JP2524266B2 - 放射線画像情報記録読取装置 - Google Patents

放射線画像情報記録読取装置

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JP2524266B2
JP2524266B2 JP3201708A JP20170891A JP2524266B2 JP 2524266 B2 JP2524266 B2 JP 2524266B2 JP 3201708 A JP3201708 A JP 3201708A JP 20170891 A JP20170891 A JP 20170891A JP 2524266 B2 JP2524266 B2 JP 2524266B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蓄積性螢光体に放射線画
像情報を蓄積記録し、次いでこれに励起光を照射し、蓄
積記録された画像情報に応じて輝尽発光する光を検出し
て画像情報を読取り電気信号に変換した後に、この読取
った画像情報を可視像に変換して再生する放射線画像情
報記録読取装置に関し、さらに詳細には蓄積性螢光体が
装置内で循環再使用される放射線画像記録読取装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ある種の螢光体に放射線(X線,α線,
β線,γ線,紫外線等)を照射すると、この放射線のエ
ネルギーの一部がその螢光体中に蓄積され、その後その
螢光体に可視光等の励起光を照射すると、蓄積されたエ
ネルギーに応じて螢光体が輝尽発光を示す。このような
性質を示す螢光体を蓄積性螢光体と言う。
【0003】この蓄積性螢光体を利用して、人体等の放
射線画像情報を一旦蓄積性螢光体のシートに記録し、こ
れを励起光で走査して輝尽発光させ、この輝尽発光光を
光電的に読出して画像信号を得、この画像信号を処理し
て診断適性の良い画像を得る方法が提案されている(例
えば特開昭55-12429号、同56-11395号、同55‐163472
号、同56‐104645号、同55‐116340号など)。この最終
的な画像はハードコピーとして再生したものでもよい
し、CRT上に再生したものでもよい。とにかく、この
ような放射線画像情報記録再生方法においては、蓄積性
螢光体シート(これは厳密にはパネル状のもの或いはド
ラム状のもの等、種々の形態を取ることができるが、総
称して「シート」と言うこととする)は最終的に画像情
報を記録せず、上記のような最終的な記録媒体に画像を
与えるために一時的に画像情報を担持するものであるか
ら、この蓄積性螢光体シートは繰り返し使用するように
してもよく、またそのように繰返し使用すれば極めて経
済的である。
【0004】上記のように蓄積性螢光体シートを再使用
するには、輝尽発光光が読取られた後の蓄積性螢光体シ
ートに蓄積された放射線エネルギーを、例えば特開昭56
-11392号、56-12599号に示されるような方法によって放
出させて放射線画像を消去し、この蓄積性螢光体シート
を再度放射線画像記録用に使用するようにすればよい。
実装置においては、読取完了後の蓄積性螢光体シートを
例えばベルトコンベア等の搬送手段によって画像消去装
置に供給し、ここで放射線画像が消去された蓄積性螢光
体シートをさらに上記のような搬送手段を用いて画像記
録部に返送するようにして、省力化することも可能であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記蓄積性螢
光体シートのようなシート状の物質を、詰まり、引掛か
り等のトラブルを起こすことなく搬送できる搬送手段を
設計、製造することは極めて困難である。さらに上記蓄
積性螢光体シートは、搬送中に擦り傷等の損傷を受けて
はならないことは勿論であり、この点からも上記搬送手
段の設計、製造は困難なものとなる。また、例えばある
シートは記録後すぐに再生し、あるシートは記録後一旦
貯蔵しておいて他の一連のシートとまとめて再生する、
というようなことが行なわれると、シートの使用順序は
全く不同になり、画像記録部に返送されるシートは次第
に新しいもの、古いものが混ぜ合わされた状態になって
くる。このように新しいシート、古いシートが混在する
と、再生画像の画質は使用するシートによってまちまち
になり均質な再生画像を得ることが不可能になる。した
がって古くなったシートは適宜新しいシートと交換する
ことが望まれるが、このようなシートの交換を行なうた
めには、1枚1枚のシートによる再生画像の画質を検査
し、或いは使用回数を管理し、それによってそのシート
を新しいものと交換するか或いは未だ使用続行すべきか
判断しなければならない。このようにシート1枚1枚を
品質管理することは極めて煩わしいものである。
【0006】また、例えばX線撮影車のような移動ステ
ーションにこのような放射線画像情報の記録読取装置を
装備し、集団検診のために各所へ出張してX線の撮影を
するような場合には、車に積載できる記録材料の量は限
られるから、比較的サイズの大きい(例えば従来のX線
フィルムカセッテのような大きさ)蓄積性螢光体のシー
ト或いはパネルを多数車に積載して行く代りに、繰返し
使用できる蓄積性螢光体シート等を搭載し、これに被写
体毎に記録し読出した画像信号を磁気テープ等の記憶容
量の大きい記録媒体に移し、蓄積性螢光体シート等は循
環再使用するようにすれば移動車によって多数の被写体
の放射線画像を撮影することができるので実用上極めて
有用である。
【0007】特に、蓄積性螢光体からなる循環再使用可
能な記録体、この記録体に被写体を通して放射線を照射
する画像記録部、この記録体に蓄積記録された画像を読
取る画像読取部、および読取後に記録体に残存する放射
線エネルギーを放出して次の記録に備えるための消去手
段等、本装置を構成する要素を1つの装置にまとめれ
ば、これを移動車に搭載して検診に巡回することも容易
になるし、病院等に据え付けることも容易になり、実用
上便利である。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、放射線画像を記録する蓄積性螢光体を循環
再使用することができ、均質な再生画像を繰返し容易に
得ることができる上、設計、製造、管理および移動が容
易な放射線画像情報記録読取装置を提供することを目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の放射線画
像情報記録読取装置は、複数の面を有し、回転軸を中心
として回転させることにより該各面を切換可能な支持
体、この支持体の前記複数の面上にそれぞれ固定された
放射線画像を蓄積記録しうる蓄積性螢光体層からなる複
数の記録体、この複数の記録体のうち1つの記録体に被
写体を通して放射線を照射することにより、この記録体
上に被写体の放射線透過画像を蓄積記録する画像記録
部、前記放射線画像が蓄積記録された記録体を走査する
励起光を発する励起光源と、この励起光により走査され
た記録体から発せられた輝尽発光光を読取って画像信号
を得る光電読取手段とを有する画像読取部、前記画像読
取部において画像読取が行なわれた後の記録体に画像記
録がなされるのに先行してこの記録体上の残存放射線エ
ネルギーを放出させる消去手段を備えた消去部、および
前記支持体を前記回転軸を中心として回転させて、前記
記録体を前記画像記録部、前記画像読取部および前記消
去部とこの順に相対的に繰返し移動させて、支持体上の
前記記録体を前記画像記録部、読取部および消去部に対
して相対的に移動させる手段を備えたことを特徴とする
ものである。
【0010】また、本発明による第2の放射線画像情報
記録読取装置は、板状の支持体、この支持体上に固定さ
れた、放射線画像を蓄積記録しうる蓄積性螢光体層から
なる複数の記録体、この複数の記録体のうち1つの記録
体に被写体を通して放射線を照射することにより、この
記録体上に被写体の放射線透過画像を蓄積記録する画像
記録部、前記放射線画像が蓄積記録された記録体を走査
する励起光を発する励起光源と、この励起光により走査
された記録体から発せられた輝尽発光光を読取って画像
信号を得る光電読取手段とを有する、前記画像記録部と
並列に配された少なくとも1つの画像読取部、前記画像
読取部において画像読取が行なわれた後の記録体に画像
記録がなされるのに先行してこの記録体上の残存放射線
エネルギーを放出させる消去手段を備えた、前記画像記
録部および前記画像読取部と並列に配された消去部、お
よび前記支持体を、前記画像記録部、前記画像読取部お
よび前記消去部とこの順に相対的に繰返し往復移動させ
て、支持体上の前記記録体を前記画像記録部、読取部お
よび消去部に対して相対的に往復移動させる手段を備え
たことを特徴とするものである。
【0011】さらに、本発明による第3の放射線画像情
報記録読取装置は、円筒状の支持体、この支持体の周面
上に固定された少なくとも1つの放射線画像を蓄積記録
しうる蓄積性螢光体層からなる記録体、この記録体に被
写体を通して放射線を照射することにより、この記録体
上に被写体の放射線透過画像を蓄積記録する、該記録体
の周面に沿って配された画像記録部、前記放射線画像が
蓄積記録された記録体を走査する励起光を発する励起光
源と、この励起光により走査された記録体から発せられ
た輝尽発光光を読取って画像信号を得る光電読取手段と
を有する、前記記録体の周面に沿って配された画像読取
部、前記画像読取部において画像読取が行なわれた後の
記録体に画像記録がなされるのに先行してこの記録体上
の残存放射線エネルギーを放出させる消去手段を備え
た、前記記録体の周面に沿って配された消去部、および
前記支持体を、前記画像記録部、前記画像読取部および
前記消去部とこの順に相対的に繰返し回転移動させて、
支持体上の前記記録体を前記画像記録部、読取部および
消去部に対して相対的に回転移動させる手段を備えたこ
とを特徴とするものである。
【0012】ここで、「相対的に移動する」とは、記録
体を画像記録部、画像読取部および消去部へとそれぞれ
相対的に移動させることの他に、いずれか2つの部(例
えば画像読取部と消去部)が組となって設けられている
場合は、記録体を他の1の部(例えば記録部)と組とな
った部(例えば画像読取部と消去部)との間を相対的に
移動させることも含むものである。
【0013】本発明の装置は、読取操作およびその後の
消去までを行なうものであるが、読取操作により得られ
た画像信号は、一旦磁気テープ、磁気ディスク等の記憶
媒体に記憶させてもよいし、CRT等のディスプレイに
表示させて直ちに観察してもよいし、ハードコピーにし
て永久記録するようにしてもよい。このための再生装置
は、上記装置に直接接合してもよいし、一旦記憶装置を
介して、離れたところで再生するようにしてもよいし、
或いは離れた場所に置いて、無線で信号を受けて、再生
するようにしてもよい。このようにすれば、例えば移動
車で撮影した画像を病院の受信再生機で再生し、専門医
がこれを観察して診断結果を無線で移動車に報告すると
いうようなことも可能になる。
【0014】
【作用および効果】上記のような構成を有する本発明の
放射線画像情報記録読取装置においては、放射線画像を
記録する蓄積性螢光体は支持体上に固定されて使用され
るから、螢光体シートとして独立して使用されるものに
比して順序よく再使用されるから常に安定した均質な再
生画像が得られ、損傷を受けるおそれも少ない。また、
螢光体の品質が劣化したら、まとめて全部新しいものと
交換すればよいので品質管理も容易である。また、螢光
体が装置内に備え付けられた形式となり螢光体の取扱い
が楽で、装置の操作が容易である。また、装置の移動も
容易であり、実用上使い易い。
【0015】本発明において、蓄積性蛍光体とは、放射
線(X線,α線,β線,γ線,紫外線等)が照射される
と、この放射線エネルギーの一部を内部に蓄積し、その
後可視光等の励起光を照射すると、蓄積エネルギーに応
じた光量の輝尽発光光を発する性質を有するものをい
う。
【0016】本発明においては、励起光の波長領域と輝
尽発光光の波長領域とが重複しないことがS/N比を向
上させるために好ましく、かような関係を充足するよう
に励起光源および蓄積性螢光体を選択することが好まし
い。具体的には、励起光波長が450 〜700nm に、輝尽発
光光の波長が 300〜500 nmになるようにすることが望ま
しい。
【0017】このように、 300〜500nm の輝尽発光光を
発し、本発明において好ましく使用しうる蓄積性螢光体
としては、例えば、希土類元素付活アルカリ土類金属フ
ルオロハライド螢光体〔具体的には、特開昭55‐12143
号公報に記載されている(Ba1-x-y ,Mgx ,C
y )FX:aEu2+(但しXはClおよびBr のうち
の少なくとも1つであり、xおよびyは0<x+y≦0.
6 かつxy≠0であり、aは10-6≦a≦5×10-2であ
る)、−特開昭55-12145号公報に記載されている(Ba
1-x ,MII x )FX:yA(但しMIIはMg ,Ca ,S
r ,Zn およびCd のうちの少なくとも1つ、XはC
l、Br およびIのうちの少なくとも1つ、AはEu ,
Tb ,Ce ,Tm ,Dy ,Pr ,Ho ,Nd ,Yb およ
びEr のうちの少なくとも1つ、xは0≦x≦0.6 、y
は0≦y≦0.2 である)等〕;特開昭55‐12142 号公報
に記載されているZnS:Cu ,Pb ,BaO・xAl
2 3 :Eu (但し 0.8≦x≦10)およびMIIO・xS
iO2 :A(但しMIIはMg ,Ca,Sr ,Zn ,Cd
またはBa であり、AはCe ,Tb ,Eu ,Tm ,Pb
,Tl,Bi またはMn であり、xは 0.5≦x≦2.5
である);および特開昭55-12144号公報に記載されたL
nOX:xA(但しLn はLa ,Y,Gd およびLu の
うちの少なくとも1つ、XはClおよびBr のうちの少
なくとも1つ、AはCeおよびTb のうちの少なくとも
1つ、xは0<x<0.1 である);などが挙げられる。
これらの内でも好ましいのは希土類元素付活アルカリ土
類金属フルオロハライド螢光体であるが、その中でも具
体例として示したバリウムフルオロハライド類が特に輝
尽性の発光が優れているので好ましい。
【0018】更には、バリウムフルオロハライド螢光体
に特開昭56‐2385号公報、同56‐2386号公報に開示され
る如く金属弗化物を添加したもの、或いは特願昭54‐15
0873号明細書に開示される如く金属塩化物、金属臭化
物、金属沃化物の少なくとも一種を添加したものは、輝
尽発光がさらに改善され、好ましい。
【0019】また、特開昭55‐163500号公報に開示され
る如く前述の如き蓄積性螢光体を用いて作成された蓄積
性螢光体板の螢光体層を顔料または染料を用いて着色す
ると、最終的に得られる画像の鮮鋭度が向上し、好まし
い。
【0020】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例に
ついて詳細に説明する。
【0021】図1は本発明の第1実施例を示すものであ
る。
【0022】図1に示す第1実施例においては、4枚の
蓄積性螢光体板102 が使用され、それぞれの蓄積性螢光
体板102 は四角柱状のターレット101 の各側面上に固定
されている。ターレット101 の支軸101aには例えばスプ
ロケットホイル等の回転部材101bが固定され、この回転
部材101bには駆動装置103 の駆動力が例えばチェーン等
の駆動力伝達部材103aを介して伝達される。駆動装置10
3 によって、ターレット101 は図中矢印の方向に90°ず
つ回転される。ターレット101 の1つの側面に対向する
位置には放射線源105 が配設されている。この放射線源
105 は例えばX線源等からなるものであり、蓄積性螢光
体板102 とこの放射線源105 との間に配置される被写体
106 の透過放射線画像を蓄積性螢光体板102 上に投影す
る。そしてこの側面と反対側の側面近傍には、例えばレ
ーザ光等の励起光を発する励起光源107 と、この励起光
源107 から発せられた励起光を蓄積性螢光体板102 の幅
方向に走査する例えばガルバノメーターミラー等の光偏
向器108 、および上記励起光に励起された蓄積性螢光体
板102 が発する輝尽発光光を読取る光検出器109 が配設
されている。この光検出器109 は、例えばヘッドオン型
の光電子増倍管、光電子増幅のチャンネルプレート等で
あり、光伝達手段110 によって導かれた上記輝尽発光光
を光電的に検出する。また上記放射線源105 が対向する
ターレット側面に対しターレット回転上流側において隣
合う側面に向き合う位置には、消去用光源111 が設けら
れている。この消去用光源111 は蓄積性螢光体板102
に、該螢光体板の励起波長領域に含まれる光を照射する
ことにより、この蓄積性螢光体板102 に蓄積されている
放射線エネルギーを放出させるものであり、例えば特開
昭56-11392号に示されているようなタングステンラン
プ、ハロゲンランプ、赤外線ランプ、或いはレーザ光源
等が任意に選択使用され得る。なお、蓄積性螢光体板10
2 に蓄積されている放射線エネルギーは、例えば特開昭
56-12599号に示されているように、蓄積性螢光体板が加
熱されることによっても放出され得るので、上記消去用
光源111 は加熱手段に置き換えられてもよい。光伝達手
段110 の材質、構造或いはその用い方については、特開
昭55-87970号、同56-11397号、同56-11396号、同56-113
94号、同56-11398号、同56-11395号等に開示されている
もの、方法がそのまま使用可能である。この図1の装置
は、ターレット101 の停止時に、放射線源105 が点灯さ
れて被写体106 の透過放射線画像を蓄積性螢光体板102
上に蓄積記録する。放射線画像が蓄積記録された蓄積性
螢光体板102 は、ターレット101 の次々回の停止時に、
前記光偏向器108 、光検出器109 等に向き合う位置に停
止する。ここにおいて励起光源107 から発せられる励起
光によって蓄積性螢光体板102 が走査され、蓄積性螢光
体板102 が輝尽発光する。そしてこの輝尽発光光を光電
的に読取った光検出器109 から、放射線画像情報を担持
する電気的画像信号が出力される。ここでこの図1の装
置においては、ターレット101 の回転により励起光副走
査を行なうことは困難であるので、励起光照射系および
輝尽光読取系を、停止中の蓄積性螢光体板102 に対して
移動させることによって行うようにすればよい。画像が
読取られた蓄積性螢光体板102 はターレット101 の次回
の停止時に、消去用光源111 に対向して停止する。この
位置に停止した蓄積性螢光体板102 は消去用光源111 に
照射され、読取り操作後に残存していた放射線エネルギ
ーおよび蓄積性螢光体中に微量混入している 266Ra や
40K等の放射性同位元素から放射される放射線或いは環
境放射線に起因する放射線エネルギーを放出する。した
がってこの蓄積性螢光体板102 上に形成されていた放射
線画像が消去され、また、それまで装置が長時間使用さ
れていなかった場合等にあっては、蓄積性螢光体板102
に蓄積されていた放射性同位元素からの放射線あるいは
環境放射線に基づく放射線エネルギーも放出され再使用
可能な状態に復帰せしめられる。このように蓄積性螢光
体板102 は消去用光源111 の照射を受けて残存した放射
線エネルギーが消去され、放射線画像記録に再使用され
る。
【0023】図1においては、ターレット101 が回転す
る4つのステージのうちの1つのステージでは何の処理
もなされていないが、このステージの位置は図1に示さ
れる位置に限られるものではない。したがって例えば三
角柱状のターレットに螢光体板を3枚固定するような装
置も形成可能である。また蓄積性螢光体板102 の消去に
時間がかかる場合には、消去のためのステージを2つ設
けてもよい。
【0024】以上説明のようにして蓄積性螢光体板102
は、消去用光源111 によって、消去を受けながら循環再
使用される。ある1枚の蓄積性螢光体板102 について考
えると、この螢光体板は上記説明のようにターレット10
1 が1周回転されるうちに時間を追って画像記録、画像
読取、画像消去の処理を受けるのであるが、ターレット
101 が停止された時に4枚のうちの3枚の蓄積性螢光体
板102 にそれぞれ上記の処理が同時に平行して行なわれ
るようにしてもよいことは勿論であるし、そのようにす
れば当然画像処理速度は向上する。
【0025】上記の実施例においては、蓄積性螢光体板
102 は、回転するターレット101 に固定され、このター
レット101 が回転されることによって再使用されるよう
になっているので、シート状の蓄積性螢光体を1枚1枚
搬送する場合と異なり、蓄積性螢光体に損傷が与えられ
る危険性はほとんど無い。そして蓄積性螢光体板102を
回転させる機構も、簡単なターレット機構から構成でき
るので、容易に設計、製造され得る。また、4枚の蓄積
性螢光体板102 は常に一定の順序で再使用されるので、
シートによるバラツキのない均質な再生画像が得られ
る。
【0026】前記光検出器109 から出力される電気的画
像信号は、直ちに再生装置に入力してハードコピーやC
RT表示等を得るようにしてもよいし、またディジタル
化して磁気テープ、磁気ディスク、或いはオプチカルデ
ィスク等の高密度記録媒体に一時記録してその後再生装
置にかけるようにしてもよい。放射線画像記録読取装置
が、例えば巡回式のバス等に積載されて医療診断撮影用
に使用される場合等においては、画像信号の読取記録ま
でを放射線撮影現場において行ない、上記のような高密
度記録媒体を例えば医療センター等に持ち帰り、そこで
再生を行なうようにすると移動器材を軽量化することが
できる。また、上記の画像信号は、同時に再生装置と記
録媒体に入力するようにしてもよい。すなわち病院内使
用の場合等においては、放射線撮影室から記録保存用の
記録媒体に画像信号を伝送すると同時に、この画像信号
を診察室のCRT等の再生装置に伝送して撮影後直ちに
診断に供せられるようにしてもよいのである。
【0027】なお、放射線画像を再生するに先立って、
画像信号に信号処理を施し、画像の強調、コントラスト
の変化などを行なうこともできるし、また診断性能の優
れた放射線画像を得るためには、そのような信号処理を
施すことが望ましい。本発明において用いられる望まし
い信号処理としては、特開昭55-87970号、同56-11038
号、特開昭56-75137号、同56-75139号、同56-75141号、
同56‐104645号等の開示されている周波数処理、特開昭
55‐116339号、同55‐116340号、同55‐88740 号等に開
示されている階調処理などがあげられる。
【0028】支持体に固定する蓄積性螢光体板の枚数
は、以上説明した第1実施例における4枚に限られるも
のではなく、種々に設定可能である。そして画像の消去
を行なうゾーンを、画像記録を行なうゾーン或いは画像
読取を行なうゾーンと独立させることは必ずしも必要で
はない。例えば図2に示される第2実施例においては、
駆動軸203 を中心に 180°ずつ回転される板状の支持体
201 が用いられ、蓄積性螢光体板202 はこの支持体201
の両表面に1枚ずつ、計2枚取り付けられている。そし
て支持体201 上の一方の蓄積性螢光体板202aに対向する
ように放射線源205 が、他方の蓄積性螢光体板202bに向
い合う位置に励起光源207 、光偏向器208、光検出器209
、光伝達手段210 が配されるが、消去用光源211 は上
記光偏向器208 、光検出器209 等と共に、蓄積性螢光体
板202bに対向するように配設されている。支持体201 は
駆動軸203 が回転されることにより、 180°ずつ回転さ
れ、それぞれの蓄積性螢光体板202a,bにおいて画像記
録、画像読取が繰り返されるが、前記消去用光源211 は
画像読取が行なわれている間は消灯され、画像読取完了
後所定時間点灯されて画像消去を行なう。消去用光源が
消灯されてから支持体201 が回転されて、蓄積性螢光体
板202a,bの移動が行なわれる。以上説明のような板状の
支持体を用いる場合、支持体の一方の表面にのみ蓄積性
螢光体板を固定するようにしても勿論構わない。しかし
そのような場合、画像記録と画像読取を同時に平行して
行なうことは不可能になるから、画像処理速度が落ちる
ことは免れない。以上説明した第1実施例、および第2
実施例においては、クリーニングローラ等の螢光体板ク
リーニング手段は特に設けられていないが、必要によっ
ては、画像消去が完了した後の蓄積性螢光体板の表面を
払掃しながら走行する、自走式の螢光体板クリーニング
ローラ等が設けられてもよい。
【0029】以上説明した2つの実施例においては、蓄
積性螢光体板を固定する支持体はすべて回転移動される
ようになっているが、支持体の移動はその他の方式、例
えば往復移動等によって行なわれてもよい。図3(A),
(B) に示される第4実施例においては板状の支持体301
が用いられているが、この支持体301 はレール304 に載
荷され、例えばレール304 側のラックと係合してラック
ピニオン機構を構成するピニオンギヤを駆動する駆動装
置303 により、レール304 に沿って往復移動可能となっ
ている。支持体301 上には2枚の蓄積性螢光体板302a,b
が固定され、レール304 の中央部、上記蓄積性螢光体板
302aに対向する側には1つの放射線源305が設けられて
いる。励起光源307 、光偏向器308 、光検出器309 、光
伝達手段310 からなる画像読取部は上記放射線源305 の
両側にそれぞれ1組ずつ配設されている。この画像読取
部内には消去用光源311 が設けられ、各画像読取部と放
射線源305 とは遮光板313 によって隔絶され、遮光板31
3 の外側、これら遮光板313に近い位置にはクリーニン
グローラ312 が配されている。支持体301 は駆動装置30
3 により、レール304 上を往復移動されて、図3(A) に
示される位置と図3(B) に示される位置を交互にとる。
支持体301 が図3(A) に示される位置に設定されたとき
は、図中左側の蓄積性螢光体板302aに画像記録が行なわ
れ、図中右側の蓄積性螢光体板302bから画像読取が行な
われる。画像読取における副走査は、先に説明した通
り、励起光照射系と輝尽光読取系を移動させて行なって
もよいし、また支持体301 の移動を利用して行なっても
よい。画像読取が完了した後、消去用光源311 が一定時
間点灯されて画像消去が行なわれる。このとき、消去用
光源311 の光は遮光板313 によって遮られるので、画像
記録がなされた他方の蓄積性螢光体板302aの画像が消去
されてしまうことはない。画像消去完了後、支持体301
は図中左方に移動されるが、このときクリーニングロー
ラ312 は図示されている退出位置から、蓄積性螢光体板
302bに接触する位置まで下降され、移動される蓄積性螢
光体板302bの表面をクリーニングする。このクリーニン
グローラ312 は蓄積性螢光体板302b通過後、元の退出位
置に戻される。支持体301 が図3(B) に示される位置に
移動されると、図3(A) の状態において画像記録がなさ
れた図中左側の蓄積性螢光体板302aから画像読取が行な
われ、画像消去、クリーニングを受けた図中右側の蓄積
性螢光体板302bに画像記録がなされる。画像読取、画像
記録が完了すると、支持体301 は再度図3(A) に示され
る位置に戻されるが、画像読取が完了した図中左側の蓄
積性螢光体板302aは先に説明したようにして消去、クリ
ーニングを受け、再使用可能な状態になる。以上説明の
ように支持体を往復移動させる場合においても、画像処
理速度の高速化が必要でない場合には、ただ1枚の蓄積
性螢光体板を使用して、画像記録、画像読取を交互に行
なうようにしてもよい。
【0030】なお上述した第1,第2および第3実施例
においては、記録体は剛性を備えるように形成され、曲
げられることがないから、エンドレスベルト状の記録体
に比べ耐久性、画像の精緻な再生、さらには製作の容易
さという点で優れている。
【0031】また、蓄積性螢光体シートに蓄積記録され
ている放射線画像情報の記録状態或いは記録パターンを
読取り操作に先だって把握し、光電読取手段の読取ゲイ
ンの設定、適当な収録スケールファクタの決定ならびに
信号処理条件の設定を行なうことが診断性能の優れた放
射線画像を得るためには好ましく、このために放射線画
像情報の記録状態或いは記録パターンを読取り操作に先
立って低い励起光エネルギーで読取り(以下、「先読
み」という。)しかる後に診断に用いる放射線画像を得
るための読取り操作(以下、「本読み」という。)を行
なう方法、装置が、特願昭56‐165111号、同56‐165112
号、同56‐165113号、同56‐165114号、同56‐165115号
によって提案されている。本発明においても、前記画像
読取部の上流側に同様の構成を有する先読み用読取部を
別個に設けるか、或いは前記画像読取部を先読み用、本
読み用に兼用することによって、かかる先読みを行なう
という要請を満足させることができる。
【0032】以上、第1から第3の実施例では少なくと
も1枚の蓄積性螢光体板を支持体上に固定する例を示し
たが、回転ドラムの表面に同じく蓄積性螢光体層を設け
たものを使用することもできる。このような例を、以下
第4および5実施例として図4および図5を参照して説
明する。
【0033】図4および図5は本発明の第5実施例を示
すものである。
【0034】図4の実施例においては、記録部材501 は
ドラム状の支持体の周面上に蓄積性螢光体が積層されて
いる。この記録部材501 には駆動装置(図示せず)の駆
動軸504aの駆動力がチェーン504bによって伝達され、記
録部材501 は所定の停止期間を挾んで断続的に矢印方向
に回転される。ドラム状の記録部材501 の周囲には、第
1実施例におけるのと同様の放射線源508 、励起光源51
0 、光偏向器511 、光検出器512 、光伝達手段513 、消
去用光源514 、クリーニングローラ515 が配されてい
る。この図4の装置は、図1の装置とは記録部材501 の
形状、駆動方法が異なるだけであり、図1の装置と同様
の作動によって、被写体509 の透過放射線画像を記録部
材501 上に蓄積記録し、励起光源510 から発する励起光
によって記録部材501 を走査し、放射線画像を担持する
電気的画像信号を光検出器512 から出力する。また図5
の実施例においては、記録部材601 は円板状の支持体60
2 の側面上に蓄積性螢光体層603 が積層されてなる。そ
してこの記録部材601 は、駆動装置(図示せず)の駆動
軸604aとチェーン604bとによって、矢印方向に 1/4回
転ずつ断続的に回転される。蓄積性螢光体層603 上に
は、画像記録ゾーン605が設定され、この部分における
蓄積性螢光体層603 上には、前述したような放射線源に
よって被写体(図示せず)の透過放射線画像が蓄積記録
される。この画像記録ゾーン605 と 180°離れた位置に
は画像読取ゾーン606 が設定され、この画像読取ゾーン
606 には前述したような励起光源、光偏向器等の走査手
段、光検出器、光伝達手段等からなる画像読取装置(図
示せず)が配設される。画像読取ゾーン606 の下流側に
は、遮光部材607 で囲われた消去用光源608 が設けら
れ、そしてこの消去用光源608 のさらに下流側、前記画
像記録ゾーン605 の上流側に当たる位置には、クリーニ
ングローラ609 が設けられている。この図5の装置にお
いても記録部材601 は、消去用光源608 とクリーニング
ローラ609 によって消去、クリーニングを受けながら循
環再使用される。この図5の装置においては、蓄積性螢
光体層603 は一つの平面内を移動するようになっている
ので、消去用光源608 から発せられる消去光が画像記録
ゾーン605 、画像読取ゾーン606 を照射しないように遮
光部材607 が設けられている。このような遮光部材は、
蓄積性螢光体が立体的に移動する上述した各実施例にお
いても必要に応じて適宜設けられてもよい。
【0035】上述した第4実施例、さらに前述した第5
実施例においても、記録体は剛性を備えるように形成さ
れ、曲げられることがないから、エンドレスベルト状の
記録体に比べ耐久性、画像の精緻な再生、さらには製作
の容易さという点で優れている。
【0036】以上説明した第4および5実施例において
は、エンドレスの記録体はすべて 1/4 回転ずつ断続的
に移動されるようになっているが、回転のピッチは上記
の値に限定されるものではないことは勿論であり、例え
ば図4のような装置にあっては記録体を三角状に張架
し、 1/3 回転ずつ継続的に移動させるようにしてもよ
い。また、消去を行なうゾーンを、画像記録を行なうゾ
ーン或いは画像読取を行なうゾーンと独立させることは
必ずしも必要ではなく、例えば消去用光源を画像読取を
行なうゾーン内に配設して、画像読取中は消去用光源を
消灯しておき、画像読取が完了したならば消去用光源を
点灯して消去を行なうようにすることもできる。このよ
うな場合には、上述した記録体の移動を 1/2 回転ずつ
行なうことも可能である。なお、クリーニングローラに
よって記録体をクリーニングすることは必ずしも必要で
はないが、このようなクリーニングを行なうことによ
り、より高品位の放射線画像が得られる。
【0037】なお、以上説明した各実施例においては、
複数個の放射線画像を順に記録、読取、消去の各ゾーン
へ移動させ(消去が記録或いは読取と同じゾーン内に配
設される上記の場合には、それらのゾーン間を移動さ
せ)、記録、読取、消去の操作を各画像に対して順次行
なっているが、これは、まとめて先に記録だけ複数画像
に亘ってしておき、その後まとめて読取や消去を行なう
ようにすることもできる。例えば、10枚の螢光体板をタ
ーレットや板状の支持体に固定し、先に10枚全部の記録
を終ってから、10枚まとめて読取を行ない、その後10枚
まとめて消去することができる。読取後の消去について
は、各画像の読取直後に続けて消去を行なうようにして
もよい。このような記録・読取方式は例えば血管造影撮
影や動態撮影のような連続撮影に有用である。
【0038】このための構成としては、例えば図3の第
3実施例において、支持体301 全体に等間隔に螢光体板
302 を配し、操作上、先に記録だけを支持体301 の往路
において行ない(このとき読取、消去の装置は不作動に
しておく)、復路で読取と消去を行なうようにしてもよ
い。なお、上記のまとめて記録をした後、まとめて読取
と消去(消去は後で別にまとめて行なってもよい)を行
なう変形は、第1から第4の実施例いずれにも採用しう
ること言うまでもない。
【0039】以上詳細に説明した通り、本発明の放射線
画像情報記録読取装置は、蓄積性螢光体板を、損傷を与
えることなく循環再使用することを可能にし、また安定
した均質な再生画像を提供するものである。そして蓄積
性螢光体板の品質管理が容易であるとともに、構造が簡
単であるので設計、製造が容易であり、装置は小型、軽
量に形成され得る。したがって本発明の装置は特に、バ
ス等に積載されて移動使用されるのに最適であり、実用
上極めて便利なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す概略図
【図2】本発明の第2実施例を示す概略図
【図3】本発明の第3実施例を示す概略図
【図4】本発明の第4実施例を示す概略図
【図5】本発明の第5実施例を示す概略図
【符号の説明】
102 ,202 ,302 蓄積性螢光体板 105 ,205 ,305 ,508 放射線源 106 ,306 ,509 被写体 107 ,207 ,307 ,510 励起光源 108 ,208 ,308 ,511 光偏向器 109 ,209 ,309 ,512 光検出器 110 ,210 ,310 ,513 光伝達手段 111 ,211 ,311 ,514 ,608 消去用光源 501 ,601 記録部材 602 支持体 603 蓄積性螢光体層

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の面を有し、回転軸を中心として回
    転させることにより該各面を切換可能な支持体、 この支持体の前記複数の面上にそれぞれ固定された放射
    線画像を蓄積記録しうる蓄積性螢光体層からなる複数の
    記録体、 この複数の記録体のうち1つの記録体に被写体を通して
    放射線を照射することにより、この記録体上に被写体の
    放射線透過画像を蓄積記録する画像記録部、 前記放射線画像が蓄積記録された記録体を走査する励起
    光を発する励起光源と、この励起光により走査された記
    録体から発せられた輝尽発光光を読取って画像信号を得
    る光電読取手段とを有する画像読取部、 前記画像読取部において画像読取が行なわれた後の記録
    体に画像記録がなされるのに先行してこの記録体上の残
    存放射線エネルギーを放出させる消去手段を備えた消去
    部、および 前記支持体を前記回転軸を中心として回転させて、前記
    記録体を前記画像記録部、前記画像読取部および前記消
    去部とこの順に相対的に繰返し移動させて、支持体上の
    前記記録体を前記画像記録部、読取部および消去部に対
    して相対的に移動させる手段を備えたことを特徴とする
    放射線画像情報記録読取装置。
  2. 【請求項2】 板状の支持体、 この支持体上に固定された、放射線画像を蓄積記録しう
    る蓄積性螢光体層からなる複数の記録体、 この複数の記録体のうち1つの記録体に被写体を通して
    放射線を照射することにより、この記録体上に被写体の
    放射線透過画像を蓄積記録する画像記録部、 前記放射線画像が蓄積記録された記録体を走査する励起
    光を発する励起光源と、この励起光により走査された記
    録体から発せられた輝尽発光光を読取って画像信号を得
    る光電読取手段とを有する、前記画像記録部と並列に配
    された少なくとも1つの画像読取部、 前記画像読取部において画像読取が行なわれた後の記録
    体に画像記録がなされるのに先行してこの記録体上の残
    存放射線エネルギーを放出させる消去手段を備えた、前
    記画像記録部および前記画像読取部と並列に配された消
    去部、および前記支持体を、前記画像記録部、前記画像
    読取部および前記消去部とこの順に相対的に繰返し往復
    移動させて、支持体上の前記記録体を前記画像記録部、
    読取部および消去部に対して相対的に往復移動させる手
    段を備えたことを特徴とする放射線画像情報記録読取装
    置。
  3. 【請求項3】 円筒状の支持体、 この支持体の周面上に固定された少なくとも1つの放射
    線画像を蓄積記録しうる蓄積性螢光体層からなる記録
    体、 この記録体に被写体を通して放射線を照射することによ
    り、この記録体上に被写体の放射線透過画像を蓄積記録
    する、該記録体の周面に沿って配された画像記録部、 前記放射線画像が蓄積記録された記録体を走査する励起
    光を発する励起光源と、この励起光により走査された記
    録体から発せられた輝尽発光光を読取って画像信号を得
    る光電読取手段とを有する、前記記録体の周面に沿って
    配された画像読取部、 前記画像読取部において画像読取が行なわれた後の記録
    体に画像記録がなされるのに先行してこの記録体上の残
    存放射線エネルギーを放出させる消去手段を備えた、前
    記記録体の周面に沿って配された消去部、および 前記支持体を、前記画像記録部、前記画像読取部および
    前記消去部とこの順に相対的に繰返し回転移動させて、
    支持体上の前記記録体を前記画像記録部、読取部および
    消去部に対して相対的に回転移動させる手段を備えたこ
    とを特徴とする放射線画像情報記録読取装置。
  4. 【請求項4】 前記記録体が、前記支持体に積層された
    蓄積性螢光体層であることを特徴とする請求項1から3
    のいずれか1項記載の放射線画像情報記録読取装置。
  5. 【請求項5】 前記記録体が、前記支持体に着脱自在に
    装着されて固定された蓄積性螢光体板であることを特徴
    とする請求項1から3のいずれか1項記載の放射線画像
    情報読取装置。
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