JP2523884B2 - スピ―カ・ネットワ―ク - Google Patents

スピ―カ・ネットワ―ク

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JP2523884B2
JP2523884B2 JP1192953A JP19295389A JP2523884B2 JP 2523884 B2 JP2523884 B2 JP 2523884B2 JP 1192953 A JP1192953 A JP 1192953A JP 19295389 A JP19295389 A JP 19295389A JP 2523884 B2 JP2523884 B2 JP 2523884B2
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JP
Japan
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speaker
network
low
range
frequency
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JP1192953A
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一樹 本田
弘行 武輸
和栄 佐藤
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は屋内外の音響再生装置として用いられるスピ
ーカシステムに関するものである。
従来の技術 近年、軽薄短小の傾向からスピーカも設置面積も多く
必要としないものが開発されている。その中で、奥行き
を薄くし、振動板面積を大きくすることによって低歪、
かつ平面波的な音場を再生するスピーカシステムがあ
る。
以下、図面を参照しながら、上述したような従来のス
ピーカシステムについて説明を行う。
第6図はスピーカシステムの例を示す斜視図である。
第6図において、1はキャビネット、2a、2bは低音域ス
ピーカ、3は中高音域スピーカである。低音域スピーカ
2a、2b及び中高音域スピーカ3はキャビネット1に固定
されている。第7図は従来のスピーカ・ネットワークの
信号経路を示す回路図である。4は入力端子、5は基本
的なネットワークの回路図、6は高音域スピーカ、7は
中音域スピーカ8a、8bは低音域スピーカである。ネット
ワーク5の出力端には、スピーカ6、7、8a、8bが接続
されている。
以上のように構成されたスピーカシステムについて、
以下その動作について説明する。
入力端子4に入力された交流電気信号は、ネットワー
ク5に入力され、分波される。ネットワーク5の出力端
には各周波数帯域ごとに分波された信号を再生するのに
適したスピーカが接続してあり、これらのスピーカから
音が放射される。この時、ネットワーク5の各素子定数
は出力端に接続するスピーカのインピーダンスとカット
オフ周波数に応じて決定される。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構成ではスピーカシステ
ムの設置場所によって生じる低音域と中音域のクロスオ
ーバー周波数前後での音圧特性の変化のため、音質が劣
化する場合があり、これを避けるための適切な位置を確
認、スピーカを設置する必要があり、スピーカ設置位置
に制約を受けることになり、使用者にとって室内におけ
る家具等との調和をとるのに繁雑なものとなっていた。
本発明は上記問題点に鑑み、任意な位置に設置したと
きのスピーカの音質を変化・劣化させることのないよ
う、低音域の音圧特性を容易に補正できるスピーカ・ネ
ットワークを提供するものである。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明のスピーカ・ネット
ワークは、壁の近傍にスピーカを設置した場合のカット
オフ周波数と離間して設置した場合のカットオフ周波数
のそれぞれに応じた2種類以上のカットオフ周波数を持
つ低音域ネットワーク(ローパスフィルター)あるいは
中高音域ネットワーク(ハイパスフィルター)とこれら
のカットオフ周波数を切り換えるスイッチを備え、容易
に切り換えることができるものである。
作用 この構成によって、スイッチ1つで低音域ネットワー
ク(ローパスフィルター)あるいは中高音域ネットワー
ク(ハイパスフィルター)のカットオフ周波数を変える
ことにより、スピーカ設置位置による低音域と中高音域
のクロスオーバー周波数付近の音圧特性のバランスを補
正し、低音域の音質の変化を防ぐことができる。
実施例 以下本実施例の一実施例について図面を参照しながら
説明する。
第1図は本発明の第1の実施例におけるスピーカ・ネ
ットワークのブロック図、第2図はスピーカの設置例を
示す斜視図である。第1図において9は入力端子、10は
中高域ネットワーク、11は第1の低域ネットワーク、12
は第2の低域ネットワーク、13はスイッチ、14は中高域
スピーカ、15は低域スピーカである。第2図において16
a、bはスピーカ、17a、bは壁である。入力端子9に中
高音域ネットワーク10、第1、第2の低域ネットワーク
11、12の後にネットワーク11、12を選択するスイッチ13
が接続され、ネットワーク10の終端には中高域スピーカ
14、スイッチ13の終端には低域スピーカ15が接続されて
いる。
以上のように構成されたスピーカ・ネットワークにつ
いて以下その動作について説明する。第2図に示すよう
にスピーカを壁に近づけた時(a)、スピーカを壁から
離した時(b)の2つの設置方法を考えた時、これらの
音圧特性を示すのが第5図である。壁にスピーカを近づ
けると、周波数f1での音圧が上昇し、壁からスピーカを
離した時に比べ音のバランスが悪くなっている。そこ
で、第2図の第1の低域ネットワーク11を第2の低域ネ
ットワーク12のカットオフ周波数よりも低めに設定して
おき、第1のネットワーク11の方にスイッチ13を切り換
えることによって、f1における音圧は下がりバランスの
良い音に補正することができる。
以上、本発明の第2の実施例について図面を参照しな
がら説明する。
第3図は本発明の第2の実施例におけるスピーカ・ネ
ットワークのブロック図、第4図はスピーカシステムの
正面図、及び背面図である。第3図において18は入力端
子、19は低域ネットワーク、20は第1の中高域ネットワ
ーク、22はスイッチ、23は中高域スピーカ、24は低域ス
ピーカである。第4図において25a、bは低域スピー
カ、26は中高域スピーカ、27はスイッチ、28a、bは低
域スピーカ入力端子、29は入力端子及び低域ネットワー
ク出力端子である。
入力端子18に低域ネットワーク19、第1、第2の中高
域ネットワーク20、21が並列に接続され、これらネット
ワーク20,21を選択するスイッチ22が接続され、ネット
ワーク19の終端には低域スピーカ24、スイッチ22の終端
には中高域スピーカ23が接続されている。これらのネッ
トワーク、スイッチは中高域スピーカのキャビネット内
に装着されていて、このキャビネットは独立された低域
スピーカキャビネットの低域スピーカ入力端子と中高域
スピーカの低域ネットワーク出力端子が外部配線されて
いる。
以上のように構成されたスピーカ・ネットワークにつ
いて以下その動作について説明する。第1の実施例と同
様にスピーカを壁に近づけた時と離した時の中高域スピ
ーカのハイパスフィルター部のカットオフ周波数をスイ
ッチで切り換えることにより低域に生じた音圧特性の盛
り上がりを抑え、バランスお良い音圧特性に補正するこ
とができる。
以上のように本実施例によればスピーカを壁に近接し
たときのカットオフ周波数に設定したネットワークと、
壁から離間したときのカットオフ周波数に設定したネッ
トワークのそれぞれの設置位置に応じた2種類以上のカ
ットオフ周波数を持つネットワークとこれらを切り換え
るスイッチを設けることにより、スピーカの設置位置に
よる音圧特性のバランスを容易に補正することができ
る。特に、背面開放型、半背面開放型スピーカの場合に
大きな効果がある。
発明の効果 本発明はスピーカ・ネットワークに、スピーカを壁の
近傍に設置した場合のカットオフ周波数と離間して設置
した場合のカットオフ周波数の、それぞれの設置位置に
応じた2種類以上のカットオフ周波数を持つネットワー
クとこれらを切り換えるスイッチを設けることにより、
スピーカの設置位置によって生じる中音域と低音域のク
ロスオーバー周波数付近の音圧バランスを容易に補正
し、低音域の音質変化を補正することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の第1の実施例におけるスピーカ・ネッ
トワークのブロック図、第2図(a)はスピーカを壁に
近接させた設置位置の例を示す斜視図、(b)はスピー
カを壁から離間させた設置位置の例を示す斜視図、第3
図は、第2の実施例におけるスピーカ・ネットワークの
ブロック図、第4図(a)は第2の実施例におけるスピ
ーカシステムの正面図、(b)は第2の実施例における
スピーカシステムの背面図、第5図は、図2の(a)及
び(b)の設置位置での音圧特性、第6図はスピーカシ
ステムの例を示す斜視図、第7図は従来のスピーカ・ネ
ットワークの基本的な回路図 9……入力端子、10……中高域ネットワーク、11……第
1の低域ネットワーク、12……第2の低域ネットワー
ク、13……スイッチ、14……中高域スピーカ、15……低
域スピーカ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種類のカットオフ周波数を有するロー
    パスフィルターあるいはハイパスフィルターと、前記カ
    ットオフ周波数を切り替えるスイッチを備え、 前記ローパスフィルターあるいは前記ハイパスフィルタ
    ーは、中高音域スピーカと低音域スピーカのクロスオー
    バー近傍の周波数での音圧周波数特性がスピーカ設置位
    置より変化することを防止するため、壁近傍に置いたと
    きのカットオフ周波数と、離間して置いたときのカット
    オフ周波数を有することを特徴とするスピーカ・ネット
    ワーク。
JP1192953A 1989-07-25 1989-07-25 スピ―カ・ネットワ―ク Expired - Lifetime JP2523884B2 (ja)

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