JP2523353B2 - 海底ステ―ション用ブロックの定点設置方法 - Google Patents
海底ステ―ション用ブロックの定点設置方法Info
- Publication number
- JP2523353B2 JP2523353B2 JP63121398A JP12139888A JP2523353B2 JP 2523353 B2 JP2523353 B2 JP 2523353B2 JP 63121398 A JP63121398 A JP 63121398A JP 12139888 A JP12139888 A JP 12139888A JP 2523353 B2 JP2523353 B2 JP 2523353B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- block
- seabed
- submarine station
- station block
- rope
- Prior art date
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- Control And Safety Of Cranes (AREA)
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (発明が属する技術分野) 本発明は、海底ステーション用ブロック(海底に長期
的な探査・発信等の基地となるステーションを構成する
ためのブロック)を海底の定点に設置する方法に関する
ものである。
的な探査・発信等の基地となるステーションを構成する
ためのブロック)を海底の定点に設置する方法に関する
ものである。
(発明の課題とその特徴点) 従来、海底に各種計器類を投入・設置して、海底の物
理的量や化学的量の計測を行うことは行われているが、
未だ定点において長期的観測を行うことができるように
はなっていない。
理的量や化学的量の計測を行うことは行われているが、
未だ定点において長期的観測を行うことができるように
はなっていない。
本発明は、前記実情に鑑みてなされた技術開発の一環
をなすものであって、海底ステーション用ブロック(以
下、単にブロックという)を海底の所定点に正確に設置
することができる方法を提供することを目的としてお
り、その構成上の特徴は特許請求の範囲に記載したとお
りである。
をなすものであって、海底ステーション用ブロック(以
下、単にブロックという)を海底の所定点に正確に設置
することができる方法を提供することを目的としてお
り、その構成上の特徴は特許請求の範囲に記載したとお
りである。
本発明において、海底設置の3つのトランスポンダの
絶対位置の測定・検出には、従来公知の方法、例えば、
船を一定のコースとスピードで走らせながら、船の位置
を例えば人口衛星との交信により連続的に検知するとと
もに、各トランスポンダと船との間の音響パルス信号に
よる交信から得られるデータに基づいて各トランスポン
ダの相対位置を検知し、これらから各トランスポンダの
絶対位置を知る方法、を用いればよい。
絶対位置の測定・検出には、従来公知の方法、例えば、
船を一定のコースとスピードで走らせながら、船の位置
を例えば人口衛星との交信により連続的に検知するとと
もに、各トランスポンダと船との間の音響パルス信号に
よる交信から得られるデータに基づいて各トランスポン
ダの相対位置を検知し、これらから各トランスポンダの
絶対位置を知る方法、を用いればよい。
本発明において、ブロックを海底から一定距離離れた
位置まで降下させた段階で、ブロックからロープを外
し、以後、ブロックを自由降下させるようにしているの
は、ブロックが海底に達した後にブロックからロープを
外すようにすると、作業船の揺動等によりブロックを引
きずったりする恐れがあるし、また、ブロックからロー
プが外れたことの確認も難しいからであり、本発明のよ
うにすると、以上のような心配がなく、ブロックの定点
設置を正確に行うことができる。
位置まで降下させた段階で、ブロックからロープを外
し、以後、ブロックを自由降下させるようにしているの
は、ブロックが海底に達した後にブロックからロープを
外すようにすると、作業船の揺動等によりブロックを引
きずったりする恐れがあるし、また、ブロックからロー
プが外れたことの確認も難しいからであり、本発明のよ
うにすると、以上のような心配がなく、ブロックの定点
設置を正確に行うことができる。
なお、ロープを外す位置は現在のところ海底から2〜
3m程度上方が適当であると考えられているが、この距離
の検知はブロックにピンガー(音波反射による測距器)
を取り付けて行えばよい。
3m程度上方が適当であると考えられているが、この距離
の検知はブロックにピンガー(音波反射による測距器)
を取り付けて行えばよい。
(図面による実施例の説明) 第1図において、A,B,Cは予め海底の3箇所に設置す
るトランスポンダを、Sはブロックを設置する定点を、
それぞれ示しており、本発明では、先ず、例えば前述の
公知方法により、トランスポンダA,B,Cの絶対位置を測
定・検出するが、図の矢印線1はこのときの船2のコー
スを例示したものである。
るトランスポンダを、Sはブロックを設置する定点を、
それぞれ示しており、本発明では、先ず、例えば前述の
公知方法により、トランスポンダA,B,Cの絶対位置を測
定・検出するが、図の矢印線1はこのときの船2のコー
スを例示したものである。
トランスポンダA,B,Cの絶対位置が定まると、これら
と作業船3に設けられたトランスジューサ4との交信か
ら得られるデータに基づいて作業船3の位置を知ること
がてきるので、作業船3を所定位置(定点Sの上方位
置)に移動させる〔第2図(イ)参照〕。
と作業船3に設けられたトランスジューサ4との交信か
ら得られるデータに基づいて作業船3の位置を知ること
がてきるので、作業船3を所定位置(定点Sの上方位
置)に移動させる〔第2図(イ)参照〕。
そして、ブロック6の降下位置の位置決めをして、ブ
ロック6をロープ5,5′で吊り下げて海中に降下させ、
その途中で、ブロック6に取り付けたトランスポンダ7
と、海底設置のトランスポンダA,B,Cと、トランスジュ
ーサ4との間の各交信から得られるデータに基づき、ブ
ロック6の位置を検知・確認するとともに、所要の位置
修正を行い、これと併行して、ブロック6にトランスポ
ンダ7と共に取り付けたピンガーによりブロック6から
海底までの距離を連続的に測定する〔第2図(ロ)参
照〕。
ロック6をロープ5,5′で吊り下げて海中に降下させ、
その途中で、ブロック6に取り付けたトランスポンダ7
と、海底設置のトランスポンダA,B,Cと、トランスジュ
ーサ4との間の各交信から得られるデータに基づき、ブ
ロック6の位置を検知・確認するとともに、所要の位置
修正を行い、これと併行して、ブロック6にトランスポ
ンダ7と共に取り付けたピンガーによりブロック6から
海底までの距離を連続的に測定する〔第2図(ロ)参
照〕。
ブロック6が海底から所定距離離れた位置に達した段
階で、ブロック6の降下を停止し〔第2図(ハ)参
照〕、作業船3からの制御信号でロープ5の先端に取り
付けたロープ外し装置8を遠隔操作して、ロープ5′を
ブロック6から外し、以後、ブロック6を自由降下させ
て、海底に着底させる〔第2図(ニ)参照〕。なお、こ
の場合、ロープ5にテンション計を取り付けておき、ロ
ープ5のテンションの変化を検出することにより、ブロ
ック6からロープ5′が外れたことを容易に確認するこ
とができる。
階で、ブロック6の降下を停止し〔第2図(ハ)参
照〕、作業船3からの制御信号でロープ5の先端に取り
付けたロープ外し装置8を遠隔操作して、ロープ5′を
ブロック6から外し、以後、ブロック6を自由降下させ
て、海底に着底させる〔第2図(ニ)参照〕。なお、こ
の場合、ロープ5にテンション計を取り付けておき、ロ
ープ5のテンションの変化を検出することにより、ブロ
ック6からロープ5′が外れたことを容易に確認するこ
とができる。
以上のようにしてブロック6を定点Sに設置した後、
ブロック6からトランスポンダ7等の設置用器具を取り
外して回収するとともに、ブロック6に観測用等の計器
類を取り付けて、海底ステーションを完成させるが、こ
れらの作業は通常、潜水艇を用いて行う。
ブロック6からトランスポンダ7等の設置用器具を取り
外して回収するとともに、ブロック6に観測用等の計器
類を取り付けて、海底ステーションを完成させるが、こ
れらの作業は通常、潜水艇を用いて行う。
(発明の効果) 本発明は、以上のようなものであって、海底ステーシ
ョン用のブロックの定点設置を容易かつ正確に行うこと
ができ、海底の定点に長期観測用等のステーションを構
成するのに大いに役立つ。
ョン用のブロックの定点設置を容易かつ正確に行うこと
ができ、海底の定点に長期観測用等のステーションを構
成するのに大いに役立つ。
図面は本発明の一実施例の説明図であって、第1図は海
底設置のトランスポンダの絶対位置検出時における船の
運行図、第2図は海底ステーション用のブロックを海中
降下させるときの段階的説明図である。 A,B,C:トランスポンダ、S:定点、1:コース、2:船、3:作
業船、4:トランスジューサ、5,5′:ロープ、6:ブロッ
ク、7:トランスポンダ、8:ロープ外し装置。
底設置のトランスポンダの絶対位置検出時における船の
運行図、第2図は海底ステーション用のブロックを海中
降下させるときの段階的説明図である。 A,B,C:トランスポンダ、S:定点、1:コース、2:船、3:作
業船、4:トランスジューサ、5,5′:ロープ、6:ブロッ
ク、7:トランスポンダ、8:ロープ外し装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 999999999 三井造船 株式会社 東京都中央区築地5丁目6番4号 (72)発明者 瀬川 爾朗 東京都日野市南平5丁目32番12号 (72)発明者 中沢 好夫 東京都武蔵野市吉祥寺南町3丁目38番2 号 (72)発明者 林 隆介 神奈川県横浜市磯子区洋光台5丁目6番 地 16棟504号 (72)発明者 西平 福宏 埼玉県朝霞市根岸台7丁目26番10号 (72)発明者 中根 正章 東京都江東区東砂1丁目1番11―602号 (72)発明者 渡邊 克夫 埼玉県鴻巣市松原1丁目1番34号 (72)発明者 成田 仁 東京都武蔵野市吉祥寺南町4丁目23番5 号 (56)参考文献 特開 昭51−57901(JP,A) 特公 昭59−16224(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】海底の3箇所にトランスポンダを設置して
予め、それらの絶対位置を測定・検出し、これらトラン
スポンダとの交信から得られるデータに基づいて、作業
船の位置と作業船より降下させる海底ステーション用ブ
ロックの降下位置の位置決めを行い、海底ステーション
用ブロックをロープで吊り下げて海中に降下させつつ、
海底ステーション用ブロックに取り付けたトランスポン
ダと前記海底設置のトランスポンダと作業船との各交信
から得られるデータに基づいて、降下中の海底ステーシ
ョン用ブロックの位置を検知・確認するとともに所要の
位置修正を行い、海底ステーション用ブロックを海底か
ら一定距離離れた位置まで降下させた段階で、海底ステ
ーション用ブロックからロープを外し、以後、海底ステ
ーション用ブロックを自由降下させて、海底の所定点に
着底させることを特徴とする海底ステーション用ブロッ
クの定点設置方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63121398A JP2523353B2 (ja) | 1988-05-18 | 1988-05-18 | 海底ステ―ション用ブロックの定点設置方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63121398A JP2523353B2 (ja) | 1988-05-18 | 1988-05-18 | 海底ステ―ション用ブロックの定点設置方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01291186A JPH01291186A (ja) | 1989-11-22 |
JP2523353B2 true JP2523353B2 (ja) | 1996-08-07 |
Family
ID=14810202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63121398A Expired - Lifetime JP2523353B2 (ja) | 1988-05-18 | 1988-05-18 | 海底ステ―ション用ブロックの定点設置方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2523353B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2352490B1 (es) * | 2009-02-11 | 2012-01-25 | José Francisco Arredondo Díez | Plataforma de fondo submarino configurable para mediciones diversas, con opción de control remoto, y modos cautivo o libre. |
JP6576624B2 (ja) * | 2014-09-24 | 2019-09-18 | 五洋建設株式会社 | 水中測位システム及び水中測位方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5157901A (ja) * | 1974-11-15 | 1976-05-20 | Hitachi Ltd | Suichusagyohoshiki |
JPS5916224A (ja) * | 1982-07-19 | 1984-01-27 | 株式会社東芝 | 開閉器の開閉状態検出装置 |
-
1988
- 1988-05-18 JP JP63121398A patent/JP2523353B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01291186A (ja) | 1989-11-22 |
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