JP2524074Y2 - 永久磁石形同期電動機 - Google Patents

永久磁石形同期電動機

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JP2524074Y2
JP2524074Y2 JP1990087130U JP8713090U JP2524074Y2 JP 2524074 Y2 JP2524074 Y2 JP 2524074Y2 JP 1990087130 U JP1990087130 U JP 1990087130U JP 8713090 U JP8713090 U JP 8713090U JP 2524074 Y2 JP2524074 Y2 JP 2524074Y2
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JP
Japan
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salient pole
salient
permanent magnet
laminated
armature coil
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JP1990087130U
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JPH0447374U (ja
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竜一郎 富永
憲昭 岩渕
安幸 坂口
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Yaskawa Electric Corp
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Yaskawa Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、永久磁石形同期電動機に関し、とくに真空
中で使用される集中巻ブラシレスモータなどの電機子巻
線を巻回する鉄心歯に関する。
[従来の技術] 従来、半導体製造装置など高温、高真空の環境下で使
用される装置の駆動用ブラシレスモータは、有機絶縁電
線が使用できないため、セラミックス被覆電線が使用さ
れる。例えば第4図に示すように、リング状の固定子鉄
心1の内側に凸極2を設け、凸極2の回りに電機子コイ
ル3を巻回し、凸極2に対向するように永久磁石4を回
転軸5に固定して回転子6を形成している。電機子コイ
ル3はセラミックス被覆電線によって構成されているの
で、コーナー部等のように小さい曲率で曲げると被覆に
クラックが入る等、絶縁劣化を生じさせることがあるた
め、予め角部に電機子コイル2の線径に応じて半径Rの
丸みを設けたボビンに所定回数を巻回して成形し、断面
が四角形の凸極2に挿入させていた。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記構成では角部に半径Rの丸みを持たせ
てあるので、凸極の外周長に比べ、電機子コイルの内周
長が大きくなり、電機子コイルの全長が長くなるため電
機子コイルの抵抗が増加し、銅損の増加やモータのトル
ク定数の低下が起きるという欠点があり、それは電線の
線径が大きくなるほど影響が著しくなる。
本考案は、セラミックス被覆電線等によって大きな曲
率で巻回した電機子コイルでも抵抗が大きくなったりト
ルク定数の低下が起きることのない、高効率の特性の安
定した永久磁石形同期電動機を提供することを目的とす
るものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、リング状の鋼板の内径側に所定数の凸部を
放射状に設けた積層鋼板を軸方向に積層し凸極を形成し
た固定子鉄心と、前記凸極の回りに巻回した電機子コイ
ルと、前記凸極に空隙を介して対向する、回転軸に固定
された永久磁石を備えた永久磁石形同期電動機におい
て、前記凸部を円周方向の断面形状を円形もしくは楕円
形に形成し、この凸極の回りに、無機絶縁を介し、セラ
ミック被覆電線を巻回した電機子コイルを備えた永久磁
石形同期電動機を構成する。
前記凸極は、凸極の構成要素となる凸部の円周方向の
幅が僅かづつ異なる複数枚の積層鋼板を、外側に凸部の
幅が小さいのを、内側に凸部の幅が大きいものを軸方向
に順次積層して、前記凸極の円周方向の断面形状を円形
もしくは楕円形に形成する。
[作用] 凸極の円周方向断面が円形または楕円形に形成してあ
るので、凸極の曲率に合せて無機絶縁を介して巻回され
た電機子コイルの巻線長さは、同一巻回数において大幅
に減少し、電機子コイルの抵抗値、およびその抵抗損を
低減することができる。
[実施例] 本考案を図に示す実施例について説明する。
第1図は本考案の実施例を示す側断面図、第2図は正
面図で、3相6スロット、10極の集中巻ブラシレスモー
タの場合について説明すると、リング状の固定子鉄心1
の内径側に6個の凸極2を放射状に凸設させている。固
定子鉄心1は電磁鋼板を打ち抜いて所定の枚数を軸方向
に積層して構成するが、凸極2の円周方向の断面は円形
もしくは楕円形に形成されている。凸極2の回りには凸
極2の曲率に合せてセラミックス被覆電線によって構成
された電機子コイル3を凸極2の側面に無機絶縁紙を介
して密着するように直接巻回してある。凸極2の内面に
は10極の永久磁石4を空隙を介して対向するように設
け、回転軸5に固定して回転子6を形成している。
なお、固定子鉄心1は例えば第3図(a),(b),
(c)に示すように、リング状の積層鋼板11の内径側に
等間隔で所定数突出した凸部12を設け、凸部12の幅bが
僅かづつ異なる積層鋼板11を複数枚成形して外側に幅の
小さいものを、内側に幅の大きいものを軸方向に順次積
層して固定子鉄心1を形成し、凸極2の円周方向断面が
円形または楕円形に形成してある。
このように、凸極2の円周方向断面が円形または楕円
形に形成してあるので、凸極2の曲率に合せて巻回され
た電機子コイル3の巻線長さは、同一巻回数において大
幅に減少し、電機子コイル3の抵抗値、およびその抵抗
損を低減することができる。
すなわち、例えば従来例のように凸極の一辺がlの正
方形の断面をもつ場合と、この正方形の断面と同一面積
をもつ円形断面をもつ場合、円形断面の半径をrとする
と、 l2=πr2より、 となる。
凸極の周囲の長さの比は、 =2:1.77となる。
実際には、従来例で述べたように、凸極の断面が四角
形の場合、角部に丸みを付けるため、更に周囲の長さは
大きくなるとともに、特にセラミックス被覆電線の場
合、丸みの半径は線径に比例して大きくなる。これに対
し、断面が円形の場合はセラミックス被覆電線の場合で
も線径に影響されることなく、電機子コイルの内径が凸
極の周囲の長さとほぼ等しくなるので、その差は一層明
確となる。
なお、断面が楕円形の場合もほぼ同じような効果が得
られる。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案によれば、従来例の凸極の
断面が四角形の場合に比較して同一線径、同一巻数にお
いて電機子コイルの長さが著しく短くすることができる
ので、電機子コイルの抵抗値が小さくなり、抵抗損が低
減され、トルク定数が向上する。また、凸極に角部がな
いので予めボビンに巻き付けて成形する必要がなく、セ
ラミックス被覆が破れることもなく直接巻き付けること
ができ、巻線作業の工数を低減できるとともに、品質の
安定した高効率のブラシレスモータを提供できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す側断面図、第2図は正断
面図、第3図は積層鋼板の要部を示す平面図、第4図は
従来例を締す側断面図である。 1…固定子鉄心、2…凸極、11…積層鋼板、12…凸部、
3…電機子コイル、4…永久磁石、5…回転軸、6…回
転子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−73559(JP,A) 特開 昭54−103501(JP,A) 特開 昭62−281746(JP,A) 特開 昭58−86850(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リング状の鋼板の内径側に所定数の凸部を
    放射状に設けた積層鋼板を軸方向に積層し凸極を形成し
    た固定子鉄心と、前記凸極の回りに巻回した電機子コイ
    ルと、前記凸極に空隙を介して対向する、回転軸に固定
    された永久磁石を備えた永久磁石形同期電動機におい
    て、 前記積層鋼板を凸部の円周方向の幅が僅かづつ異なる複
    数枚の積層鋼板とし、この積層鋼板を、外側に凸部の幅
    の小さいものを、内側に凸部の幅の大きいものを軸方向
    に順次積層し、円周方向の断面形状が円形もしくは楕円
    形に前記凸極を形成し、 上記凸極の回りに、無機絶縁を介し、セラミック被覆電
    線を巻回した電機子コイルを備えたことを特徴とする永
    久磁石形同期電動機。
JP1990087130U 1990-08-20 1990-08-20 永久磁石形同期電動機 Expired - Lifetime JP2524074Y2 (ja)

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JPH0447374U JPH0447374U (ja) 1992-04-22
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JPWO2007010640A1 (ja) * 2005-07-20 2009-01-29 パナソニック株式会社 ツインロータ型モータ
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