JP2522960Y2 - 鋼帯張力付加装置 - Google Patents

鋼帯張力付加装置

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JP2522960Y2
JP2522960Y2 JP4658592U JP4658592U JP2522960Y2 JP 2522960 Y2 JP2522960 Y2 JP 2522960Y2 JP 4658592 U JP4658592 U JP 4658592U JP 4658592 U JP4658592 U JP 4658592U JP 2522960 Y2 JP2522960 Y2 JP 2522960Y2
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JP
Japan
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steel strip
reel
felt
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tension applying
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JP4658592U
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JPH068358U (ja
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純 鈴木
和男 鶴田
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、幅広な鋼帯を長手方向
にそって複数条に裁断するスリッタラインにおいて、裁
断鋼帯に均等な張力を付与するための装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】幅広な鋼帯を長手方向にそって複数条に
裁断するスリッタラインにおいては、鋼帯の裁断後、各
裁断鋼帯を巻き取るさいに、張力の不均衡を生じ、鋼帯
の裁断および送給に支障をきたす。そこで、裁断鋼帯に
均等な張力を与えるために、従来から種々の装置が提案
されてきた。例えば、実開昭62−150447号公報
(実願昭61−37082号)では、図5に示すよう
に、鋼帯1の進行方向11に対して逆向きにかつその上
下に帯状フエルト2を送給し、そのフエルトをパッド基
材3によつて上下から鋼帯1に押し付ける構造の張力付
加装置を提案している。この装置では鋼帯の移送ライン
の上下にそって、それぞれ1対の帯状フエルトの送給ユ
ニットを設けなければならないので、ライン長手方向に
かなり大きな設備スペースを必要とし、むだなスペース
がライン内に生じる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、鋼帯のスリ
ッタラインにおいて、鋼帯の裁断および送給に支障をき
たさずかつ設置スペースをできるだけ小さくする鋼帯張
力付加装置を得ることを課題にしている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の鋼帯張力付加装
置は、幅広な鋼帯を長手方向にそって複数条に裁断する
スリッタラインにおいて、鋼帯進行方向に直角な方向に
そってフエルト製シートを案内するローラ群と、該フエ
ルト製シートを送給する供給リールと、該フエルト製シ
ートを巻き取る巻取リールと、該両シートを鋼帯の表裏
面に所定の圧力で押し付ける圧接機構とからなる手段に
よって、上記課題を解決している。
【0005】前記供給リールおよび巻取リールを鋼帯進
行方向に関して一方の側に配置し、前記フエルト製シー
トをローラによって折り返して往復させることができ
る。前記供給リールおよび巻取リールを鋼帯進行方向に
関して両側に1対ずつそれぞれ配置し、前記フエルト製
シートを鋼帯の表面側と裏面側とに別々に進行させるこ
ともできる。
【0006】
【作用】本考案の付加装置においては、フエルト製シー
トを鋼帯進行方向に直角な方向に送給するので、鋼帯の
進行にじゃまされずに、シートの送給経路を設定でき、
むだな設備スペースの発生を防止できる。また、シート
の往路と復路または上側経路と下側経路とは、進行方向
が互いに逆向きになっているので、鋼帯幅方向に及ぼす
シートの推進力が相殺され、鋼帯の進行に支障をきたさ
ない。
【0007】
【実施例】本考案の鋼帯張力付加装置は、図4に示すよ
うに、幅広な鋼帯を長手方向にそって複数条に裁断する
スリッタラインに適用される。スリッタライン4は、鋼
帯1の進行方向上流側から、ペイオフリール5、ループ
ピット6、スリッタ7、張力付加装置8、テンションリ
ール9からできている。本考案の鋼帯張力付加装置8の
一実施例について、図1を参照して説明する。本考案の
装置8は、鋼帯1の進行方向に直角な方向にそってかつ
鋼帯1の表裏面側に互いに逆向きにフエルト製シート8
1を案内するローラ82群と、フエルト製シート81を
送給する供給リール83と、フエルト製シート81を巻
き取る巻取リール84と、両シートを鋼帯の表裏面に所
定の圧力で押し付ける圧接機構85とからなる。図1に
示す実施例においては、供給リール83および巻取リー
ル84を鋼帯1の進行方向に関して一方の側に配置し、
フエルト製シート81をローラ82によって折り返して
往復させる。
【0008】図2に示す実施例においては、供給リール
83および巻取リール84を鋼帯1の進行方向に関して
両側に1対ずつそれぞれ配置し、各フエルト製シート8
1を鋼帯1の表面側と裏面側とに別々に進行させる。こ
のときの各シート81の進行方向は、互いに逆向きとし
てもよく、また、同じ方向であってもよい。圧接機構8
5の一例を図3に示す。図3は図1のIII−III線
からみた横断面図である。圧接機構85は、パッド85
1、保持ブロック852、パッド押えシリンダ853、
ブロック押付けシリンダ854からできている。
【0009】パッド851は保持ブロック852に着脱
自在にパッド押えシリンダ853に取り付けられ、保持
ブロック852がシリンダ854によってフエルト製シ
ート81に向けて押圧される。このようにして、鋼帯1
はシート81によって上下面を圧接される。このシート
81の圧接によって、鋼帯1に張力が付加される。パッ
ド851は消耗品であるから、木材、プラスチック材等
からつくられることが好ましい。シリンダ854の押圧
力は5〜16トン(10.5〜32.5kg/cm2
が好ましく、これにより、鋼帯1には3〜10トンの付
加張力が発生する。
【0010】フエルト製シート81は、鋼帯1の10〜
30コイルごとに鋼帯幅ずつ間欠移動させることが好ま
しい。
【0011】
【考案の効果】本考案によれば、鋼帯の進行にじゃまさ
れずに張力付加装置を設置できるので、設置スペースに
むだがなく、最小に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の鋼帯張力付加装置の一実施例の斜視
図である。
【図2】 本考案の鋼帯張力付加装置の別の実施例の斜
視図である。
【図3】 図1のIII−III線からみた横断面図で
ある。
【図4】 本考案の装置が適用されるスリッタラインの
概略説明図である。
【図5】 従来の鋼帯張力付加装置の斜視図である。
【符号の説明】
1:鋼帯 4:スリッタライン 5:ペイオフリール 6:ループピット 7:スリッタ 8:鋼帯張力付加装
置 9:テンションリール 81:フエルト製シ
ート 82:ローラ群 83:供給リール 84:巻取リール 85:圧接機構。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅広な鋼帯を長手方向にそって複数条に
    裁断するスリッタラインにおいて、鋼帯進行方向に直角
    な方向にそってフエルト製シートを案内するローラ群
    と、該フエルト製シートを送給する供給リールと、該フ
    エルト製シートを巻き取る巻取リールと、該両シートを
    鋼帯の表裏面に所定の圧力で押し付ける圧接機構とから
    なる鋼帯張力付加装置。
  2. 【請求項2】 前記供給リールおよび巻取リールを鋼帯
    進行方向に関して一方の側に配置し、前記フエルト製シ
    ートをローラによって折り返して往復させることを特徴
    とした請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記供給リールおよび巻取リールを鋼帯
    進行方向に関して両側に1対ずつそれぞれ配置し、前記
    フエルト製シートを鋼帯の表面側と裏面側とに別々に進
    行させることを特徴とした請求項1記載の装置。
JP4658592U 1992-07-03 1992-07-03 鋼帯張力付加装置 Expired - Lifetime JP2522960Y2 (ja)

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JPH068358U JPH068358U (ja) 1994-02-01
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