JP2524112Y2 - 電気聴診器 - Google Patents
電気聴診器Info
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- JP2524112Y2 JP2524112Y2 JP1992047152U JP4715292U JP2524112Y2 JP 2524112 Y2 JP2524112 Y2 JP 2524112Y2 JP 1992047152 U JP1992047152 U JP 1992047152U JP 4715292 U JP4715292 U JP 4715292U JP 2524112 Y2 JP2524112 Y2 JP 2524112Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、医療に使用する電気聴
診器に係わり、更に詳しくは身体の各部から発生する振
動を検出して電気信号に変換した後、再度音声等に変換
して診断の客観性を持たせるようになした電気聴診器に
関する。
診器に係わり、更に詳しくは身体の各部から発生する振
動を検出して電気信号に変換した後、再度音声等に変換
して診断の客観性を持たせるようになした電気聴診器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、身体の肺及び心疾患を簡易に診断
するものとして聴診器を用いた聴診法が古くから汎用さ
れている。この聴診法は、図7に示すような聴診器10
0を用い、コーン状のヘッド101を皮膚に押し当て、
身体の内部から伝達し皮膚に至った微小振動を音として
集め、それをゴムや高分子材料等からなる可撓性のチュ
ーブ102を介して金属製の一対の分岐管103,10
3に伝達し、この分岐管103の先端に設けた装着部1
04,104を両耳に挿入して前述の身体音を聞き、経
験的に蓄積された正常音と比較して疾患の有無を判断す
る方法である。
するものとして聴診器を用いた聴診法が古くから汎用さ
れている。この聴診法は、図7に示すような聴診器10
0を用い、コーン状のヘッド101を皮膚に押し当て、
身体の内部から伝達し皮膚に至った微小振動を音として
集め、それをゴムや高分子材料等からなる可撓性のチュ
ーブ102を介して金属製の一対の分岐管103,10
3に伝達し、この分岐管103の先端に設けた装着部1
04,104を両耳に挿入して前述の身体音を聞き、経
験的に蓄積された正常音と比較して疾患の有無を判断す
る方法である。
【0003】このような聴診法は、非常に簡易であり、
臨床経験も豊富であることから、一見確立された診断法
であるかにみえるが、その判断に客観性がない。また、
今日の音響機器で重要視される周波数特性という点から
みると、従来のいずれの聴診器もヘッドやチューブ共振
点が心音や肺音の周波数分布領域である1kHz以下に
あって、厳密な意味での特性のよい音響変換器とはいえ
ない。即ち、心音等の周波数の高い領域が失われるので
ある。その上、従来の聴診器は、ヘッドを皮膚に強く押
し当てて使用するので、皮膚の振動が抑えられて、原理
的に本来の音が集音できないのである。また、症状の変
化を追跡するために、録音、保存することができなかっ
た。
臨床経験も豊富であることから、一見確立された診断法
であるかにみえるが、その判断に客観性がない。また、
今日の音響機器で重要視される周波数特性という点から
みると、従来のいずれの聴診器もヘッドやチューブ共振
点が心音や肺音の周波数分布領域である1kHz以下に
あって、厳密な意味での特性のよい音響変換器とはいえ
ない。即ち、心音等の周波数の高い領域が失われるので
ある。その上、従来の聴診器は、ヘッドを皮膚に強く押
し当てて使用するので、皮膚の振動が抑えられて、原理
的に本来の音が集音できないのである。また、症状の変
化を追跡するために、録音、保存することができなかっ
た。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、軽く皮膚に接触させ
るだけで心音や肺音等の身体音を受信できるとともに、
聴診法においてより客観性の高い診断を可能とするため
に、身体音をデータ処理、記録の容易な電気信号に変換
してなる電気聴診器を提供する点にある。
鑑み、解決しようとするところは、軽く皮膚に接触させ
るだけで心音や肺音等の身体音を受信できるとともに、
聴診法においてより客観性の高い診断を可能とするため
に、身体音をデータ処理、記録の容易な電気信号に変換
してなる電気聴診器を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述の課題解
決のために、少なくとも一端を開放したケース内に、軟
弾性を有する中空の振動伝達体の一端を固定するととも
に、該振動伝達体の内部空間に臨ませて高感度マイクロ
ホンを固定し、且つ前記振動伝達体の他端は前記ケース
の開放端より突出させて皮膚に密着する受振面となした
プローブを備えさせ、前記ケースの開放端を皮膚に接触
させた状態で該受振面から受信した振動を空気を媒体と
して前記高感度マイクロホンに伝達してなる電気聴診器
を構成した。
決のために、少なくとも一端を開放したケース内に、軟
弾性を有する中空の振動伝達体の一端を固定するととも
に、該振動伝達体の内部空間に臨ませて高感度マイクロ
ホンを固定し、且つ前記振動伝達体の他端は前記ケース
の開放端より突出させて皮膚に密着する受振面となした
プローブを備えさせ、前記ケースの開放端を皮膚に接触
させた状態で該受振面から受信した振動を空気を媒体と
して前記高感度マイクロホンに伝達してなる電気聴診器
を構成した。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【作用】以上の如き内容からなる本考案の電気聴診器
は、ケースの開放端から突出したベローズやバルーン等
の振動伝達体の受振面を皮膚に軽く押し当てると、心音
や肺音等の身体の内部で発生した身体音に起因する皮膚
の振動によって前記振動伝達体が振動し、そして振動伝
達体が振動することによってその内部空間の圧力が微小
変動して空気を媒体とした疎密波が発生し、その疎密波
を高感度マイクロホンで受信するのである。前記振動伝
達体がケースの内部にあるから、外部からケースに伝達
された微振動等を高感度マイクロホンで受信することは
ない。しかも、ケースの開放端を皮膚に押し当てる前
に、振動伝達体の受振面が先に接触し、ケースの開放端
が皮膚に接触した状態では、振動伝達体が常に設定長さ
押し縮められることから、受振面の皮膚に対する接触圧
が常に一定となり、再現性のよい計測が可能となる。前
記高感度マイクロホンで受信された振動を、電気的な音
響信号に変換したのち、その信号を増幅器で増幅するこ
とにより出力信号を得て、ヘッドホンやイヤホン等の音
声変換器で医師が聞くことができる。また、前記増幅器
からの出力信号をデジタル・オーディオテープレコーダ
等の記録手段に録音、保存し、その後再生することも可
能である。
は、ケースの開放端から突出したベローズやバルーン等
の振動伝達体の受振面を皮膚に軽く押し当てると、心音
や肺音等の身体の内部で発生した身体音に起因する皮膚
の振動によって前記振動伝達体が振動し、そして振動伝
達体が振動することによってその内部空間の圧力が微小
変動して空気を媒体とした疎密波が発生し、その疎密波
を高感度マイクロホンで受信するのである。前記振動伝
達体がケースの内部にあるから、外部からケースに伝達
された微振動等を高感度マイクロホンで受信することは
ない。しかも、ケースの開放端を皮膚に押し当てる前
に、振動伝達体の受振面が先に接触し、ケースの開放端
が皮膚に接触した状態では、振動伝達体が常に設定長さ
押し縮められることから、受振面の皮膚に対する接触圧
が常に一定となり、再現性のよい計測が可能となる。前
記高感度マイクロホンで受信された振動を、電気的な音
響信号に変換したのち、その信号を増幅器で増幅するこ
とにより出力信号を得て、ヘッドホンやイヤホン等の音
声変換器で医師が聞くことができる。また、前記増幅器
からの出力信号をデジタル・オーディオテープレコーダ
等の記録手段に録音、保存し、その後再生することも可
能である。
【0011】
【実施例】次に添付図面に示した実施例に基づき更に本
考案の詳細を説明する。図1及び図2は本考案の代表的
実施例を示し、図中1はプローブ、2は増幅器、3は音
声変換器、4は記録手段をそれぞれ示している。本考案
は、プローブ1で心音や肺音等の身体音を検出して電気
的な音響信号に変換し、増幅器2でその音響信号を所定
の電流、電圧に増幅し、その出力信号を音声変換器3で
可聴音に変換して医師等が直接聞けるようにしている。
また、前記増幅器(AMP)2の出力信号は、記録手段
4に録音、保存し、適宜再生できるようになしたもので
ある。
考案の詳細を説明する。図1及び図2は本考案の代表的
実施例を示し、図中1はプローブ、2は増幅器、3は音
声変換器、4は記録手段をそれぞれ示している。本考案
は、プローブ1で心音や肺音等の身体音を検出して電気
的な音響信号に変換し、増幅器2でその音響信号を所定
の電流、電圧に増幅し、その出力信号を音声変換器3で
可聴音に変換して医師等が直接聞けるようにしている。
また、前記増幅器(AMP)2の出力信号は、記録手段
4に録音、保存し、適宜再生できるようになしたもので
ある。
【0012】前記プローブ1は、本実施例では一端を開
放し、他端を閉止した筒状のケース5内の中間に、リン
グ状固定板6を固定するとともに、該固定板6の中央に
貫設した取付孔7内に、軟弾性を有する中空の振動伝達
体8としてのベローズ8aの一端に形成した円筒部9を
嵌挿固着するとともに、該ベローズ8aの他端に形成し
た受振面10をケース5の開放端11より所定長さLだ
け突出させて設定し、そして前円筒部9内には高感度マ
イクロホン12をその受信側をベローズ8aの内部空間
13に臨ませて固定したものである。また、前記マイク
ロホン12からの信号線14は、前記ケース5の上部側
面に傾斜状態で固定したパイプ状のハンドル15内へケ
ース5側面に開口した通孔16を通して導き、ハンドル
15の端部から導出させ、前記増幅器2に接続されてい
る。しかし、本考案において、ケース5の形状及びケー
ス5内への振動伝達体8及びマイクロホン12の取付構
造は、前述の実施例に限定されず、適宜な構造が採用さ
れる。
放し、他端を閉止した筒状のケース5内の中間に、リン
グ状固定板6を固定するとともに、該固定板6の中央に
貫設した取付孔7内に、軟弾性を有する中空の振動伝達
体8としてのベローズ8aの一端に形成した円筒部9を
嵌挿固着するとともに、該ベローズ8aの他端に形成し
た受振面10をケース5の開放端11より所定長さLだ
け突出させて設定し、そして前円筒部9内には高感度マ
イクロホン12をその受信側をベローズ8aの内部空間
13に臨ませて固定したものである。また、前記マイク
ロホン12からの信号線14は、前記ケース5の上部側
面に傾斜状態で固定したパイプ状のハンドル15内へケ
ース5側面に開口した通孔16を通して導き、ハンドル
15の端部から導出させ、前記増幅器2に接続されてい
る。しかし、本考案において、ケース5の形状及びケー
ス5内への振動伝達体8及びマイクロホン12の取付構
造は、前述の実施例に限定されず、適宜な構造が採用さ
れる。
【0013】前記増幅器2は、前記プローブ1に内蔵し
たマイクロホン12の電気的な音響信号を所定の電流、
電圧となるように増幅するものであり、従ってその増幅
率を調整できるようになしている。また、この増幅器2
には、音響信号を周波数分解できる高速フーリエ変換
(FFT)器等の適宜な分析機器を併設することが好ま
しく、また前記増幅器2を分析機器内に内蔵する増幅器
で代用することも可能である。
たマイクロホン12の電気的な音響信号を所定の電流、
電圧となるように増幅するものであり、従ってその増幅
率を調整できるようになしている。また、この増幅器2
には、音響信号を周波数分解できる高速フーリエ変換
(FFT)器等の適宜な分析機器を併設することが好ま
しく、また前記増幅器2を分析機器内に内蔵する増幅器
で代用することも可能である。
【0014】前記音声変換器3としては、本実施例では
ヘッドホン17を示しているが、イヤホンやスピーカー
その他であって、増幅器2の出力信号を音声に変換でき
る同等のものであれば採用し得る。また、増幅器2と音
声変換器3との間を無線通信によって信号を伝達するこ
とも可能である。
ヘッドホン17を示しているが、イヤホンやスピーカー
その他であって、増幅器2の出力信号を音声に変換でき
る同等のものであれば採用し得る。また、増幅器2と音
声変換器3との間を無線通信によって信号を伝達するこ
とも可能である。
【0015】前記記録手段4は、本実施例では前記増幅
器2の出力信号を二値化して録音、再生できるデジタル
・オーディオテープレコーダ(DAT)18を用い、身
体音のデータを記憶(読み込み)、読み出し可能となし
ている。尚、記憶媒体としては前述の磁気テープ以外に
も、フロッピーディスクや光ディスクを用いることも可
能である。これらの記憶媒体は、持ち運び可能であると
ともに、個人の聴診データとして保管することが可能で
ある。
器2の出力信号を二値化して録音、再生できるデジタル
・オーディオテープレコーダ(DAT)18を用い、身
体音のデータを記憶(読み込み)、読み出し可能となし
ている。尚、記憶媒体としては前述の磁気テープ以外に
も、フロッピーディスクや光ディスクを用いることも可
能である。これらの記憶媒体は、持ち運び可能であると
ともに、個人の聴診データとして保管することが可能で
ある。
【0016】しかして、本考案の電気聴診器を用いて心
音や肺音等の身体音を聴診する場合には、前記プローブ
1の開放端11側を皮膚19に軽く押し当てると、先ず
皮膚19にベローズ8aの受振面10が接触し、該ベロ
ーズ8aが略突出長さLだけ押し縮められ、ケース5の
開放端11が皮膚19に軽く接触した状態となる。この
状態に設定すると、前記受振面10の皮膚19に対する
接触圧が常に一定となり、再現性のよい計測が可能であ
る。そして、身体の内部で発生した身体音が皮膚19ま
で伝達されると、該皮膚19が振動し、その振動がベロ
ーズ8aの受振面10を振動させる。すると、ベローズ
8aの内部空間13の圧力が微小変動して、縦波として
マイクロホン12の受信側に伝播し、該マイクロホン1
2で電気的な音響信号に変換され、そしてその音響信号
は増幅器2で所定の出力に増幅された後、その出力信号
を音声変換器3に送って可聴音に変換するのである。そ
れと同時に、増幅器2の出力信号を記録手段4としての
デジタル・オーディオテープレコーダ18に送って録
音、保存するのである。
音や肺音等の身体音を聴診する場合には、前記プローブ
1の開放端11側を皮膚19に軽く押し当てると、先ず
皮膚19にベローズ8aの受振面10が接触し、該ベロ
ーズ8aが略突出長さLだけ押し縮められ、ケース5の
開放端11が皮膚19に軽く接触した状態となる。この
状態に設定すると、前記受振面10の皮膚19に対する
接触圧が常に一定となり、再現性のよい計測が可能であ
る。そして、身体の内部で発生した身体音が皮膚19ま
で伝達されると、該皮膚19が振動し、その振動がベロ
ーズ8aの受振面10を振動させる。すると、ベローズ
8aの内部空間13の圧力が微小変動して、縦波として
マイクロホン12の受信側に伝播し、該マイクロホン1
2で電気的な音響信号に変換され、そしてその音響信号
は増幅器2で所定の出力に増幅された後、その出力信号
を音声変換器3に送って可聴音に変換するのである。そ
れと同時に、増幅器2の出力信号を記録手段4としての
デジタル・オーディオテープレコーダ18に送って録
音、保存するのである。
【0017】このデジタル・オーディオテープレコーダ
18に録音された聴診データは、再生して前記音声変換
器3で可聴音に変換して繰り返し聞くことができるとと
もに、高速フーリエ変換器にて周波数分解して、客観的
に詳しく分析することが可能である。また、このような
周波数スペクトルを、健康な人のものと、心臓疾患及び
肺癌やポリーブ、結核、喘息又は気管支炎等の疾患を有
する人の各症例毎に、多数収集して基準化し、マイクロ
コンピュータ等の計算機の記憶回路に基本データとして
記憶させれば、その後の診察において計測した聴診デー
タを計算機に入力して前記基本データと比較することに
よって、疾病を客観的に素早く判断し、医師の問診と合
わせて正確な診断を行うためのサポートシステムとして
利用できる。
18に録音された聴診データは、再生して前記音声変換
器3で可聴音に変換して繰り返し聞くことができるとと
もに、高速フーリエ変換器にて周波数分解して、客観的
に詳しく分析することが可能である。また、このような
周波数スペクトルを、健康な人のものと、心臓疾患及び
肺癌やポリーブ、結核、喘息又は気管支炎等の疾患を有
する人の各症例毎に、多数収集して基準化し、マイクロ
コンピュータ等の計算機の記憶回路に基本データとして
記憶させれば、その後の診察において計測した聴診デー
タを計算機に入力して前記基本データと比較することに
よって、疾病を客観的に素早く判断し、医師の問診と合
わせて正確な診断を行うためのサポートシステムとして
利用できる。
【0018】また、図4に示したものは、他の実施例
(第2実施例)を示し、前記振動伝達体8として中空の
バルーン8bを用いたものである。このバルーン8b
は、球形部の一端に前記同様に円筒部9を一体形成し、
該円筒部9を固定板6の取付孔7内に嵌挿固着するとと
もに、該円筒部9の内部にマイクロホン12を内挿固定
したものであり、バルーン8bの他端においてケース5
の開放端11より突出した球面を前記同様に受振面10
となしている。その他の構成は、前述の第1実施例と同
様であるので、同一構成には同一符号を付して説明を省
略する。
(第2実施例)を示し、前記振動伝達体8として中空の
バルーン8bを用いたものである。このバルーン8b
は、球形部の一端に前記同様に円筒部9を一体形成し、
該円筒部9を固定板6の取付孔7内に嵌挿固着するとと
もに、該円筒部9の内部にマイクロホン12を内挿固定
したものであり、バルーン8bの他端においてケース5
の開放端11より突出した球面を前記同様に受振面10
となしている。その他の構成は、前述の第1実施例と同
様であるので、同一構成には同一符号を付して説明を省
略する。
【0019】また、図5に示したものは、更に他の実施
例(第3実施例)を示し、人体の複数ポイントを同時に
聴診できるように、複数のプローブ1を皮膚19に装着
可能となしたものである。即ち、ケース5の開放端11
に沿って粘着面20を形成して、皮膚19に粘着可能と
なすとともに、皮膚19の振動に追従してプローブ1全
体が共振しないように、重り21をケース5に装着して
皮膚19に押し付けるようになしたものである。更に詳
しくは、前記ケース5の開放端11の外周にはフランジ
部22を形成し、該フランジ部22の下面には両面テー
プ等の粘着剤を有する剥離テープを粘着するとともに、
そして前記フランジ部22の上面側にリング状の重り2
1を嵌合装着したものである。このようにすれば、プロ
ーブ1を手で押えなくても皮膚19の複数カ所に同時に
装着できるのである。この場合、前記増幅器2は多チャ
ンネル化する。この場合、皮膚の多数点を同時に聴診す
ることができるので、患部から各プローブ1,…に到達
する時間差を考慮して、患部の立体的な位置特定及び患
部の多面からの診断が可能となる。その他の構成は、前
述の第1実施例と同様であるので、同一構成には同一符
号を付して説明を省略する。
例(第3実施例)を示し、人体の複数ポイントを同時に
聴診できるように、複数のプローブ1を皮膚19に装着
可能となしたものである。即ち、ケース5の開放端11
に沿って粘着面20を形成して、皮膚19に粘着可能と
なすとともに、皮膚19の振動に追従してプローブ1全
体が共振しないように、重り21をケース5に装着して
皮膚19に押し付けるようになしたものである。更に詳
しくは、前記ケース5の開放端11の外周にはフランジ
部22を形成し、該フランジ部22の下面には両面テー
プ等の粘着剤を有する剥離テープを粘着するとともに、
そして前記フランジ部22の上面側にリング状の重り2
1を嵌合装着したものである。このようにすれば、プロ
ーブ1を手で押えなくても皮膚19の複数カ所に同時に
装着できるのである。この場合、前記増幅器2は多チャ
ンネル化する。この場合、皮膚の多数点を同時に聴診す
ることができるので、患部から各プローブ1,…に到達
する時間差を考慮して、患部の立体的な位置特定及び患
部の多面からの診断が可能となる。その他の構成は、前
述の第1実施例と同様であるので、同一構成には同一符
号を付して説明を省略する。
【0020】次に、プローブ1の形状及び寸法と皮膚の
振動の関係についてその校正法を含めて言及する。生体
組織を伝播する音波の音速は、水のそれに近く、1kH
zの周波数では、その波長は1mとなる。従って、音波
で変位する柔らかい表面に、質量を持つ小さいプローブ
1が存在する状態になり、前記マイクロホン12の検出
するのは圧力変化であり、その圧力はマイクロホン12
に面する空間の体積に反比例する。仮に、プローブ1と
それに接する表面が共に剛体で、振動伝達体8の内部空
間13の体積が不変であり、マイクロホン12も理想的
で加速度に対する感度が零であれば、信号はでない筈で
ある。表面が柔らかい場合、普通の大きさの聴診器は前
述のように波長に比べて小さいから、波動はプローブ1
の周辺部分の皮膚などの弾性によって、その変位を伝え
ようとすることになる。この表面変位とプローブ1の変
位の差によって内部空間13の体積が変化して生じる圧
力変化が検出される。そして、プローブ1が静止してい
る理想的な場合、加速度一定とすれば出力は周波数の2
乗に反比例して急激に減少する。但し、皮膚表面は弾性
の他に粘性的性質も強いとみられ、もしそれが主要な要
因となる場合は、周波数に反比例する出力となる。
振動の関係についてその校正法を含めて言及する。生体
組織を伝播する音波の音速は、水のそれに近く、1kH
zの周波数では、その波長は1mとなる。従って、音波
で変位する柔らかい表面に、質量を持つ小さいプローブ
1が存在する状態になり、前記マイクロホン12の検出
するのは圧力変化であり、その圧力はマイクロホン12
に面する空間の体積に反比例する。仮に、プローブ1と
それに接する表面が共に剛体で、振動伝達体8の内部空
間13の体積が不変であり、マイクロホン12も理想的
で加速度に対する感度が零であれば、信号はでない筈で
ある。表面が柔らかい場合、普通の大きさの聴診器は前
述のように波長に比べて小さいから、波動はプローブ1
の周辺部分の皮膚などの弾性によって、その変位を伝え
ようとすることになる。この表面変位とプローブ1の変
位の差によって内部空間13の体積が変化して生じる圧
力変化が検出される。そして、プローブ1が静止してい
る理想的な場合、加速度一定とすれば出力は周波数の2
乗に反比例して急激に減少する。但し、皮膚表面は弾性
の他に粘性的性質も強いとみられ、もしそれが主要な要
因となる場合は、周波数に反比例する出力となる。
【0021】そこで、以下のような工夫をすれば、本考
案のマイクロホン12を内蔵したプローブ1で、実用に
十分な精度で1kHz以上の周波数範囲の身体音を検出
することが可能である。そのためのモデルとして、プロ
ーブ1は比較的重く、皮膚との接触は柔らかくて、共振
周波数(普通50Hz程度)は測定対象に比べて低いと
する。この仮定は、大部分の周波数で成り立つことが明
らかである。また、前述の理想的な場合の出力に関する
結果が成り立つための仮定をまとめて以下に示す。 マイクロホンはそれに面する空間の圧力変化に感じ
る。即ち、加速度等には感じない。仮にそうでなくても
次のの仮定が成り立てば問題はない。 プローブは静止している。この仮定は、皮膚の弾性に
よる共振周波数が入力の周波数より十分低く、しかも粘
性等の効果も小さいことが必要であることを意味し、実
現は可能である。 空間の直径は波長に比べて小さい。この仮定は、内部
空間で共振等が起きないことを意味する。 内部空間の体積の平均値は一定である。この仮定は、
感度が一定で不時の変化をしないために必要であり、周
波数特性には無関係である。
案のマイクロホン12を内蔵したプローブ1で、実用に
十分な精度で1kHz以上の周波数範囲の身体音を検出
することが可能である。そのためのモデルとして、プロ
ーブ1は比較的重く、皮膚との接触は柔らかくて、共振
周波数(普通50Hz程度)は測定対象に比べて低いと
する。この仮定は、大部分の周波数で成り立つことが明
らかである。また、前述の理想的な場合の出力に関する
結果が成り立つための仮定をまとめて以下に示す。 マイクロホンはそれに面する空間の圧力変化に感じ
る。即ち、加速度等には感じない。仮にそうでなくても
次のの仮定が成り立てば問題はない。 プローブは静止している。この仮定は、皮膚の弾性に
よる共振周波数が入力の周波数より十分低く、しかも粘
性等の効果も小さいことが必要であることを意味し、実
現は可能である。 空間の直径は波長に比べて小さい。この仮定は、内部
空間で共振等が起きないことを意味する。 内部空間の体積の平均値は一定である。この仮定は、
感度が一定で不時の変化をしないために必要であり、周
波数特性には無関係である。
【0022】以上の仮定を満足することができれば、皮
膚表面で与えられた入力に対する測定系としての周波数
特性は校正を経ずして明確であり、感度も略一定にでき
る。勿論、校正も可能である。これらの仮定の内、特に
の仮定、の仮定を実現することが実際問題として重
要である。即ち、の仮定を満足するには、皮膚に接す
る部分を十分に柔らかくして、弾性力の係数を小さくし
なければならない。その一方で、の仮定を同時に満足
するには、空間の深さを十分に取る必要がある。即ち、
普通の聴診器のような面積に比べて体積が小さい、浅い
杯のような形状のヘッドでは不可能で、円筒状にする必
要がある。こうすると感度は下がるが、大きな問題では
なく、またの仮定を満たすためにも都合がよい。これ
らを同時に満たすプローブ1の構造として第1実施例に
示したものが特に好ましいのである。即ち、振動伝達体
8としてベローズ8aを用いた場合、受振面10の面積
に比べて内部空間13の体積が比較的大きく、しかも内
部空間13の形状が略円筒状になるからである。また、
ベローズ8aは、皮膚との相対変位に対する弾性は小さ
く(軟弾性)、しかも外部雑音の侵入に対しては強い減
衰を与える障壁となる。尚、前記ベローズ8aは、比較
的硬い材質、例えばポリエチレン樹脂等を用いて、構造
的に軟弾性を有するように成形することが好ましい。ま
た、本実施例では振動伝達体8の外部に、ケース5が位
置するので、外部雑音の排除といった点においては二重
の遮蔽効果を有する。
膚表面で与えられた入力に対する測定系としての周波数
特性は校正を経ずして明確であり、感度も略一定にでき
る。勿論、校正も可能である。これらの仮定の内、特に
の仮定、の仮定を実現することが実際問題として重
要である。即ち、の仮定を満足するには、皮膚に接す
る部分を十分に柔らかくして、弾性力の係数を小さくし
なければならない。その一方で、の仮定を同時に満足
するには、空間の深さを十分に取る必要がある。即ち、
普通の聴診器のような面積に比べて体積が小さい、浅い
杯のような形状のヘッドでは不可能で、円筒状にする必
要がある。こうすると感度は下がるが、大きな問題では
なく、またの仮定を満たすためにも都合がよい。これ
らを同時に満たすプローブ1の構造として第1実施例に
示したものが特に好ましいのである。即ち、振動伝達体
8としてベローズ8aを用いた場合、受振面10の面積
に比べて内部空間13の体積が比較的大きく、しかも内
部空間13の形状が略円筒状になるからである。また、
ベローズ8aは、皮膚との相対変位に対する弾性は小さ
く(軟弾性)、しかも外部雑音の侵入に対しては強い減
衰を与える障壁となる。尚、前記ベローズ8aは、比較
的硬い材質、例えばポリエチレン樹脂等を用いて、構造
的に軟弾性を有するように成形することが好ましい。ま
た、本実施例では振動伝達体8の外部に、ケース5が位
置するので、外部雑音の排除といった点においては二重
の遮蔽効果を有する。
【0023】上記のより校正抜きでも周波数特性の主要
な点は明らかであるが、感度の実測のためには校正を行
うことが望ましい。その方法を以下に説明する。 (第1の校正法) 既知の振動をする剛体平板の表面にプローブ1を当て
て、その出力を測定する。この方法で校正可能であるた
めには、振動伝達体8が十分に柔らかいことが必要であ
る。また、剛体平板を振動させるためには、高周波数ま
で出せる加振器、平板の裏面から強力な音波を与える等
の各種の方法があり得る。変位、速度等の大きさは、加
振器の規格と入力、平板の裏面の音圧、又は平板表面に
振動計を設置する等により測定し得る。この方法では、
実際の対象である生体組織に比べてプローブ1の共振周
波数が高くなり、使用可能な周波数範囲が狭く測られる
が、プローブ1の皮膚に接する部分が十分柔らかい限
り、他に重大な支障はない。 (第2の校正法) 図6に示したように、一端を開放した鋼管23の内部で
あって閉止端寄りにスピーカ等の発音器24を配すると
ともに、他端を皮膚類似の柔らかい素材の振動板25で
閉鎖する。また、前記鋼管23の側面であって、振動板
25寄り位置に、振動絶縁部材26を介してモニター用
の標準マイクロホン27を内部空間に臨ませて配置す
る。そして、前記プローブ1を振動板25の上面に軽く
押し当てた状態で、前記発音器24から音波を発生さ
せ、鋼管23内部での共鳴を利用して強い音波を振動板
25の裏面に与え、裏面での音圧の測定値から表面の振
幅等を推定して校正を行うのである。この場合、振動板
25の材質が柔らかければ、鋼管23との接続部分の弾
性力の効果は無視できる。この場合、実際の状態により
近い条件での校正が行える。
な点は明らかであるが、感度の実測のためには校正を行
うことが望ましい。その方法を以下に説明する。 (第1の校正法) 既知の振動をする剛体平板の表面にプローブ1を当て
て、その出力を測定する。この方法で校正可能であるた
めには、振動伝達体8が十分に柔らかいことが必要であ
る。また、剛体平板を振動させるためには、高周波数ま
で出せる加振器、平板の裏面から強力な音波を与える等
の各種の方法があり得る。変位、速度等の大きさは、加
振器の規格と入力、平板の裏面の音圧、又は平板表面に
振動計を設置する等により測定し得る。この方法では、
実際の対象である生体組織に比べてプローブ1の共振周
波数が高くなり、使用可能な周波数範囲が狭く測られる
が、プローブ1の皮膚に接する部分が十分柔らかい限
り、他に重大な支障はない。 (第2の校正法) 図6に示したように、一端を開放した鋼管23の内部で
あって閉止端寄りにスピーカ等の発音器24を配すると
ともに、他端を皮膚類似の柔らかい素材の振動板25で
閉鎖する。また、前記鋼管23の側面であって、振動板
25寄り位置に、振動絶縁部材26を介してモニター用
の標準マイクロホン27を内部空間に臨ませて配置す
る。そして、前記プローブ1を振動板25の上面に軽く
押し当てた状態で、前記発音器24から音波を発生さ
せ、鋼管23内部での共鳴を利用して強い音波を振動板
25の裏面に与え、裏面での音圧の測定値から表面の振
幅等を推定して校正を行うのである。この場合、振動板
25の材質が柔らかければ、鋼管23との接続部分の弾
性力の効果は無視できる。この場合、実際の状態により
近い条件での校正が行える。
【0024】
【考案の効果】以上にしてなる本考案の電気聴診器によ
れば、振動伝達体の外部にケースが位置するので、外部
雑音の排除といった点においては二重の遮蔽効果を有
し、心音や肺音等の身体の内部で発生した身体音に起因
する皮膚の振動のみを高感度マイクロホンで受信するこ
とができ、信頼性の高い診断ができる。また、受振面の
皮膚に対する接触圧が常に一定にすることができるの
で、再現性のよい計測ができ、何度も計測することなく
一回の計測で信頼性の高い診断を行うことができる。
れば、振動伝達体の外部にケースが位置するので、外部
雑音の排除といった点においては二重の遮蔽効果を有
し、心音や肺音等の身体の内部で発生した身体音に起因
する皮膚の振動のみを高感度マイクロホンで受信するこ
とができ、信頼性の高い診断ができる。また、受振面の
皮膚に対する接触圧が常に一定にすることができるの
で、再現性のよい計測ができ、何度も計測することなく
一回の計測で信頼性の高い診断を行うことができる。
【0025】
【0026】
【図1】本考案に係るプローブの第1実施例を示す簡略
断面図である。
断面図である。
【図2】本考案の電気聴診器の概念を示すブロック図で
ある。
ある。
【図3】プローブを皮膚に接触させた状態の簡略断面図
である。
である。
【図4】プローブの第2実施例を示す簡略断面図であ
る。
る。
【図5】プローブの第3実施例を示す簡略断面図であ
る。
る。
【図6】プローブの校正法の一例を示す簡略断面図であ
る。
る。
【図7】従来の聴診器を示す簡略平面図である。
1 プローブ 2 増幅器 3 音声変換器 4 記録手段 5 ケース 6 固定板 7 取付孔 8 振動伝達体 8a ベローズ 8b バルーン 9 円筒部 10 受振面 11 開放端 12 マイクロホン 13 内部空間 14 信号線 15 ハンドル 16 通孔 17 ヘッドホン 18 デジタル・オーディオテープレコーダ 19 皮膚 20 粘着面 21 重り 22 フランジ部
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも一端を開放したケース内に、
軟弾性を有する中空の振動伝達体の一端を固定するとと
もに、該振動伝達体の内部空間に臨ませて高感度マイク
ロホンを固定し、且つ前記振動伝達体の他端は前記ケー
スの開放端より突出させて皮膚に密着する受振面となし
たプローブを備えさせ、前記ケースの開放端を皮膚に接
触させた状態で該受振面から受信した振動を空気を媒体
として前記高感度マイクロホンに伝達することを特徴と
する電気聴診器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992047152U JP2524112Y2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 電気聴診器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992047152U JP2524112Y2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 電気聴診器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0621605U JPH0621605U (ja) | 1994-03-22 |
JP2524112Y2 true JP2524112Y2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=12767126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992047152U Expired - Lifetime JP2524112Y2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 電気聴診器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2524112Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5203899B2 (ja) * | 2008-11-14 | 2013-06-05 | 旭化成株式会社 | 体内音取得装置及び体内音取得装置の周波数特性調整方法 |
JP5877511B2 (ja) * | 2012-01-25 | 2016-03-08 | シャープ株式会社 | 蠕動音検出装置、蠕動音検出方法、プログラム、および記録媒体 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5118755B2 (ja) * | 1972-08-10 | 1976-06-11 | ||
JPS50105916A (ja) * | 1974-01-28 | 1975-08-21 | ||
CH637869A5 (de) * | 1979-06-19 | 1983-08-31 | Microbo Ag | Handhabungseinrichtung, insbesondere fuer industrieroboter. |
JPS5948056A (ja) * | 1982-09-10 | 1984-03-19 | Kanebo Shokuhin Kk | ノンフライ乾燥即席麺の製法およびその装置 |
JPS6267552A (ja) * | 1985-09-20 | 1987-03-27 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 直径可変の真空シリンダ型焼付機 |
JPH067712B2 (ja) * | 1986-01-27 | 1994-01-26 | 松下電器産業株式会社 | スピ−カ |
-
1992
- 1992-06-12 JP JP1992047152U patent/JP2524112Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0621605U (ja) | 1994-03-22 |
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