ
れた連通口から通電された電磁石側の出口へ振分けられ
る。
そして、電磁石に対する通電を遮断すると、レバーア
ームはロッドアームの拘束から開放されて、ばね部材の
復元力によって、上端がフラッパの下面を押し上げる方
向に回動する。しかして、フラッパは元の角度位置へ戻
り、フラッパの上部に蓄積部が形成される。
また、別の発明の作用は上記作用に加えて、各フラッ
パが該当連通口を閉じている状態においては、このフラ
ッパは前述したようにレバーアームでその下面が支持さ
れるとともに、フラッパが取付けられた回動軸に固定さ
れたカムにストッパ−アームが係止されている。しかし
て、フラッパはレバーアームとストッパ−アームとの2
個のアームでもって下方向への回動が禁止されるので、
このフラッパ上に形成される蓄積部の硬貨収納容量をさ
らに増大できる。そして、電磁石を通電するとストッパ
ーアームおよびレバーアームが同時に外れる。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図は実施例の公衆電話機の硬貨ホッパ装置を示す
部分断面図である。矩形断面を有する筒体状に形成され
た筐体31内の上部に上端が硬貨投入口方向に開口された
硬貨を蓄積する蓄積部32が形成され、下部に下端が金庫
に開口された金庫出口部33および下端が返却口に開口さ
れた返却出口部34が形成されている。そして、金庫出口
部33と返却出口部34とは仕切板35で仕切られている。ま
た、蓄積部32と金庫出口部33との連通口は一端が筐体31
の正面壁に枢支された回動軸36aに取付けられたフラッ
パ37aにて閉じられる。一方、蓄積部32と返却出口部34
との連通口は一端が筐体31の正面壁に枢支された回動軸
36bに取付けられたフラッパ37bにて閉じられる。したが
って、両方の連通口を閉じた状態において、各フラッパ
37a,37bは、図示するように、ほぼ90°の交差角θを有
して対向する。なお、各フラッパ37a,37bを傾斜させて
停止させる理由は、いずれか一方のフラッパ37a,37bが
開放された場合に蓄積部32に蓄積された全部の硬貨がス
ムースに排出される必要があるからである。
金庫出口部33および返却出口部34の各側壁にはそれぞ
れ軸38a,38bを介してレバーアーム39a,39bが取付けられ
ている。そして、各レバーアーム39a,39bの上端は前記
各フラッパ37a,37bの下面に対して凸部40a,40bの外側位
置でほぼ90°で当接している。そして、各レバーアーム
39a,39bはばね材としてのコイルばね41a,41bにて仕切板
35方向に常時付勢されている。
前記フラッパ37aが取付けられた回動軸36aは前記筐体
31の正面壁の外表面まで突出しており、突出部に図示す
る形状のカム42aが固定されている。また。正面壁の外
表面の前記回動軸36aの下方位置には軸43aを介して上方
に伸びるストッパーアーム44aの下端が枢支されてい
る。このストッパーアーム44aの上端は前記カム42aに係
止されており、このカム42aの時計方向への回転、すな
わちフラッパ37aの下方への回動を禁止している。ま
た、このストッパーアーム44aはコイルばね45aにて筐体
31の側壁方向に常時付勢されている。
なお、返却出口部34側にも、同一構成のカム、ストッ
パーアームが取付けられている。
筐体31の各側壁にはそれぞれ支持フレーム46a,46bを
介して電磁石47a,47bが取付けられており、各支持フレ
ーム46a,46bの上端部に軸48a,48bを介して磁性材料で形
成されたL字レバー49a,49bが枢支されている。このL
字レバー49a,49bの下端に前記各レバーアーム39a,39bを
回動させるロッドアーム50a,50bが取付けられている。
さらに、L字アーム49aの下端近傍位置に前記ストッパ
ーアーム44aを内側方向へ回動させる解除アーム51aが取
付けられている。
なお、図示しないが返却出口部34側のL字アーム49b
にも解除アームが取付けられている。
そして、電磁石47a,47bが通電されると、各電磁石47
a,47bの上端面とL字アーム49a,49bの上部と間に吸引力
が作用して、L字アーム49a,49bの下部が内側へ回動す
る。
このように構成された公衆電話機の硬貨ホッパ装置の
動作を説明する。
まず、通話先の電話機を呼出し中又は通話中において
は、各電磁石47a,47bは通電されていないので、各レバ
ーアーム39a,39bがコイルばね41a,41bにて上端が内側方
向へ付勢されている。したがって、各レバーアーム39a,
39bの先端がフラッパ37a,37bの下面を各凸部40a,40b部
位置まで摺動して係止する。したがって、各フラッパ37
a,37bは第1図で示す角度位置で停止する。フラッパ37a
が図示角度位置に停止すると、常時側壁側へ付勢されて
いるストッパーアーム44aの上端がカム42aに図示状態で
係止される。
したがって、この状態においては、フラッパ37aはレ
バーアーム39aおよびストッパーアーム44aにて下方向へ
の回動動作が禁止されている。返却出口部34側の連通口
のフラッパ37bも同一条件で停止している。したがっ
て、各フラッパ37a,37b上に形成された蓄積部32に多く
の硬貨が蓄積されても、フラッパ37a,37bに加わる荷重
はそれぞれレバーアームとストッパーアームとの2本の
アームで支持され、しかもフラッパはカムと連動してス
トッパーアームに確実に支持されるので、より多くの硬
貨を蓄積部32へ蓄積可能となる。
次に通話が終了して電話局から硬貨収納指令が入力さ
れると、金庫出口部33側の電磁石47aが通電される。そ
の結果、電磁石47aの吸引力によって、L字レバー49aが
反時計方向に回動し、L字レバー49aの下部に取付けら
れたロッドアーム50aでレバーアーム39aを反時計方向へ
回動させる。同時に解除アーム51aでストッパーアーム4
4aを時計方向に回動させる。その結果、レバーアーム39
aの上端が左方へ移動するとともに、カム42aがストッパ
ーアーム44aによる係止状態から解除される。しかし
て、回動軸36aは自由回転状態となり、フラッパ37aはそ
の重力により下方に回動する。
その結果、第2図に示すように、フラッパ37aが下方
を向き、蓄積部32と金庫出口部33との間の連通口が開放
され、蓄積部32に蓄積されている全部の硬貨が金庫出口
部33を介して金庫に収納される。
全部の硬貨の金庫への収納が終了すると金庫出口部33
側の電磁石47aの通電が遮断される。その結果、L字レ
バー49aが時計方向へ回動して、ロッドアーム50a、解除
アーム51aが左方へ移動する。すると、レバーアーム39a
がコイルばね41の復元力によって時計方向へ回動して、
その先端でフラッパ37aの下面を押し上げる。そして、
上端が凸部40aに当接すると、回動動作は停止する。ま
た、フラッパ37aの回動動作に連動してカム42aも回動す
る。そして、第1図に示すようにストッパーアーム44a
がカム42aに係合する。したがって、フラッパ37aは第1
図に示す元の角度位置状態に復帰する。
また、通話相手が出ないため送話器を置いた場合や、
通話開始前に送受器を置いた場合には、電話局から硬貨
返却指令が入力する。硬貨返却指令が入力されると、返
却出口部34側の電磁石47bが通電される。その結果、前
述と同じ動作でもって、フラッパ37bが下方を向き、返
却出口部34と蓄積部32との間の連通口が開放される。し
かして、蓄積部32に蓄積されている全部の硬貨が返却出
口部34を介して返却口へ排出される。
このような硬貨ホッパ装置であれば、硬貨収納指令又
は硬貨返却指令の通話情報に応じて、各フラッパ37a,37
bがそれぞれ独立に駆動されるので、第5図および第6
図の上下に2枚のフラッパ15,16を配設して、それぞれ
タイミングを調整しながら駆動する従来の硬貨ホッパ装
置に比較して、駆動回路構成が簡素化される。
また、一時期にいずれか一方のフラッパ37a,37bが動
作するのみであるので、硬貨詰まりが発生する確率は大
幅に低減される。また、いずれか一方のフラッパ37a,37
bを開放する場合に、先頭の硬貨が間違って返却された
り金庫に収納されるという誤動作の起きる余地はない。
したがって、公衆電話機全体の信頼性を向上できる。
さらに、各電磁石47a,47bは各L字アーム49a,49bを微
少角度だけ回動させる吸引力を発生させるのでよく、第
5図および第6図の示す従来装置のように吸引力を蓄積
部に蓄積された全硬貨の重量に抗する吸引力を発生させ
る必要がない。その結果、各電磁石47a,47bに流す電流
の値を大幅に減少できる。
また、蓄積部32の断面積は約フラップ2枚分の面積を
有し、また、前述したように各フラップ37a,37bはそれ
ぞれ2本のレバーにて下方向への回動が禁止されている
ので、このフラップ37a,37bの耐荷重特性を向上できる
ので、蓄積部32の硬貨収納容量を大幅に増大できる。
また、蓄積部32に蓄積された硬貨の荷重は前記レバー
アーム39aのみならずカム42aおよびストッパーアーム44
aでも受けているので、レバーアーム39aの回動と共に、
このストッパーアーム44aを解除アーム51aで回動させる
ことによって大荷重が印加されたフラッパ37aを少ない
エネルギで簡単に回動させることが可能である。
〔発明の効果〕 以上説明したように本発明の公衆電話機の硬貨ホッパ
装置によれば、蓄積部から金庫出口部と返却出口部とに
通じる各連通口を別々のフラッパで開閉制御している。
したがって、大容量の蓄積部を形成でき、さらに構成を
簡素化することによって硬貨詰まりや誤動作の発生確率
を大幅に抑制できる。
また、たとえ大量の硬貨が蓄積部に蓄積していたとし
てもカムおよびストッパーアームの作用でフラッパの荷
重を支えるとともに少ないエネルギで解除できる。した
がって、逆に蓄積部の容量をさらに大きくできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係わる公衆電話機の硬貨ホ
ッパ装置を示す部分断面図、第2図は同実施例装置の動
作を示す部分断面図、第3図は一般的な公衆電話機を示
す外観図、第4図は従来の硬貨ホッパ装置を組込んだ公
衆電話機における硬貨の流れを示す模式図、第5図およ
び第6図は従来の硬貨ホッパ装置の構造を示す模式図で
ある。 3…硬貨投入口、4…返却口、6…送受器、9…金庫、
31…筐体、32…蓄積部、33…金庫出口部、34…返却出口
部、35…仕切板、36a,36b…回動軸、37a,37b…フラッ
パ、39a,39b…レバーアーム、42a…カム、44a…ストッ
パーアーム、47a,47b…電磁石、49a,49b…L字レバー、
50a,50b…ロッドアーム、51a…解除アーム。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬貨投入口から投入された硬貨を一旦蓄積
    させ、通話情報に応じて前記蓄積された硬貨を金庫又は
    返却口へ振分ける公衆電話機の硬貨ホッパ装置におい
    て、上部に前記硬貨投入口から投入された硬貨を蓄積す
    る蓄積部が形成されるとともに下部にこの蓄積部に各連
    通口を介して連通する金庫出口部および返却出口部が形
    成された筐体(31)と、一端がこの筐体の前記各連通口
    の上方位置に回動軸を介して回動自在に取付けられ、前
    記各連通口を選択的に閉じる一対のフラッパ(37a,37
    b)と、中間部が前記筐体の各回動軸の下方位置に回動
    自在に取付けられ、前記各フラッパが前記各連通口を傾
    斜状態で閉じるようにこの各フラッパの下面を上端で支
    持する一対のレバーアーム(39a,39b)と、この各レバ
    ーアームに対してこの各レバーアームを常時前記各フラ
    ッパの下面を支持する方向へ回動させる力を付勢する一
    対のばね部材(41a,41b)と、前記各レバーアームの下
    部に当接してこの各レバーアームを前記ばね部材の付勢
    力に抗して前記支持方向とは反対方向へ回動させて前記
    各フラッパの支持を解除させる一対のロッドアーム(50
    a,50b)と、前記通話情報に応じて前記各ロッドアーム
    を駆動する一対の電磁石(47a,47b)とを備えたことを
    特徴とする公衆電話機の硬貨ホッパ装置。
  2. 【請求項2】硬貨投入口から投入された硬貨を一旦蓄積
    させ、通話情報に応じて前記蓄積された硬貨を金庫又は
    返却口へ振分ける公衆電話機の硬貨ホッパ装置におい
    て、上部に前記硬貨投入口から投入された硬貨を蓄積す
    る蓄積部が形成されるとともに下部にこの蓄積部に各連
    通口を介して連通する金庫出口部および返却出口部が形
    成された筐体(31)と、一端がこの筐体の前記各連通口
    の上方位置に回動軸を介して回動自在に取付けられ、前
    記各連通口を選択的に閉じる一対のフラッパ(37a,37
    b)と、中間部が前記筐体の各回動軸の下方位置に回動
    自在に取付けられ、前記フラッパが前記各連通口を傾斜
    状態で閉じるようにこの各フラッパの下面を上端で支持
    する一対のレバーアーム(39a,39b)と、この各レバー
    アームに対してこの各レバーアームを常時前記各フラッ
    パの下面を支持する方向へ回動させる力を付勢する一対
    のばね部材(41a,41b)と、前記各回動軸に取付けられ
    た一対のカム(42a)と、一端が前記各カムに係合して
    前記各フラッパの下方への回動を禁止する一対のストッ
    パーアーム(44a)と、この各ストッパーアームを回動
    させて前記各カムの回動禁止を解除させる一対の解除ア
    ーム(51a)と、前記各レバーアームの下部に当接して
    この各レバーアームを前記ばね部材の付勢力に抗して前
    記支持方向とは逆方向へ回動させて前記各フラッパの支
    持を解除させる一対のロッドアーム(50a,50b)と、前
    記通話情報に応じて前記各解除アームおよび各ロッドア
    ームを駆動する一対の電磁石(47a,47b)とを備えたこ
    とを特徴とする公衆電話機の硬貨ホッパ装置。
JP62243168A 1987-09-28 1987-09-28 公衆電話機の硬貨ホッパ装置 Expired - Lifetime JP2524603B2 (ja)

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