JP2524411Y2 - 棒状物繰り出し容器 - Google Patents

棒状物繰り出し容器

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JP2524411Y2
JP2524411Y2 JP1990119209U JP11920990U JP2524411Y2 JP 2524411 Y2 JP2524411 Y2 JP 2524411Y2 JP 1990119209 U JP1990119209 U JP 1990119209U JP 11920990 U JP11920990 U JP 11920990U JP 2524411 Y2 JP2524411 Y2 JP 2524411Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は棒状消ゴム,鉛筆芯,クレヨン芯,パステル
芯,アイブロー芯等の棒状物,特に平形形状の棒状物を
繰り出し・引っ込めることができるに適した棒状物繰り
出し容器に関する。
〔従来技術とその課題〕
本出願人は実願昭62-26097号(第1先行例)及び実願
平1-82841号(第2先行例)として棒状物繰り出し容器
を既に提案している。
前記第1,第2先行例においては、いずれもチャックを
有する内筒と外筒との間に弾性体を設けているため、内
筒を必要とし、その分高価になるばかりか、平形形状の
棒状物には適さないという課題がある。
また第2先行例には、内筒の後方段部とこれに対向す
る外筒の部分間,外筒の後方凸部と内筒の後方向凹部の
後面との間あるいは外筒の後方凸部と内筒の長孔の後面
との間に弾性体を設ける例が示されているが、これらは
構造が複雑になり、かつ弾性体が複数個必要になるため
かなり高価になることは勿論、弾性体の取付けも容易で
はなく、外筒を必要に応じて2分割形とするなどの課題
もある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案容器は上記の課題を解決するため、図示のよう
に外筒3と、この外筒3内にスライド自在に挿入されて
棒状物4を挟持するチャック5と、このチャック5の先
端部に遊嵌されたチャックリング15と、前記チャック5
と前記外筒3との間に設けられる弾性体2とを有し、前
記チャック5をノック操作して該チャック5を前,後動
することにより前記棒状物4を前記外筒3の先端から繰
り出すことができる棒状物繰り出し容器において、前記
チャック5の長手方向と直交する方向に弾性体収容保持
用貫通孔7を前記チャック5の後方基部6に形成すると
共に、前記外筒3の後端から長手方向に沿って延在する
弾性体ガイド兼挿入溝11を前記外筒3の内面に形成し、
容器組立時に前記弾性体2を前記弾性体収容保持用貫通
孔7の前,後面8,9間にその弾撥力により保持した前記
チャック5を、前記外筒3内にスライド挿入させた際、
前記弾性体2の前方部を前記外筒3の弾性体ガイド兼挿
入溝11内に嵌入して係止部10に係止する構成とする。
〔作用〕
上記のように弾性体収容保持用貫通孔7の前,後面8,
9間に弾性体2を保持し、容器組立時にチャック5を外
筒3内にスライド挿入させた際、弾性体2の前方部を外
筒3の弾性体ガイド兼挿入溝11内に嵌入して、係止部10
に係止する構成であるので、容器組立時、弾性体2はチ
ャック5の貫通孔7の前,後面8,9間にその弾撥力によ
り確りと保持されていて、チャック5の貫通孔7から脱
落するおそれはなく、そのため、弾性体2を保持したチ
ャック5を外筒3内に挿入することができるので、弾性
体2を貫通孔7の後面8と係止部10との間に取り付ける
こと及び容器組立作業を極めて簡単に行うことができ
る。又、チャック5に設けた貫通孔7の後面9と、外筒
3の内面に形成された係止部10との間に弾性体2を挿設
したので、内筒を不要にでき、その分安価に実施できる
ことになり、また平形形状の棒状物4に適する装置を提
供できることになる。
〔実施例〕
以下図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案装置の一実施例の構成を示す横断平面
図、第2図(a),(b)はそれぞれ本考案における外
筒の一例を示す縦断側面図及びその右側面図、第3図は
同じく弾性体付きのチャックの平面図、第4図は同じく
チャックリングの平面図である。
第1図において3は薄形の外筒(第2図(a),
(b)参照)、15は後部上,下面にそれぞれ連結用穴16
と抜け止め17を有する薄形のチャックリング(第4図参
照)で、このチャックリング15はその上下の連結用穴16
を,外筒3の前部上,下面にそれぞれ形成された突起部
18(第2図(a)参照)に抜け止め17側より押し込んで
遊嵌させることにより外筒3の前部に連結され、一度連
結されると、抜け止め17により抜け止めされて連結状態
が維持される構成となっている。
チャック5は長尺のピンセット状になっており、この
チャック5の後方基部6には長手方向と直角の方向(上
下方向)に弾性体保持用貫通孔7が設けられている(第
3図参照)。この貫通孔7の後面9と、外筒3の後部
上,下内面に形成された弾性体ガイド兼挿入溝11(第2
図(a),(b)参照)の端面である係止部10との間に
はバネ2が挿設されている。
外筒3のほぼ中央部左,右内面にはそれぞれ突部12が
設けられ、この左,右の突部12を乗り越えてチャック5
の後方への抜け出しを防止するテーパー面13付き突出部
14がチャック5の外面に設けられている。
チャック5の取付けとバネ2の取付けは第3図示のよ
うに弾性体保持用貫通孔7の前,後面8,9間にバネ2を
セットしてから、外筒3の後端よりチャック5をその先
端部の掴み部20の方から挿入しチャック5を押し込む
と、バネ2は外筒3の弾性体ガイド兼挿入溝11にガイド
されながら挿入されて行く一方、チャック5の突出部14
のテーパー面13が外筒3の突部12に当接してチャック5
が内方へ撓み、外筒3の前部に取付けられているチャッ
クリング15内にチャック5の先端部が挿入されて行き、
次いで突出部14が突部12を乗り越えた際、チャック5が
復元してその抜け出しが防止されると共に、バネ2の前
端は弾性体ガイド兼挿入溝11の係止部10に当接してバネ
2はこの係止部10と弾性体保持用貫通孔7の後面9との
間に挿設されることになる。
しかる後、チャック5後端のノック部1を押してチャ
ック5を開き、開いた状態を保持して薄形の棒状消ゴム
4をチャック5の先端側より挿入することにより棒状消
ゴム4をセットすることができる。
なお、バネ2の内寸を大きくし、チャック5の弾性体
保持用貫通孔7の前面8と後面9(ノック部1も含む)
に長手方向の貫通孔を設ければ、棒状消ゴム4をチャッ
ク5の後端側より挿入し、セットできることは明らかで
ある。
外筒3を手で持ち、チャック5後端のノック部1をノ
ックしバネ2のバネ力に抗してあるいはそのバネ力によ
りチャック5を移動させると、チャック5の先端掴み部
20がチャックリング15の動きにより開閉し、このチャッ
ク5により棒状消ゴム4を先端より繰り出すことがで
き、使用することができる。
棒状消ゴム4が減ったときは、ノック操作を行ってそ
の分だけ棒状消ゴム4を繰り出せばよい。
また棒状消ゴム4を引っ込めるには、チャック5後端
のノック部1を通常のノック操作量以上にバネ2のバネ
力に抗して押し込むと、チャック5の先端掴み部20が開
き、この状態で棒状消ゴム4の先端を押すことにより引
っ込めることができる。
しかして本実施例によれば、バネ2は外筒3の後部に
設けられた弾性体ガイド兼挿入溝11の係止部10とチャッ
ク5の弾性体保持用貫通孔7の後面9との間に挿設され
ているので、前記第1,第2先行例で必要であった内筒を
不要にでき、その分安価に実施できるばかりか、平形形
状の棒状物4に適する装置を提供できると共に、バネ2
の取付けに際し、弾性体保持用貫通孔7の前,後面8,9
間にバネ2をセットし、このバネ2がセットされたチャ
ック5を,その先端部の掴み部20の方から外筒3の後端
より挿入することにより外筒3の後部に設けられた弾性
体ガイド兼挿入溝11にガイドされながらチャック5と共
にバネ2を挿入して弾性体ガイド兼挿入溝11の係止部10
とチャック5の弾性体保持用貫通孔7の後面9との間に
挿設し、バネ2を極めて容易に取付けることができると
同時にチャック5も外筒3及びチャックリング15内に挿
入して取付けることができ、外筒3の突部12をチャック
5のテーパー面13付き突出部14によりチャック5の抜け
止めを確実に達成することができる。
また本実施例は上記第2先行例に比して構造が簡単で
あり、バネ2も1個で済むので、より安価になることは
勿論、バネ2の取付けも上記のように比較的容易にかつ
確実に行うことができ、外筒3も2分割形にする必要は
ない。
〔考案の効果〕
上述のように本考案によれば、外筒3と、この外筒3
内にスライド自在に挿入されて棒状物4を挟持するチャ
ック5と、このチャック5の先端部に遊嵌されたチャッ
クリング15と、前記チャック5と前記外筒3との間に設
けられる弾性体2とを有し、前記チャック5をノック操
作して該チャック5を前,後動することにより前記棒状
物4を前記外筒3の先端から繰り出すことができる棒状
物繰り出し容器において、前記チャック5の長手方向と
直交する方向に弾性体収容保持用貫通孔7を前記チャッ
ク5の後方基部6に形成すると共に、前記外筒3の後端
から長手方向に沿って延在する弾性体ガイド兼挿入溝11
を前記外筒3の内面に形成し、容器組立時に前記弾性体
2を前記弾性体収容保持用貫通孔7の前,後面8,9間に
その弾撥力により保持した前記チャック5を、前記外筒
3内にスライド挿入させた際、前記弾性体2の前方部を
前記外筒3の弾性体ガイド兼挿入溝11内に嵌入して係止
部10に係止する構成とするので、内筒を不要にでき、そ
の分安価に実施できるばかりでなく、平形形状の棒状物
4に適する装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の一実施例の構成を示す横断平面
図、第2図(a),(b)はそれぞれ本考案における外
筒の一例を示す縦断側面図及びその右側面図、第3図は
同じく弾性体付きのチャックの平面図、第4図は同じく
チャックリングの平面図である。 1……ノック部、2……弾性体(バネ)、3……外筒、
4……棒状物(消ゴム)、5……チャック、6……後方
基部、7……弾性体保持用貫通孔、8……前面、9……
後面、10……係止部、11……弾性体ガイド挿入溝、12…
…突部、13……テーパー面、14……突出部、15……チャ
ックリング、16……連結用穴、17……抜け止め、18……
突起部、20……掴み部。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外筒と、この外筒内にスライド自在に挿入
    されて棒状物を挟持するチャックと、このチャックの先
    端部に遊嵌されたチャックリングと、前記チャックと前
    記外筒との間に設けられる弾性体とを有し、前記チャッ
    クをノック操作して該チャックを前,後動することによ
    り前記棒状物を前記外筒の先端から繰り出すことができ
    る棒状物繰り出し容器において、 前記チャックの長手方向と直交する方向に弾性体収容保
    持用貫通孔を前記チャックの後方基部に形成すると共
    に、前記外筒の後端から長手方向に沿って延在する弾性
    体ガイド兼挿入溝を前記外筒の内面に形成し、容器組立
    時に前記弾性体を前記弾性体収容保持用貫通孔の前,後
    面間にその弾撥力により保持した前記チャックを、前記
    外筒内にスライド挿入させた際、前記弾性体の前方部を
    前記外筒の弾性体ガイド兼挿入溝内に嵌入して係止部に
    係止する構成とすることを特徴とする棒状物繰り出し容
    器。
  2. 【請求項2】前記チャックが前記外筒から離脱するのを
    防止する機構を有していることを特徴とする請求項1に
    記載の棒状物繰り出し容器。
  3. 【請求項3】前記離脱防止機構は、前記外筒の内面に設
    けられた第1の突部と、前記チャックの外面に設けられ
    たテーパー面付き第2の突部とを有し、前記容器を組立
    てるべく前記チャックを前記外筒内にスライド挿入させ
    た際に前記チャックの第2の突部が前記外筒の第1の突
    部を乗り越えることで、前記チャックが前記外筒から後
    方へ抜け出すのを防止するように構成したことを特徴と
    する請求項2に記載の棒状物繰り出し容器。
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