JP2524089B2 - 車両用油圧操舵装置 - Google Patents

車両用油圧操舵装置

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JP2524089B2
JP2524089B2 JP5504039A JP50403993A JP2524089B2 JP 2524089 B2 JP2524089 B2 JP 2524089B2 JP 5504039 A JP5504039 A JP 5504039A JP 50403993 A JP50403993 A JP 50403993A JP 2524089 B2 JP2524089 B2 JP 2524089B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は車両用油圧操舵装置に関するものである。こ
の油圧操舵装置は、操舵モーターと、該操舵モーターと
流体で接続され、操舵計測装置により計測された流量を
増大させる増流器と、車両の性能特性を決定する少なく
とも一つのセンサーと、このセンサーの出力信号に応じ
て計測モーターに供給される流体の量を変化させる制御
装置とを備えている。
中心ピポットで操舵される車両に用いられるこの種の
操舵装置は、WO91/01239により公知である。ここで開示
されている操舵装置においては、操舵輪軸におけるセン
サーが操舵輪角度を決定し、操舵モーターにおけるセン
サーが操舵モーター角度を決定する。これら双方の角度
は制御装置に送られる。操舵輪角度が操舵モーター角度
に対応していない場合には、直列に接続されたバルブを
有するポンプからなる誤差修正装置が作動を開始する。
この誤差修正装置によって、操舵モーターにはさらに圧
力流体が供給され、あるいは、操舵モーターから圧力流
体が排出され、これによって、操舵輪の位置と被操舵ホ
ィールの位置とが再び相互に一致するようにすることが
できる。この誤差修正装置は操舵輪軸に取り付けられた
バルブを備えており、このバルブは、機械的に操作さ
れ、かつ、油圧で作動する。このバルブは、操舵輪が操
作されているときにのみ誤差の修正が実施されるように
するためのものである。公知の装置を用いることによっ
て、車両の性能特性を変えることが可能である。特に、
例えば、操舵装置における漏れ、あるいは、操舵装置の
非直線的性質の結果として生じる誤差を消去することが
可能である。しかしながら、とりわけ余計に設けられる
ポンプ、バルブ、油圧ホースと操舵モーターとの接続を
確実にする必要性から、コストが比較的高い。
本発明は、車両の作動状態に対する操舵特性の修正或
いは適応を簡単な手段により行うという問題に鑑みてな
されたものである。
この問題は、冒頭で述べた種類の油圧操舵装置におい
て、増流器の増幅率を変化させる制御装置により解決す
ることができる。
公知の操舵装置とは異なり、付加的な部品な不要であ
る。単に、増幅率が可変になるように増流器を改変しさ
えすればよい。操舵輪が操作されていない限り、圧力流
体は送られず、従って、増幅率の大小にかかわらず修正
は行われない。このように、簡単な方法で、車両が操舵
されているときにのみ、修正が行われるようにすること
ができる。従来の装置において誤差修正装置の偶発的な
作動の結果として起こり得る誤差は、本発明に係る操舵
装置においては起こり得ない。増流器の増幅率は可変で
ある。すなわち、大きくすることもできるし、あるい
は、小さくすることもできる。このように、漏れの結果
として生じた誤差を補正することもできるし、あるい
は、非直線的性質の結果として生じる誤差を補正するこ
ともできる。第一の例としては、増幅率は増大させるこ
とができる。第二の例としては、増幅率は非直線性の反
対の方向に変化する。
好適な構成においては、操舵角を検出する操舵角セン
サーと、操舵輪角を検出する操舵輪角センサーとが設け
られる。これら両センサーは制御装置に接続されてお
り、この制御装置は、操舵角と操舵輪角との実際の相互
関係と所望の相互関係との間の差に応じて、その差が小
さくなるように増流器の増幅率を変化させる。ここで影
響を受ける性能特性とは、操舵輪角と操舵角との間の相
互関係のことをいう。
さらに、車両速度を検出する速度センサーを設けるこ
とができる。この速度センサーは制御装置に接続されて
おり、制御装置は車両速度に応じて増幅率を変化させ
る。車両速度が速くなればなるほど、一般的には操舵の
変化は小さくなければならない。比較的高い速度におい
ては、運転者が操舵しやすいように、増流器の増幅率が
小さくされる。この場合、操舵の変化に対しては、操舵
輪はその変化よりも大きく変位することが必要である。
逆に、低速度あるいは車両が停止している場合には、増
流器の増幅率を大きくして、操舵輪が比較的少なく回転
しても大きな操舵ロックがう行われるようにすることが
できる。これも運転者にとっては助けになる。
制御装置は、車両速度の関数として所望の相互関係を
変化させることが好ましい。このため、制御装置は、所
望の相互関係を変えることにより間接的に増流器の増幅
率を変化させる。
さらに、センサーに加えて、あるいは、センサーの代
わりに、制御装置用の変換装置を設けることができる。
この変換装置によって、少なくとも二つの増幅率のレン
ジのうち一つを選択することができる。例えば、運転者
は作業レンジとドライブレンジとから選択することがで
きる。作業レンジにおける増幅率はドライブレンジにお
ける増幅率よりも大きい。センサーが設けられる場合に
は、一定値の増幅率を予め設定することはしない。これ
は、増幅率を所望の値と実際の値との差に応じて変化さ
せるためである。
増幅率を可変にするために、増流器には少なくとも一
つのスロットル装置を設けることが好ましい。このスロ
ットル装置のスロットル抵抗は制御装置により変えるこ
とができる。このスロットル装置における圧力降下によ
って増流器の増幅率が決定される。可変スロットルによ
り増流器の増幅率を変えることは原理的には米国特許第
4,914,913号により公知である。しかしながら、この米
国特許では、増幅率は操舵輪の回転速度の関数として変
化され、また、回転速度により形成された圧力によって
ボア中のバルブスライドが一層大きく、または、一層少
なく変位し、その結果、スロットルポイントが一層大き
く、または、一層少なく開くことになる。この米国特許
では、制御装置によってスロットル抵抗を慎重に制御す
ることは不可能である。
スロットル装置は電磁バルブを有していることが好ま
しい。電磁バルブは電気的に制御可能である。電磁バル
ブは、余計な費用をかけることなく、制御装置に応答さ
せることが可能である。信号伝達経路は、特別な専門的
技術を要せずに、さらに、特別な安全対策を要せずに操
舵装置中に配置することができる電気ケーブルによって
形成することができる。
電磁バルブは周期的に制御を行うことが特に好まし
い。周期的に制御された電磁バルブは二つだけの作動位
置を有する。すなわち、全開位置と全閉位置である。電
磁バルブの実際の開度は、電磁バルブが閉じている時間
の総和に対する電磁バルブが開いている時間の比率によ
り、時間的な平均として与えられる。
固定直列スロットルを電磁バルブと直列に接続させ、
さらに、固定並列スロットルを電磁バルブと並列に接続
させることが有効である。直列スロットルは、電磁バル
ブが全開位置にあるときに遮蔽物となるように電磁バル
ブを流れる流量を制限する。並列スロットルは、電磁バ
ルブが閉位置にあって遮断状態となる場合にも電磁バル
ブを流れる最小流量を保証する。
特に好適な構成においては、二つのスロットル装置が
設けられる。これら二つのスロットル装置は相互に接続
されて、中央遮断ポイントを有する分圧器を形成する。
この中央遮断ポイントにおける圧力が増流器の増幅率を
決定する。スロットル装置における圧力、すなわち、中
央遮断ポイントにおける圧力は制御圧力としてのみ作用
する。これによって、圧力流体の容積が多くなったり、
あるいは、少なくなったりするために生じることがある
圧力変化をなくすことができる。
増流器は増幅スライダーを備えた増幅バルブを有して
いることが好ましい。増幅スライダーは第一及び第二の
スロットルポイントを形成している。第一のスロットル
ポイントのスロットル抵抗は操舵計測装置からの流量に
対応し、第二のスロットルポイントのスロットル抵抗は
第一のスロットルポイントのスロットル抵抗に比例して
おり、増幅スライダーはスロットル装置により調節する
ことができる圧力によって一方向において移動する。こ
の種の増幅バルブは、例えば、ドイツ特許第3146302(C
1)号により公知である。この公知のバルブに加えて、
本発明における増幅スライダー、圧力チャンバー内にお
いて、中央遮断ポイントにおける圧力またはスロットル
装置における圧力降下を増幅スライダーの端面に向けて
駆動される。
電磁バルブは増流器のハウジングの中に設置されるこ
とが好ましい。これによって、破裂のおそれのある油圧
ホースを余計に設ける必要がなくなる。同時に、本操舵
装置は極めて簡単につくることができる。必要ならば、
本操舵装置に用いられている新しい要素だけを現存の操
舵装置に組み入れることも可能である。
そのためには、カバーで閉じられているハウジングボ
アの中に増幅スライダーを配置し、さらに、電磁バルブ
をそのカバーの中に配置すればよい。カバーを交換する
ことにより、すなわち、電磁バルブの付いていないカバ
ーを電磁バルブが付いているカバーに代えることによ
り、問題なく組み込みを行うことができる。
さらに好ましい構成においては、さらに別個のハウジ
ングボアが優先バルブの優先スライダー内に形成され
る。このハウジングボアも同様にカバーで閉じられてい
る。さらに、電磁バルブによっては遮断されないように
することができる通路が二つのバルブの間でカバーに形
成される。この通路によって二つのバルブの間の接続が
増え、この新しい接続は、二つのバルブの圧力制御のた
めにのみ用いられる。
この通路によって、増幅バルブと優先バルブの対応す
るスライダーによって区切られている端面上に設けられ
ている各圧力チャンバーを相互に接続させることが好ま
しい。各圧力チャンバー内の圧力は、各スライダーの位
置ひいては各バルブを流れる圧力流体の量の重要な可変
値である。
さらに他の構成においては、第二電磁バルブによって
は遮蔽されないようにすることができる第二通路をカバ
ー内に設けることができる。この第二通路は増幅バルブ
の出力部に接続している導管内に開口している。増幅バ
ルブの出力部に接続された導管を除いて、分圧器及び該
分圧器に接続された通路はカバー内に集中的に配置する
ことが可能である。
カバー内に各直列スロットルを配置するという特徴も
またこの目的に役立つ。増流器のハウジング内には他の
手段は不要である。
増流器のハウジングをさらに改変することを避けるた
め、好適な構成においては、増幅スライダー内に配置さ
れる第一スロットル装置に並列スロットルが設けられ
る。これは、特に、優先バルブから増幅バルブの圧力チ
ャンバーへの流体通路が増幅スライダーを通っている場
合に、なされる。
第二スロットル装置用の並列スロットルは導管内に配
置されたブッシュによって形成されることが好ましい。
このブッシュは、増幅バルブの圧力チャンバーに接続さ
れた環状溝に開口している半径方向スロットルボアを有
している。この種のブッシュは現存の増流器に容易に組
み込むことができる。
以下、図面を用いて、好適な実施例を参照して本発明
を説明する。
図1は本操舵装置の概略図である。
図2はスロットル装置の概略図である。
図3はスロットル装置の基本構造を示す。
図4はスロットル装置の配置を示すための増流器の分
解図である。
図1に示す油圧操舵装置は油圧操舵計測装置1を備え
ている。油圧操舵計測装置1は、その出力部2、3から
流体の流れを送り出し、あるいは、出力部2、3におい
て流体の流れを受け入れる。流体の流れは操舵輪12の回
転の大きさ及び方向に応じて変化する。流体は操舵モー
ター5に接続している増流器4に送られる。増流器4に
はポンプ6を介してタンク7から圧力オイルが供給され
る。この圧力オイルの量は操舵計測装置1によって計測
された量の倍数に対応しており、増流器4を介して操舵
モーター5に送られる。例えば、操舵計測装置1が操舵
輪1回転当たり160立方cmの排出量を発生させ、かつ、
増流器4が増幅率5を有しているとすれば、操舵輪1回
転当たり800立方cmの量の圧力オイルが操舵モーター5
に送られることになる。
ただし、増流器4の増幅率は定数ではない。逆に、増
流器の増幅率は制御装置9により制御される電磁バルブ
8を用いて変えることができる。
圧力オイルは接続点Pを経て操舵計測装置1に送られ
る。戻ってきた圧力オイルは接続点Tを経てタンクに排
出される。接続点LSは増流器中に組み込まれている優先
バルブ21(図3)を制御するためのものとして設けられ
ている。
制御装置9は、操舵モーター角センサー10と、操舵輪
角センサー11と、車両速度センサー13と、変換スイッチ
14とに接続されている。制御装置9は操舵モーター角セ
ンサー10と操舵輪角センサー11からの出力信号により、
制御装置9は操舵輪角と操舵モーター角との間の実際の
相互関係を検知し、この実際の相互関係を予め定められ
た所望の相互関係と比較する。例えば、操舵装置の漏れ
や非直線的性質のために実際の相互関係が所望の相互関
係と対応しない場合があるが、そのような場合には、増
流器4の増幅率が変更される。例えば、設定された操舵
輪角において、実際の操舵モーター角が所望の操舵モー
ター角よりも遅れている場合には、増流器4の増幅率は
大きくされる。従って、増量された圧力オイルが操舵モ
ーター5に送られる。このようにして、操舵モーター角
は再びその所望値にされる。例えば、操舵装置の非直線
性に起因して、実際の操舵モーター角が設定された操舵
輪角よりも進んでいる場合には、増流器4の増幅率は小
さくされ、従って、この場合も実際の操舵モーター角は
所望の操舵モーター角に対応することになる。このよう
な修正は、圧力オイルが操舵モーター5に流れ込むと
き、すなわち、操舵が行われている間にのみ行われる。
従って、車両の運転者は修正が行われたことには気がつ
かない。運転者が操舵を意図しないときであっても、制
御装置9の偶発的な誤った作動によって操舵モーター5
が付勢されないようにすることができる。
増流器4の増幅率の変更はさらに速度に応じても行う
ことができる。この目的のため、制御装置9は車両速度
センサー13の出力信号の評価も行う。例えば、比較的低
速度のときに増幅率又は増幅率レンジを小さくすること
が可能である。所定の操舵ロックに対しては、操舵輪の
回転量が比較的多いことが要求される。このような性能
特性は望ましいものである。なぜならば、高速度では、
乱暴な操舵動作は可能ならば避けるべきだからである。
増流器4の増幅率を直接的に変更することに代えて、
車速センサー13の出力信号を用いて、制御装置9におけ
る操舵モーター角と操舵輪角との間の所望の相互関係を
変えることも可能である。増幅率の変更は制御装置9を
調整することにより行われる。さらに、変換スイッチ14
を用いることによって、運転者は異なった増幅率レンジ
I、II、IIIを選択することができる。これらの各増幅
率レンジは、例えば、重作業用、軽作業用、走行用であ
る。重作業用の場合では、操舵輪を僅かに回転させるだ
けで、大きな操舵ロックを得ることができる。走行用の
場合では、比較的小さな操舵ロックを得るために、操舵
輪を比較的多量に回転させることが必要となっている。
軽作業用の場合では、比率は上記二つの場合の中間であ
る。この場合も、変換スイッチ14を用いて変更される所
望の相互関係を得ることが可能である。これら三つの可
能性、すなわち、センサー10、11を用いて操舵モーター
角及び操舵輪角に対する漏れや非直線性の補償を行うこ
と、車両速度センサー13による速度感応制御、及び変換
スイッチ14を用いてのレンジの変換の三つは、車両の性
能特性に応じて操舵特性を調整することができる。これ
らは単独で用いてもよいし、あるいは、組み合わせて用
いてもよい。増流器4の増幅率を変更することによって
操舵特性の調整するための他のパラメータは、例えば、
車重、温度や風速などの外部環境、走行方向、車両の傾
斜度である。
図2は、増流器4の増幅率を変更する際に電磁バルブ
8内部で用いられるスロットル装置15を表している。ス
ロットル装置15は電磁バルブ16を備えており、この電磁
バルブ16には制御装置9から制御入力部17を経て一連の
方形波パルス18をなす直流が供給されている。この電流
が最大値をとるときには、電磁バルブ16は全開となる。
この電流が最小値をとるときには、電磁バルブ16は全閉
となる。ただし、この制御特性はバルブの形式により異
なる。例えば、図示したバルブは通常は閉じている形式
のバルブである。通常は開いている形式のバルブでは、
特性は全く正反対になる。すなわち、電流が供給された
ときにバルブは閉じる。本実施例における電磁バルブは
周期的に制御される電磁バルブである。時間平均での電
磁バルブ16が開いている割合は方形波パルス18のデュー
ティ率、すなわち、電流がそのサイクル長さに対して最
大値を有している時間の比率から得られる。
直列スロットル19は電磁バルブ16と直列に配置されて
いる。並列スロットル20は電磁バルブ16と並列に配置さ
れている。スロットル19、20は一定値に設定されてい
る。直列スロットル19は、電磁バルブ16が故障時に全開
位置において遮蔽物となるときに、スロットル装置15を
通る流れを制限する。並列スロットル20は、電磁バルブ
16が全閉位置において遮蔽物となるときに、スロットル
装置15に最小の流れが流れるようにする。
増流器4は、ハウジング22内において、特に、優先ス
ライダー23を備えた優先バルブ21と、増幅スライダー25
を備えた増幅バルブ24とを有している。このハウジング
22の内部には方向性バルブ(図示せず)を設けることも
可能である。優先バルブ21の機能、すなわち、操舵出力
流れ28からの要求がない場合には、常に流れ26を負荷出
力流れ27に送るという機能はよく知られている。例え
ば、ドイツ特許第3146302(C1)号又はドイツ特許第293
2847(C2)号を参照されたい。増幅スライダー25はスロ
ットルポイントを形成しているボア29、30′、31と環状
溝32、33、34とを有しているが、この増幅スライダー25
の機能も上記二つのドイツ特許から公知である。さら
に、増流作用を行うボア30も設けられている。ここで、
第一圧力チャンバー35内部には、操舵計測装置1が発生
された流れqと、ボア30と環状溝33との間のスロットル
抵抗とに応じた圧力が作用する。この圧力は増幅スライ
ダー25を図3の左側に変位させ、その結果、スロットル
ポイント29、32及び30、33が各々に対応して開く。スロ
ットル抵抗31、34は実質的には重要ではない。操舵計測
装置が発生させた流れqに比例する流れQが設定され
る。第一圧力チャンバー35とは反対側の増幅スライダー
25の側部には第二圧力チャンバー36が設けられている。
この第二圧力チャンバー36の内部には、増幅スライダー
25に作用している圧縮バネ37が設けられている。明確に
するため、図3にはこのバネは図示されていない。優先
バルブ21は第三圧力チャンバー38を備えている。優先ス
ライダー23はバネ39によって反対側が支持されている。
操舵出力流れ28は逆止めバルブ41及び固定スロットル
D5を介して増幅バルブ24の第二圧力チャンバー36に接続
されている。第二圧力チャンバー36は通路40を介して優
先バルブ21の第三圧力チャンバーに接続されている。固
定スロットルD1と電磁バルブMV1はこの通路と直列に配
置されている。第三圧力チャンバー38は通路を介して優
先バルブの操舵出力流れ28に接続されている。通路LS
(図1)は対向している優先バルブ21の圧力チャンバー
(図示せず)内に開いている。
増幅バルブ24の第二圧力チャンバー36は、増幅バルブ
24の出力部を形成している環状溝33に通路42を介して接
続している。第二電磁バルブMV2と固定スロットルD2は
この通路42と直列に配置されている。第二圧力チャンバ
ー36も固定スロットルD20を介して環状溝33に接続され
ている。
図3から明らかであるように、スロットルD1は電磁バ
ルブMV1に対して直列スロットルを形成し、一方スロッ
トルD5は電磁バルブMV1に対して並列スロットルを形成
している。同様に、スロットルD2は電磁バルブMV2に対
して直列スロットルを形成し、スロットルD20は電磁バ
ルブMV2に対して並列スロットルを形成している。
電磁バルブMV1、MV2は図2の電磁バルブ16に対応して
いる。同様に、直列スロットルD1,D2は図2の直列スロ
ットル19に対応し、並列スロットルD5,D20は並列スロッ
トル20に対応している。
電磁バルブMV1,MV2は分圧器を形成しており、この分
圧器の中央遮断ポイントは増幅バルブ24の第二圧力チャ
ンバー36の内部に位置している。増幅スライダー25の位
置は、一方の側面におけるスロットルポイント30′、33
での流れqに起因する圧力差と、スロットルポイント2
9、32での流れQに起因する圧力差とによってのみ設定
されるものであり、この増幅スライダー25の位置は中央
遮断ポイントにおける圧力によって変更される。従っ
て、増幅スライダー25により決まる増幅率もまた変わ
る。例えば、電磁バルブMV2が開くと、第二圧力チャン
バー36内の圧力は降下し、増幅スライダー25は左側に移
動する。これによって、流れQが増える。増幅率も上が
る。逆に、電磁バルブMV1がさらに開くと、第二圧力チ
ャンバー36内の圧力は上昇する。増幅スライダー25は右
側に移動する。流れQはより強く排出される。増幅率は
下がる。
図4は、電磁バルブMV1,MV2により形成される分圧決
を設置する際の増流器4の機械的構造を表す。これら二
つの電磁バルブMV1,MV2はカバー43の内部に配置されて
いる。このカバー43は増幅スライダー25と優先スライダ
ー23とを受け入れているボアを覆っている。通路40、42
は、直列スロットルD1,D2と同様に、カバーの内部に配
置されている。増流器のハウジング22の内部には、直列
スロットルD2を環状溝33に接続している導管44と、電磁
バルブMV2に対する並列スロットルをなす半径方向ボアD
20を有しているブッシュ45とが設けられている。半径方
向ボアD20は環状溝46に接続されており、環状溝46は圧
力チャンバー36と流体が連通し得るように接続してい
る。現在使用されている増流器は、その増幅率が可変に
なるように、上述の構造に変換することが可能である。
このためには、基本的には、カバー43のみを交換すれば
よい。逆止めバルブ41のハウジングの内部には、あるい
は、増幅スライダー25の同一機能の位置には、ブッシュ
45を挿入し、さらに、スロットルD5を形成しているスロ
ットルインサートを挿入しなければならない。これら全
ての交換は問題なく行うことができる。

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操舵モーターと、該操舵モーターと流体接
    続されて、操舵計測装置により計測された流量を増大さ
    せる増流器と、車両の性能特性を表わすパラメータを検
    出する少なくとも一つのセンサーと、該センサーの出力
    信号に応じて前記計測モーターに供給される流体の量を
    変化させる制御装置とを備えた車両用油圧操舵装置にお
    いて、前記制御装置(9)は前記センサーが検出した前
    記パラメータに応じて前記増流器(4)の増幅率を変え
    るものであることを特徴とする油圧操舵装置。
  2. 【請求項2】操舵角を検出する操舵角センサー(10)
    と、操舵輪角を検出する操舵輪角センサー(11)とを有
    し、これら両センサーは前記制御装置(9)に接続さ
    れ、該制御装置(9)は、操舵角と操舵輪角との実際の
    相互関係と所望の相互関係との間の差に応じて、その差
    が小さくなる方向に前記増流器(4)の増幅率を変化さ
    せるものであることを特徴とする請求項1に記載の操舵
    装置。
  3. 【請求項3】車両速度を検出する速度センサー(13)が
    前記制御装置(9)に接続されており、該制御装置
    (9)は車両速度に応じて増幅率を変化させるものであ
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の操舵装置。
  4. 【請求項4】前記制御装置(9)は車両速度の関数とし
    て前記所望の相互関係を変化させるものであることを特
    徴とする請求項3に記載の操舵装置。
  5. 【請求項5】前記センサーに加えて、あるいは、前記セ
    ンサーに代えて、前記制御装置(9)用の変換スイッチ
    (14)が設けられており、該変換スイッチを用いて少な
    くとも三つの増幅率レンジ(I、II、III)のうちの一
    つを選択することができることを特徴とする請求項1乃
    至4の何れか一項に記載の操舵装置。
  6. 【請求項6】前記増流器(4)は少なくとも一つのスロ
    ットル装置(15;MV1,MVD)を備えており、これらスロッ
    トル装置のスロットル抵抗は前記制御装置(9)により
    変えることができ、このスロットル装置における圧力降
    下によって前記増流器(4)の増幅率が決まることを特
    徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の操舵装
    置。
  7. 【請求項7】前記スロットル装置(15;MV1,MV2)は電磁
    バルブ(16)を備えていることを特徴とする請求項6に
    記載の操舵装置。
  8. 【請求項8】前記電磁バルブ(16)は周期的に制御され
    ることを特徴とする請求項7に記載の操舵装置。
  9. 【請求項9】固定直列スロットル(19)が前記電磁バル
    ブ(16)と直列に接続されており、さらに、固定並列ス
    ロットル(20)が前記電磁バルブ(16)と並列に接続さ
    れていることを特徴とする請求項7又は8に記載の操舵
    装置。
  10. 【請求項10】二つのスロットル装置(MV1,MV2)が設
    けられており、これら二つのスロットル装置は相互に接
    続して中央遮断ポイント(36)を有るる分圧器を形成し
    ており、前記中央遮断ポイントにおける圧力は前記増流
    器(4)の増幅率を決めるものであることを特徴とする
    請求項6乃至9の何れか一項に記載の操舵装置。
  11. 【請求項11】前記増流器(4)は第一及び第二のスロ
    ットルポイント(30′、33;29、32)を形成している増
    幅スライダー(25)を備えた増幅バルブ(24)有してお
    り、前記第一のスロットルポイント(30′、33)のスロ
    ットル抵抗は前記操舵計測装置からの流体流量(q)に
    対応し、前記第二のスロットルポイント(29、32)のス
    ロットル抵抗は前記第一のスロットルポイントのスロッ
    トル抵抗に比例しており、前記増幅スライダー(25)は
    前記スロットル装置(MV1,MV2)により調節することが
    できる圧力によって一方向において移動するものである
    ことを特徴とする請求項6乃至10の何れか一項に記載の
    操舵装置。
  12. 【請求項12】前記電磁バルブは前記増流器(4)のハ
    ウジング(22)の中に設置されることを特徴とする請求
    項7乃至11の何れか一項に記載の操舵装置。
  13. 【請求項13】前記増幅スライダー(25)はカバー(4
    3)で閉じられているハウジングボアの中に配置され、
    前記電磁バルブ(MV1,MV2)は前記カバーの中に配置さ
    れていることを特徴とする請求項12に記載の操舵装置。
  14. 【請求項14】前記カバー(43)で閉じられているさら
    に別個のハウジングボアが優先バルブ(21)の優先スラ
    イダー(23)の中に形成されており、前記電磁バルブ
    (MV1)によっては遮断されないようにすることができ
    る通路(40)が二つのバルブ(21、24)の間で前記カバ
    ー(43)の中に形成されていることを特徴とする請求項
    13に記載の操舵装置。
  15. 【請求項15】前記通路は、対応するスライダー(23、
    25)によって区切られた、前記増幅バルブ(24)と優先
    バルブ(21)の端面上に設けられている各圧力チャンバ
    ー(36、38)を相互に接続していることを特徴とする請
    求項14に記載の操舵装置。
  16. 【請求項16】前記第二電磁バルブ(MV2)によっては
    遮蔽されないようにすることができる第二通路(42)が
    前記カバー内に設けられており、該第二通路は前記増幅
    バルブ(24)の出力部(33)に接続している導管(44)
    内に開口していることを特徴とする請求項15に記載の操
    舵装置。
  17. 【請求項17】前記各直列スロットル(D1,D2)が前記
    カバー内に配置されていることを特徴とする請求項13乃
    至16の何れか一項に記載の操舵装置。
  18. 【請求項18】前記第一スロットル装置用の並列スロッ
    トル(D5)が前記増幅スライダー(25)の内部に設けら
    れていることを特徴とする請求項13乃至17の何れか一項
    に記載の操舵装置。
  19. 【請求項19】前記第二スロットル装置用の並列スロッ
    トル(D20)は前記導管(4)内に配置されたブッシュ
    (45)によって形成されており、前記ブッシュは、前記
    増幅バルブ(24)の前記圧力チャンバー(36)に接続さ
    れた環状溝(46)に開口している半径方向スロットルボ
    ア(D20)を有していることを特徴とする請求項16乃至1
    8の何れか一項に記載の操舵装置。
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